JP2001249617A - ラベルとそのラベルの製造装置および貼付装置 - Google Patents

ラベルとそのラベルの製造装置および貼付装置

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JP2001249617A
JP2001249617A JP2000058996A JP2000058996A JP2001249617A JP 2001249617 A JP2001249617 A JP 2001249617A JP 2000058996 A JP2000058996 A JP 2000058996A JP 2000058996 A JP2000058996 A JP 2000058996A JP 2001249617 A JP2001249617 A JP 2001249617A
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Naohiro Saguchi
直浩 佐口
Takahide Ukai
隆秀 鵜飼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離紙上にラベル片が形成されているラベル
では、ラベルを商品などに貼付したあと、大量の剥離紙
が、エンドユーザの手元に残ってしまう。 【解決手段】 ラベルの幅全体に対して一部にのみ剥離
紙が連続的に残った形態のラベル10を提供する。この
ラベル10は、製造時に幅方向両側の剥離紙14a,b
が切り取られ、剥離紙回収ローラ42aに巻き取られ
る。従って、ラベル10を商品に貼付するユーザの元に
は、中央部の剥離紙14cのみが残ることになり、廃棄
物の処理が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種製品の表示用
として貼付使用されるラベル、その製造装置、およびそ
のラベルの貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なラベルは、一方面に各種
製品の表示等が印刷可能な印刷面を有し他方面には被貼
付対象に貼付するための粘着面を有するラベル片を、剥
離処理を施した帯状の剥離紙に連続的に仮貼付して構成
されている。こうしたラベルは、通常、中空のコアの回
りに多層に巻き取られた状態で扱われる。即ち、帯状の
剥離紙が存在することで、多数のラベル片を一体的に取
り扱うことが出来るのである。またこの剥離紙は、ラベ
ル片の粘着面が使用に供されるまでに埃などの異物を粘
着したり湿気などによって粘着性能が劣化することなど
を防止する意味でも必要とされている。
【0003】また近年では、剥離紙を無くしてラベル片
のみを巻回あるいは積層した剥離紙無しのラベルがいく
つか提案されている。この種のラベルは、粘着面に特殊
な感圧性粘着剤を使用したり、ラベルの印刷面に剥離処
理を施すことで、ラベル片の印刷面と粘着面との仮粘着
を可能とするものである。また、この種のラベルを被貼
付対象に貼付する貼付装置は、そのラベル搬送系に設け
られるラベルとの接触面にテフロン加工あるいはシリコ
ーン塗布などの剥離処理を施しており、ラベルが円滑に
搬送されるように工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラベル
は、剥離紙の有無に起因してそれぞれに特有の課題を有
しており、これを改善するためのラベルが求められてい
た。
【0005】剥離紙と一体となっている一般的なラベル
について検討すると、こうしたラベルにおける剥離紙
は、各ラベル片を被貼付対象に貼付するまで必要とされ
るに過ぎない。このため、ラベル片の仮貼付の役割を終
えた剥離紙は、ラベルを使用する者にとって不要物とな
り、何らかの形で廃棄しなければならないという手間が
伴う。しかも、剥離紙にはシリコンなどのコーティング
剤が施してあるため、こうしたラベルを使用する末端の
商店などでは、環境に負担をかけない処理を確実に行な
えるか、心許ない状況にあった。
【0006】他方、剥離紙のないタイプのラベルは、ラ
ベル片の両面に様々な処理を施す必要があるため、ラベ
ル片として相当強度の特殊な紙材が必要となり、ラベル
の生産効率が低下するという問題があった。また、印刷
面に対して印刷処理と剥離処理を行なう必要があるが、
剥離処理を行なった後では一般的な印刷は行ない難く、
