JPH0616815A - メチルクロロシラン残留物から製造されたシロキサン流動体 - Google Patents

メチルクロロシラン残留物から製造されたシロキサン流動体

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JPH0616815A
JPH0616815A JP5080395A JP8039593A JPH0616815A JP H0616815 A JPH0616815 A JP H0616815A JP 5080395 A JP5080395 A JP 5080395A JP 8039593 A JP8039593 A JP 8039593A JP H0616815 A JPH0616815 A JP H0616815A
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methylchlorosilane
siloxane
residue
polymer
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Robert G Stank
ロバート・ジェラード・スタンク
Luisito A Tolentino
ルイシト・アルバレス・トレンティノ
Alan Ritzer
アラン・リツナー
Frank John Traver
フランク・ジョン・トレーバー
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General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メチルクロロシラン粗製品の製造時の残留物
(=ジシラン、ジシロキサン、シリルメチレン等) を開
裂してメチルクロロシラン単量体を得たときの残留物を
有効利用する。即ち、「残留物の残留物」を有効利用す
る。 【構成】 未反応の、ジシラン(X3 Si-SiX3 ) 、ジシロ
キサン(X3 Si-O-SiX3 )、シリルメチレン(X3 Si- CH2 -
SiX3 ) [X =ハロゲン又は有機基]を含む上記「残留
物の残留物」を加水分解し、ジシラン結合/ジシロキサ
ン結合/シリルメチレン結合を有し且つ完全にアルキル
化された線状/環状シロキサン重合体 [Y3 SiO-(Y2 SiO)a -( Y2 Si-SiY2 ) b -O-( Y2 Si- CH2 -SiY2 ) c -O-SiY3 ] を回収する。(Yはアルキル基/シロキサン基;a,b,c は
ランダム;b,c は同時にゼロにはならない)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシロキサン重合
体を含有するシリコーン流動体に関するものである。更
に詳しく言えば本発明は、ジシラン、ジシロキサンおよ
びシリルメチレンから誘導された単位によって構成され
る新規なシロキサン重合体を含有するシリコーン流動体
に関する。
【0002】
【従来の技術】当業界において古くから知られている通
り、金属銅または銀触媒の存在下で粒状ケイ素と塩化メ
チルとを直接に反応させることによってメチルクロロシ
ランを製造することができる。かかる反応は、ロチョウ
(Rochow)の米国特許第2380995および23838
18号明細書をはじめとする文献中に開示されている。
かかる反応によれば、ジメチルジクロロシランに加え、
その他各種のシラン(たとえば、テトラメチルシラン、
トリメチルクロロシラン、メチルトリクロロシラン、四
塩化ケイ素、トリクロロシラン、メチルジクロロシラン
およびジメチルクロロシラン)を製造することもでき
る。
【0003】メチルクロロシラン粗製品の製造に際して
は、商業的に最も有用なメチルクロロシランであると一
般に考えられるジメチルジクロロシランに加えて残留物
が生成される。かかる残留物は、大気圧下で約70℃を
越える沸点を有するようなメチルクロロシラン粗製品中
の生成物から成っている。かかる残留物中には、ジシラ
