JP4213626B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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この発明は、画素ごとに量子化された濃度を表す画像データに対して、画像の画像端(エッジ部分)にスムージング処理を施すための画像処理装置に関する。
画素ごとに量子化された濃度を表す画像データを取り扱う機器には、レーザビームプリンタやディジタル複写機がある。ディジタル複写機を例にとれば、原稿画像を光学的に読み取る原稿読取部と、この原稿読取部によって読み取られた原稿の画像データを処理する画像処理部と、この画像処理部によって処理された後の画像データに基づいて、いわゆる電子写真プロセスにより記録シート上に画像を形成する画像形成部とを備えている。
上記ディジタル複写機やレーザビームプリンタは、画素ごとに量子化された濃度を表す画像データを取り扱うので、原稿画像中に文字や線画が含まれている場合は、その画像の画像端において、ギザギザが発生することがあり、必ずしも良質な再生像を得ることはできない。
そこで、従来より、画像端を検出し、この画像端を構成する画素間に、細かく分割した画素幅を割り当ててスムージングを施すPWMスムージング処理(以下「スムージング処理」という)が行われている。
特開平9−305755号公報
ところが、上記スムージング処理は、画像端の画素が画像領域の端辺(上下左右の辺をいう。)を構成する画素である場合に、その端辺の外側に画像データがないため、有効なスムージングがかからないことがあった。
また、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像(たとえば、複数本の斜線など)が存在する場合でも、画像領域外に画像データがないため、画像領域外に繰り返し存在する画像をスムージングすることによって画像領域内に表れるべき画像が、画像領域内に表れないことがあった。
図を用いて説明する。図5(a)は、整列された画素からなる画像領域の左上端辺付近を表す図であり、ハッチングを施した部分は、量子化された画像部分を表わし、画像領域の左下方側から右上方側に向かって斜め方向に延びる画像が、主走査方向に互いに一定間隔を空けて繰り返し存在している。
図5(b)は、スムージング処理後の画像部分を表わした図である。図5(b)では、画像の中央部は、スムージングが有効に施されているが、Bで示した画像領域の左辺部分と、Aで示した画像領域の上辺部分とは、有効なスムージングがかかっていないことが分かる。
また、Aで示した画像領域の上辺部分の画像に有効なスムージングがかかっていれば、Cで示した画像領域の左上端部にも画像が表れるべきであるが、図5(b)に示すように、Cで示した部分に画像は表れておらず、有効なスムージングがかかっていないことが分かる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、有効なスムージング処理を施すことのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、画像領域内の画像と一定の関係にある画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する画像予測手段と、上記画像予測手段により予測した画像が存在することを前提として、その予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、スムージング処理を施すスムージング処理手段とを備えており、上記画像予測手段は、画像領域内の画像に連続する画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する連続画像予測手段と、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像が存在する場合に、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する繰り返し画像予測手段とを含んでおり、上記繰り返し画像予測手段は、上記連続画像予測手段により予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測するものであることを特徴とする
この構成によれば、画像予測手段は、画像領域内の画像と一定の関係にある画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する。すなわち、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像が存在する場合には、繰り返し画像予測手段により、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する。また、画像領域内の画像に連続する画像が画像領域外に存在する場合には、連続画像予測手段により、画像領域外に存在するであろう画像を予測する。そして、スムージング処理手段は、予測した画像が存在することを前提として、その予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、画像端の画素に対するスムージング処理を施す。
