JPH08160863A - 異種粘着性ラベル基材およびその製造方法 - Google Patents

異種粘着性ラベル基材およびその製造方法

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JPH08160863A
JPH08160863A JP32139494A JP32139494A JPH08160863A JP H08160863 A JPH08160863 A JP H08160863A JP 32139494 A JP32139494 A JP 32139494A JP 32139494 A JP32139494 A JP 32139494A JP H08160863 A JPH08160863 A JP H08160863A
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JP
Japan
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base material
label
adhesive
label base
adhesive layer
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JP32139494A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kawada
仁志 川田
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一貫した工程で、台紙基材に仮着された異種
粘着性ラベル基材及びその製造方法を提供することを目
的とする。 【構成】 台紙基材11A上に、裏面に粘着層3を施し
たラベル基材11Bが仮着され、前記粘着層3の表面
に、非粘着性薬品4を網点状に塗布した異種粘着性ラベ
ル基材および台紙基材11Aと、粘着層3付のラベル基
材11Bとを一時剥離し、この剥離したラベル基材11
Bの粘着層面に塗布ユニット30を介して非粘着性薬品
4を網状版胴16にて網点状に塗布し、再び前記剥離し
た台紙基材11Aをラベル基材11Bに貼合せる異種粘
着性ラベル基材およびその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラベル基材の裏面に施さ
れた粘着剤から成る粘着層の接着力を弱めた異種粘着性
のラベル基材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベル製造装置(コーター)にお
いて粘着力の異なるラベルを製造する場合、粘着力の異
なる粘着剤に交換して、強粘着ラベル、弱粘着ラベル、
中間の粘着ラベル等を製造している。しかし粘着力の異
なるラベルを製造する場合、粘着力の異なる粘着剤に交
換することが必要であり、粘着剤を交換する度に、粘着
剤を調合したり、粘着剤の交換、これに伴い粘着剤容器
(タンク)の清掃、粘着剤ローラーの清掃等を必要と
し、面倒で時間も要する欠陥を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記面倒な諸
作業を省略し、容易に粘着力の異なる異種粘着性ラベル
基材およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】本発明の概略基本は、帯状ラベル基材の裏
面に施される粘着層(粘着剤の塗布)は従来方式であっ
て、その粘着層の表面に非粘着性物質を塗布して異種粘
着性ラベル基材を得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のその一として、
異種粘着性ラベル基材として、台紙基材11A上に、そ
の裏面に粘着層3を施したラベル基材11Bを仮着し、
その粘着層3の表面に、非粘着性薬品4を網点状に塗布
したものである。
【0006】その二として、異種粘着性ラベル基材の製
造方法として、ラベル原反11の移送部において、台紙
基材11Aと、その裏面に粘着層3が施されたラベル基
材11Bを一時剥離し、この剥離したラベル基材11B
の粘着層3面に、塗布ユニット30を介して非粘着性薬
品4を網状版胴16にて、網点状に塗布し、再び前記剥
離した台紙基材11Aをこのラベル基材11Bに貼合せ
るものである。
【0007】
【作用】台紙基材11A上に、粘着層3が施されたラベ
ル基材11Bを仮着状態のラベル原反11は移送部にお
いて、剥離部14にて台紙基材11Aとラベル基材11
Bとを一時剥離する。次にこの剥離したラベル基材11
Bの粘着層3面に、非粘着性薬品4を着けローラ、振り
ローラ、練りローラ等から成る塗布ユニット30を介し
て接触配置された網状版胴16にて網点状に塗布して、
再び前記剥離した台紙基材11Aをこのラベル基材11
Bに、一対の貼合せローラ33、33をもって再び貼合
せられる。
【0008】更にこの再び貼合せられたラベル原反11
は、台紙基材11A側に、印刷装置34にて検出マーク
等の印刷およびラベル基材11B側に、印刷装置40、
40にて所望の枠、文字、記号等が印刷される。
【0009】次に他の処理ユニットを経て、異種粘着性
