JPH06163845A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06163845A
JPH06163845A JP4315394A JP31539492A JPH06163845A JP H06163845 A JPH06163845 A JP H06163845A JP 4315394 A JP4315394 A JP 4315394A JP 31539492 A JP31539492 A JP 31539492A JP H06163845 A JPH06163845 A JP H06163845A
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transistors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置の改善に関し、レイアウ
ト終了後であっても、配線方法やその工程の工夫するこ
とにより、最小限の工数でロジック回路の変更を行うこ
とを目的とする。 【構成】 第1〜第4のトランジスタT1〜T4が具備
され、第1,第2のトランジスタT1,T2のソース/
ドレイン引き出し配線L1と第4のトランジスタT4の
ソース/ドレイン引き出し配線L4の一端とが第1の接
続ポイントP1に延在され、第3,第4のトランジスタ
T3,T4のソース/ドレイン引き出し配線21と第2
のトランジスタT2のソース/ドレイン引き出し配線L
2の一端とが第2の接続ポイントP2に延在され、第2
のトランジスタT2のソース/ドレイン引き出し配線L
2の他端が第3の接続ポイントP3に延在され、第4の
トランジスタT4のソース/ドレイン引き出し配線L4
の他端が第4の接続ポイントP4に延在されることを含
み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図9,10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図2〜6) (2)第2の実施例の説明(図7) (3)第3の実施例の説明(図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関するものであり、更に詳しく言えば、レイア
ウト終了後にも、半導体回路パターンを容易に変更する
ことが可能な装置及びその形成方法に関するものであ
る。
【0003】近年、メモリやマイクロプロセッサユニッ
トは新製品が矢継ぎ早に発表され、その用途も依然大き
く拡大されている。現状では新製品の短期開発が迫ら
れ、その一方で複雑な半導体回路パターンが増加し、そ
の設計期間の短縮を図るためにも、レイアウトの確実性
が問われる。しかし、半導体集積回路(以下LSIとい
う)装置の設計,レイアウトにおいて、初期のレイアウ
トにつき、そのまま変更無しに製品化可能ということ
は、極まれで中々難しい現状にある。
【0004】例えば、新規なLSI装置を開発する場合
に、設計初期の段階で綿密に回路検証をし、回路の変更
が生じないように十分考慮をしたにも係わらず、何らか
の設計ミスにより半導体回路パターンのレイアウト終了
後に、ロジック回路の変更要求が生じる場合があり、そ
の際には大幅な修正工数を要することがある。
【0005】そこで、レイアウト終了後であっても、配
線方法やその工程の工夫することにより、最小限の工数
でロジック回路の変更を行うことができる装置及び方法
が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図9,10は、従来例に係る半導体装置の
説明図である。また、図9(a)は従来例に係る半導体
装置(NOR回路)の平面図であり、図9(b)はその
トランジスタ回路図をそれぞれ示している。
【0007】例えば、入力信号A,Bの二入力否定論理
和出力をする半導体装置(NOR回路)は図9(a)に
おいて、p型電界効果トランジスタ(以下第1,第2の
トランジスタという)TP1, TP2及びn型電界効果トラ
ンジスタ(以下第3,第4のトランジスタという)TN
1, TN2から成る。
【0008】すなわち、第1のトランジスタTP1,第3
のトランジスタTN1のゲート電極配線G1が入力信号A
の供給点に延在され、第2のトランジスタTP2,第4の
