JPH06168756A - コンタクトピン - Google Patents

コンタクトピン

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Publication number
JPH06168756A
JPH06168756A JP4319769A JP31976992A JPH06168756A JP H06168756 A JPH06168756 A JP H06168756A JP 4319769 A JP4319769 A JP 4319769A JP 31976992 A JP31976992 A JP 31976992A JP H06168756 A JPH06168756 A JP H06168756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
contact pin
barrel
spring
metal member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4319769A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kawagoe
徹 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4319769A priority Critical patent/JPH06168756A/ja
Publication of JPH06168756A publication Critical patent/JPH06168756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、伸縮動作を重ねるにつれて電気抵
抗値が高くなるという不具合を解決するコンタクトピン
の提供を目的とする。 【構成】 本発明によるコンタクトピンは、回路基板と
接触するプランジャ2と、有底筒状のバレル5と、両端
部分をバレルおよびプランジャに接続した金属部材8と
から構成される。 【効果】 上記構成により、プランジャとバレルとが金
属部材で接続されているため伸縮運動に関係なく一定の
電気抵抗値を維持することができる。従ってコンタクト
ピンの劣化がなく、交換に要する経済負担が不要となる
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的特性の測定に
用いられるコンタクトピンに関するもので、特に電気抵
抗値を低く押さえる必要のある半導体素子の測定に好適
であるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンタクトピンの即断面図を図3
に示す。上部から回路基板1を介してプランジャ2の頭
部2aを押し下げることにより、先端にボール3を取付
けたスプリング4が圧縮され、スプリングの反発力によ
りボール3を水平方向へ動かす力が働く。このボールと
連動してプランジャ接触部2bがバレル5の内壁に押さ
れ、プランジャ2とバレル5が導通状態となる。さらに
スプリング4の反発力によりプランジャ頭部2aが回路
基板1の電極面1aと密着し、回路基板1とコンタクト
ピンを挿入したソケット6とを電気的に接続する。従っ
て、下部に別の回路基板7のピン7aをソケット6に挿
入することで取付け、最終的に上下の回路基板1と7を
電気的に接続するというものであった。
【0003】例えば、図3は半導体ウェーハに形成した
半導体素子個々の特性を検査・測定する場合であり、回
路基板1はフローバ(図示せず)に取り付けられ電極面
1aはそれぞれ(または回路介して)テスター(図示
せ)に接続している。
【0004】また、回路基板7には多数の探針(図示せ
ず)が設けられ、半導体素子のパッド(図示せず)に接
触して測定が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
のコンタクトピンは、半導体素子の測定に用いる際はそ
れ自身の電気抵抗値が0.5Ω以上となると測定に影響
を及ぼす。従って電気抵抗値を低く押さえるため、プラ
ンジャ、バレルとも表面を金メッキ処理しているが、両
者の接触により導通を実現しているため、伸縮動作で接
触部の金メッキがはがれたり、さらには内部のスプリン
グの弾力が弱まり、プランジャと回路基板との密着度が
低下して電気抵抗値が高くなるという問題があり、数1
000回の伸縮動作で寿命となっていた。
【0006】また、スプリングの反発力によりプランジ
ャとバレルを接触させているため、プランジャを押し下
げるストローク量を同じにしないと同じ反発力となら
ず、結果として同じ電気抵抗値とならないという問題も
あった。
【0007】このため寿命に達したコンタクトピンは交
換を行う必要があるが、低電気抵抗値を実現させるた
め、プランジャ接触部とバレル内壁の金メッキ厚を厚く
しており、高価なものとなっている。従って、使用場所
によっては1セット数100本も使用しており、交換は
大きな経済負担となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決するためにプランジャとバレルとを金属部材を用い
