JP2003321151A - 巻物支持軸、巻取装置および巻出装置 - Google Patents
巻物支持軸、巻取装置および巻出装置Info
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- JP2003321151A JP2003321151A JP2002130874A JP2002130874A JP2003321151A JP 2003321151 A JP2003321151 A JP 2003321151A JP 2002130874 A JP2002130874 A JP 2002130874A JP 2002130874 A JP2002130874 A JP 2002130874A JP 2003321151 A JP2003321151 A JP 2003321151A
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- B65H75/24—Constructional details adjustable in configuration, e.g. expansible
- B65H75/242—Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages
- B65H75/248—Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages expansion caused by actuator movable in axial direction
- B65H75/2487—Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages expansion caused by actuator movable in axial direction comprising a linkage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の巻取装置や巻出装置に着脱可能で構成
の簡単な巻芯不要の巻物支持軸を提供すること。 【解決手段】 巻物支持軸1は、筒状で中空の芯部3に
放射状の突起4を備えた軸本体5と、突起4とリンク部
材6により連結された羽根部7とから構成されている。
突起4は、軸本体5に羽根部7を連結するためのもので
ある。羽根部7は、長手方向が軸本体5よりもやや長い
3〜5mmの厚さの板状に形成され、長手方向と直交す
る方向の断面がL字形をなしている。軸本体5と羽根部
7とは、突起4と羽根部7との間に2枚1組のリンク部
材6を渡し、リンク部材6の長手方向の一端で突起4を
挟み、他端で羽根部7を挟んで、リベット8で留めて連
結している。リンク部材6により、羽根部7は軸本体5
と平行を保ちながら、軸本体5に接近・遠離する。
の簡単な巻芯不要の巻物支持軸を提供すること。 【解決手段】 巻物支持軸1は、筒状で中空の芯部3に
放射状の突起4を備えた軸本体5と、突起4とリンク部
材6により連結された羽根部7とから構成されている。
突起4は、軸本体5に羽根部7を連結するためのもので
ある。羽根部7は、長手方向が軸本体5よりもやや長い
3〜5mmの厚さの板状に形成され、長手方向と直交す
る方向の断面がL字形をなしている。軸本体5と羽根部
7とは、突起4と羽根部7との間に2枚1組のリンク部
材6を渡し、リンク部材6の長手方向の一端で突起4を
挟み、他端で羽根部7を挟んで、リベット8で留めて連
結している。リンク部材6により、羽根部7は軸本体5
と平行を保ちながら、軸本体5に接近・遠離する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、紙、布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイル、
電線、ロープその他の巻物製品のウェブを巻取る巻取装
置又はこれらの巻物を巻出す巻出装置の巻物支持軸に関
するものである。
ルム、紙、布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイル、
電線、ロープその他の巻物製品のウェブを巻取る巻取装
置又はこれらの巻物を巻出す巻出装置の巻物支持軸に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックフィルム、紙、
布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイル、電線、ロー
プその他の巻物製品の製造において、連続給送されるウ
ェブを巻取装置により巻取ってウェブロールとすること
が行われている。また、これらの巻物製品を二次加工す
る場合には、ウェブロールを巻出装置により巻出すこと
が行われている。例えば、幅広の原反から所定幅の帯状
の製品を得るためには、スリッター装置を用いて原反を
巻き出し、複数幅に切断した後、切断後の製品を巻取る
ようにしている。さらに、このように切断をする場合に
は、原反の両側の端縁の不要部が耳として生じるため、
これを耳巻取機で巻取るようにしている。
布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイル、電線、ロー
プその他の巻物製品の製造において、連続給送されるウ
ェブを巻取装置により巻取ってウェブロールとすること
が行われている。また、これらの巻物製品を二次加工す
る場合には、ウェブロールを巻出装置により巻出すこと
が行われている。例えば、幅広の原反から所定幅の帯状
の製品を得るためには、スリッター装置を用いて原反を
巻き出し、複数幅に切断した後、切断後の製品を巻取る
ようにしている。さらに、このように切断をする場合に
は、原反の両側の端縁の不要部が耳として生じるため、
これを耳巻取機で巻取るようにしている。
【0003】このような場合の巻取装置によるウェブの
巻き取りは、巻取機の巻物支持軸に巻芯として紙管を嵌
装し、この紙管にウェブの端部を巻き込んだり接着した
りしてから巻物支持軸を回転駆動させて巻き取り、所定
の巻回し量に達した段階で巻取装置を停止させ、巻物支
持軸からウェブロールを紙管と一体に抜き取るようにな
っている。
巻き取りは、巻取機の巻物支持軸に巻芯として紙管を嵌
装し、この紙管にウェブの端部を巻き込んだり接着した
りしてから巻物支持軸を回転駆動させて巻き取り、所定
の巻回し量に達した段階で巻取装置を停止させ、巻物支
持軸からウェブロールを紙管と一体に抜き取るようにな
っている。
【0004】このようにして得られるウェブロールは、
種々の二次加工に供されたり、製品として出荷された
り、耳巻取機で巻取ったウェブロールの場合は廃棄され
たりする。二次加工する場合には、巻出装置に紙管のつ
いたウェブロールをセットして巻き出し、加工する。巻
き出しが終了すると紙管が残るが、ウェブロール加工時
や搬送時等に紙管の端部にはつぶれや歪み、傷などの欠
陥を生じるため、使用済み紙管を回収して再使用するこ
とは難しい。また、廃棄される耳巻ウェブロールの場
合、ウェブがプラスチックフィルム等、紙と分別して廃
棄すべき材料でなっている場合、廃棄時に手間と費用が
かかる問題がある。
種々の二次加工に供されたり、製品として出荷された
り、耳巻取機で巻取ったウェブロールの場合は廃棄され
たりする。二次加工する場合には、巻出装置に紙管のつ
いたウェブロールをセットして巻き出し、加工する。巻
き出しが終了すると紙管が残るが、ウェブロール加工時
や搬送時等に紙管の端部にはつぶれや歪み、傷などの欠
陥を生じるため、使用済み紙管を回収して再使用するこ
とは難しい。また、廃棄される耳巻ウェブロールの場
合、ウェブがプラスチックフィルム等、紙と分別して廃
棄すべき材料でなっている場合、廃棄時に手間と費用が
かかる問題がある。
【0005】このような紙管使用に伴う問題を解決する
ために、巻芯を用いずにウェブを巻取る巻物支持軸(コ
アレス軸と称される)を備えた巻取巻出装置が提案され
ている。これらはいずれも巻物支持軸の径を拡大・縮小
し、拡径時にウェブを巻取り、縮径時にウェブロールを
巻物支持軸から取り外すようにしたものである。例え
ば、特開2002−12347号公報には、かせ枠をス
ライドさせることによりパンタグラフのように巻物支持
軸の径を拡大・縮小するかせ枠巻取巻出装置が記載され
ている。また、特開平8−268602号公報では、圧
縮エアを巻物支持軸内部に供給して巻物支持軸の径を膨
張させて拡大し、エアを抜き取って径を縮小する方法が
公開されている。
ために、巻芯を用いずにウェブを巻取る巻物支持軸(コ
アレス軸と称される)を備えた巻取巻出装置が提案され
ている。これらはいずれも巻物支持軸の径を拡大・縮小
し、拡径時にウェブを巻取り、縮径時にウェブロールを
巻物支持軸から取り外すようにしたものである。例え
ば、特開2002−12347号公報には、かせ枠をス
ライドさせることによりパンタグラフのように巻物支持
軸の径を拡大・縮小するかせ枠巻取巻出装置が記載され
ている。また、特開平8−268602号公報では、圧
縮エアを巻物支持軸内部に供給して巻物支持軸の径を膨
張させて拡大し、エアを抜き取って径を縮小する方法が
公開されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来提案
されているコアレス軸付の巻取巻出装置は、構造が複雑
で費用がかかり、さらに、構造上あまり径の小さい巻物
支持軸を提供できず、巻取のできるウェブの量が限られ
る問題があった。また、いずれも装置自体の構成を変え
るものであり、従来の巻取巻出装置の巻物支持軸を交換
するか、巻取巻出装置を新たに購入する必要があり、交
換費用がかかるほか、何らかの理由で紙管のついた製品
が必要なときに紙管付のウェブロールは作成できない問
題があった。
されているコアレス軸付の巻取巻出装置は、構造が複雑
