JPH0616485U - 織機の緯糸検知装置 - Google Patents

織機の緯糸検知装置

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JPH0616485U
JPH0616485U JP5403392U JP5403392U JPH0616485U JP H0616485 U JPH0616485 U JP H0616485U JP 5403392 U JP5403392 U JP 5403392U JP 5403392 U JP5403392 U JP 5403392U JP H0616485 U JPH0616485 U JP H0616485U
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JP
Japan
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weft
image sensor
light
reed
light source
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JP5403392U
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English (en)
Inventor
英二 重吉
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサ18により、緯糸を検知するに
際し、照明用の光源19,20からの光の筬羽9による反射
光の影響による検知ミスを防止する。 【構成】 照明用の光源19,20からの光の筬羽9による
反射光がイメージセンサ18に入光しないように、光源1
9,20を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、織機の緯糸検知装置に関し、特に視覚センシング式の緯糸検知装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば空気噴射式織機においては、筬の筬羽の凹部の列による緯糸案内 溝を有し、緯入れ側に配置した主ノズルと、緯糸案内溝に沿って所定の間隔で配 置した補助ノズルとによって、緯入れを行うようにしている。 このような空気噴射式織機において、緯糸が反緯入れ側まで緯入れさたか否か を検知するため、投光器と受光器とを組込んだセンサを筬の後側から筬羽間に挿 入し、投光器からの光が緯糸により反射して受光器に入射する受光量の変化で緯 糸の有無を検知するようにしたものがある(実開昭62−11192号公報参照 )。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の投・受光器を用いた緯糸検知装置にあっては 、緯糸先端部は大きく振れているため、検出範囲を大きくとる必要がある一方、 大きな検出範囲に対して緯糸が占有する面積が小さいため、緯糸の有無に応じた 受光量の変化がわずかで、検出精度がよくないという問題点があった。
【0004】 そこで、本出願人により、照明用の光源と、イメージセンサとを設けて、緯入 れ経路を横断する方向にスキャニングすることにより、検出精度を向上させた緯 糸検知装置が提案されている(特願平2−408880号)。 ところが、照明用の光源の配設位置がイメージセンサと同位置であると、光源 からの光の筬による反射光の影響で、イメージセンサの検出精度が上がらないた め、なお改善の余地があった。
【0005】 本考案は、このような実情に鑑み、イメージセンサに照明用の光源からの光の 筬による反射光が入らないようにして、緯糸の検知をより確実にすることを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、照明用の光源と、イメージセンサとを有して、緯入れ経 路上の緯糸の有無を検知する織機の緯糸検知装置において、前記光源を、それか らの光の筬による反射光が前記イメージセンサに入光しない位置となるよう前記 イメージセンサに対し離間させて配置する構成としたものである。
【0007】
【作用】
上記の構成においては、光源からの光の筬による反射光がイメージセンサに入 光しないようになるので、イメージセンサにより緯糸の有無を正しく認識するこ とが可能となり、検出精度が大幅に向上する。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図4は本考案の第1の実施例を示している。 図1及び図2を参照し、1は経糸、2は緯糸、3は織前、4は織布、5は糸端 捕捉糸である。
【0009】 6は筬であって、その下枠を前後方向に揺動運動する筬保持体7の上面の溝7 aにくさび8を押し込むことによって固定してある。筬6の筬羽9は、横から見 て前方に凸となる山形形状をなし、その頂部に凹部9aを備える。そして、筬羽 9の凹部9aの列により、緯糸案内溝10が形成される。 11は補助ノズルであって、そのノズルホルダー12を筬保持体7の前面のT字溝 7bに頭部を挿入したボルト13により固定して、緯糸案内溝10に沿って所定の間 隔で配置してあり、緯糸案内溝10に向けて斜めに空気を噴出するようになってい る。
【0010】 かかる空気噴射式織機においては、緯入れ時に、経糸1の開口内の緯糸案内溝 10に緯入れ側の主ノズル(図示せず)からの空気噴射により緯糸2が射出される 。この緯糸2は補助ノズル9からの噴出空気により吹送られて、緯糸案内溝10に 沿って進行する。そして、この緯糸2の先端部が後述する緯糸検知装置のところ を通過して糸端捕捉糸5の開口まで到達すると、緯入れが終了する。その後、こ の緯糸2は筬6により織前3に筬打されて、織布4として製織される。尚、織布 4はトップステー14に取付けたテンプル15により両端から引張作用を受けつつ進 行し、反緯入れ側ではカッター16により糸端捕捉糸5との間で切断される。
【0011】 ここで、緯糸検知装置として、トップステー14に取付けたブラケット17に固定 して、筬6よりも織前3側に、反緯入れ側の経糸1と糸端捕捉糸5との間の緯糸 案内溝10に向けて、イメージセンサ18を配設してある。 このイメージセンサ18は、例えばCCD型或いはMOS型の固体撮像素子から 構成される。また、光電変換素子(画素)の配列形状から分けて、1次元配置形 (ラインセンサ)或いは2次元配置形(エリアセンサ)が使用されるが、少なく とも緯糸案内溝10によって形成される緯入れ経路を横断する方向(略上下方向) で、筬羽9の凹部9a或いは筬羽9同士の間隙に向けて、走査(スキャニング) できるように、配置される。
【0012】 そして、イメージセンサ18による画像信号は図示しない信号処理回路に入力さ れて信号処理され、これに基づいて緯糸の有無が検知される。 また、撮像部位を照明するため、図3に示すように、イメージセンサ18の上方 に斜め下向きに光源19を設け、また、イメージセンサ18の下方に斜め上向きに光 源20を設けてある。これらの光源19,20としては、蛍光灯光源、ハロゲンランプ 光源、ガスレーザ光源等が用いられる。
【0013】 ここで、図3に示すイメージセンサ18として、1次元CCDイメージセンサを 例にとり、その画像の信号を図11に示して説明する。 このイメージセンサ18は、図示しないカメラの制御回路内部あるいは外部にタ イマーを備え、所定時間巾で一定のパルス信号(ビデオクロック信号)が出力さ れる。そして、このパルス数が所定値(緯糸が反緯入れ側に到達する主軸角度約 260〜 300度程度)となる毎にスキャニングクロック信号が出力され、イメージ センサ18の素子列に沿ってスキャニングがなされる。その画像は、図11に示すビ デオ信号となる。そして、予め定めた値(スライスレベル)を基準に2値化され 、スライスビデオ信号となる。このスライスビデオ信号の緯糸からの反射光を受 けた部位の立ち上がり位置L1と、立ち上がりから立ち下がりまでのパルス巾W 1により緯糸の像であるか否かの判定が図示しない制御回路あるいはマイクロコ ンピュータにてなされる。
【0014】 以上のように、緯糸の検知をイメージセンサにて行うことにより緯糸自体の像 、すなわち信号の立ち上がり位置L1とパルス巾W1とにより正確に緯糸か否か の判定ができ、また緯糸が移送する通路を横断するように走査するので、前記の ように検出範囲に対して緯糸が占有する面積が大きく、格段に検知精度が高く、 前述した従来の緯糸検知装置に比して格段に検出精度が向上するのであるが、更 に光源19,20はイメージセンサ18に対し、筬に反射した光が入射しない位置に離 間して設けられているため、図11に点線で示すような筬からの反射光の信号に入 力せず、さらに検知精度が高まる。
【0015】 尚、本実施例では、イメージセンサ18は、筬6より織前3側に固定して配設さ れるため、機替え時にイメージセンサ18を脱着する必要がなく、筬6に取付けた 場合の面倒な作業が全く不要となる。 また、図3及び図4に示してあるように、撮像部位にある筬羽9の前縁に遮光 板21を貼着することにより、反射光の影響を更に低減することが可能となり、検 出精度が更に向上する。
【0016】 尚、遮光板21は、図4に示したように複数の筬羽9に跨がって貼着する他、図 5に示すように1枚の筬羽9にのみ貼着してもよい。 次に図6及び図7に示す第2の実施例について説明する。 この実施例は、光源19,20を撮像部位である緯糸案内溝10の上方及び下方に設 けたもので、このようにしても、光源19,20により照明された緯糸2(緯糸2か らの反射光)を撮像できる一方、光源19,20からの光の筬羽9による反射光がイ メージセンサ18に入光することがなくなり、イメージセンサ18の検出精度を向上 させることができる。
【0017】 また、この実施例では、筬羽9の凹部9aの底部に遮光板22を貼着して、反射 光の影響を更に低減している。遮光板22は、図7に示したように複数の筬羽9に 跨がって貼着する他、図8に示すように1枚の筬羽9にのみ貼着してもよい。 次に図9に示す第3の実施例について説明する。 この実施例は、1個の光源19を筬羽9の後方に配設して、イメージセンサ18と 対向させたものである。従って、緯糸2有りのときに光源19からの光の一部が緯 糸2により遮られるようになるが、光源19からの光の筬羽9による反射光がイメ ージセンサ18に入光することがない点は同じである。
【0018】 次に図10に示す第4の実施例について説明する。 この実施例は、イメージセンサ18を筬羽9の後方に配設し、1個の光源19を筬 羽9の前方に配設して、イメージセンサ18と対向させたものである。従って、緯 糸2有りのときに光源19からの光の一部が緯糸2により遮られるようになるが、 光源19からの光の筬羽9による反射光がイメージセンサ18に入光することがない 点は同じである。
【0019】 尚、以上では空気噴射式織機の例で説明したが、水噴射式織機の緯糸検知装置 として使用することもできる。また、胴切れ検知用の緯糸検知装置として、使用 することもできる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、照明用の光源からの光の筬による反射光 がイメージセンサに入光しないようになるので、イメージセンサにより緯糸の有 無を正しく認識することが可能となり、検出精度が大幅に向上するという効果が 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施例を示す織機の要部斜視
【図2】 図1の要部平面図
【図3】 図1の要部側面図
【図4】 図1の要部正面図
【図5】 変形例を示す要部正面図
【図6】 第2の実施例を示す要部側面図
【図7】 図6の要部正面図
【図8】 変形例を示す要部正面図
【図9】 第3の実施例を示す要部側面図
【図10】 第4の実施例を示す要部側面図
【図11】 イメージセンサの画像信号を示す図
【符号の説明】
2 緯糸 6 筬 9 筬羽 10 緯糸案内溝 18 イメージセンサ 19,20 光源 21,22 遮光板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明用の光源と、イメージセンサとを有し
    て、緯入れ経路上の緯糸の有無を検知する織機の緯糸検
    知装置であって、 前記光源を、それからの光の筬による反射光が前記イメ
    ージセンサに入光しない位置となるよう前記イメージセ
    ンサに対し離間させて配置したことを特徴とする織機の
    緯糸検知装置。
JP5403392U 1992-07-31 1992-07-31 織機の緯糸検知装置 Pending JPH0616485U (ja)

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JP5403392U JPH0616485U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 織機の緯糸検知装置

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