JPH0616778Y2 - 孔版スタンプ - Google Patents

孔版スタンプ

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JPH0616778Y2
JPH0616778Y2 JP1988082328U JP8232888U JPH0616778Y2 JP H0616778 Y2 JPH0616778 Y2 JP H0616778Y2 JP 1988082328 U JP1988082328 U JP 1988082328U JP 8232888 U JP8232888 U JP 8232888U JP H0616778 Y2 JPH0616778 Y2 JP H0616778Y2
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欣勇 辻
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、孔版印刷用原版を使用した手押し用の孔版ス
タンプに関するものである。
[従来の技術] 従来の一般的な孔版スタンプは、グリップを有するホル
ダ本体の下面にクッション部材が設けられ、該クッショ
ン部材の下面に孔版印刷原版が取付けられる構造となっ
ている。一般に感熱性の孔版印刷原版(1)(以下、原
版(1)と呼ぶ。)は、第9図に示すように、厚紙等よ
りなる枠体(2)と、該枠体(2)の一方の側にその全
周を貼着された孔版原紙(3)と、枠体(2)の他方の
側に一縁辺のみを貼着されたカバーシート(4)とによ
って構成されている。前記孔版原紙(3)は和紙や紗等
の多孔性支持体(5)と熱可塑性樹脂フィルム(6)と
の接着積層体であり、前記カバーシート(4)は光透過
性でインキ不通過性の合成樹脂材料よりなる。孔版原紙
(3)とカバーシート(4)とは、枠体(2)を挟んで
互いに重なり合い、枠体(2)の内側に印刷インキPを
層状に貯容しうるように構成されている。
前記孔版スタンプと原版(1)を用いた孔版印刷に際し
ては、まず不図示の製版装置を用いて原版を作製する。
即ちインキが充填されていない原版(1)の熱可塑性樹
脂フィルム(6)側に原稿の画像面を密着させ、枠体
(2)側から光線を照射して原稿の画像部に熱を発生さ
せる。この熱によって孔版原紙(3)の熱可塑性樹脂フ
ィルム(6)には穿孔画像が形成され、原版の作成が終
了する。次に、孔版原紙(3)とカバーシート(4)の
間に印刷インキPを入れ、該カバーシート(4)を前記
孔版スタンプのクッション部材に下面に保持させて、原
版(1)を孔版スタンプに取付ける。そしてホルダ本体
を手で保持し、紙等の被印刷物に対して孔版スタンプの
原版(1)を押付けることによって印刷(スタンプ)を
行なう。
従来、原版が下面に取り付けられた基体下面の、原版の
左右に、直方体状をなすフォームプラスチック製の分離
手段が固着されているスタンプが特開昭62−1326
66号公報に記載されて提案されている。この従来のス
タンプは、不使用時には、左右の分離手段の中間上部に
原版が保持され、使用時には、基体上部の把手を押すこ
とにより上記の分離手段を圧縮させて、原版を被印刷物
に押しつけることにより印刷を行う。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来のスタンプでは、基板の底部に固定
した分離手段が基板の周縁部内に配置されているため、
それだけ基板が大きくなり且つ重くなって取り扱いずら
いばかりでなく、印刷面の外側が幅広く基板によって覆
われるので、印刷面の位置合わせが難しい。さらに、分
離手段は、直方体状でそれ自身の圧縮変形を利用する構
造であるため、上下方向のストロークが大きく取れず、
スタンプの押圧を解除したとき被印刷物に皺が生ずると
その皺部がスタンプの印刷面に干渉して被印刷物を汚染
しやすい。また、分離手段の底面が既印刷面に触れて汚
染されやすく、分離手段底面の汚染により、被印刷物の
面が2次汚染され易いという課題があった。
本考案は、以上のような課題を解決すべく成されたもの
であって、被印刷物に対する位置決めを任意且つ正確に
行うことができ、原版を下にして置いても載置面並びに
被印刷物の面を汚染する事のない孔版スタンプを提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 次に、上記の目的を達成するための手段を実施例に対応
する図面を参照して説明する。
すなわち、本考案の孔版スタンプ(10)では、スタン
プの基体(11)に対して着脱可能な基部(17)と、
該基部(17)から延設され装着時には基体(11)の
周縁部よりも外側下方に張り出す倒伏U字形の支持アー
ム(18)とからなる複数の支持部材(16)を備えた
ことを特徴としている。
[作用] 孔版スタンプ(10)を載置面(24)上に載置する
と、下面に原版(1)が取り付けられた弾性体(13)
と該弾性体(13)を保持する基体(11)は、支持部
材(16)を構成する支持アーム(18)の先端によっ
て載置面(24)上に浮いた状態で支えられる。この
時、弾性体(13)の下面に取り付けられた原版(1)
と載置面(24)とは、所定の間隔をおいて対面してい
る。この状態で、載置面(24)上の被印刷物に対して
原版(1)を位置合わせし、基体(11)を下方に押し
下げて印刷を行う。この時、支持部材(16)は、弾性
的にたわむが、印刷終了後に押圧力を取り去ると、支持
