JPH06162250A - 帳票読取装置 - Google Patents

帳票読取装置

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JPH06162250A
JPH06162250A JP4318563A JP31856392A JPH06162250A JP H06162250 A JPH06162250 A JP H06162250A JP 4318563 A JP4318563 A JP 4318563A JP 31856392 A JP31856392 A JP 31856392A JP H06162250 A JPH06162250 A JP H06162250A
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JP
Japan
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image data
delimiter
frame
character
unit
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JP4318563A
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English (en)
Inventor
Junichi Ota
田 準 一 太
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帳票に記入する数値の桁数や文字数の変更を
容易にする。 【構成】 帳票上の文字の区切り位置の指定を検出する
区切り検出部を設ける。罫線近傍に設けた三角マ−クの
塗りつぶしの有無によって区切りを検出する。罫線近傍
に記入する区切り線を検出する。区切り線には、文字と
同一色又は他の色を使用する。文字と区切り線を同一色
にする場合、文字枠内に入った区切り線を除去してから
文字を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の帳票上に記入さ
れた数値等の文字を自動的に読み取る帳票読取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば大量の数値情報等をコンピュ−タ
に入力する分野においては、従来より、帳票読取装置を
利用して、帳票上に記入された情報を自動的に読取り、
その情報をコンピュ−タに自動入力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の、帳票読取装置
に使用する帳票は、例えば図28に示すように、記入す
る数値の桁数及び、文字数が予め定められ固定されてい
る。しかし、例えば記入すべき桁数に比べて実際の数値
が小さい場合には、常に余分な文字までも帳票に記入し
なければならないので、記入作業の効率が悪い。また、
帳票に記入する桁数よりも大きな数値を入力したい場合
もあるので、帳票に記入する数値の桁数等を変更する必
要が度々生じるのは避けられない。しかしながら、従来
の帳票読取装置においては、帳票に記入する数値の桁数
等を変更するには、帳票のみならず、帳票読取装置自体
のソフトウエアまたはハードウエアも変更しなければな
らなかった。
【0004】従って本発明は、帳票に記入する数値の桁
数等の変更を容易にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の帳票読取装置は、帳票原稿を光学的に
読み取り、それを光電変換して2値の画像データを得る
原稿読み取り手段(100);該原稿読み取り手段によ
り得られた2値の画像データを保持する記憶手段(33
0);該記憶手段中の画像デ−タから帳票枠を認識する
枠認識手段(3501);帳票枠内部、あるいはその周
辺に設けられる文字列の区切りマークの塗りつぶしの有
無を前記記憶手段中の画像デ−タから検出する区切り検
出手段(3502);及び帳票枠内の文字を認識する文
字認識手段(3503);を備える。
【0006】また第2の発明の帳票読取装置は、帳票原
稿を光学的に読み取り、それを光電変換して白又は黒、
色とそれ以外の第2色の少なくとも2色の2値画像デー
タを得る原稿読み取り手段(100);原稿読み取り手
段により得られた2値の白又は黒色の画像データを保持
する第1の記憶手段(330);原稿読み取り手段によ
り得られた2値の第2色の画像データを保持する第2の
記憶手段(340);第1の記憶手段中の画像デ−タか