のラベル連続体5を得る。この他の処理ユニットとは通
常の型抜ユニット、裁断(長手方向のスリット)ユニッ
ト、小巻ユニット等をもって、図3、図4、図5に示す
ような帯状台紙1に仮着されたラベル片2の粘着層3の
表面に、非粘着性薬品4が網点状に塗布された異種粘着
性のラベル連続体5を得る。
【0010】
【実施例】全体処理工程を示した図1および非粘着性薬
品をラベル基材の粘着層面に、網点状に塗布する塗布ユ
ニットを示した図2を参照して、異種粘着性ラベル基材
の製造方法から説明する。
【0011】基台10に設定された支持軸12には、ラ
ベル原反11が保持されている。このラベル原反11と
はその表面にシリコン等の離型材が施された台紙基材1
1Aと、裏面に感圧性の粘着層3が施されたラベル基材
11Bとが重ね合わされた複合体である。
【0012】このようなラベル原反11は多数の案内ロ
ーラ13を経て剥離部14に移送され、圧接ローラ14
aと圧胴15との剥離部14において、前記台紙基材1
1Aとラベル基材11Bとを一時剥離状態とする。
【0013】台紙基材11Aの方は、多数の案内ローラ
31、32を経て貼合せローラ33、33に至るが、ラ
ベル基材11Bの方は、圧胴15と非粘着性薬品の塗布
ユニット30に接触配置された網状版胴16との間に狭
持圧着されて、前記ラベル基材11Bの裏面に施された
粘着層3の面に、前記網状版胴16にて、例えばワニ
ス、印刷インキ、炭酸カルシウム等の非粘着性薬品4を
網点状(図3ないし図5参照)に塗布する。尚、網状版
胴16の外周面は網点状凸版17が設けられていて、こ
の凸版17に付着する非粘着性薬品4をラベル基材11
Bの粘着層3に塗布するものである。
【0014】この塗布ユニット30の詳細は図2に示す
ように、着けローラ20に隣接された薬品つぼ18内に
は前記非粘着性薬品4が収容されていて、この非粘着性
薬品4は着けローラ20、21、22および振りローラ
23および多数の練りローラ24、25、26、27を
介して、前記網状版胴16に練成して付着される。
【0015】次に図1に戻って、前記剥離されたラベル
基材11Bはその粘着層3の面に、非粘着性薬品4を網
点状に塗布した後、再び一対の貼合せローラ33、33
部分で、前記台紙基材11Aと貼合せられる。
【0016】次に再び貼合せられたラベル原反11の台
紙基材11A側には、印刷器34および圧胴35にて、
検出マーク等が印刷される。またラベル基材11B側に
は、複数の印刷器40と圧胴39をもって、ラベル表面
側に所望の枠、文字、記号等が印刷される。尚、台紙基
材11Aおよびラベル基材11B上に印刷された印刷イ
ンキは、各乾燥ユニット42をもって乾燥される。
【0017】次に図は省略してあるが、この後印刷済の
複合ラベル基材は他の処理ユニットで処理をされて、非
粘着性ラベル連続体5を得る。他の処理ユニットとは所
定のラベル形状とする為の型抜ユニット、所定幅とする
為に、ラベル原反11の長手方向へのスリットを形成す
る裁断ユニット、更には小巻ユニット等を経て図3、図
4および図5に示すような帯状台紙1に仮着されたラベ
ル片2を得る。この完成品である異種粘着性のラベル連
続体5はラベル片2の粘着層3の表面に、例えばワニ
ス、印刷インキ、炭酸カルシュウム等の薬品4を網点状
に塗布した構成である。
【0018】この網点状の基本は図3、図4および図5
に示す如く、同一網点メッシュが連続状態の構成であ
る。しかし前記図1に示した網状版胴16の交換、即ち
凸版17に形成された各種メッシュの相違する網点構成
を替えることにより、第二実施例(図6)、第三実施例
(図7)、第四実施例(図8)等の網点の異種粘着性ラ
ベルを得ることができる。
【0019】図6に示した網点構成のラベル片2は、帯
状台紙1上に、並設された例で、長手方向の一方の列に
は粘着層3の表面に非粘着性薬品4にて網点を形成し、
他方の列には非粘着性薬品が塗布されない構成である。
即ちこの他方の列に該当する網状版胴16を除去して非
粘着性薬品4の塗布を回避した構成である。
【0020】図7に示した網点構成のラベル片2は、帯
状台紙1上に仮着されたラベル片2の裏面に施された粘
着層3上に塗布される非粘着性薬品4から成る網点構成
の密度を替えた例である。詳しくは帯状台紙1(台紙基
材11A)の幅方向に並設されたラベル片2に於て、こ
の列毎に、網点メッシュの密度を変えた異種粘着性のラ
ベルであって、右列は粗メッシュ4a、中列は中メッシ
ュ4b,左列は高密メッシュ4cとして形成される。
尚、このメッシュの列取りは任意である。かくして本実
施例の場合は非粘着性薬品から成る相違する網点メッシ
ュにより、各種粘着性の相違するラベルを並列状にて同
時に製造することができる。
【0021】図8に示した網点構成の弱粘着性ラベルは
その長手方向に非粘着性薬品4の網点の塗布量を、順
次、段階的に高密メッシュとした例である。図中3は粘
着度のある粘着層で、非粘着性の網点塗布がされていな
いラベル片で、4aは非粘着性の網点が粗メッシュ、4
bは同、中メッシュ、4cは同、高密メッシュである。
かくして本実施例の場合は非粘着性薬品から成る相違す
る網点メッシュにより各種ラベルを直列状に一工程で製