で費用がかかり、さらに、構造上あまり径の小さい巻物
支持軸を提供できず、巻取のできるウェブの量が限られ
る問題があった。また、いずれも装置自体の構成を変え
るものであり、従来の巻取巻出装置の巻物支持軸を交換
するか、巻取巻出装置を新たに購入する必要があり、交
換費用がかかるほか、何らかの理由で紙管のついた製品
が必要なときに紙管付のウェブロールは作成できない問
題があった。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、従来の巻取装置や巻出装置に着脱
可能で構成の簡単な巻芯不要の巻物支持軸を提供するこ
とを目的とする。
なされたものであり、従来の巻取装置や巻出装置に着脱
可能で構成の簡単な巻芯不要の巻物支持軸を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の巻物支持軸は、連続して供給され
るウェブを回転駆動しながら巻取る巻取装置又はウェブ
ロールを回転駆動しながら巻出す巻出装置に用いる巻物
支持軸において、前記巻取装置又は前記巻出装置の本体
側端部に設けられた第一の押圧板とその反対側端部に設
けられた第二の押圧板との間に着脱可能に配置される軸
本体と、その軸本体に接近・遠離可能にリンク部材によ
り連結された複数の羽根部とを備え、前記羽根部は、前
記軸本体の長手方向と平行に長手方向を有するととも
に、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に長手方向の両側端部が両押圧板に当接
し、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に前記軸本体から遠ざかり、前記第二の押
圧板が取り外されたときに前記軸本体に近づくことを特
徴とする。
に、請求項1に記載の巻物支持軸は、連続して供給され
るウェブを回転駆動しながら巻取る巻取装置又はウェブ
ロールを回転駆動しながら巻出す巻出装置に用いる巻物
支持軸において、前記巻取装置又は前記巻出装置の本体
側端部に設けられた第一の押圧板とその反対側端部に設
けられた第二の押圧板との間に着脱可能に配置される軸
本体と、その軸本体に接近・遠離可能にリンク部材によ
り連結された複数の羽根部とを備え、前記羽根部は、前
記軸本体の長手方向と平行に長手方向を有するととも
に、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に長手方向の両側端部が両押圧板に当接
し、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に前記軸本体から遠ざかり、前記第二の押
圧板が取り外されたときに前記軸本体に近づくことを特
徴とする。
【0009】この構成の巻物支持軸では、まず、巻取装
置又は巻出装置の第二の押圧板を取り外した状態で、巻
物支持軸を第一の押圧板に押しつけるようにして装着す
る。回転軸がある巻取装置又は巻出装置の場合には巻物
支持軸を回転軸に嵌め込みながら第一の押圧板に押しつ
ける。この際、リンク部材が巻物支持軸の長手方向に平
行に近くなっており、巻物支持軸の羽根部が軸本体に接
触し、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最
も短い状態になっている。次に、第二の押圧板を装着す
る。まず第二の押圧板を巻物支持軸の羽根部に当接さ
せ、第一の押圧板のある方向に押しつけていく。回転軸
がある巻取装置又は巻出装置の場合には装置の回転軸に
ねじ等により第二の押圧板を装置本体側に近づけてい
く。第二の押圧板と第一の押圧板の距離が狭まるに連れ
て、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長手方向に対して
垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から徐々に離れて開
いていく。第二の押圧板が所定の動作位置に達すると、
羽根部が軸本体から所定距離離れた状態で固定され、巻
物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最も長い状
態となる。
置又は巻出装置の第二の押圧板を取り外した状態で、巻
物支持軸を第一の押圧板に押しつけるようにして装着す
る。回転軸がある巻取装置又は巻出装置の場合には巻物
支持軸を回転軸に嵌め込みながら第一の押圧板に押しつ
ける。この際、リンク部材が巻物支持軸の長手方向に平
行に近くなっており、巻物支持軸の羽根部が軸本体に接
触し、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最
も短い状態になっている。次に、第二の押圧板を装着す
る。まず第二の押圧板を巻物支持軸の羽根部に当接さ
せ、第一の押圧板のある方向に押しつけていく。回転軸
がある巻取装置又は巻出装置の場合には装置の回転軸に
ねじ等により第二の押圧板を装置本体側に近づけてい
く。第二の押圧板と第一の押圧板の距離が狭まるに連れ
て、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長手方向に対して
垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から徐々に離れて開
いていく。第二の押圧板が所定の動作位置に達すると、
羽根部が軸本体から所定距離離れた状態で固定され、巻
物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最も長い状
態となる。
【0010】ウェブの巻取りを行う場合には、この状態
でウェブの端部を羽根部にテープ等で接着し、巻取装置
を動作させる。巻取が完了したら、第二の押圧板を巻取
装置から取り外す。それに伴い、リンク部材が巻物支持
軸の長手方向に平行に近づいていき、羽根部が軸本体に
接近し、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が
短くなっていく。直径が最も短くなった状態で巻取られ
たウェブロールを取り外す。
でウェブの端部を羽根部にテープ等で接着し、巻取装置
を動作させる。巻取が完了したら、第二の押圧板を巻取
装置から取り外す。それに伴い、リンク部材が巻物支持
軸の長手方向に平行に近づいていき、羽根部が軸本体に
接近し、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が
短くなっていく。直径が最も短くなった状態で巻取られ
たウェブロールを取り外す。
【0011】従って、従来用いていた紙管等の巻芯に替
えて本発明の巻物支持軸を巻取装置に装着して巻取を行
うので、紙管のないウェブロールを提供することがで
き、使用済みウェブロールから発生する紙管の処分や耳
巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省くこと
ができる。さらに、着脱式の巻物支持軸として構成した
ので、従来の巻取装置に後から装着することができ、新
たに巻取装置を購入したり巻取装置の回転軸を取り替え
たりする必要がない。使用者は、紙管を使用したロール
と使用しないロールを所望により切換えて製造すること
ができる。
えて本発明の巻物支持軸を巻取装置に装着して巻取を行
うので、紙管のないウェブロールを提供することがで
き、使用済みウェブロールから発生する紙管の処分や耳
巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省くこと
ができる。さらに、着脱式の巻物支持軸として構成した
ので、従来の巻取装置に後から装着することができ、新
たに巻取装置を購入したり巻取装置の回転軸を取り替え
たりする必要がない。使用者は、紙管を使用したロール
と使用しないロールを所望により切換えて製造すること
ができる。
【0012】また、紙管のないウェブロールを二次加工
するために巻出装置により巻き出したい場合には、従来
の巻出装置に本発明の巻物支持軸を装着させ、紙管のな
いウェブロールを巻物支持軸に嵌め込んでセットする。
そして、巻出装置を動作させてウェブロールから巻物の
巻き出しを行う。巻き出し終了後に使用済み紙管が残ら
ないので、処分の手間と費用を省くことができる。
するために巻出装置により巻き出したい場合には、従来
の巻出装置に本発明の巻物支持軸を装着させ、紙管のな
いウェブロールを巻物支持軸に嵌め込んでセットする。
そして、巻出装置を動作させてウェブロールから巻物の
巻き出しを行う。巻き出し終了後に使用済み紙管が残ら
ないので、処分の手間と費用を省くことができる。
【0013】請求項2に記載の巻物支持軸は、請求項1
に記載の巻物支持軸の構成に加え、前記羽根部は、長手
方向に直交する断面がL字型に形成されていることを特
徴とする。
に記載の巻物支持軸の構成に加え、前記羽根部は、長手
方向に直交する断面がL字型に形成されていることを特
徴とする。
【0014】この構成の巻物支持軸では、請求項1に記
載の巻物支持軸の作用に加え、羽根部の長手方向に直交
する断面がL字型に形成されており、このL字内部にリ
ンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になってい
る。従って、ウェブの巻き取りや巻き出しの際に接続部
分がウェブに引っかかって巻取装置や巻出装置の動作を
害することが防止できる。
載の巻物支持軸の作用に加え、羽根部の長手方向に直交
する断面がL字型に形成されており、このL字内部にリ
ンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になってい
る。従って、ウェブの巻き取りや巻き出しの際に接続部
分がウェブに引っかかって巻取装置や巻出装置の動作を
害することが防止できる。
【0015】請求項3に記載の巻物支持軸は、請求項1