図1(a)では、図5(a)と同じく、画像領域の左下方側から右上方側に向かって斜め方向に延びる画像が、主走査方向に互いに一定間隔を空けて繰り返し存在している。図1(b)は、この発明のスムージング処理後の画像部分を表わした図である。図1(b)では、画像の中央部のみならず、Bで示した画像領域の左辺部分と、Aで示した画像領域の上辺部分とで、有効なスムージングが施されていることが示されている。また、画像領域の左辺部分と上辺部分とで有効なスムージングが施されることによって画像領域の左上端部(角部)に表れるべき画像が、画像領域内のCで示した部分に表れており、有効なスムージングが施されることが分かる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図2は、ディジタル複写機における、この発明の画像処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。この画像処理装置は、原稿画像を読み取って得られた画像データ(画素ごとに量子化された濃度を表す画像データ)を記憶する画像メモリ1と、画像メモリ1に記憶された画像データの複数行分を一時的に蓄えるラインメモリ2と、ラインメモリ2に蓄えられた画像データを取り出して画像端の画素のデータであるかどうかを判別する画像端画素判別部3と、スムージング処理のための演算を行うスムージング演算部4と、画像データを構成する画素に対して、レーザパルス波形の幅を調整するPWM処理部5と、LSU出力部7に供給する駆動信号を生成するレーザコントローラ6と、LSU出力部7とを備えている。スムージング演算部4およびPWM処理部5は、スムージング処理を施すためのスムージング処理手段を構成している。
上記LSU出力部7のレーザ装置の照射光線は、回転する感光体に照射され、ここに原稿画像に対応した静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置に収納されたトナーの付着によって現像され、この現像されたトナー像が記録シートの表面に転写される。さらに、記録シート上のトナー像は熱を加えられることにより定着される。これにより、原稿画像が記録シートの上に形成される。
上記画像処理装置において、画像メモリ1は、CCD等のイメージセンサにより原稿画像を読み取って得られた画像データを記憶するものである。イメージセンサは一次元に配列されたセンサであり、この一次元に配列方向を主走査方向、それと直角に原稿画像が照明光源により照明走査される方向を副走査方向という。なお、照明光源が固定されていて、原稿が搬送されて画像が読み取られる場合は、原稿が搬送される方向が副走査方向となる。
ラインメモリ2は、画像メモリ1に記憶された画像データの複数行分を一時的に蓄えるものであり、高速で書き込み読み出しができるSRAM,DRAMなどが使われる。
画像端画素判別部3は、ラインメモリ2に蓄えられた画像データを取り出して、マスク(たとえば、3×3画素)をかけることによってマスクの中心の画素が、画像端の画素であるかどうかを判別する。
スムージング演算部4は、画像端の凹凸を軽減して、画像の輪郭を滑らかにする。具体的には、画像端の画素およびそれに隣接する画素に対して、周辺の画素の配置に応じて中間の輝度値を決定する。たとえば、輝度値を0〜3の4段階で表わす場合、地の明るい部分を0、ベタ黒の部分を3とすると、画像端の画素およびそれに隣接する画素に対しては、周辺の画素の配置パターンに応じて1または2の中間の値を与える(特開2002−165097号公報など参照)。
PWM処理部5は、画像端の画素およびそれに隣接する画素に対して、上記輝度に応じて、1つの画素内でのレーザ照射ドットのサイズを決定し、ドットを寄せる方向(主走査方向または副走査方向)および寄せ幅を決定する。
レーザコントローラ6は、PWM処理部5で決められたドットのサイズと位置に対応したレーザ駆動信号を生成し、LSU出力部7は、このレーザ駆動信号に基づいて感光体にレーザ照射する。
画像処理装置は、上記の構成の他、画像データに対して平滑化処理またはエッジ強調処理を施すフィルタ処理部、出力エンジンのγ特性を補正する階調補正処理部、ディザ処理や誤差拡散処理などを行う擬似中間調処理部などを備えているが、これらは周知の構成であるので、ここでは説明を省略する。
図3は、ラインメモリ2に記憶された画像左上端近くの画像を表す図である。主走査方向および副走査方向に並ぶ複数のマスは画素を表しており、画像部分にはハッチングを施している。
画像端画素判別部3は、1つ1つの画素に対して3×3のマスクを掛けて画像端の画素を検出する。この3×3画素のマスクを太線で示している。図3においてハッチングが施された画素は、検出された画像端の画素であることを示している。
画像端画素判別部3は、画像端の画素のうち、画像の端辺に接している画素を特定する。図3の例では、画像の左端に接する画素R1,R2,R3と、画像の上端に接する画素R4とが特定される。
画像端画素判別部3は、後のスムージング処理を効果的に行うために、画像領域内の画像に連続する画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する(連続画像予測)とともに、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像が存在する場合には、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する(繰り返し画像予測)。この予測方法を、以下説明する。