ら帳票枠を認識する枠認識手段(3501);帳票中に
第2色によって記入される文字列の区切りを、第2の記
憶手段中の画像デ−タから検出する区切り検出手段(3
504);及び帳票枠内の文字を認識する文字認識手段
(3503);を備える。
【0007】また第3の発明の帳票読取装置は、帳票原
稿を光学的に読み取り、それを光電変換して2値の画像
データを得る原稿読み取り手段(100);原稿読み取
り手段により得られた2値の画像データを保持する記憶
手段(330);記憶手段中の画像デ−タから帳票枠を
認識する枠認識手段(3501);帳票中に手書きで記
入される文字列の区切り線を、記憶手段中の画像から検
出する区切り検出手段(3505);及び帳票枠内の文
字を認識する文字認識手段(3503);を備える。
【0008】また第4の発明の帳票読取装置は、第3の
発明において、帳票中に手書きで記入される文字列の区
切り線を、前記区切り検出手段(3505)で検出した
後に、前記記憶手段から除去する区切り線除去手段(3
506)を有し、区切り線除去後に文字認識手段(35
03)により文字認識を行う。
【0009】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0010】
【作用】本発明によれば、帳票読取装置が帳票中の各々
の文字列の区切り位置を認識することができる。従っ
て、帳票中の文字列の区切り位置を指定することによっ
て、記入する数値の桁数や文字数を簡単に変更すること
ができ、帳票読取装置自体のソフトウェア及びハ−ドウ
ェアの変更は必要としない。
【0011】第1の発明では、帳票の所定の位置に設け
られた区切り指定欄の塗りつぶし位置が、区切り検出手
段によって検出され、それによって文字列が区分される
ので、記入する数値の桁数や文字数は任意に変更しう
る。
【0012】第2の発明では、帳票中の区切り位置に文
字色以外の所定色で記入される区切り線を、区切り検出
手段が検出し、その位置で文字列が区分されるので、記
入する数値の桁数や文字数は任意に変更しうる。
【0013】第3の発明では、帳票中の区切り位置に記
入される、文字と同色の区切り線が区切り検出手段によ
って検出され、その位置で文字列が区分されるので、記
入する数値の桁数や文字数は任意に変更しうる。
【0014】また第4の発明では、帳票中に記入された
区切り線が所定範囲からはみ出して、文字記入枠に入っ
てしまった場合でも、区切り線除去手段が区切り線を除
去してから文字を認識するので、区切り線が文字認識に
悪影響を及ぼす恐れがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明の帳票読取装置を備えるデジタル複写機の
機構部の構成を図1に示す。図1を参照すると、このデ
ジタル複写機は、大きく分けて上部のイメージスキャナ
100とその下に配置されたレーザプリンタ200で構
成されている。
【0016】イメージスキャナ100の最上位部に、原
稿を載置するコンタクトガラスが配置されており、その
下方に光学走査系が設けられている。原稿は光学走査系
の露光ランプ1によって露光され、その反射光、つまり
画像光が光学走査系に備わった各種ミラー及びレンズ2
を通って受光部3に結像される。この受光部3には後述
する一次元CCDイメージセンサが設けられている。光
学走査系は、機械的な駆動系によって図面の左右方向に
駆動されるので、原稿面の各部の露光によって得られる
画像光が順次に、つまり1ライン毎にイメージセンサに
読み取られる。イメージセンサによって読み取られた画
像情報は、後述する処理によって出力画像に変換され、
レーザプリンタ200の書き込み装置4から出力される
レーザ光を変調する。画像情報によって変調されるレー
ザ光は、書き込み用の光学系を通って、感光体ドラム5
の表面に結像される。感光体ドラム5の表面は、予めメ
インチャージャ6によって全面が均一に所定の高電位に
帯電しており、画像光の照射を受けると、光強度に応じ
て電位が変化し、画像に対応する電位分布、つまり静電
潜像が形成される。
【0017】感光体ドラム5に形成された静電潜像は、
それが現像ユニット7を通過するときにトナーの吸着に
よって可視化され、トナー像を形成する。
【0018】一方、給紙カセット12又は13のうち選
択されたものから記録紙が繰り出され、その記録紙は感
光体ドラム5上のトナー像の形成タイミングに同期して
感光体ドラム5の表面に重なるように送り込まれる。続
いて、転写チャージャの付勢により、感光体ドラム5上
