JPH0616340A - ウェブ巻取機における巻芯 - Google Patents
ウェブ巻取機における巻芯Info
- Publication number
- JPH0616340A JPH0616340A JP19758092A JP19758092A JPH0616340A JP H0616340 A JPH0616340 A JP H0616340A JP 19758092 A JP19758092 A JP 19758092A JP 19758092 A JP19758092 A JP 19758092A JP H0616340 A JPH0616340 A JP H0616340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cylinder
- winding
- diameter
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
除した時に生ずる耳屑の巻取り等を、効率的、かつ経済
的に行う。 【構成】 巻芯円筒を複数枚のセグメント4、4′・・
により形成し、各セグメント4、4′・・を発条5、
5′・・により外方向に付勢せしめて、円筒径を所定大
きさの拡張径に保持せしめる一方、円筒の端部開口部内
に設けた取手6、7により、前記発条5、5′・・を中
心軸方向に緊縮させて、円筒を縮径させる構成とする。
この巻芯を、拡張状態で巻取機に装着して、巻芯周囲に
耳屑ロールを巻き上げ、その後、巻取機から取り外し、
縮径して、耳屑ロールを容易に分離可能とする。
Description
するもので、特に、巾広フィルムの両縁部を切除した時
に生ずる耳屑の巻取りに好適な巻芯に関するものであ
る。
生ずる耳屑の巻取りは、従来、その耳屑を巻芯管(通常
紙管)上に巻き上げたり、あるいは、片持式の伸縮型リ
ール上に巻き上げたりして処理している。
ロールを形成すると、この後、例えば、満巻屑ロールか
ら耳屑を再生処理するときに、フィルムを巻芯管から分
離する作業が必要となり、あるいは、耳屑を一括廃棄処
分するときに、巻芯管の無駄使いになるという問題があ
った。また、後者のように片持式の伸縮型リール上に耳
屑を巻き上げた場合は、巻成後、リールを縮径させて横
方向に巻屑を引き抜かねばならず、そのための余分のス
ペースを必要とする不具合があった。
に鑑みて、巻取機に着脱容易な、そして巻芯管の不用
な、しかも巻き上がった耳屑のみを簡単に取り外せる巻
芯を提供して、前述の問題を解決することを目的とする
ものである。
る本発明は、巻芯円筒が中心軸に沿って分割された複数
枚のセグメントよりなり、各セグメントは、その間隔が
周方向に拡縮自在であり、中心軸に係止した発条により
外方向に付勢されて、円筒の所定拡張径を保持すると共
に、前記発条を緊縮させる取手が、円筒の端部開口部内
に設けられていて、前記発条を緊縮するとき、前記セグ
メント間隔が縮小され、円筒が縮径されるウェブ巻取機
における巻芯を構成したことを特徴とするものである。
合の好ましい構成を具体的に示したもので、前記中心軸
の端部寄りに、フランジ付スリーブが摺動自在に嵌入さ
れ、さらにその端部寄りに、フランジが固着されると共
に、前記フランジ付スリーブには、円筒端部の開口部に
向かって延びるU字状の可動側取手が固着され、一方、
前記フランジには、前記可動側取手の内方に位置して、
より小さいU字状の固定側取手が固着され、さらに、各
セグメント内側と前記フランジ付スリーブとの間が、セ
グメント方向に弾圧力を有する板ばねにより夫々連結さ
れて、前記可動側取手の固定側取手への近接により、前
記板ばねの中心軸に対する傾斜角度が小さくなるよう
に、構成されている。
り付勢されていて、所定径に拡張されており、この拡張
径のままで、巻取機に装着されて、その外周にウェブを
巻き上げる。そして、規定通りのロールを巻き上げる
と、巻取機から外され、前記取手操作により、巻芯の径
が縮径されて、巻芯からウェブロールが外される。この
ときのウェブロールの分離は、巻芯が縮径されているた
め、極めて容易である。従って、前記耳屑をこの巻芯に
巻取れば、耳屑だけのロールを極めて容易に得ることが
でき、前記耳屑ロールの再生処理や、廃棄処理が極めて
効率的に実行可能となる。
は、巻芯を縮径させるに当たり、可動側取手と固定側取
手とを共に掴み、両取手を近接させる操作をする。これ
により、板ばねが中心軸に対しより小角度に傾斜して、
前記巻芯の縮径が行われる。
明する。図1は本発明に係る巻芯の拡張径時の側断面
図、図2は縮径時の側断面図、図3は拡張径時の正面
図、さらに図4は縮径時の正面図である。これらの図に
おいて、(1)は巻芯の中心軸、(2)(2′)は該中
心軸(1)の両端に固着されたフランジ、(3)
(3′)は該中心軸(1)上に摺動自在に嵌入されたフ
ランジ付スリーブである。
あり、この実施例では4枚のセグメント(4)(4′)
・・によって巻芯円筒形が構成されるようになってい
る。各セグメント(4)(4′)・・には、図1、図2
に示される如き断面形状をした板ばね(5)(5′)・
・の各一辺が固着され、該板バネ(5)(5′)・・・
の他片が前記のフランジ付スリーブ(3)(3′)のフ
ランジ部に固着されている。そして、以上の構造により
各セグメント(4)(4′)・・は、中心軸(1)上に
板ばね(5)(5′)・・を介してフローティング状態
に枢着されている。
するためには、軸(1)に圧縮ばね(9)を嵌挿し、ば
ねの弾圧力でスリーブ(3)(3′)をフランジ(2)
(2′)に押し付けるようにした方が好ましい。
(3)(3′)に固着された可動側取手、一方、(7)
(7′)はフランジ(2)(2′)に固着された固定側
取手である。通常の状態では、2つのスリーブ(3)
(3′)は互いに離遠していて、夫々フランジ(2)
(2′)に接近した位置にあり、可動側取手(6)
(6′)と固定側取手(7)(7′)との相対位置が図
