JPH06169397A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH06169397A
JPH06169397A JP4319525A JP31952592A JPH06169397A JP H06169397 A JPH06169397 A JP H06169397A JP 4319525 A JP4319525 A JP 4319525A JP 31952592 A JP31952592 A JP 31952592A JP H06169397 A JPH06169397 A JP H06169397A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 A/D変換器のビット数を大きくしないでA
/D変換の精度を高くし、量子化誤差を小さくした状態
で画像を読み取れるようにする。 【構成】 画像読み取り手段207で読み取った1ライ
ンのアナログ画像信号をA/D変換手段208に入力
し、A/D変換器102とA/D変換器201とで基準
電圧を変えてそれぞれA/D変換し、データ値変換手段
209が2つのA/D変換出力のうちオーバーフローし
ない方の出力データを選択し、ビットシフトによりアナ
ログ入力のレベルに等倍な値のデータに変換する。白基
準6を読み取ったデータを白基準RAM104に、黒基
準7を読み取ったデータを黒基準RAM105に記憶し
ておき、シェーディング演算手段210は原稿1を読み
取ったデータを前記白基準データと黒基準データとによ
り正規化するシェーディング演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやディジ
タル複写機などに用いられる多階調の原稿画像を読み取
る画像読み取り装置に係わり、その画質を向上させる手
段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル複写機など、原稿の平
面的画像を多階調でディジタル的に読み出して、中間調
の画像も再現できる画像読み取り装置が多く利用される
ようになってきた。
【0003】中間調を含む原稿の画像データを多階調で
精度よく読み取るために、たとえば、特開昭61−26
1295号公報などにおいて、白シェーディング補正と
黒シェーディング補正とを組み合わせて、光源の光量ば
らつき、イメージセンサの各画素ごとの感度のばらつ
き、および暗電流による各画素ごとの暗時出力電圧のば
らつきなどを補正することにより、画像データのS/N
比を上げるとともに、原稿の濃度に対するダイナミック
レンジを大きくする手段が提案されている。
【0004】図4は、従来の画像読み取り装置の構成を
示す概略側面図である。図において、1は原稿、2は光
源、3はレンズ、4は自己走査形のイメージセンサ、5
は光源2、レンズ3、およびイメージセンサ4を保持
し、矢印Aで示す副走査方向に移動可能なキャリッジで
ある。6は反射率が1に近い材質で構成されている白基
準板、7は反射率が0に近い材質で構成されている黒基
準板である。また、8は駆動手段であり、駆動プーリ
9、受動プーリ10、駆動ワイヤ11、およびモータ1
2で構成され、キャリッジ5を原稿面の副走査方向に移
動させる。
【0005】図5は、従来の画像読み取り装置の構成を
示す回路ブロック図であり、101はイメージセンサ4
に走査開始信号HSYNCおよび走査クロックVCLK
を与えるイメージセンサ駆動回路、102はイメージセ
ンサ4が出力するアナログの画像信号を8ビットディジ
タルの画像データに変換するA/D変換器、103は前
記ディジタルの画像データを白基準RAM104、黒基
準RAM105、または減算器110に切り換えて出力
するデータマルチプレクサである。104は白基準板6
を読み取ったディジタルの画像データを白基準データと
して記憶するランダムアクセスメモリ(以下、RAMと
記す)である白基準RAM、105は黒基準板7を読み
取ったディジタルの画像データを黒基準データとして記
憶する黒基準RAM、106は白基準RAM104およ
び黒基準RAM105に対して書き込みおよび読み出し
のアドレスを与えるアドレスカウンタ、107は白シェ
ーディング信号WHTを反転して、白基準RAM104
の読み出し、または書き込みを選択するR/W信号を与
えるインバータ、108は黒シェーディング信号BLK
を反転して、黒基準RAM105の読み出し、または書
き込みを選択するR/W信号を与えるインバータであ
る。
【0006】109は白基準RAM104が出力する白
基準データから、黒基準RAM105が出力する黒基準
データを減算したデータを出力する第1の減算器、11
0は原稿を読み取った画像データから黒基準RAM10
5が出力する黒基準データを減算したデータを出力する
第2の減算器、111は第1の減算器109の出力デー
