JPH06169229A - 自動利得制御装置 - Google Patents

自動利得制御装置

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Publication number
JPH06169229A
JPH06169229A JP32028192A JP32028192A JPH06169229A JP H06169229 A JPH06169229 A JP H06169229A JP 32028192 A JP32028192 A JP 32028192A JP 32028192 A JP32028192 A JP 32028192A JP H06169229 A JPH06169229 A JP H06169229A
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JP
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gain control
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gain
detecting means
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Application number
JP32028192A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Furukawa
博基 古川
Takeo Kanamori
丈郎 金森
Satoru Ibaraki
悟 茨木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号の平均振幅レベルに対応して自動利
得制御装置全体の利得を制御することにより、音声区間
での利得の変化による歪,ノイズの増幅によるS/Nの
劣化といった音質の劣化のない自動利得制御装置を実現
する。 【構成】 初段に入力の平均レベルに対応して利得制御
を行う第1の利得制御手段4とその利得で入力を増幅す
る第1の増幅手段5、後段に第1の増幅手段5の出力の
短時間レベルに対応して利得制御を行う第2の利得制御
手段7とその利得で入力を増幅する第2の増幅手段9と
から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機の回線損失補償
用の自動利得制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】市外通話などでは回線損失により電話機
の受話音量が小さく聞きづらいことがある。従来より音
量を調整できる電話機や、自動利得制御装置のついた電
話機があった。特に自動利得制御装置は利用者の手を煩
わさずに適切な音量を得られるという利点がある。例え
ば、特開昭61−131660号「拡声電話機の制御方式」では
自動利得制御装置の動作を被呼者が応答するまでの通話
準備状態時に制限することにより自動利得制御装置によ
る受話音声の明瞭度の低下を防止したり、特開平1−00
5227号「高能率音声コーデック」では符号化の前段に自
動利得制御装置を設けて符号化の精度を向上させてい
る。以上の文献等で使用されている従来自動利得制御装
置についてその動作について以下に説明する。
【0003】以下、従来の自動利得制御装置を図面を参
照しながら説明する。図5は従来の自動利得制御装置の
構成を示すものである。図5において、100は入力信号
の信号レベルを検出するレベル検出手段、110は、レベ
ル検出手段100で検出された入力信号レベルを用いて、
可変増幅手段120の利得を決定する利得制御手段であ
る。利得制御手段110において、111は予め設定されてい
る閾値(THR)を入力信号レベル(L)で割る除算手段、
112は除算手段111の出力を最大値1でリミットするリミ
ッタ、113はリミッタ112の出力に予め設定されていた利
得AMPを乗じて可変増幅手段120の利得(V)を決定す
る乗算手段である。
【0004】以上のように構成された自動利得制御装置
について、以下その動作について説明する。以下、信号
は全てサンプリングされたディスクリート信号として扱
う。レベル検出手段100は入力信号xjの振幅レベルLj
を数1式に従い検出する。jはサンプル番号。
【0005】
【数1】 |xj|≧Lj-1の時 Lj=Lj-1+Ts/τa・(|xj|−Lj-1) |xj|<Lj-1の時 Lj=Lj-1+Ts/τb・(|xj|−Lj-1) 数1式でTsはサンプリング周期、立ち上がり時定数τa
は5msec、立ち下がり時定数τbは200msecに設定されて
いる。
【0006】市内通話より12dB程度小さい音声が入力
された時の動作について説明する。レベル検出手段100
は入力信号の振幅レベルを、数1式に従い算出する(図
6(b))。利得制御手段110では、除算手段111により予め
決められている閾値THRを入力信号レベルLjで割