又は2に記載の巻物支持軸の構成に加え、前記リンク部
材は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装
着されている時に、前記軸本体の垂直方向から前記第二
の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
又は2に記載の巻物支持軸の構成に加え、前記リンク部
材は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装
着されている時に、前記軸本体の垂直方向から前記第二
の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
【0016】この構成の巻物支持軸では、請求項1又は
2に記載の巻物支持軸の作用に加え、巻物支持軸を装着
し、巻物支持軸の羽根部に第二の押圧板を当接して、巻
取装置本体側に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻
物支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部
が軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧板が
所定の動作位置に達すると、羽根部が軸本体から所定距
離離れた状態で固定される。この時、リンク部材は、軸
本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方向から第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を保ってい
る。従って、羽根部はリンク部材により第二の押圧板の
方向に付勢されており、巻取が完了して第二の押圧板を
ねじをゆるめて回転軸から取り外すと、そのまま第二の
押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力
を掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸
の長手方向に直交する方向の直径が縮んでウェブロール
の取り出しを容易に行うことができる。
2に記載の巻物支持軸の作用に加え、巻物支持軸を装着
し、巻物支持軸の羽根部に第二の押圧板を当接して、巻
取装置本体側に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻
物支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部
が軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧板が
所定の動作位置に達すると、羽根部が軸本体から所定距
離離れた状態で固定される。この時、リンク部材は、軸
本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方向から第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を保ってい
る。従って、羽根部はリンク部材により第二の押圧板の
方向に付勢されており、巻取が完了して第二の押圧板を
ねじをゆるめて回転軸から取り外すと、そのまま第二の
押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力
を掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸
の長手方向に直交する方向の直径が縮んでウェブロール
の取り出しを容易に行うことができる。
【0017】請求項4に記載の巻取装置は、連続して供
給されるウェブを回転駆動しながら巻取る巻取装置にお
いて、ウェブを巻取るための巻物支持軸と、前記巻物支
持軸の装置本体側端部に設けられた第一の押圧板と、前
記巻物支持軸の前記第一の押圧板と反対側の端部に設け
られた第二の押圧板と、前記巻物支持軸に接近・遠離可
能にリンク部材により連結された複数の羽根部とを備
え、前記羽根部は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に
長手方向を有するとともに、前記第一の押圧板と前記第
二の押圧板の両方が装着されている時に長手方向の両側
端部が両押圧板に当接し、前記第一の押圧板と前記第二
の押圧板の両方が装着されている時に前記巻物支持軸か
ら遠ざかり、前記第二の押圧板が取り外されたときに前
記巻物支持軸に近づくことを特徴とする。
給されるウェブを回転駆動しながら巻取る巻取装置にお
いて、ウェブを巻取るための巻物支持軸と、前記巻物支
持軸の装置本体側端部に設けられた第一の押圧板と、前
記巻物支持軸の前記第一の押圧板と反対側の端部に設け
られた第二の押圧板と、前記巻物支持軸に接近・遠離可
能にリンク部材により連結された複数の羽根部とを備
え、前記羽根部は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に
長手方向を有するとともに、前記第一の押圧板と前記第
二の押圧板の両方が装着されている時に長手方向の両側
端部が両押圧板に当接し、前記第一の押圧板と前記第二
の押圧板の両方が装着されている時に前記巻物支持軸か
ら遠ざかり、前記第二の押圧板が取り外されたときに前
記巻物支持軸に近づくことを特徴とする。
【0018】この構成の巻取装置では、第二の押圧板を
取り外した状態で巻き取りを行うウェブの端部を羽根部
にテープ等で接着する。この時、リンク部材が巻物支持
軸の長手方向に平行に近くなっており、巻物支持軸の羽
根部が軸本体に接触し、巻物支持軸の長手方向に直交す
る方向の直径が最も短い状態になっている。次に、第二
の押圧板を装着する。巻物支持軸の羽根部が第二の押圧
板に当接し、第二の押圧板を第一の押圧板側に近づけて
いくと、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長手方向に対
して垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から徐々に離れ
て開いていく。第二の押圧板を所定の動作位置までねじ
込むと、羽根部が軸本体から所定距離離れた状態で固定
され、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最
も長い状態となる。この状態で巻取装置を動作させてウ
ェブの巻取を行う。巻取が完了したら、第二の押圧板を
ねじをゆるめて巻物支持軸から取り外す。それに伴い、
リンク部材が巻物支持軸の長手方向に平行に近づいてい
き、羽根部が軸本体に接近し、巻物支持軸の長手方向に
直交する方向の直径が短くなっていく。直径が最も短く
なった状態で巻取られたウェブロールを取り外す。
取り外した状態で巻き取りを行うウェブの端部を羽根部
にテープ等で接着する。この時、リンク部材が巻物支持
軸の長手方向に平行に近くなっており、巻物支持軸の羽
根部が軸本体に接触し、巻物支持軸の長手方向に直交す
る方向の直径が最も短い状態になっている。次に、第二
の押圧板を装着する。巻物支持軸の羽根部が第二の押圧
板に当接し、第二の押圧板を第一の押圧板側に近づけて
いくと、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長手方向に対
して垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から徐々に離れ
て開いていく。第二の押圧板を所定の動作位置までねじ
込むと、羽根部が軸本体から所定距離離れた状態で固定
され、巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が最
も長い状態となる。この状態で巻取装置を動作させてウ
ェブの巻取を行う。巻取が完了したら、第二の押圧板を
ねじをゆるめて巻物支持軸から取り外す。それに伴い、
リンク部材が巻物支持軸の長手方向に平行に近づいてい
き、羽根部が軸本体に接近し、巻物支持軸の長手方向に
直交する方向の直径が短くなっていく。直径が最も短く
なった状態で巻取られたウェブロールを取り外す。
【0019】従って、従来巻芯として用いていた紙管に
装着することなく巻物支持軸に直接巻き取りを行うの
で、紙管のないウェブロールを提供することができ、使
用済みウェブロールから発生する紙管の処分や耳巻ロー
ルの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省くことができ
る。
装着することなく巻物支持軸に直接巻き取りを行うの
で、紙管のないウェブロールを提供することができ、使
用済みウェブロールから発生する紙管の処分や耳巻ロー
ルの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省くことができ
る。
【0020】請求項5に記載の巻取装置は、請求項4に
記載の巻取装置の構成に加え、前記羽根部は、長手方向
に直交する断面がL字型に形成されていることを特徴と
する。
記載の巻取装置の構成に加え、前記羽根部は、長手方向
に直交する断面がL字型に形成されていることを特徴と
する。
【0021】この構成の巻取装置では、請求項4に記載
の巻取装置の作用に加え、羽根部の長手方向に直交する
断面がL字型に形成されており、このL字内部にリンク
部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になっている。
従って、ウェブの巻き取りの際に接続部分がウェブに引
っかかって巻取装置の動作を害することが防止できる。
の巻取装置の作用に加え、羽根部の長手方向に直交する
断面がL字型に形成されており、このL字内部にリンク
部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になっている。