タと第2の減算器110の出力データを入力して、所定
の演算により補正した画像データを出力する演算器、1
12は外部からのモータ駆動信号に従ってモータ12を
駆動することによりキャリッジ5を原稿副走査方向の任
意の位置に移動させるモータ駆動回路である。
【0007】上記構成においてその動作を説明する。ま
ず、駆動手段8によりキャリッジ5を移動して、光源2
の出射光が白基準板6を照射する位置に停止させる。光
源2から出射した光が白基準板6を照射し、その反射光
がレンズ3により集光されてイメージセンサ4の受光部
(図示せず)に結像する。つぎに、駆動回路101がイ
メージセンサ4に走査開始信号HSYNCおよび走査ク
ロック信号VCLKを与えて原稿1を主走査方向に走査
する。イメージセンサ4の受光部には原稿の主走査方向
に対応して複数個の受光素子が一列に配列されており、
各受光素子は結像した原稿の主走査方向の1ライン上の
それぞれの位置の白黒階調に比例した画像信号を出力す
るように構成されている。白基準板6を読み取った主走
査方向1ライン分の画像信号は、走査開始信号HSYN
Cおよび走査クロック信号に同期して出力され、このア
ナログの画像信号はA/D変換器102により8ビット
ディジタルの画像データに変換される。
【0008】このとき、白シェーディング信号WHTを
「H」に設定することにより、データマルチプレクサ1
03が画像データを白基準RAM104に書き込みデー
タとして与え、また、インバータ107によってR/W
信号を「L」とすることにより、白基準RAM104は
アドレスカウンタ106が与えるアドレスに従って1ラ
イン分の画像データを白基準データDwとして記憶す
る。この白シェーディング処理が終了すると、白シェー
ディング信号WHTを「L」に戻す。書き込まれた白基
準データDwは、読み取り画像データの最大のレベルを
与えるものである。なお、アドレスカウンタ106は1
ラインごとにイメージセンサ駆動回路101から出力さ
れる水平同期信号HSYNCによりリセットされ、ビデ
オクロック信号VCLKにより1カウントずつカウント
アップするように構成されている。したがって、白基準
RAM104および黒基準RAM105の読み出し、ま
たは書き込みの順序がイメージセンサ4の受光素子の主
走査方向位置に対応するアドレスを生成する。
【0009】つぎに、駆動手段8によりキャリッジ5を
移動して、光源2の出射光が黒基準板7を照射する位置
に停止させる。黒シェーディング信号BLKを「H」に
設定することにより白シェーディング処理と同様にデー
タマルチプレクサ103が黒基準板7の1ライン分の画
像データを黒基準RAM105の書き込みデータとして
与え、黒基準RAM105はそれを黒基準データDbと
して記憶する。この黒シェーディング処理が終了する
と、黒基準信号BLKを「L」に戻す。この黒基準デー
タDbは画像データの黒レベルを示すデータであり、読
み取り画像データの最小のレベルを示す。
【0010】つぎに、白シェーディング信号WHTおよ
び黒シェーディング信号BLKをともに「L」とし、駆
動手段8によりキャリッジ5を原稿1の先端位置へ移動
して原稿1の主走査方向1ライン分の画像データDfの
読み出しを開始する。このとき、白基準RAM104お
よび黒基準RAM105は、インバータ107および1
08により読み出し状態になり、アドレスカウンタ10
6が出力するアドレスに従って、データを書き込んだと
きの順序で白基準データDwおよび黒基準データDbを
出力する。いま、1ライン分の白基準データDwのう
ち、イメージセンサ4の素子Vrn に対応する白基準デ
ータをDwn 、1ライン分の黒基準データDbのうち、
素子Vrn に対応する黒基準データをDbn 、また、1
ライン分の画像データをDfのうち、素子Vrn に対応
する画像データをDfn とする。
【0011】減算器110はデータマルチプレクサ10
3により原稿1の1ライン分の画像データDfを画素ご
とに順次入力し、受光素子ごとの黒基準データDbn を
減算したデータ(Dfn−Dbn)を順次出力する。ま
た、減算器109は1ライン分の白基準データDwを受
光素子ごとに順次入力し、受光素子ごとの黒基準データ
Dbn を減算したデータ(Dwn−Dbn)を順次出力す
る。この2つのデータは演算器111に入力される。演
算器111は下記に示す演算式に従って演算を行ない、
白シェーディング補正および黒シェーディング補正を受
光素子ごとに行って正規化された補正画像データDrn
を順次出力する。
【0012】 Drn=255×(Dfn−Dbn)/(Dwn−Dbn) 演算器111は、たとえば、任意のnに対してデータ
(Df−Db)を上位アドレス、データ(Dw−Db)
を下位アドレスとするアドレスに上記演算結果をあらか
じめランダムアクセスメモリP−ROMなどに記憶させ
たルックアップテーブルにより実現できる。
【0013】以上のように、原稿1の先頭の1ライン分