て接続したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明によるとプランジャとバレルとが金属
部材で常に接続された状態であるため、コンタクトピン
の伸縮動作に関係なく電気抵抗値を低いまま一定値に保
つことができる。
【0010】さらにプランジャとバレルとを接触する金
属部材を弾力のあるバネ形状とすることにより内部スプ
リングの補強として弾力の劣化を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例であるコンタク
トピンの即断面図である。図において2は伸縮して回路
基板と接触するプランジャ、5はプランジャを保持する
バレル、4はプランジャを押し上げるスプリング、3は
金属救、8は金属のコイルスプリングでプランジャ頭部
2aとバレル5とは溶接により接続されている。
【0013】この実施例によれば、プランジャ2とバレ
ル5とが接触により導通を得るのではなく、コイルスプ
リングによって接続されているため、伸縮運動による接
触部のメッキがはがれなく、さらにプランジャの押し下
げられるストローク量に変動があっても常に同じ電気抵
抗値を維持することができる。また、スプリングの機能
を持たせることによりバレル内のスプリングの弾力低下
に対して補強することができ、プランジャの弾力劣化を
防止することができる。
【0014】
【実施例2】図2は、この発明の第2実施例の側断面図
である。この実施例は前記第1の実施例のコイルスプリ
ング8に代えて、金属板バネ9を用いて、さらにバレル
の開口端にフランジ5aを設け、プランジャの頭部を釘
状にする点を除いては第1図の実施例と同様であるため
同一部分には同一参照符号を付して説明を省略する。
【0015】この実施例では、バレルの開口端にフラン
ジ5aを設けて、このフランジとプランジャ外端の釘頭
部2cとの間に板バネ9をはさみ込み、フランジと板バ
ネ間および釘頭部と板バネ間をスポット溶接することで
プランジャとバレルとを接続する。従ってスポット溶接
10を用いて容易に且つ確実にプランジャとバレルとを
接続することができるため、製作が容易で低コストなコ
ンタクトピンを製造することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明はプラン
ジャとバレルとが伸縮動作に関係無く金属部材で常に接
続されているため、電気抵抗値の劣化が発生せず、低電
気抵抗値を維持することができる効果がある。
【0017】さらに、バネとすることによりプランジャ
を押し上げる内部スプリングの補強の役割をはたし、弾
力の劣化を防止することで回路基板との密着度の低下を
防ぎ、回路基板との接触部における電気抵抗値を低いま
ま維持することができる効果もある。
【0018】従ってコンタクトピンの劣化が発生しない
ため交換を行う必要がなく、交換に際しての経済負担が
不要となる。
【0019】また、プランジャ接触部とバレル内壁は、
金メッキ処理する必要がなくなり、コストを下げられる
経済効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のコンタクトピンの一実施例の側断
面図である。
【図2】 この発明のコンタクトピンの第2実施例の側
断面図である。
【図3】 従来のコンタクトピンの側断面図である。
【符号の説明】
1 上部の回路基板 1a 回路基板電極面 2 プランジャ 2a プランジャ頭部 2b プランジャ接触部 2c プランジャ釘頭部 3 ボール 4 スプリング 5 バレル 5a バレルフランジ部 6 ソケット 7 下部回路基板 7a 回路基板ピン 8 コイルスプリング 9 板バネ 10 スポット溶接

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状のバレル内にスプリング、ボー
    ル、プランジャを順次挿入したコンタクトピンにおい
    て、バレルの開口端より突出したプランジャを挿通し、
    金属部材の両端部分をバレルおよびプランジャに接続し
    たことを特徴とするコンタクトピン。
  2. 【請求項2】金属部材がプランジャに挿通されたコイル
    スプリングであることを特徴とする請求項1のコンタク
    トピン。
  3. 【請求項3】バレルの開口端にフランジを設け、プラン
    ジャの外端に釘頭部を設けて、このフランジと釘頭部を
    金属部材にて接続したことを特徴とする請求項1のコン
    タクトピン。
  4. 【請求項4】有底筒状部材と、この筒状部材に一端側の
    釘頭部を突出させて可動自在に挿入したプランジャと、
    このプランジャの他端側端面と前記筒状部材の底部間に
    介在のボールおよびスプリングを含むプランジャ支持部
    材からなるコンタクトピンにおいて、前記筒状部材の上
    端部と前記プランジャの釘頭部間に弾力性を有する導電
    性金属部材を弾圧接触させて介在させたことを特徴とす
    るコンタクトピン。
JP4319769A 1992-11-30 1992-11-30 コンタクトピン Pending JPH06168756A (ja)

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