り、リミッタ112により除算手段111の出力は最大値1に
制限される。さらに、乗算手段113により、リミッタ112
の出力に予め決められていた利得AMPが掛けられ可変
増幅手段120の利得が決まる(図6(c))。つまり、信号レ
ベルが閾値以下の信号は利得AMPで増幅され、閾値T
HR以下の信号は出力レベルがAMP・THRになるよ
うに自動的に利得が制御される(図6(d))。従来の自動
利得制御装置の入出力特性を図7に示す。利得AMPを
補償したい回線損失量、閾値THRを最大出力を利得A
MPで割った値に設定しておくことにより、回線損失を
補償することができる。また、立ち上がり時定数τaを
小さく(5msec)設定することにより音声の立ち上がり部
分での過大出力を抑え、立ち下がり時定数τbを大きく
(200msec)設定しておくことにより、音声波形をできる
だけ保存し、かつ、突発的な過大入力直後の音声の回復
を速やかに行えるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動利
得制御装置の利得を大きくし回線損失の補償量を大きく
とるようにすると、回線損失の少ない場合には、入力信
号レベルが閾値より大きくなる確率が非常に高くなり、
音声区間では利得制御手段で決定される利得Vが音声の
ピークディップに影響され大きく変化する。一方、無音
区間では利得Vが大きくなり雑音を増幅する。このた
め、音声区間での利得が変化し音声が歪んだり、無音区
間でノイズを増幅しS/Nが悪くなるといった問題を生
じる。本発明は前記従来の問題を解決するものであり、
入力信号の平均振幅レベルに対応して自動利得制御装置
全体の利得を制御することにより、音声区間での利得の
変化による歪,ノイズの増幅によるS/Nの劣化といっ
た問題を解決する自動利得制御装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、入力信号の振幅レベルを検出する第1のレ
ベル検出手段と、第1のレベル検出手段の出力から入力
音声の有無を判定する音声検出手段と、音声検出手段が
音声ありと判定したときのみ、入力信号の平均振幅レベ
ルを検出する平均レベル検出手段と、平均レベル検出手
段で検出された信号レベルを用いて利得制御を行う第1
の利得制御手段と、第1の利得制御手段で決定された利
得で入力信号を増幅する第1の増幅手段と、第1の増幅
手段の出力信号の振幅レベルを検出する第2のレベル検
出手段と、第2のレベル検出手段で検出された信号レベ
ルを用いて利得制御を行う第2の利得制御手段と、第2
の利得制御手段で決定された利得で、第1の増幅器の出
力信号を増幅する第2の増幅手段とから構成されている
ものである。
【0009】
【作用】したがって本発明によれば、平均レベル検出手
段は入力信号の平均レベルを検出するために、平均レベ
ルを検出するのに比較的長い時間を要する。そこで、起
動時は第1の増幅手段の利得が0dBとなるよう平均レ
ベル検出手段の出力を第1の閾値としておく。起動時は
第2の利得制御手段と第2の増幅手段により従来例と同
様の自動利得制御装置として働く。しばらくして、平均
レベル検出手段が入力信号の平均振幅レベルを検出する
と、第1の利得制御手段では、平均レベルが大きいとき
には第1の増幅手段の利得を小さくし、平均レベルが小
さいときには、第1の増幅手段の利得を大きくするよう
利得を制御する(最大0dB)。第1の利得制御手段で決
定される第1の増幅手段の利得は音声検出手段により音
声が検出された時の音声の長時間の平均レベルを用いて
決定されているため、音声のピークディップにより変動
せず緩やかに変化する。これにより、第1の増幅手段の
出力信号の平均レベルは、入力信号レベルによらず第1
の閾値以下になる。第2のレベル検出手段が第1の増幅
手段の出力信号の短時間レベルの検出を行う。音声のピ
ークファクタを考慮して第2の閾値を第1の閾値より大
きく設定することにより、第2のレベル検出手段の出力
は音声の大きなピークを除いて第2の閾値以下になり、
第2の利得制御手段の出力は予め設定された固定の利得
になり、第2の増幅手段は大きな音声のピークを除いて
はほぼ一定の利得の増幅手段として働く。以上のよう
に、自動利得制御装置全体の利得は、入力信号の平均振
幅レベルに応じたほぼ一定の利得になり、音声のピーク
ディップにより利得が変化しないため、原信号の波形の
形状を保ったまま増幅でき歪を与えることがない。ま
た、無音区間でノイズを大きく増幅することがなくS/
Nのよい自動利得制御装置を提供することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける自動利得制御装置の構成を示すものである。図1
において、1は入力信号の短時間レベルL1jを数2式
に従い検出する第1のレベル検出手段、
【0011】
【数2】 |xj|≧L1j-1の時 L1j=L1j-1+Ts/τa・(|xj|−L1j-1) |xj|<L1j-1の時 L1j=L1j-1+Ts/τb・(|xj|−L1j-1) 数2式でTsはサンプリング周期、立ち上がり時定数τa