の画像データDfに対して、走査開始信号HSYNCお
よび走査クロック信号VCLKに同期した1ライン分の
補正データDrを得ることができる。さらに、1ライン
分の移動距離ずつ副走査方向に順次移動させていくこと
により2次元の原稿を補正しながら平面的に読み取って
いくことができる。
【0014】以下、読み取った原稿の画像データ例とそ
の処理について具体的に説明する。なお、図5における
A/D変換器102は画像データDfを8ビットデータ
で取り扱い、データの値の範囲を0〜255とする。図
6は原稿の1ライン分の画像データDfと、それに対応
する白基準データDwおよび黒基準データDbとを特性
図で示す。図において、イメージセンサ4の受光素子V
r1 に対応する黒基準データの値が10、白基準データ
の値が250であり、受光素子Vr2 に対応する黒基準
データの値が5、白基準データの値が150である。原
稿1を読み取った場合、まず、素子Vr2 の画像データ
Df2 が出力される。いま、その画像データDf2 の値
が130であり、このとき、素子Vr2 に対応して記憶
されている黒基準データDb2 と白基準データDw2 と
がそれぞれ白基準RAM104と黒基準RAM105か
ら出力され、減算器109および減算器110において
計算が行われ、データ(Df2−Db2)の値として12
5、データ(Dw2−Db2)の値として145が出力さ
れる。この2つの値は演算器111に入力され、対応す
る値220が補正された正規化画像データとして出力さ
れる。
【0015】以上の演算と同様に、イメージセンサの各
素子の読み取り画像データごとに演算が順次行われる。
たとえば、素子Vr1 の画像データDfの値が200で
あり、(Df1−Db1)の値として190が、また、
(Dw1−Db1)の値として240が出力され、補正さ
れた正規化画像データの値として202が出力される。
【0016】以上のように、イメージセンサ4で読み取
る各受光画素ごとに白基準データと黒基準データとを読
み取り、その差を等分して画像データとすることによ
り、光源の光量むら、光学系の歪、イメージセンサの各
受光素子ごとの感度ばらつき、および各受光素子ごとの
暗電流の差異による暗示電圧のばらつきなどによる読み
取り画像データの歪や読み取り精度の低下を補正して正
規化し、S/N比を向上させ、読み取り原稿の黒濃度の
ダイナミックレンジを広げて多階調の画像データを読み
取っている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
読み取り装置では、黒基準板を読み取った黒基準信号の
電圧レベルが低いため、A/D変換にともなう量子化誤
差が相対的に大きくなり、黒基準データのS/N比が低
下するので、黒基準RAMに書き込まれた黒基準データ
は確度の低いデータとなっている。
【0018】いま、反射率が一定かつ低い原稿を読み取
った場合について説明する。図7はこのような原稿を読
み取った場合の画像信号をA/D変換した画像データD
fと、それに対応する黒基準データDbとを特性図で示
す。原稿の反射率が低いということは、原稿の黒濃度が
高いということであり、読み取った画像信号の信号レベ
ルは図7(a)に示したように黒基準板を読み取った黒
基準信号のレベルに近くなる。この画像信号および黒基
準信号をA/D変換し、得られた画像データDfを白基
準データDwと黒基準データDbとにより補正したとき
には、図7(b)に示したような一定の小さい値の補正
画像データを得ることが期待される。
【0019】しかるに、現実には図7(c)に示したよ
うにA/D変換器により変換されたディジタルデータ
は、その値の絶対量が小さいために、A/D変換の量子
化誤差と、減算器や演算器によるディジタル値の計算の
丸め誤差が相対的に大きくなる。このときの黒基準信号
の量子化誤差は、図7(d)に示したように画像データ
Dfに対して相対的に大きな値となる。その結果、実際
に得られる補正画像データは、一定になるはずが、図7
(e)に示したように、一定でない補正画像データとな
ってしまう。このため、全体的に黒濃度の高い原稿の画
像データを読み取ると、画像データの平均的なS/Nが
非常に低下する。また、1ドットごとに階調を再現でき
る熱昇華方式などのプリンタで画像データの印画を行う
ためには、画像データを濃度系に変換しなければならな
が、図8に示したように、反射率系の画像データの値が
小さい、すなわち反射率が低い場合、反射率の変化に対
応する濃度変化は反射率が小さくなるほど顕著になる。
そのため画像の高濃度部の誤差はさらに大きく拡大され
て非常に目だったものとなり、画像品質の低下を招いて
いる。
【0020】この課題を解決するためには、変換ビット
数の大きい、高精度のA/D変換器を用いればよいが、
A/D変換器の変換ビット数を大きくすると回路規模が
非常に大きくなって製造コストの大幅な上昇を招くとと
