JP2541909B2 - 巻 芯 - Google Patents

巻 芯

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JP2541909B2
JP2541909B2 JP5199377A JP19937793A JP2541909B2 JP 2541909 B2 JP2541909 B2 JP 2541909B2 JP 5199377 A JP5199377 A JP 5199377A JP 19937793 A JP19937793 A JP 19937793A JP 2541909 B2 JP2541909 B2 JP 2541909B2
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ears
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両側に耳部を有する生
地を巻き取るための紙製円筒状の巻芯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばプリント業者から縫製業者への
綿,絹,化繊といった生地の輸送は、プリント済みの生
地を直径20〜50mm程度の紙製円筒状の巻芯に30〜
50mずつ巻き取った状態で行なわれるのが通例であ
る。もちろん、これ以外の場合においても、生地を巻芯
に巻き取った状態で取り扱うことは多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に生地
の幅方向の両側には耳部が形成されており、この耳部は
生地の他の部分より僅かに厚くなっているため、図7に
示すように、従来の巻芯Aに生地Bを巻き取ってゆくと
耳部の巻径が他の部分よりも大きくなってゆき、その結
果、生地Bの両側部分に幅方向内側に向かう滑りが生じ
て、生地Bの長手方向に伸びる皺Cが発生するという欠
点があった。
【0004】なお、本発明者は、長さが生地の幅よりも
短い巻芯を用いて、生地の耳部が巻芯の両端からはみ出
した状態で巻き取ることにより、皺の発生を防ぐことも
試みた。しかし、この場合は、巻き取りが進むにつれて
巻芯からはみ出した生地が巻芯の両端開口に被さり、開
口を塞ぐことになって、巻き取られた生地を巻き戻す
際、巻芯に巻き戻し用の軸を挿通する作業に支障を来す
ことになった。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、両側に耳部
を有する生地を巻き取った場合に、生地に皺が発生する
ことを防止できる巻芯の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る巻芯は、両側に耳部を有する生地を巻
き取るための紙製円筒状の巻芯であって、耳部に対応す
る両端部分に複数の切り欠き部が周方向に略等間隔に
成されており、切り欠き部は、巻芯の端部側の幅が広
くなる三角形状に形成されているものである。
【0007】
【作用】本発明に係る巻芯によれば、両側に耳部を有す
る生地を巻芯に巻き取る際に、他の部分よりも僅かに厚
い耳部には他の部分よりも大きな張力がはたらき、巻き
取られた生地から巻芯に加わる径方向内向きの圧力(以
下「周圧」という)も、耳部において特に大きくなる。
そして、この周圧により、巻き取られた生地の切り欠き
部に臨む部分が内向きに撓められて、切り欠き部に陥没
させられる。そして、これにより生地の耳部の平均巻径
が他の部分の巻径と略同一となるので、巻径差に起因す
る生地の幅方向の滑りがなくなる。
【0008】また、切り欠き部は、巻芯の端部側の幅が
広くなる三角形状に形成されているので、切り欠き部へ
の生地の陥没量は、切り欠き部の幅の広がりに応じて、
生地の両側端部に近付くにつれて次第に大きくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る巻芯を図面に
基づいて説明する。図1は巻芯の中間部を省略して示し
た斜視図、図2は巻芯の端部の正面図、図3は生地を巻
き取った状態における巻芯の端部の正面図である。
【0010】これらの図に示す巻芯1は、紙材により中
空円筒状に形成されており、その長さは生地の幅と略同
一になっている。また、巻芯1の両端部分には、それぞ
れ3箇所ずつの切り欠き部2が周方向に略一定の間隔で
形成されている。
【0011】図1から明らかなように、各切り欠き部2
は巻芯1の端部側の幅が広くなる三角形状に形成されて
おり、その寸法は巻芯1の直径φが50mmの場合、例え
ば幅Wを約10mm、長さLを約15mmとするのが好適で
ある。
【0012】また、巻芯1が紙製であり、かつ、切り欠
き部2が三角形状なので、この切り欠き部2の形成は鋏
を用いて巻芯1の端部に2方向から切り込みを入れるこ
とにより行なえて、作業が極めて容易であり、そのため
の巻芯1の製造コスト上昇も僅かである。因みに、切り
欠き部が矩形状の場合は、先ず巻芯に筒心方向の切り込
みを2本平行に入れ、次いでこれらの切り込みの内側の
部分を切り取らなければならないので、鋏を用いて切り
欠き部を形成するのは困難となる。
【0013】以上のように構成された巻芯1に、両側に
耳部を有する生地Bを巻き取る場合は、従来と同様に粘
着テープなどを用いて生地Bの始端部を巻芯1の外周面
に止め付けたのち巻き取ってゆく。すると、他の部分よ
りも僅かに厚い耳部には他の部分よりも大きな張力がは
たらき、巻き取られた生地Bによる周圧も耳部において
特に大きくなり、この周圧により、図3に示すように巻
き取られた生地Bの切り欠き部2に臨む部分が内向きに
撓められて、切り欠き部2に陥没させられる。
【0014】そして、これにより生地Bの耳部の平均巻
