JPH06166Y2 - 3ロールプラネタリー圧延機用トラフ装置 - Google Patents

3ロールプラネタリー圧延機用トラフ装置

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JPH06166Y2
JPH06166Y2 JP3812789U JP3812789U JPH06166Y2 JP H06166 Y2 JPH06166 Y2 JP H06166Y2 JP 3812789 U JP3812789 U JP 3812789U JP 3812789 U JP3812789 U JP 3812789U JP H06166 Y2 JPH06166 Y2 JP H06166Y2
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JP
Japan
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trough
trunnion
roll
fixing plate
receiver
Prior art date
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Application number
JP3812789U
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English (en)
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JPH02127311U (ja
Inventor
一男 山下
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は3ロールプラネタリー圧延機の出側トラフ装置
に関する。
(従来の技術) 従来の出口側トラフの最もプリミティブなものは固定式
であって、第4図に示すような位置に固定して取りつけ
られていた。第4図において、(15)は、圧延機本体を覆
うフードにつけられた引戸式の一枚扉であり、(16)は、
その扉に開けられた開口部(直径約1m)である。この
開口部から圧延材が出てゆき、またここから作業者が圧
延状況を観察する。(14)がトラフであって、ベース枠体
などに固定して取りつけられている。この固定式トラフ
の問題点は、ロールとトラフ先端の間隔が広い点にあり
(1例では400mm)、そのため圧延材の曲りが大きい
場合など圧延材の先端がトラフにうまく乗らず、その周
辺個所に衝突して圧延作業の続行が不能になったり、ト
ラフや周辺機構を壊したりする。ロールとトラフの間隔
が広い理由は、扉が引戸式で、かつ1枚扉であるので、
トラフをロールに接近させるためにトラフ先端を扉の開
口部内部にまで差し込んで固定すると、扉の開閉ができ
なくなるからである。そこで次の策として、トラフを脱
着可能にし、扉の中までトラフを突込んでロールに接近
させておき、扉(15)の開閉や内部の保守点検の際には、
その都度クレーンで吊り上げて取り外す方式が従来用い
られてきた。しかるにこれは非常に手間がかかり、生産
能率を低下させるという問題点があり、解決の要に迫ら
れていた。
そこで更に、この脱着の自動化を行なうべく、第5図に
示すような可動式トラフを考案し、別途実用新案登録出
願を行なった。これは断面を浅広V字状または横広U字
状になした鉄製トラフ(3)と、該トラフを上にのせ、か
つ前後左右4本のリンクアーム(10)により下方から支持
されるトラフ装置受け(6)、とから主として成り、前記
リンクアーム(10)はベースまたはベース枠体にとりつけ
られた固定軸(11)を中心に、そのいずれか少なくとも1
本(10')に結合された流体圧シリンダー(13)によって、
圧延方向鉛直面と平行にトラフ受け(6)を一定角度回動
させることにより、トラフ先端をロールに接近および離
隔させ得るようにしたことを特徴とする3ロールプラネ
タリー圧延機用可動式トラフ装置であった。
(考案が解決しようとする課題) ところで、3ロールプラネタリー圧延機においては、全
部のロール軸が圧延ライン軸に対して50°傾いてお
り、そのため圧延サイズによってロール先端位置が変
る。前記の先願考案においては、トラフ(3)の先端がく
る位置を、最も長いロールを使用し、かつ最も前進させ