部材(16)は原型を回復して弾性体(13)及び基体
(11)を載置面の上方に再び支持する。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図〜第8図によって説明する。
まず第1図に示すように、本実施例の孔版スタンプ(1
0)は、矩形状の板体である基体(11)を有してい
る。基体(11)の上面(11b)には、グリップ(1
2)が設けられ、下面(11a)には直方体状の弾性体
(13)が設けられている。そしてこの弾性体(13)
の下面には、粘着層(14)が設けられており、第9図
に示したような孔版印刷原版(1)(原版(1))を粘
着保持できるようになっている。
次に、前記基体(11)の一対の長縁辺(15),(1
5)には、支持部材(16)が2本づつ着脱自在に設け
られている。この支持部材(16)は、長縁辺(15)
に係合する基部(17)と、該基部(17)から延設さ
れた弾性を有する支持アーム(18)とによって構成さ
れている。前記基体(11)に対して支持部材(16)
を取付けた状態において、前記支持アーム(18)は、
その基部(17)側の根元が基体(11)の表面に平行
となり、その先端は下方にわん曲して弾性体(13)に
設けられた原版(1)よりも下方に位置するようになっ
ている。従って、このような支持部材(16)を支えと
して孔版スタンプ(10)を載置面上に置けば、基体
(11)及び弾性体(13)は載置面上に浮いた状態で
支えられ、弾性体(13)の下面に貼着された原版
(1)と載置面とは所定の間隔をおいて対面するように
なる。
次に、本実施例における前記支持部材(16)と前記基
体(11)との係合構造について説明する。第4図〜第
6図の各(b)図に示すように、一対の長縁辺(15)
を含む前記基体(11)の縁辺は、縁辺に対して垂直な
切断面での断面形状が半円形になっている。そして前記
弾性体(13)が取付けられた基体(11)の下面(1
1a)側は、板厚の半分程度の深さの凹部になってい
る。また第2図に示すように、この基体(11)の下面
(11a)上には、一対の長縁辺(15),(15)に
沿って一対の係止部材(19),(19)が設けられて
いる。この係止部材(19)は基体(11)の長縁辺
(15)よりも短い棒状であり、両端部が斜面状の導入
部(20)とされている。また係止部材(19)と長縁
辺(15)の側端面(15a)との間には隙間が設けら
れている。次に、第3図に示すように、前記支持部材
(16)の基部(17)は、長片部(21)と短片部
(22)とから成る略U字形の部材であり、支持アーム
(18)がわん曲している側の短片部(22)の内側に
は、三角柱形の係止爪(23)が設けられている。
次に、前記支持部材(16)を前記基体(11)に取付
ける手順について第4図〜第6図によって説明する。な
お、同図中では弾性体(13)は省略してある。まず、
操作しやすいように基体(11)の下面(11a)を上
に向ける。そして第4図(a),(b)に示すように、
基体(11)の長縁辺(15)のうち係止部材(19)
のない端の部分に、基体(11)の下面(11a)に対
して垂直な方向から支持部材(16)の基部(17)を
挿込む。この時、支持部材(16)は、基部(17)の
長片部(21)が外側にくるようにする。次に、第5図
(a),(b)に示すように、支持部材(16)の基部
(17)と基体(11)の長縁辺(15)を中心にし
て、支持部材(16)の支持アーム(18)を基体(1
1)の外方に向けて約90°旋回させる。この時、基部
(17)の短片部(22)にある係止爪(23)が長縁
辺(15)の側端面(15a)に係止し、基部(17)
は押し広げられて長片部(21)を基体(11)の上面
(11b)側に接触させる。なお、この状態で手を離せ
ば、支持部材(16)は押し広げられた基部(17)の
復元力によって旋回する前の位置に戻ろうとする。次
に、第6図(a),(b)に示すように、第5図の状態
にある支持部材(16)を、長縁辺(15)に沿って係
止部材(19)の方へスライドさせる。すると基部(1
7)の係止爪(23)は、導入部(20)から係止部材
(19)の上に乗り上げ、該係止部材(19)と長縁辺
(15)の側端面(15a)との間に係止・固定され
る。これで支持部材(16)は基体(11)の長縁片
(15)に固定される。取り外す時は、以上の取り付け
手順と逆の操作を行なえばよい。
次に、以上説明したような支持部材(16)を有する孔
版スタンプ(10)の使用方法について説明する。ま
ず、インクを充填した製版済みの原版(1)を弾性体
(13)の粘着層(14)に取り付ける。第7図に示す
ように、水平な載置面(24)上に被印刷物(25)を
置き、その上に前記孔版スタンプ(10)を載置する。
基体(11)及び弾性体(13)は、4本の支持部材
(16)によって被印刷物(25)及び載置面(24)
上に間隔をおいて支えられる。この状態で孔版スタンプ
(10)の位置を調整し、被印刷物(25)の印刷すべ
き部分と原版(1)とを任意かつ正確に位置合せする。
位置合せが完了したところで、グリップ(12)を握っ
て基体(11)を下方に押圧し、弾性体(13)の弾性
力を介して原版(1)を被印刷物(25)に圧着させ、
印刷を行なう。この時、第8図に示すように、支持部材
(16)の支持アーム(18)は弾性的に容易に撓むの
で、上記印刷操作の妨げになることはない。そして印刷
終了後、押圧力を除けば、支持アーム(18)は原形に
