JPH06162039A - 作業指示表示システム - Google Patents

作業指示表示システム

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Publication number
JPH06162039A
JPH06162039A JP31834592A JP31834592A JPH06162039A JP H06162039 A JPH06162039 A JP H06162039A JP 31834592 A JP31834592 A JP 31834592A JP 31834592 A JP31834592 A JP 31834592A JP H06162039 A JPH06162039 A JP H06162039A
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JP
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work
file
unit
work instruction
instruction data
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Application number
JP31834592A
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English (en)
Inventor
Tooru Onagamitsu
亨 小長光
Mikihiro Nishikawa
幹広 西川
Sei Yoshida
聖 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が端末装置の前に拘束されることな
く、担当場所を離れての作業を可能とした作業指示表示
システムを提供する。 【構成】主制御部22から工程計画順に従って送信され
てくる複数工程の作業指示データ群を記憶する記憶部3
3と、この記憶部33に記憶された複数工程の作業指示
データ群のうち1つの工程の作業指示データを読み出し
て表示する表示部36と、この表示部36の表示画面を
前記記憶部33に記憶されている1つの工程の作業指示
データから別の1つの作業指示データに更新する更新要
求信号を出力する操作部31と、1つの工程の作業完了
を示す信号に基づいて、次の工程の作業指示データへの
更新要求信号を出力する作業完了検出部34と、操作部
31から出力される更新要求信号と作業完了検出部34
から出力される更新要求信号とを切り換えて出力する信
号切換部35とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライン上を流れる各種
ワークに順次加工を施して製品化してゆく多品種混流生
産ラインにおいて、作業現場の各工程の作業場所に設置
された各端末装置からの作業指示要求により、主制御部
から前記各端末装置に対して、対応する作業指示データ
が工程計画順に送出されるように構成された生産ライン
システムに適用される作業指示表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業現場における各工程への作業
指示は、コピーした各製品の設計図面を各工程の作業者
に前もって配付するといった形で行われていた。
【0003】すなわち、現場作業者は、その配付された
設計図面のうち、自分の担当する部分の設計図面を見な
がら、ライン上を流れてくるワークに加工を施してい
た。
【0004】しかしながら、近時ではこのような住宅の
生産ラインにおいても各作業者の近傍に端末装置が設置
されるようになってきており、ホストコンピュータから
送られてくる1つの工程の作業指示ファイルを端末装置
の画面に表示することにより、その画面に表示された設
計図面等を見ながら作業を行うようになっている。
【0005】つまり、各作業者は、1つの工程の作業を
終了すると、加工済のワークの搬出と次のワークの搬入
とを確認してから、端末装置の操作ボタンを操作して、
画面を次の工程の設計図面等に更新するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、ワーク毎に操作ボタンの操作を行う必要がある
ことから、端末装置の前に作業者が拘束されてしまい、
次のワークの準備等を行おうとしても、担当場所を離れ
ての仕事が行えないといった不具合があった。
【0007】本発明は係る実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、作業者が端末装置の前に拘束されるこ