もに、変換速度の大幅な低下をも招くので、A/D変換
器の変換ビット数を単純に増加させることが困難であっ
た。
【0021】本発明は上記の課題を解決するもので、A
/D変換器のビットを大きくしないで黒基準データおよ
び画像データの精度を高くし、画質を向上できる画像読
み取り装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、1次元の自己走査形のイメージセンサに
より白基準、黒基準または前記原稿の画像を主走査方向
の1ラインごとに読み取ってアナログの画像信号を出力
する画像読み取り手段と、複数個のA/D変換器が互い
に異なる基準電圧により前記画像信号をアナログ・デジ
タル変換してそれぞれ出力するA/D変換手段と、前記
A/D変換手段のA/D変換器がそれぞれ出力するディ
ジタルデータのうち、その値がオーバーフローしない最
大の1つを選択し、そのデータの値をアナログ入力レベ
ルに等倍な値のデータに変換して出力するデータ値変換
手段と、白基準を読み取ったときの前記データ値変換手
段の出力データを白基準データとして記憶する白基準記
憶手段と、黒基準を読み取ったときの前記データ値手段
の出力データを黒基準データとして記憶する黒基準記憶
手段と、原稿の画像を読み取ったときの前記データ値変
換手段の出力データを前記白基準データおよび前記黒基
準データを用いて所定の演算により正規化して補正する
シェーディング演算手段とを備えた画像読み取り装置で
ある。
【0023】
【作用】本発明は上記の構成において、A/D変換手段
の複数のA/D変換器が相異なる基準電圧によりそれぞ
れアナログの画像信号をA/D変換してディジタルのデ
ータを出力する。オーバーフローしないA/D変換器の
出力データのうち、値が最大となるデータがアナログ入
力信号を最も拡大したデータであり、データ値変換手段
がそれを選択してアナログ入力信号のレベルに等倍な値
に変換することにより、拡大した精度のディジタルデー
タを出力する。演算手段はそのデータを用いて正規化す
ることによりシェーディング補正を行う。
【0024】
【実施例】以下、本発明の画像読み取り装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の画
像読み取り装置の実施例の構成を示す回路ブロック図で
ある。なお、図1において、図5に示した従来例と同じ
構成要素には同一番号を付与した。また、本発明の画像
読み取り装置の構成を概略側面図で示すと図4に示した
従来例と同じになるので説明を省略する。本発明が従来
例と異なる点は、A/D変換器を複数個備え、レベルが
小さい信号のA/D変換データをリファレンス電圧の低
いA/D変換器から求め、ビット数を拡張して演算する
ことにより読み出しを精度よく行うことにある。図1に
おいて、101はイメージセンサ4に走査開始信号HS
YNCおよび走査クロック信号VCLKを与えるイメー
ジセンサ駆動回路、102と201はそれぞれイメージ
センサ4が出力するアナログの画像信号を8ビットディ
ジタルの画像データに変換する第1のA/D変換器と第
2のA/D変換器である。202は出力端子Aから2
V、出力端子Bから2Vの1/16、すなわち0.12
5Vを出力する基準電圧発生器であり、出力端子Aの出
力は第1のA/D変換器102のリファレンス電圧とし
て入力され、出力端子Bの出力は第2のA/D変換器2
01のリファレンス電圧として入力され、それぞれアナ
ログ信号を8ビットディジタルのデータに変換するため
の基準電圧となる。
【0025】203は第1のA/D変換器102または
第2のA/D変換器201の出力をマグニチュードコン
パレータ205の出力により切り換えて出力する第1の
データセレクタ、204はマグニチュードコンパレータ
205の出力により第1のデータセレクタ203が出力
する8ビットデータ出力の上位または下位に4ビットの
0を付加して出力し、データの有効ビット数を増加させ
る第2のデータセレクタ、205は第1のA/D変換器
102が出力する8ビットデータの値の大きさを検出
し、その結果を第1のデータセレクタ203および第2
のデータセレクタに出力するマグニチュードコンパレー
タ、103は第2のデータセレクタ204が出力する画
像データを白基準RAM104、黒基準RAM105、
または第2の減算器110に切り換えて出力するデータ
マルチプレクサである。
【0026】104は白基準板6を読み取った白基準デ
ータを記憶する白基準RAM、105は黒基準板7を読
み取った黒基準データを記憶する黒基準RAM、106
は白基準RAM104および黒基準RAM105に書き
込みまたは読み出しのアドレスを与えるアドレスカウン
タ、109は白基準RAM104が出力する白基準デー
タから黒基準RAM105が出力する黒基準データを減
算したデータを出力する第1の減算器、110はデータ