は5msec、立ち下がり時定数τbは200msecに設定されて
いる。2は第1のレベル検出手段1の出力レベルL1か
ら音声の有無を検出する音声検出手段であって、21は、
第1のレベル検出手段1の極小値Lmを検出し、極小値
Lmの3倍を音声検出の閾値として出力する閾値演算手
段、22は、第1のレベル検出手段1の出力L1と、閾値
演算手段21の出力3・Lmを比較して音声の有無を出力
する比較手段、3は音声検出手段2が音声ありと判定し
たときのみ、入力信号の平均レベルL2jを数3式に従
い演算する平均レベル検出手段、
【0012】
【数3】L2j=L2j-1+Ts/τ・(L1j−L2j-1) 数3式で時定数τは1secに設定されている。4は、平
均レベル検出手段3で検出された入力信号の平均レベル
を用いて、第1の増幅手段の利得V1を演算する第1の
利得制御手段であって、41は予め設定された第1の閾値
THR1を平均レベル検出手段3の出力L2で割る第1
の除算手段、42は第1の除算手段の出力を最大値1で制
限する第1のリミッタ、5は第1の利得制御手段4で決
定された利得V1で入力信号を増幅する第1の増幅手
段、6は第1の増幅手段5の出力信号x′jの短時間振
幅レベルL3jを数4式に従い検出する第2のレベル検
出手段、
【0013】
【数4】 |x′j|≧L3j-1の時 L3j=L3j-1+Ts/τa・(|x′j|−L3jj-1) |x′j|<L3j-1の時 L3j=L3j-1+Ts/τb・(|x′j|−L3jj-1) 数4式で立ち上がり時定数τa、立ち下がり時定数τbは
数2式と同じである。7は、第2のレベル検出手段6で
検出されたレベルL3に従い、第2の増幅手段9の利得
V2を決定する第2の利得制御手段であって、71は予め
設定された第2の閾値THR2を第2のレベル検出手段
6の出力L3で割る第2の除算手段、72は第2の除算手
段71の出力を最大値1で制限する第2のリミッタ、73は
第2のリミッタ72の出力に予め決められた固定の利得A
MPを乗じて第2の増幅手段9の利得V2を出力する乗
算手段、9は第2の利得制御手段7で決定された利得で
第1の増幅手段5の出力を増幅する第2の増幅手段であ
る。固定の利得AMPは従来例と同様、回線損失を補償
するための利得の最大値、第2の閾値THR2の最大出
力を利得AMPで割った値、第1の閾値は音声の平均レ
ベルに対する閾値であるため、第2の閾値THR2から
音声のピークファクタを差し引いた値とする。
【0014】以上のように構成された自動利得制御装置
について、以下その動作について説明する。従来例と同
様に、市内通話より12dB程度小さい音声(図2(a))が
入力された場合について説明する。起動から2秒程度は
実施例も従来例も同様の動作を行う。つまり、起動時は
入力される音声の平均レベルが分からないので、平均レ
ベル検出手段3の出力(図2(b))は第1の閾値に等しく
設定する。第1の除算手段41の出力(図2(c))は1とな
り第1の増幅手段5の利得は1となる。さて、音声が入
力されると第1の増幅器は利得が0dBであるため、第
2のレベル検出手段6では第2の閾値よりかなり大きな
信号レベルL3が検出される(図2(d))。第2の除算手
段71の出力THR2/L3は1より小さくなり、第2の
増幅手段9の利得V2は小さくなる。
【0015】音声が入力されると、音声検出手段2の閾
値演算手段では、入力された信号レベルの極小値を数5
式に従い演算する。
【0016】
【数5】 L1j≧Lmj-1の時 Lmj=Lmj-1+Ts/τc・(L1j−Lmj-1) L1j<Lmj-1の時 Lmj=Lmj-1+Ts/τd・(L1j−L
j−1) 数5式で立ち上がり時定数τcは30sec、立ち下がり時
定数τdは100msecに設定されている。このような時定数
の設定により、おおよそのノイズレベルを検出すること
が可能となる。そこでLmjの3倍を音声検出閾値とし
て、比較手段22で3・LmjよりL1jが大きいときは音
声ありと判定する。
【0017】起動からしばらくすると、平均レベル検出
手段3で入力信号の音声区間の平均レベルが検出される
ようになる。平均レベル検出手段3の出力L2jは第1
の閾値より大きくなり(図2(b))、第1の利得制御手段
4の第1の除算手段41の出力THR1/L2jは1より
小さくなる。第1の増幅手段5の利得V1jは0dBよ
り小さくなり(図2(c))、第2のレベル検出手段6で検
出される短時間レベルL3jは音声の大きなピークを除
いてほぼ第2の閾値より小さくなる(図2(d))。従っ
て、第2の利得制御手段7の第2の除算手段71の出力T
HR2/L3jは1より大きくなり、第2のリミッタ72
の出力は殆どの時間において1になる。乗算手段73で固
定の利得AMPが乗ぜられ第2の増幅手段9の利得はA
MP、この場合18dBでほぼ一定になる(図2(e))。
【0018】このように、従来例では、音声区間での利
得が変化し音声が歪んだり、無音区間でノイズを増幅し
S/Nが悪くなるといった問題を有していたが、実施例
