JPH0616779B2 - X線撮影装置の圧迫装置 - Google Patents

X線撮影装置の圧迫装置

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JPH0616779B2
JPH0616779B2 JP61084213A JP8421386A JPH0616779B2 JP H0616779 B2 JPH0616779 B2 JP H0616779B2 JP 61084213 A JP61084213 A JP 61084213A JP 8421386 A JP8421386 A JP 8421386A JP H0616779 B2 JPH0616779 B2 JP H0616779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、通常のX線造影では描出できない被検者の目
的撮影部位を圧迫部材で押圧して描出可能とするX線撮
影装置の圧迫装置に関し、特に圧迫動作により圧迫部材
が被検者から受ける反力を操作者へ伝達することができ
るX線撮影装置の圧迫装置に関する。
従来の技術 一般に、胃や食道のような消化器系の器官(以下「消化
管」という)のX線撮影においては、コントラストの良
い最適なX線写真を得るために、バリウム等の陰性造影
剤(以下、単に「造影剤」と称す)をその内部に投与す
る。この場合、消化管内部の造影剤の状況によってはそ
の造影剤のために病変部が見えないことがあるので、被
検者の目的撮影部位を圧迫し上記造影剤を拡散してX線
を透過し易くしたり、または消化管内部の粘膜のヒダを
押し拡げるために圧迫して、上記消化管のX線撮影を行
っている。
このような造影剤を用いた撮影を行う従来のX線撮影装
置は、第7図に示すように、被検者1を寝載する天板2
と、この天板2の上方に設けられたX線管3と、上記天
板2の下方にてスライド可能に設けられたフィルムホル
ダ4と、さらにその下方に設けらえたX線テレビカメラ
5とを有すると共に、本体6には被検者1の上方にて矢
印A,B方向に昇降する圧迫部材7を設けていた。そし
て、この圧迫部材7を被検者1の目的撮影部位に押し付
けるには、上記X線撮影装置とは別室に設置された遠隔
操作卓8(第8図参照)のところに操作者が位置し、X
線透視撮影によるX線テレビモニタ9の画面によって消
化管(例えば胃)内の造影剤のたまり具合や拡散具合を
確認しながら、操作レバー10を所定の方向へ操作し
て、上記圧迫部材7を矢印A方向に下降させて被検者1
の目的撮影部位に押し付け、造影剤の投与された消化管
を圧迫していた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このようなX線撮影装置においては、上記遠隔
操作卓8の操作レバー10は、本体6の圧迫部材7へ圧
迫動作の指令を与えるだけであり、被検者1の腹部等の
目的撮影部位を上記圧迫部材7が圧迫したときの被検者
1からの反力は何も伝達することができず、操作者は被
検者1に対する圧迫力を何も感ずることができなかっ
た。従って、どのような被検者1の対しても一律の圧迫
力を加えていた。ところが、このような場合の圧迫力は
被検者1の体格(体厚の厚い人はまたは薄い人等)によ
りその感じ方が違い、ある被検者にとっては上記一律の
圧迫力では力が強すぎ、苦痛に感ずるものであった。ま
た、同じ圧迫力を目的撮影部位に加えても造影剤の拡散
の仕方がそれぞれ異なることがあり、その被検者1にお
いて最適な拡散をさせるためには、圧迫の仕方を加減し
ながら試行錯誤的に何回も圧迫動作を行わなければなら
なかった。従って、消化感のX線撮影の作業効率が低下
するものであった。そこで、本発明はこのような問題点
を解決することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決する本発明の手段は、通常のX線造
影では描出できない被検者の目的撮影部位を圧迫部材で
押圧して描出可能とするX線撮影装置の圧迫装置におい
て、上記被検者の目的撮影部位を圧迫する圧迫部材を昇
降操作して該目的撮影部位に接触させると共にその目的
