JPH0616434A - ガラスレンズの成形用型 - Google Patents

ガラスレンズの成形用型

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Publication number
JPH0616434A
JPH0616434A JP19634192A JP19634192A JPH0616434A JP H0616434 A JPH0616434 A JP H0616434A JP 19634192 A JP19634192 A JP 19634192A JP 19634192 A JP19634192 A JP 19634192A JP H0616434 A JPH0616434 A JP H0616434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold body
mold
glass lens
lens
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP19634192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Mukasa
克紀 武笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP19634192A priority Critical patent/JPH0616434A/ja
Publication of JPH0616434A publication Critical patent/JPH0616434A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非球面レンズ41は、曲面部(非球面)から
なるレンズ有効径の外周部に平面部を有し、この平面部
に対応する型11の転写面が最大表面粗さ0.03μm
以下に鏡面仕上げされ、プレス成形時にレンズ41の平
面部と曲面部との境目に生じる亀裂を防止する。 【構成】 転写面を有する第1および第2の型11,2
1からなり、いずれか一方が、レンズの有効径内を規定
する型体曲面部と、これに連設された型体平面部とから
なり、型体平面部が、最大表面粗さ0.03μm以下に
鏡面仕上げされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨、芯取りを必要と
することなく、プレス成形によりガラスレンズを製造す
る際に用いられる成形用型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスレンズは、設計曲率をレン
ズ面に付与する研磨工程と、研削により光軸を合わせる
芯取り工程を経て製造されてきた。しかし近年、非球面
レンズを中心として、比較的小径のガラスレンズは、型
を用いるプレス成形により直接製造されている。
【0003】図2は、このような成形用型および成形方
法について示す説明断面図であり、成形後の状態を示し
ている。成形に際しては、第1の型体11に予め成形用
ガラス材料を載置し、ガイド型体31を嵌装し、加熱下
に第2の型体21と第1の型体11との間でガラスレン
ズ41をプレス成形していた。
【0004】得られるガラスレンズ41は、図3に示す
ように、一般に少なくとも片方のレンズ面43の外周側
に平面部47を有する。この平面部47は、ガラスレン
ズ41の有効径外にあり、主として鏡胴組み込み等の便
宜を考慮したものである。ところが、このような平面部
47を有するガラスレンズ41では、成形時にレンズの
曲面部45と平面部47との境界部に亀裂51が生じや
すいという問題があった。
【0005】特公平3−52417号公報では、第1の
型体11の曲面部15と平面部17との境界部(図1
(a)参照)に面取りを施すことにより、亀裂の発生を
防止することが報告されている。しかしながら、型体の
ような研削加工品では従来から一般にある程度の面取り
は施されており、従来に対しての改善効果は不十分であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レンズ面が
曲面部とこの外周側の平面部を有するガラスレンズをプ
レス成形するに際して、亀裂の発生を効率的に防止しう
る成形用型を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスレンズ成
形用型は、ガラスレンズの一方のレンズ面を規定する転
写面を具えた第1の型体と、ガラスレンズの他方のレン
ズ面を規定する転写面を具えた第2の型体との間で成形
用ガラス材料をプレスしてガラスレンズを成形する成形
用型において、少なくとも第1および第2の型体のいず
れか一方の転写面が、ガラスレンズの有効径内を規定す
る型体曲面部と、この型体曲面部の外周側に連設されガ
ラスレンズの有効径外を規定する型体平面部とからなり
この型体平面部が鏡面仕上げされていることを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】図1(a)は本発明の実施例の第1の型体1
1の断面図、図1(b)は第2の型体21の断面図であ
る。
【0009】第1の型体11の転写面13は、曲面部4
5と平面部47とからなるレンズ面43を成形すべく
(図3参照)、それに対応して型体曲面部15と、これ
に連設された型体平面部17とから構成されている。型
体曲面部15は、ガラスレンズ41の有効径部を転写・
