JPH06169161A - 超微粒子膜を用いた接合方法 - Google Patents

超微粒子膜を用いた接合方法

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JPH06169161A
JPH06169161A JP4341449A JP34144992A JPH06169161A JP H06169161 A JPH06169161 A JP H06169161A JP 4341449 A JP4341449 A JP 4341449A JP 34144992 A JP34144992 A JP 34144992A JP H06169161 A JPH06169161 A JP H06169161A
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particle film
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film
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JP4341449A
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Masanobu Tanigami
昌伸 谷上
Masao Hirano
正夫 平野
Takashi Sotodani
高志 外谷
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合時に必要なエネルギーが小さな接合方法
を提供する。 【構成】 被接合部材1の接合面1aにノズル13から
超微粒子2aを高速で噴射させて被接合部材1の接合面
1aに超微粒子膜2を形成する。超微粒子膜2の上に接
合部材3の接合面3aを重ね、所定の圧力で押圧する。
接合面1a,3aに接合エネルギーを印加して接合部材
3と被接合部材1を接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超微粒子膜を用いた接
合方法に関する。具体的にいうと、本発明は、電子部品
などの接合に使用する超微粒子膜を用いた接合方法に関
する。
【0002】
【背景技術とその問題点】一般に接合を阻害する因子と
して接合面の凹凸、酸化皮膜、汚れ、水、油膜、不純物
などがあり、従来の接合方法にあっては、これらの阻害
因子をなくすために大きなエネルギーを必要としてい
た。
【0003】例えば、図6に示すように、接合面に超音
波を印加して金属部材31同士を接合する方法にあって
は、超音波を印加して接合面を互いに擦り合わせること
によって接合面の凹凸をなくし〔図6(a)(b)〕、
その際、酸化皮膜32に亀裂33aを生じさせると共に
接合面に存在する酸化皮膜32を機械的に塑性変形させ
て、酸化皮膜32の亀裂33aを生長させることによっ
て清浄な金属表面33bを露出させ〔図6(c)〕、酸
化皮膜32の亀裂33aを通して金属表面33b同志を
密着させ、密着した金属表面33b間に相互拡散を生じ
させることによって金属部材31同志を接合している
〔図6(d)〕。接合面に荷重をかけて接合する方法
も、これと同様の原理で接合している。
【0004】しかし、このような方法にあっては、接合
面を塑性変形させることから接合面に与えるダメージが
大きく、また、接合後の寸法精度が低下することから、
電子部品や光学部品等の接合には不向きであった。例え
ば、もろいベアICチップの電極の接合に適用すると、
ベアICチップにクラックが入り易く不向きであった。
【0005】接合面を塑性変形させない接合方法として
は、接合面を熱で溶融させて接合する方法(例えば、ア
ーク溶接や電子ビーム溶接やレーザビーム溶接)がある
が、この接合方法にあっては、接合面が溶融可能な材料
で形成されている場合に限定され、また、接合面の近傍
が熱によって大きなダメージを受けたり、熱によって変
質するという問題があった。
【0006】また、接合面に比較的小さな熱及び荷重を
加えて拡散接合させる方法があるが、この方法にあって
は、接合面に与える単位時間当たりのエネルギーは小さ
いが、接合に比較的長時間を要するため総合すると接合
面に与えるエネルギーが大きい。したがって、この場合
も接合面に与えるダメージが大きかった。
【0007】接合面に与えるダメージが比較的小さな接
合方法として接着剤やハンダを使用する方法がある。接
着剤を使用する接合方法にあっては、接合面の凹凸を接
着剤によって埋め、接着剤を硬化させて接合するが、接
着剤は一般に高分子材料で形成されているため接合後の
耐熱性に問題があった。また、ハンダを使用する接合方
法にあっては、接合面の凹凸を溶融したハンダで埋め、
接合面へハンダを拡散させながら硬化させて接合する
が、接合面がハンダの濡れ性が悪い材料で形成されてい
る場合は接合することができなかった。
【0008】また、これらの接合方法を補助して接合に
必要なエネルギーを小さくさせる方法として洗浄やイオ
ンボンバードやエッチングなどがある。しかし、有機溶