のトナー像は記録紙に転写される。更に、分離チャージ
ャ9の付勢によって、トナー像が転写された記録紙は感
光体ドラム5から分離して定着ユニット14によって記
録紙に定着され、その後、記録紙は複写機の外に排出さ
れる。
【0019】画像の転写及び記録紙の分離が終了した
後、感光体ドラム5の表面は、クリーニングユニット1
0によってクリーニングされ、次回の画像形成に備え
る。
【0020】第2図に第1図のデジタル複写機の電装部
の構成を示す。第2図を参照して説明する。イメージス
キャナ100においては、受光した原稿画像光をカラー
CCDイメージセンサ110によって、R(レッド),
G(グリ−ン)及びB(ブル−)に色分解し、各色毎に
ビットマップ形式の画像信号を生成する。生成される画
像信号は、A/D変換器120によってデジタル信号に
変換された後、シェーディング補正ユニット130によ
って濃度レベルのばらつきに関する補正を受ける。更
に、この信号は色によって2組に分離され、黒色の2値
画像デ−タ(白/黒)はメモリユニット330に、赤色
の2値画像デ−タ(白/赤)はメモリユニット340に
それぞれ記憶される。帳票認識ユニット350は、後述
するように、メモリユニット330、340上の入力画
像情報を処理する。
【0021】メモリユニット330上の出力画像情報
は、各画素の白/黒に対応する二値情報の形でレーザプ
リンタ200に印加され、バッファ220を通り、LD
ドライバ230を通ってレーザダイオード240に付勢
信号として印加される。従って、出力画像情報に応じて
変調されたレーザ光をレーザダイオード240が出力す
る。このレーザ光が書き込み装置4から出力され、書き
込み用の光学走査系を介して感光体ドラム5の表面に照
射される。
【0022】オペレータからの指示は、この複写機の上
面に配置された操作ボード310からのキー入力によっ
て実施される。メイン制御ユニット320は、操作ボー
ド310上の各種表示を制御するとともに、操作ボード
310からのキー入力を読み取って、読み取りの開始、
出力の開始などを各部に指示する。また、後述するよう
に、帳票認識ユニットからの認識結果を入力して、表示
装置360にその結果を表示したり、出力画像情報に変
換してメモリ330に出力したり、フロッピーディスク
370に書き込んだりする。
【0023】第1図の複写機の帳票認識ユニット350
の構成の詳細を第3図に、その処理フローを第4図にそ
れぞれ示す。この例では、第5図に示すような帳票を利
用する。この帳票に数値を書き込んだ原稿の画像を、ス
キャナ100によって読み取り、白/黒の画像データが
メモリユニット330に格納された後、帳票認識ユニッ
ト350はメモリユニット330中の画像デ−タを調
べ、まず枠認識部3501にて後述するように帳票枠の
位置を認識する。次に区切り認識部3502は、帳票枠
の位置からの相対位置に基づいて、区切りマークの候補
位置を第6図の点線枠のように定める。そして、各々の
候補位置の枠内に含まれる黒画素の数をカウントする。
その黒画素数がしきい値より多い場合、そこを区切り位
置と判定する。つまり、塗りつぶされた三角マ−クが、
区切り位置を指定するマークになる。第7図にマーク画
像とその画素数カウント結果の例を示す。文字認識部3
503は、各帳票枠内の位置の画像デ−タから各文字を
認識し、区切り位置の情報を基に、文字列を分離して、
各々の文字列の認識結果を、独立した数値データとして
メイン制御ユニットに転送する。
【0024】例えば、文字枠内に「98765432
1」と連続する数字が並んでいる場合に、「6」と
「5」の間の三角マ−クのみが塗りつぶされていれば、
この数字列は、「9876」と「54321」の2つの
数値として認識される。つまりこの実施例では、帳票上
に予め設けられた区切りマ−ク指定欄の塗りつぶされた
三角マ−クの位置を変更することによって、複数の数値
の各々の桁数や文字数を変更することができる。
【0025】なお、文字認識部3503における基本的
な文字認識の方法としては従来より公知のアルゴリズム
を採用している。
【0026】次に枠認識部3501の処理について説明
する。あらかじめ定められた書式の帳票は、画像中の枠
位置と枠内の罫線の位置が決まっているので、セットず
れやスキューの変動のみを考慮すればよい。
【0027】まず図24に示すように、画像の左上から
枠のオフセットを考慮して枠の最上部の横線を図の点線
枠の範囲で走査し、最上部の横線に相当する横方向の黒
ラン(黒画素の連なり)を探す。図の両端を白丸ではさ