図4は、連続画像予測および繰り返し画像予測の方法を説明するための図である。
連続画像予測および繰り返し画像予測では、画像の端辺に接している画素よりも1列外側の任意の位置に、予測の対象となる画素を1つ設定する。これを「被予測画素」という。
まず、連続画像予測では、画像の左端に接している画素よりも1列外側(左側)の被予測画素Wについて、次の処理をする。被予測画素Wの座標を(wx,wy)と書く。ラインメモリ2に蓄えられた画像データのうち、上記画像領域の端辺に接する画素または画素群からなる領域を特定する。この領域をI(m,n)で表す。mは領域Iの主走査方向xに沿った幅とし、nは領域Iの副走査方向yに沿った幅とする。m,nとも、1以上の整数である。
図4では、図3における3つの画素R1,R2,R3からなる領域を特定している。3つの画素からなるこの領域の主走査方向xに沿った幅は1、副走査方向yに沿った幅は3であるので、この領域は、I(1,3)で表される。
被予測画素Wについて、次の論理式(1)を当てはめる。式において、“・”は論理積、“+”は論理和をとることを表している。
W=(wx+m,wy-n)・(wx+2m,wy-2n)・(wx+3m,wy-3n)・・・・・(wx+am,wy-bn)+(wx+m,wy+n)・(wx+2m,wy+2n)・(wx+3m,wy+3n)・・・・・(wx+am,wy+bn) (1)
この論理式(1)の意味は、被予測画素Wから右上の方向、および右下の方向に画素を検索することを示している。第1項目の(wx+m,wy-n)は、被予測画素Wから主走査方向xにm、副走査方向−yにn離れた画素を示す。(wx+2m,wy-2n)は、被予測画素Wから主走査方向xに2m、副走査方向−yに2n離れた画素を示す。以下、同様にして(wx+am,wy-bn)まで検索する。“a”,“b”は、画像端の画素の連続を予測する場合に、予測に用いる画素の範囲を示す正の定数であり、ラインメモリ2の容量を超えない範囲で任意の値に設定される。
第1項目のこれらの各値は論理積で結ばれているので、全てが黒い画素であれば、第1項目を論理1とする。そうでない場合は論理0とする。
第2項目の(wx+m,wy+n)は、被予測画素Wから主走査方向xにm、副走査方向yにn離れた画素を示す。(wx+2m,wy+2n)は、被予測画素Wから主走査方向xに2m、副走査方向yに2n離れた画素を示す。以下、同様にして(wx+am,wy+bn)まで検索する。第2項目のこれらの各値は論理積で結ばれているので、全てが黒い画素であれば、第2項目は論理1とする。そうでない場合は論理0とする。
図4の例でいえば、被予測画素WをW1で示した位置にとったとき、論理式(1)の第1項目は論理1となり、第2項目は論理0となるので、論理式(1)の論理は結局1となる。したがって、被予測画素W1は、画像端の画素に連続する画素となることが分かる。
次に、被予測画素Wを画像の左端に沿って1画素動かす。図4では、被予測画素W1の1つ下に、被予測画素W2をとる。この被予測画素W2についても、上記論理式(1)を当てはめる。その結果、論理式(1)の第1項目は論理1となり、第2項目は論理0となるので、論理式(1)の論理は結局1となり、被予測画素W2は、画像端の画素に連続する画素となることが分かる。
さらに、同様にして被予測画素Wを画像の左端に沿って1画素動かしていき、画像の左端に沿った全ての画素について、画像端の画素に連続する画素であるかどうかを判定する。図4では、被予測画素W1〜W3が画像端の画素に連続する画素であり、それ以外の画素は画像端の画素に連続しない画素であることが分かる。
次に、画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の被予測画素Vについても同様の判定をする。この判定に用いる論理式は次のとおりである。
V=(vx-m,vy+n)・(vx-2m,vy+2n)・(vx-3m,vy+3n)・・・・・(vx-am,vy+bn)+(vx+m,vy+n)・(vx+2m,vy+2n)・(vx+3m,vy+3n)・・・・・(vx+am,vy+bn) (2)
この論理式(2)は、被予測画素Vから左下の方向、および右下の方向に連続する画素を検索することを示している。被予測画素Vが画像端の画素に連続する画素であれば、論理式(2)は1、そうでない場合は0となる。この点検を画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の全ての画素について行う。図4では、被予測画素V1,V2が画像端の画素に連続する画素であり、それ以外の画素は画像端の画素に連続しない画素であることが分かる。
上記定数a,bは正の整数であって、0ではない。これは、被予測画素Wから真横、または被予測画素Vから真下には、画素を検索しないことにしているからである。主走査方向xまたは副走査方向yにのみ一列に延びる画素は、通常、スムージング処理の対象とされない。
