JPH0616805Y2 - サスペンション制御システム - Google Patents

サスペンション制御システム

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JPH0616805Y2
JPH0616805Y2 JP16841788U JP16841788U JPH0616805Y2 JP H0616805 Y2 JPH0616805 Y2 JP H0616805Y2 JP 16841788 U JP16841788 U JP 16841788U JP 16841788 U JP16841788 U JP 16841788U JP H0616805 Y2 JPH0616805 Y2 JP H0616805Y2
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JP
Japan
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road surface
rain
suspension control
control system
surface sensor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16841788U
Other languages
English (en)
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JPH0288809U (ja
Inventor
善紀 見市
邦夫 中川
實 堅本
泰治 服部
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、超音波を利用した路面センサの信号を受けて
作動するサスペンション制御システムに関し、特に、大
粒の雨を検知して誤作動するのを防止したサスペンショ
ン制御システムに関する。
従来の技術 路面や走行の状況に応じてサスペンションのバネ定数や
ダンパ減衰力などを変化させ、乗り心地や操縦安定性の
向上を実現する車両のサスペンション制御システムにお
いては、これから車両が通過しようとする路面状況は重
要な情報のひとつであり、この路面状況を知る手段とし
て超音波の反射を利用した路面センサがある。この路面
センサは、車体前部のバンパ付近に取付けられ、車体前
方の路面へ向けて連続的に送信した超音波の反射波を受
信し、その反射波強度変化率から路面の凹凸を検知する
ことができる。そして、土、アスファルトあるいはコン
クリートといった異なる路面材質、温度、ほこり及び汚
れなどに影響されての誤検知がなく、しかも、連続した
検知によって移動速度の大きな車にも十分適用できるも
のである。
考案が解決しようとする課題 ところで、車両にはさまざまの自然環境や路面状況での
走行に耐えられることが要求されており、たとえば、大
粒の雨が降っているような気象状況のもとで走行するこ
とも考える必要がある。そこで、超音波の反射を利用し
た路面センサについてみると、ほこりや汚れなどの影響
を受けないといった利点がある反面、大粒の雨を路面と
誤って検知してしまい、実際の路面状況とは異なる検知
信号がサスペンション制御システムに送られて誤作動す
る不都合があった。
課題を解決するための手段 本考案は、前述の課題を解決するもので、連続的に路面
へ向けて送信した超音波の反射波強度変化率によって路
面状況を検知する路面センサからの信号を情報のひとつ
として受けて作動するサスペンション制御システムにお
いて、作動速度が可変のワイパースイッチから作動速度
の設定信号を受けて降雨状態を判定し、ワイパーの作動
速度が所定の速度より大きい場合には大粒の雨と判断し
て前記路面センサでの検知を停止する降雨状態判断回路
を具備し、路面センサが大粒の雨を検知しての誤作動を
防止したことを特徴とするサスペンション制御システム
である。
作用 前述の手段によれば、降雨時の走行においてドライバー
が必ず使用するワイパーの作動速度から降雨状態を判定
することができ、作動速度が所定の速度より大きい場合
には大粒の雨と判断して路面センサによる検知を停止す
ることができる。このため、大粒の雨を検知した路面セ
ンサからの信号を受けてサスペンション制御システムが
誤作動するのを防止できる。
実施例 本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
ると、サスペンション制御システムは路面センサ1、ワ
イパースイッチ2、車速センサやGセンサなどの各種セ
ンサ3、降雨状態判断回路4及びサスペンション制御回
路5を具備して構成され、車両の走行状態や路面状況に
応じてサスペンションのバネ定数やダンパ減衰力などを
変化させ、乗り心地や操縦安定性を向上させるシステム
である。このサスペンション制御システムにとって路面
センサ1は重要な情報源であり、路面センサ1が大粒の
雨を誤検知するのを防止する目的で降雨状態判断回路4
を設けてある。この降雨状態判断回路4を第2図のフロ
ーチャートに基づいて説明すると、サスペンション制御
システムがオンすることにより、ワイパー作動速度(V)
とワイパー基準速度(Vo)とを比較し、ワイパー作動速度
(V)があらかじめ定めておいたワイパー基準速度(Vo)以
上であれば路面センサをオフして検知を停止するように
構成されている。これをさらに詳述すれば、ワイパーの
作動速度(V)はワイパースイッチ2の操作によって無段
階又は数段階に低速から高速へと変化させて設定するこ
とができ、大粒の雨が激しく降っている状態ではワイパ
ー作動速度(V)は高速側に設定して使用される。従っ
て、ワイパースイッチ2の設定位置からワイパー作動速
度(V)に基づく降雨状態を判定することができ、降雨状
態判断回路4ではワイパースイッチ2から受けた設定位
置信号がワイパー基準速度(Vo)以上かどうかを判断して
路面センサ1のオン/オフを決定するのである。
上述した構成の降水状態判断回路4を具備したサスペン
ション制御システムによれば、超音波の反射を利用した
路面センサ1が大粒の雨を誤検知するため使用できない
状況では自動的にその検知が停止され、大粒の雨を検知
した実際の路面状況とは異なる信号がサスペンション制
御回路5に入力されるのを防止でき、従って、実際の路
面状況への対応とは異なる作動信号がサスペンション制
御回路5から図示省略のバネ定数可変機構やダンパ減衰
力可変機構などへ出力されて誤作動するのを防止でき
る。
考案の効果 前述の本考案によれば、路面センサが大粒の雨を検知し
て実際の路面状況とは異なる検知信号を出力するのを防
止でき、従って、サスペンション制御システムは路面セ
ンサの誤検知信号を受けて誤作動することがなくなり、
信頼性の向上したシステムとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるサスペンション制御システムの一
実施例を示すブロック図、第2図は第1図の降雨状態判
断回路を示すフローチャートである。 1……路面センサ、2……ワイパースイッチ、4……降
雨状態判断回路、5……サスペンション制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 服部 泰治 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−131813(JP,A) 特開 昭62−194924(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に路面へ向けて送信した超音波の反
    射波強度変化率によって路面状況を検知する路面センサ
    からの信号を情報のひとつとして受けて作動するサスペ
    ンション制御システムにおいて、作動速度が可変のワイ
    パースイッチから作動速度の設定信号を受けて降雨状態
    を判定し、ワイパーの作動速度が所定の速度より大きい
    場合には大粒の雨と判断して前記路面センサでの検知を
    停止する降雨状態判断回路を具備し、路面センサが大粒
    の雨を検知しての誤作動を防止したことを特徴とするサ
    スペンション制御システム。
JP16841788U 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム Expired - Lifetime JPH0616805Y2 (ja)

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JP16841788U JPH0616805Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 サスペンション制御システム

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JPH0288809U JPH0288809U (ja) 1990-07-13
JPH0616805Y2 true JPH0616805Y2 (ja) 1994-05-02

Family

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