印刷後に剥離処理を行なうと印刷の品質を劣化させるこ
とになるという問題も存在した。更には、剥離紙無しの
ラベルを貼付装置に用いると、僅かではあるが感圧性粘
着剤などの特殊な粘着剤が搬送系の接触面に堆積し、こ
れがラベルの搬送性を悪化させて被貼付対象への貼付位
置のずれなどの問題を招来する。
【0007】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされたものであり、仮貼付の役割を終えた剥離紙の
排出量を抑えつつ、一般的な紙材を用いても良好な印刷
性能と高い生産性を備え、かつ、貼付装置の保守を容易
とすることができる優れたラベルとその製造装置および
貼付装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題を解決するため、本発明のラベルは、一方面
に印刷可能な印刷面を有し他方面に被貼付対象に貼付す
るための粘着面を有するラベル片を、前記粘着面に適し
た剥離処理を施した帯状の剥離紙に連続的に仮貼付して
構成されるラベルであって、前記連続的に仮貼付される
ラベル片の幅よりも狭い幅の帯状の連続した剥離紙と、
該剥離紙への仮貼付が行なわれない部位の裏面となる印
刷面に前記剥離処理を施したラベル片とを備えることを
要旨とする。
【0009】上記構成の第一発明のラベルは、剥離紙が
連続的に仮貼付されるラベル片の幅よりも狭い幅の帯状
であり、ラベル片の大きさに拘束されることなく剥離紙
の全体量が軽減される。また、ラベル片は、剥離紙への
仮貼付が行なわれない部位の裏面となる印刷面にのみ剥
離処理が施される。このため、このラベルを巻回もしく
は積層した場合に接触し合うラベル片の粘着面が不必要
に粘着することはなく、かつ、剥離処理のなされていな
い部分には高品質の印刷を行なうことができる。しか
も、剥離紙がラベル片の一部の幅には必ず存在してその
粘着面を保護するため、ラベル片を使用するまでその粘
着面の粘着性を良好に保ち、使用に際してはラベル片の
粘着面をスムーズに剥離させる。
【0010】特に、剥離紙とラベル片との仮貼付が、ラ
ベル片の略中央部分のみであるラベルは、ラベルの搬送
に適しており、両端の剥離紙を除去するだけであるため
生産性にも優れている。この形態のラベルは、特に幅を
限定する必要はないが、1cmから10cm程度の幅の
ラベル片に有効である。
【0011】他方、剥離紙とラベル片との仮貼付が、ラ
ベル片の両端部分のみであるラベルは、比較的幅の大き
なラベルを安定して搬送するのに適している。例えば3
cm以上のラベルなどに適用すると利点が大きい。この
場合、ラベル片の両端部分の印刷面に剥離処理を施すこ
とが不要となるためその部分に日付スタンプなどその場
に応じた印刷を良好に行なうことができる。
【0012】本発明に係るラベルは、紙あるいはその他
の材質で作成された円筒の外周面に非接着性部分を設け
てなる芯に連続して巻取った形状でもよいし、芯を有さ
ないいわゆるコアレスの巻物として提供することができ
る。
【0013】そのラベル片は、その一方の面に印刷を施
し得る材質であれば特に限定されず、透明、半透明、あ
るいは不透明の基材、例えばセロハン紙、上質紙、アー
ト紙、クラフト紙などの各種紙、不織布などのシート、
ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂などの各種樹
脂、アルミニウムなどを混合した金属系箔など何れであ
ってもよい。
【0014】このラベル片の他面に形成される粘着面
は、天然あるいは合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘
着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂
系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤などの少なくとも1種
の粘着剤あるいはこれらを2以上組み合わせたものによ
り形成することができる。また、粘着面を設ける方法は
特に限定されないが、例えば上記の1種以上の粘着剤を
適当な溶剤などに溶解させて塗布する方法、剥離紙にあ
らかじめ粘着剤層を塗布形成してラベル片と貼合わせる
方法、両面テープを積層する方法などの技術が採用でき
る。
【0015】剥離処理とは、少なくとも1種の剥離剤、
