JPH0616804Y2 - サスペンション制御システム - Google Patents

サスペンション制御システム

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Publication number
JPH0616804Y2
JPH0616804Y2 JP16841688U JP16841688U JPH0616804Y2 JP H0616804 Y2 JPH0616804 Y2 JP H0616804Y2 JP 16841688 U JP16841688 U JP 16841688U JP 16841688 U JP16841688 U JP 16841688U JP H0616804 Y2 JPH0616804 Y2 JP H0616804Y2
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JP
Japan
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road surface
suspension control
control system
vehicle
receiver
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16841688U
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English (en)
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JPH0288808U (ja
Inventor
善紀 見市
邦夫 中川
實 堅本
泰治 服部
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、超音波を利用した路面センサの信号を受けて
作動するサスペンション制御システムに関し、特に、停
車寸前の低速時に車両近傍の物体を検知して誤作動する
のを防止したサスペンション制御システムに関する。
従来の技術 路面や走行の状況に応じてサスペンションのバネ定数や
ダンパ減衰力などを変化させ、乗り心地や操縦安定性の
向上を実現する車両のサスペンション制御システムにお
いては、これから車両が通過しようとする路面状況は重
要な情報のひとつであり、この路面状況を知る手段とし
て超音波の反射を利用した路面センサがある。この路面
センサは、車体前部のバンパ付近に取付けられ、車体前
方の路面へ向けて連続的に送信した超音波の反射波を受
信し、その反射波強度変化率から路面の凹凸を検知する
ことができる。そして、土、アスファルトあるいはコン
クリートといった異なる路面材質、温度、ほこり及び汚
れなどに影響されての誤検知がなく、しかも、連続した
検知によって移動速度の大きな車にも十分適用できるも
のである。
考案が解決しようとする課題 ところで、車両はその走行時にさまざまの路面状況や運
転状況と遭遇し、たとえば、横断歩道の手前や車庫入れ
などのように停車寸前の低速走行をすることがある。こ
の場合、車両前方の横断歩道には歩行者がおり、また、
車庫ではその壁が直前にせまってくるなど、路面センサ
にとって路面の凹凸と誤って検知する物体が存在しやす
い状況となっている。このため、路面センサから実際の
路面状況とは異なる検知信号がサスペンション制御シス
テムに送られて誤作動の原因となる不都合があった。
課題を解決するための手段 本考案は、前述の課題を解決するもので、路面へ向けて
連続的に超音波を送信する送信器と、路面からの反射波
を受信する受信器と、受信した反射波の反射波強度変化
率から路面状況を検知して出力する路面状況検知回路と
を具備して成る路面センサからの検知信号を情報のひと
つとして受けて作動するサスペンション制御システムに
おいて、ドップラー効果によって車速(v)の上昇ととも
に高くなる受信波周波数(f)が所定の最低作動車速(V)に
対応する最低作動周波数(F)より大きい場合にゲインを
得るように前記受信器の受信波周波数特性を定め、停車
寸前の低速時には路面センサの検知を停止して車両前方
の物体を検知しての誤作動を防止したことを特徴とする
サスペンション制御システムである。
作用 前述の手段によれば、所定の最低作動車速(V)以下で低
速走行すると、ドップラー効果によって車速(v)と相関
関係にある受信波周波数(f)は受信器でゲインを得られ
ない最低作動周波数(F)以下となり、路面センサはその
検知を停止する。従って、停車寸前の低速時に車体前方
に存在しがちな横断歩道上の歩行者や駐車場の壁などを
路面の凹凸と誤って検知することがなくなり、誤検知し
た路面センサの信号を受けてサスペンション制御システ
ムが誤作動するのを防止できる。
実施例 本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
すると、サスペンション制御システムは、路面センサ
1、車速センサやGセンサなどの各種センサ2、サスペ
ンション制御回路3を具備して構成され、サスペンショ
ン制御回路3では入力された各センサからの情報によっ
て車両の走行状態や路面状況に応じたサスペンションの
バネ定数やダンパ減衰力などを定め、図示省略の可変機
構へ作動信号を出力して変化させ、乗り心地や操縦安定
性を向上させるシステムである。このサスペンション制
御システムにとって路面センサ1は重要な情報源であ
り、停車寸前の低速時に歩行者や壁などを誤検知しない
ようにする必要がある。このため、路面へ向けて連続的
に超音波を送信する送信器4と、路面からの反射波を受
信する受信器5と、受信した反射波の反射波強度変化率
から路面状況を検知して出力する路面状況検知回路6と
を具備して成る路面センサ1において、受信器5の受信
波周波数特性を次のようにして定める。すなわち、送信
器4及び受信器5は車体前部のバンパ付近に取付けられ
て車両と一体に移動するため、送信器4から送信された
超音波の発信波周波数(fo)はその時の車速(v)に応じて
大きくなった受信波周波数(f)で受信器5に受信され
る。このドップラー効果と呼ばれている車速(v)と受信
波周波数(f)/発信波周波数(fo)との関係を第3図に示
