JPH06165Y2 - 3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置 - Google Patents

3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置

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Publication number
JPH06165Y2
JPH06165Y2 JP3752389U JP3752389U JPH06165Y2 JP H06165 Y2 JPH06165 Y2 JP H06165Y2 JP 3752389 U JP3752389 U JP 3752389U JP 3752389 U JP3752389 U JP 3752389U JP H06165 Y2 JPH06165 Y2 JP H06165Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trough
roll
planetary rolling
link arm
receiver
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3752389U
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English (en)
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JPH02127310U (ja
Inventor
義郎 圓尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は3ロールプラネタリー圧延機の出口側トラフ装
置に関する。
(従来の技術と解決の課題) 従来の出口側トラフの最もプリミティブなものは固定式
であって、第2図に示すような位置に固定して取りつけ
られていた。第2図において、(11)は、圧延機本体を覆
うフードにつけられた引戸式の一枚扉であり、(12)は、
その扉に開けられた開口部(直径約1m)である。この
開口部から圧延材が出てゆき、またここから作業者が圧
延状況を観察する。(13)がトラフであって、ベース枠体
などに固定して取りつけられている。この固定式トラフ
の問題点は、ロールとトラフ先端の間隔が広い点にあり
(1例では400mm)、そのため圧延材の曲がりが大き
い場合など圧延材の先端がトラフにうまく乗らず、その
周辺個所に衝突して圧延作業の続行が不能になったり、
トラフや周辺機構を壊したりする。ロールとトラフの間
隔が広い理由は、扉が引戸式で、かつ1枚扉であるの
で、トラフをロールに接近させるためにトラフ先端を扉
の開口部内部にまで差し込んで固定すると、扉の開閉が
できなくなるからである。そこで次の策として、トラフ
を脱着可能にし、扉の中までトラフを突込んでロールに
接近させておき、扉(11)の開閉や内部の保守点検の際に
は、その都度クレーンで吊り上げて取り外す方式が従来
用いられてきた。しかるにこれは非常に手間がかかり、
生産能率を低下させるという問題があり、解決の要に迫
られていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記の課題を解決するためになされたもので、
流体圧シリンダーでリンクアームを前後方向に回動さ
せ、リンクアームが支持するトラフを往復動可能な機構
としたものであって、その要旨は、3ロールプラネタリ
ー圧延機の出口側に位置し、断面を浅広V字状または横
広U字状になした鉄製トラフと、該トラフを上にのせ、
かつ前後左右4本のリンクアームにより下方から支持さ
れるトラフ受けとから主として成り、前記リンクアーム
はベースまたはベース枠体にとりつけられた固定軸を中
心に、そのいずれか少なくとも1本に結合された流体圧
シリンダーによって、圧延方向の鉛直面と平行にトラフ
受けを一定角度回動させることにより、トラフ先端をロ
ールに接近および離隔させ得るようにしたことを特徴と
する3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置で
ある。
(実施例および作用) 次に本考案を実施例により詳細に説明する。
本考案になる3ロールプラネタリー圧延機の出側トラフ
装置の1実施例の側面図を第1図に示した。
第1図において、(1)は圧延材、(2)はロール(3つある
ロールのうち2つを図示)で、ロール軸が圧延ライン軸
に対して50°傾斜している。(11)は引戸式の一枚扉
で、圧延機フードに取りつけられている。その中心部に
は直径約1000mmの開口部(12)が設けられており、こ
こを圧延材が通過し、ここから圧延作業を監視する。
(3)は鉄製トラフで、断面を横広V字状になした鉄板製
であって、長さ1500mmで、先端部約100mmを下方
に少し傾斜させている。(4)はトラニオンであって、ト
ラフ(3)の底面に適当なジグとともに溶接により取りつ
けられており、反対側にも同様に2本ある。計4本のト
ラニオンがトラフ受け(6)の前後左右に各1個設けた同
じく4個のU字状のトラニオン受け(5)によって受けら