従って、ウェブの巻き取りの際に接続部分がウェブに引
っかかって巻取装置の動作を害することが防止できる。
【0022】請求項6に記載の巻取装置は、請求項4又
は5に記載の巻取装置の構成に加え、前記リンク部材
は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に、前記巻物支持軸の垂直方向から前記第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
は5に記載の巻取装置の構成に加え、前記リンク部材
は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に、前記巻物支持軸の垂直方向から前記第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
【0023】この構成の巻取装置では、請求項4又は5
に記載の巻取装置の作用に加え、第二の押圧板を装着す
ると、羽根部が第二の押圧板に当接する。第二の押圧板
を第一の押圧板側に近づけていくと、リンク部材が徐々
に巻物支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽
根部が軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて取り外すと、そのまま第二の押
圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力を
掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸の
長手方向に直交する方向の直径が縮んでウェブロールの
取り出しを容易に行うことができる。
に記載の巻取装置の作用に加え、第二の押圧板を装着す
ると、羽根部が第二の押圧板に当接する。第二の押圧板
を第一の押圧板側に近づけていくと、リンク部材が徐々
に巻物支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽
根部が軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて取り外すと、そのまま第二の押
圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力を
掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸の
長手方向に直交する方向の直径が縮んでウェブロールの
取り出しを容易に行うことができる。
【0024】請求項7に記載の巻出装置は、ウェブロー
ルを回転駆動しながら巻出す巻出装置において、ウェブ
を巻出すための巻物支持軸と、前記巻物支持軸の装置本
体側端部に設けられた第一の押圧板と、前記巻物支持軸
の前記第一の押圧板と反対側の端部に設けられた第二の
押圧板と、前記巻物支持軸に接近・遠離可能にリンク部
材により連結された複数の羽根部とを備え、前記羽根部
は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に長手方向を有す
るとともに、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両
方が装着されている時に長手方向の両側端部が両押圧板
に当接し、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方
が装着されている時に前記巻物支持軸から遠ざかり、前
記第二の押圧板が取り外されたときに前記巻物支持軸に
近づくことを特徴とする。
ルを回転駆動しながら巻出す巻出装置において、ウェブ
を巻出すための巻物支持軸と、前記巻物支持軸の装置本
体側端部に設けられた第一の押圧板と、前記巻物支持軸
の前記第一の押圧板と反対側の端部に設けられた第二の
押圧板と、前記巻物支持軸に接近・遠離可能にリンク部
材により連結された複数の羽根部とを備え、前記羽根部
は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に長手方向を有す
るとともに、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両
方が装着されている時に長手方向の両側端部が両押圧板
に当接し、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方
が装着されている時に前記巻物支持軸から遠ざかり、前
記第二の押圧板が取り外されたときに前記巻物支持軸に
近づくことを特徴とする。
【0025】この構成の巻出装置では、第二の押圧板を
取り外した状態で、巻き出しを行うウェブロールを巻物
支持軸に装着する。この時、リンク部材が巻物支持軸の
長手方向に平行に近くなっており、巻物支持軸の羽根部
が軸本体に接触し、巻物支持軸の長手方向に直交する方
向の直径が最も短い状態になっているので、ウェブロー
ルの直径よりも巻物支持軸の直径が十分に小さく、ウェ
ブロールを容易に装着することができる。次に、第二の
押圧板を巻物支持軸に装着する。巻物支持軸の羽根部が
第二の押圧板に当接し、第二の押圧板を巻出装置本体側
に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長
手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から
徐々に離れて開いていく。第二の押圧板を所定の動作位
置までねじ込むと、羽根部が軸本体から所定距離離れた
状態で固定され、巻物支持軸の長手方向に直交する方向
の直径が最も長い状態となり、ウェブロールが巻物支持
軸にしっかりと固定される。この状態で巻出装置を動作
させて巻物支持軸を回転駆動し、ウェブロールの巻き出
しを行う。
取り外した状態で、巻き出しを行うウェブロールを巻物
支持軸に装着する。この時、リンク部材が巻物支持軸の
長手方向に平行に近くなっており、巻物支持軸の羽根部
が軸本体に接触し、巻物支持軸の長手方向に直交する方
向の直径が最も短い状態になっているので、ウェブロー
ルの直径よりも巻物支持軸の直径が十分に小さく、ウェ
ブロールを容易に装着することができる。次に、第二の
押圧板を巻物支持軸に装着する。巻物支持軸の羽根部が
第二の押圧板に当接し、第二の押圧板を巻出装置本体側
に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻物支持軸の長
手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部が軸本体から
徐々に離れて開いていく。第二の押圧板を所定の動作位
置までねじ込むと、羽根部が軸本体から所定距離離れた
状態で固定され、巻物支持軸の長手方向に直交する方向
の直径が最も長い状態となり、ウェブロールが巻物支持
軸にしっかりと固定される。この状態で巻出装置を動作
させて巻物支持軸を回転駆動し、ウェブロールの巻き出
しを行う。
【0026】以上のように、巻物支持軸の直径が伸縮す
るので、従来のような紙管等の巻芯を用いたウェブロー
ルであっても、紙管等の巻芯のないウェブロールであっ
ても、ウェブロールの装着を容易に行って巻き出しを行
うことができる。
るので、従来のような紙管等の巻芯を用いたウェブロー
ルであっても、紙管等の巻芯のないウェブロールであっ
ても、ウェブロールの装着を容易に行って巻き出しを行
うことができる。
【0027】請求項8に記載の巻出装置は、請求項7に
記載の巻出装置の構成に加え、前記羽根部は、長手方向
に直交する断面がL字型に形成されていることを特徴と
する。
記載の巻出装置の構成に加え、前記羽根部は、長手方向
に直交する断面がL字型に形成されていることを特徴と
する。
【0028】この構成の巻出装置では、請求項7に記載
の巻出装置の作用に加え、羽根部の長手方向に直交する
断面がL字型に形成されており、このL字内部にリンク
部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になっている。
従って、ウェブロールの巻き出しの際に接続部分がウェ
ブに引っかかって巻出装置の動作を害することが防止で
きる。
の巻出装置の作用に加え、羽根部の長手方向に直交する
断面がL字型に形成されており、このL字内部にリンク
部材と羽根部の接続部分が覆われる形状になっている。
従って、ウェブロールの巻き出しの際に接続部分がウェ
ブに引っかかって巻出装置の動作を害することが防止で
きる。
【0029】請求項9に記載の巻出装置は、請求項7又
は8に記載の巻出装置の構成に加え、前記リンク部材
は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に、前記巻物支持軸の垂直方向から前記第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
は8に記載の巻出装置の構成に加え、前記リンク部材
は、前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着
されている時に、前記巻物支持軸の垂直方向から前記第
二の押圧板の方向に所定の傾きを有することを特徴とす
る。
【0030】この構成の巻出装置では、請求項7又は8
に記載の巻出装置の作用に加え、第二の押圧板を巻物支
持軸に装着すると、羽根部が第二の押圧板に当接する。
第二の押圧板を巻物支持軸に設けられたねじにより巻出
装置本体側に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻物
支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部が
軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧板を所