剤などによって接合面を洗浄する方法にあっては、接合
面の清浄度を評価するのが困難であり、多くのノウハウ
が必要である。また、接合面に物理的にイオンを衝突さ
せて酸化皮膜や汚れ等を除去するイオンボンバードにあ
っては、専用の真空装置が必要であり、また、接合面の
凹凸をなくすことはできない。また、接合面の酸化皮膜
を化学的にエッチング除去する方法にあっては、接合面
をエッチング液に浸漬する必要があるので適用範囲が限
定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の従来
例の欠点に鑑みてなされたものでありその目的とすると
ころは、接合に必要なエネルギーが小さな接合方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の超微粒子膜を用
いた接合方法は、接合部材と被接合部材の少なくとも一
方の接合面に超微粒子膜を形成し、当該超微粒子膜を介
して前記接合部材と被接合部材を重ね合わせ、接合エネ
ルギーを与えることによって接合部材と被接合部材を接
合させることを特徴としている。
【0011】前記接合部材としては、例えばボンディン
グワイヤであり、また、前記被接合部材としては、例え
ば配線基板の導体パターンである。
【0012】また、前記超微粒子膜を金の超微粒子によ
って形成すると良い。
【0013】
【作用】本発明の超微粒子膜を用いた接合方法にあって
は、接合部材や被接合部材の接合面に超微粒子膜を形成
するので、接合面の表面改質を行うことができ、凹凸、
酸化皮膜、汚れ、水、油膜、不純物などの接合を阻害す
る因子のない活性な接合面を新たに形成することができ
る。そして、その活性な接合面を有する超微粒子膜を介
して接合部材と被接合部材を重ね合わせ、接合エネルギ
ーを与えて接合させるので、接合の阻害因子をなくすた
めのエネルギーが不要であり、従来よりも小さなエネル
ギーで接合させることができ、被接合部材や接合部材が
接合時に受けるダメージを軽減させられる。
【0014】また、被接合部材の接合面に超微粒子膜を
形成し、その超微粒子膜を介してボンディングワイヤを
被接合部材に接合させれば、小さなエネルギーでボンデ
ィングワイヤを被接合部材に接合させることができ、被
接合部材が接合時に受けるダメージを軽減させられる。
【0015】また、配線基板の導体パターンに超微粒子
膜を形成し、その超微粒子膜を介して接合部材を導体パ
ターンに接合させれば、配線基板の導体パターンに接合
部材を小さな押圧力で接合させることができ、接合部材
が接合時に受けるダメージを軽減させられる。
【0016】また、小さな押圧力で接合部材を接合させ
られるから、従来のように大きな押圧力によって配線基
板が凹み、配線基板の硬度などのばらつきによって接合
部材と導体パターン間の実際の押圧力がばらつき、接合
部材と導体パターンの接合強度がばらつくことがない。
したがって、接合部材を配線基板の導体パターンに安定
に接合させられる。
【0017】また、超微粒子膜を金の超微粒子によって
形成すれば、柔らかく、電気抵抗が低く、且つ酸化しな
い超微粒子膜を得ることができ、好適である。
【0018】
【実施例】図1(a)(b)(c)は本発明の一実施例
による超微粒子膜を用いた接合方法を示す一部破断した
断面図、図2は本実施例において使用する超微粒子膜形
成装置16を示す概略構成図である。この超微粒子膜形
成装置16は、ガスデポジション法(第90回ニューセ
ラミクス懇話会研究会資料に掲載されている。)を利用
して超微粒子膜2を形成する装置であって、積層する超
微粒子膜2の種類に応じた数(例えば、2つ)の超微粒
子生成室4と1つの膜形成室5を有し、各超微粒子生成
室4と膜形成室5とはそれぞれ搬送管6によって結ばれ
ており、超微粒子生成室4内と膜形成室5内は真空ポン
プ7によって減圧できるようになっている。また、各超
微粒子生成室4には流量調整弁8を介してHeガス等の
キャリアガス9が供給され、膜形成室5には必要により
流量調節弁14を介してO2 ガス等の酸化ガス15が供
給される。
【0019】各超微粒子生成室4内には、抵抗加熱法を
熱源とする蒸発槽10が設けられており、各蒸発槽10
内には超微粒子膜2を形成するための原料11が入れら
れている。一方、膜形成室5内には、被接合部材1を保
持し移動させるためのマニピュレータ12が設けられて
おり、隣接して配置された各搬送管6からマニピュレー
タ12側へ向けてそれぞれノズル13が突出している。
【0020】しかして、図1(a)に示すように被接合
部材1の接合面1aをノズル13に向けて被接合部材1
をマニピュレータ12に保持させ、真空ポンプ7により
膜形成室5を減圧すると共に超微粒子生成室4にキャリ
アガス9を送り込んで加圧しながら、蒸発槽10で原料
11を加熱して蒸発させる。
【0021】蒸発原子は空中で凝集して超微粒子2aと
なり、超微粒子生成室4と膜形成室5との差圧によりH
eガス等のキャリアガス9と共に搬送管6を通って膜形
成室5へ送られ、ノズル13から高速で噴射される。ノ