トランジスタTN2のゲート電極配線G2が入力信号Bの
供給点に延在される。また、第1のトランジスタTP1の
ソース引出し配線LS1が電源線VCCに接続され、さら
に、第2のトランジスタTP2のドレイン引出し配線LD2
が出力配線部Lout に延在される。なお、第1,第2の
トランジスタTP1,TP2のドレインが共に接続される。
【0009】また、第3, 第4のトランジスタTN1,T
N3のドレインが共に接続されて出力配線部Lout に延在
され、第3,第4のトランジスタTN1,TN3の各ソース
が接地線VSSに接続される。これにより、図9(b)に
示すような入力信号A,Bの二入力論理和出力をする半
導体装置(NOR回路)が構成される。
【0010】さらに、入力信号A,Bの二入力否定論理
積出力をする半導体装置(NAND回路)は図10(a)
において、p型電界効果トランジスタ(以下第1,第2
のトランジスタという)TP1, TP2及びn型電界効果ト
ランジスタ(以下第3,第4のトランジスタという)T
N1, TN2から成る。
【0011】すなわち、第1のトランジスタTP1,第3
のトランジスタTN1のゲート電極配線G1が入力信号A
の供給点に延在され、第2のトランジスタTP2,第4の
トランジスタTN2のゲート電極配線G2が入力信号Bの
供給点に延在される。また、第1,第2のトランジスタ
TP1,TP2のソース引出し配線LS2が電源線VCCに接続
され、さらに、第1,第2のトランジスタTP1,TP2の
ドレイン引出し配線LD1,LD1が出力配線部Lout に延
在される。
【0012】また、第3のトランジスタTN1のソース引
出し配線LS1が接地線VSSに接続され、第4のトランジ
スタTN2のドレイン引出し配線LD2が出力配線部Lout
に延在される。なお、第3, 第4のトランジスタTN1,
TN3のドレインが共に接続される。これにより、図10
(b)に示すような入力信号A,Bの二入力否定論理積
出力をする半導体装置(NAND回路)が構成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば新規なLSI装置を開発する場合に、設計要求に応
じてマスクパターンを作成し、その試作評価をし、その
誤り箇所を修正して再度試作評価をしその量産に移行さ
れる。
【0014】しかし、設計初期の段階で綿密に回路検証
をし、回路の変更が生じないように十分考慮をしたにも
係わらず、何らかの設計ミスにより半導体回路パターン
のレイアウト終了後に、ロジック回路の変更要求が生じ
る場合があり、その際には大幅な修正工数を要すること
がある。
【0015】例えば、設計当初において、図10に示すよ
うなNAND回路が信号発生回路に適用され、その試作
評価後に、その後段回路の動作に誤り箇所が発見され、
当該NAND回路から図9に示すようなNOR回路にロ
ジック変更する要求が生じた場合、第1,第2のトラン
ジスタTP1,TP2のソース引出し配線LS1,LS2,ドレ
イン引出し配線LD1,LD2等,第3,第4のトランジス
タTN1,TN2のソース引出し配線LS1,LS2,ドレイン
引出し配線LD2やそれらのコンタクトホールに係るマス
クパターン等のかなり初期のマスクパターンからの設計
変更を伴うこととなる。
【0016】これにより、配線工程以前に逆上ってマス
クパターンを作成しなければならず、無駄な修正工数の
増加となったり、新規LSI装置の早期開発の妨げとな
るという問題がある。
【0017】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、レイアウト終了後であっても、配
線方法やその工程の工夫することにより、最小限の工数
でロジック回路の変更を行うことが可能となる半導体装
置及びその製造方法の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係る半導体装置及びその製造方法の原理図をそ
れぞれ示している。
【0019】本発明の半導体装置は、図1(a)に示す
ように、第1〜第4のトランジスタT1〜T4が具備さ
れ、前記第1,第2のトランジスタT1,T2のソース
/ドレイン引き出し配線L1と第4のトランジスタT4
のソース/ドレイン引き出し配線L4の一端とが第1の