例えばシリコン樹脂、セルロース樹脂、アルキット樹
脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂などを、ラベル片の上面に、塗布、吹き付け、印刷な
ど任意の方法で、剥離剤の層を形成する処理である。
【0016】本発明に用いられる剥離紙は、例えば各種
の紙にシリコンなどのすべり剤を塗布して、またはセロ
ハンのような剥離性を有する材質をそのまま用いること
ができる。
【0017】こうしたラベルを製造するラベルの製造装
置の発明は、連続的に仮貼付されるラベル片の幅よりも
狭い幅の帯状の剥離紙と、該剥離紙への仮貼付が行なわ
れない部位の裏面となる印刷面に剥離処理を施したラベ
ル片とを有するラベルの製造装置であって、前記ラベル
片に所定の印刷を行なう印刷手段と、前記ラベル片の印
刷面の所定部位に前記剥離処理を施す剥離処理手段と、
ラベル片の幅以上の帯状の剥離紙に前記ラベル片を全面
に渡って連続的に仮貼付した原反に対し、前記剥離処理
手段による剥離処理が行なわれる前記ラベル片の裏面と
なる粘着面を仮貼付している前記剥離紙の一部分を除去
する除去手段とを備えることを要旨とする。
【0018】本発明のラベルの製造装置において、ラベ
ル片の幅以上の帯状の剥離紙に前記ラベル片を全面に渡
って連続的に仮貼付した原反は、通常のラベルの製造工
程によって得られるものである。この原反に対する印刷
手段、剥離処理手段および除去手段による加工の順序は
任意であるが、除去手段による剥離紙の一部分の除去前
に印刷手段による印刷および剥離処理手段による剥離処
理が行なわれることが、印刷や剥離処理の際にラベル片
が安定していることから好ましい。もとより、日付のス
タンプなどは、除去手段による剥離紙の除去の後に行な
われるのが通例である。このラベルの製造装置によれ
ば、上述したような優れた作用、効果を発揮する本発明
のラベルを安定的に、効率よく製造することができる。
【0019】印刷手段は、ラベル片に所定の印刷を行な
うが、その印刷方法は特に限定されない。例えばフレキ
ソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷等が
挙げられる。印刷に用いられるインク材の材質は、ラベ
ル片の種類および印刷工程が剥離処理の前後何れかによ
って適宜決定される。例えば鉱油性インク、乾性植物油
インク、樹脂性インクなどが挙げられる。
【0020】剥離処理手段は、ラベル片の印刷面の所定
部位に剥離処理を施すものであり、その方法は特に限定
されないが、塗布、転写、印刷する方法が量産性の面か
ら好ましい。また、前述した樹脂系の剥離剤を乾性油あ
るいは溶剤に溶かし、揮発性塗料としたワニスを塗布す
る方法であってもよい。剥離処理により得られる剥離層
の厚さは、約5μm〜100μmであることが好まし
い。剥離層が5μmより薄ければ印刷された必要な情報
が上層のラベル片の粘着面に付着して印刷品質を低下さ
せ、100μm以上では剥離処理の効果に大差なく無用
に剥離剤の消費量が増えるからである。生産管理の面ま
でも考慮するならば、約10μm〜50μmである剥離
層の厚さがより好ましい。
【0021】除去手段は、ラベル片の幅以上の帯状の剥
離紙に前記ラベル片を全面に渡って連続的に仮貼付した
原反に対し、剥離処理手段による剥離処理が行なわれる
ラベル片の裏面となる粘着面を仮貼付している剥離紙の
一部分を除去する。このように所定の幅に剥離紙を切断
し、ラベル片から除去する方法は特に限定されない。最
終のラベルの形態が巻回形式である場合には、所望の幅
に剥離紙をカットしながら芯に巻き取る方式が好まし
い。もとより、製造されたラベルは、葛折りに折り畳ん
だ形態とすることも可能である。
【0022】なお、上記説明ではラベル片という言葉を
用いて、貼付される大きさに切断された後の原反を用い
るように説明したが、所定の形状に切断してラベル片の
連続体を構成する順序は、印刷手段、剥離処理手段、除
去手段の順序とは別個に設定することができる。
【0023】また、除去された剥離紙の一部分を回収す
る方法としては、狭い帯状となる除去部分を連続的に回
収するため、巻き上げロールによって巻取っていく方法
が効率的であり好ましい。
【0024】前述したラベルを被貼付対象に貼付する本
発明のラベルの貼付装置は、連続的に仮貼付されるラベ
