JPH0616844Y2 - ガイドレールの支持構造 - Google Patents

ガイドレールの支持構造

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JPH0616844Y2
JPH0616844Y2 JP1988039464U JP3946488U JPH0616844Y2 JP H0616844 Y2 JPH0616844 Y2 JP H0616844Y2 JP 1988039464 U JP1988039464 U JP 1988039464U JP 3946488 U JP3946488 U JP 3946488U JP H0616844 Y2 JPH0616844 Y2 JP H0616844Y2
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JP
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guide rail
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holder
slider
webbing
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和義 石黒
研二 松井
辰雄 山下
敏克 近藤
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はオートマチツクシートベルト装置に用いられる
ガイドレールの支持構造に関し、詳しくは乗員拘束用ウ
エビングの一端部が係止されるスライダを内方に摺動可
能に嵌合して車室前後方向へ案内するガイドレールをそ
の外周に係止される保持具を介して車室側壁へ支持する
支持構造に関する。
[従来の技術] 第8図には、従来のこの種のガイドレールの支持構造が
示されている。この支持構造では、ガイドレール10の
幅方向(第8図左右方向)両側につば部12が形成さ
れ、このつば部12に保持具14が係止されて保持具1
4を介してガイドレール10が車室側壁15に支持され
ている。保持具14は車室側壁15への取付板部14A
の下方にガイドレール10を収容するようなコ字状部1
4Bが形成されているとともにコ字状部14Bの先端に
ガイドレール10を幅方向両側から挟持するような爪1
4Cが形成され、この爪14Cがガイドレール10のつ
ば部12に係止されてガイドレール10の支持用として
用いられている。なお、保持具14としては第9図に示
される如く一枚の板材を屈曲させて形成されるもの、あ
るいは第10図に示される如く二枚の板材により形成さ
れるものがある。
しかしながら、上記従来のガイドレールの支持構造にあ
っては、つば部12がウエビング係止部寄りの端部付近
(第8図下端部付近)に形成されており、ウエビング
(図示せず)が車室内側(第8図左側)へ向けて引っ張
られる等してスライダ16を介してガイドレール10に
第8図矢印A方向へのこじり力が作用した場合につば部
12の移動量が大きく、第11図に示される如くつば部
12が保持具14の一方の爪14Cから外れ易い。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記事実を考慮し、ガイドレールへの保持具の
係止をより確実にすることができると共に、簡単な形状
構造で容易に製作加工できかつ容易に組付けることがで
きるガイドレールの支持構造を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、乗員拘束用ウエビングの一端部が係止される
スライダを内方に摺動可能に嵌合して車室前後方向へ案
内するガイドレールをその車室幅方向両側部に係止され
る保持具を介して車室側壁へ支持する支持構造であっ
て、ガイドレールの車室幅方向外側の側部で、且つスラ
イダを介してウエビングと反対側のガイドレール端部付
近に外周を拡径するつば部を形成すると共に、短尺の薄
肉板材を屈曲して前記保持具を形成すると共に前記つば
部に係合し弾性を有する係止爪を設け、前記ガイドレー
ルのつば部に前記保持具の係止爪を係止したことを特徴
としている。
[作用] 上記構成によれば、ガイドレールの車室幅方向外側の側
部であってスライダを介してウエビングと反対側のガイ
ドレール端部に形成されたつば部に保持具のガイドレー
ルへの係止部の片側が係止されるので、ウエビングが車
室内側へ引っ張られる等してスライダを介してガイドレ
ールにこじり力が作用した場合であってもガイドレール
のつば部の移動量が少なく、つば部がこれと係止される
保持具の係止部から外れにくい。
また、保持具は薄肉板材を屈曲して形成されるため、極
めて製作が容易である。さらに、保持具の係止爪は弾性
を有しているため、係止爪の弾性変形を利用することに
よりガイドレールの長手方向に対して直交方向から嵌め
込んで容易に組付けることができ、かつ、組付け後には
係止爪が弾性力によって押圧状態でつば部に係止される
ため、両者はガタつくことなく安定して確実に係止固定
される。
[実施例] 第1図から第3図には、本考案に係るガイドレールの支
持構造の第1実施例が示され、第4図にはこの実施例が
適用されたオートマチックシートベルト装置が示されて
いる。
第4図に示されるオートマチックシートベルト装置で
は、車室側壁を構成するルーフサイドレール20に保持
具22を介してガイドレール24が車室前後方向に沿っ
て取り付けられている。ガイドレール24の前端部はフ
ロントピラー26に沿って延長され、後端部はセンター
ピラー28に沿って延長されている。ガイドレール24
には内方にスライダ30が摺動可能に嵌合され、スライ
ダ30を車室前後方向に案内するようになっている。ス
ライダ30には、ウエビング32の一端が係止されてい
る。ウエビング32の他端は車両中央部に配置された巻
取装置34に巻取られている。この巻取装置34には、
車両減速時にウエビング32の引出しを瞬時に停止する