撮影部位を圧迫する押圧力の目標値を与える操作レバー
及びこの操作レバーの位置変位を検出して出力すると共
に前記圧迫部材が受ける反力に対応する方向の動きを発
生する駆動手段を有する圧迫操作部と、上記被検者の目
的撮影部位に圧迫部材が接触したのを検出する手段を有
し上記圧迫操作部からの目標値に追従して目的撮影部位
を圧迫する圧迫部材及びこの圧迫部材を昇降させる駆動
手段を有する圧迫動作部と、上記圧迫操作部からの目標
値を入力して圧迫動作部を動作させると共にこの圧迫動
作部からの追従値と上記目標値との偏差信号によりフィ
ードバック制御する制御回路とで構成し、この制御回路
の制御により上記目的撮影部位から圧迫部材が受ける反
力を操作レバーに伝達するようにしたことによってなさ
れる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明によるX線撮影装置の圧迫装置の実施例
を示すブロック図である。この圧迫装置は、第7図に示
すと同様のX線撮影装置において被検者1の例えば胃な
どの消化管内に投与されたバリウム等の造影剤をその目
的撮影部位を圧迫することにより拡散させるもので、圧
迫操作部11と、圧迫動作部12と、制御回路13とか
ら成る。
上記圧迫操作部11は、被検者1の目的撮影部位を圧迫
する後述の圧迫部材24を昇降操作して該目的撮影部位
に接触させると共にその目的撮影部位を圧迫する押圧力
の目標値を与え、かつ上記圧迫部材24が受ける反力に
対応する方向の動きを発生するもので、操作レバー14
とその駆動手段15とを有しており、第8図に示すと同
様の遠隔操作卓8に設けられている。その具体的な構造
は、第2図に示すように、二つの支点16a,16bに
支持された支点軸17を有し、この支点軸17にスライ
ド可能に軸受部18が嵌合しており、この軸受部18か
ら上向きに操作レバー14が設けられている。上記軸受
部18の下部の連結部材19は、二つのプーリ20a,
20bの間に掛け回されたベルト21の片側に結合され
ている。また、上記二つのプーリ20a,20bのうち
一方のプーリ20aの回転軸にはサーボモータ22が連
結されると共に、このサーボモータ22の回転軸にはそ
の回転角を検出するエンコーダ23が設けられている。
そして、上記支点軸17と、軸受部18と、ベルト21
と、プーリ20a,20bと、サーボモータ22とで駆
動手段15を形成している。なお、上記操作レバー14
は、二自由度を有しており、第2図において紙面に直交
する面内の+C,−C方向の傾倒操作と、紙面に平行な
面内の+D,−D方向のスライド操作とができるように
なっている。そして、上記操作レバー14を+D,−D
方向にスライド操作することにより、軸受部18及びベ
ルト21を介してプーリ20a,20bを回転させ、こ
れによりサーボモータ22が回転し、この回転角をエン
コーダ23で検出して、後述の制御回路13へ出力する
ようになっている。
前記圧迫動作部12は、上記被検者1の目的撮影部位に
圧迫部材24が接触したのを検出すると共に上記圧迫操
作部11からの目標値に追従して被検者1の目的撮影部
位を圧迫するもので、圧迫部材24とその駆動手段25
とを有しており、第7図に示すと同様にX線撮影装置の
本体6に設けられている。その具体的な構造は、第3図
に示すように、二つの支点26a,26bに支持された
支点軸27を有し、この支点軸27にスライド可能に軸
受部28が嵌合しており、この軸受部28から横斜下方
に向けて圧迫部材24が突設されている。上記軸受部2
8から反対側の側方に突出した連結部材29は、二つの
プーリ30a,30bの間に掛け回されたベルト31の
片側に結合されている。また、上記二つのプーリ30
a,30bのうち一方のプーリ30aの回転軸にはサー
ボモータ32が連結されると共に、このサーボモータ3
2の回転軸にはその回転角を検出するエンコーダ33が
設けられている。そして、上記支点軸27と、軸受部2
8と、ベルト31と、プーリ30a,30bと、サーボ
モータ32とで駆動手段25を形成している。ここで、
上記サーボモータ32は、後述の制御回路13からの制
