JPH06170326A - 粘着剤の連続パターン形成方法 - Google Patents

粘着剤の連続パターン形成方法

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JPH06170326A
JPH06170326A JP36195992A JP36195992A JPH06170326A JP H06170326 A JPH06170326 A JP H06170326A JP 36195992 A JP36195992 A JP 36195992A JP 36195992 A JP36195992 A JP 36195992A JP H06170326 A JPH06170326 A JP H06170326A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な設備を用いて短時間で塗布厚みのムラ
のない粘着剤による連続パターンの画像を被転写材に形
成する。 【構成】 離型効果を有するインキを用いてパターン印
刷された被転写材4の印刷面9を予め粘着剤2が均一に
塗布された剥離基材1で被覆し、加圧した後、剥離基材
1を剥離することにより粘着剤2を被転写材4における
印刷面9の非印刷部10に転写させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種印刷手段と加圧転
写手段とを組合わせて被転写材に粘着剤による連続パタ
ーンの画像を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被転写材に粘着剤による連続パターンの
画像を形成する方法としては、従来から、グラビアコー
ター方式、凸版印刷方式、ホットメルトタイプのコート
方式などが行なわれている。
【0003】しかしながら、グラビアコーター方式によ
ると、溶剤系の粘着剤を使用する場合には有機溶剤が毒
性や爆発性を有することから作業環境の安全性と公害防
止などの目的で溶剤回収装置や防爆設備が必要であり、
エマルジョン系の粘着剤を使用する場合には乾燥のため
の大規模な乾燥設備が必要となる。加えて、一つのパタ
ーン画像を形成するためには一つのグラビアの版銅が必
要となるなど、設備に多大な費用がかかり、小ロットの
生産には向かない、という問題がある。
【0004】また、凸版印刷方式によると、塗布厚みの
ムラが出やすく平坦な塗布面を形成するのが困難であ
る、という問題がある。
【0005】更に、ホットメルトタイプのコート方式に
よると、使用できる粘着剤が熱溶融性のものに限られる
ため精密な画像を形成する場合に多くの製造時間を要す
るとともに掃除がしずらく、粘着剤の変更も困難である
などの問題がある。
【0006】本発明は、前記問題点を解決することを目
的とするものであり、簡易な設備を用いて短時間で塗布
厚みのムラのない粘着剤による連続パターンの画像を被
転写材に形成する方法を提供するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の被転写材に粘着剤による連続パター
ンの画像を形成する方法は、設備に多大な費用がかか
り、小ロットの生産には向かず、また、塗布厚みのムラ
が出やすく平坦な塗布面を形成するのが困難である、と
いう点である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
第1の発明は、離型効果を有するインキを用いてパター
ン印刷された被転写材の印刷面を予め粘着剤が均一に塗
布された剥離基材で被覆し、加圧した後、前記剥離基材
を剥離することにより粘着剤を被転写材における印刷面
の非印刷部に転写させることを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は、離型効果を有するイ
ンキを用いてパターン印刷された二枚の被転写材の内の
一方の被転写材の印刷面に予め粘着剤を均一に塗布する
とともに、これにもう一方の被転写材の印刷面を重ねて
加圧した後、前記被転写材を互いに剥離することにより
前記二つの被転写材の印刷面における非印刷部に粘着剤
を転写させることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明においては、離型効果を有するイン
キを用いてパターン印刷された被転写材の印刷面を予め
粘着剤が均一に塗布された剥離基材で被覆し、加圧した
ときに、粘着剤と剥離基材、被転写材の印刷面と粘着
剤、被転写材の非印刷面と粘着剤との間にそれぞれ接着
力が働くが、被転写材の印刷面と粘着剤との間の接着力
が粘着剤と剥離基材および被転写材の非印刷面と粘着剤
との間の接着力に比べて小さい。
【0011】従って、剥離基材を剥がしたときに被転写
材の非印刷面に粘着剤の連続パターンを形成することが
できる。
【0012】また、第2の発明においては、離型効果を
有するインキを用いてパターン印刷された2枚の被転写
材の内の一方の印刷面に予め粘着剤を均一に塗布すると
