JPH0616400U - 重量物位置微調整装置 - Google Patents

重量物位置微調整装置

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JPH0616400U
JPH0616400U JP5945292U JP5945292U JPH0616400U JP H0616400 U JPH0616400 U JP H0616400U JP 5945292 U JP5945292 U JP 5945292U JP 5945292 U JP5945292 U JP 5945292U JP H0616400 U JPH0616400 U JP H0616400U
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plate
adjusting
adjustment
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bolt
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JP5945292U
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Inventor
源次 出口
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株式会社ヨコユバンテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械製造ライン中の工作機械等のような大重
量物を設置する際の位置決めを短時間で簡単に行うこと
のできる重量物位置微調整装置を提供する。 【構成】 上面が平滑な支持面12を有する支持基板1
0上にころ用鋼球14を介して調整板17を水平方向の
いずれにも移動できるように支持させ、その調整板17
と支持基板10間に調整板を水平方向に移動させる複数
の水平調整ねじ25,26を介在させる。調整板17の
上には上下に移動できる高さ微調整ボルト22を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば機械製造ライン中の加工機等のような大重量物を所定位置に 設置するための重量物位置微調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種機械類の自動製造ライン等においては、数十トンもの大重量の加 工機が使用され、ライン中のワークの受け渡し等の都合から、上下及び左右を0 .05mm程度の精度に正確な位置決めを必要とする場合がある。
【0003】 このような所謂心出し作業は、従来、図6に示すように重量物1下に調整ボル ト2,2……に設置しておき、その下端をコンクリート基礎3の上面に予め埋め 込んだ支持プレート4上に当接させ、上下調整は各ボルト2の螺進退によって、 また水平方向の調整は、横押し用のジャッキ5を使用して行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の心出し作業においては、数mm程度の水平方向の位置調整は 容易に行えるが、0.05mmものの精度を要する場合には、横押しジャッキで 水平方向に押すのでは調整ボルト2の撓みのみによって移動してしまい、ジャッ キの横押し力を除くと元の位置に戻ってしまう。そこで更に大きく押すと、静止 摩擦から運動摩擦に変化する際に撓んだボルトの戻り力によって必要以上にボル ト先端が横移動してしまい、結局、再度逆向きに移動させなければならなくなっ てしまう。このため微調整に多くの手間と長時間を要するという問題があった。
【0005】 本考案はこのような従来の問題にかんがみ、上下及び左右のいずれの微調整も 短時間に、かつ容易に行うことのできる重量物位置微調整装置の提供を目的とし たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本考案の要旨す るところは、第1に、上面が平滑な支持面を有する支持基板上にころ用鋼球を介 して調整板を水平方向のいずれの向きにも移動可能に載荷させ、かつ前記支持基 板と調整板間に該調整板を水平移動させる複数の水平調整ねじを介在させてなる 重量物位置微調整装置にあり、第2に該装置の調整板上に上下微調整用ボルトを 縦向きに螺進退自在に備えたことにある。
【0007】
【作用】
本考案の重量物微調整装置は、加工機等の重量物を設置しようとするおおよそ の位置、例えば1〜2cm程度誤差範囲の位置にジャッキ付き台車等の搬送手段 によって移動させた後、その下に本考案装置を少くとも3台置き、重量物を降下 させて該各装置に載荷させる。
【0008】 この状態で水平調整ねじを螺進退させて調整板を水平移動させて水平方向の位 置を微調整する。このようにして高さ、傾き、及び水平方向の位置を微調整した 後、重量物に備えてある高さ調整ボルトを下向きに突出させ、これに重量物を載 荷させて本考案装置を抜き取る。
【0009】 一方、調整板上に高さ調整ボルトがある場合には、このボルトの進退によって 重量物の高さ、及び傾きを調整した後、重量物自体の高さ調整ボルトを下向きに 突出させて重量物の荷重を受けた後、調整板上の高さ調整ボルトを降下させて本 考案の装置を抜き取る。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例を図1〜図5について説明する。
【0011】 図において、Aは本実施例装置であり、10は略長方形状に成形された支持基 板である。この支持基板10には、上面に凹部11が形成され、その凹部11の 底面が平滑な支持面12となっている。この支持面12は高硬度の鋼板13の上 面を平滑に仕上げ、これを支持基板本体部に嵌め込んで凹部11の底面を構成さ せている。
【0012】 凹部11内の支持面12上には多数のころ用鋼球14,14……が所定の間隔 を隔てて載せられている。各鋼球14,14……は二枚の鋼球支持板15,15 を重ね、その上下面に貫通開口された鋼球受孔16内に回転自在に嵌め込まれ、 外面を両鋼球支持板15,15の表裏に突出させて支持されている。尚鋼球受孔 16の内面は鋼球14が嵌り合う球面状をしており、二枚の支持板15,15を 重ねて互いに固着することによって鋼球14を抜け止めしている。
【0013】 この各鋼球14,14……を介して調整板17が支持面12上に載せられてい る。この調整板17は下面の鋼球14が当たる部分に高硬度の鋼板18が嵌め込 まれているとともに、上面にはジャッキ金具19が嵌め込まれている。