径が他の部分の巻径Dと略同一となるので、従来のよう
に生地Bの両側部分に幅方向内側に向かう滑りが生じる
ことがなくなり、生地Bの長手方向に伸びる皺が発生す
ることも防止される。
【0015】また、前記のように切り欠き部2は巻芯1
の端部側の幅が広くなる三角形状に形成されており、切
り欠き部2の幅が狭いところでは、切り欠き部2への生
地Bの陥没量が小さく、切り欠き部2の幅が広いところ
では、切り欠き部2への生地Bの陥没量が大きい。した
がって、切り欠き部2への生地Bの陥没量は、切り欠き
部2の幅の広がりに応じて、生地の両側端部に近付くに
つれて次第に大きくなるために、陥没に伴う生地Bの変
形がスムーズであり、生地Bが無理に変形させられるこ
とがない。
【0016】因みに、切り欠き部が三角形状でない場合
(例えば矩形状の場合)には、切り欠き部の巻芯中間部
寄りの端部で生地が急に陥没するので、この部分の生地
が無理に変形させられることになって、これにより生地
に皺が発生したり、生地が部分的に伸びたりする虞があ
る。
【0017】また、本実施例では切り欠き部2に陥没し
た生地Bが巻芯1の内周面よりも内側に突出するが、せ
いぜい5mm程度突出するだけなので、巻き取られた生地
Bを巻き戻す際、巻芯1に巻き戻し用の軸を挿通する作
業の邪魔になることがない。
【0018】また、本実施例では切り欠き部2を巻芯1
の両端にそれぞれ3箇所ずつ形成したが、2箇所または
4箇所ないしそれ以上としてもよい。ただし、切り欠き
部2を形成する手間とその効果との兼ね合いから、一般
的には一端に3〜4箇所ずつ形成するのが好ましい。
【0019】なお、図4〜図6は巻径差を吸収するよう
にした巻芯1を示しており、図4のものでは巻芯1の両
端に矩形状の切り欠き部2が形成されている。また、図
5のものでは巻芯1の両端にL字形の切り込み3を入
れ、切り込まれずに残った部分を内側に折り曲げて凹入
部4が形成されている。さらに、図6のものでは巻芯1
の両端に他の部分より直径が小さい小径部5が形成され
ている。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る巻芯によれば、両側に耳部
を有する生地を巻芯に巻き取る際に、巻き取られた生地
の切り欠き部に臨む部分が内向きに撓められて、切り欠
き部に陥没させられる。そして、これにより生地の耳部
の平均巻径が他の部分の巻径と略同一となるので、巻径
差に起因する生地の幅方向の滑りがなくなり、生地に皺
が発生することが防止される。
【0021】また、切り欠き部は、巻芯の端部側の幅が
広くなる三角形状に形成されているので、切り欠き部へ
の生地の陥没量は、切り欠き部の幅の広がりに応じて、
生地の両側端部に近付くにつれて次第に大きくなる。し
たがって、切り欠き部への陥没に伴って生地が無理に変
形させられることがなく、陥没した生地に皺が発生した
り、生地が部分的に伸びたりすることがない。
【0022】さらに、三角形状の切り欠き部は、鋏を用
いて巻芯の端部に2方向から切り込みを入れることによ
り形成できるので、その形成作業が極めて容易であり、
そのための巻芯の製造コスト上昇も僅かで済む。しか
も、複数の切り欠き部を周方向に略等間隔に形成するこ
とにより、切り欠き部の形成に伴う巻芯の両端部分の強
度低下を極力防止できて、巻き取られた生地の周圧によ
る前記両端部分の変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻芯の中間部を省略し
て示した斜視図である。
【図2】巻芯の端部の正面図である。
【図3】生地を巻き取った状態における巻芯の端部の正
面図である。
【図4】巻径差を吸収するようにした巻芯の要部拡大斜
視図である。
【図5】巻径差を吸収するようにした別の巻芯の要部拡
大斜視図である。
【図6】巻径差を吸収するようにしたさらに別の巻芯の
要部拡大斜視図である。
【図7】従来の巻芯に生地を巻き取った状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 巻芯 2 切り欠き部 B 生地

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に耳部を有する生地を巻き取るため
    の紙製円筒状の巻芯であって、 耳部に対応する両端部分に複数の切り欠き部が周方向に
    略等間隔に形成されており、切り欠き部は、巻芯の端
    部側の幅が広くなる三角形状に形成されていることを特
    徴とする巻芯。
JP5199377A 1993-08-11 1993-08-11 巻 芯 Expired - Fee Related JP2541909B2 (ja)

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JP5199377A JP2541909B2 (ja) 1993-08-11 1993-08-11 巻 芯

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JPH0753133A JPH0753133A (ja) 1995-02-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3105171U (ja) * 2003-11-14 2004-10-21 二三男 鎌田 新聞紙止め

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JPH0753133A (ja) 1995-02-28

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