ともに、これにもう一方の被転写材の印刷面を重ねて加
圧したときに、各被転写材の印刷面と粘着剤、各被転写
材の非印刷面と粘着剤との間にそれぞれ接着力が働く
が、各被転写材の印刷面と粘着剤との間の接着力が各被
転写材の非印刷面と粘着剤との間の接着力に比べて小さ
い。
【0013】従って、2枚の被転写材を剥がしたときに
各被転写材の非印刷面に粘着剤の連続パターンを形成す
ることができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は第1の発明の一実施例を示すもので
あり、適宜長尺の剥離基材1の表面に予め粘着剤2を均
一に塗布し、これと同幅で適宜長尺の被転写材4の表面
に例えばシリコーンオイルなどのような離型効果を有す
るインキを用いてパターン3が印刷されている。
【0016】そして、前記剥離基材1と被転写材4とを
互いに表面を重ねて貼り合わせロール6,6、加圧ロー
ル7,7、剥離ロール8,8の順に通過させる。
【0017】剥離基材1と被転写材4とは貼り合わせロ
ール6,6により貼り合わされた後、加圧ロール7,7
により圧力が加えられる。このとき粘着剤2と剥離基材
1、被転写材4の印刷面9と粘着剤2、被転写材4の非
印刷面10と粘着剤2との間にそれぞれ働く接着力が、
被転写材4の印刷面9と粘着剤2との間の接着力が粘着
剤2と剥離基材1および被転写材4の非印刷面10と粘
着剤2との間の接着力に比べて小さくなるように予め設
定しておくことが好ましい。
【0018】次に、剥離ロール8,8により適度の剥離
角度ならびに剥離速度を以て剥離基材1を被転写材4か
ら剥がすと被転写材4の非印刷面10に粘着剤2により
形成されたパターン11が形成される。
【0019】図2は第1の発明の異なる実施例を示すも
のであり、全体の構成ならびに作用・効果は前記図1に
示した実施例と同様であるが、剥離基材1を無端として
循環させたものである。
【0020】従って、乾燥装置12を必要とするが、短
尺の剥離基材1を繰返して使用することができることか
らきわめて経済的であり、また、剥離基材1の処理が簡
単である、などの利点を有している。
【0021】図3は図1の実施例によって粘着剤2によ
るパターン11が形成された被転写材4の使用例を示す
ものであり、粘着剤2によるパターン11が形成された
被転写材4を反転部Iで反転させてカス上げ部IIで図
示しないダイカットロールで型抜きをして、カス上げを
行ないステッカーやラベルを作成するものである。
【0022】本使用例によればカス上げを行なった縁か
ら粘着剤2がはみだすことがないのでカット刃に粘着剤
2が付着せず、連続してステッカーやラベルを作成する
ことができるものである。
【0023】図4ならびに図5は第2発明の一実施例を
示すものであり、図4は離型効果を有するインキを用い
てそれぞれ所定形状のパターン3a、3bが印刷された
二枚の被転写材4a,4bの内の一方の被転写材4aの
印刷面に予め粘着剤2を均一に塗布するとともに、これ
にもう一方の被転写材4bの印刷面を重ねて加圧した状
態を示すものである。
【0024】このとき、各被転写材4a,4bの印刷面
9a,9bと粘着剤2、各被転写材4a,4bの非印刷
面10a,10bと粘着剤2との間にそれぞれ働く接着
力が働くが、各被転写材4a,4bの印刷面9a,9b
と粘着剤2との間の接着力が各被転写材4a,4bの非
印刷面10a,10bと粘着剤2との間の接着力に比べ
て小さくなるように設定する。
【0025】そして、図5に示すように2枚の被転写材
4a,4bを剥がしたときに各被転写材4a,4bの非
印刷面10a,10bに粘着剤2による連続パターン1
1,11を形成することができる。
【0026】本実施例によれば粘着剤2による連続パタ
ーン11,11を形成した2枚の被転写材4a,4bを
同時に形成することができるとともに、前記図1および
図2に示した第1の発明の実施例のように剥離基材1を
必要としない。
【0027】尚、本実施例において2枚の被転写材4
a,4bを非印刷面10a,10bが互いに重ならない
ように重ね合わせることが好ましい。また、本実施例に
おいて各被転写材4a,4bを貼り合わせ、加圧、剥離
するには例えば前記図1、2に示したように貼り合わせ
ロール6,6、加圧ロール7,7、剥離ロール8,8の
順に通過させればよい。
【0028】図6ならびに図7は第2発明の異なる実施
例を示すものであり、全体の構成ならびに作用・効果は
前記図4および5に示した実施例とほぼ同様であるが、
前記実施例が2枚の被転写材4a,4bを用いたのに対
して離型効果を有するインキを用いて印刷した所定形状
のパターンを有する印刷面9を形成した一枚の被転写材
4の表面に粘着剤2を塗布するとともに、長さ方向に延
びる中心線13において二つ折りにし、これに所定の圧
力を加えて再び剥離するものであり、本実施例によれば
粘着剤2による連続パターン11を形成した幅広のの被
転写材4を形成することができるとともに、前記図1お