接続ポイントP1に延在され、前記第3,第4のトラン
ジスタT3,T4のソース/ドレイン引き出し配線L3
と第2のトランジスタT2のソース/ドレイン引き出し
配線L2の一端とが第2の接続ポイントP2に延在さ
れ、前記第2のトランジスタT2のソース/ドレイン引
き出し配線L2の他端が第3の接続ポイントP3に延在
され、前記第4のトランジスタT4のソース/ドレイン
引き出し配線L4の他端が第4の接続ポイントP4に延
在されることを特徴とする。
【0020】なお、本発明の半導体装置において、前記
第1,第2の接続ポイントP1,P2が出力配線Lout
に近接配置され、前記第3の接続ポイントP3が第1の
電源線VCCに近接配置され、前記第4の接続ポイントP
4が第2の電源線VSSに近接配置されることを特徴とす
る。
【0021】また、本発明の半導体装置において、前記
第1,第2のトランジスタT1,T2がp型の電界効果
トランジスタから成り、前記第3,第4のトランジスタ
T3,T4がn型の電界効果トランジスタから成ること
を特徴とする(図1(b)参照)。
【0022】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、第1〜第4のトランジスタT1〜T4を配置する工
程と、前記第1,第2のトランジスタT1,T2のソー
ス/ドレイン引き出し配線L1と第4のトランジスタT
4のソース/ドレイン引き出し配線L4の一端と出力配
線Lout とが接続可能な位置に第1の接続ポイントP1
を配置する工程と、前記第3,第4のトランジスタT
3,T4のソース/ドレイン引き出し配線L3と第2の
トランジスタT2のソース/ドレイン引き出し配線L2
の一端と出力配線Lout とが接続可能な位置に第2の接
続ポイントP2を配置する工程と、前記第2のトランジ
スタT2のソース/ドレイン引き出し配線L2の他端と
第1の電源線VCCとが接続可能な位置に第3の接続ポイ
ントP3を配置する工程と、前記第4のトランジスタT
4のソース/ドレイン引き出し配線L4の他端と第2の
電源線VSSとが接続可能な位置に第4の接続ポイントP
4を配置する工程と、前記第1〜第4の接続ポイントP
1〜P4に延在された各配線L1〜L4,VCC,VSSを
設計要求に応じて接続する工程とを有することを特徴と
し、上記目的を達成する。
【0023】
【作用】本発明の半導体装置によれば図1(a)に示す
ように、第1〜第4のトランジスタT1〜T4が具備さ
れ、ロジック変更に係る第1〜第4の接続ポイントP1
〜P4が設けられる。
【0024】例えば、p型の電界効果トランジスタから
成る第1,第2のトランジスタT1,T2やn型の電界
効果トランジスタから成る第3,第4のトランジスタT
3,T4に対する出力配線Lout に近接して第1,第2
の接続ポイントP1,P2が配置され、ロジック回路の
変更を左右する高電位側配線が第1の電源線VCCに近接
した第3の接続ポイントP3に延在される。また、その
低電位側配線が第2の電源線VSSに近接した第4の接続
ポイントP4に延在される(図1(a),(b)参
照)。
【0025】このため、レイアウト終了後においても、
アルミニウム配線等の接続を変更することにより、1つ
の回路パターンでNAND回路,NOR回路,NOT回
路を構成することが可能となる。例えば、第1,第3の
接続ポイントP1,P3を短絡することにより二入力否
定論理積回路(NAND回路)が構成され、第2,第4
の接続ポイントP2,P4を短絡することにより、二入
力否定論理和回路(NOR回路)が構成され、第1,第
2の接続ポイントP1,P2を短絡することにより、イ
ンバータ回路(NOT回路)が構成される。
【0026】これにより、設計初期の段階で綿密な回路
検証をしたにも係わらず、何らかの設計ミスにより半導
体回路パターンのレイアウト終了後に、ロジック回路の
変更要求が生じた場合であっても、大幅な修正工数を要
することなく、配線パターンの変更により、最小限の工
数でロジック回路の変更を行うことが可能となる。
【0027】さらに、本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、第1,第2のトランジスタT1,T2のソース
/ドレイン引き出し配線L1と第4のトランジスタT4