ル片の幅よりも狭い幅の帯状の剥離紙と、該剥離紙への
仮貼付が行なわれない部位の裏面となる印刷面に剥離処
理を施したラベル片とを有するラベルを被貼付対象に貼
付する貼付装置であって、前記ラベルを順次搬送する搬
送系の前記ラベルとの接触面を、前記剥離紙の幅以下と
して前記剥離紙とのみ接触する搬送系を有することを特
徴とする。
【0025】この発明の貼付装置の搬送系は、ラベルを
順次搬送する搬送系のラベルとの接触面を、剥離紙の幅
以下として剥離紙とのみ接触する。このため、搬送系の
接触面とラベル片の粘着面との接触がほとんどなく、搬
送系の接触面に粘着剤などが堆積することが防止され
る。従って、長期間に渡ってラベルの円滑な搬送が行な
われて高品質のラベルの貼付処理が可能であり、貼付装
置の保守などの負荷が軽減される。
【0026】接触面となる搬送系のガイドやローラーな
どは、任意の形状のものと取り替え可能に構成するなら
ば、剥離紙がラベル片の中央や両端部に位置する複数種
のラベルに対応できる貼付装置となり、より好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成及び作
用を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態
を説明する。図1は、本発明の実施例であるラベル10
を製造するラベル製造装置30を示す説明図、図2は原
反2からラベル10を製造する様子を説明図、図3はラ
ベル製造装置30の剥離紙除去部38の詳細な説明図、
図4はこの様にして得られるラベル10の外観説明図で
ある。
【0028】原反2は、長尺の5cm幅のラベル片12
および同一幅の剥離紙14を仮貼付してロール状に巻回
されており、この原反2は、ラベル製造装置30の原反
ホルダー32に保持されている。ラベル製造装置30が
動作すると、原反2は、順次に印刷部34、剥離処理部
36に送られ、最後の剥離紙除去部38を経てラベル巻
き取りローラ40に巻き取られ、ロール状のラベル10
が生産される。図1において、剥離紙除去部38を経由
してラベル10から枝分かれしている剥離紙回収ローラ
42a,bは、原反2から、剥離紙14の左右部分、本
実施例では図2の剥離紙14の両端部14a,14b
を、不要部として回収する。なお、ラベル10は、1枚
ずつ貼付可能なよう、印刷と同時に、切り込み10aが
形成され、カットされる。即ち、ラベル10は、ラベル
片10bが連続している形態である。
【0029】ラベル製造装置30の印刷部34は、図2
に示すように原反2の中央部分を中心とした所定位置に
文字や図柄などの情報を連続的に印刷する。こうして原
反2の上層部に連続するラベル片12が発現する。な
お、本実施例におけるラベル片12は、材質としては耐
水性に優れた材質の用紙を用いている。こうした用紙と
しては、上質紙、アート紙、クラフト紙、合成紙などの
紙はもとより、不織布のシート、塩化ビニル樹脂など各
種樹脂を用いたラベル、アルミなどを混合した金属系箔
を用いたラベルも採用可能である。また、ラベル片12
の裏面に形成される粘着面は、耐久性に富む粘着剤であ
るアクリル樹脂系粘着剤を用いている。もとより、他の
天然樹脂系や合成樹脂系の粘着剤、例えばウレタン樹脂
系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤、合成ゴム系粘着剤な
ども使用可能である。これらの粘着剤には、必要に応じ
て、テルペン樹脂、スチレン樹脂などの粘着付与剤や充
填剤(シリカや硫酸バリウムなど)、更には軟化剤や酸
化防止剤などを添加しても良い。粘着面は、こうした粘
着剤を適当な溶媒に分散させて得られたエマルジョン
を、ラベル片12の裏面に塗布あるいは積層することに
より、形成することができる。更に、本実施例の印刷部
34は、ラベル片12の材質に印刷・固定可能なインク
を使用し、シルク印刷により、印刷を行なう構成を採用
している。
【0030】剥離処理部36は、ラベル片12の表面左
右部分12a,12b(剥離紙14の両端部14a,1
4bに仮貼付しているラベル片12の表面部分)に剥離
処理を施すものであり、剥離剤としてシリコン樹脂を約
20μmの厚みに塗布する。剥離剤としては、種々のも
のが知られており、例えばセルロース樹脂、アルキット
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂なども使用可能
である。
【0031】なお、印刷部34および剥離処理部36の
ラベル片12と対向する位置には、ラベル片12を印刷
部34および剥離処理部36の処理に適した圧力で当接
させるためのベルト34a,36aおよびこれらのベル
ト34a,36aに所定テンションを加える案内ローラ
34b,36bが設けられている。
【0032】剥離紙除去部38は、図1ないし図3に示
すように、剥離紙14の両端部14a,14bと中央部
14cとをカッター38aにより切り分け、除去する機
構部である。前段の剥離処理部36の案内ローラ36b
とカッター対向ローラ38bにより、原反2は、正確に
位置決めされて、この剥離紙除去部38に導かれるか
ら、カッター38aにより剥離紙14を所望の位置で正
確に切断することができる。中央部14cから切り分け
られた無用な剥離紙14a,14bは、剥離紙回収ロー
ラ42a,42bへと導かれ、回収される。この様に、
剥離紙除去部38は、無用な剥離紙14a,14bをカ
ットしながら剥離紙回収ローラ42a,42bに巻き取
るスリッター方式を採用するため、ラベル10の連続生
産性は極めて高い。なお、剥離紙14a,bは、剥離処
理部36によりラベル片12の左右部分12a,12b
に施された剥離処理をした部分に対応している。
【0033】次に、以上のようにして構成される本実施
例のラベル10を被貼付対象Mに貼付する貼付装置50
について説明する。図5は、実施例である貼付装置50
の説明図、図6は貼付装置の構成部材であるラベルホル
ダー52,ラベル案内ローラ54,ラベル貼付補助ロー
ラ58の形状説明図である。図示するように貼付装置5
0を使用する際には、図1に示したラベル製造装置30
で製造したラベル10を、ラベルホルダー52に装着
し、その先端を剥離紙回収ローラ62に固定する。貼付
装置50は、ラベルホルダー52に保持しているラベル
10を順次ラベル案内ローラ54を経由してラベル貼付
部56に対向するラベル貼付補助ローラ58へと送り、
ベルトコンベヤ60上を運搬される被貼付対象Mにラベ
ル片12を貼付する装置である。前述のようにラベル1
0は、そのラベル片12の左右両端部分の剥離紙14
a,14bが予め回収され、中央部14cのみが剥離紙
として存在する構成である。これに対処するため貼付装
置50は、ラベル10を搬送する搬送系であってラベル
10と接触する部分、すなわちラベルホルダー52,ラ
ベル案内ローラ54,ラベル貼付補助ローラ58に特殊
な加工が行なわれている。すなわち、図6に示すように
これらのローラは、その左右両端部分が中央部よりも陥
没して形成され、実際にラベル10と接触する部分はそ
の中央部のみとなるように構成されている。この中央部
の幅は、ラベル10に残存している中央部の剥離紙14
cの幅以下として設計されており、貼付装置50の搬送
系とラベル10とは剥離紙のみを介して接触する。そし
て、ラベル片12が貼付使用され、不要となった中央部
の剥離紙14cは、剥離紙回収ローラ62に回収され
る。
【0034】以上説明したように、本実施例の貼付装置
50は、搬送系の接触面とラベル片12の粘着面との一
切の接触が断たれ、搬送系の接触面に粘着剤などが堆積
することが防止される。従って、長期間に渡ってラベル
の円滑な搬送が行なわれて高品質のラベルの貼付処理が
可能であり、貼付装置50の保守などの負荷が軽減され
る。また、この貼付装置50に用いるラベル10は、そ
の表面の剥離処理が、剥離紙14が存在しない部位、即
ち左右部分12a,bにのみ行なわれていることから、
貼付の直前にラベルに製造年月日などの印刷するといっ
た用い方をしても、ラベル10への印刷が剥離処理によ
り影響を受けることがない。しかも、剥離紙14が存在
しない左右部分12a,bの表面には剥離処理がなされ
ていることから、巻き取られたラベル10が剥離紙14
の存在しない部分で互いにくっついてしまったりするこ
とがない。
【0035】以上、本発明が実施される形態を説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な
る様態で実施し得ることは勿論である。例えば、ラベル
の形状を図7に示すようにラベル片70の中央部70a
に剥離処理を施すと共に、その剥離処理を施した部分の
裏面に位置する剥離紙紙を除去し、左右両端部の剥離紙