た場合(すなわち最も細いサイズの圧延時)の、ロール
の最先端から30mm程度まで接近させている。そのため
最も短いロールを使用し、かつ最も後退させた場合(す
なわち最も太いサイズの場合)には約100mm後退し、
その分隙間があくことになった。この隙間はさほど大き
なトラブルを起こすほどのものでないが、時には圧延材
に傷がつく原因になったりすることがあり、無いに越し
たことはない。
そこでこの隙間を埋めるため、従来は、長さの異なるト
ラフを2本用意し、細丸サイズのときは短いものに、逆
に太丸サイズのときは長いものに取替えて使用していた
が、これも自動化前と比べて回数は大幅に減少したもの
の、やはり取替は必要で、そのための人手とクレーン操
作など余分な時間と手間を要するので、その解決が望ま
れていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記の課題を解決するためになされたもので、
ロールの先端位置の変動に応じて、その分トラフを前後
にずらせるようにしたものであって、その要旨は、3ロ
ールプラネタリー圧延機の出口側に位置し、鉄製トラフ
と、該トラフを上にのせ、前後左右4本のリンクアーム
により下方から支持されるトラフ受けとから主として成
り、リンク駆動によりトラフの先端部分をハウジング扉
の開口部内に挿入して使用し得るようにしたトラフ装置
において、トラフの底面の前後左右の少なくとも4個所
に水平方向にトラニオンを付設したこと、トラフ受けに
設けるトラニオン受けの受け面をそれぞれ平面にし、受
け面の前後方向長さをトラニオンの径または一辺よりも
長くしたトラニオン受けで受けるようにして、その分ト
ラフを前後方向に移動可能としたこと、さらにトラフの
底面のいずれか1個所あるいは数個所に、固定用プレー
トを溶接垂下させて、固定用プレートと相対する位置の
トラフ受けに、固定用プレートを移動位置に固定しうる
ように固定手段を設けたことを特徴とする3ロールプラ
ネタリー圧延機用トラフ装置である。
(実施例および作用) 次に本考案を実施例により詳細に説明する。
本考案になる3ロールプラネタリー圧延機の出側トラフ
装置の1実施例の側面図を第1図に、第1図のA−A断
面図を第2図に、第1図のB−B断面図を第3図に示
す。
これらの図においては、(1)は圧延材、(2)はロール(3
つあるロールのうち2つを図示)で、ロール軸が圧延ラ
イン軸に対して50°傾斜している。(15)は引戸式の一
枚扉で、圧延機フードに取りつけられている。その中心
部には直径約1000mmの開口部(16)が設けられてお
り、ここを圧延材が通過し、ここから圧延作業を監視す
る。(3)は鉄製トラフで、断面を横広V字状になした鉄
板製であって、長さ1500mmで、先端部約100mmを
下方に少し傾斜させている。重量は付属品を含めて約9
0kgである。(4)はトラニオンであって、トラフ(3)の底
面に適当なジグとともに溶接により取りつけられてお
り、反対側にも同様に2本ある。形状は本実施例では丸
であるが、後述するとおり下面が平らな方がよい。計4
本のトラニオンはトラフ受け(6)の上面前後左右に各1
個設けた同じ4個のトラニオン受け(5)によって受けら
れている。(5)はトラニオン受けであって、本考案は肝
要部である。普通のトラニオン受けは、丸いトラニオン
を受けるので、U字状をなしているのに対し、本考案に
おいては底部を平らにし、その前後方向の長さをトラニ
オンの径よりも長くしてその分トラニオンを前後方向に
動かせるようにし、ロールとトラフ先端との隙間の、圧
延サイズによる変動に対応できるようにしたものであ
る。本実施例の場合、トラニオン受け(5)はトラニオン
の直径(45mm)よりも前後方向に100mm長くし、長
さを145mmとし、トラニオンを100mm移動できるよ
うにした。なお、本実施例ではトラニオンの断面は改善
前のまま円形であるが、トラニオン受けとの接触面積を
考慮すれば底が平らな角形の方が望ましい。(6)はトラ
フ受けで、長さは930mmであって、トラニオン受け
(5)とトラニオン(4)によってトラフ(3)を支えている。
(7)は固定用プレートであって、厚さ20mm、幅50m
m、長さ150mmの鉄板製で、トラフ(3)の底面の左右両
側に、垂直かつ前後方向に各1個、計2個がジグを介し
て溶接により取りつけられている。(8)は固定用プレー
ト受けであって、厚さ15mm、幅40mmの鉄板をアイプ