御信号を入力して回転し、この回転がプーリ30a及び
ベルト31を介して軸受部28へ伝達され、この軸受部
28が支点軸27をガイドとして矢印A,B方向にスラ
イドすることにより、上記圧迫部材24が矢印A,B方
向に昇降して被検者1の目的撮影部位を圧迫するように
なっている。なお、上記圧迫部材24の先端に設けられ
た接触部分34は、X線透過性の良い木材やカーボンフ
ァイバ等でできている。また、上記圧迫部材24の軸受
部28への付根付近に、上記接触部分34が被検者1に
接触したのを検出する歪ゲージ等の接触検出器47が取
り付けられている。
上記圧迫操作部11と圧迫動作部12との間には、制御
回路13が設けられている。この制御回路13は、上記
圧迫操作部11からの目標値を入力して圧迫動作部12
を動作させると共にこの圧迫動作部12からの追従値と
上記目標値との偏差信号によりフィードバッグ制御する
もので、この制御回路13の制御により上記目的撮影部
位から圧迫部材24が受ける反力を操作レバー14に伝
達するようになっている。そして、これらの圧迫操作部
11及び圧迫動作部12並びに制御回路13の全体でサ
ーボ機構を構成している。ここで、上記制御回路13の
具体的な構成は、第4図に示すように、第一の位置カウ
ンタ35及び第二の位置カウンタ36と、中央処理装置
(CPU)37と、読出し専用メモリ(ROM)38
と、随時読出し書込みメモリ(RAM)39と、第一の
サーボ増幅器40及び第二のサーボ増幅器41と、第一
の駆動回路42及び第二の駆動回路43とを有して成
る。上記第一の位置カウンタ35は、圧迫操作部11の
サーボモータ22の回転角を検出するエンコード23か
ら出力されたパルス信号を入力してカウントし、上記サ
ーボモータ22の位置情報として出力するものである。
同様に、上記第二の位置カウンタ36は、圧迫動作部1
2のサーボモータ32の回転角を検出するエンコーダ3
3から出力されたパルス信号を入力してカウントし、上
記サーボモータ32の位置情報として出力するものであ
る。これら第一及び第二の位置カウンタ35,36から
の位置情報は、入力インタフェース44を介してCPU
37へ取り込まれる。このCPU37は、上記それぞれ
の位置情報から圧迫操作部11のサーボモータ22の回
転角変位θと、圧迫動作部12のサーボモータ32の
回転角変位θとの位置偏差ε(=θ−θ)や、各
サーボモータ22,32の速度v,vや、さらに上
記各サーボモータ22,32への制御量などを演算する
ものである。このCPU37で演算した制御量は、出力
インタフェース45を介して第一及び第二のサーボ増幅
器40,41へ入力される。第一のサーボ増幅器40
は、圧迫操作部11のサーボモータ22に対する制御信
号を増幅するものであり、第二のサーボ増幅器41は、
圧迫動作部12のサーボモータ32に対する制御信号を
増幅するものである。そして、上記第一のサーボ増幅器
40からの出力信号は第一の駆動回路42を介してサー
ボモータ22へ入力し、上記CPU37からの制御信号
に応じて該サーボモータ22を駆動する。同様に、上記
第二のサーボ増幅器41からの出力信号は第二の駆動回
路43を介してサーボモータ32へ入力し、上記CPU
37からの制御信号に応じて該サーボモータ32を駆動
する。なお、ROM38は、このような制御のプログラ
ムを格納しておくものであり、RAM39は、バッファ
用のメモリとして用いられる。また、第4図において、
符号46は、圧迫操作部11側からの圧迫指令や停止指
令、及び圧迫動作部12の圧迫部材24が被検者1に接
触していることを検出する接触検出器47からの検出信
号等をCPU37へ取り込む外部との入力インタフェー
スである。
なお、第1図において、符号48,49は、サーボ機構
の安定性を確保するために、補償要素としてそれぞれの
エンコーダ23,33からの位置情報を微分して上記制
御回路13へ負帰還する微分器である。
次に、このように構成されたX線撮影装置の圧迫装置の
動作について説明する。まず、操作者が圧迫動作を開始
する際の初期状態においては、第3図において圧迫動作