まれた太い線の部分が抽出した最上部の横線を示してい
る。
【0028】次に図25に示すように、検出した左上端
部から下方向に連続する黒ランを探す。これが枠線の左
側の外枠に相当する。
【0029】その次に図26に示すように、横方向の罫
線を最上部の横線からの相対位置で推測し、前記と同様
に求め、最後に図27に示すように、縦方向の罫線位置
を同様にして求める。
【0030】枠線及び罫線の情報は、その端点の座標と
して保存し、区切り位置の検出位置及び文字認識の為の
文字画像の切出し位置の情報として使用する。
【0031】次に本発明の第二実施例を説明する。この
実施例の装置の機構部及び電装部の大部分の構成は前記
実施例と同一であり、帳票認識ユニット350の内部構
成のみが図8のように変更されている。なお、前記実施
例と同一の構成要素には同一の符号を付して示してあ
る。この実施例の区切り検出部3504の処理フローを
図9に示す。
【0032】この実施例では、図10に示すような帳票
を利用し、記入する数値の区切り位置を示す区切り線
を、手書きにより赤色の線で書き込んで使用する。数値
とそれの区切り線を書き込んだ帳票、即ち原稿の画像を
スキャナ100で読み取る。原稿画像のうち、図11に
示すような黒色成分の二値デ−タ(白/黒)はメモリユ
ニット330に、図12に実線で示すような赤色成分の
二値デ−タ(白/赤)はメモリユニット340にそれぞ
れ格納される。
【0033】帳票認識ユニット350は、メモリユニッ
ト330中の黒色画像を調べ、まず枠認識部3501に
て前述のように帳票枠の位置を認識する。次に区切り認
識部3504は、メモリユニット340中の赤色画像の
繋がりを調べ、その繋がりの長さがしきい値以上で、し
かも帳票認識ユニットで認識した罫線のうちのもっとも
近いものからの距離がしきい値以内である場合、その線
を区切り線とみなし、その位置を記憶する。第13図に
線の長さと距離の判定例を示す。文字認識部3503
は、各帳票枠内の画像デ−タから文字を認識し、区切り
線の位置情報を基に文字列を分離した数値として認識
し、その結果をメイン制御ユニットに転送する。
【0034】つまりこの実施例では、帳票中に記入する
数値等の色(黒色)と異なる第2色(赤色)を利用し
て、帳票中に簡単な区切り線を書込むだけで、各文字列
の区切り位置を指定することができるので、書込む区切
り線の位置の変更のみで、複数の数値の各々の桁数や文
字数を簡単に変更することができる。
【0035】次に第三の実施例を説明する。この実施例
の装置の機構部及び電装部の大部分の構成は前記実施例
と同一であり、帳票認識ユニット350の内部構成のみ
が図14のように変更されている。なお、前記実施例と
同一の構成要素には同一の符号を付して示してある。こ
の実施例の区切り検出部3504の処理フローを図15
に示す。
【0036】この実施例では、図10に示すような帳票
を利用し、記入する数値の区切り位置を示す区切り線
を、手書きにより記入して使用する。区切り線は文字と
同一の色で記入する。数値とそれの区切り線を書き込ん
だ帳票、即ち原稿の画像をスキャナ100で読み取る。
読取った2値画像データ(白/黒)は、例えば図16に
示すような形でメモリユニット330に格納される。
【0037】帳票認識ユニット350はメモリユニット
330中の黒画像を調べ、まず枠認識部3501にて前
述のように帳票枠の位置を認識する。次に区切り認識部
3505は、帳票枠の位置からの相対位置で、区切り線
の存在する可能性のある候補位置を定め、例えば図17
に点線で示す枠のような観測枠を設定する。この観測枠
は、例えば各々の縦罫線の近傍に設定される。区切り認
識部3505は、メモリユニット330中の各観測枠内
の黒画像数をカウントし、その数がしきい値以上である
場合、その線を区切り線とみなし、その位置を記憶す
る。文字認識部3503は、各帳票枠内の画像デ−タか
ら各文字を認識し、区切り線の位置情報を基に文字列を
分離して各文字列の数値を認識結果としてメイン制御ユ
ニットに転送する。
【0038】つまりこの実施例では、帳票中に簡単な区
切り線を書込むだけで、各文字列の区切り位置を指定す
ることができるので、書込む区切り線の位置の変更のみ
で、複数の数値の各々の桁数や文字数を簡単に変更する
ことができる。しかも、帳票中に記入する数値等の色
(黒色)と同一の色を利用して、区切り線を書込むこと
ができる。
【0039】しかしながら、上記第3実施例において
は、記入した区切り線が、所定範囲をはみ出し、例えば