イナーシヤーロツク機構が内蔵されている。
ガイドレール24には、その長手方向に沿ってワイヤ3
6(第1図、第3図にも図示)が緊密に収容され、ワイ
ヤ36をスライド可能に案内している。ワイヤ36の前
端部はスライダ30に係止されており、スライダ30は
ワイヤ36とともに移動するようになっている。このワ
イヤ36は後端部がセンターピラー28の下端部に取り
付けられたウエビング駆動装置38へ連結され、ウエビ
ング駆動装置38の駆動力を受けてガイドレール24内
を摺動し、スライダ30を車室前方又は後方へ移動する
ようになっている。
これにより、スライダ30をガイドレール24の前端部
へ移動させて乗員がシートへ着座できるようにし、乗員
が着座後はスライダ30をガイドレール24の後端部へ
移動させてウエビング装着状態とすることができるよう
になっている。
上記ガイドレール24の支持構造について詳しく説明す
ると、第1図に示される如くガイドレール24には車室
幅方向両側部であって且つスライダ30を介してウエビ
ング32と反対側の端部に外周を幅方向に拡径するつば
部40が形成され、このつば部40に保持具22が係止
されて保持具22を介してルーフサイドレール20に支
持されている。
保持具22にはガイドレール24の上方でルーフサイド
レール20に接合する取付板部42と、取付板部42の
下端部に略直角に結合されてガイドレール24の上面に
沿う水平板部44と、水平板部44に略直角に結合され
てガイドレール24の車室内側(第1図左側)の側面に
沿う垂直板部46とが形成されている。
取付板部42には第2図にも示される如く略中央部に円
形の透孔48が形成され、この透孔48にボルト50が
挿通されてボルト50を介してルーフサイドレール20
に固着されている。
水平板部44及び垂直板部46には第2図にも示される
如く水平板部44と取付板部42との結合部付近から垂
直板部46の上下方向中間部にかけて矩形の透孔52が
形成されている。この透孔52の内側には上下方向から
みてガイドレール24への係止部である二個の爪54,
56が突出され、爪54、56間にガイドレール24の
上端部が挿入されてつば部40に爪54、56が係止さ
れている。爪54は取付板部42の下端部から車室内側
(第1図左側)へ向けて略直角に屈曲されて先端がつば
部40に係止されている。爪56は切り起しにより垂直
板部46の上下方向中間部から車室外側(第1図右側)
へ向けて斜め上向きに立ち上がり、先端がつば部40に
係止されている。この爪56は車室内側(第1図左側)
へ向けて弾性的にたわみ変形可能とされ、爪56をたわ
ませて爪54、56間にガイドレール24の上端部が挿
入され、つば部40が爪54、56間を通過後に爪56
が形状復元されてつば部40に爪54、56が係止され
るようになっている。
なお、本実施例では、水平板部44の中間部が屈曲され
てガイドレール24の上面に当接されている。この屈曲
部44Aはガイドレール24の取外し状態でガイドレー
ル24の上面とつば部40との間の高さ寸法H(第1図
に図示)よりも爪54、56に接近した位置に位置さ
れ、ガイドレール24の取付状態では弾性力でガイドレ
ール24の上面に押圧されるようになっている。
次にガイドレール24の取付手順を説明する。
始めにガイドレール24の上端部を保持具22の爪5
4、56間に挿入してガイドレール24に保持具22を
組み付ける。ガイドレール24の上端部は爪56をたわ
ませて爪54、56間に挿入され、つば部40が爪5
4、56間を通過後は爪56が形状復元されてつば部4
0に爪54、56が係止される。これによって、ガイド
レール24に保持具22が組み付けられる。この組付状
態では、屈曲部44Aが弾性力でガイドレール24の上
面に押圧され、ガイドレール24に対してその長手方向
に保持具22が位置ずれないようにされる。
ガイドレール24に保持具22を組付後は保持具22の
透孔48にボルト50を挿通して取付板部24をルーフ
サイドレール20に固着すれば、第1図に示される如く
ガイドレール24がルーフサイドレール20に取り付け
られる。なお、保持具22をルーフサイドレール20へ
取り付ける前にあらかじめ保持具22をガイドレール2
4に対して位置決めしておけば、ダイドレール24への
保持具22の組付状態でガイドレール24に対してその
長手方向に保持具22が位置ずれしないので、保持具2
2をルーフサイドレール20へ取り付ける時に保持具2
2を位置調節する必要がなく、保持具22のルーフサイ
ドレール20への取付が簡単となる。
ここで、ガイドレール24は車室幅方向側部であってス
ライダ30を介してウエビング32と反対側の端部(上
端部)につば部40を形成し、このつば部40に保持具
22の爪54、56を係止して保持具22を介してルー
フサイドレール20に支持されるので、ウエビング32
が車室内側(第1図左側)へ引っ張られる等してガイド
レール24に第1図矢印B方向へのこじり力が作用した
場合であっても第3図に示される如くつば部40の移動
量が少なく、つば部40が爪54、56から外れにく
い。
第5図及び第6図には、本考案に係るガイドレールの支
持構造の第2実施例が示されている。この実施例では、
爪56が水平板部44の先端に車室外側(第5図右側)
へ向けて略水平に屈曲形成されているとともに爪54が
切り起しにより取付板部42の下端部から車室内側(第
5図左側)へ向けて斜め上方に立ち上がり、爪54、5
6間へは爪54をたわませてガイドレール24の上端部
が挿入されるようになっている。爪56と水平板部44
との間の屈曲部はつば部40への爪54、56の係止状
態で弾性力により水平板部44をガイドレール24の上
面に押圧できるように膨らんでいる。
この実施例においてもガイドレール24の車室幅方向側
部であってスライダ30を介してウエビング32と反対
側のガイドレール端部(上端部)に形成したつば部40
に爪54、56が係止されるので、上記実施例と同様に
ウエビング32が車室内側(第5図左側)へ引っ張られ
