JP2766328B2 - 寝台装置 - Google Patents

寝台装置

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JP2766328B2
JP2766328B2 JP1208475A JP20847589A JP2766328B2 JP 2766328 B2 JP2766328 B2 JP 2766328B2 JP 1208475 A JP1208475 A JP 1208475A JP 20847589 A JP20847589 A JP 20847589A JP 2766328 B2 JP2766328 B2 JP 2766328B2
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JP
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torque
clutch
patient
inertial force
bed apparatus
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孝行 松林
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、X線診断装置,MRI装置,核医学診断装置等
に用いられる寝台装置に関する。
(従来の技術) 従来、X線診断装置,MRI装置,核医学診断装置等に用
いられ、寝台装置の近くに配置された操作部を操作して
設定された天板の移動量に基づいて生体(通常は患者)
を載置した天板を水平方向に移動する寝台装置が知られ
ている。
この寝台装置により患者が所定の位置に移動した後、
上記診断装置により診断がされる。
(発明が解決しようとする課題) この寝台装置の駆動系において、駆動側から従動側へ
伝達されるトルク特性は、一定である。
一方、天板に乗る患者は、大人、小人又は体格等によ
り重量に差があるため、例えば体重の軽い人の場合、天
板を停止させる際に急激に停止し患者だけが慣性力で動
いてしまうことがあり患者の位置精度が悪いという問題
があった。
また、逆に体重の重い人が天板に乗った場合、停止す
る際に設定移動量天板が進みきれないため天板の位置精
度が悪いという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、生体の位置精度の向上を図ることのできる寝台装置
を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、設定された移動
量情報に基づいて生体を載置した天板を移動する寝台装
置において、生体の慣性力を測定する慣性力測定手段
と、駆動側から従動側へのトルク伝達経路に配置され伝
達トルクが可変のトルク伝達手段と、前記慣性力測定手
段からの測定情報に基づいて前記トルク伝達手段の伝達
トルクを制御する制御手段とを有することを特徴とした
ものである。
(作 用) 以下に上記構成の装置の作用を説明する。
この装置の天板に生体を載置して天板を移動すると、
慣性力測定手段は、生体の慣性力を測定する。この慣性
力の測定結果を基に、制御手段は、トルク伝達手段の伝
達トルクを制御する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例装置1の概略の構成を
示すものである。
この装置1は、患者Pを載置する天板2と、天板2を
水平移動させる従動側機構部3と、駆動源であるモータ
Mと出力軸4aとを備えた駆動側機構部4と、前記従動側
機構部3と駆動側機構部4との間に配置され前記駆動側
機構部4から従動側機構部3へトルクを伝達するトルク
伝達手段としての流体クラッチ6と、慣性力測定手段と
して前記天板2に載置された患者Pの慣性力を測定する
と共に流体クラッチ6の伝達トルクを制御する制御部7
と、この制御部7に接続され、天板2の移動量の設定及
び天板2に対する起動を行うための操作部5とを有して
いる。
前記流体クラッチ6は、所定間隔Gを有して対向配置
されたクラッチ板6aと、これらクラッチ板6a間に配置さ
れトルク伝達媒体としての流体6dと、入力軸6bと、出力
軸6cとを有している。またこの流体クラッチ6は、前記
制御部7からの制御信号SCに基づいてクラッチ板6aの間
隔Gが変化し、駆動側機構部4から従動側機構部3への
伝達トルクを調整できるようにしている。例えば、伝達
トルクを大きくしたい場合は、この間隔Gを小さくし、
逆に伝達トルクを小さくしたい場合は、この間隔Gを大
きくすることにより達成される。また前記駆動側機構部