80a,80bのみを残す構成とすることができる。こ
の様な構成によれば、ラベル片70が大判になろうとも
左右両端の剥離紙80a,80bによって確実にラベル
片70の搬送や位置決めなどができ、取り扱いに有利で
ある。なお、こうしたラベル片70を貼付する貼付装置
の搬送系には、その剥離紙の形状に合わせて、例えば図
8に例示するような左右両端のみが大径に構成されたロ
ータやプーリ90などを用いれぱよい。
【0036】また、上記実施例のラベル10は、各ラベ
ル片10bが切り込み10aがあるものの、全体として
は連続しているが、図9に示すように、完全に分離した
ラベル片110が剥離紙140により保持されている形
態とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるラベル10の製造装置を
示す説明図である。
【図2】原反2からラベル10を製造する様子を示す説
明図である。
【図3】ラベル製造装置30の剥離紙除去部38の詳細
な説明図である。
【図4】ラベル10の外観説明図である。
【図5】実施例であるラベルの貼付装置の説明図であ
る。
【図6】その貼付装置の各種ローラの説明図である。
【図7】他の実施例のラベルの外観説明図である。
【図8】他の実施例の貼付装置のローラやプーリの説明
図である。
【図9】ラベルの他の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
2…原反 10…ラベル 12…ラベル片 12a,12b…左右部分 14…剥離紙 30…ラベル製造装置 32…原反ホルダー 34…印刷部 34a,36a…ベルト 34b,36b…案内ローラ 36…剥離処理部 38…剥離紙除去部 38a…カッター 38b…カッター対向ローラ 40…ローラ 42a,42b…剥離紙回収ローラ 50…貼付装置 52…ラベルホルダー 54…ラベル案内ローラ 56…ラベル貼付部 58…ラベル貼付補助ローラ 60…ベルトコンベヤ 62…剥離紙回収ローラ 70…ラベル片 80a,80b…剥離紙 90…プーリ M…被貼付対象

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方に印刷可能な印刷面を有し他面に貼
    付用の粘着面を有するラベル片を、前記粘着面に適した
    剥離処理を施した帯状の剥離紙に連続的に仮貼付して構
    成されるラベルであって、 前記連続的に仮貼付されるラベル片の幅よりも狭い幅の
    帯状の連続した剥離紙と、 該剥離紙への仮貼付が行なわれない部位の裏面となる印
    刷面に前記剥離処理を施したラベル片とを備えたラベ
    ル。
  2. 【請求項2】 剥離紙とラベル片との仮貼付は、ラベル
    片の略中央部分のみでなされている請求項1記載のラベ
    ル。
  3. 【請求項3】 剥離紙とラベル片との仮貼付は、ラベル
    片の両端部分のみでなされている請求項1記載のラベ
    ル。
  4. 【請求項4】 連続的に仮貼付されるラベル片の幅より
    も狭い幅の帯状の剥離紙と、該剥離紙への仮貼付が行な
    われない部位の裏面となる印刷面に剥離処理を施したラ
    ベル片とを有するラベルの製造装置であって、 前記ラベル片に所定の印刷を行なう印刷手段と、 前記ラベル片の印刷面の所定部位に前記剥離処理を施す
    剥離処理手段と、 ラベル片の幅以上の帯状の剥離紙に前記ラベル片を全面
    に亘って連続的に仮貼付した原反に対し、前記剥離処理
    手段による剥離処理が行なわれる前記ラベル片の裏面と
    なる粘着面を仮貼付している前記剥離紙の一部分を除去
    する除去手段とを備えるラベルの製造装置。
  5. 【請求項5】 連続的に仮貼付されるラベル片の幅より
    も狭い幅の帯状の剥離紙と、該剥離紙への仮貼付が行な
    われない部位の裏面となる印刷面に剥離処理を施したラ
    ベル片とを有するラベルを被貼付対象に貼付する貼付装
    置であって、 前記ラベルを順次搬送する搬送系の前記ラベルとの接触
    面を、前記剥離紙の幅以下として前記剥離紙とのみ接触
    する搬送系を備えた貼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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