ン(たとえば、対称的な1,1,2,2−テトラクロロ
ジメチルジシラン、1,1,2−トリクロロトリメチル
ジシランなど)、ジシロキサン、シリルメチレン、およ
びその他の高沸点物質(たとえば、トリシラン、トリシ
ロキサン、トリシリルメチレンなど)が含まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】更にまた、ブルースタ
イン(Bluestein) の米国特許第2709176号明細書
中に記載された方法に従って上記のごとき残留物中の特
定成分(主として、1,1,2,2−テトラクロロジメ
チルジシランおよび1,1,2−トリクロロトリメチル
ジシランのごとき高度に塩素化されたジシラン)を「開
裂(cleave)」させれば、有用なメチルクロロシラン単
量体が得られることも当業界において知られている。高
度に塩素化されたジシランの開裂は、第三アミン触媒の
存在下で無水塩化水素を作用させることによって達成す
ることができる。こうして生成された単量体が塔頂から
蒸留される一方、未反応のジシラン、ジシロキサンおよ
びシリルメチレンから成る残留物が得られる。この残留
物は「残留物の残留物」としても知られている。本発明
以前においては、かかる「残留物の残留物」は一般にほ
とんどもしくは全く商業的価値を持たないと考えられて
いた。
【0005】
【課題を解決する為の手段】このたび、上記のごとき一
連の「残留物の残留物」の実質的な部分を有用な製品に
転化させ得ることが判明した。すなわち、かかる一連の
「残留物の残留物」を加水分解することにより、新規な
シロキサン重合体を含有するシリコーン流動体が得られ
るのである。意外にも、かかるシリコーン流動体は(た
とえば、エマルジョンや消泡剤中において)線状および
枝分れメチルシロキサン重合体または流動体の代替品と
して適することが判明した。
【0006】更にまた、一連の「残留物の残留物」はジ
シラン、ジシロキサンおよび(または)シリルメチレン
結合を有する完全にアルキル化された線状および環状シ
ロキサンの原料となることも判明した。
【0007】
【実施例】本発明に従えば、一般式
【0008】
【化3】
【0009】(式中、Yはアルキル基またはシロキサン
側鎖であり、aは0より大きい整数であり、bおよびc
は0または0より大きい整数であるが、bおよびcの両
方が0であることはなく、かつa、bおよびcは重合体
主鎖中においてランダムに配列されている)によって表
わされるシロキサン重合体を含有することを特徴とする
シリコーン流動体が提供される。かかるシロキサン重合
体は5〜100,000センチストークスの範囲内の粘
度を有することが好ましい。
【0010】また、、本発明のシリコーン流動体の粘度
およびそれの置換基の枝分れ状態は、モノ、ジおよびト
リアルキルクロロシラン単量体の添加によって調節する
ことができる。かかる単量体としては、トリメチルクロ
ロシラン、メチルトリクロロシラン、四塩化ケイ素、ト
リクロロシラン、メチルジクロロシランおよびジメチル
クロロシランが挙げられる。
【0011】本発明によればまた、ジシラン、ジシロキ
サンおよびシリルメチレンの混合物を加水分解する工程
から成ることを特徴とする、一般式
【0012】
【化4】
【0013】(式中、Yはアルキル基またはシロキサン
側鎖であり、aは0より大きい整数であり、bおよびc
は0または0より大きい整数であるが、bおよびcの両
方が0であることはなく、かつa、bおよびcは重合体
主鎖中においてランダムに配列されている)によって表
わされるシロキサン重合体を含有するシリコーン流動体
の製造方法も提供される。
【0014】更に本発明によれば、アルキルハロシラン
の直接合成操作から得られた残留物または残留物の一部
から、ジシラン、ジシロキサンおよび(または)シリル
メチレン結合を有すると共に完全にアルキル化された線
状または環状シロキサンを回収するための方法も提供さ
れる。かかる方法は、上記のごとき残留物を加水分解す
ることによって加水分解残留物を得、この加水分解残留