ズル13から超微粒子2aを噴出させながらマニピュレ
ータ12によって被接合部材1を2次元的に移動させれ
ば、図1(b)に示すように、被接合部材1の接合面1
a全面に超微粒子膜2を形成することができる。
【0022】なお、この後、別なノズル13から異なる
種類の超微粒子2aを噴出させながらマニュピュレータ
12によって被接合部材1を2次元的に移動させ、超微
粒子膜2を多層積層させても良い。
【0023】また、超微粒子膜2は一般的にはできる限
り柔らかい状態に堆積させるのが好ましい。超微粒子膜
2が硬いと、後の工程で超微粒子膜2の上面に接合部材
3の凹凸のある接合面3aを重ね合わせて押圧する際、
超微粒子膜2の上面と接合部材3の接合面3aを密着さ
せるのに強い圧力が必要になり、従来と同様に被接合部
材1や接合部材3に大きなダメージを与えることになる
からである。超微粒子膜2の硬さは、超微粒子生成室4
と膜形成室5との差圧、被接合部材1の温度、超微粒子
の温度、噴射速度及び流量等によって調整できる。
【0024】また、超微粒子膜2の原料としては、抵抗
加熱、電子ビーム加熱又はアーク加熱などで蒸発させら
れるものならどのようなものでも良いが、金(Au)を
使用すれば、柔らかく、電気抵抗が低く、且つ酸化しな
い超微粒子膜2を形成できる。また、接合部材3と被接
合部材1の両方に拡散し易い原料を選択すれば、両部材
1,3を強固に接合させられる。
【0025】このようにして、被接合部材1の接合面1
aに超微粒子膜2を成膜した後、流量調節弁14を調節
してO2ガスと例えばN2ガスを混合した酸化ガス15を
膜形成室5に除々に供給し、超微粒子膜2の表面活性度
を制御する。これは、成膜終了後に急激に膜形成室5を
リークして被接合部材1を取り出すと、超微粒子膜2の
原料11によっては超微粒子膜2の表面に厚い酸化皮膜
が形成され、接合が容易でなくなるためである。酸化ガ
ス15を徐々に供給することによって超微粒子膜2の表
面にできる酸化皮膜を薄くすることができるのである。
もっとも、接合部材3と被接合部材1とを膜形成室5内
で接合させる場合は、膜形成室5内に酸化ガス15を流
入させて超微粒子膜2の表面活性度を制御する必要はな
い。この場合は、超微粒子膜2の表面に酸化皮膜や汚
れ、水分、油膜が全くない状態で接合させられるので、
極めて小さいエネルギーで接合させることができる。
【0026】ついで、被接合部材1を取り出し、図1
(c)に示すように、被接合部材1の超微粒子膜2の上
に接合部材3の接合面3aを重ね、所定の圧力で押圧し
て超微粒子膜2を押さえ固める。
【0027】この後は、例えば、拡散接合法、冷間接合
法、超音波接合法、熱圧着法、サーモソニック法、ソル
ダリングブレージング、レーザ接合法、マイクロ抵抗接
合法等どのような接合方法で接合しても良く、その接合
方法に応じたエネルギーを接合面に与えることによって
被接合部材1と接合部材3を接合する。
【0028】本実施例においては、被接合部材1の接合
面1aに超微粒子膜2を形成することによって接合面1
aの表面改質を行うことができ、接合面1a上に凹凸、
酸化皮膜、汚れ、水、油膜、不純物などのない活性な接
合面を新たに形成することができる。しかも、超微粒子
膜2を柔らかく形成するので、接合部材3の接合面3a
に凹凸があっても、小さな押圧力によって接合部材3の
接合面3aと超微粒子膜2を密着させることができる。
したがって、従来よりも小さなエネルギーで接合させる
ことができ、被接合部材1や接合部材3が接合時に受け
るダメージを軽減させられる。
【0029】一方、従来は、接合面1a,3aに酸化皮
膜がある場合、超音波などを印加して酸化皮膜を破壊す
る必要があったが、接合面1a,3aが全く平坦な面で
あるときは酸化皮膜を破壊することは困難であった。し
かし、本実施例によれば酸化皮膜を破壊する必要がない
ので、接合面1a,3aが全く平坦な面であっても容易
に接合させられる。
【0030】また、超微粒子膜2はノズル13から超微
粒子2aを高速で噴出させるガスデポジション法によっ
て形成するので、導電体(例えば、金属)、電気絶縁体
(例えば、プラスチック)、誘電体など何にでも強固に
付着させられる。したがって、超微粒子膜2が被接合部
材1の接合面1aから剥離することはない。
【0031】また、ガスデポジション法は、蒸着法やス
パッタリング法のように高い真空度が不要であるので、
成膜装置をインライン化することができ、大きな処理能
力を得ることができる。したがって、需要の増大に対応
することも可能である。
【0032】具体的実施例 つぎに、本発明をより明確に説明するため、具体的実施
例を示す。 (実施例1)本実施例の超微粒子膜を用いた接合方法に
あっては、図3に示すように、金属〔例えば、金(A
u)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)
等〕の超微粒子を吹き付けることによってベアICチッ
プ(電子回路部品)17のAl電極18の表面に導電性
の超微粒子膜19を形成し、その超微粒子膜19にボン
ディングワイヤ20の端部20aを押圧し、加熱しなが
