JPH0554085B2 - - Google Patents

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JPH0554085B2
JPH0554085B2 JP61296757A JP29675786A JPH0554085B2 JP H0554085 B2 JPH0554085 B2 JP H0554085B2 JP 61296757 A JP61296757 A JP 61296757A JP 29675786 A JP29675786 A JP 29675786A JP H0554085 B2 JPH0554085 B2 JP H0554085B2
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JP
Japan
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curved surface
angle
flat
built
intersect
Prior art date
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JP61296757A
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English (en)
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JPS63149602A (ja
Inventor
Masahiro Koike
Shinichiro Hirota
Kishio Sugawara
Hitoshi Kato
Sakumasa Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばカメラ等の各種光学機器、あ
るいはコンパクトデイスクのピツクアツプ用等に
用いられるガラスレンズに関する。
〔従来の技術〕
近年、ガラスを直接プレス成形することによ
り、その後の冷間での研削・研磨を不要としたガ
ラスレンズが盛んに用いられている(例えば特開
昭60−171233号公報、特開昭60−171236号公報)。
第7図ないし第9図に、曲面部の外方に光軸に
対して垂直な平面部を有するガラスレンズの成形
例を示す。第7図は、成形装置により軟化したガ
ラスをプレス成形している状態を示し、第8図は
成形されたガラスレンズの断面図、第9図は平面
図である。
軟化したガラス素材を下型1に供給する。そこ
に上型2を下降させて加圧プレスし、所定形状の
ガラスレンズ3に成形する。次に上型2を上昇さ
せ、ガラスレンズ3を取出す。以上の動作を連続
的に繰返すことにより、同様のガラスレンズが多
数生産される。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにして成形されたガラスレンズ3は、
レンズとして有効な球面または非球面の曲面部4
と、その外方に位置する光軸に対して垂直な平面
部5とを有するが、その境界部に亀裂6が生じや
すく、レンズの光学的精度を落とす原因となる。
これは、曲面部4と平面部5とのなす角、つまり
両者の境界部において両者の接平面が相互に交わ
る角度αが比較的小さいため、成形後の冷却過程
の際に、型とガラスとの体積収縮率の差により、
この部分に大きな応力が集中することによると考
えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、プレス成形後の冷間での研削・研磨
を不要とするレンズであつて、このレンズの曲面
部と光軸に対して垂直な平面部との境界部に肉盛
部を設けたものである。曲面部と平面部との両接
平面が相互に交わる角度αに対し、曲面部と肉盛
部との両接平面が交わる角度βならびに肉盛部と
平面部との両接平面が交わる角度γを、いずれも
前記角度αよりも大きくする。
肉盛部は、平面状および曲面状のいずれであつ
ても良い。
〔作用〕
曲面部と肉盛部との両接平面が交わる角度βお
よび肉盛部と平面部との両接平面が交わる角度γ
は、曲面部と平面部との両接平面が交わつてなす
角度αよりも大きいため、レンズの曲面部と平面
部との境界部は滑らかな面となり、境界部に応力
が集中せず緩和される。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図はその平面図である。本実施例のガラスレンズ
11は、主面の一方が平面、他方が凸曲面をな
す。凸曲面側の主面は、球面状の曲面部12と、
外縁部を構成する光軸に対して垂直な平面部13
とからなり、両者の境界部に、勾配面14を有し
ている。なお、曲面部12は非球面であつても良
い。
このようなガラスレンズは、第3図に示すよう
な成形装置において、炭化タングステン(WC)
からなる下型15にガラス素材を供給し、そこに
同じく炭化タングステンからなる上型16を下降
させて成形する。上型16は、曲面加工部17と
平面加工部18との境界部に面取り部19を備え
ており、この面取り部19がプレス時にガラスレ