となく、担当場所を離れての作業を可能とした作業指示
表示システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の作業指示表示システムは、ライン上を流れ
る各種ワークに順次加工を施して製品化してゆく生産ラ
インにおいて、作業現場の各工程の作業場所に設置され
た各端末装置からの作業指示要求により、主制御部から
前記各端末装置に対して、対応する作業指示データが工
程計画順に送出されるように構成されたシステムであっ
て、前記各端末装置は、前記主制御部から工程計画順に
従って送信されてくる現在作業中の作業指示データを含
む前後複数工程の作業指示データ群を記憶する記憶部
と、この記憶部に記憶された複数工程の作業指示データ
群のうち1つの工程の作業指示データを読み出して表示
する表示部と、この表示部の表示画面を前記記憶部に記
憶されている1つの工程の作業指示データから別の1つ
の作業指示データに更新する更新要求信号を出力する更
新操作部と、1つの工程の作業完了を示す信号に基づい
て、次の工程の作業指示データへの更新要求信号を出力
する作業完了検出部と、前記更新操作部から出力される
更新要求信号と前記作業完了検出部から出力される更新
要求信号とを切り換えて出力する信号切換部とを備えた
構成とする。
【0009】
【作用】端末装置の記憶部には、主制御部から工程計画
順に従って送信されてくる現在作業中の作業指示データ
を含む前後複数工程の作業指示データ群が記憶される。
【0010】ここで、記憶部は、例えば5種類の作業指
示データがファイル(以下、この明細書において各作業
指示データをファイルと称する)として記憶可能な構成
となっており、現在作業中の工程のファイル(F1)を
中心として、先工程側(次工程側)の3つのファイル
(F2,F3,F4)と前工程側(済工程側)の1つの
ファイル(F0)とが記憶される。
【0011】そして、端末装置の表示部には、原則的に
はまず現在作業中の工程のファイル(F1)が表示され
る。
【0012】また、作業者が端末装置の更新操作部を適
宜操作して、更新要求信号を出力することにより、例え
ば表示部の画面を1工程先(次工程)のファイル(F
2)に更新する。
【0013】一方、作業完了検出部は、1つの工程の作
業完了を示す信号に基づいて、次の工程のファイル(F
2)への更新要求信号を出力する。
【0014】信号切換部では、更新操作部から出力され
る更新要求信号と、作業完了検出部から出力される更新
要求信号とを切り換えて出力するようになっている。
【0015】つまり、ファイルの更新は、作業者による
更新操作部の手動操作による更新、又は作業完了検出部
による自動更新の何れかにより行われるようになってお
り、信号切換部を切り換えて作業完了検出部による自動
更新を選択したときには、作業者が端末装置の前に拘束
されることなく、担当場所を離れての作業が可能とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】第1図は、本発明の作業指示表示システム
の電気的構成を示すブロック線図である。
【0018】本システムは、大別すると設計図面の読み
込み及び読み込まれた設計図面の加工等を行う編集機A
と、編集機Aによって読み込み加工処理された作業指示
データであるファイルを工程毎に並び替える作業を行う
ホストコンピュータBと、並び替えられたファイルの送
出を受ける各端末装置C1,C2・・・とで構成されて
おり、それぞれが例えばRS−232C等の通信線によって双
方向に接続された構成となっている。
【0019】上記構成において、設計図面の読み取りを
行うスキャナ等を備えた読取装置11の出力、及び読み
取られた設計図面の必要箇所にマーキングを施すための
入力部12の出力は、それぞれが編集機Aの各部の動作
制御を行う編集制御部13に導かれており、編集制御部
13とファイル作成部14とは双方向に接続されてい
る。ファイル作成部14は、読取装置11によって読み
取られた設計図面と、入力部12からの指示によって設
計図面の所要箇所に付されたマーキングとを対応させ、
これを1つのファイルとして作成するようになってい
る。
【0020】また、編集制御部13と第1のファイル記
憶部15とは、双方向に接続されており、第1のファイ
ル記憶部15は、ファイル作成部14において作成され
た各ファイルを、ライン上を流れるワークの種類毎に分
類して記憶するようになっている。また、編集制御部1
3の出力は、表示部16に導かれており、読取装置11
によって読み取られた設計図面や、その設計図面の必要
箇所に施されたマーキング等が表示部16に表示される
ようになっている。