造することができる。
【0022】尚、実施例においては、この網点構成のメ
ッシュを三種、示したがこれに限定されず、任意の粘着
力を有する網点構成から成る多種類のラベル製造が可能
である。
【0023】
【発明の効果】本発明は叙述の如く、異種粘着性ラベル
基材においては、台紙基材11Aに仮着されたラベル基
材11Bの粘着層3の表面に、非粘着性薬品4を網点状
に塗布した構成なので、この網点構成により、粘着性が
弱まるので、良好なラベル剥離が要求される、特にラベ
ルの貼り付けに適合する。即ち帯状台紙の反転作用にて
剥離をし、この剥離したラベルを物品等に貼付する電子
プリンタ、オートラベラ、或いはハンドラベラ等のラベ
ルの自動貼り或いは手動貼りに適合するラベル基材を提
供できる。
【0024】また異種粘着性ラベル基材の製造方法にお
いては、ラベル原反11の移送部において、重り合う関
係にある台紙基材11Aと、粘着層3付のラベル基材1
1Bとを一時剥離し、この剥離したラベル基材11Bの
粘着層面に、非粘着性薬品4を網状版胴16をもって、
網点状に塗布し、再び前記剥離した台紙基材11Aとラ
ベル基材11Bを貼合せる一貫した工程で粘着性の相違
した各種、ラベル基材を製造することができる。
【0025】更には前記網状版胴16の交換のみで、各
種メッシュの異なる網点から成る異種粘着性ラベルを提
供でき、ラベル見本として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異種粘着性ラベル基材の製造方法に用
いられる全体概略装置の正断面図である。
【図2】同上、非粘着性薬品処理部分である塗布ユニッ
ト部分の正断面図である。
【図3】本発明の異種粘着性ラベル基材(ラベル連続
体)の一部斜視図である。
【図4】図3のIV−IVに沿った拡大面図である。
【図5】ないし
【図8】本発明のラベル基材(ラベル片)の粘着層の表
面に非粘着性薬品を網点状に施した配列状態および各種
網点メッシュを示し、ラベル連続体の帯状台紙側から見
た平面図である。
【符号の説明】
1 帯状台紙 2 ラベル片 3 粘着層 4 非粘着性薬品(網点状) 4a 同上、粗メッシュ 4b 同上、中メッシュ 4c 同上、高密メッシュ 5 ラベル連続体 11 ラベル原反 11A 台紙基材 11B ラベル基材 15 圧胴 16 版胴 17 網点状凸版 30 非粘着性薬品の塗布ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台紙基材の表面に、裏面に粘着層を施した
    ラベル基材を仮着し、前記粘着層の表面に、非粘着性薬
    品を網点状に塗布して成ることを特徴とする異種粘着性
    ラベル基材。
  2. 【請求項2】前記台紙基材上に仮着されたラベル基材の
    粘着層の表面に施される前記非粘着性薬品より成る網点
    は、前記ラベル基材の幅方向に、メッシュの密度を変え
    ることができることを特徴とする請求項1記載の異種粘
    着性ラベル基材。
  3. 【請求項3】前記台紙基材上に仮着されたラベル基材の
    粘着層の表面に施される前記非粘着性薬品より成る網点
    は、前記ラベル基材の長手方向に、段階的にメッシュの
    密度を変えることができるよう形成した請求項1記載の
    異種粘着性ラベル基材。
  4. 【請求項4】ラベル原反の移送部において、台紙基材
    と、裏面に粘着層が施されたラベル基材とを一時剥離
    し、この剥離したラベル基材の粘着層面に、塗布ユニッ
    トを介して非粘着性薬品を網状版胴にて、網点状に塗布
    し、再び前記剥離した台紙基材を前記ラベル基材に貼合
    せることを特徴とする異種粘着性ラベル基材の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記台紙基材上に仮着されたラベル基材の
    粘着層の表面に施される前記非粘着性薬品より成る網点
    は、前記ラベル基材の幅方向に、メッシュの密度を変え
    ることができることを特徴とする請求項4記載の異種粘
    着性ラベル基材の製造方法。
  6. 【請求項6】前記台紙基材上に仮着されたラベル基材の
    粘着層の表面に施される前記非粘着性薬品より成る網点
    は、前記ラベル基材の長手方向に、段階的にメッシュの
    密度を変えることができる請求項4記載の異種粘着性ラ
    ベル基材の製造方法。
JP32139494A 1994-11-30 1994-11-30 異種粘着性ラベル基材およびその製造方法 Pending JPH08160863A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131141A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Lintec Corp 印刷装置および印刷方法
CN115019629A (zh) * 2022-06-24 2022-09-06 广东顶峰精密技术有限公司 一种标签及其生产工艺

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