では、起動初期は従来の自動利得制御装置として働くも
のの、音声が入力されて2〜3秒後には全体として利得
が小さくなり、この場合ほぼ回線損失に対応した量に安
定し、入力信号の波形の形状を損なわないため歪を与え
たり、ノイズを増幅したりして音質を劣化させることが
なくなる。
【0019】次に本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例
における自動利得制御装置の構成を示すものである。図
3において、1は第1のレベル検出手段、2は音声検出
手段、3は平均レベル検出手段、4は第1の利得制御手
段、5は第1の増幅手段、6は第2のレベル検出手段、
7は第2の利得制御手段で以上は第1の実施例と同様の
ものである。8は第1の増幅手段5の出力信号x′を一
定時間遅延させる遅延手段、9は第2の利得制御手段7
で決定された利得で遅延手段8の出力を増幅する第2の
増幅手段である。
【0020】第2の実施例と第1の実施例の差異は、第
1の増幅手段5の後段に遅延手段8が設けられたことで
ある。遅延手段8は第2のレベル検出手段6の立ち上が
り時定数τaと同じ値(本実施例では5msec)の遅延量を
有しており、遅延手段8により第2のレベル検出手段6
の立ち上がりに要する演算遅延を補償し、音声入力時の
オーバーシュートを抑圧することができる。なお、第1
および第2の実施例で平均レベル検出手段3の演算式を
数3式を用いたが、外線通話と内線通話を切り換えたり
して急激に入力レベルが変化する場合に、数6式を用い
て平均レベル検出手段3の追従速度を向上することがで
きる。
【0021】
【数6】L2j=L2j-1+Ts/τ・(L1j−L2j-1) τ′=τ/(K・Ts/τb+1) 数6式でτは数3式と同様の時定数、τbは数2式と同
様の立ち下がり時定数、Kは信号レベルが平均レベルよ
り連続して小さいか、連続して大きいときに、そのサン
プル数である。
【0022】数6式を実現するために、図4に平均レベ
ル検出手段3の構成を示す。平均レベル検出手段は第1
のレベル検出手段1の出力と以前に検出した平均レベル
を比較する第2の比較手段31と、前記第2の比較手段31
が信号レベルが平均レベルより連続して小さいか、連続
して大きいときには平均レベルを演算する時定数を徐々
に小さくするよう制御する時定数制御手段32と、前記時
定数制御手段32で決定された時定数で信号レベルの平均
値を演算する第3のレベル検出手段33とから構成され
る。平均レベル検出手段3の時定数を上述のように制御
することにより、平均レベル検出手段3の追従性が向上
し内線通話から外線通話に切り換えた際に、小さな外線
の入力レベルに素早く対応でき、適切な音量の受話信号
が得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に示す効果を有する。即ち、平均レベル検出手
段は入力信号の平均レベルを検出するために、平均レベ
ルを検出するのに比較的長い時間を要する。そこで、起
動時は第1の増幅手段の利得が0dBとなるよう平均レ
ベル検出手段の出力を第1の閾値としておく。起動時は
第2の利得制御手段と第2の増幅手段により従来例と同
様の自動利得制御装置として働く。しばらくして、平均
レベル検出手段が入力信号の平均振幅レベルを検出する
と、第1の利得制御手段では、平均レベルが大きいとき
には第1の増幅手段の利得を小さくし、平均レベルが小
さいときには、第1の増幅手段の利得を大きくするよう
利得を制御する(最大0dB)。第1の利得制御手段で決
定される第1の増幅手段の利得は音声検出手段により音
声が検出された時の音声の長時間の平均レベルを用いて
決定されているため、音声のピークディップにより変動
せず緩やかに変化する。これにより、第1の増幅手段の
出力信号の平均レベルは、入力信号レベルによらず第1
の閾値以下になる。第2のレベル検出手段が第1の増幅
手段の出力信号の短時間レベルの検出を行う。音声のピ
ークファクタを考慮して第2の閾値を第1の閾値より大
きく設定することにより、第2のレベル検出手段の出力
は音声の大きなピークを除いて第2の閾値以下になり、
第2の利得制御手段の出力は予め設定された固定の利得
になり、第2の増幅手段は大きな音声のピークを除いて
はほぼ一定の利得の増幅手段として働く。以上のよう
に、自動利得制御装置全体の利得は、入力信号の平均振
幅レベルに応じた、ほぼ一定の利得になり、音声のピー
クディップにより利得が変化しないため、原信号の波形
の形状を保ったまま増幅でき、歪を与えることがない。
また、無音区間でノイズを大きく増幅することがなくS
/Nのよい自動利得制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における自動利得制御装
置の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における自動利得制御装
置の入出力例である。
【図3】本発明の第2の実施例における自動利得制御装