以上において、ラインメモリ2に記憶された左上部の画像についての連続画像予測を示したが、画像右上部の画像、画像右下部の画像、画像左下部の画像についても、同じような手順で連続画像予測を行うことができる。たとえば、画像右上部の画像については、画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の被予測画素から左下の方向、および右下の方向に連続する画素を検索し、画像の右端に接している画素よりも1列外側(右側)の被予測画素から左上の方向、および左下の方向に連続する画素を検索する。画像右下部の画像については、画像の下端に接している画素よりも1列外側(下側)の被予測画素から左上の方向、および右上の方向に連続する画素を検索し、画像の右端に接している画素よりも1列外側(右側)の被予測画素から左上の方向、および左下の方向に連続する画素を検索する。画像左下部の画像については、画像の下端に接している画素よりも1列外側(下側)の被予測画素から左上の方向、および右上の方向に連続する画素を検索し、画像の左端に接している画素よりも1列外側(左側)の被予測画素から右上の方向、および右下の方向に連続する画素を検索する。
画像端画素判別部3は、以上のようにして、ラインメモリ2に記憶された画像に基づいて、画像端の画素に連続する画素を特定することができる。その後、特定された画像端の画素に連続する画素および画像領域内の画像に基づいて繰り返し画像予測が行われる。
繰り返し画像予測では、まず、画像領域の左端に接している画素よりも1列外側の被予測画素Uについて、次の処理をする。被予測画素Uの座標を(ux,uy)と書く。ラインメモリ2に蓄えられた画像データのうち、被予測画素Uに対して主走査方向xに一定間隔(1画素以上)を空けて最も近接する画素を特定し、この特定された画素から被予測画素Uに接する画素(画像領域の左端に接している画素)までの主走査方向xに沿った領域を特定する。この領域をK(1,p)で表す。pは領域Kの主走査方向xに沿った幅とし、2以上の整数である。
そして、被予測画素Uについて、次の論理式(3)を当てはめる。
U=(ux+p,uy)・(ux+2p,uy)・(ux+3p,uy)・・・・・・・・(ux+cp,uy)+(ux-p,uy)・(ux-2p,uy)・(ux-3p,uy)・・・・・・・・(ux-cp,uy) (3)
この論理式(3)の意味は、被予測画素Uから右の方向、および左の方向に画素を検索することを示している。第1項目の(ux+p,uy)は、被予測画素Uから主走査方向xにp離れた画素を示す。(ux+2p,uy)は、被予測画素Uから主走査方向xに2p離れた画素を示す。以下、同様にして(ux+cp,uy)まで検索する。“c”は、画像端の画素の繰り返しを予測する場合に、予測に用いる画素の範囲を示す正の定数であり、ラインメモリ2の容量を超えない範囲で任意の値に設定される。
第1項目のこれらの各値は論理積で結ばれているので、全てが黒い画素であれば、第1項目を論理1とする。そうでない場合は論理0とする。
第2項目の(ux-p,uy)は、被予測画素Uから主走査方向−xにp離れた画素を示す。(ux-2p,uy)は、被予測画素Uから主走査方向−xに2p離れた画素を示す。以下、同様にして(ux+cp,uy)まで検索する。第2項目のこれらの各値は論理積で結ばれているので、全てが黒い画素であれば、第2項目は論理1とする。そうでない場合は論理0とする。
図4の例でいえば、被予測画素UをU1で示した位置にとったとき、論理式(3)の第1項目は論理1となり、第2項目は論理0となるので、論理式(3)の論理は結局1となる。したがって、被予測画素U1は、繰り返し画像を構成する画素となることが分かる。
次に、被予測画素Uを画像の左端に沿って1画素動かす。図4では、被予測画素U1の1つ下に、被予測画素U2をとる。この被予測画素U2についても、上記論理式(3)を当てはめる。その結果、論理式(3)の第1項目は論理1となり、第2項目は論理0となるので、論理式(3)の論理は結局1となり、被予測画素U2は、繰り返し画像を構成する画素となることが分かる。
さらに、同様にして被予測画素Uを画像の左端に沿って1画素動かしていき、画像の左端に沿った全ての画素について、繰り返し画像を構成する画素であるかどうかを判定する。図4では、被予測画素U1〜U3および連続画像予測により画像端の画素に連続する画素と予測された被予測画素W1〜W3が繰り返し画像を構成する画素であり、それ以外の画素は繰り返し画像を構成しない画素であることが分かる。
次に、画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の被予測画素Tについても同様の判定をする。この判定に用いる論理式は次のとおりである。
T=(tx+p,ty)・(tx+2p,ty)・(tx+3p,ty)・・・・・・・・(tx+cp,ty)+(tx-p,ty)・(tx-2p,ty)・(tx-3p,ty)・・・・・・・・(tx-cp,ty) (4)
この論理式(4)は、被予測画素Tから右の方向、および左の方向に繰り返し存在する画素を検索することを示している。被予測画素Tが繰り返し画像を構成する画素であれば、論理式(4)は1、そうでない場合は0となる。この点検を画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の全ての画素について行う。図4では、被予測画素T1および連続画像予測により画像端の画素に連続する画素と予測された被予測画素V1,V2が繰り返し画像を構成する画素であり、それ以外の画素は繰り返し画像を構成しない画素であることが分かる。