回復する。即ち基体(11)及び弾性体(13)は支持
アーム(18)の弾性力によって上方に持ち上げられ、
被印刷物(25)に圧着された原版(1)も引き剥され
る。
このように、この孔版スタンプ(10)は支持部材(1
6)を有しており、インクの入った原版(1)を載置面
(24)上に浮かした状態で保持できることから、印刷
作業の途中で孔版スタンプ(10)を傍に一時的に置い
ても、載置面(24)をインクで汚すことがない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の孔版スタンプによれば、
基体(11)を水平な載置面(24)上に所定の間隔を
おいて支える支持部材(16)を、基体(11)に対し
て着脱可能な基部(17)と、該基部(17)から延設
され装着時には基体(11)の周縁部よりも外側下方に
張り出す倒伏U字形の支持アーム(18)とで構成した
ため、用紙の印刷箇所を含むその周縁部が基体(11)
によって幅広く覆われないので、印刷面の位置合わせが
行い易い。
さらに、基体(11)を押圧して印刷する際に、支持部
材(16)をずらさずにその撓みを利用して基体(1
1)の位置を前後左右に移動させる自由度があるので、
スタンプを取り合えず印刷しようとする位置付近に置い
てから前後左右の位置を調整しながら基体(11)を押
圧することによっても印刷を所定の位置に正確且つ迅速
に行える。
また、支持部材(16)の支持アーム(18)を、倒伏
U字形に形成したことにより、上下方向のストロークを
大きく取れるので、印刷後に基体(11)の押圧を解除
したときに、被印刷物を基体(11)底部の印刷面から
確実に分離することができ、分離によって被印刷物が伸
びて皺が生じても、被印刷物がスンタプの印刷面に干渉
して汚損するようなことが無く、特に布等の伸縮性の大
きい被印刷物に対して優れた効果がある。
支持部材(16)の弾性支持アーム(18)の接地面積
が少ないところから、該支持アーム(18)の接地面の
インクによる汚染が少なく、この汚染による印刷面の2
次汚染もほとんど無い。
支持部材(16)が基体(11)に対して着脱可能なの
で、スタンプ不使用時には支持部材(16)を基体(1
1)から取り外して格納できるのでかさばらずコンパク
トに収納できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は同実施例
において基体を下面側から見た斜視図、第3図は同実施
例における支持部材の斜視図、第4図(a),(b)第
5図(a),(b)第6図(a),(b)は、それぞれ
支持部材の装着手順を示す斜視図及び断面図、第7図及
び第8図は本実施例の使用方法を説明する正面図、第9
図は孔版印刷原版の一般的な構造を示す断面図である。 1……孔版印刷原版(原版)、 10……孔版スタンプ、11……基体、 13……弾性体、16……支持部材、 24……載置面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に把手部(12)を有する基体(1
    1)と、基体(11)の下部に保持され下面に孔版印刷
    原版(1)が設けられる弾性体(13)と、前記基体
    (11)を水平な載置面(24)上に支える上下方向へ
    の弾性を有する複数の支持部材(16)とを備え、前記
    弾性体(13)の下面が、常には載置面(24)に対し
    て所定間隔をおいて向き合い且つ前記基体(11)の下
    方への押圧により載置面(24)に圧接されるようにし
    た孔版スタンプにおいて、 前記支持部材(16)は、前記基体(11)に対して着
    脱可能な基部(17)と、基部(17)から延設され装
    着時には前記基体(11)の周縁部よりも外側下方に張
    り出す倒伏U字形の支持アーム(18)とからなること
    を特徴とする孔版スタンプ。
JP1988082328U 1988-06-23 1988-06-23 孔版スタンプ Expired - Lifetime JPH0616778Y2 (ja)

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JPH029563U JPH029563U (ja) 1990-01-22
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JP1988082328U Expired - Lifetime JPH0616778Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 孔版スタンプ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62132666A (ja) * 1985-12-03 1987-06-15 ベ−リンガ− ラボラトリ−ズ インク・スタンプ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62132666A (ja) * 1985-12-03 1987-06-15 ベ−リンガ− ラボラトリ−ズ インク・スタンプ装置

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JPH029563U (ja) 1990-01-22

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