物から揮発分を分離し、次いでこの揮発分から、ジシラ
ン、ジシロキサンおよび(または)シリルメチレン結合
を有すると共に完全にアルキル化された線状または環状
シロキサンを回収する諸工程から成っている。
【0015】本発明によれば、一般式
【0016】
【化5】
【0017】によって表わされるジシラン、一般式
【0018】
【化6】
【0019】によって表わされるジシロキサン、および
一般式
【0020】
【化7】
【0021】によって表わされるシリルメチレン、から
成る混合物の加水分解によって得られる新規なシロキサ
ン重合体を含有するシリコーン流動体が提供される。上
記式中、Xはハロゲン原子(たとえば、塩素原子)ある
いは有機官能基(たとえば、アルキル基、ビニル基、フ
ェニル基、アミノ基または水素原子)を独立に表わす。
なお、Xはメチル基、エチル基またはプロピル基のごと
きアルキル基あるいは塩素原子であることが好ましい。
【0022】上記のごとき化合物の混合物は、一般に、
メチルクロロシラン合成操作から得られたメチルクロロ
シラン残留物に開裂操作を施した場合の缶出液または缶
出液の一部中に見出される。これらの成分は水と反応し
てシロキサン結合を生じ、それによって固有の構造を重
合体主鎖中に導入する。かかる反応は下記のごとき2つ
の反応機構のいずれかに従って進行するものと考えられ
るが、本発明は特定の理論によって拘束されないことを
理解すべきである。 (1) 一段階反応 A−Cl + B−Cl + H2 O → A−O−B + 2HCl (I) (2) 二段階反応 A−Cl + H2 O → A−OH + HCl (加水分解) B−Cl + H2 O → B−OH + HCl (加水分解) A−OH + B−OH → A−O−B + H2 O (塩酸存在下で の縮合) 上記式中、AおよびBはジシラン、ジシロキサンまたは
シリルメチレンである。総合的に見れば、これらの反応
は公知のごときメチルクロロシラン単量体の加水分解に
類似している。本明細書中において使用される「加水分
解」という用語は、たとえば単純なアルコールとのアル
コリシス反応をも含むことを理解すべきである。かかる
アルコールとしてはメタノール、エタノールおよびプロ
パノールが挙げられるが、それらのみに限定されるわけ
ではない。
【0023】ジシラン、ジシロキサンおよびシリルメチ
レンの混合物としてメチルクロロシラン残留物の開裂操
作時に得られた缶出液または缶出液の一部が使用される
場合、かかる混合物は一塩素化物質、二塩素化物質およ
びより高度の塩素化物質をも含有することがある。この
ような場合には、一塩素化物質は一官能性単位または連
鎖停止剤を成し、二塩素化物質は二官能性単位または連
鎖延長剤を成し、そしてより高度の塩素化物質は架橋剤
を成す。こうして得られたシリコーン流動体は、通例、
15〜30重量%のライトエンド(light ends)を含有
する線状および枝分れシロキサン重合体から主として成
っている。
【0024】かかるライトエンドは、ジシラン、ジシロ
キサンおよびシリルメチレン結合を有する完全にアルキ
ル化された線状または環状シロキサン、ジシラン、シリ
ルメチレンあるいはそれらの混合物(たとえば、環状シ
ロキサン、ヘキサメチルジシランおよびヘキサメチルシ
リルメチレンの混合物)から成るのが通例である。ライ
トエンド中に存在するこれらの化合物は各種のシリコー
ン化合物を製造するための有用な原料であることが知ら
れており、またそれらは当業者にとって公知の方法によ
って本発明の新規なシロキサン重合体を含有するシリコ
ーン流動体から回収することができる。
【0025】本発明に従って得られるシリコーン流動体
は、一般式
【0026】
【化8】
【0027】(式中、Yはアルキル基またはシロキサン
側鎖であり、aは0より大きい整数であり、bおよびc
は0または0より大きい整数であるが、bおよびcの両
方が0であることはなく、かつa、bおよびcは重合体
主鎖中においてランダムに配列されている)によって表
わされる新規なシロキサン重合体を含有している。好適