部12の圧迫部材24は、矢印B方向に上昇しておりそ
の付根部がb点に位置している。この状態で、操作者が
第2図に示す操作レバー14を紙面に直交する面内で例
えば+C方向に倒すと、第3図に示すように、圧迫部材
24は支点軸27のガイドにより矢印A方向に下降し、
被検者1へ近づく。そして、上記圧迫部材24の先端の
接触部分34が被検者1の目的撮影部位へ接触すると、
その下降動作がとめられることにより上記圧迫部材24
の付根部がたわみ、このたわみを接触検出器47が検出
してその検出信号を第4図に示す制御回路13の入力イ
ンタフェース46へ送出する。これにより、CPU37
の制御によって上記圧迫部材24の下降が停止し、第3
図に示すようにその付根部がa点に位置すると共に、第
1図に示すサーボ機構の制御系に切り換わる。
このように、上記圧迫部材24の接触部分34が被検者
1に接触して停止した状態から、実際に上記被検者1に
対して圧迫力を加える。すなわち、今度は、操作者は第
2図に示す操作レバー14を紙面に平行な面内で例えば
+D方向にスライドさせる。すると、軸受部18が支点
軸17をガイドとして+D方向へスライドし、連結部材
19を介してベルト21が回され、この結果プーリ20
a,20bが回転する。これにより、上記プーリ20a
の回転軸に連結されたサーボモータ22が回転され、こ
の回転角をエンゴーダ23で検出する。この回転角変位
を例えばθとすると、これが圧迫操作部11から出力
される圧迫動作の目標値となる。そして、この回転角変
位θは、第1図に示すように、制御回路13へ入力さ
れる。上記回転角変位θは、第4図に示すように、制
御回路13の第一の位置カウンタ35へ入力し、その後
CPU37で所要の演算を施され、第二のサーボ増幅器
41及び第二の駆動回路43を介して出力される。その
制御回路13から出力される制御信号Sは、第1図に
示すように、圧迫動作部12のサーボモータ32へ入力
する。すると、このサーボモータ32は、上記制御信号
の入力により回転し、第3図に示すように、その回
転がプーリ30a及びベルト31を介して軸受部28へ
伝達され、この軸受部28が支点軸27をガイドとして
矢印A方向にスライドする。従って、上記軸受部28に
取り付けられた圧迫部材24が矢印A方向に下降して被
検者1の目的撮影部位を圧迫する。
このとき、上記サーボモータ32の回転と同時に、その
サーボモータ32の回転角はその回転軸に取り付けられ
たエンコーダ33によって検出される。この回転角変位
を例えばθとすると、これが圧迫動作部12における
圧迫動作の追従値となる。そして、この回転角変位θ
は、第1図に示すように、制御回路13へ入力される。
上記回転角変位θは、第4図に示すように、制御回路
13の第二の位置カウンタ36へ入力し、その後CPU
37で上記圧迫操作部11から送出される目標値として
の回転角変位θとの差、すなわち偏差信号ε(=θ
−θ)が演算され、第一のサーボ増幅器40及び第一
の駆動回路42を介して出力される。この制御回路13
から出力される制御信号Sは、第1図に示すように、
圧迫操作部11のサーボモータ22へ入力する。する
と、このサーボモータ22は、上記制御信号Sの入力
により上記偏差信号εを小さくする方向、すなわち当初
の目標値としての回転角変位θを小さくするように反
対方向に回転し、第2図に示すように、その回転がプー
リ20a及びベルト21を介して軸受部18へ伝達さ
れ、この軸受部18が支点軸17をガイドとして−D方
向へスライドする。従って、上記軸受部18に設けられ
た操作レバー14は、操作者が当初+D方向に操作した
方向とは反対方向に戻されることになる。この操作レバ
ー14の戻りが、被検者1の目的撮影部位から圧迫部材
24が受ける反力として操作者に感じ取られる。
なお、以上の動作は圧迫操作部11側と圧迫動作部12
側とで同時に進行し、圧迫操作部11からの目標値に追
従して直ちに圧迫動作部12が動作し、上記目標値とし
ての回転角変位θと追従値としての回転角変位θ
の偏差信号εによって制御回路13が圧迫動作部12の
サーボモータ32へ制御信号Sを送出すると共に、圧