【0021】そして、このように構成された編集機Aの
編集制御部13とホストコンピュータBの主制御部22
とが、双方向の接続となっている。
【0022】工場ホストコンピュータBは、入力部2
1、主制御部22、ファイル編集部23、第2のファイ
ル記憶部24及び表示部25によって構成されている。
【0023】そして、主制御部22には、外部から生産
計画データが入力されるとともに、編集機Aから、設計
図面の読み込み及び加工処理を行ったファイルが入力さ
れている。また、主制御部22とファイル編集部23と
は双方向性の接続となっている。
【0024】ファイル編集部23は、主制御部22を介
して外部から入力された工程計画データに従い、編集機
Aから送られたきた各ワーク毎のファイル群の並べ替え
を行うものである。
【0025】また、主制御部22と第2のファイル記憶
部24とは双方向性の接続となっている。第2のファイ
ル記憶部24は、ファイル編集部23におてい並べ替え
られたファイル群を記憶するようになっている。
【0026】また、主制御部22の出力は表示部25に
導かれている。表示部25には、ファイル編集部23に
おいて編集されたファイル群が適宜表示されるようにな
っている。また、主制御部22には入力部21の出力が
導かれている。
【0027】そして、このように構成された工場ホスト
コンピュータBの主制御部22と、作業現場の各作業場
所に設置された各端末装置C1,C2・・・の端末制御
部32とは双方向性の接続となっている。
【0028】各端末装置C1,C2・・・はその構成が
同じであって、端末装置C1に示すように、操作部3
1、端末制御部32、記憶部33、作業完了検出部3
4、信号切換部35、表示部36及びプリンタ37によ
って構成されている。
【0029】端末制御部32には操作部31の出力が導
かれている。
【0030】操作部31は、図2に示すように、端末装
置C1の立ち上げ時、工場ホストコンピュータBに対し
てファイルの送信要求を行う「要」ボタン31aと、表
示部36の表示画面の更新を行うとともに記憶部33の
記憶内容の更新も併せて行う「完了」ボタン31bと、
原則的には表示画面の更新のみを行う「先」ボタン31
c及び「前」ボタン31dと、現在作業中の工程のファ
イルを表示する「現在」ボタン31eと、完了ボタン3
1bの操作による更新要求信号又は作業完了検出部34
による更新要求信号の何れかを切り換えて出力させるた
めの「切換」ボタン31fとで構成されている。
【0031】また、端末制御部32と記憶部33とは双
方向性の接続となっている。
【0032】記憶部33は、図3に示すように、操作部
31の「要」ボタン31aの操作により、工場ホストコ
ンピュータBから工程計画順に従って送信されてくる現
在作業中の工程のファイルを含む前後5つの工程のファ
イルを記憶するようになっている。
【0033】具体的には、現在作業中の工程のファイル
(F1)を中心として、先工程側(次工程側)の3つの
ファイル(F2,F3,F4)と前工程側(済工程側)
の1つのファイル(F0)とが記憶されるようになって
いる。
【0034】すなわち、記憶部33は、上記5つのファ
イルが記憶できるように各ファイルに対応した5つの記
憶領域を持っている。そして、本実施例では、第1の記
憶領域R1に1工程前(済工程)のファイル(F0)が
記憶され、第2の記憶領域R2に現在作業中の工程のフ
ァイル(F1)が記憶され、第3の記憶領域R3に1工
程先のファイル(F2)が記憶され、第4の記憶領域R
4に2工程先のファイル(F3)が記憶され、第5の記
憶領域R5に3工程先のファイル(F4)が記憶される
ようになっている。
【0035】また、端末制御部32には、信号切換部3
5の出力が導かれており、信号切換部35には、操作部
31の出力と作業完了検出部34の出力とが導かれてい
る。
【0036】作業完了検出部34は、1つの工程の作業
完了を示す信号である更新要求信号を出力するもので、
例えば、作業現場のワーク搬送経路に設けられたリミッ
トスイッチ等により構成されている。ただし、作業完了
検出部34は、1つの工程が溶接工程等のように自動溶
接機を制御して行う工程である場合、この自動溶接機の
制御盤における溶接完了リレーの信号や、これを制御す
るシーケンサーの制御完了信号を更新要求信号として出
力するように構成することも可能である。本実施例で
は、リミットスイッチとして以下説明する。また、信号
切換部35は、操作部31の「完」ボタン31bから出
力される更新要求信号と、作業完了検出部34から出力
される更新要求信号とを切り換えて出力するもので、そ
の切り換えは、操作部31の「切換」ボタン31fを操