マルチプレクサ203が出力する原稿の画像データから
黒基準RAM105が出力する黒基準データを減算した
データを出力する第2の減算器、111は第1の減算器
109と第2の減算器110の出力データを入力し、所
定の演算を行うことによりシェーディング補正した画像
データを出力する演算器、206は演算器11が出力す
るデータを入力し、画像を反射率で読み取った反射率系
データをプリンタで印画するための濃度系データに変換
する反射率−濃度変換器、112は外部からのモータ駆
動信号に従ってモータ12を駆動してキャリッジ5を原
稿1の副走査方向の任意の位置に移動させるモータ駆動
回路である。
【0027】マグニチュードコンパレータ205は第1
のA/D変換器が出力する画像データの値を検出し、そ
の上位4ビットがすべて0でなければ、すなわち、デー
タの値が16以上であれば、第1のデータセレクタ20
3により第1のA/D変換器102が出力する画像デー
タを選択して出力し、第2のデータセレクタ204によ
り入力データの末尾に4ビットの0を付加することによ
り、下位4ビットが小数点以下を示す12ビットのデー
タに変換して出力させる。この変換により第1のA/D
変換器102が出力する値が16以上の8ビットのデー
タは、小数点以下が0である12ビットのデータに変換
される。また、マグニチュードコンパレータ205は、
第1のA/D変換器102が出力する画像データの値が
16未満であることを検出すると、第1のデータセレク
タ203により第2のA/D変換器201が出力する画
像データを選択して出力させ、第2のデータセレクタ2
04により先頭に4ビットの0を付加し、下位4ビット
が小数点以下を示す12ビットのデータに変換して出力
させる。
【0028】すでに述べたように、第2のA/D変換器
201のリファレンス電圧は第1のA/D変換器102
のリファレンス電圧の1/16に設定したので、第2の
A/D変換器201は8ビットでオーバーフローしない
レベルが16未満の信号に対して、第1のA/D変換器
102が出力するデータの値の16倍の値のデータを出
力する。(レベルが16以上の信号は8ビットでオーバ
ーフローする。)このデータをLSB方向に4ビットシ
フトして値を1/16倍すれば第1のA/D変換器10
2と等倍率のデータを得ることができる。そのために第
2のA/D変換器201の出力データを第2のデータセ
レクタ204に入力し、その先頭に4ビットの0を付加
し、下位4ビットが小数点以下を示す12ビットのデー
タを生成している。したがって、第1のA/D変換器1
02による画像データの値が16未満であるときは、第
2のA/D変換器201と第2のデータセレクタとが小
数点以下4ビットを検出できる12ビットのA/D変換
器として動作し、第1のA/D変換器102の16倍の
精度でA/D変換することになる。
【0029】上記構成において、その動作を説明する。
まず、キャリッジ5を駆動手段5により白基準板6を読
み取る位置に移動する。光源2の出射光が白基準板6を
照射し、その反射光はレンズ3により集光されてイメー
ジセンサ4の受光部(図示せず)に導かれる。イメージ
センサ駆動回路101はイメージセンサ4に走査開始信
号HSYNCおよび走査クロックVCLKを与え、イメ
ージセンサ4からは読み取った主走査方向1ライン分の
画像信号が走査開始信号HSYNCおよび走査クロック
VCLK信号に同期して出力される。
【0030】白基準板6を読み取ったアナログの画像信
号は、第1のA/D変換器102および第2のA/D変
換器201によりそれぞれ8ビットのディジタル化され
た画像データに変換される。いま、白基準板6の反射率
は非常に高いため、第1のA/D変換器102が出力す
るデータの上位4ビットはすべて0とはならないので、
すなわち、値が16以上となるので、第1のA/D変換
器102の画像データ出力が選択され、その末尾に4ビ
ットの0を付加したデータが第2のデータセレクタ20
4から出力される。
【0031】このとき、白シェーディング信号WHTを
「H」に設定するとデータマルチプレクサ103により
上記データが白基準RAM104に書き込みデータとし
て与えられ、また、白基準RAM104はインバータ1
07により白シェーディング信号WHTを反転したR/
W信号が「L」となって記録状態になり、アドレスカウ
ンタ106が出力するアドレスに従って白基準6を読み
取った1ライン分の画像データ、すなわち、白基準デー
タDwを記憶する。この白シェーディング処理が終了す
ると、白シェーディング信号WHTを「L」に戻す。書
き込まれた白基準データDwは読み取り画像データの最
大のレベルとなる。
【0032】つぎに、キャリッジ5を駆動手段8により
黒基準板7を読み取る位置に移動し、イメージセンサ4
により黒基準板7の1ライン分の画像を読み取り、黒シ
ェーディング信号BLKを「H」にして、黒基準データ