のソース/ドレイン引き出し配線L4の一端と出力配線
Lout とが接続可能な位置に第1の接続ポイントP1を
配置する工程と、第3,第4のトランジスタT3,T4
のソース/ドレイン引き出し配線L3と第2のトランジ
スタT2のソース/ドレイン引き出し配線L2の一端と
出力配線Lout とが接続可能な位置に第2の接続ポイン
トP2を配置する工程と、第2のトランジスタT2のソ
ース/ドレイン引き出し配線L2の他端と第1の電源線
VCCとが接続可能な位置に第3の接続ポイントP3を配
置する工程と、第4のトランジスタT4のソース/ドレ
イン引き出し配線L4の他端と第2の電源線VSSとが接
続可能な位置に第4の接続ポイントP4を配置する工程
とを有している。
【0028】このため、設計当初において、例えば、N
AND回路が信号発生回路に適用され、その試作評価後
に、その後段回路の動作に誤り箇所が発見され、当該N
AND回路からNOR回路にロジック変更する要求が生
じた場合に、第1,第3の接続ポイントP1,P3の短
絡パターンから第2,第4の接続ポイントP2,P4の
短絡パターンに変更することにより、従来例のようにコ
ンタクトホールに係るマスクパターン等の初期のマスク
パターンを設計変更することなく、配線工程段階で容易
に修正することが可能となる。
【0029】これにより、従来例のように配線工程以前
に逆上ってマスクパターンを作成することが無くなり、
無駄な修正工数が低減され、新規LSI装置の早期開発
を図ることが可能となる。
【0030】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図2〜8は、本発明の各実施例に係る
半導体装置及びその製造方法を説明する図である。
【0031】(1)第1の実施例の説明 図2は、本発明の各実施例に係る半導体装置の平面図で
あり、図3(a),(b)はその接続状態図であり、図
4(a),(b)は、その接続状態図及び設計変更時の
説明図をそれぞれ示している。
【0032】例えば、4つのプログラムポイントP1〜
P4が設けられ、NAND回路,NOR回路又はNOT
回路が選択可能な半導体装置(以下半導体回路パターン
ともいう)は、図2において、p型電界効果トランジス
タTP1, TP2,n型電界効果トランジスタTN1, TN2及
びプログラムポイントP1〜P4から成る。
【0033】すなわち、p型電界効果トランジスタTP
1, TP2は第1,第2のトランジスタT1,T2(以下
TP1, TP2という)の一例であり、第1,第3のトラン
ジスタTP1,TN1のゲートが接続されゲート電極配線G
aに延在される。また、第1のトランジスタTP1のソー
ス引き出し配線L5が第1の電源線(以下単に電源線と
いう)VCCに固定接続され、第1,第2のトランジスタ
TP1,TP2のソース/ドレイン引き出し配線L1が第1
の接続ポイントP1の一例となるプログラムポイントP
1に延在される。
【0034】なお、プログラムポイントP1は、出力配
線Lout に近接し、かつ、第4のトランジスタTN2のド
レイン引き出し配線L4の一端に近接した位置に配置さ
れる。また、第2のトランジスタTP2のソース/ドレイ
ン引出し配線L2の一端が電源線VCCに近接した第3の
接続ポイントP3の一例となるプログラムポイントP3
に配置される。
【0035】さらに、n型電界効果トランジスタTN1,
TN2は第3,第4のトランジスタT3,T4(以下TN
1, TN2という)の一例であり、第2,第4のトランジ
スタTP2,TN2のゲートが接続されゲート電極配線Gb
に延在される。また、第3のトランジスタTN1のソース
引き出し配線L6が第2の電源線(以下単に接地線とい
う)VSSに固定接続され、第3,第4のトランジスタT
N1,TN2のソース/ドレイン引き出し配線L3が第2の
接続ポイントP2の一例となるプログラムポイントP2
に延在される。
【0036】なお、プログラムポイントP2は、出力配
線Lout に近接し、かつ、第2のトランジスタTP2のソ
ース/ドレイン引き出し配線(高電位側配線)L2の他
端に近接した位置に配置される。また、第4のトランジ
スタTN2のソース/ドレイン引出し配線(低電位側配
線)L4の他端が接地線VSSに近接した第4の接続ポイ
ントP4の一例となるプログラムポイントP4に延在さ