1に示すLなる間隔を保持する如くなされている。該寸
法Lは作業員が手でつかむのに最も適した長さである。
取手(7)(7′)は、何れもU字型形状をなすと共
に、各取手の一辺(6a)(6a′)、(7a)(7
a′)は平行に配され、さらにまた可動側取手(6)
(6′)の、スリーブ(3)(3′)への固着側脚部
(6b)(6b′)が、固定フランジ(2)(2′)の
外周部溝(2a)(2a′)内を摺動可能となってい
て、可動側取手(6)(6′)と固定側取手(7)
(7′)との相対回転が阻止されている。
固定側取手(7)をつかむと、図2に示す如く、移動側
取手と固定側取手の間隔が縮まり、前記L寸法は、図2
に示す如くL′になる。即ち、換言すれば、スリーブ
(3)が巻芯の巾方向中心へ向かってフランジ(2)か
ら遠ざかった位置へ移動させられたことになる。このた
め、前記板ばね(5)は、中心軸(1)に対する傾斜角
度が小さくなるようにたわまされ、セグメント(4)が
中心軸(1)へ向かって移動させられる。そして該動き
が反対側のスリーブ(3′)の板ばね(5′)にも影響
し、さらに同様の動きが各セグメント(4′)・・にも
起こるので、結果的に図4に示す如く、巻芯の直径が縮
小することになる。
の着脱について、図5にもとづき説明する。同図におい
て(C)(C′)は先端を円錐台状に面取りした巻芯チ
ャックを示し、機枠(F)に枢着された公知のチャック
装着装置に装着されている。前述の通り、通常状態にお
ける巻芯は、セグメント(4)(4′)・・が、板ばね
(5)(5′)・・を介して外方に拡がり、巻芯径拡張
状態に保持されている。
記チャック開閉装置によりチャック(C)(C′)を閉
じることにより(即ち、チャック(C)(C′)の間の
距離を狭める方向に移動させることにより)、チャック
(C)(C′)は、その端面円錐台状面取部が案内とな
って巻芯内に進入し、巻芯を挟持する。なお、この時点
では、各セグメント(4)(4′)・・が、該チャック
(C)(C′)の円筒部(C−1)(C′−1)によっ
て支承されており、巻取り進行と共に発生する巻締力に
よる縮径は阻止されている。また、チャック(C)
(C′)の少なくとも片側にはキー(8)が固着されて
いて、セグメント(4)に設けられた切り込みと係合
し、該チャック(4)の一端に導入された巻取りトルク
が伝達されるようになっている。
りロールが形成されるが、巻取りロール形成後は、前記
チャック(C)(C′)を開くことにより、巻取りロー
ルを、巻芯と共に機外へ容易に取り出すことができる。
そして、取り出したロールを適宜台上に倒立載置して、
前記巻芯の可動側取手(6)と固定側取手(7)とを掴
むと、前記した如く巻芯が縮径するので、巻芯を巻取り
ロールから容易に分離することができる。
何れか片側にあればその機能を発揮できるが、その場合
は、巻取りロールを倒立したときに、ロールの上下方向
を確かめる必要がある。実施例はこのようなわずらわし
さをなくするために取手(6)(7)を両側に設けてあ
る。
筒を中心軸に沿って分割された複数枚のセグメントより
構成し、円筒の所定拡張径を、中心軸に係止した発条に
より保持せしめる一方、円筒の端部開口部内に設けられ
た、前記発条を緊縮させる取手により円筒を縮径させる
ようにしたウェブ巻取機における巻芯であるから、巻取
機に装着して、巻取りロールを形成した後、巻取機から
取り外して取手操作をするだけで、巻取りロールのみを
容易に巻芯から分離することができる。
を形成すれば、従来の巻芯管に巻き取っていたときのよ
うな、面倒な巻取りロールと巻芯管との分離作業が省か
れ、あるいは、巻芯管と共に一括廃棄処分する無駄が排
除される。さらにまた、従来の片持ち式の伸縮型リール
に巻き上げていた時に比すれば、耳屑ロール引き抜きの
ためのスペースが不要となる。即ち、極めて効率的、か
つ経済的な耳屑巻取り作業が達成される。
取手操作が極めて簡単で、上記効果を、より実際的に達
成することができる。
の側断面図である。
側断面図である。
の正面図である。
正面図である。
着時の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 巻芯円筒が中心軸に沿って分割された複
数枚のセグメントよりなり、各セグメントは、その間隔
が周方向に拡縮自在であり、中心軸に係止した発条によ
り外方向に付勢されて、円筒の所定拡張径を保持すると
共に、前記発条を緊縮させる取手が、円筒の端部開口部
内に設けられていて、前記発条を緊縮するとき、前記セ
グメント間隔が縮小され、円筒が縮径されることを特徴
とするウェブ巻取機における巻芯。 - 【請求項2】 中心軸の端部寄りに、フランジ付スリー
ブが摺動自在に嵌入され、さらにその端部寄りに、フラ
ンジが固着されると共に、前記フランジ付スリーブに
は、円筒端部の開口部に向かって延びるU字状の可動側
取手が固着され、一方、前記フランジには、前記可動側
取手の内方に位置して、より小さいU字状の固定側取手
が固着され、さらに、各セグメント内側と前記フランジ
付スリーブとの間が、セグメント方向に弾圧力を有する
板ばねにより夫々連結されて、前記可動側取手の固定側
取手への近接により、前記板ばねの中心軸に対する傾斜
角度が小ならしめられることを特徴とする請求項1記載
のウェブ巻取機における巻芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197580A JPH0825692B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ウェブ巻取機における巻芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197580A JPH0825692B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ウェブ巻取機における巻芯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616340A true JPH0616340A (ja) | 1994-01-25 |