成形する面であり、その表面は当然に鏡面仕上げが施さ
れている。本発明の第1の型体11では更に、型体平面
部17にも鏡面仕上げが施されており、本発明はこの点
を最大の特徴とするものである。従来のこの種の型体
(第1の型体11)では、型体平面部17がガラスレン
ズ41の有効径外を転写する部分であり、ガラスレンズ
41に鏡面精度が要求されないことから、型体平面部1
7は研削加工のみで加工を完了し、通常最大粗さ0.1
μm以上の粗面であった。本発明者らがこの型体平面部
17に着目し、鏡面仕上げを施した第1の型体を試作し
ガラスレンズ41をプレス成形したところ、ガラスレン
ズ41の曲面部45と平面部47との間に入る亀裂が飛
躍的に減少した。型体平面部17は、最大表面粗さ0.
03μm以下に鏡面仕上げすることが好ましく、より好
ましくは0.02μm以下である。
【0010】なお、型体の平面部は、第2の型体21の
転写面23に形成してもよい。また、成形用型の使用方
法、ガラスレンズの成形方法は、図2に沿って説明した
従来技術と同様である。
【0011】第1、第2の型体11,21およびガイド
型体31は、従来と同様に炭化タングステン、炭化ケイ
素、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム、サーメット等のセ
ラミックスないしは超硬材料などから形成できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、型体の転写面におい
て、型体曲面部の外周側の有効径外の型体平面部を鏡面
仕上げすることにより、ガラスレンズのプレス成形時
に、ガラスレンズの曲面部と平面部との境界部に亀裂が
生じることを防止し、良品率を大幅に改善させることが
できる。
【0013】実験例 図3に示したガラスレンズ41とほぼ同様の形状を有
し、曲面部45の直径=8mm、平面部47の直径=1
0mmの非球面レンズを、光学ガラスとしてSK相当品
を用い、図1に示した第1および第2の型体11,21
とガイド型体により製造した。
【0014】このとき、成形用型を全部で100組用意
し、従来と同様に型体平面部17を鏡面仕上げ加工せず
粗面のままとし比較例の型と、図1(a)に示したよう
に型体平面部17を最大表面粗さ0.03μm以下に鏡
面仕上げした本発明品の型との両方を用い成形したとこ
ろ、本発明の型を用いた場合は、従来の型を用いた場合
に対して亀裂による不良率が6.1%と著しく減少し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における第1の型体(a)およ
び第2の型体(b)の断面図である。
【図2】ガラスレンズ成形用型およびその使用方法につ
いて示す説明断面図である。
【図3】プレス成形により得られるガラスレンズおよび
亀裂の発生を示す説明図である。
【符号の説明】
11 第1の型体 13 転写面 15 型体曲面部 17 型体平面部 21 第2の型体 23 転写面 31 ガイド型体 41 ガラスレンズ 43 ガラス面 45 曲面部 47 平面部 49 ガラス面 51 亀裂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスレンズの一方のレンズ面を規定す
    る転写面を具えた第1の型体と、ガラスレンズの他方の
    レンズ面を規定する転写面を具えた第2の型体との間で
    成形用ガラス材料をプレスしてガラスレンズを成形する
    成形用型において、 少なくとも第1および第2の型体のいずれか一方の転写
    面が、ガラスレンズの有効径内を規定する型体曲面部
    と、この型体曲面部の外周側に連設されガラスレンズの
    有効径外を規定する型体平面部とからなりこの型体平面
    部が鏡面仕上げされていることを特徴とするガラスレン
    ズの成形用型。
  2. 【請求項2】 前記型体平面部が、最大表面粗さ0.0
    3μm以下に鏡面仕上げされている請求項1に記載のガ
    ラスレンズの成形用型。
JP19634192A 1992-06-29 1992-06-29 ガラスレンズの成形用型 Pending JPH0616434A (ja)

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JPH0616434A true JPH0616434A (ja) 1994-01-25

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JP (1) JPH0616434A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7488145B2 (en) 2005-01-25 2009-02-10 Asahi Glass Company, Limited Method for manufacturing a doughnut-shaped glass substrate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7488145B2 (en) 2005-01-25 2009-02-10 Asahi Glass Company, Limited Method for manufacturing a doughnut-shaped glass substrate

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