れる。
【0037】このようにして、本発明の実施例に係る半
導体装置によれば、図2に示すように、第1〜第4のト
ランジスタTP1,TP2,TN1,TN2が具備され、ロジッ
ク回路を変更するプログラムポイントP1〜P4が設け
られる。
【0038】このため、レイアウト終了後においても、
アルミニウム配線等の接続を変更することにより1つの
回路パターンでNAND回路11,NOR回路12,N
OT回路13を構成することが可能となる。例えば、図
3(a)に示すように第1,第3のプログラムポイント
P1,P3を短絡することにより二入力否定論理積回路
(NAND回路)11が構成される。なお、図3(a)
において、黒丸印が短絡部であり、破線白抜き丸印が開
放部である(以後この記述方法に従う)。また、図3
(b)に示すように、第2,第4のプログラムポイント
P2,P4を短絡することにより、二入力否定論理和回
路(NOR回路)12が構成される。
【0039】さらに、図4(a)に示すように第1,第
2のプログラムポイントP1,P2を短絡することによ
り、インバータ回路(NOT回路)13が構成される。
これにより、設計初期の段階で綿密な回路検証をしたに
も係わらず、何らかの設計ミスにより半導体回路パター
ンのレイアウト終了後に、ロジック回路の変更要求が生
じた場合であっても、大幅な修正工数を要することな
く、配線パターンの変更により、最小限の工数でロジッ
ク回路の変更を行うことが可能となる。
【0040】次に、本発明の実施例に係る半導体装置の
製造方法について設計変更時の接続方法を補足しながら
説明をする。図5,6は、本発明の第1の実施例に係る
半導体装置の形成工程図(その1,2)をそれぞれ示し
ている。
【0041】例えば、本発明の各実施例に係る半導体回
路パターンを用いてNAND回路を構成する場合は、図
5(a)において、まず、第1〜第4のトランジスタT
P1〜TN2を半導体チップ上に形成する。ここでは、従来
例と同様に所定トランジスタ形成工程を経た第1〜第4
のトランジスタTP1〜TN2が半導体チップに設けられ
る。例えば、ゲート電極配線Ga,Gbが形成された酸
化膜上に、ソースやドレイン領域に電極引出し用の所定
のコンタクトホールが形成される(図5(a)参照)。
【0042】次に、図5(b)において、コンタクトホ
ールが開口された酸化膜上に第1層目のアルミ(アルミ
ニウム)配線処理をする。この際に、第1,第2のトラ
ンジスタTP1,TP2のソース/ドレイン引き出し配線L
1と第4のトランジスタTN2のソース/ドレイン引き出
し配線L4の一端と出力配線Lout とを接続する位置に
第1のプログラムポイントP1が配置される。また、第
3,第4のトランジスタTN1,TN2のソース/ドレイン
引き出し配線L3と第2のトランジスタTP2のソース/
ドレイン引き出し配線L2の一端と出力配線Lout とを
接続する位置に第2のプログラムポイントP2が配置さ
れる。ここで、L3Aはソース/ドレイン引き出し配線L
3の島状パターンであり、当該配線L3の第2層目のア
ルミ配線の基台となる。これは、ソース/ドレイン引き
出し配線L1を交差するべく配線L3を跨線状とするた
めである。
【0043】また、本発明の第1の実施例ではNAND
回路を構成するため、図6(a)の斜線に示すように第
1のプログラムポイントP1をアルミニウム等により短
絡をする。
【0044】さらに、図6(b)において、第1層目の
アルミ配線が形成された酸化膜上に所定コンタクホール
を開口し、その後、第2層目のアルミ配線処理をする。
ここで、第2のトランジスタTP2のソース/ドレイン引
き出し配線L2の他端と電源線VCCとを接続する位置に
第3のプログラムポイントP3が配置される。また、第
4のトランジスタTN2のソース/ドレイン引き出し配線
L4の他端と接地線VSSとを接続する位置に第4のプロ
グラムポイントP4が配置される。ここで、L3Bはソー
ス/ドレイン引き出し配線L3の2層目配線であり、先
の島状パターン(基台)に接続される。これにより、ソ
ース/ドレイン引き出し配線L1を交差することができ
る。また、本発明の第1の実施例では図6(b)の斜線
に示すように第3のプログラムポイントP3をアルミニ
ウム等により短絡をする。これにより、NAND回路が