ンズ11に転写されて、勾配面14を構成する。
ここで、第4図に示すように、曲面部12およ
び平面部13の接平面が相互に交わる角度αに対
し、曲面部12および勾配面14の接平面が交わ
る角度βと、勾配面14および平面部13の接平
面が交わる角度γとは、いずれも角度αより大き
くなつており、このため、曲面部12と平面部1
3とが直接交わる従来例に比較し、応力集中が緩
和される。なお、本実施例のガラスレンズ11の
寸法は、外径D1=6.5mm、曲面部12の有効径、
つまり光の通過する有効部分の径がD2=4.6mm、
曲面部12の曲率半径がR1=3.7mm、中心肉厚t1
=2.5mm、外縁部と中心部との肉厚差t2=1.2mmで
あり、角度θ=30゜である。また、ガラス素材と
しては、重フリント系光学ガラスのSF6(HOYA
(株)製:転移温度435℃)を用いた。
勾配面14を有する肉盛部20を設けないもの
では、第8図に示したように曲面部12と平面部
13との境界部に亀裂が生じたのに対し、本実施
例では亀裂が全く生じなかつた。
なお、勾配面14の傾きθは30゜に限定される
ものではない。例えば曲面部12の曲率半径がよ
り小さい場合には、角度θをより大きくして、勾
配面14と曲率部12との両接平面がなす角度β
を大きくする。
肉盛部20は、平面状に限定されるものではな
い。第5図は、曲率半径R2=1.0mmの球面21を
有する肉盛部20Aを設けたものである。本実施
例のガラスレンズ11Aは、曲面部12と球面2
1、球面21と光軸に対して垂直な平面部13の
各接平面のなす角が180゜と最大となり、応力集中
の緩和効果は最も優れている。他の各寸法は、第
4図と全く同様である。
以上、平凸形のレンズについて説明したが、本
発明は、両凸形のレンズにも適用できることはい
うまでもない。同様に、例えば第6図に示すよう
なメニスカス形のガラスレンズ11Bにも適用で
きる。14Bは勾配面、20Bは肉盛部を示す。
また、ガラス素材は、上述したものに限らず、
一般に成形レンズの成形に用いる素材であれば何
でも良い。
さらに、型15,16の材料としては、炭化タ
ングステンの他にも、例えば炭化ケイ素(SiC)、
酸化ジルコニウム(ZrO2)、ステンレス鋼、サー
メツト、窒化ケイ素(Si3N4)など被成形ガラス
素材との関係で、適宜選択すれば良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ガラスレンズの曲面部と平面
部との境界部に肉盛部を設け、曲面部と平面部と
の両接平面が交わる角度より大きい角度で、曲面
部および平面部の接平面と肉盛部の接平面とが交
わるようにしたことにより、上記境界部に亀裂が
生ずるのを防ぎ、冷間での研削・研磨の不要な光
学的精度の高い成形ガラスレンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す
図で、第1図はガラスレンズの断面図、第2図は
平面図、第3図は成形時の断面図、第4図は詳細
な形状を示す断面図、第5図および第6図はそれ
ぞれ本発明の他の実施例を示す断面図、第7図お
よび第8図は従来例を示す断面図、第9図は同平
面図である。 11,11A,11B……ガラスレンズ、12
……曲面部、13……平面部、20,20A,2
0B……肉盛部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プレス成形後の冷間での研削・研磨が不要で
    あつて、少なくとも一方の主面が、曲面部および
    この曲面部の外方に位置し、該レンズの光軸に対
    して垂直な平面部からなるガラスレンズにおい
    て、曲面部と平面部との境界部に肉盛部を設け、
    かつ曲面部と平面部との境界部において当該曲面
    部と平面部との両接平面が交わる角度αに対し、
    曲面部と肉盛部との境界部において当該曲面部と
    肉盛部との両接平面が交わる角度βおよび肉盛部
    と平面部との境界部において当該肉盛部と平面部
    との両接平面が交わる角度γを、ともに前記角度
    αよりも大きく設定したことを特徴とするガラス
    レンズ。
JP29675786A 1986-12-15 1986-12-15 ガラスレンズ Granted JPS63149602A (ja)

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JP29675786A JPS63149602A (ja) 1986-12-15 1986-12-15 ガラスレンズ

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JPH0554085B2 true JPH0554085B2 (ja) 1993-08-11

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JPS63149602A (ja) 1988-06-22

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