な実施の態様に従えば、Yはメチル基、エチル基または
プロピルであるが、メチル基であることが最も好まし
い。本発明のシリコーン流動体の粘度は、たとえば5〜
100,000センチストークスという広い範囲にわた
って変化し得る。
【0028】本発明のシリコーン流動体は、シロキサン
を有効に使用し得ることが知られている各種の商業製品
中に配合することができる。かかる製品としてはエマル
ジョンおよび消泡剤が挙げられるが、それらのみに限定
されるわけではない。更にまた、特定の性質を付与する
ため、各種の添加剤(たとえば、粘度調整剤、界面活性
剤、着色剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、および当業者
にとって公知であるその他の添加剤)を添加することも
できる。
【0029】本発明を一層詳しく説明するため、以下に
実施例を示す。これらの実施例は、決して本発明の範囲
を制限するものと解すべきでない。
【0030】
【実施例1】メチルクロロシラン残留物の開裂操作時に
得られた缶出液100gを15分間にわたって300g
の水に添加した。添加中において、混合物の温度は15
℃から54℃に上昇した。反応混合物を放冷し、そして
相分離を起こさせた。水/酸相を傾瀉によって除去した
後、残ったシリコーン油を5%炭酸水素ナトリウム溶液
で洗った。かかるシリコーン油を水でもう一度洗い、傾
瀉によって分離し、次いで分子ふるいを用いて乾燥し
た。こうして得られた製品は、無色透明の低粘度流動体
であった。
【0031】
【実施例2】メチルクロロシラン残留物の開裂操作時に
得られた缶出液750mlを用いて実施例1の手順を繰返
した。その結果、無色透明の低粘度流動体が回収され
た。こうして得られた流動体148.8gを500mlの
フラスコ内に装入した。熱および真空(10mmHg)を加
えて温度を150℃にまで上昇させた。塔頂留出物を捕
集して凝縮させたところ、それは初期装入物の28.0
重量%を占めることが判明した。初期装入物、塔頂留出
物および処理済み流動体の粘度を測定したところ、それ
ぞれ9.7センチストークス、1.4センチストークス
および33.8センチストークスであった。
【0032】
【実施例3〜6】メチルクロロシラン残留物の開裂操作
時に得られた缶出液の試料を用いて実施例2の手順を繰
返した。ストリッピングの結果を下記表1中に示す。
【0033】
【表1】 表 1 実施例 塔頂留出物の重量パーセント 16.3 24.2 24.0 29.1 処理済み流動体の粘度(セン チストークス) 82.8 45.1 60.8 37.8 ペンスケ−マーチン(Penske-Martin) の密閉式引火点試
験法によって測定したところ、実施例5の処理済み流動
体製品の引火点は230℃であることが判明した。
【0034】実施例5の処理済み流動体製品およびトリ
フル酸(triflic acid)によるそれの分解生成物をガス
クロマトグラフィーおよび質量分析法によって分析した
ところ、この製品は特許請求の範囲に記載された通りの
重合体であることが確認された。また、実施例5の塔頂
留出物をガスクロマトグラフィーおよび質量分析法によ
って分析したところ、かかる揮発分はジシラン、ジシロ
キサンおよびシリルメチレン結合を有する完全にアルキ
ル化された線状および環状シロキサンを含有することが
確認された。
【0035】
【実施例7】実施例3において得られたシリコーン流動
体を使用することにより、一般的な乳化方法に従ってエ
マルジョンを調製した。実施例3のシリコーン流動体4
17gを43℃に加熱した。加熱された流動体に対し、
13.3gのトリトン(Triton)X−45(アルキルフェ
ノールエトキシレート)、20.0gのイゲパル(Igepa
l)CO850(アルキルフェノールエトキシレート)、
1.3gのケーソン(Kathon)II(殺生物剤)および4
8.0gの水から成る界面活性剤配合物を添加した。次
いで、この混合物を334.4gの水と共に(空隙7.