構成される。
【0045】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る半導体装置(NAND回路)によれば、第1,第2
のトランジスタTP1,TP2のソース/ドレイン引き出し
配線L1と第4のトランジスタTN2のソース/ドレイン
引き出し配線L4の一端と出力配線Lout とが接続可能
な位置に第1のプログラムポイントP1を配置し、か
つ、第3,第4のトランジスタTN1,TN2のソース/ド
レイン引き出し配線L3と第2のトランジスタTP2のソ
ース/ドレイン引き出し配線L2の一端と出力配線Lou
t とが接続可能な位置に第2のプログラムポイントP2
を配置する工程と、第2のトランジスタTP2のソース/
ドレイン引き出し配線L2の他端と第1の電源線VCCと
が接続可能な位置に第3のプログラムポイントP3を配
置し、かつ、第4のトランジスタTN2のソース/ドレイ
ン引き出し配線L4の他端と第2の電源線VSSとが接続
可能な位置に第4のプログラムポイントP4を配置する
工程とを有している。
【0046】このため、設計当初において、例えば、図
4(b)に示すようなNAND回路11が信号発生回路
に適用され、その試作評価後に、そのインバータ回路1
3の後段回路動作に誤り箇所が発見され、当該NAND
回路11から図3(a)に示すようなNOR回路にロジ
ック変更する要求が生じた場合に、第1,第3のプログ
ラムポイントP1,P3の短絡パターンから第2,第4
のプログラムポイントP2,P4の短絡パターンに変更
することにより、従来例のようにコンタクトホールに係
るマスクパターン等の初期のマスクパターンを設計変更
することなく、配線工程段階で容易に修正することが可
能となる。
【0047】これにより、従来例のように配線工程以前
に逆上ってマスクパターンを作成することが無くなり、
無駄な修正工数が低減され、新規LSI装置の早期開発
を図ることが可能となる。
【0048】(2)第2の実施例の説明 図7は、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の形成
工程図である。なお、第1の実施例のように予め、第1
〜第4のトランジスタTP1〜TN2が半導体チップ上に形
成され、その酸化膜上に所定の第1層目のアルミ配線処
理が行われているものとする。また、本発明の第2の実
施例ではNOR回路を構成するため、図7(a)の斜線
に示すように第2のプログラムポイントP2をアルミニ
ウム等により短絡をする。
【0049】さらに、図7(b)において、第1層目の
アルミ配線が形成された酸化膜上に所定コンタクホール
を開口し、その後、第2層目のアルミ配線処理をする。
ここで、第4のトランジスタTN2のソース/ドレイン引
き出し配線L4の他端と接地線GNDとを接続するべく、
図7(b)の斜線に示すように第4のプログラムポイン
トP4をアルミニウム等により短絡をする。これによ
り、NOR回路12が構成される。
【0050】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る半導体装置(NOR回路)によれば、第1の実施例
と同様に、第1〜第4のプログラムポイントP1〜P4
が配置される。
【0051】このため、設計当初において、例えば、N
OR回路12が信号発生回路に適用され、その試作評価
後に、その後段回路動作に誤り箇所が発見され、当該N
OR回路12から図3(a)に示すようなNAND回路
11にロジック変更する要求が生じた場合に、第2,第
4のプログラムポイントP2,P4の短絡パターンから
第1,第3のプログラムポイントP1,P3の短絡パタ
ーンに変更することにより、従来例のようにコンタクト
ホールに係るマスクパターン等の初期のマスクパターン
を設計変更することなく、配線工程段階で容易に修正す
ることが可能となる。
【0052】これにより、従来例のように配線工程以前
に逆上ってマスクパターンを作成することが無くなり、
無駄な修正工数が低減され、新規LSI装置の早期開発
を図ることが可能となる。
【0053】(3)第3の実施例の説明 図8(a),(b)は、本発明の第3の実施例に係る半
導体装置の形成工程図である。なお、第1,第2の実施
例のように予め、第1〜第4のトランジスタTP1〜TN2