定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体から所定
距離離れた状態で固定される。この時、リンク部材は、
軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方向から
第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を保って
いる。従って、羽根部はリンク部材により第二の押圧板
の方向に付勢されており、巻き出しが完了して第二の押
圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、その
まま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、
羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、
巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が縮むこと
になる。従って、引き続き次のウェブロールを巻物支持
軸に容易に装着することができる。
に記載の巻出装置の作用に加え、第二の押圧板を巻物支
持軸に装着すると、羽根部が第二の押圧板に当接する。
第二の押圧板を巻物支持軸に設けられたねじにより巻出
装置本体側に近づけていくと、リンク部材が徐々に巻物
支持軸の長手方向に対して垂直方向に向かい、羽根部が
軸本体から徐々に離れて開いていく。第二の押圧板を所
定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体から所定
距離離れた状態で固定される。この時、リンク部材は、
軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方向から
第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を保って
いる。従って、羽根部はリンク部材により第二の押圧板
の方向に付勢されており、巻き出しが完了して第二の押
圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、その
まま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、
羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくても、
巻物支持軸の長手方向に直交する方向の直径が縮むこと
になる。従って、引き続き次のウェブロールを巻物支持
軸に容易に装着することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態の巻物支持軸
1は、巻取装置2の回転軸9に差し込んで装着し、紙管
等の巻芯を回転軸9に装着することなくウェブを巻き取
り、巻き取り後にウェブロールを抜き取るために用いら
れるコアレス軸である。本実施形態は、回転軸9により
駆動する種類の巻取装置2に巻物支持軸1を装着するも
のである。本実施形態では、巻物支持軸1を巻取装置2
に装着してウェブを巻き取るが、巻物支持軸1は巻取装
置2に装着するだけに限らず、巻出装置に装着してウェ
ブロールの巻き出しを行うようにしてもよい。また、巻
き取りや巻き出しを行うウェブとしては、プラスチック
フィルム、紙、布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイ
ル、電線、ロープその他の巻物製品が考えられ、本実施
形態の巻物支持軸1はウェブの種類を選ばずに使用する
ことができる。
て、図面に基づいて説明する。本実施形態の巻物支持軸
1は、巻取装置2の回転軸9に差し込んで装着し、紙管
等の巻芯を回転軸9に装着することなくウェブを巻き取
り、巻き取り後にウェブロールを抜き取るために用いら
れるコアレス軸である。本実施形態は、回転軸9により
駆動する種類の巻取装置2に巻物支持軸1を装着するも
のである。本実施形態では、巻物支持軸1を巻取装置2
に装着してウェブを巻き取るが、巻物支持軸1は巻取装
置2に装着するだけに限らず、巻出装置に装着してウェ
ブロールの巻き出しを行うようにしてもよい。また、巻
き取りや巻き出しを行うウェブとしては、プラスチック
フィルム、紙、布、ベルト、樹脂、シート、薄板、コイ
ル、電線、ロープその他の巻物製品が考えられ、本実施
形態の巻物支持軸1はウェブの種類を選ばずに使用する
ことができる。
【0032】まず、図1乃至図4を用いて本実施形態の
巻物支持軸1の構成について説明する。図1は本実施形
態の巻物支持軸1の羽根部7が開いた状態の斜視図、図
2は巻物支持軸1の羽根部7が閉じた状態の斜視図、図
3は羽根部7が開いた状態の巻物支持軸1の長手方向に
直交する方向の断面図、図4は羽根部7が閉じた状態の
巻物支持軸1の長手方向に直交する方向の断面図であ
る。
巻物支持軸1の構成について説明する。図1は本実施形
態の巻物支持軸1の羽根部7が開いた状態の斜視図、図
2は巻物支持軸1の羽根部7が閉じた状態の斜視図、図
3は羽根部7が開いた状態の巻物支持軸1の長手方向に
直交する方向の断面図、図4は羽根部7が閉じた状態の
巻物支持軸1の長手方向に直交する方向の断面図であ
る。
【0033】図1及び図2に示すように、巻物支持軸1
は、筒状で中空の芯部3に放射状の突起4を備えた軸本
体5と、リンク部材6により突起4に連結された羽根部
7とから構成されている。ウェブを巻取装置2により高
速に巻き付けるため、本実施形態では鉄により巻物支持
軸1の各部を形成している。巻物支持軸1の材質は、巻
取の強度に耐えられる材質であれば良く、アルミ等の他
の金属や樹脂でもよい。
は、筒状で中空の芯部3に放射状の突起4を備えた軸本
体5と、リンク部材6により突起4に連結された羽根部
7とから構成されている。ウェブを巻取装置2により高
速に巻き付けるため、本実施形態では鉄により巻物支持
軸1の各部を形成している。巻物支持軸1の材質は、巻
取の強度に耐えられる材質であれば良く、アルミ等の他
の金属や樹脂でもよい。
【0034】軸本体5の芯部3の中空は、巻取装置2の
回転軸9が挿入されるためのものであり、装着される巻
取装置2にあわせて内径Rが設定される(図3及び図4
参照)。本実施形態では、3インチ(75mm)の直径
に構成されている。突起4は、軸本体5に羽根部7を連
結するためのものであり、リンク部材6を留めることが
でき、リンク部材6の動きを妨げないだけの高さがあれ
ばよい。羽根部7は、長手方向が軸本体5よりもやや長
く、3〜5mmの厚さの板状に形成され、図3及び図4
に示すように、長手方向と直交する方向の断面がL字形
をなしている。羽根部7の形状はL字形に限らず、鉤形
や、円柱形、板状等に形成してもよい。羽根部7の本数
は、ウェブを巻き付ける時に支障が起きないよう、羽根
部7を軸本体5から離して開いた状態で円柱形に近い形
が望ましい。本実施形態では8本で構成されているが、
8本に限られるものではなく、6本や10本等の複数本
で構成することができる。
回転軸9が挿入されるためのものであり、装着される巻
取装置2にあわせて内径Rが設定される(図3及び図4
参照)。本実施形態では、3インチ(75mm)の直径
に構成されている。突起4は、軸本体5に羽根部7を連
結するためのものであり、リンク部材6を留めることが
でき、リンク部材6の動きを妨げないだけの高さがあれ
ばよい。羽根部7は、長手方向が軸本体5よりもやや長
く、3〜5mmの厚さの板状に形成され、図3及び図4
に示すように、長手方向と直交する方向の断面がL字形
をなしている。羽根部7の形状はL字形に限らず、鉤形
や、円柱形、板状等に形成してもよい。羽根部7の本数
は、ウェブを巻き付ける時に支障が起きないよう、羽根
部7を軸本体5から離して開いた状態で円柱形に近い形
が望ましい。本実施形態では8本で構成されているが、
8本に限られるものではなく、6本や10本等の複数本
で構成することができる。
【0035】軸本体5と羽根部7とは、突起4と羽根部
7との間に2枚1組のリンク部材6を渡し、リンク部材
6の長手方向の一端で突起4を挟み、他端で羽根部7を
挟んで、リベット8で留めて連結している。リンク部材
6により、羽根部7は軸本体5と平行を保ちながら、軸
本体に接近・遠離する。リンク部材6が軸本体5の長手
方向に対して垂直に近づくほど羽根部7は軸本体5から
離れ、リンク部材が軸本体5の長手方向に対して平行に
近づくほど羽根部7は軸本体5に接近することになる。
本実施形態では、リンク部材6を各羽根部7につき3組
設置している。リンク部材6の数は3に限られず、軸本
体5と羽根部7とが平行を保てるよう、2組以上の複数
であればよい。
7との間に2枚1組のリンク部材6を渡し、リンク部材
6の長手方向の一端で突起4を挟み、他端で羽根部7を
挟んで、リベット8で留めて連結している。リンク部材
6により、羽根部7は軸本体5と平行を保ちながら、軸
本体に接近・遠離する。リンク部材6が軸本体5の長手
方向に対して垂直に近づくほど羽根部7は軸本体5から
離れ、リンク部材が軸本体5の長手方向に対して平行に
近づくほど羽根部7は軸本体5に接近することになる。
本実施形態では、リンク部材6を各羽根部7につき3組
設置している。リンク部材6の数は3に限られず、軸本
体5と羽根部7とが平行を保てるよう、2組以上の複数
であればよい。
【0036】次に、図5乃至図7を用いて本実施形態の
巻物支持軸1の装着について説明する。図5は、本実施
形態の巻物支持軸1を巻取装置2に設置した状態の平面
図、図6は、第2押圧板を取り外した状態の平面図、図
7は、巻物支持軸1を巻取装置2に着脱する状態を説明
する平面図である。
巻物支持軸1の装着について説明する。図5は、本実施
形態の巻物支持軸1を巻取装置2に設置した状態の平面