5ミルおよび圧力20psigの条件下で)摩砕することに
よって分散ペーストを調製した。遠心分離によって応力
を加えたところ、この製品は良好な乳化安定性を示し
た。
【0036】上記のごときペーストは次のような性質を
有していた。 固形分 47.2% 粘度 97センチポアズ 平均ミセルサイズ 448nm
【0037】
【実施例8】頭上撹拌機、凝縮器および温度計を取付け
た5リットルの三つ口フラスコ内に690gの水を装入
した。滴下漏斗を通じ、メチルクロロシラン残留物の開
裂操作時に得られた缶出液354gとメチルトリクロロ
シラン39gとの配合物を撹拌下で徐々に添加した。添
加の完了後、更に10分間にわたって混合物を撹拌し、
次いで1時間にわたって90℃に加熱した。冷却後、か
かる混合物を分液漏斗に移して相分離を起こさせた。有
機相を熱水および5%NaHCO3 で洗った。次いで、
それを無水MgSO4 上で乾燥してから、150℃/1
0mmHgの条件下で真空ストリッピングを施した。その結
果、135センチストークスの粘度を有する油状物20
5gが得られたが、これは特許請求の範囲に記載された
通りのものであった。
【0038】上記の説明に基づけば、本発明において数
多くの変更態様が可能であることは当業者にとって自明
であろう。かかる自明の変更態様の全てが前記特許請求
の範囲内に含まれることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイシト・アルバレス・トレンティノ アメリカ合衆国、ニューヨーク州、クリフ トン・パーク、チェリー・ヒルズ・コー ト、4番 (72)発明者 アラン・リツナー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、サン ド・レイク、ラエタナ・ヒルサイト、ボッ クス253(番地なし) (72)発明者 フランク・ジョン・トレーバー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、トロ イ、ダウニー・ロード、1番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、 Yはアルキル基またはシロキサン側鎖であり、 aは0より大きい整数であり、 bおよびcは0または0より大きい整数であるが、bお
    よびcの両方が0であることはなく、かつa、bおよび
    cは重合体主鎖中においてランダムに配列されている)
    によって表わされるシロキサン重合体を含有することを
    特徴とするシリコーン流動体。
  2. 【請求項2】 前記シロキサン重合体が線状重合体また
    は枝分れ重合体である請求項1記載のシリコーン流動
    体。
  3. 【請求項3】 前記シロキサン重合体が約5〜約10
    0,000センチストークスの範囲内の粘度を有する請
    求項1記載のシリコーン流動体。
  4. 【請求項4】 Xがアルキル基である請求項1記載のシ
    リコーン流動体。
  5. 【請求項5】 粘度調整剤を追加含有する請求項1記載
    のシリコーン流動体。
  6. 【請求項6】 前記粘度調整剤が有機官能性シラン単量
    体の中から選ばれる請求項1記載のシリコーン流動体。
  7. 【請求項7】 前記シロキサン重合体を約70〜約85
    重量%の割合で含有する請求項1記載のシリコーン流動
    体。
  8. 【請求項8】 ジシラン、ジシロキサンおよびシリルメ
    チレンの混合物を加水分解する工程から成ることを特徴
    とする、一般式 【化2】 (式中、 Yはアルキル基またはシロキサン側鎖であり、 aは0より大きい整数であり、 bおよびcは0または0より大きい整数であるが、bお
    よびcの両方が0であることはなく、かつa、bおよび
    cは重合体主鎖中においてランダムに配列されている)
    によって表わされるシロキサン重合体を含有するシリコ
    ーン流動体の製造方法。
  9. 【請求項9】 ジシラン、ジシロキサンおよびシリルメ
    チレンの前記混合物がメチルクロロシラン合成操作に由
    来するものである請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 ジシラン、ジシロキサンおよびシリル
    メチレンの前記混合物がメチルクロロシラン残留物の開
    裂操作時に生ずる缶出液または缶出液の一部である請求
    項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記シリコーン流動体にストリッピン
    グを施すことにより、揮発分を回収すると共に処理済み
    流動体を得る工程を追加包含する請求項9記載の方法。
JP5080395A 1992-04-13 1993-04-07 メチルクロロシラン残留物から製造されたシロキサン流動体 Withdrawn JPH0616815A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/867,938 US5312946A (en) 1992-04-13 1992-04-13 Siloxane fluid from methylchlorosilane residue waste
US867938 1992-04-13

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JPH0616815A true JPH0616815A (ja) 1994-01-25

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JP5080395A Withdrawn JPH0616815A (ja) 1992-04-13 1993-04-07 メチルクロロシラン残留物から製造されたシロキサン流動体

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