ら超音波振動を印加すると、超微粒子膜19とAl電極
18の間、および超微粒子膜19とボンディングワイヤ
20との間で相互拡散が生じ、ボンディングワイヤ20
とベアICチップ17のAl電極18とが接合される。
【0033】本実施例においては、ベアICチップ17
のAl電極18上に超微粒子膜19を形成し、その超微
粒子膜19の上にボンディングワイヤ20を接合するの
で、従来例のようにAl電極18表面のAl23皮膜を
破壊する必要がなく、小さなエネルギーで接合させるこ
とができる。したがって、Al電極18に大きな変形を
与えたり、ベアICチップ17にダメージを与えること
がない。
【0034】(実施例2)本実施例の超微粒子膜を用い
た接合方法にあっては、図4に示すように、フィルムキ
ャリアテープのフィルム21に固定されたリードフレー
ム22の内側端子22a及び外側端子22bの接合面に
超微粒子膜23を形成した後、その超微粒子膜23を挟
んでリードフレーム22の内側端子22aにベアICチ
ップ24のバンプ25を熱圧着し、打ち抜きフォーミン
グ加工してICパッケージ26を形成し、さらに、その
ICパッケージ26のリードフレーム22の外側端子2
2bを配線基板27の導体パターン28のランド28a
に位置合わせし、熱圧着する。
【0035】本実施例においては、フィルムキャリアテ
ープのリードフレーム22の内側端子22a及び外側端
子22bの接合面に超微粒子膜23を形成したので、従
来より小さなエネルギーでベアICチップ24をリード
フレーム22の内側端子22aに熱圧着することがで
き、リードフレーム22の外側端子22bを配線基板2
7のランド28aに熱圧着することができる。したがっ
て、ベアICチップ24や配線基板27にダメージを与
えることがない。
【0036】なお、本実施例においては、フィルムキャ
リアテープのリードフレーム22の内側端子22a及び
外側端子22bに超微粒子膜23を形成したが、これに
限るものではなく、接合部のいずれか一方に超微粒子膜
23を形成すれば良い。すなわち、リードフレーム22
の内側端子22aとベアICチップ24のバンプ25の
いずれか一方、又はリードフレーム22の外側端子22
bと配線基板27の導体パターン28のランド28aの
いずれか一方に超微粒子膜23を形成すれば良い。ま
た、接合部の両方に超微粒子膜23を形成しても差し支
えない。
【0037】(実施例3)本実施例の超微粒子膜を用い
た接合方法にあっては、図5に示すように、配線基板2
9の導体パターン30のランド30aに導電性の超微粒
子膜31を形成し、その超微粒子膜31を挟んでベアI
Cチップ32のバンプ33を配線基板29のランド30
aに位置合わせし、ベアICチップ32を配線基板29
に所定の圧力で押圧すると共に加熱することによってベ
アICチップ32のバンプ33を配線基板29のランド
30aに接合する。
【0038】本実施例においては、配線基板29の導体
パターン30のランド30aに超微粒子膜31を形成し
たので、従来より小さなエネルギーでベアICチップ3
2を配線基板29に実装することができ、ベアICチッ
プ32が破損することがない。
【0039】また、小さな圧力によって接合できるか
ら、配線基板29が有機材料を使用した柔らかいもので
あっても、ベアICチップ32を配線基板29に押圧し
たときに配線基板29が凹み、押圧力が配線基板29に
吸収されることがない。したがって、配線基板29の厚
みや硬度のバラツキ(導体パターン30の配線密度によ
っても変化する。)によって配線基板29の凹みの程度
が変わり、ベアICチップ32のバンプ33と配線基板
29のランド30aの間の実際の押圧力が変化してバン
プ33とランド30aの接合強度が変化することがな
い。よって、ベアICチップ32を配線基板29に安定
に実装することができる。
【0040】なお、ガラスエポキシのような有機材料を
使用した配線基板29に超微粒子膜31を形成する場合
は、有機材料から微量のガスが出て超微粒子膜31が劣
化するので、実装の直前に超微粒子膜31を形成すると
良い。
【0041】なお、本実施例においては、配線基板29
の導体パターン30のランド30aに超微粒子膜31を
形成したが、ベアICチップ32のバンプ33の方に超
微粒子膜31を形成しても良いし、配線基板29のラン
ド30aとベアICチップ32のバンプ33の両方に超
微粒子膜31を形成しても差し支えない。
【0042】また、具体的実施例として上述のごとく、
ワイヤボンディング法、TAB実装法、フリップチップ
実装法に適用した例を示したが、これに限るものではな
く、ワイヤレスボンディング法やダイボンディング法に
適用しても良い。また、ベアICチップに限らず他の電
子回路部品の実装やパッケージング、配線基板の組立、
微細溶接組立、精密溶接組立に適用しても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明の超微粒子膜を用いた接合方法に
よれば、凹凸、酸化皮膜などの接合を阻害する因子のな