作することにより行われるようになっている。
【0037】また、端末制御部32の出力は表示部36
に導かれている。表示部26には、操作部31の各種操
作ボタンの操作により、記憶部33に記憶された5つの
工程のファイルのうち1つの工程のファイルが表示され
るようになっている。
【0038】また、表示部36の出力はプリンタ37に
導かれており、表示部36に表示されたファイル(マー
キング等が施された設計図面)の印刷が可能な構成とな
っている。
【0039】次に、上記構成の作業指示表示システムの
動作を、第4図乃至第6図のフローチャートを参照して
説明する。ただし、第4図は編集機Aの動作を説明する
フローチャート、第5図はホストコンピュータBのファ
イル編集動作を説明するフローチャート、第6図は各端
末装置C1,C2・・・の動作を説明するフローチャー
トである。
【0040】まず、ファイルの作成に当たり、操作者
(オペレータ)は、生産ラインに流れる各ワークの設計
図面(加工データ)を、工程順に読取装置11によって
読み取って行く(ステップS11)。すなわち、任意の
ワークW1の第1工程の設計図面、第2工程の設計図面
・・・というように順次読み取って行き、ワークW1の
全工程の設計図面の読み取りを行う。そして、その読み
取る過程において表示部16に表示された各設計図面の
必要箇所に、作業上の注意を促す必要がある場合には、
入力部12を操作して、その箇所にマーキングを施して
行く(ステップS12)。このようにして得られた各設
計図面とマーキングとを対応させて、ワークW1の各工
程毎のファイルを順次作成して行く。そして、このよう
にして作成されたファイルにファイル名を記入し、工程
順に並べ替えられた後、第1のファイル記憶部15の所
定の領域に記憶される(ステップS13,S14)。
【0041】また、この第1のファイル記憶部15に記
憶されたワークW1のファイル群は、編集制御部13を
介して工場ホストコンピュータB側に転送され、工場ホ
ストコンピュータBの主制御部22を介して第2のファ
イル記憶部24に一旦記憶される(ステップS15)。
この後、次のワークW2の全工程の設計図面の読み取り
を、前記したワークW1と同様にして行い、作成された
ワークW2の各工程毎のファイル群を第1のファイル記
憶部15の所定の領域に記憶すると共に、工場ホストコ
ンピュータB側に転送し、工場ホストコンピュータB側
の第2のファイル記憶部24に一旦記憶させる。このよ
うな操作を、生産ラインを流れる全てのワークについて
行うと、編集機Aの動作を終了する(ステップS1
7)。
【0042】次に、オペレータは、工場ホストコンピュ
ータBに工程計画データを入力する(ステップS2
1)。工場ホストコンピュータBでは、受け取った工程
計画データをファイル編集部23に導くと共に、第2の
ファイル記憶部24に記憶された各ワーク毎のファイル
群を読み出し、ファイル編集部23に供給する。ファイ
ル編集部23では、与えられた工程計画データに従っ
て、第2のファイル記憶部24から読み出した各ワーク
毎のファイル群を、作業現場の各工程毎のファイル群に
まとめなおし、かつそのまとめた工程単位のファイル群
の順番を、生産工程計画データに従って並べ替え、再び
第2のファイル記憶部24に、各工程単位のファイル群
データとして記憶する(ステップS23)。このとき、
第2のファイル記憶部24に記憶されていた編集機Aか
らの転送データはクリアされる。
【0043】以上により、作業開始前のデータ入力を終
了する。
【0044】この後、各作業現場に設置された端末装置
C1,C2・・・を操作する作業者は、端末装置C1,
C2・・・の立ち上げを行う。
【0045】この立ち上げ操作以後の処理を、1つの端
末装置C1について説明する。
【0046】端末装置C1の現場作業者は、装置の立ち
上げに当たってまず操作部31の「要」ボタン31aを
ON操作する。
【0047】これにより、端末装置C1から工場ホスト
コンピュータBに対してファイルの送信要求が送出され
る。工場ホストコンピュータBでは、この送信要求を受
けることにより、第2のファイル記憶部24を検索し
て、生産順位に従って現在作業中の工程(この場合に
は、立ち上げ後最初に作業を行う工程)のファイルを含
む前後5つの工程のファイルを読み出し、これを送信要
求のあった端末装置C1に送出する。端末装置C1は、
この5つのファイルを記憶部33の所定の記憶領域に記
憶する(ステップS31)。
【0048】すなわち、上記したように第1の記憶領域
R1に1工程前(この場合には、前日の最後に行った工
程)のファイル(F0)が記憶され、第2の記憶領域R
2に現在作業中の工程のファイル(F1)が記憶され、