Dbを黒基準RAM105に記録する。このとき、黒基
準板7の反射率がほとんど0に近く、第1のA/D変換
器102の出力は上位4ビットが0になるので、マグニ
チュードコンパレータ205は第1のデータセレクタ2
03に第2のA/D変換器201の出力データを選択し
て出力させ、第2のデータセレクタによりデータの先頭
に4ビットの0を付加した12ビットのデータに変換し
て出力させる。この黒シェーディング処理が終了する
と、黒シェーディング信号BLKを「L」に戻す。この
黒基準データDbは画像データの黒レベルを示すデータ
であり、読み取り画像データの最小レベルを示す。
【0033】なお、アドレスカウンタ106は1ライン
ごとにイメージセンサ駆動回路101から出力される水
平同期信号HSYNCによりリセットされ、ビデオクロ
ック信号VCLKにより1ずつカウントアップされるよ
うに構成されている。このため、白基準RAM104お
よび黒基準RAM105の読み出しと書き込みにおい
て、イメージセンサ4が画像データを出力する画素の主
走査方向位置に対応するアドレスを生成している。
【0034】そののち、白シェーディング信号WHTお
よび黒シェーディング信号BLKをともに「L」とし、
キャリッジ5を駆動手段8により原稿1の先端位置に移
動して原稿の1ライン分の画像データDfの読み出しを
開始する。この画像データは従来例と同様に受光素子V
rn ごとに順次第2の減算器110に入力され、黒基準
RAM105が出力する黒基準データDbn を引いたデ
ータ(Dfn−Dbn)を得る。また、第1の減算器10
9により、白基準データDwn から黒基準データDbn
を引いたデータ(Dwn−Dbn)を得る。
【0035】この2つのデータは演算器111に入力さ
れる。演算器111は下記に示す演算式に従って演算を
行い、白シェーディング補正および黒シェーディング補
正により正規化した補正画像データDrn を順次出力す
る。
【0036】 Drn=255×(Dfn−Dbn)/(Dwn−Dbn) 演算器111は、たとえば、任意のnに対して上位アド
レスをデータ(Df−Db)、下位アドレスをデータ
(Dw−Db)とするアドレスに上記演算結果をあらか
じめ記憶させた、書き込み可能なランダムアクセスメモ
リP−ROMなどによるルックアップテーブルにより実
現できる。
【0037】つぎに、反射率−濃度変換器206が上記
補正画像データDrnを順次入力し、図8に示した変換
特性に従って画像データ入力系である反射率系画像デー
タから印画を行うための出力系である濃度系画像データ
Ddn に順次データ変換してプリンタなどの外部装置へ
出力する。
【0038】反射率−濃度変換器206は、演算器11
1と同様に、P−ROMを使用したルックアップテーブ
ルを用いて実現することができ、また、演算器111の
ルックアップテーブルとともに1個のルックアップテー
ブルで実現することも可能である。
【0039】以上の動作により、原稿の先頭の1ライン
分の画像データに対して走査開始信号HSYNCおよび
走査クロックVCLKに同期して濃度系画像データDd
を得ることができる。さらに、1ライン分の画像データ
を得るたびに、キャリッジ5を駆動手段8により副走査
方向に1ライン分の移動距離づつ順次移動させていくこ
とにより2次元の原稿の画像を平面的に読み取っていく
ことができる。
【0040】以下、上記の読み取り動作について、実際
の原稿の画像データを例にして説明する。図2は原稿の
1ライン分の読み取り画像データおよびそれに対応する
白基準データと黒基準データとを特性図で示す。いま、
イメージセンサ4が黒基準板7を読み取って、受光素子
Vr1 における第1のA/D変換器102のデータの値
が10、第2のA/D変換器の値が165であり、ま
た、受光素子Vr2 における第1のA/D変換器のデー
タの値が5、第2のA/D変換器201のデータの値が
84であったとする。第1のA/D変換器のデータの値
はいづれも16以下であり、したがって、マグニチュー
ドコンパレータ205は第1のデータセレクタ203に
より第2のA/D変換器201の出力を選択し、第2の
データセレクタ204により165と84なる値のデー
タにそれぞれ先頭に4ビットの0を付加し、下位4ビッ
トが小数点以下を示すデータに変換することにより、1
0.3と5.2なる黒基準データを黒基準RAM105
に記憶させる。このように第1のA/D変換器102で
は10と5のように概略の値でしか検出できなかった黒
基準データを10.3と5.2として細かく検出する。
【0041】また、白基準データDwについては、受光
素子Vr1、 Vr2 に対応する第1のA/D変換器10
2のデータの値がそれぞれ250と150であり、16
以上であるので、マグニチュードコンパレータ205は
第1のデータセレクタ203と第2のデータセレクタ2
04とにより、それぞれ小数点以下を0とする250.