い活性な超微粒子膜を介して接合部材と被接合部材を接
合させるので、接合の阻害因子をなくすためのエネルギ
ーが不要であり、従来よりも小さなエネルギーで接合さ
せることができ、被接合部材や接合部材が接合時に受け
るダメージを軽減させられる。
【0044】また、被接合部材の接合面に超微粒子膜を
形成し、その超微粒子膜を介してボンディングワイヤを
被接合部材に接合させれば、小さなエネルギーでボンデ
ィングワイヤを被接合部材に接合させることができ、被
接合部材が接合時に受けるダメージを軽減させられる。
【0045】また、配線基板の導体パターンに超微粒子
膜を形成し、その超微粒子膜を介して接合部材を導体パ
ターンに接合させれば、配線基板の導体パターンに接合
部材を小さな押圧力で接合させることができ、接合部材
が接合時に受けるダメージを軽減させられる。
【0046】また、小さな押圧力で接合部材を接合させ
られるから、従来のように大きな押圧力によって配線基
板が凹み、配線基板の硬度などのばらつきによって接合
部材と導体パターン間の実際の押圧力がばらつき、接合
部材と導体パターンの接合強度がばらつくことがない。
したがって、接合部材を配線基板の導体パターンに安定
に接合させられる。
【0047】また、超微粒子膜を金の超微粒子によって
形成すれば、柔らかく、電気抵抗が低く、且つ酸化しな
い超微粒子膜を得ることができ、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本発明の一実施例による
超微粒子膜を用いた接合方法を示す一部破断した断面図
である。
【図2】同上の超微粒子膜を形成する成膜装置の概略構
成図である。
【図3】本発明の具体的実施例による超微粒子膜を用い
た接合方法を示す一部破断した断面図である。
【図4】本発明の別な具体的実施例による超微粒子膜を
用いた接合方法を示す一部破断した断面図である。
【図5】本発明のまた別な具体的実施例による超微粒子
膜を用いた接合方法を示す一部破断した断面図である。
【図6】(a)(b)(c)(d)は従来例による超音
波を用いた接合方法を示す一部破断した断面図であっ
て、(b)(c)(d)は(a)のX部拡大図である。
【符号の説明】
1 被接合部材 2,19,23,31 超微粒子膜 3 接合部材 20 ボンディングワイヤ 17,24,32 ベアICチップ 27,29 配線基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部材と被接合部材の少なくとも一方
    の接合面に超微粒子膜を形成し、当該超微粒子膜を介し
    て前記接合部材と被接合部材を重ね合わせ、接合エネル
    ギーを与えることによって接合部材と被接合部材を接合
    させることを特徴とする超微粒子膜を用いた接合方法。
  2. 【請求項2】 前記接合部材がボンディングワイヤであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の超微粒子膜を用い
    た接合方法。
  3. 【請求項3】 前記被接合部材が配線基板の導体パター
    ンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の超微
    粒子膜を用いた接合方法。
  4. 【請求項4】 前記超微粒子膜を金の超微粒子によって
    形成することを特徴とする請求項1,2又は3に記載の
    超微粒子膜を用いた接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001054117A1 (fr) * 2000-01-20 2001-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tete em, procede de fabrication de cette tete, et dispositif d'enregistrement magnetique et de reproduction

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001054117A1 (fr) * 2000-01-20 2001-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tete em, procede de fabrication de cette tete, et dispositif d'enregistrement magnetique et de reproduction
US6493193B2 (en) 2000-01-20 2002-12-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. MR head with MR element and reinforcing body mounted via non-organic film

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