第3の記憶領域R3に1工程先のファイル(F2)が記
憶され、第4の記憶領域R4に2工程先のファイル(F
3)が記憶され、第5の記憶領域R5に3工程先のファ
イル(F4)が記憶される。
【0049】また、このとき端末制御部32は、記憶部
33の第2の記憶領域R2に記憶された現在作業中の工
程(具体的には、当日の工程計画の1番目の作業指示情
報)のファイル(F1)を読み出し、表示部36に表示
する(ステップS32,S33)。
【0050】この状態において、次に作業者は、操作部
31の「切換」ボタン31fを操作して、表示画面の更
新を、作業者自身のボタン操作による手動更新か、作業
完了検出部34による自動更新かの何れかに切り換え
る。ここでは、作業完了検出部34による自動更新に切
り換えたものとして、以下説明を行う。
【0051】ファイル(F1)の画面表示に対し、作業
場所には、このファイル(F1)に対応したワークが搬
送されてくる。そして、ワークが作業位置に来ると、搬
送経路に設置されていたリミットスイッチがON状態とな
る。この後、ファイル(F1)に示される作業指示に従
って作業を終了し、作業済のワークが次工程に搬送され
ると、ON状態であったリミットスイッチがoff 状態とな
って、端末制御部32に更新要求信号が出力される(ス
テップS34)。
【0052】端末制御部32では、この更新要求信号に
基づき、記憶部33から第3の記憶領域R3に記憶され
ている1工程先のファイル(F2)を読み出し、これを
表示部36に出力して、画面の表示を図3に示す現在作
業中の工程のファイル(F1)から図7に示す1工程先
のファイル(F2)に更新する(ステップS35,S3
6)。
【0053】また、端末制御部32は、この作業完了信
号に基づき、記憶部33の第1の記憶領域R1に記憶さ
れていたファイル(F0)を消去するとともに(ステッ
プS37)、他のファイル(F1,F2,F3,F4)
を1つずつ第1の記憶領域R1側に移動させる(図7参
照)。さらに、端末制御部32は、工場ホストコンピュ
ータBの第2のファイル記憶部24から4工程先のファ
イル(F5)を読み出し、これを空状態となっている記
憶部33の第5の記憶領域R5に記憶させる(図7参
照)。
【0054】これにより、表示部36の表示画面には1
工程先から現在作業中の工程に移動されたファイル(F
2)が表示され、記憶部33の各記憶領域R1〜R5に
は、更新された各ファイル(F1〜F5)が記憶される
ことになる(ステップS38)。
【0055】以後、作業位置に来たワークの作業が終了
して、リミットスイッチがoff 状態となるたびに上記動
作を繰り返し、表示部36の表示画面が1工程先のファ
イルに順次更新されるとともに、これに伴って記憶部3
3の各記憶領域R1〜R5の記憶内容も順次更新される
ことになる。
【0056】また、1日の生産終了信号が入力されると
(ステップS39)、端末制御部32は動作を終了す
る。
【0057】このように、作業位置に来たワークの作業
を終了するたびに、表示部36の表示画面が次の工程の
ファイルに自動的に切り換わるので、作業者は、作業終
了後、次のワークが来るまでの間、端末装置C1の前に
拘束されることなく、端末装置C1から離れて、次の作
業の準備を行うことができるものである。
【0058】以上が作業完了検出部34を選択した場合
の動作であるが、作業完了検出部34を選択しなかった
場合(すなわち、操作部31の「完了」ボタン31bを
操作する手動操作を選択した場合)の動作は次のように
なる。ただし、図7は、「完了」ボタン31bを1回押
したときの記憶部33の記憶状態を示す図である。
【0059】(1)「完了」ボタン31bをON操作した
ときの動作。
【0060】ファイルF1に示される作業指示に従って
作業を終了し、作業済のワークが次工程に搬送される
と、それを確認した作業者が、「完了」ボタン31bを
1回ON操作する。この操作により、端末制御部32は、
記憶部33から第3の記憶領域R3に記憶されている1
工程先のファイル(F2)を読み出し、これを表示部3
6に出力して、画面の表示を図7に示す現在作業中の工
程のファイル(F1)から図4に示す1工程先のファイ
ル(F2)に更新する。
【0061】また、端末制御部32は、「完了」ボタン
31bの1回のON操作により、記憶部33の第1の記憶
領域R1に記憶されていたファイル(F0)を消去する
とともに、他のファイル(F1,F2,F3,F4)を
1つずつ第1の記憶領域R1側に移動させる(図7参
照)。さらに、端末制御部32は、工場ホストコンピュ
ータBの第2のファイル記憶部24から4工程先のファ
イル(F5)を読み出し、これを空状態となっている記