よび図2に示した第1の発明の実施例のように剥離基材
1を必要としない。
【0029】図8乃至図10は第2発明を荷物札につい
て実施した場合の一例を示すものであり、図8に示すよ
うに離型効果を有するインキを用いて印刷した所定形状
のパターン3a,3bを有する印刷面9a,9bとミシ
ン目14ならびに折り部15を形成した被転写材4の表
面に粘着剤2を塗布して図9に示すように二つ折りにし
たものである。
【0030】この場合、被転写材4a、4bに事前印刷
およびデータ印字が可能であり、物流関連に使用する場
合には行き先、管理ナンバーなどを、ホテルなどの一時
預かりに使用する場合には日付、管理ナンバーなどの印
字をしておく。
【0031】本荷物札はミシン目14から切り離されて
切り離した部分は控として使用される。そして、展開し
た後、図10に示すように折り部15を挟んで形成され
た被転写材4a、4bを接着剤2,2により貼り合わせ
てループを形成し、荷物16の把手17などに取り付け
られる。
【0032】本実施例は単票方式のものを示したが、本
発明は粘着剤の連続パターンの形成を目的としたもので
あり、図11に示すように連続的に荷物札を形成するこ
ともできる。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、簡易な設備で被転写材
に粘着剤による連続パターンの画像をムラなく平坦な塗
布面を有して形成することが可能である。
【0034】従って、小ロットの生産に適することは勿
論のこと、印刷機および加工機に接続することが可能に
なり、最終製品となるまでの工程を減らすことができ、
各工程間で生じる材料の損失を大幅に減少ことができる
とともに製造時間の短縮も計れるなどの多くの利点を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施例を示す断面概略図である。
【図2】第1発明の異なる実施例を示す断面概略図であ
る。
【図3】図1に示した実施例の使用例を示す断面概略図
である。
【図4】第2発明の一実施例を示す斜視部分図である。
【図5】図4に示した実施例の異なる状態をを示す斜視
部分図である。
【図6】第2発明の異なる実施例を示す展開図である。
【図7】図6に示した実施例の折り畳んだ状態をを示す
斜視部分図である。
【図8】第2発明の更に異なる実施例を示す展開図であ
る。
【図9】図8示した実施例の折り畳んだ状態をを示す側
面図である。
【図10】図8示した実施例の使用状態を示す斜視部分
図である。
【図11】図8示した実施例の異なる状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 剥離基材 2 粘着剤 3 パターン 4 被転写材 9 印刷面 10 非印刷部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型効果を有するインキを用いてパター
    ン印刷された被転写材の印刷面を予め粘着剤が均一に塗
    布された剥離基材で被覆し、加圧した後、前記剥離基材
    を剥離することにより粘着剤を被転写材における印刷面
    の非印刷部に転写させることを特徴とする粘着剤の連続
    パターン形成方法。
  2. 【請求項2】 離型効果を有するインキを用いてパター
    ン印刷された二枚の被転写材の内の一方の被転写材の印
    刷面に予め粘着剤を均一に塗布するとともに、これにも
    う一方の被転写材の印刷面を重ねて加圧した後、前記被
    転写材を互いに剥離することにより前記二つの被転写材
    の印刷面における非印刷部に粘着剤を転写させることを
    特徴とする粘着剤の連続パターン形成方法。
JP36195992A 1992-12-02 1992-12-02 粘着剤の連続パターン形成方法 Expired - Lifetime JP3234958B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236372A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Kawakami Sangyo Co Ltd 粘着剤塗布装置、粘着剤塗布方法、及び、粘着剤付き気泡シート
KR20140146825A (ko) * 2013-06-18 2014-12-29 주식회사 엘지화학 점착 시트의 제조방법 및 상기 방법으로 제조된 점착 시트

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236372A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Kawakami Sangyo Co Ltd 粘着剤塗布装置、粘着剤塗布方法、及び、粘着剤付き気泡シート
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