置の構成を表すブロック図である。
【図4】平均レベル検出手段の他の実施例の詳細を示す
ブロック図である。
【図5】従来の自動利得制御装置の構成を表すブロック
図である。
【図6】従来の自動利得制御装置の入出力例である。
【図7】従来の自動利得制御装置の入出力特性である。
【符号の説明】
1…第1のレベル検出手段、 2…音声検出手段、 3
…平均レベル検出手段、4…第1の利得制御手段、 5
…第1の増幅手段、 6…第2のレベル検出手段、 7
…第2の利得制御手段、 8…遅延手段、 9…第2の
増幅手段、 21…閾値演算手段、 22…比較手段、 31
…第2の比較手段、 32…特定数制御手段、 33…第3
のレベル検出手段、 41…第1の除算手段、 42…第1
のリミッタ、 71…第2の除算手段、 72…第2のリミ
ッタ、 73…乗算手段、 100…レベル検出手段、 110
…利得制御手段、 111…除算手段、 112…リミッタ、
113…乗算手段、 120…可変増幅手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の振幅レベルを検出する第1の
    レベル検出手段と、前記第1のレベル検出手段の出力か
    ら入力音声の有無を判定する音声検出手段と、前記音声
    検出手段が音声ありと判定したときのみ、入力信号の平
    均振幅レベルを検出する平均レベル検出手段と、前記平
    均レベル検出手段で検出された信号レベルを用いて利得
    制御を行う第1の利得制御手段と、前記利得制御手段で
    決定された利得で入力信号を増幅する第1の増幅手段
    と、前記第1の増幅手段の出力信号の振幅レベルを検出
    する第2のレベル検出手段と、前記第2のレベル検出手
    段で検出された信号レベルを用いて利得制御を行う第2
    の利得制御手段と、前記第2の利得制御手段で決定され
    た利得で、前記第1の増幅器の出力信号を増幅する第2
    の増幅手段とから構成されていることを特徴とする自動
    利得制御装置。
  2. 【請求項2】 入力信号の振幅レベルを検出する第1の
    レベル検出手段と、前記第1のレベル検出手段の出力か
    ら入力音声の有無を判定する音声検出手段と、前記音声
    検出手段が音声ありと判定したときのみ、入力信号の平
    均振幅レベルを検出する平均レベル検出手段と、前記平
    均レベル検出手段で検出された信号レベルを用いて利得
    制御を行う第1の利得制御手段と、前記利得制御手段で
    決定された利得で入力信号を増幅する第1の増幅手段
    と、前記第1の増幅手段の出力信号の振幅レベルを検出
    する第2のレベル検出手段と、前記第2のレベル検出手
    段で検出された信号レベルを用いて利得制御を行う第2
    の利得制御手段と、前記第1の増幅手段の出力を一定時
    間遅延させる遅延手段と、前記第2の利得制御手段で決
    定された利得で、前記遅延手段の出力信号を増幅する第
    2の増幅手段とから構成されていることを特徴とする自
    動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 第1の利得制御手段が、予め設定されて
    いた第1の閾値を平均レベル検出手段で演算した平均レ
    ベルで割る第1の除算手段と、前記第1の除算手段の出
    力を最大値1でリミットする第1のリミッタとから構成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の自動利得制御装置。
  4. 【請求項4】 第2の利得制御手段が、予め設定されて
    いた第2の閾値を第2のレベル検出手段で演算した信号
    レベルで割る第2の除算手段と、前記第2の除算手段の
    出力を最大値1でリミットする第2のリミッタと、前記
    第2のリミッタの出力に予め決められていた利得を乗じ
    る乗算手段とから構成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の自動利得制御装置。
  5. 【請求項5】 平均レベル検出手段が、レベル検出手段
    の出力と以前に検出した平均レベルを比較する比較手段
    と、前記比較手段が信号レベルが平均レベルより連続し
    て小さいか、連続して大きいときには平均レベルを演算
    する時定数を徐々に小さくするよう制御する時定数制御
    手段と、前記時定数制御手段で決定された時定数で信号
    レベルの平均値を演算する第3のレベル検出手段とから
    構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の自動利得制御装置。
JP32028192A 1992-11-30 1992-11-30 自動利得制御装置 Pending JPH06169229A (ja)

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