憶部33の第5の記憶領域R5に記憶させる(図7参
照)。
【0062】これにより、表示部36の表示画面には1
工程先から現在作業中の工程に移動されたファイル(F
2)が表示され、記憶部33の各記憶領域R1〜R5に
は、更新された各ファイル(F1〜F5)が記憶される
ことになる。
【0063】以後、「完了」ボタン31bを1回ON操作
するたびに上記動作を繰り返し、表示部36の表示画面
が1工程先のファイルに順次更新されるとともに、これ
に伴って記憶部33の各記憶領域R1〜R5の記憶内容
も順次更新されることになる。
【0064】なお、操作部31のその他の操作ボタンを
ON操作することにより、表示部36にはその操作に従っ
た種々の工程の画面が表示されることになる。以下、こ
れらの動作について、図8乃至図18を参照して説明す
る。
【0065】ただし、図8乃至図11は「先」ボタン3
1cをON操作したときの記憶部33の記憶状態を示す
図、図12乃至図14は「前」ボタン31dをON操作し
たときの記憶部33の記憶状態を示す図、図15乃至図
18は「現在」ボタン31eをON操作したときの記憶部
33の記憶状態を示す図である。なお、各図において斜
線を施した記憶領域は、そのときに表示部36の画面に
表示されているファイルを記憶している領域であること
を示している。
【0066】(1)「先」ボタン31cをON操作したと
きの動作。
【0067】「先」ボタン31cを1回ON操作すると、
端末制御部32は、記憶部33から第3の記憶領域R3
に記憶されている1工程先のファイル(F2)を読み出
し、これを表示部36に出力して、画面の表示を図8に
示す現在作業中の工程のファイル(F1)から、図9に
示す1工程先のファイル(F2)に更新する。
【0068】このとき、記憶部33の記憶内容は上記し
た(1)の動作の場合と異なり、更新されることはな
い。
【0069】この状態から、「先」ボタン31cをさら
に1回ON操作(すなわち、最初の状態から2回ON操作)
すると、端末制御部32は、記憶部33から第4の記憶
領域R4に記憶されている2工程先のファイル(F3)
を読み出し、これを表示部36に出力して、画面の表示
を図9に示す1工程先のファイル(F2)から、図示は
省略しているが2工程先のファイル(F3)に更新す
る。
【0070】このとき、記憶部33の記憶内容は上記し
た(1)の動作の場合と異なり、更新されることはな
い。
【0071】この状態から、「先」ボタン31cをさら
に1回ON操作(すなわち、最初の状態から3回ON操作)
すると、端末制御部32は、記憶部33から第5の記憶
領域R5に記憶されている3工程先のファイル(F4)
を読み出し、これを表示部36に出力して、画面の表示
を2工程先のファイル(F3)から、図10に示す3工
程先のファイル(F4)に更新する。
【0072】このとき、記憶部33の記憶内容は上記し
た(1)の動作の場合と異なり、更新されることはな
い。
【0073】この状態から、「先」ボタン31cをさら
に1回ON操作(すなわち、最初の状態から4回ON操作)
すると、端末制御部32は、記憶部33の第5の記憶領
域R5に記憶されている3工程先のファイル(F4)を
消去し、この後工場ホストコンピュータBの第2のファ
イル記憶部24から4工程先のファイル(F5)を読み
出し、これを空状態となった記憶部33の第5の記憶領
域R5に記憶させる(図11参照)。
【0074】この後、端末制御部32は、記憶部33の
第5の記憶領域R5に記憶されている4工程先のファイ
ル(F5)を読み出し、これを表示部36に出力して、
画面の表示を3工程先のファイル(F4)から、図11
に示す4工程先のファイル(F5)に更新する。
【0075】以後、「先」ボタン31cを1回ON操作す
るたびに上記動作を繰り返し、表示部36の表示画面が
その次の工程のファイルに順次更新されるとともに、記
憶部33の第5の記憶領域R5の記憶内容のみがその次
の工程のファイルに順次更新されることになる。
【0076】(2)「前」ボタン31dをON操作したと
きの動作。
【0077】「前」ボタン31dを1回ON操作すると、
端末制御部32は、記憶部33から第1の記憶領域R1
に記憶されている1工程前(済工程)のファイル(F
0)を読み出し、これを表示部36に出力して、画面の
表示を図12に示す現在作業中の工程のファイル(F
1)から、図13に示す1工程前のファイル(F0)に
更新する。
【0078】このとき、記憶部33の記憶内容は上記し
た(2)の動作の場合と同様に、更新されることはな
い。
【0079】この状態から、「前」ボタン31dをさら
に1回ON操作(すなわち、最初の状態から2回ON操作)