レート形に成形したもので(第3図参照)、トラフ受け
(6)の左右両側面に各1個、計2個が長手方向を水平に
して溶接により取りつけられている。アイ部(固定用プ
レート受け(8)とトラフ受け(6)により形成される隙間)
の大きさは長さ150mm、幅20mmとした。トラフ(3)
をトラフ受け(6)にのせる場合に、トラニオン(4)をトラ
ニオン受け(5)の上にのせるが、この時に固定用プレー
ト(7)がアイ部にはまり込むようになっている。固定用
プレート(7)の固定は第3図に示すように、固定用プレ
ート(7)の両側の余地にくさび(9)を入れることで行な
う。(9)は片面のみテーパーを有するくさびであって、
固定用プレート(7)の位置に応じて、さまざまな大きさ
のくさびが使用される。
本実施例では、くさびによって固定用プレートを固定す
る方式を採ったが、固定用プレート(7)に1個、固定用
プレート受け(8)に複数個、の穴をあけ、キーを挿し込
んで固定するようにしてもよい。
(11)はリンクアーム(10)の固定軸で、ベースまたはベー
ス枠体に取りつけられている。(11')はトラフ受け(6)
と、リンクアーム(10)との取付軸であって、(12)はV溝
付きテーブルローラーである。(10)はリンクアームであ
って、反対側にも同様に2本あり、計4本で下方からト
ラフ受け(6)を支えている。リンクアームの下端部の固
定軸(11)と上端部のトラフ受け(6)の取付軸(11')との軸
間距離は540mmである。4本のうち1本のリンクアー
ム(10')にはエアシリンダー(13)が接続されており、エ
アシリンダー(13)の駆動によりリンクアーム(10)および
(10')は圧延軸方向の鉛直面内で65度回動し、実線位
置から二点鎖線の位置まで移動する。その水平移動距離
は575mmである。
(効果) 本考案のトラフ装置を使用することにより、長さの異な
る複数のトラフを準備しておく必要がなくなったこと、
およびその取り替えに要する時間と手間が不要になり、
3ロールプラネタリー圧延のコスト低減と能率向上を図
ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の側面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4図
は従来の固定トラフの概念図、第5図は先願の可動式ト
ラフ装置の側面図である。 3…鉄製トラフ、4…トラニオン、5…トラニオン受
け、6…トラフ受け、7…固定用プレート、8…固定用
プレート受け、9…片面テーパー付きくさび、10,1
0’…リンクアーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3ロールプラネタリー圧延機の出口側に位
    置し、鉄製トラフと、該トラフを上にのせ、かつ前後左
    右4本のリンクアームにより下方から支持されるトラフ
    受けとから主として成り、リンク駆動によりトラフの先
    端部分をハウジング扉の開口部内に挿入して使用し得る
    ようにしたトラフ装置において、トラフの底面の前後左
    右の少なくとも4個所に水平方向にトラニオンを付設し
    たこと、トラフ受けに設けるトラニオン受けの受け面を
    それぞれ平面にし、受け面の前後方向長さをトラニオン
    の径または一辺の長さよりも長くしたトラニオン受けで
    受けるようにして、その分トラフを前後方向に移動可能
    としたこと、さらにトラフの底面のいずれか1個所ある
    いは数個所に、固定用プレートを溶接垂下させて、固定
    用プレートと相対する位置のトラフ受けに、固定用プレ
    ートを移動位置に固定しうるように固定手段を設けたこ
    とを特徴とする3ロールプラネタリー圧延機用トラフ装
    置。
JP3812789U 1989-03-31 1989-03-31 3ロールプラネタリー圧延機用トラフ装置 Expired - Lifetime JPH06166Y2 (ja)

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JPH02127311U JPH02127311U (ja) 1990-10-19
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