以上において、ラインメモリ2に記憶された左上部の画像についての繰り返し画像予測を示したが、画像右上部の画像、画像右下部の画像、画像左下部の画像についても、同じような手順で繰り返し画像予測を行うことができる。たとえば、画像右上部の画像については、画像の右端に接している画素よりも1列外側(右側)の被予測画素から左の方向に連続する画素を検索し、画像の上端に接している画素よりも1列外側(上側)の被予測画素から左の方向に連続する画素を検索する。画像右下部の画像については、画像の右端に接している画素よりも1列外側(右側)の被予測画素から左の方向に連続する画素を検索し、画像の下端に接している画素よりも1列外側(下側)の被予測画素から左の方向に連続する画素を検索する。画像左下部の画像については、画像の左端に接している画素よりも1列外側(左側)の被予測画素から右の方向に連続する画素を検索し、画像の下端に接している画素よりも1列外側(下側)の被予測画素から右の方向に連続する画素を検索する。
スムージング演算部4は、画像端の画素に連続する画素も画像端の画素とみなして、画像端の画素およびそれに隣接する画素に対して中間の輝度値を決定する。そして、PWM処理部5は、スムージング演算部4による処理後の画像端の画素およびそれに隣接する画素に対して、レーザ照射ドットのサイズを決定し、ドットを寄せる方向および寄せ幅を決定する。この結果、スムージング処理が達成され、斜線(主走査方向および副走査方向に交差する方向に連続する画素)がシャープに表現される。
この実施形態では、画像領域内の画像と一定の関係にある画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測することができる。すなわち、画像領域内の画像に連続する画像が画像領域外に存在する場合には、連続画像予測により、画像領域外に存在するであろう画像(画素W,V)を予測する。また、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像が存在する場合には、繰り返し画像予測により、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像(画素U,T)を予測する。そして、予測した画像(画素W,V,U,T)が存在することを前提として、その予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、スムージング処理を施す。
これにより、図1(b)に示すように、画像の中央部のみならず、AやBで示すような画像領域の端辺部分で、有効なスムージング処理を施すことができる。また、画像領域の端辺部分で有効なスムージングが施されることによって画像領域の角部に表れるべき画像が、Cで示すような画像領域の角部に表れるので、有効なスムージング処理を施すことができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、この画像処理装置は、ディジタル複写機のみならず、レーザプリンタなど電子写真プロセスを利用した画像形成装置に広く適用ができる。
(a)は、画像端を構成する画素からなる画像領域の端辺付近を表す図であり、(b)は、この発明のスムージング処理後の画像部分を表わした図である。 ディジタル複写機における、この発明の画像処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 ラインメモリ2に記憶された画像左上端近くの画像を表す図である。 連続画像予測および繰り返し画像予測の方法を説明するための図である。 (a)は、画像端を構成する画素からなる画像領域の端辺付近を表す図であリ、(b)は、従来のスムージング処理後の画像部分を表わした図である。
符号の説明
1 画像メモリ
2 ラインメモリ
3 画像端画素判別部
4 スムージング演算部
5 PWM処理部
6 レーザコントローラ
7 LSU出力部

Claims (1)

  1. 画像領域内の画像と一定の関係にある画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する画像予測手段と、
    上記画像予測手段により予測した画像が存在することを前提として、その予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、スムージング処理を施すスムージング処理手段とを備えており、
    上記画像予測手段は、画像領域内の画像に連続する画像が画像領域外に存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する連続画像予測手段と、画像領域内に互いに一定間隔を空けて繰り返し画像が存在する場合に、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測する繰り返し画像予測手段とを含んでおり、
    上記繰り返し画像予測手段は、上記連続画像予測手段により予測した画像および画像領域内の画像に基づいて、画像領域外に繰り返し画像が存在するか否かを判別して、存在するであろう画像を予測するものであることを特徴とする画像処理装置。
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