すると、端末制御部32は、記憶部33の第1の記憶領
域R1に記憶されている1工程前のファイル(F0)を
消去し、この後工場ホストコンピュータBの第2のファ
イル記憶部24から2工程前のファイル(F−1))を
読み出し、これを空状態となった記憶部33の第1の記
憶領域R1に記憶させる。この後、端末制御部32は、
記憶部33の第1の記憶領域R1に記憶されている2工
程前のファイル(F−1)を読み出し、これを表示部3
6に出力して、画面の表示を1工程前のファイル(F
0)から、図14に示す2工程前のファイル(F−1)
に更新する。
【0080】以後、「前」ボタン31dを1回ON操作す
るたびに上記動作を繰り返し、表示部36の表示画面が
その1工程前のファイルに順次更新されるとともに、こ
れに伴って記憶部33の第1の記憶領域R1の記憶内容
のみがその1工程前のファイルに順次更新されることに
なる。
【0081】(3)「現在」ボタン31eをON操作した
ときの動作。
【0082】例えば図15に示すように、記憶部33の
第5の記憶領域R5に7工程先のファイル(F8)が記
憶されており、表示部36の画面には、この7工程先の
ファイル(F8)が表示されているものとする。
【0083】この状態において、「現在」ボタン31e
を1回ON操作すると、端末制御部32は、記憶部23の
第2の記憶領域R2に記憶されている現在作業中の工程
のファイル(F1)を読み出し、これを表示部36に出
力して、画面の表示を7工程先のファイル(F8)か
ら、図16に示す現在作業中の工程のファイル(F1)
に更新する。また、端末制御部32は、記憶部33の第
5の記憶領域R5に記憶されていた7工程先のファイル
(F8)を消去し、この後工場ホストコンピュータBの
第2のファイル記憶部24から3工程先のファイル(F
4)を読み出し、これを空状態となった記憶部33の第
5の記憶領域R5に記憶させる。
【0084】また、例えば図17に示すように、記憶部
33の第1の記憶領域R1に4工程前のファイル(F−
4)が記憶されており、表示部36の画面には、この4
工程前のファイル(F−4)が表示されているものとす
る。
【0085】この状態において、「現在」ボタン31e
を1回ON操作すると、端末制御部32は、記憶部33の
第2の記憶領域R2に記憶されている現在作業中の工程
のファイル(F1)を読み出し、これを表示部36に出
力して、画面の表示を4工程前のファイル(F−4)か
ら、図18に示す現在作業中の工程のファイル(F1)
に更新する。また、端末制御部32は、記憶部33の第
1の記憶領域R1に記憶されていた4工程前のファイル
(F−4)を消去し、この後工場ホストコンピュータB
の第2のファイル記憶部24から1工程前のファイル
(F0)を読み出し、これを空状態となった記憶部33
の第1の記憶領域R1に記憶させる。
【0086】このように、操作部31の各操作ボタンを
必要に応じてON操作することにより、現場作業者は、現
在作業中の工程のファイルだけでなく、1工程先又は1
工程前のファイル、或いは2工程先、3工程先の各ファ
イルを瞬時にして見ることができるものである。
【0087】上記実施例においては、記憶部33を構成
しているVRAM内の画面描写速度(すなわち、画面表
示速度)は実質的に0.5秒以内である。また、記憶部
33に複数工程分のファイルを記憶するように構成して
いるので、現状のネットワークの伝送速度でファイルの
描写に十分対応できる。さらに、端末が増加して例えば
10台程度となったとしても、レスポンスは実質的に2
秒以内である。
【0088】なお、上記実施例では、記憶部23に5つ
のファイルが記憶できるようにしているが、記憶できる
ファイル数は5つに限定されるものではない。
【0089】
【発明の効果】本発明の作業指示表示システムは、表示
部の表示画面を記憶部に記憶されている1つの工程の作
業指示データから別の1つの作業指示データに更新する
更新要求信号を出力する更新操作部と、1つの工程の作
業完了を示す信号に基づいて、次の工程の作業指示デー
タへの更新要求信号を出力する作業完了検出部と、更新
操作部から出力される更新要求信号と作業完了検出部か
ら出力される更新要求信号とを切り換えて出力する信号
切換部とを備えた構成としたので、信号切換部を切り換
えて作業完了検出部による自動更新を選択した場合に
は、作業位置に来たワークの作業を終了するたびに表示
部の表示画面が次の工程のファイルに自動的に切り換わ
るので、作業終了後、次のワークが来るまでの間、作業
者は端末装置C1の前に拘束されることなく、端末装置
C1から離れて、次の作業の準備を行うことができると