図、図6は、第2押圧板を取り外した状態の平面図、図
7は、巻物支持軸1を巻取装置2に着脱する状態を説明
する平面図である。
【0037】図7に示すように、回転軸9を軸本体5の
芯部3の中空に挿入し、図6に示すように、巻物支持軸
1を第一押圧板10に押しつけて巻取装置2に装着す
る。次に、第二押圧板11をねじにより回転軸9に装着
する。第二押圧板11が第一押圧板10の方向にねじ込
まれて行くに従って、羽根部7の長手方向の一側面が第
二押圧板11に当接し、さらにねじを進めるとリンク部
材6が徐々に巻物支持軸1の長手方向に対して垂直方向
に向かい、羽根部7が軸本体5から徐々に離れて開いて
いく。そして、図5に示すように、羽根部7の他側面が
第一押圧板10に当接して巻物支持軸1の装着が完了す
る。図5に示す状態が巻物支持軸1の直径がもっとも開
いた状態であり、本実施形態では約40mmとなってい
る。拡径時の直径は、ウェブの巻き取り量を多くするた
めには短い方が望ましいが、巻き取り後のウェブロール
を取り出しやすくするためには、縮径時と拡径時の直径
の差をある程度確保する必要があるので、この両者を勘
案して決めるとよい。
芯部3の中空に挿入し、図6に示すように、巻物支持軸
1を第一押圧板10に押しつけて巻取装置2に装着す
る。次に、第二押圧板11をねじにより回転軸9に装着
する。第二押圧板11が第一押圧板10の方向にねじ込
まれて行くに従って、羽根部7の長手方向の一側面が第
二押圧板11に当接し、さらにねじを進めるとリンク部
材6が徐々に巻物支持軸1の長手方向に対して垂直方向
に向かい、羽根部7が軸本体5から徐々に離れて開いて
いく。そして、図5に示すように、羽根部7の他側面が
第一押圧板10に当接して巻物支持軸1の装着が完了す
る。図5に示す状態が巻物支持軸1の直径がもっとも開
いた状態であり、本実施形態では約40mmとなってい
る。拡径時の直径は、ウェブの巻き取り量を多くするた
めには短い方が望ましいが、巻き取り後のウェブロール
を取り出しやすくするためには、縮径時と拡径時の直径
の差をある程度確保する必要があるので、この両者を勘
案して決めるとよい。
【0038】図5に示す巻取装置2の動作可能時、リン
ク部材6は、軸本体5にまったく垂直になるのではな
く、垂直方向から第二押圧板11の方向に所定の傾きθ
を有する状態を保っている。従って、羽根部はリンク部
材6により第二押圧板11の方向に付勢されており、第
二押圧板11をとりはずすと何らの力を加えなくても羽
根部7は第二押圧板11の方向(図6における右方向)に
移動し、軸本体5に平行に接近することになる。傾きθ
は、羽根部7を付勢するため、数度から50度程度が望
ましく、本実施形態では10度に設定している。但し、
あまり傾きθを大きくしすぎると、羽根部が軸本体5に
接近した場合の巻物支持軸1の径と遠ざかった場合の径
との差が小さくなるので、ウェブロールの取り外しが難
しくなるため、注意が必要である。
ク部材6は、軸本体5にまったく垂直になるのではな
く、垂直方向から第二押圧板11の方向に所定の傾きθ
を有する状態を保っている。従って、羽根部はリンク部
材6により第二押圧板11の方向に付勢されており、第
二押圧板11をとりはずすと何らの力を加えなくても羽
根部7は第二押圧板11の方向(図6における右方向)に
移動し、軸本体5に平行に接近することになる。傾きθ
は、羽根部7を付勢するため、数度から50度程度が望
ましく、本実施形態では10度に設定している。但し、
あまり傾きθを大きくしすぎると、羽根部が軸本体5に
接近した場合の巻物支持軸1の径と遠ざかった場合の径
との差が小さくなるので、ウェブロールの取り外しが難
しくなるため、注意が必要である。
【0039】このように、羽根部7を付勢しておくこと
により、巻物支持軸1の縮径が第二押圧板11をとりは
ずすのみで簡単に行われることとなる。羽根部7の付勢
は、本実施形態のようにリンク部材6の角度に寄るほ
か、ばね等の弾性部材を用いてもよい。付勢することが
必須ではなく、羽根部7に取っ手を設けておき、第二押
圧板をとりはずした後で取っ手を引っ張って羽根部7を
たたみ、巻物支持軸1の径を小さくしてウェブロールを
取り外すようにしてもよい。
により、巻物支持軸1の縮径が第二押圧板11をとりは
ずすのみで簡単に行われることとなる。羽根部7の付勢
は、本実施形態のようにリンク部材6の角度に寄るほ
か、ばね等の弾性部材を用いてもよい。付勢することが
必須ではなく、羽根部7に取っ手を設けておき、第二押
圧板をとりはずした後で取っ手を引っ張って羽根部7を
たたみ、巻物支持軸1の径を小さくしてウェブロールを
取り外すようにしてもよい。
【0040】第二押圧板11を所定位置に装着した後、
巻き取りたいウェブの端部を巻物支持軸1の羽根部7の
いずれかにテープ等で接着し、巻取装置12を動作させ
てウェブの巻き取りを行う。ウェブの端部の接着は、巻
き取りの初期時にウェブを巻物支持軸1に保持できるだ
けの接着強度であればよく、ある程度巻き取りが進行し
た後は外れてしまっても構わない。巻き取り完了後、第
二押圧板11をとりはずと、リンク部材6がとりはずさ
れた第二押圧板11の方向(図6における右方向)に移動
し、軸本体5に平行に接近する。従って、巻物支持軸1
が縮径し、ウェブロールを容易に取り外すことができ
る。
巻き取りたいウェブの端部を巻物支持軸1の羽根部7の
いずれかにテープ等で接着し、巻取装置12を動作させ
てウェブの巻き取りを行う。ウェブの端部の接着は、巻
き取りの初期時にウェブを巻物支持軸1に保持できるだ
けの接着強度であればよく、ある程度巻き取りが進行し
た後は外れてしまっても構わない。巻き取り完了後、第
二押圧板11をとりはずと、リンク部材6がとりはずさ
れた第二押圧板11の方向(図6における右方向)に移動
し、軸本体5に平行に接近する。従って、巻物支持軸1
が縮径し、ウェブロールを容易に取り外すことができ
る。
【0041】以上説明したように、本実施形態の巻物支
持軸1によれば、軸本体5にリンク部材6により接近・
遠離可能な羽根部7を備えたので、紙管等の巻芯を用い
ずにウェブの巻取りを行うことができる。従って、ウェ
ブロール使用後の紙管の処分の必要がなく、耳巻ロール
の場合に分別して廃棄する手間や費用がかからない。ま
た、巻き取り動作可能に巻物支持軸1が装着された状態
で、リンク部材6を所定の角度傾くように構成し、羽根
部7を第二押圧板11の方向に付勢したので、巻き取り
完了後第二押圧板11を取り外した時には、何ら力を加
えることなく簡単に巻物支持軸1の縮径が行われ、でき
あがったウェブロールを容易に取り外すことができる。
さらに、巻物支持軸1は従来の巻取装置2に着脱可能で
あるから、新たな設備投資の必要もなく、従来の巻芯を
用いる場合とコアレスのウェブロールを製造する場合を
使用者の必要に応じて使い分けることができる。
持軸1によれば、軸本体5にリンク部材6により接近・
遠離可能な羽根部7を備えたので、紙管等の巻芯を用い
ずにウェブの巻取りを行うことができる。従って、ウェ
ブロール使用後の紙管の処分の必要がなく、耳巻ロール
の場合に分別して廃棄する手間や費用がかからない。ま
た、巻き取り動作可能に巻物支持軸1が装着された状態
で、リンク部材6を所定の角度傾くように構成し、羽根
部7を第二押圧板11の方向に付勢したので、巻き取り
完了後第二押圧板11を取り外した時には、何ら力を加
えることなく簡単に巻物支持軸1の縮径が行われ、でき
あがったウェブロールを容易に取り外すことができる。
さらに、巻物支持軸1は従来の巻取装置2に着脱可能で
あるから、新たな設備投資の必要もなく、従来の巻芯を
用いる場合とコアレスのウェブロールを製造する場合を
使用者の必要に応じて使い分けることができる。
【0042】尚、本発明の巻物支持軸1は、上記実施の
形態に限られるものではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、巻物支持軸1を装着する巻取装置は、回転
軸9により回転駆動するものに限られず、シャフトレス
と呼ばれる回転軸9のないものであってもよい。図8
は、巻物支持軸1を別のタイプの巻取装置12に設置し
た状態の上面図である。この巻取装置12は、回転軸9
のないシャフトレスタイプであり、従来の方法では、紙
管等の巻芯を第一押圧板10と第二押圧板11の側面に
ある嵌合部13に嵌めて装着し、ウェブを巻き取るよう
にしている。
形態に限られるものではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、巻物支持軸1を装着する巻取装置は、回転
軸9により回転駆動するものに限られず、シャフトレス
と呼ばれる回転軸9のないものであってもよい。図8
は、巻物支持軸1を別のタイプの巻取装置12に設置し
た状態の上面図である。この巻取装置12は、回転軸9
のないシャフトレスタイプであり、従来の方法では、紙
管等の巻芯を第一押圧板10と第二押圧板11の側面に
ある嵌合部13に嵌めて装着し、ウェブを巻き取るよう
にしている。
【0043】本実施形態の巻物支持軸1を用いる場合に
は、図8に示すように、巻物支持軸1の一方の側端部の
芯部3の中空をまず第一押圧板10の嵌合部13aに嵌
めて固定し、次に反対側の側端部に第二押圧板11の嵌
合部13bを嵌め、羽根部7を第二押圧板11に当接さ
せる。そして、第二押圧板11を第一押圧板10の方向
に押していき、羽根部7を徐々に軸本体5から遠ざけて
所定の動作位置で固定する。この巻取装置2では、回転
軸9がないので、駆動はゴムロール14によって伝えら
る。第一押圧板10と第二押圧板11はそれぞれアーム
15に取り付けられており、アーム15が揺動してゴム
ロール14に押しつけられ、ゴムロール14の回転が巻
物支持軸1に伝えられる。ウェブはゴムロール14と巻
物支持軸1の間に供給され、ゴムロール14と巻物支持
軸1が摺動しつつ巻き取られる。巻き取りが完了した