4の出力軸4aと流体クラッチ6の入力軸6bとは、カップ
リング8aによりこの入力軸6bが軸方向に移動可能に連結
され、同様に、前記従動側機構部3の入力軸3aと流体ク
ラッチ6の出力軸6cとは、カップリング8bによりこの出
力軸6cが軸方向に移動可能に連結されている。これらの
カップリング8a,8bは、前記クラッチ板6aの軸方向の移
動調整範囲に対応できるよう軸方向の弾性を大きいもの
としている。
前記制御部7は、CPU7aと、メモリ7bとを有して構成
され、メモリ7bには、前記モータMからの駆動電流Aに
対応して前記流体クラッチ6の伝達トルクを大きくする
ための制御情報が記憶されている。CPU7aは、駆動電流
Aに基づいて流体クラッチ6に制御信号SCを送出して最
適伝達トルクとなるようにしている。またCPU7aは、前
記操作部5からの操作に基づき、天板2を所定距離移動
して、患者Pの慣性力を測定するようにしている。すな
わち、モータMから出力される天板2の起動時における
駆動電流Aは、患者Pの重量に応じて出力されるため、
この駆動電流Aを測定することにより患者Pの慣性力を
測定するものである。そして、患者Pの重量が大きい場
合、すなわち患者Pの慣性力が大きい場合は、起動時の
駆動電流Aは大きくなり、逆に患者Pの重量が小さい場
合、すなわち患者Pの慣性力が小さい場合は、起動時の
駆動電流Aは小さくなる。
この装置1の作用を説明する。以下患者Pの重量は小
さいものとして説明する。
操作者は、患者Pを天板2に乗せると、操作部5を操
作して天板2を所定距離移動させる。
この天板2が所定距離移動しようとした際にモータM
は、起動時の駆動電流AをCPU7aに送出する。
CPU7aは、この駆動電流Aに基づいて、メモリ7bに記
憶されている制御情報を検索して制御信号SCを流体クラ
ッチ6に送出する。
流体クラッチ6は、この制御信号SCに基づきクラッチ
板6aの間隔Gを調整する。
次に操作者は、操作部5より所望移動量を設定すると
操作部5は、この移動量情報SSをCPU7aに送出する。
次に、CPU7aは、移動量情報SSに基づいて天板2を移
動する。
駆動側機構部4からのトルクは、流体クラッチ6を介
することにより最適なトルクが従動側機構部3に伝達さ
れ、天板2は設定移動量移動し、精度良く停止する。
第2図は本発明の第2の実施例装置10の概略の構成を
示すものである。
第1図に示した第1の実施例装置1との主な相違点
は、慣性力測定手段にあり他の同一のものには同一の番
号を付している。
この装置10は、患者Pを載置する天板2と、天板2を
水平移動させる従動側機構部13と、駆動源であるモータ
Mと出力軸14aとを備えた駆動側機構部14と、前記従動
側機構部13と駆動側機構部14との間に配置され前記駆動
側機構部14から従動側機構部13へトルクを伝達するトル
ク伝達手段としての流体クラッチ6と、前記天板2に載
置された患者Pの慣性力を測定する慣性力測定手段27
と、流体クラッチ6の伝達トルクを制御する制御部17
と、この制御部17に接続され、天板2の移動量の設定及
び天板2に対する起動を行うための操作部5とを有して
いる。
前記流体クラッチ6は、所定間隔Gを有して対向配置
されたクラッチ板6aと、これらクラッチ板6a間に配置さ
れトルク伝達媒体としての流体6dと、入力軸6b,出力軸6
cを有している。またこの流体クラッチ6は、前記制御
部17からの制御信号SCに基づいてクラッチ板6aの間隔G
が変化し、駆動側機構部14から従動側機構部13への伝達
トルクを調整できるようにしている。
前記慣性力測定手段27は、駆動側機構部14の出力軸14
aの回転数を検出する回転検出器11aと、従動側機構部13
の入力軸13aの回転数を検出する回転検出器11bとを有し
ている。これら回転検出器11a,11bは、前記軸11a,13aに
設けられたマーカの回転を光学式に検出し、回転数に比
例した電流AI,AOを前記制御部17に出力するものであ
る。流体クラッチ6のすべり率が0すなわち、同じトル
クが伝達される場合、出力軸14aと入力軸13aとの回転数
は同じとなり、回転検出器11a,11bからの出力電流AI,AO
は同じ値となる。通常、この流体クラッチ6は、伝達効
率の関係でいくらかのすべりがあるため、出力軸14aの
方が入力軸13aの回転数より大きくなり、従って、回転
検出器11aより出力される電流AIの方が回転検出器11bよ
り出力される電流AOより大きい。
前記流体クラッチ6及びカップリング8a,8bの構造
は、第1の実施例装置1で説明したのと同様であるので
ここでは説明を省略する。
前記制御部17は、CPU17aと、メモリ17bとを有して構