図20に示すように区切り線が文字記入枠内に入ってし
まう場合がある。このような場合、区切り線と文字とが
同一色であるため、文字パタ−ンのデ−タに区切り線の
ノイズデ−タが重なって、文字認識部に入力される。従
って、区切り線が文字認識に悪影響を及ぼす可能性が高
い。
【0040】この点を改善した第4実施例を次に説明す
る。この実施例の装置の機構部及び電装部の大部分の構
成は前記実施例と同一であり、帳票認識ユニット350
の内部構成のみが図18のように変更されている。な
お、前記実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し
て示してある。
【0041】即ち、この実施例では、図18に示すよう
に区切り検出部3505のあとに区切り線除去部350
6を設け、余分な区切り線を除去することによって認識
性能の低下を防止している。区切り線除去部3506の
処理フローを図19に示す。区切り線除去部3506に
おいては、まず、図22に示すように、各縦罫線の近傍
に設定される各々の観測枠の外側に、2文字分の文字切
出しサイズの大きさの第2の観測枠を設け、(第1の)
観測枠と罫線及び区切り線の交差する部分(交点)を求
める。そして各々の交点から第2の観測枠内にある罫線
及び区切り線を除去する。つまり、図22の2つの白丸
の間の太い線の部分を除去する。これにより、はみ出し
た区切り線が文字記入枠に入った場合でも、文字記入枠
中の区切り線が除去されるので、例えば図23に示すよ
うに文字記入枠中の文字画像だけを抽出して文字認識す
ることができる。従って、文字認識性能の低下が避けら
れる。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、区切り位
置の指定を変更することにより、数値の桁数の変更や文
字数の変更を容易に実施することができる。また各々の
発明においては、それぞれ次の効果が得られる。
【0043】請求項1:あらかじめ設定された区切りマ
ークを塗りつぶすことにより、区切り位置を指定するの
で、簡単な構成で、しかも高速に、区切り位置の判定が
出来る。
【0044】請求項2:文字記入を黒で、区切り位置を
赤線で指定することにより、文字と区切り線を分離した
情報が得られるので、正確な区切り位置の判定が出来
る。マーク方式に比べて指定方法が直感的でわかりやす
いといった長所もある。
【0045】請求項3:文字記入と区切り線をともに黒
で記入できるので、ユーザインターフェースが向上す
る。
【0046】請求項4:第3の発明では文字記入と同じ
色で区切り線を記入するため、文字記入枠に区切り線が
はみ出した場合、文字認識の性能低下を引き起こす可能
性があるが、はみ出し部分を文字認識の前に除去するこ
とにより、それを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の帳票認識装置を搭載したデジタル複
写機の機構部を示す正面図である。
【図2】 図1のデジタル複写機の電装部を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図2の帳票認識ユニット350を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図3の区切り検出部の処理を示すフロ−チャ
−トである。
【図5】 実施例で使用する帳票の一例を示す平面図で
ある。
【図6】 実施例の読取画像デ−タの一部分の2次元配
列を示すマップである。
【図7】 実施例の読取画像デ−タの一部分と縦方向黒
画素数との位置関係を示すマップである。
【図8】 第二実施例の帳票認識ユニット350を示す
ブロック図である。
【図9】 図8の区切り検出部の処理を示すフロ−チャ
−トである。
【図10】 第二実施例で使用する帳票の一例を示す平
面図である。
【図11】 第二実施例の黒色の読取画像デ−タの一部
分の2次元配列を示すマップである。
【図12】 第二実施例の赤色の読取画像デ−タの一部
分の2次元配列を示すマップである。
【図13】 第二実施例の区切り線と罫線の位置関係を
示すマップである。
【図14】 第三実施例の帳票認識ユニットを示すブロ
ック図である。
【図15】 図14の区切り検出部の処理を示すフロ−
チャ−トである。
【図16】 第三実施例の読取画像デ−タの一部分の2
次元配列を示すマップである。
【図17】 図16の一部分を拡大して示すマップであ
る。
【図18】 第四実施例の帳票認識ユニットを示すブロ
ック図である。