が半導体チップ上に形成され、その酸化膜上に所定の第
1層目のアルミ配線処理が行われているものとする。
【0054】すなわち、本発明の第3の実施例ではNO
T回路13を構成するため、図8(a)の斜線に示すよ
うに第1,第2のプログラムポイントP1,P2をアル
ミニウム等により短絡をする。さらに、図8(b)にお
いて、第1層目のアルミ配線が形成された酸化膜上に所
定コンタクホールを開口し、その後、第2層目のアルミ
配線処理をする。これにより、NOT回路13が構成さ
れる。
【0055】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る半導体装置(NOT回路)によれば、第1,第2の
実施例と同様に、第1〜第4のプログラムポイントP1
〜P4が配置される。
【0056】このため、本発明の実施例に係る半導体回
路パターンを予め、多数用意し、それを適宜接続する方
法を採用する場合であって、設計当初において、例え
ば、NAND回路11やNOR回路12が信号発生回路
に適用され、その試作評価後に、その後段回路動作に誤
り箇所が発見され、当該NAND回路11やNOR回路
12の出力論理を反転したい場合やディレイ回路を増加
する場合等に、第1,第2のプログラムポイントP1,
P2を短絡することにより、従来例のようにコンタクト
ホールに係るマスクパターン等の初期のマスクパターン
を設計変更することなく、配線工程段階で容易にロジッ
ク変更修正することが可能となる。
【0057】これにより、従来例のように配線工程以前
に逆上ってマスクパターンを作成することが無くなり、
無駄な修正工数が低減され、新規LSI装置の早期開発
を図ることが可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によればp型の電界効果トランジスタから成る第1,
第2のトランジスタやn型の電界効果トランジスタから
成る第3,第4のトランジスタが具備され、ロジック変
更に係る第1〜第4の接続ポイントが設けられる。
【0059】このため、レイアウト終了後においても、
1つの半導体回路パターンにおいて、第1,第3の接続
ポイントを短絡することにより二入力否定論理積回路を
構成すること、第2,第4の接続ポイントを短絡するこ
とにより、二入力否定論理和回路を構成すること、及
び、第1,第2の接続ポイントを短絡することにより、
インバータ回路を構成することが可能となる。
【0060】さらに、本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、第1,第2のトランジスタのソース/ドレイン
引き出し配線と第4のトランジスタのソース/ドレイン
引き出し配線の一端と出力配線とが接続可能な位置に第
1の接続ポイントを配置する工程と、第3,第4のトラ
ンジスタのソース/ドレイン引き出し配線と第2のトラ
ンジスタのソース/ドレイン引き出し配線の一端と出力
配線とが接続可能な位置に第2の接続ポイントを配置す
る工程と、第2のトランジスタのソース/ドレイン引き
出し配線の他端と第1の電源線とが接続可能な位置に第
3の接続ポイントを配置する工程と、第4のトランジス
タのソース/ドレイン引き出し配線の他端と第2の電源
線とが接続可能な位置に第4の接続ポイントを配置する
工程とを有している。
【0061】このため、試作評価時に、設計当初の論理
回路の動作に誤り箇所が発見され、そのロジック変更す
る要求が生じた場合であっても、第1〜第4の接続ポイ
ントを変更することにより、従来例のように初期のマス
クパターンを設計変更することなく、配線工程段階で容
易にロジック修正をすることが可能となる。
【0062】これにより、大幅な修正工数を強いられる
ことなく、最小限の工数でロジック回路の変更を行うこ
とが可能となる。このことで、新規LSI装置の早期開
発に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置及びその製造方法の原
理図である。
【図2】本発明の各実施例に係る半導体装置の構成図で
ある。
【図3】本発明の各実施例に係る半導体装置の接続状態
図である。
【図4】本発明の各実施例に係る半導体装置の接続状態