迫操作部11のサーボモータ22へ制御信号Sを送出
する。このとき、上記制御信号S,Sの入力によ
り、主動側としての圧迫操作部11と従動側としての圧
迫動作部12には、ほぼ同じトルクが発生する。この発
生するトルクの方向は、圧迫操作部11と圧迫動作部1
2の回転角変位θ,θの差である偏差信号εを小さ
くし、上記それぞれの回転角変位θ,θを一致させ
るように設定されている。すなわち、従動側の追従動作
部12の回転角変位θが主動側の圧迫操作部11の回
転角変位θより小さいときには、上記圧迫動作部12
は変位θまで追従しようと加速し、一方圧迫操作部1
1は偏差信号εの値を小さくしようと減速する。従っ
て、このような偏差信号εを常に小さくしようとするサ
ーボ機構においては、圧迫動作部12の圧迫部材24が
被検者1に対して圧迫力を加えることによって作用する
被検者1からの反力を受けると、圧迫動作部12の回転
角変位θと操作レバー14による圧迫操作部11の回
転角変位θとの差が大きくなり、これに比例して被検
者1への圧迫力が大きくなると同時に、その偏差信号ε
を小さくしようとするので圧迫操作部11の操作レバー
14にはその操作方向と反対向きのトルクが生じること
となる。すなわち、操作者は、上記操作レバー14から
被検者1に対する圧迫部材24による圧迫力に相当する
反力を受け、その手に被検者1に対する圧迫力の感覚を
得ることができる。
第5図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。
この実施例は、圧迫動作部12の圧迫部材24の付根部
に例えば歪ゲージ50を取り付けると共に、この歪ゲー
ジ50からの計測信号を入力して上記圧迫部材24被検
者1から受ける反力を検出するトルク検出器51を設
け、かつ、このトルク検出器51の出力信号を制御回路
13へ取り込むようにしたものである。この場合は、上
記トルク検出器51によって従動側の圧迫動作部12に
発生するトルクを直接検出することができ、その検出ト
ルクを主動側の圧迫操作部11へ伝達することができ
る。従って、圧迫操作部11の操作レバー14には、上
記圧迫動作部12の圧迫部材24が被検者1から受ける
反力に比例したトルクが発生し、よりきめの細かい圧迫
動作をすることができる。なお、この実施例において
は、第6図に示すように、制御回路13の内部に、上記
トルク検出器51からのアナログ信号をCPU37へ取
り込むためのA/D変換器52が追加されている。
なお、上記第1図及び第5図の実施例の場合において、
圧迫操作部11の操作レバー14から操作者が受ける力
は、この操作レバー14を駆動するサーボモータ22の
出力を制御回路13内のCPU37で演算制御すること
により、直接的な比例関係をもたせたり、あるいは或る
関数に基づいて適宜変化させるようにしてもよい。ま
た、第4図及び第6図に示す外部との入力インタフェー
ス46からは、被検者1に対する圧迫部材24による圧
迫力が予め設定した限界値を越えた場合に、その圧迫部
材24を駆動するサーボモータ32への駆動信号を切断
する遮断信号を入力させてもよい。これにより、安全保
護対策を施すことができる。
発明の効果 本発明は以上のように構成されたので、圧迫操作部11
の操作レバー14により圧迫部材24を昇降操作して被
検者1の目的撮影部位に接触させると共にその目的撮影
部位を圧迫する押圧力の目標値を与えることができ、か
つ圧迫動作部12の圧迫部材24で上記被検者の目的撮
影部位に該圧迫部材24が接触したのを検出すると共に
駆動手段25により上記圧迫操作部11からの目標値に
追従して圧迫部材24で目的撮影部位を圧迫することが
でき、さらに制御回路13により上記圧迫操作部11か
らの目標値を入力して圧迫動作部12を動作させると共
にその圧迫動作部12からの追従値と上記目標値との偏
差信号を用いてフィードバック制御して、上記目的撮影
部位から圧延部材24が受ける反力を操作レバー14に
伝達することができる。
従って、操作者は、操作レバー14を握って圧迫動作を
しながら、上記操作レバー14を介して被検者1に対す
る圧迫部材24による圧迫力に相当する反力を受け、そ