ら、第二押圧板11をとりはずす。リンク部材6が、と
りはずされた第二押圧板11の方向(図8における右方
向)に移動し、軸本体5に平行に接近する。従って、巻
物支持軸1が縮径し、ウェブロールを容易に取り外すこ
とができる。
は、図8に示すように、巻物支持軸1の一方の側端部の
芯部3の中空をまず第一押圧板10の嵌合部13aに嵌
めて固定し、次に反対側の側端部に第二押圧板11の嵌
合部13bを嵌め、羽根部7を第二押圧板11に当接さ
せる。そして、第二押圧板11を第一押圧板10の方向
に押していき、羽根部7を徐々に軸本体5から遠ざけて
所定の動作位置で固定する。この巻取装置2では、回転
軸9がないので、駆動はゴムロール14によって伝えら
る。第一押圧板10と第二押圧板11はそれぞれアーム
15に取り付けられており、アーム15が揺動してゴム
ロール14に押しつけられ、ゴムロール14の回転が巻
物支持軸1に伝えられる。ウェブはゴムロール14と巻
物支持軸1の間に供給され、ゴムロール14と巻物支持
軸1が摺動しつつ巻き取られる。巻き取りが完了した
ら、第二押圧板11をとりはずす。リンク部材6が、と
りはずされた第二押圧板11の方向(図8における右方
向)に移動し、軸本体5に平行に接近する。従って、巻
物支持軸1が縮径し、ウェブロールを容易に取り外すこ
とができる。
【0044】さらに、巻物支持軸1を巻出装置に装着し
て使用することもできる。巻出装置に装着する場合に
も、図7に示すような巻取装置2と同様の方法で装着で
きる。巻出装置の場合には、巻物支持軸1の装着後、第
二押圧板11を装着する前に、巻物支持軸1が縮径して
いる状態でウェブロールを巻物支持軸1に装着する。こ
こで装着するウェブロールは、本発明の巻物支持軸1を
用いて製造したような紙管等の巻芯のないものでもよい
し、従来の紙管等の巻芯のあるものでもよい。いずれに
しても、巻物支持軸1が縮径しているので、ウェブロー
ルの装着を容易に行うことができる。そして、第二押圧
板11を動作位置まで装着すると、図5に示すように、
羽根部7の側面が第一押圧板10に当接して巻物支持軸
1が拡径し、ウェブロールはしっかりと巻物支持軸1に
固定され、巻き出しが行える状態となる。そして、巻き
出しが完了すると、第二押圧板11を取り外し、巻物支
持軸1を縮径して次のウェブロールをすぐに装着するこ
とができる。
て使用することもできる。巻出装置に装着する場合に
も、図7に示すような巻取装置2と同様の方法で装着で
きる。巻出装置の場合には、巻物支持軸1の装着後、第
二押圧板11を装着する前に、巻物支持軸1が縮径して
いる状態でウェブロールを巻物支持軸1に装着する。こ
こで装着するウェブロールは、本発明の巻物支持軸1を
用いて製造したような紙管等の巻芯のないものでもよい
し、従来の紙管等の巻芯のあるものでもよい。いずれに
しても、巻物支持軸1が縮径しているので、ウェブロー
ルの装着を容易に行うことができる。そして、第二押圧
板11を動作位置まで装着すると、図5に示すように、
羽根部7の側面が第一押圧板10に当接して巻物支持軸
1が拡径し、ウェブロールはしっかりと巻物支持軸1に
固定され、巻き出しが行える状態となる。そして、巻き
出しが完了すると、第二押圧板11を取り外し、巻物支
持軸1を縮径して次のウェブロールをすぐに装着するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
に記載の巻物支持軸によれば、従来用いていた紙管等の
巻芯に替えて本発明の巻物支持軸を巻取装置に装着して
巻取を行うので、紙管のないウェブロールを提供するこ
とができ、使用済みウェブロールから発生する紙管の処
分や耳巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省
くことができる。さらに、着脱式の巻物支持軸として構
成したので、従来の巻取装置に後から装着することがで
き、新たに巻取装置を購入したり巻取装置の回転軸を取
り替えたりする必要がない。使用者は、紙管を使用した
ロールと使用しないロールを所望により切換えて製造す
ることができる。
に記載の巻物支持軸によれば、従来用いていた紙管等の
巻芯に替えて本発明の巻物支持軸を巻取装置に装着して
巻取を行うので、紙管のないウェブロールを提供するこ
とができ、使用済みウェブロールから発生する紙管の処
分や耳巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と費用を省
くことができる。さらに、着脱式の巻物支持軸として構
成したので、従来の巻取装置に後から装着することがで
き、新たに巻取装置を購入したり巻取装置の回転軸を取
り替えたりする必要がない。使用者は、紙管を使用した
ロールと使用しないロールを所望により切換えて製造す
ることができる。
【0046】また、紙管のないウェブロールを二次加工
するために巻出装置により巻き出したい場合には、従来
の巻出装置に本発明の巻物支持軸を装着させ、紙管のな
いウェブロールを巻物支持軸に嵌め込んでセットすれ
ば、巻き出し終了後に使用済み紙管が残らず、処分の手
間と費用を省くことができる。
するために巻出装置により巻き出したい場合には、従来
の巻出装置に本発明の巻物支持軸を装着させ、紙管のな
いウェブロールを巻物支持軸に嵌め込んでセットすれ
ば、巻き出し終了後に使用済み紙管が残らず、処分の手
間と費用を省くことができる。
【0047】請求項2に記載の巻物支持軸によれば、請
求項1に記載の巻物支持軸の効果に加え、羽根部の長手
方向に直行する断面がL字型に形成されており、このL
字内部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状
になっている。従って、ウェブの巻き取りの際に接続部
分がウェブに引っかかって巻取装置や巻出装置の動作を
害することが防止できる。
求項1に記載の巻物支持軸の効果に加え、羽根部の長手
方向に直行する断面がL字型に形成されており、このL
字内部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状
になっている。従って、ウェブの巻き取りの際に接続部
分がウェブに引っかかって巻取装置や巻出装置の動作を
害することが防止できる。
【0048】請求項3に記載の巻物支持軸によれば、請
求項1又は2に記載の巻物支持軸の効果に加え、羽根部
がリンク部材により第二の押圧板の方向に付勢されてお
り、巻き取りや巻き出しが完了して第二の押圧板をねじ
をゆるめて回転軸から取り外すと、そのまま第二の押圧
板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力を掛
けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸の長
手方向に直行する方向の直径が縮むので、巻き取ったウ
ェブロールの取り出しや、次に巻出すウェブロールの装
着を容易に行うことができる。
求項1又は2に記載の巻物支持軸の効果に加え、羽根部
がリンク部材により第二の押圧板の方向に付勢されてお
り、巻き取りや巻き出しが完了して第二の押圧板をねじ
をゆるめて回転軸から取り外すと、そのまま第二の押圧
板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込み、羽根部に力を掛
けて引っ張るなどの動作をしなくても、巻物支持軸の長
手方向に直行する方向の直径が縮むので、巻き取ったウ
ェブロールの取り出しや、次に巻出すウェブロールの装
着を容易に行うことができる。
【0049】請求項4に記載の巻取装置によれば、従来
巻芯として用いていた紙管を装着することなく巻物支持
軸に直接巻取を行うので、紙管のないウェブロールを提
供することができ、使用済みウェブロールから発生する
紙管の処分や耳巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と
費用を省くことができる。
巻芯として用いていた紙管を装着することなく巻物支持
軸に直接巻取を行うので、紙管のないウェブロールを提
供することができ、使用済みウェブロールから発生する
紙管の処分や耳巻ロールの廃棄処分の際の分別の手間と
費用を省くことができる。
【0050】請求項5に記載の巻取装置によれば、請求
項4に記載の巻取装置の効果に加え、羽根部の長手方向
に直行する断面がL字型に形成されており、このL字内
部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状にな
っている。従って、ウェブの巻き取りの際に接続部分が
ウェブに引っかかって巻取装置の動作を害することが防
止できる。
項4に記載の巻取装置の効果に加え、羽根部の長手方向
に直行する断面がL字型に形成されており、このL字内
部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状にな
っている。従って、ウェブの巻き取りの際に接続部分が
ウェブに引っかかって巻取装置の動作を害することが防
止できる。
【0051】請求項6に記載の巻取装置によれば、請求
項4又は5に記載の巻取装置の効果に加え、第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、そ
のまま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込
み、羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくて
も、巻物支持軸の長手方向に直行する方向の直径が縮ん
でウェブロールの取り出しを容易に行うことができる。
項4又は5に記載の巻取装置の効果に加え、第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、そ
のまま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込