0と150.0に変換して白基準RAM104に記憶さ
せる。
【0042】つぎに、原稿1を読み取った場合、まず、
素子Vr2 の画像データDf2 が出力される。いま、画
像データDf1 の値が130であったとすると、値が1
6以上であるので130.0として出力される。このと
き素子Vr2 に対応して記憶されている黒基準データD
b2 と白基準データDw2 とが白基準RAM104と黒
基準RAM105からそれぞれ出力される。
【0043】減算器109および減算器110において
12ビットの計算が行われ、データ(Df2−Db2)の
値として124.8が、データ(Dw2−Db2)の値と
して144.8が出力される。この2つの値は演算器1
11に入力されて前述の演算が実行され、対応する21
9.8が補正された正規化画像データDr2 の値として
出力される。同様の演算がイメージセンサの各素子の読
み取り画像データごとに順次行われ、たとえば、素子V
r1 の場合も同様に、画像データの値を200とする
と、(Df1−Db1)の値として189.7が、(Dw
1−Db1)の値として239.7が出力され、補正され
た正規化画像データDr1 の値として値201.8が出
力される。
【0044】図3は本実施例の画像読み取り装置により
読み取った結果を特性図で示す。高濃度で反射率が低い
原稿を読み取る場合、従来例で説明したように黒基準デ
ータDbの精度が低下するとともに、図3(a)に示し
たように画像信号のレベルが黒基準信号に近い値とな
り、補正画像データDrN を算出する演算式 Drn=255×(Dfn−Dbn)/(Dwn−Dbn) による演算において、量子化誤差は分母の(Dwn−D
bn)演算では無視できる程度の大きさであるが、従来
の画像読み取り装置では図7に示したように分子の(D
fn−Dbn)の演算で大きく現れる。しかし、本発明の
実施例の画像読み取り装置では、小数点以下4ビットま
で黒基準データおよび画像データを読み取れるので、図
3(b)に示したように、A/D変換器による量子化誤
差は実用上ほとんど無視できるレベルとなる。したがっ
て、補正した1ライン分の画像データDrとして、図3
(c)に示したように、ほとんど量子化誤差が現れない
平坦なデータを得ることができる。さらに、高濃度部の
読み取り誤差が小さいため、得られたデータを反射率−
濃度変換器206により濃度データに変換し、読み取っ
たデータを高品位でプリントアウトすることができる。
【0045】以上のように本発明の実施例によれば、第
1のA/D変換器と第2のA/D変換器とを備え、第2
のA/D変換器の基準電圧を第1のA/D変換器の1/
16、すなわち2の4乗分の1に設定し、マグニチュー
ドコンパレータとデータセレクタとにより、第1のA/
D変換器の出力データの値が小さいとき(実施例では1
6未満)は第2のA/D変換器が16倍に拡大して出力
した値を選択して1/16倍することにより、信号レベ
ルの小さい黒基準および反射率の低い原稿の画像信号を
A/D変換器のビット数を大きくすることなく高精度に
A/D変換でき、量子化誤差が小さい状態でシェーディ
ング補正を実行できる。また、演算用のルックアップテ
ーブルを備え、そのルックアップテーブルにより演算を
実行することにより、高速で正確な演算ができる。
【0046】以上の実施例では、A/D変換器を2個用
いる場合について説明したが、3個以上のA/D変換器
を用い、オーバーフローしないA/D変換器の最大の出
力データを選択してデータ値変換してもよいことは言う
までもない。たとえば、8ビットA/D変換器を3個用
い、基準電圧をそれぞれ1、1/16、1/256の割
合で設定し、第1のA/D変換器の出力データの値が1
6未満であれば第2のA/D変換器の出力データを選択
して1/16倍し、さらに第2のA/D変換器の出力デ
ータの値が16未満であれば、第3のA/D変換器の出
力データを選択して1/256倍すればよい。したがっ
て、オーバーフローしないA/D変換器の出力データの
うち、値が最大となるものを選んでデータ値変換を行え
ばよいことになる。また、本実施例では第2のA/D変
換器に与えるリファレンス電圧を第1のA/D変換器の
リファレンス電圧の1/16の電圧としたが、これは他
の任意の値でもよく、また、2のべき乗分の1に設定す
ることによりデータ値変換の割り算をビットシフトだけ
で簡単にできる。また、A/D変換器は8ビットに限る
ものではない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、1次元の自己走査形のイメージセンサにより白基
準、黒基準または前記原稿の画像を主走査方向の1ライ
ンごとに読み取ってアナログの画像信号を出力する画像
読み取り手段と、複数個のA/D変換器が互いに異なる
基準電圧により前記画像信号をアナログ・デジタル変換
してそれぞれ出力するA/D変換手段と、前記A/D変
換手段のA/D変換器がそれぞれ出力するディジタルデ
ータのうち、その値がオーバーフローしない最大の1つ
を選択し、そのデータの値をアナログ入力レベルに等倍
な値のデータに変換して出力するデータ値変換手段と、
白基準を読み取ったときの前記データ値変換手段の出力
データを白基準データとして記憶する白基準記憶手段
と、黒基準を読み取ったときの前記データ値手段の出力