成され、メモリ17bには、電流AI,AOに基づいて前記流体
クラッチ6の伝達トルクを変更するための制御情報が記
憶されている。このCPU17aにより前記回転検出器11a,11
bからの電流AI,AOに基づいて前記流体クラッチ6に制御
信号SCを送出して最適伝達トルクとなるようにしてい
る。またCPU17aは、前記操作部5からの操作に基づき、
天板2を所定距離移動して、患者Pの慣性力を測定する
ようにしている。すなわち、回転検出器11a,11bから出
力される天板2の起動時における電流AIと電流AOとの差
は、患者Pの重量に応じて大きいため、この電流AIと電
流AOとの差を測定することにより患者Pの慣性力を測定
するものである。そして、患者Pの重量が大きい場合
は、すなわち患者Pの慣性力が大きい場合は、起動時の
電流AIと電流AOとの差が大きくなり、逆に患者Pの重量
が小さい場合は、すなわち患者Pの慣性力が小さい場合
は、起動時の電流AIと電流AOとの差は小さくなる。
この装置10の作用を説明する。
操作者は、患者Pを天板2に乗せると、操作部5を操
作して天板2を所定距離移動させる。
この天板2が所定距離移動しようとした際に回転検出
器11a,11bは、それぞれ起動時の電流AI,AOをCPU17aに送
出する。
CPU17aは、電流AIと電流AOとの差に基づいて、制御信
号SCを流体クラッチ6に送出する。
流体クラッチ6は、この制御信号SCに基づきクラッチ
板6aの間隔Gを調整する。
次に操作者は、操作部5より所望移動量を設定すと操
作部5は、この移動量情報SSをCPU17aに送出する。
次に、CPU17aは、移動量情報SSに基づいて天板2を移
動する。
駆動側機構部14からのトルクは、流体クラッチ6を介
することにより最適なトルクが従動側機構部13に伝達さ
れ、天板2は設定移動量移動し、精度良く停止する。
上述したように各実施例装置においては、患者の重量
に応じて最適トルクとなるようにしているので、天板の
起動及び停止の際、患者が天板に対しずれることがな
い。
以上、各実施例について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種
々に変形実施が可能である。
例えば、患者の慣性力の測定情報に基づいて自動的に
流体クラッチの伝達トルクを変更するようにしたが、手
動により流体クラッチの伝達トルクを変更するようにし
てもよい。クラッチとして流体クラッチを用いたが、電
気的制御により伝達トルクを可変できる電磁クラッチを
用いてもよい。また、天板が、水平方向のみ移動する寝
台装置について説明したが、上下方向に移動させる駆動
系についても本発明を適用できることはいうまでもな
い。更に慣性力測定手段は、本実施例に示したもの以外
に、モータからのトルクをパルス状に出力して天板の移
動距離を測定するものとし、この距離に応じて流体クラ
ッチの伝達トルクを変更するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、測定して得られた生体
の慣性力に基づいて駆動側から従動側へ伝達するトルク
を変更するようにしているので、生体の位置精度の向上
を図ることのできる寝台装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例装置の概略の構成図、第
2図は本発明の第2の実施例装置の概略の構成図であ
る。 1,10……寝台装置、2……天板、 6……流体クラッチ(トルク伝達手段)、 6d……流体、 7,17……制御部(慣性力測定手段)、 11a,11b……回転検出器(慣性力測定手段)、 27……慣性力測定手段、 A,AI,AO……電流(測定情報)、 P……患者(生体)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定された移動量情報に基づいて生体を載
    置した天板を移動する寝台装置において、生体の慣性力
    を測定する慣性力測定手段と、駆動側から従動側へのト
    ルク伝達経路に配置され伝達トルクが可変のトルク伝達
    手段と、前記慣性力測定手段からの測定情報に基づいて
    前記トルク伝達手段の伝達トルクを制御する制御手段と
    を有することを特徴とする寝台装置。
  2. 【請求項2】前記トルク伝達手段を、クラッチとする請
    求項1記載の寝台装置。
  3. 【請求項3】前記クラッチを、トルク伝達媒体として流
    体を用いた流体クラッチとする請求項2記載の寝台装
    置。
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