JPH06167294A - 自吸式ポンプ - Google Patents

自吸式ポンプ

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Publication number
JPH06167294A
JPH06167294A JP32300492A JP32300492A JPH06167294A JP H06167294 A JPH06167294 A JP H06167294A JP 32300492 A JP32300492 A JP 32300492A JP 32300492 A JP32300492 A JP 32300492A JP H06167294 A JPH06167294 A JP H06167294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
priming
self
pump
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP32300492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Yoshida
陽一 吉田
Takefumi Hirafuji
武文 平藤
Masaru Tomisaka
勝 冨阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUBOTA RANGU KK
Original Assignee
KUBOTA RANGU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KUBOTA RANGU KK filed Critical KUBOTA RANGU KK
Priority to JP32300492A priority Critical patent/JPH06167294A/ja
Publication of JPH06167294A publication Critical patent/JPH06167294A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 いわゆるサイホン現象によって配管系内の水
が逆流すると、吐出口36から空気が流入し、気水分離
室30内の水位が徐々に低下する。そして、空気がポン
プ室入口22からタンク部38内へ流入すると、サイホ
ン現象は破られる。このとき、タンク部38内には十分
な量の水が残されており、この水が次の運転(自吸運
転)のための呼び水として用いられる。 【効果】 十分な量の呼び水を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自吸式ポンプに関し、
特にたとえばポンプ室出口から気水分離室内へ放出され
た水を還流孔を通してポンプ室へ戻し、それによって自
吸機能を持たせるようにした、自吸式ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自吸式ポンプの一例が特開昭5
9−103987号に開示されている。この自吸式ポン
プ1は、図4に示すように、戻り水路2の空気分離室3
側開口にプランジャ4を取り付けて戻り水路2を自動的
に開閉するようにしたものである。そして、自吸運転時
には、プランジャ4を開放し、ポンプ室5から空気分離
室3へ放出された水を戻り水路2を通して再びポンプ室
5へ戻すと同時に吐出口6から空気を排出し、揚水運転
時には、プランジャ4を自動的に閉鎖して圧力損失を低
減するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自吸式ポンプ1
を用いて図4に示すような配管系7を形成した場合等
に、いわゆるサイホン現象によって配管系7内の水が逆
流すると、空気分離室3に蓄えられるべき水が排出され
てしまい、次の運転(自吸運転)のための呼び水を十分
に確保できないという問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、常
に十分な量の呼び水を確保することができる、自吸式ポ
ンプを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入口と出
口とを有し、かつその内部に羽根車が収納されるポンプ
室、出口の上方にこれと連通して配置され、かつその上
部に吐出口を有する気水分離室、気水分離室の内部に入
口と連通して配置され、かつその上部に吸込口を有する
タンク、およびポンプ室と気水分離室とを連通する還流
孔を備える、自吸式ポンプである。
【0006】第2の発明は、入口と出口とを有し、かつ
その内部に羽根車が収納されるポンプ室、出口の上方に
これと連通して配置され、かつその上部に吐出口を有す
る気水分離室、気水分離室の内部に入口と連通して配置
され、かつその上部に吸込口を有する通水路、ポンプ室
と気水分離室とを連通する還流孔、および通水路と気水
分離室とを連通する通気孔を備える、自吸式ポンプであ
る。
【0007】
【作用】第1の発明では、気水分離室内にタンクを形成
する。サイホン現象によって配管系内の水が逆流する
と、気水分離室内の水が排出され、代わって空気が取り
込まれる。そして、さらに空気が取り込まれてポンプ室
入口からタンク内へ空気が流入すると、サイホン現象は
破られる。このとき、タンク内に溜められた水が次の運
転(自吸運転)のための呼び水として用いられる。
【0008】第2の発明では、気水分離室内にポンプ室
入口と連通する通水路を形成し、この通水路と気水分離
室とを通気孔によって連通する。サイホン現象によって
配管系内の水が逆流すると、気水分離室内の水が排出さ
れ、代わって空気が取り込まれる。そして、気水分離室
内の水位が通気孔よりも下がると、空気が通気孔を通し
て通水路内へ流入し、サイホン現象は破られる。このと
き、自吸式ポンプ内の通気孔よりも下の領域に残った水
が次の運転(自吸運転)のための呼び水として用いられ
る。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、サイホン現象が破ら
れたときに、自吸式ポンプ内に十分な量の水を残すこと
ができるので、次の運転(自吸運転)に必要な呼び水を
十分に確保することができる。また、気水分離室の内部
空間を利用して水を残すようにしているので、装置は大
型化せず、しかも経済的である。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例の自吸式ポンプ
10は、第1ケーシング12および第2ケーシング14
および第1ケーシング12と第2ケーシング14との間
に介挿される分離板16を含む。第1ケーシング12の