JPH0825692B2 JPH0825692B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=16376861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4197580A Expired - Fee Related JPH0825692B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ウェブ巻取機における巻芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825692B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108341288A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-07-31 | 上海古鳌电子科技股份有限公司 | 一种卷芯卡紧机构及其工作方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418913A (en) * | 1977-07-14 | 1979-02-13 | Kojin Kk | Transparent paper |
JPS5857286A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-05 | 株式会社東芝 | マグネトロンの電源回路 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4197580A patent/JPH0825692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418913A (en) * | 1977-07-14 | 1979-02-13 | Kojin Kk | Transparent paper |
JPS5857286A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-05 | 株式会社東芝 | マグネトロンの電源回路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108341288A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-07-31 | 上海古鳌电子科技股份有限公司 | 一种卷芯卡紧机构及其工作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0825692B2 (ja) | 1996-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004196508A (ja) | 製袋時に生じる耳端を巻き取るコアレス巻取軸 | |
CA2210504A1 (en) | Method and device for threading a paper web or an equivalent web-like material in a winding device, in particular a slitter-winder | |
JPH07323519A (ja) | 巻付け可能な印刷版の固定装置 | |
JPH0616340A (ja) | ウェブ巻取機における巻芯 | |
JP2003321151A (ja) | 巻物支持軸、巻取装置および巻出装置 | |
JP2000185853A (ja) | ウェブ巻取り方法 | |
KR100467723B1 (ko) | 권취성능이 향상된 에어필터의 확장형 권취기 | |
JPH07285214A (ja) | ブランケット装着方法及び装置 | |
JP4632969B2 (ja) | リボン巻き取りリール | |
JP2002119461A (ja) | 清掃具 | |
JPH04143018A (ja) | コイルカー | |
US5470031A (en) | Reusable waste matrix sleeve | |
JPH0724354Y2 (ja) | 多重巻取機における巻き始め固定装置 | |
EP1167266A2 (en) | Collapsible hub assembly | |
JP3348510B2 (ja) | 糸条巻取装置 | |
JPH0610264U (ja) | 鋼板コイル用スリーブ | |
KR101872322B1 (ko) | 디지털 프린팅 머신의 회전부재용 마운팅 브라켓 | |
JPH05318295A (ja) | ユニットロール研摩治具 | |
JPH0616342A (ja) | 金属帯巻き取り方法および金属帯巻き取り用ゴムスリーブ | |
JPH11301897A (ja) | 帯材の巻軸用継手構造 | |
KR19980022976U (ko) | 스트립권취용 텐션릴의 러버슬리브 이탈 방지장치 | |
SU379896A1 (ru) | Барабан для записи временных сейсмических | |
JP2541909B2 (ja) | 巻 芯 | |
JP2001190486A (ja) | 清掃シート及び清掃具 | |
JP2595185Y2 (ja) | ワイヤコイル支持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110313 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110313 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |