JPH06165068A - 発振回路およびこれを用いたピクチャ・イン・ピクチャ システム - Google Patents

発振回路およびこれを用いたピクチャ・イン・ピクチャ システム

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JPH06165068A
JPH06165068A JP5211195A JP21119593A JPH06165068A JP H06165068 A JPH06165068 A JP H06165068A JP 5211195 A JP5211195 A JP 5211195A JP 21119593 A JP21119593 A JP 21119593A JP H06165068 A JPH06165068 A JP H06165068A
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JP
Japan
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signal
frequency
oscillation
picture
circuit
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Application number
JP5211195A
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English (en)
Inventor
Junichi Omori
純一 大森
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】親画面映像の方式と子画面映像の方式とが異な
るときでも歪なく子画面映像を表示するためのクロック
を発生する発振回路および同回路を有するピクチャ・イ
ン・ピクチャシステムを提供することにある。 【構成】電圧制御発振器201の出力を分周比して分周
信号を発生するプログラマブル分周器202、ならびに
分周信号および水平同期信号を入力しこれらの位相差に
もとづき発振器201の発振周波数を制御する手段20
3,204を備えている。子画面映像の方式にもとづき
分周器202の分周比が変更され、これによって発振器
201の発振周波数が変更される。かくして制御された
発振クロックに子画面映像の圧縮に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発振回路に関し、特に同
一の表示画面上に第1の映像(以下、親画面映像とい
う)と第2の映像(以下、子画面映像という)を表示す
るピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)システムに最適
な発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】PIPシステムは一つの表示画面上に親
画面映像と子画面映像との両方を楽しめるものであり、
PIP機能付テレビジョンセットとして実用化されてい
る。子画面映像は親画面映像の一部にその部分の親画面
映像に変えて表示されるのであるから、元の子画面映像
を圧縮する必要がある。その圧縮比はセットメーカー等
で決定されているが、1/3が最もよく選ばれている。
【0003】子画面映像を1/3に圧縮するということ
は、同映像がNTSC方式のものである場合、同方式は
1フィールド(1画面)当り262.5本の走査線であ
ることから、262.5本の走査線情報から約87本の
走査線情報を抽出することになる。また、圧縮された子
画面映像は、表示画面の中の予め定められた位置に表示
される。それ故に、子画面映像は87本の走査線情報を
有する圧縮映像に対応するサンプリング周期のクロック
に同期してサンプリングされる。サンプリングされた映
像情報はディジタルデータに変換されて一旦メモリに格
納される。そして、表示画面中の表示すべき位置まで表
示装置(CRT)の操作が進んだ時点で、メモリから読
み出され、上記サンプリング周期と同じ周期のクロック
に同期してD/A変換されて映像情報に変換され、表示
装置に供給される。
【0004】子画面映像として放送局からの映像が選ば
れるときは、その映像方式は親画面映像と同一となる。
すなわち、日本やアメリカで使用されるテレビジョンセ
ットでは、親および子画面映像は両方ともNTSC方式
であり、ヨーロッパで使用されるセットでは両方ともP
AL方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】子画面映像としてはV
TRからの映像信号、すなわちビデオテープに録画され
た映像である場合もある。この場合の映像は、したがっ
て、NTSC方式であったりPAL方式であったりす
る。
【0006】PAL方式は1フィールド当りの走査線数
は312.5本である。したがって、PAL方式の映像
を1/3に圧縮した映像は約104本の走査線情報を有
することになる。
【0007】ところが、PIPシステムはテレビジョン
セットに内蔵され、かつ同セットは日本やアメリカのよ
うなNTSC方式又はヨーロッパのようなPAL方式と
して一義的にその内部構成が決定される。すなわち、子
画面映像の圧縮のためのサンプリング周期はセットの仕
向先に応じて一義的に決定されている。このため、NT
SC方式のテレビジョンセットでPAL方式の子画面映
像を表示すると、子画面映像が縦方向に縮んだように移
し出される。この様子を図面を用いてさらに詳述する。
【0008】図7はNTSC方式のテレビジョンセット
にPIPシステムを設けた場合であり、したがって、表
示画面800には親画面映像801がNTSC方式で表
示されている。子画面映像802は表示画面800の所
定位置に映し出されるが、同映像802がNTSC方式
であれば、87本の走査線情報を有するように圧縮され
るのであるから、例えば子画面映像802として円を例
示すると、図7(a)のとおり、円が表示される。とこ
ろが、子画面映像がPAL方式のものであると、その1
/3に圧縮された映像は104本の走査線情報をもたな
ければならないのに対し、実際は87本の走査線情報し
か有していない。その結果、図7(b)に示すように、
PAL方式の子画面映像803では円が表示されず、縦
方向に縮んだ楕円が映し出される。
【0009】一方、PAL方式のPIP機能付テレビジ
ョンセットでは、PAL方式の子画面映像に対しては図
8(a)に812として示すように円がそのまま表示さ
れる。ところが、NTSC方式の子画面映像が入力され
ると、その1/3の圧縮映像は87本の走査線情報であ
るのに対し実際は104本の走査線情報が得られること
になる。その結果、図8(b)に示すように、圧縮され
た子画面映像813では、元の映像が円であるのに対
し、実際には円が縦方向に伸びた楕円として表示され
る。
【0010】このように、子画面映像の表示方式が親画
面映像のそれと異なると、圧縮された子画面映像が歪み
をもって表示されることになる。
【0011】したがって、本発明の主な目的は、実際に
表示される子画面映像の歪を解消した又は十分に小さく
したPIPシステムを提供することであり、またそのよ
うなシステムに用いられて最適なクロックを発生する発
振回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】歪を実質的に解消して子
画面映像を表示するためには、子画面映像の圧縮、A/
D変換する際のサンプリングレートあるいは圧縮されデ
ィジタル化された子画面映像情報をアナログ情報に変換
する際のサンプリングレートを制御することによって達
成できる。例えばNTSC方式に設定されたテレビジョ
ンセットでPAL方式の子画面映像を表示するときは、
上記サンプリングレートが高くなるようにクロックの周
波数を変更する。これによって、画面上に映し出される
子画面映像は水平方向に若干縮むことになり、全体とし
ては元の子画面映像が歪をほとんど有することなく表示
される。
【0013】したがって、本発明によれば、制御信号に
応答してその発振周波数が変化する制御発振器と、この
発振器からの発振信号をプログラムできる分周比にもと
づき分周して水平同期信号の周波数を有する分周信号を
発生するプログラマブル分周器と、この分周器からの分
周信号および水平同期信号を受け両者の位相差にもとづ
き上記制御信号を制御する制御回路とを備える発振回路
が提供される。
【0014】かくして、プログラマブル分周器に設定す
る分周比を、親画面映像の方式に対する子画面映像の方
式に応じて変更することにより、圧縮された子画面映像
を歪なく表示するに必要な周波数をもったクロックが得
られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を用いて詳
述するが、その前に本発明の理解をより容易にするため
に、PIP機能を有するテレビジョンセットにつき図6
を用いて説明する。
【0016】親画面映像信号源604はテレビジョンセ
ットにおけるチューナおよび映像信号処理を代表し、輝
度信号Yおよび二つの色差信号R−Y,B−Yからなる
親画面映像信号612を形成して切替回路603に供給
する。子画面映像信号源606は他の放送局やVTRか
らの映像にもとづき、輝度信号Yおよび二つの色差信号
R−Y,B−Yからなる子画面映像信号614を生成
し、PIPコントロール回路605に供給する。さら
に、子画面映像がNTSC方式かPAL方式かを示すN
TSC/PAL信号608をコントロール回路605に
供給する。コントロール回路605は、親画面信号源6
04からの水平同期信号Hs,垂直同期信号Vs,さら
にはNTSC/PAL信号608に応答して子画面映像
を圧縮し、輝度信号Y′および二つの色差信号(R−
Y)′,(B−Y)′からなる圧縮子画面映像信号61
3を切替回路603に供給する。コントロール回路60
5はさらに、子画面映像の表示位置に応じて切替制御信
号309を発生し切替回路603に供給する。
【0017】切替回路603は、制御信号609がイン
アクティブレベルのときは、親画面映像信号612を選
択して出力し、一方信号609がアクティブレベルのと
きは圧縮子画面映像信号613を選択して出力する。切
替回路603から出力された映像信号611はマトリク
ス回路602に供給され、R,GおよびBの原色信号6
10が生成されて表示装置(CRT)601に供給され
る。CRT601には水平および垂直同期信号Hs,V
sも供給され、かくして、一つの画面に親画面および子
画面の双方の映像が映し出される。
【0018】図1を参照すると、PIPコントロール回
路605は、子画面映像の圧縮回路100,システムコ
ントローラ140,子画面用発振回路120および親画
面用発振回路130を有している。本実施例において
は、親画面用発振回路130、すなわち、圧縮された子
画面映像信号613の生成用クロック131を発生する
発振回路に、本発明には工夫を施している。したがっ
て、子画面用発振回路120、すなわち、元の子画面映
像信号を圧縮するためのクロックを発生する発振回路の
発振周波数は、一定となっている。本実施例では、NT
SC用のテレビジョンセットであるため、発振回路12
0からのクロック121の周波数は18MHzであり、
一定である。
【0019】システムコントローラ140は、水平およ
び垂直同期信号Hs,Vsに応じて切替回路603(図
6)への切替制御信号135を発生し、また、NTSC
/PAL信号608のレベルに応じて、発振回路130
への発振周波数制御データ134を生成し発振回路13
0に供給する。本実施例では、子画面映像がそ方式のと
きは信号608はハイレベルとなり、PAL方式のとき
はロウレベルとなる。さらにまた、コントローラ140
は圧縮回路100への圧縮コマンド情報128を発生す
る。
【0020】圧縮回路100は、子画面映像信号614
を受けるマルチプレクサ102を有する。マルチプレク
サ102はPIPタイミングジェネレータ111から発
振回路120からのクロックにもとづき発生されるタイ
ミング信号1111(したがって、その周波数は180
MHz)に応答して、輝度信号Yおよび色差信号R−
Y,B−Yを順にサンプリングし出力する。
【0021】マルチプレクサ102の出力はA/D変換
器103によってディジタルデータに変換され、さらに
バッファメモリ104に一旦ストアされる。タイミング
ジェネレータ111からのA/D変換タイミング信号1
112およびリード/ライト信号1113も18MHz
である。
【0022】バッファメモリ104に子画面映像の1ラ
イン分のデータがストアされると、同データはデュアル
ポイントメモリ101に転送され書き込まれる。このた
めに、PIPタイミングジェネレータ111は、書込み
アドレス、書込み信号を含むメモリ制御データ1114
をメモリ101に供給する。かくして、子画面映像は1
/3に圧縮され、圧縮された映像情報に対応するディジ
タルデータがメモリ101にストアされる。
【0023】一方、PIPコントロール回路605によ
る子画面映像の圧縮処理の期間に、親画面映像信号61
2は切替回路603,マトリクス回路602を介してC
RT601に供給され、表示されている。そして、CR
T601でのラスタ操作が子画面表示装置に達すると、
システムコントローラ140はその状態を水平および垂
直同期信号Hs,Vsにより判断できるので、PIPタ
イミングジェネレータ111に対し、圧縮された子画面
情報の出力コマンドを制御データ128として出力す
る。これに応答して、PIPタイミングジェネレータ1
11は、メモリ制御データ1114を用いて、メモリ1
01に対するデータ読み出し動作を実行する。制御デー
タ1114は読み出しアドレスを有している。デュアル
ポートメモリ101として周知のとおり、メモリ101
はラインバッファを有しており、読み出しアドレスで選
択された行のデータは一旦ラインバッファにストアされ
る。ラインバッファにストアされたデータは、制御デー
タ1114に含まれる読み出しクロック信号に同期して
所定のビット数ずつ出力され、バッファメモリ105に
リード/ライト信号1115の制御の下で書込まれる。
かかる読み出しクロックは、発振回路130からのクロ
ック131により生成される。
【0024】子画面映像がNTSC方式の ときは、
NTSC/PAL信号608はハイレベルととり、コン
トローラ140は、発振回路130が18MHzのクロ
ック信号131を発生するように、制御データ134を
出力している。したがって、メモリ101からのデータ
の読み出し周波数も18MHzとなる。
【0025】バッファメモリ105に1ライン分のデー
タが書込まれると、リード/ライト信号1115によ
り、順々に読み出されデマルチプレクサに供給される。
セレクトタイミング信号1116にもとづき、デマルチ
プレクサは、輝度信号Y,色差信号R−Y,B−Yをそ
れぞれ示すデータをD/A変換器107,108,10
9にそれぞれ転送する。D/A変換器107,108,
109は変換タイミング信号(18MHz)1117に
もとづき、供給されたディジタルデータをそれぞれアナ
ログ信号に変換する。かくして、圧縮された子画面映像
信号(Y,(R−Y)′,(B−Y)′)613が生成
され、切替回路603(図6)に供給される。
【0026】切替回路603は、コントローラ140か
らの切替信号がアクティブレベルとなると、子画面映像
信号613を選択して出力する。この結果、CRTの表
示画面の所定位置に子画面映像が映し出される。
【0027】本発明では、親画面および子画面の両方と
もNTSC方式の映像であるので、CRT601には図
7(a)の表示となる。
【0028】一方、子画面映像としてPAL方式のもの
が供給されると、NTSC/PAL信号608はロウレ
ベルとなる。したがって、コントローラ140は、発振
回路130からのクロック131の周波数が高くなるよ
うに、発振周波数制御データ134を変更する。したが
って、クロック信号131の周波数は高くなり、これに
応じて、デュアルポートメモリ101からのデータの読
み出しレートは早くなり、各タイミング信号1115,
1116および1117のレートも早くなる。本実施例
では、信号131等の周波数は21,4MHzに変更さ
れる。この結果、CRT601における子画面映像の水
平同期周波数が高くなり、図7(c)に示すように、画
面800上の子画面映像804が 方向で縮まり、全体
として元の子画面映像としての円は実質的な円として表
示される。
【0029】テレビジョンセットがヨーロッパ向として
設定された場合は、子画面用発振器120のクロック1
21の周波数は24,1MHzとされる。このようなセ
ットで、PAL方式の子画面映像を受けると、コントロ
ーラ140は、発振器130とその出力131の周波数
が24,1MHzとなるように制御する。したがって、
CRT601上の表示は図8(a)のようになる。一
方、NTSC方式の子画面映像が供給されたときは、ク
ロック131の周波数が18MHzとなるように、発振
器130は制御される。これによって、CRT601上
で水平周期周波数が小さくなり、図8(c)に示すよう
に、子画面映像814は水平方向に伸ばされ、全体とし
ては元の子画面映像8円は実質的な円として表示され
る。
【0030】上述の代わりに、クロック121の周波数
を18MHzに保ったままでもよい。この場合は、NT
SC方式の子画面映像の供給に応答して、クロック信号
131の周波数が18MHzから15.1MHzに小さ
くされる。この方式でも、図8と同様の効果が得られ
る。
【0031】上述の説明では、発信回路130の出力ク
ロック131の周波数を子画面映像の方式に応じて変更
したが、同クロック131の周波数は一定にしておき、
発振回路120からのクロック121の周波数を変更し
てもよい。
【0032】図2(a)を参照すると、発振回路130
は、その発振周波数を変更可能に制御するために、PL
L方式を用いている。すなわち、電圧制御発振器(VC
O)201の発振信号はクロック信号131として利用
されるとともにプログラマブル分周回路202に供給さ
れて分周される。この分周回路202には発振制御デー
タ134としての分周比がコントローラ140(図1)
から供給される。分周回路202からの分周信号202