す。そして、路面センサ1の検知を停止する車速を最低
作動車速(V)とし、この最低作動車速(V)の時の受信波周
波数を最低作動周波数(F)とすれば、第2図に示す如
く、受信器5の受信波周波数(f)が最低作動周波数(F)よ
り大きくなった場合にゲインが得られるようにその受信
波周波数特性を定めるのである。
従って、上述した受信波周波数特性の受信器5を備えた
路面センサ1によれば、車速(v)が0から最低作動車速
(V)までは受信器5にゲインが得られないため路面セン
サとしての検知を停止した状態となり、車速(v)が最低
作動車速(V)より大きくなると受信波周波数(f)も最低作
動周波数(F)よりも大きくなってゲインが得られるよう
になり、路面状況を検知した出力信号がサスペンション
制御回路3へ送られる。このように、路面センサ1は車
速(v)に応じて自動的にオン/オフされ、横断歩道の手
前や車庫入れなどのような停車寸前の低速時には路面セ
ンサ1の検知が停止されるので、歩行者や壁などを検知
した実際の路面とは異なる検知信号がサスペンション制
御回路3に入力されるのを防止でき、従って、実際の路
面状況への対応とは異なる作動信号がサスペンション制
御回路3から図示省略のバネ定数可変機構やダンパ減衰
力可変機構などへ出力されて誤作動するのを防止でき
る。
考案の効果 前述の本考案によれば、停車寸前の低速走行時に横断歩
道上の歩行者や車庫の壁などを路面センサが検知して実
際の路面状況とは異なる信号を出力するのを防止でき、
従って、サスペンション制御システムは路面センサの誤
検知信号を受けて誤作動することがなくなり、信頼性の
向上したシステムとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるサスペンション制御システムの一
実施例を示すブロック図、第2図は第1図に示した受信
器の受信波周波数特性を示す図、第3図はドップラー効
果を示す車速(v)と受信波周波数(f)/受信波周波数(fo)
との関係図である。 1……路面センサ、3……サスペンション制御回路、4
……送信器、5……受信器、6……路面状況検知回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 服部 泰治 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−131813(JP,A) 特開 昭62−194924(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】路面へ向けて連続的に超音波を送信する送
    信器と、路面からの反射波を受信する受信器と、受信し
    た反射波の反射波強度変化率から路面状況を検知して出
    力する路面状況検知回路とを具備して成る路面センサか
    らの検知信号を情報のひとつとして受けて作動するサス
    ペンション制御システムにおいて、ドップラー効果によ
    って車速(v)の上昇とともに高くなる受信波周波数(f)が
    所定の最低作動車速(V)に対応する最低作動周波数(F)よ
    り大きい場合にゲインを得るように前記受信器の受信波
    周波数特性を定め、停車寸前の低速時には路面センサの
    検知を停止して車両前方の物体を検知しての誤作動を防
    止したことを特徴とするサスペンション制御システム。
JP16841688U 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム Expired - Lifetime JPH0616804Y2 (ja)

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JP16841688U JPH0616804Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム

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JP16841688U JPH0616804Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288808U JPH0288808U (ja) 1990-07-13
JPH0616804Y2 true JPH0616804Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31457572

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JP16841688U Expired - Lifetime JPH0616804Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム

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JP (1) JPH0616804Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11555022B2 (en) 2016-07-13 2023-01-17 Changzhou Tronly New Electronic Materials Co., Ltd. Polyfunctional oxetane-based compound and production method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11555022B2 (en) 2016-07-13 2023-01-17 Changzhou Tronly New Electronic Materials Co., Ltd. Polyfunctional oxetane-based compound and production method thereof

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JPH0288808U (ja) 1990-07-13

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