み、羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくて
も、巻物支持軸の長手方向に直行する方向の直径が縮ん
でウェブロールの取り出しを容易に行うことができる。
【0052】請求項7に記載の巻出装置によれば、巻物
支持軸の直径が伸縮するので、従来のような紙管等の巻
芯を用いたウェブロールであっても、紙管等の巻芯のな
いウェブロールであっても、ウェブロールの装着を容易
に行って巻き出しを行うことができる。
支持軸の直径が伸縮するので、従来のような紙管等の巻
芯を用いたウェブロールであっても、紙管等の巻芯のな
いウェブロールであっても、ウェブロールの装着を容易
に行って巻き出しを行うことができる。
【0053】請求項8に記載の巻出装置によれば、請求
項7に記載の巻取装置の効果に加え、羽根部の長手方向
に直行する断面がL字型に形成されており、このL字内
部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状にな
っている。従って、ウェブの巻き出しの際に接続部分が
ウェブに引っかかって巻出装置の動作を害することが防
止できる。
項7に記載の巻取装置の効果に加え、羽根部の長手方向
に直行する断面がL字型に形成されており、このL字内
部にリンク部材と羽根部の接続部分が覆われる形状にな
っている。従って、ウェブの巻き出しの際に接続部分が
ウェブに引っかかって巻出装置の動作を害することが防
止できる。
【0054】請求項9に記載の巻出装置によれば、請求
項7又は8に記載の巻取装置の効果に加え、第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、そ
のまま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込
み、羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくて
も、巻物支持軸の長手方向に直行する方向の直径が縮ん
で次に巻き出しを行いたいウェブロールの装着を容易に
行うことができる。
項7又は8に記載の巻取装置の効果に加え、第二の押圧
板を所定の動作位置までねじ込むと、羽根部が軸本体か
ら所定距離離れた状態で固定される。この時、リンク部
材は、軸本体にまったく垂直になるのではなく、垂直方
向から第二の押圧板の方向に所定の傾きを有する状態を
保っている。従って、羽根部はリンク部材により第二の
押圧板の方向に付勢されており、巻取が完了して第二の
押圧板をねじをゆるめて巻物支持軸から取り外すと、そ
のまま第二の押圧板の方向に羽根部が軸本体に倒れ込
み、羽根部に力を掛けて引っ張るなどの動作をしなくて
も、巻物支持軸の長手方向に直行する方向の直径が縮ん
で次に巻き出しを行いたいウェブロールの装着を容易に
行うことができる。
【図1】本実施形態の巻物支持軸の羽根部が開いた状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本実施形態の巻物支持軸の羽根部が閉じた状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】羽根部が開いた状態の巻物支持軸の長手方向に
直交する方向の断面図である。
直交する方向の断面図である。
【図4】羽根部が閉じた状態の巻物支持軸の長手方向に
直交する方向の断面図である。
直交する方向の断面図である。
【図5】本実施形態の巻物支持軸を巻取装置に設置した
状態の平面図である。
状態の平面図である。
【図6】第二押圧板を取り外した状態の平面図である。
【図7】巻物支持軸を巻取装置に着脱する状態を説明す
る平面図である。
る平面図である。
【図8】本実施形態の巻物支持軸を別のタイプの巻取装
置に設置した状態の上面図である。
置に設置した状態の上面図である。
1 巻物支持軸
2 巻取装置
3 芯部
4 突起
5 軸本体
6 リンク部材
7 羽根部
8 リベット
9 回転軸
10 第一押圧板
11 第二押圧板
12 巻取装置
13 嵌合部
14 ゴムロール
15 アーム
Claims (9)
- 【請求項1】 連続して供給されるウェブを回転駆動し
ながら巻取る巻取装置又はウェブロールを回転駆動しな
がら巻出す巻出装置に用いる巻物支持軸において、 前記巻取装置又は前記巻出装置の本体側端部に設けられ
た第一の押圧板とその反対側端部に設けられた第二の押
圧板との間に着脱可能に配置される軸本体と、 その軸本体に接近・遠離可能にリンク部材により連結さ
れた複数の羽根部とを備え、 前記羽根部は、前記軸本体の長手方向と平行に長手方向
を有するとともに、前記第一の押圧板と前記第二の押圧
板の両方が装着されている時に長手方向の両側端部が両
押圧板に当接し、 前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着され
ている時に前記軸本体から遠ざかり、前記第二の押圧板
が取り外されたときに前記軸本体に近づくことを特徴と
する巻物支持軸。 - 【請求項2】 前記羽根部は、長手方向に直交する断面
がL字型に形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の巻物支持軸。 - 【請求項3】 前記リンク部材は、前記第一の押圧板と
前記第二の押圧板の両方が装着されている時に、前記軸
本体の垂直方向から前記第二の押圧板の方向に所定の傾
きを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の巻
物支持軸。 - 【請求項4】 連続して供給されるウェブを回転駆動し
ながら巻き取る巻取装置において、 ウェブを巻き取るための巻物支持軸と、 前記巻物支持軸の装置本体側端部に設けられた第一の押
圧板と、 前記巻物支持軸の前記第一の押圧板と反対側の端部に設
けられた第二の押圧板と、 前記巻物支持軸に接近・遠離可能にリンク部材により連
結された複数の羽根部とを備え、 前記羽根部は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に長手
方向を有するとともに、前記第一の押圧板と前記第二の
押圧板の両方が装着されている時に長手方向の両側端部
が両押圧板に当接し、 前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着され
ている時に前記巻物支持軸から遠ざかり、前記第二の押
圧板が取り外されたときに前記巻物支持軸に近づくこと
を特徴とする巻取装置。 - 【請求項5】 前記羽根部は、長手方向に直交する断面
がL字型に形成されていることを特徴とする請求項4に
記載の巻取装置。 - 【請求項6】 前記リンク部材は、前記第一の押圧板と
前記第二の押圧板の両方が装着されている時に、前記巻
物支持軸の垂直方向から前記第二の押圧板の方向に所定
の傾きを有することを特徴とする請求項4又は5に記載
の巻取装置。 - 【請求項7】 ウェブロールを回転駆動しながら巻き出
す巻出装置において、 ウェブを巻出すための巻物支持軸と、 前記巻物支持軸の装置本体側端部に設けられた第一の押
圧板と、 前記巻物支持軸の前記第一の押圧板と反対側の端部に設
けられた第二の押圧板と、 前記巻物支持軸に接近・遠離可能にリンク部材により連
結された複数の羽根部とを備え、 前記羽根部は、前記巻物支持軸の長手方向と平行に長手
方向を有するとともに、前記第一の押圧板と前記第二の
押圧板の両方が装着されている時に長手方向の両側端部
が両押圧板に当接し、 前記第一の押圧板と前記第二の押圧板の両方が装着され
ている時に前記巻物支持軸から遠ざかり、前記第二の押
圧板が取り外されたときに前記巻物支持軸に近づくこと
を特徴とする巻出装置。 - 【請求項8】 前記羽根部は、長手方向に直交する断面
がL字型に形成されていることを特徴とする請求項7に
記載の巻出装置。 - 【請求項9】 前記リンク部材は、前記第一の押圧板と
前記第二の押圧板の両方が装着されている時に、前記巻
物支持軸の垂直方向から前記第二の押圧板の方向に所定
の傾きを有することを特徴とする請求項7又は8に記載
の巻出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130874A JP2003321151A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 巻物支持軸、巻取装置および巻出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130874A JP2003321151A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 巻物支持軸、巻取装置および巻出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321151A true JP2003321151A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002130874A Pending JP2003321151A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 巻物支持軸、巻取装置および巻出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003321151A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-05-02 JP JP2002130874A patent/JP2003321151A/ja active Pending
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