れている。トラフ受け(6)の側面前後左右各1個所、合
計4個所にはリンクアーム(7)の取付軸が設けられてお
り、それぞれにリンクアームの上端が連結されている。
またリンクアーム(7)の下端は固定軸(8)を介してベース
枠体に取りつけられている。トラフ受け(6)の長さは8
20mmである。(9)はV溝付きテーブルローラーであ
る。(7)はリンクアームであって、反対側にも同様に2
本あり、計4本で下方からトラフ受け(6)を支えてい
る。下端部の固定軸(8)と上端部のトラフ受け(6)の取付
軸との軸間距離は540mmである。4本のうち1本のリ
ンクアーム(7')にはエアシリンダー(10)が接続されてお
り、エアシリンダー(10)の駆動によりリンクアーム(7)
および(7')は圧延軸方向の鉛直面内で65度回動する。
すなわちリンクアーム(7),(7')およびトラフ(3)はそれ
ぞれ実線位置から二点鎖線の位置まで移動する。その水
平移動距離は575mmである。扉(11)とロール(2)の最
先端部間の距離は、最も長いロールを使い、かつ最も前
進させた場合(すなわち最も接近させた場合)に、約3
50mmであるので、トラフ(3)を回動させることにより
扉(11)を越えてトラフ先端をロールに充分接近させるこ
とができる。またリンクアームによって回動移動される
重量はトラフ(3)の約90kgと、トラフ受け全体の約6
0kgと合わせて約150kgである。
トラフ(3)が圧延ラインにあるときのトラフ先端の位置
は、一番長い圧延ロールを使用し、かつ最も前進させた
場合の、ロールの最先端から30mm程度にまで接近させ
ている。従来の扉外に設置する固定トラフ(13)の方式の
場合の間隙は約400mmであったが、本考案の装置を設
置することにより、これをほぼ30mmにしたものであ
る。ただし、圧延ロールを後退させ、またより短いもの
に替えることによりこの間隔は多少広くなり、わずかな
がらもトラブルを起こす可能性を残すので、そうならな
いようにこれを埋める手段も考案し、別途出願の予定で
ある。
(効果) 本考案のトラフ装置を使用することにより、トラフをク
レーンで吊り上げて取り外したりする必要がなくなり、
圧延効率が大幅に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の側面図、第2図は従来の固
定トラフを用いる場合の概念図である。 2…圧延ロール、3…鉄製トラフ、4…トラニオン、5
…トラニオン受け、6…トラフ受け、7,7’…リンク
アーム、8…リンクアーム固定軸、10…エアシリンダ
ー、11…引戸式一枚扉、12…開口部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3ロールプラネタリー圧延機の出口側に位
    置し、断面を浅広V字状または横広U字状になした鉄製
    トラフと、該トラフを上にのせ、かつ前後左右4本のリ
    ンクアームにより下方から支持されるトラフ受けとから
    主として成り、前記リンクアームはベースまたはベース
    枠体にとりつけられた固定軸を中心に、そのいずれか少
    なくとも1本に結合された流体圧シリンダーによって、
    圧延方向の鉛直面と平行にトラフ受けを一定角度回動さ
    せることにより、トラフ先端をロールに接近および離隔
    させ得るようにしたことを特徴とする3ロールプラネタ
    リー圧延機用可動式トラフ装置。
JP3752389U 1989-03-30 1989-03-30 3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置 Expired - Lifetime JPH06165Y2 (ja)

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JP3752389U JPH06165Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置

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JP3752389U JPH06165Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02127310U JPH02127310U (ja) 1990-10-19
JPH06165Y2 true JPH06165Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31544712

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JP3752389U Expired - Lifetime JPH06165Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 3ロールプラネタリー圧延機用可動式トラフ装置

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JPH02127310U (ja) 1990-10-19

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