1はチャージポンプ回路203に供給される。チャージ
ポンプ回路203にはさらに水平同期信号Hsが供給さ
れ、回路203は信号Hsが水平帰線期間を示すときだ
け活性化されて、ローパスフィルタ(LPF)204の
充放電を制御する。LPF204の出力はVCO201
に供給されてその発振周波数を制御する。すなわち、水
平同期信号Hsを基準位相信号として同信号に対する分
周信号2021の位相差にもとづきVCO201の発振
周波数が制御される。
【0033】図2(b)を参照すると、チャージポンプ
回路203は、電源Vcc−GND間に直列接続された
二つのPチャンネルMOSトランジスタ205,206
および二つのNチャンネルMOSトランジスタ207,
208を有する。トランジスタ206,207のゲート
は共通接続され、そこに分周信号2021が供給され
る。水平同期信号Hsはトランジスタ205のゲートに
供給され、さらにインバータ209を介してトランジス
タ208のゲートに供給される。トランジスタ206,
207の共通ドレインは回路203の出力として取り出
され、抵抗210およびコンデンサ211でなるLPF
204に供給される。すなわち、チャージポンプ回路2
03はクロックドインバータで構成されている。
【0034】プログラマブル分周回路202は分周比デ
ータ134にもとづきVCD201の発振クロック13
1を分周するわけであるが、その分周信号2021は水
平同期信号Hsの周波数と一致している。したがって、
コントローラ140がNTSC方式の子画面映像に対応
すべく18MHzのクロック131を得るには必要な分
周比データ(1144)を分周器202に設定し、それ
に応じてVCO201が18MHzで発振しているとき
は、図3のタイミングチャートが得られる。すなわち、
分周信号2021はその反転エッジが水平同期信号Hs
の水平帰線期間を表わすロウレベル期間のセンタに表れ
るように位相周期ループが働く。したがって、水平同期
信号Hsのロウレベル期間におけるチャージポンプ回路
203からのLPF204に対する充電および放電電流
は同一であり、信号Hsのハイレベル期間は回路203
の出力はハイインピーダンスとなる。この結果、LPF
204からの電圧レベルは一定に保たれ、VCO201
は18MHzで発振を維持する。
【0035】PAL方式の子画面映像が入力されたとき
は、図4のように、コントローラ140は“1152”
の分周比データ134をプログラマブル分周器202に
与える。分周器202はその分周信号2021のハイレ
ベルからロウレベルの反転に応答して新たな分周比(1
152)を取り込み、VCO201の出力131を同分
周比で分周し始める。分周比が大きくなったため、次の
水平同期期間に表われる分周信号2021の反転エッジ
は、信号401のロウレベル期間のセンタから左側にず
れて表われる。その結果、チャージポンプ回路202の
出力は、LPF204の放電期間よりも充電期間の方が
長くなり、LPF204の出力の電圧レベルは高くな
る。これによって、VCO201の発振周波数は高くな
る。クロック131の周波数が21,4MHzとなる
と、図3の位相同期状態となる。
【0036】一方、PAL方式のテレビジョンセットで
あって分周器109の発振周波数が24,1MHzに固
定されているときに、NTSC方式の子画面映像が供給
されると、コントローラ140は図5に示すとおり、プ
ログラマブル分周器202の分周比を“1152”から
“1144”に変更する。その結果、今度はLPF20
4の放電期間が充電期間よりも長くなり、LPF204
の出力電圧レベルは低下する。VCO201の発振周波
数はこれによって18MHzに低下する。
【0037】PAL方式のセットであって分周器109
の発振周波数が18MHzの場合は、分周比はNTSC
方式の子画面映像の入力により“1144”から“96
0”に変更される。これによって、図6と同じ状態とな
り、VCO201の発振周波数は18MHzから15,
1MHzに変更される。
【0038】以上の説明においては親および子画面映像
としてNTSC方式、PAL方式に限定して説明した
が、他の方式、例えばコンピュータグラフィック処理に
もとづく映像を表示する場合にも同様に適用できる。ま
た、前述したが、発振器120の発振周波数を変更し、
発振器130の発振周波数を一定としてもよい。さら
に、分周信号2021を水平同期信号Hsの周波数と同
一の周波数にする必要はなく整数倍にしてもよい。要
は、水平同期信号Hsのロウレベル期間に分周信号20
21の反転エッジが一回表われるようにすればよい。