データを黒基準データとして記憶する黒基準記憶手段
と、原稿の画像を読み取ったときの前記データ値変換手
段の出力データを前記白基準データおよび前記黒基準デ
ータを用いて所定の演算により正規化して補正するシェ
ーディング演算手段とを備えているから、A/D変換器
のビット数を大きくすることなく、単一のA/D変換器
では得られない高い精度で画像データを出力できるよう
になり、補正演算でとくに信号レベルの低い反射率の画
像信号の検出で問題となる量子化誤差の影響を大幅に抑
制することができる。また、原稿の反射率が高い低濃度
部についても従来例と同様以上の精度を保てることは言
うまでもない。したがって、原稿の黒濃度の大小を問わ
ず、階調再現性が高く、画像品質のよい画像読み取り装
置を提供することができ、外部出力装置によりプリント
アウトしてコピーを得るときにも高濃度の再現性がよい
印字画像を得られるようになるなど、その効果は大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読み取り装置の一実施例の構成を
示す回路ブロック図
【図2】本発明の画像読み取り装置の一実施例における
画像データ、白基準データおよび黒基準データを示す特
性図
【図3】本発明の画像読み取り装置の一実施例における
高濃度原稿読み取り時の信号とデータとを示す特性図
【図4】画像読み取り装置の構成を示す概略側面図
【図5】従来の画像読み取り装置の構成を示す回路ブロ
ック図
【図6】従来の画像読み取り装置における画像データ、
白基準データおよび黒基準データを特性図
【図7】従来の画像読み取り装置における高濃度画像み
取り時の信号とデータおよび量子化誤差を示す特性図
【図8】反射系の画像データを濃度系の画像データに変
換するための反射率−濃度変換曲線を示す特性図
【符号の説明】
1 原稿 6 白基準 7 黒基準 104 白基準RAM(白基準記憶手段) 105 黒基準RAM(黒基準記憶手段) 207 画像読み取り手段 208 A/D変換手段 209 データ値変換手段 210 シェーディング演算手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次元の自己走査形のイメージセンサに
    より白基準、黒基準または前記原稿の画像を主走査方向
    の1ラインごとに読み取ってアナログの画像信号を出力
    する画像読み取り手段と、複数個のA/D変換器が互い
    に異なる基準電圧により前記画像信号をアナログ・デジ
    タル変換してそれぞれ出力するA/D変換手段と、前記
    A/D変換手段のA/D変換器がそれぞれ出力するディ
    ジタルデータのうち、その値がオーバーフローしない最
    大の1つを選択し、そのデータの値をアナログ入力レベ
    ルに等倍な値のデータに変換して出力するデータ値変換
    手段と、白基準を読み取ったときの前記データ値変換手
    段の出力データを白基準データとして記憶する白基準記
    憶手段と、黒基準を読み取ったときの前記データ値手段
    の出力データを黒基準データとして記憶する黒基準記憶
    手段と、原稿の画像を読み取ったときの前記データ値変
    換手段の出力データを前記白基準データおよび前記黒基
    準データを用いて所定の演算により正規化して補正する
    シェーディング演算手段とを備えた画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 シェーディング演算手段の出力画像デー
    タを反射率系から濃度系に変換する反射率−濃度変換回
    路を備えた請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 複数のA/D変換器の基準電圧の値が互
    いに2のべき乗で異なる値とし、データ値変換手段がデ
    ィジタル出力データをLSB方向にシフトすることによ
    りアナログ入力信号のレベルに等倍なデータに変換する
    ようにした請求項1または2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 シェーディング演算手段と反射率ー濃度
    変換器とが、あらかじめ演算した結果を記憶した1個の
    ルックアップテーブルを備えた請求項2ないし3のいづ
    れか記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 シェーディング演算手段が、白基準デー
    タをDw、黒基準データをDb、画像データをDfとし
    て、イメージセンサの受光素子ごとのデータで(Df−
    Db)/(Dw−Db)なる所定の演算を行い、画像デ
    ータを正規化して補正するようにした請求項1ないし4
    のいづれか記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 複数のA/D変換器のそれぞれの出力デ
    ータの値の大きさをマグニチュードコンパレータにより
    検出するようにした請求項1ないし5のいずれか記載の
    画像読み取り装置。
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