図及び設計変更時の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の形成
工程図(その1)である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の形成
工程図(その2)である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の形成
工程図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る半導体装置の形成
工程図である。
【図9】従来例に係る半導体装置(NOR回路)の説明
図である。
【図10】従来例に係る半導体装置(NAND回路)の説
明図である。
【符号の説明】
T1〜T4…第1〜第4のトランジスタ、 L1〜L4…ソース/ドレイン引出し配線、 P1〜P4…接続ポイント、 Lout …出力配線、 VCC…第1の電源線、 VSS…第2の電源線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/173 101 9383−5J 8321−5J H03K 19/094 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜第4のトランジスタ(T1〜T
    4)が具備され、前記第1,第2のトランジスタ(T
    1,T2)のソース/ドレイン引き出し配線(L1)と
    第4のトランジスタ(T4)のソース/ドレイン引き出
    し配線(L4)の一端とが第1の接続ポイント(P1)
    に延在され、前記第3,第4のトランジスタ(T3,T
    4)のソース/ドレイン引き出し配線(L3)と第2の
    トランジスタ(T2)のソース/ドレイン引き出し配線
    (L2)の一端とが第2の接続ポイント(P2)に延在
    され、前記第2のトランジスタ(T2)のソース/ドレ
    イン引き出し配線(L2)の他端が第3の接続ポイント
    (P3)に延在され、前記第4のトランジスタ(T4)
    のソース/ドレイン引き出し配線(L4)の他端が第4
    の接続ポイント(P4)に延在されることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1〜第4のトランジスタ(T1〜T
    4)を配置する工程と、前記第1,第2のトランジスタ
    (T1,T2)のソース/ドレイン引き出し配線(L
    1)と第4のトランジスタ(T4)のソース/ドレイン
    引き出し配線(L4)の一端と出力配線(Lout )とが
    接続可能な位置に第1の接続ポイント(P1)を配置す
    る工程と、前記第3,第4のトランジスタ(T3,T
    4)のソース/ドレイン引き出し配線(L3)と第2の
    トランジスタ(T2)のソース/ドレイン引き出し配線
    (L2)の一端と出力配線(Lout )とが接続可能な位
    置に第2の接続ポイント(P2)を配置する工程と、前
    記第2のトランジスタ(T2)のソース/ドレイン引き
    出し配線(L2)の他端と第1の電源線(VCC)とが接
    続可能な位置に第3の接続ポイント(P3)を配置する
    工程と、前記第4のトランジスタ(T4)のソース/ド
    レイン引き出し配線(L4)の他端と第2の電源線(V
    SS)とが接続可能な位置に第4の接続ポイント(P4)
    を配置する工程と、前記第1〜第4の接続ポイント(P
    1〜P4)に延在された各配線(L1〜L4,VCC,V
    SS)を設計要求に応じて接続する工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009128876A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Renesas Technology Corp 半導体装置
WO2018207831A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 日本電気株式会社 プログラマブル論理回路とこれを用いた半導体装置

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