【0014】 ジャッキ金具19は、正方形状のプレート部20の中央上面に内ねじ筒21が 縦向きに固定され、その内ねじ筒21内に上下微調整用ボルト22が螺嵌されて 構成されている。
【0015】 ボルト22の頭部22aの頂面中心部には半球状の突起23が一体に突設され ている。また内ねじ筒22は、その外周が四本の支えリブ24,24……によっ て支持されている。
【0016】 調整板17は、左右調整ねじ25,25と前後調整ねじ26とによって水平方 向に移動できるようになっている。左右調整ねじ25,25はいずれも支持基板 10の両縁部上面に突設した突起部25aに貫通させて螺嵌されたボルトからな っており、先端を調整へ17の側面に対向させている。
【0017】 調整板17の前端部には台形をしたプレート状の張出板部17aが延長方向に 突設されており、この張出板部17aには先端から基部側に向けてU字状の凹欠 部27が形成され、その凹欠部27内に支持基板10に上下の向きに支持された 支軸28が挿入されている。一方、凹欠部27の開方側端部には縦向きプレート 29が固着され、この縦向きプレート29の外側からこれを貫通して凹欠部27 内にボルトからなる前後調整ねじ26が挿入され、その前後調整ねじ26を支軸 28に螺嵌させている。
【0018】 支軸28は、支持基板10と、その上面に突設した門型のブリッジ31とに両 端を回動自在に貫通させて支持され、割ピン32により抜け止めされている。
【0019】 而して調整板17は、支軸28を中心にて左右に回動自在に支持され、前後調 整ねじ26を支軸28にねじ込む方向に回転させることにより頭部30aが縦向 きプレート29の外側面を押し、張出板部17aと共に前方側に押し出されるよ うになっている。
【0020】 このように構成される重量物位置微調整装置の使用に際しては、重量物1自体 の下面に高さ調整ボルト2が突設されている場合には、これを上昇させた状態で ジャッキ付き台車等の搬送手段を使用して設置位置まで搬入し、数mm〜数cm の誤差範囲で水平方向の位置出しをし、然る後、図4に示すように重量物1下の 少くとも3ケ所に本装置Aを置き、各左右調整ねじ25,25及び前後調整ねじ 26を重量物1下より外方に出した状態で重量物1を降下し、各調整板17上に 載荷させる。この状態で左右の調整ねじ25,25及び前後調整ねじ26を操作 して水平方向の位置出しをするとともに、上下微調整用ボルト22を上下させて 高さの微調整をなす。
【0021】 このようにして調整後、重量物自体の高さ調整ボルト2を下向きに突出させて これに重量物1の荷重を受けさせ、各装置Aのボルト22を降下させ、各装置を 抜き取る。
【0022】
【考案の効果】
本考案の重量物微調整装置は、支持基板上にころ用鋼球を介して水平移動自在 に支持させた調整板に重量物を支持させ、調整ねじによってこの調整板を水平移 動させるようにしたことにより0.05mm程度の微調整であっても短時間で容 易に位置出しすることができることとなり、また調整板に高さ微調整用のボルト を設けることにより水平方向のみならず高さの微調整も容易になすことがてきる こととなり、作業能率が著しく向上することになったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図2中のA−A線断面図である。
【図4】本考案に係る装置の使用状態の平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】従来装置の側面図である。
【符号の説明】
10 支持基板 11 凹部 12 支持面 14 鋼球 15 鋼球支持板 16 鋼球受け孔 17 調整板 17a 張出板部 18 鋼板 19 ジャッキ金具 20 プレート部 21 ねじ筒 22 ボルト 22a,30a 頭部 23 突起 24 支えリブ 25 左右調整ねじ 25a 突起部 26 前後調整ねじ 27 凹欠部 28 支軸 29 縦向プレート 31 ブリッジ 32 割ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が平滑な支持面を有する支持基板上
    にころ用鋼球を介して調整板を水平方向のいずれの向き
    にも移動可能に載荷させ、かつ前記支持基板と調整板間
    に該調整板を水平移動させる複数の水平調整ねじを介在
    させてなる重量物位置微調整装置。
  2. 【請求項2】 調整板上に上下微調整用ボルトを縦向き
    に螺進退自在に備えてなる請求項1に記載の重量物位置
    微調整装置。
JP5945292U 1992-07-31 1992-07-31 重量物位置微調整装置 Pending JPH0616400U (ja)

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JP5945292U JPH0616400U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 重量物位置微調整装置

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JPH0616400U true JPH0616400U (ja) 1994-03-01

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ID=13113709

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0886120A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Kansai Electric Power Co Inc:The 鉄塔脚材据付装置
KR100730897B1 (ko) * 2007-04-16 2007-06-22 주식회사 도화종합기술공사 송전철탑의 산악형 기초 구조
CN110556245A (zh) * 2019-09-29 2019-12-10 珠海市艾森科技有限公司 底盘、底盘组件及自动上料绕线焊锡剥皮检测生产线

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4968354A (ja) * 1972-11-02 1974-07-02

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