の手に被検者1に対する圧迫力の感覚を得ることができ
る。このことから、被検者1の体格等に応じてその目的
撮影部位に対する圧迫力を自在に調整することができ、
上記被検者1に対して不必要に強い圧迫力を加えること
なく、苦痛を与えないようにすることができる。また、
目的撮影部位に対する圧迫力を自由に調整することがで
きることから、消化管内に投与された造影剤の拡散を最
適ににかつ早く行うことができ、消化管のX線撮影の作
業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるX線撮影装置の圧迫装置の実施例
を示すブロック図、第2図は圧迫操作部の具体的な構造
を示す説明図、第3図は圧迫動作部の具体的な構造を示
す説明図、第4図は制御回路の構成を示すブロック図、
第5図は本発明の他の実施例を示すブロック図、第6図
は他の実施例における制御回路の構成を示すブロック
図、第7図はX線撮影装置を示す側面図、第8図はその
遠隔操作卓を示す斜視図である。 1……被検者 6……X線撮影装置の本体 8……遠隔操作卓 11……圧迫操作部 12……圧迫動作部 13……制御回路 14……操作レバー 15……圧迫操作部の駆動手段 22……サーボモータ 23……エンコーダ 24……圧迫部材 25……圧迫動作部の駆動手段 32……サーボモータ 33……エンコーダ 50……歪ゲージ 51……トルク検出器 θ……圧迫操作部の回転角変位(目標値) θ……圧迫動作部の回転角変位(追従値) ε……偏差信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常のX線造影では描出できない被検者の
    目的撮影部位を圧迫部材で押圧して描出可能とするX線
    撮影装置の圧迫装置において、上記被検者の目的撮影部
    位を圧迫する圧迫部材を昇降操作して該目的撮影部位に
    接触させると共にその目的撮影部位を圧迫する押圧力の
    目標値を与える操作レバー及びこの操作レバーの位置変
    位を検出して出力すると共に上記圧迫部材が受ける反力
    に対応する方向の動きを発生する駆動手段を有する圧迫
    操作部と、上記被検者の目的撮影部位に圧迫部材が接触
    したのを検出する手段を有し上記圧迫操作部からの目標
    値に追従して目的撮影部位を圧迫する圧迫部材及びこの
    圧迫部材を昇降させる駆動手段を有する圧迫動作部と、
    上記圧迫操作部からの目標値を入力して圧迫動作部を動
    作させると共にこの圧迫動作部からの追従値と上記目標
    値との偏差信号によりフィードバック制御する制御回路
    とで構成し、この制御回路の制御により上記目的撮影部
    位から圧迫部材が受ける反力を操作レバーに伝達するよ
    うにしたことを特徴とするX線撮影装置の圧迫装置。
JP61084213A 1986-04-14 1986-04-14 X線撮影装置の圧迫装置 Expired - Lifetime JPH0616779B2 (ja)

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JP61084213A Expired - Lifetime JPH0616779B2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14 X線撮影装置の圧迫装置

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JP (1) JPH0616779B2 (ja)

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JPS5533007Y2 (ja) * 1976-08-17 1980-08-06

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JPS62240031A (ja) 1987-10-20

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