る等してガイドレール24にこじり力が作用した場合で
あってもつば部40が爪54、56から外れにくくい、
ガイドレール24への保持具22の係止が確実である。
なお、本考案はガイドレール24の車室幅方向外側の側
部であって、且つスライダ30を介してウエビング32
と反対側の端部付近に形成した一方のつば部40に保持
具22の一方の爪54を係止して保持具22を介してガ
イドレール24を支持する構成であればよく、第7図に
図示の第3実施例に示される如くガイドレール24の車
室内側の側部(第7図左側の側部)に係止される保持具
22の爪56はガイドレール24のスライダ突出側の端
部に係止するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案は乗員拘束用ウエビングの一
端部が係止されるスライダを内方に摺動可能に嵌合して
車室前後方向へ案内するガイドレールをその車室幅方向
両側部に係止される保持具を介して車室側壁へ支持する
支持構造であって、ガイドレールの車室幅方向外側の側
部で、且つスライダを介してウエビングと反対側のガイ
ドレール端部付近に外周を拡径するつば部を形成すると
共に、短尺の薄肉板材を屈曲して前記保持具を形成する
と共に前記つば部に係合し弾性を有する係合爪を設け、
前記ガイドレールのつば部に前記保持具の係止爪を係止
したので、ガイドレールへの保持具の係止をより確実に
することができると共に、簡単な形状構造で容易に製作
加工できかつ容易に組付けることができる優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るガイドレールの支持構造の第1実
施例を示す断面図、第2図は第1図の保持具の斜視図、
第3図は第1図のガイドレールがこじり力を受けた場合
の作動を第1図に対応して示した断面図、第4図は本考
案実施例が適用されたオートマチツクシートベルト装置
の概略構造を車室内側からみた断面図、第5図は第2実
施例を第1図に対応して示した断面図、第6図は第5図
の保持具の斜視図、第7図は第3実施例を第1図に対応
して示した断面図、第8図は従来のガイドレールの支持
構造を示す断面図、第9図及び第10図はそれぞれ第8
図の保持具の斜視図、第11図は第8図のガイドレール
がこじり力を受けた場合の作動を第8図に対応して示し
た断面図である。 22……保持具、 24……ガイドレール、 30……スライダ、 32……ウエビング、 40……つば部、 54、56……爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 近藤 敏克 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−185644(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗員拘束用ウエビングの一端部が係止され
    るスライダを内方に摺動可能に嵌合して車室前後方向へ
    案内するガイドレールをその車室幅方向両側部に係止さ
    れる保持具を介して車室側壁へ支持する支持構造であっ
    て、ガイドレールの車室幅方向外側の側部で、且つスラ
    イダを介してウエビングと反対側のガイドレール端部付
    近に外周を拡径するつば部を形成すると共に、短尺の薄
    肉板材を屈曲して前記保持具を形成すると共に前記つば
    部に係合し弾性を有する係止爪を設け、前記ガイドレー
    ルのつば部に前記保持具の係止爪を係止したことを特徴
    とするガイドレールの支持構造。
JP1988039464U 1987-07-27 1988-03-25 ガイドレールの支持構造 Expired - Lifetime JPH0616844Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988039464U JPH0616844Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ガイドレールの支持構造
CA000573086A CA1297083C (en) 1987-07-27 1988-07-26 Guide rail supporting structure
US07/224,396 US4878692A (en) 1987-07-27 1988-07-26 Guide rail supporting structure

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988039464U JPH0616844Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ガイドレールの支持構造

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Publication Number Publication Date
JPH01142350U JPH01142350U (ja) 1989-09-29
JPH0616844Y2 true JPH0616844Y2 (ja) 1994-05-02

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JP1988039464U Expired - Lifetime JPH0616844Y2 (ja) 1987-07-27 1988-03-25 ガイドレールの支持構造

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0356131Y2 (ja) * 1985-05-10 1991-12-16

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JPH01142350U (ja) 1989-09-29

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