【0039】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば子画面映
像をその方式が親画面映像のそれと異なる場合でも歪を
実質的に解消した子画面映像を映し出すPIPシステム
および同システムに最適な発振回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPIPシステムのブロ
ック図。
【図2】本発明の一実施例であって図1に示された親画
面用発振回路を示すブロック図(同図(a))とその一
部を示す回路図(同図(b))。
【図3】分周比データが変化しないときの図2の動作を
示すタイミング図。
【図4】分周比データを第1の値から第2の値に変化し
たときの図2の動作を示すタイミング図。
【図5】分周比データを第2の値から第1の値に変化し
たときの図2の動作を示すタイミング図。
【図6】PIP機能を有するテレビジョンセットを示す
ブロック図。
【図7】NTSC方式の親画面映像に映像方式が同一お
よび異なる子画面映像を表示したときの状態を示す図。
【図8】PAL方式の親画面映像に映像方式が同一およ
び異なる子画面映像を表示したときの状態を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローパスフィルタからの電圧レベルによ
    りその発振周波数が制御される制御発振器と、この発振
    器からの発振信号をプログラム可能な分周比で分周しそ
    の周波数が水平同期信号の周波数と所定の関係となる分
    周信号を発生するプログラマブル分周器と、前記水平同
    期信号を受け当該信号が水平帰線期間を示すレベルのと
    きに活性化されて、前記分周信号の論理レベルに応答し
    て前記ローパスフィルタの充放電を制御するチャージポ
    ンプ回路とを備える発振回路。
  2. 【請求項2】 前記分周信号の論理レベルの反転エッジ
    が前記水平同期信号の前記帰線期間を示すレベルの間に
    表れるように前記プログラマブル分周器は前記発振信号
    を分周する請求項1記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 前記チャージポンプ回路は制御端子、入
    力端子および出力端子を有するクロックドインバータで
    なり、前記制御端子に前記水平同期信号が前記入力端子
    に前記分周信号がそれぞれ供給され前記出力端子が前記
    ローパスフィルタに接続されている請求項1又は2記載
    の発振回路。
  4. 【請求項4】 第1の発振回路と、第2の発振回路と、
    前記第1の発振回路からの発振クロックに応答して映像
    信号を圧縮しディジタルデータを発生する手段と、前記
    ディジタルデータを一時的に格納するメモリ、前記第2
    の発振回路からの発振クロックに応答して前記メモリか
    ら前記ディジタルデータを読み出しアナログ変換して圧
    縮されて、映像信号を発生する手段と、前記映像信号の
    映像方式にもとづき前記第1および第2の発振回路の一
    方から発振クロックの周波数を制御する制御手段とを備
    えるピクチャ・イン・ピクチャシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の発振回路の前記一
    方は、制御発振器と、この発振器からの発振クロックを
    分周して分周信号を発生する分周器と、前記分周信号お
    よび水平同期信号の位相差にもとづき前記制御発振器の
    発振周波数を変更する手段とを備える請求項4記載のピ
    クチャ・イン・ピクチャシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記分周器の分周比を
    前記映像信号の映像方式にもとづき変化する請求項5記
    載のピクチャ・イン・ピクチャシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7289051B2 (en) 2005-01-05 2007-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital-to-analog converters including charge pumps and related automatic laser power control devices and methods

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