内部にはポンプ室18が形成され、ポンプ室18には、
図示しないモータの回転軸に接続された羽根車20が収
納される。また、ポンプ室18の上面中央部(分離板1
6の中央部)にはポンプ室入口22が形成され、ポンプ
室18の周縁部にはポンプ室出口24が形成される。
【0012】分離板16の周縁部にはポンプ室出口24
と連通する取入口26が形成され、取入口26から上方
向に立ち上がって略円筒状の噴出ノズル28が形成され
る。また、分離板16の周縁部には、ポンプ室18と後
述する気水分離室30とを連通する少なくとも1つの還
流孔32が形成される。第2ケーシング14の内部に
は、気水分離室30が形成される。気水分離室30の上
面には、吸込口34および吐出口36が形成され、吸込
口34とポンプ室入口22とが略円筒状のタンク部38
を介して連通される。タンク部38の口径は、十分な容
量を確保するために、吸込口34の口径およびポンプ室
入口22の口径よりも十分に大きくされる。なお、タン
ク部38の形状は、実施例に限定されるものではなく、
断面四角形状やその他任意の形状でもよい。
【0013】動作において、自吸式ポンプ10のスイッ
チ(図示せず)を「オン」すると、図示しないモータに
よって羽根車20が回転され、自吸運転が開始される。
すなわち、ポンプ室18内で水と空気とが混合され、混
合された水と空気がポンプ室出口24から噴出ノズル2
8を通して気水分離室30内へ放出される。気水分離室
30内へ放出された空気は、そのまま吐出口36から送
出される。一方、気水分離室30内へ放出された水は、
還流孔32を通してポンプ室18へ戻される。ポンプ室
18へ戻された水は、再び空気と混合され、ポンプ室出
口24から噴出ノズル28を通して気水分離室30内へ
放出される。このような動作を繰り返すうちに吸込口3
4からは水が吸入され始め、揚水運転が開始される。
【0014】自吸式ポンプ10のスイッチ(図示せず)
を「オフ」した後、いわゆるサイホン現象によって配管
系内の水が逆流すると、吐出口36から空気が取り込ま
れ、気水分離室30内の水位が徐々に低下する。そし
て、空気がポンプ室入口22からタンク部38内へ流入
すると、サイホン現象は破られる。このとき、タンク部
38内には十分な量の水が残され、この水が次の運転
(自吸運転)のための呼び水として用いられる。
【0015】この実施例によれば、気水分離室30の内
部空間を利用してタンク部38を形成し、それによって
十分な量の呼び水を確保するようにしているので、自吸
式ポンプ10全体を大型化することなく、簡単にポンプ
性能(自吸性能)の向上を図ることができる。図2に示
す他の実施例の自吸式ポンプ40では、吸込口34から
下方向に延びて略円筒状のガイド部42が形成される。
ガイド42の下端面とポンプ室入口22との間には所定
の隙間44が形成され、ガイド部42の側面にはスリッ
ト46が形成され、それによってガイド部42の内部空
間とタンク部38の内部空間とが連通される。
【0016】この実施例によれば、揚水運転時に吸込口
34から吸い込んだ水をポンプ室入口22へスムーズに
導くことができるので、通水路の急拡大および急縮小に
よる圧力損失を低減でき、ポンプ性能を向上できる。図
3に示すその他の実施例の自吸式ポンプ50では、上述
の実施例におけるタンク部38に代えて、吸込口34の
口径およびポンプ室入口22の口径とほぼ同じ口径を有
する通水路52が形成され、通水路52の側面には、通
水路52と気水分離室30とを連通する通気孔54が形
成される。
【0017】この自吸式ポンプ50において、いわゆる
サイホン現象によって配管系内の水が逆流すると、吐出
口36から空気が取り込まれ、気水分離室30内の水位
が徐々に低下する。そして、その水位が通気孔54より
も低くなると、通気孔54から通水路52内へ空気が流
入し、サイホン現象が破られる。このとき、自吸式ポン
プ50内の通気孔54よりも下の領域には、呼び水とし
て十分な量の水が残される。なお、呼び水として用いる
水の量を多くするためには、通気孔54の位置を高くす
る必要があるが、通気孔54の位置が高すぎると、自吸
運転時に通気孔54から空気を再吸入する時間が長くな
るため自吸性能が悪くなる。したがって、通気孔54の
形成位置(高さ)は、この2点のバランスを考慮して決
める必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図3】この発明のその他の実施例を示す図解図であ
る。
【図4】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10,40,50 …自吸式ポンプ 20 …羽根車 16 …分離板 18 …ポンプ室 22 …ポンプ室入口 24 …ポンプ室出口 28 …噴出ノズル 30 …気水分離室 32 …還流孔 38 …タンク部 42 …ガイド部 52 …通水路 54 …通気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口と出口とを有し、かつその内部に羽根
    車が収納されるポンプ室、 前記出口の上方にこれと連通して配置され、かつその上
    部に吐出口を有する気水分離室、 前記気水分離室の内部に前記入口と連通して配置され、
    かつその上部に吸込口を有するタンク、および前記ポン
    プ室と前記気水分離室とを連通する還流孔を備える、自
    吸式ポンプ。
  2. 【請求項2】入口と出口とを有し、かつその内部に羽根
    車が収納されるポンプ室、 前記出口の上方にこれと連通して配置され、かつその上
    部に吐出口を有する気水分離室、 前記気水分離室の内部に前記入口と連通して配置され、
    かつその上部に吸込口を有する通水路、 前記ポンプ室と前記気水分離室とを連通する還流孔、お
    よび前記通水路と前記気水分離室とを連通する通気孔を
    備える、自吸式ポンプ。
JP32300492A 1992-12-02 1992-12-02 自吸式ポンプ Pending JPH06167294A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103133353A (zh) * 2013-03-12 2013-06-05 孙九江 自吸式离心泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103133353A (zh) * 2013-03-12 2013-06-05 孙九江 自吸式离心泵
CN103133353B (zh) * 2013-03-12 2015-05-06 孙九江 自吸式离心泵

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990817