【図19】 図18の区切り線除去部の処理を示すフロ
−チャ−トである。
【図20】 第四実施例の読取画像デ−タの一部分の2
次元配列を示すマップである。
【図21】 第四実施例の読取画像デ−タの一部分の2
次元配列を示すマップである。
【図22】 第四実施例の読取画像デ−タの一部分の2
次元配列を示すマップである。
【図23】 区切り線除去後の読取画像デ−タの一部分
の2次元配列を示すマップである。
【図24】 読取画像デ−タの一部分の2次元配列を示
すマップである。
【図25】 読取画像デ−タの一部分の2次元配列を示
すマップである。
【図26】 読取画像デ−タの一部分の2次元配列を示
すマップである。
【図27】 読取画像デ−タの一部分の2次元配列を示
すマップである。
【図28】 従来の帳票の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:露光ランプ 2:レンズ 3:受光部 4:書き込み装置 5:感光体ドラム 6:メインチャー
ジャ 7:現像ユニット 100:イメージスキャナ 200:レーザプ
リンタ 310:操作ボード 320:メイン制
御ユニット 330:メモリユニット 340:メモリユ
ニット(赤画像) 350:帳票認識ユニット 360:表示装置 370:フロッピーディスクユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票原稿を光学的に読み取り、それを光
    電変換して2値の画像データを得る原稿読み取り手段;
    該原稿読み取り手段により得られた2値の画像データを
    保持する記憶手段;該記憶手段中の画像デ−タから帳票
    枠を認識する枠認識手段;帳票枠内部、あるいはその周
    辺に設けられる文字列の区切りマークの塗りつぶしの有
    無を前記記憶手段中の画像デ−タから検出する区切り検
    出手段;及び帳票枠内の文字を認識する文字認識手段;
    を備える帳票読取装置。
  2. 【請求項2】 帳票原稿を光学的に読み取り、それを光
    電変換して白又は黒、色とそれ以外の第2色の少なくと
    も2色の2値画像データを得る原稿読み取り手段;原稿
    読み取り手段により得られた2値の白又は黒色の画像デ
    ータを保持する第1の記憶手段;原稿読み取り手段によ
    り得られた2値の第2色の画像データを保持する第2の
    記憶手段;第1の記憶手段中の画像デ−タから帳票枠を
    認識する枠認識手段;帳票中に第2色によって記入され
    る文字列の区切りを、第2の記憶手段中の画像デ−タか
    ら検出する区切り検出手段;及び帳票枠内の文字を認識
    する文字認識手段;を備える帳票読取装置。
  3. 【請求項3】 帳票原稿を光学的に読み取り、それを光
    電変換して2値の画像データを得る原稿読み取り手段;
    原稿読み取り手段により得られた2値の画像データを保
    持する記憶手段;記憶手段中の画像デ−タから帳票枠を
    認識する枠認識手段;帳票中に手書きで記入される文字
    列の区切り線を、記憶手段中の画像から検出する区切り
    検出手段;及び帳票枠内の文字を認識する文字認識手
    段;を備える帳票読取装置。
  4. 【請求項4】 帳票中に手書きで記入される文字列の区
    切り線を、前記区切り検出手段で検出した後に、前記記
    憶手段から除去する区切り線除去手段を有し、区切り線
    除去後に文字認識手段により文字認識を行うことを特徴
    とする前記請求項3記載の帳票読取装置。
JP4318563A 1992-11-27 1992-11-27 帳票読取装置 Pending JPH06162250A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044720A1 (ja) * 2007-10-02 2009-04-09 B-Core Inc. 光学式認識コード読み取り方法及び装置並びにプログラム並びに光学式認識コードがマーキングされた被印物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009044720A1 (ja) * 2007-10-02 2009-04-09 B-Core Inc. 光学式認識コード読み取り方法及び装置並びにプログラム並びに光学式認識コードがマーキングされた被印物

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