いった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業指示表示システムの電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】操作部の各ボタンを示す図である。
【図3】「完了」ボタンを押す前の記憶部の記憶状態を
示す図である。
【図4】編集機の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】ホストコンピュータのファイル編集動作を説明
するフローチャートである。
【図6】各端末装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図7】「完了」ボタンを1回押したときの記憶部の記
憶状態を示す図である。
【図8】「先」ボタンを押す前の記憶部の記憶状態を示
す図である。
【図9】「先」ボタンを1回押したときの記憶部の記憶
状態を示す図である。
【図10】「先」ボタンを3回押したときの記憶部の記
憶状態を示す図である。
【図11】「先」ボタンを4回押したときの記憶部の記
憶状態を示す図である。
【図12】「前」ボタンを押す前の記憶部の記憶状態を
示す図である。
【図13】「前」ボタンを1回押したときの記憶部の記
憶状態を示す図である。
【図14】「前」ボタンを2回押したときの記憶部の記
憶状態を示す図である。
【図15】「現在」ボタンを押す前の記憶部の記憶状態
を示す図である。
【図16】「現在」ボタンを1回押したときの記憶部の
記憶状態を示す図である。
【図17】「現在」ボタンを押す前の記憶部の記憶状態
を示す図である。
【図18】「現在」ボタンを1回押したときの記憶部の
記憶状態を示す図である。
【符号の説明】
A 編集機 B 工場ホストコンピュータ C1,C2 端末装置 11 読取装置 12 入力部 13 編集制御部 14 ファイル作成部 15 第1のファイル記憶部 16 表示部 21 入力部 22 主制御部 23 ファイル編集部 24 第2のファイル記憶部 25 表示部 31 操作部 32 端末制御部 33 記憶部 34 作業完了検出部 35 信号切換部 36 表示部 37 プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン上を流れる各種ワークに順次加工
    を施して製品化してゆく生産ラインにおいて、作業現場
    の各工程の作業場所に設置された各端末装置からの作業
    指示要求により、主制御部から前記各端末装置に対し
    て、対応する作業指示データが工程計画順に送出される
    ように構成されたシステムであって、 前記各端末装置は、 前記主制御部から工程計画順に従って送信されてくる現
    在作業中の作業指示データを含む前後複数工程の作業指
    示データ群を記憶する記憶部と、 この記憶部に記憶された複数工程の作業指示データ群の
    うち1つの工程の作業指示データを読み出して表示する
    表示部と、 この表示部の表示画面を前記記憶部に記憶されている1
    つの工程の作業指示データから別の1つの作業指示デー
    タに更新する更新要求信号を出力する更新操作部と、 1つの工程の作業完了を示す信号に基づいて、次の工程
    の作業指示データへの更新要求信号を出力する作業完了
    検出部と、 前記更新操作部から出力される更新要求信号と前記作業
    完了検出部から出力される更新要求信号とを切り換えて
    出力する信号切換部とを備えたことを特徴とする作業指
    示表示システム。
JP31834592A 1992-11-27 1992-11-27 作業指示表示システム Pending JPH06162039A (ja)

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JP31834592A JPH06162039A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 作業指示表示システム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08155765A (ja) * 1994-12-07 1996-06-18 Sekisui Chem Co Ltd 生産ラインへの部材供給装置
JP2008269617A (ja) * 2008-04-28 2008-11-06 Fuji Xerox Co Ltd 指示書実行装置
JP2014071314A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kubota Corp 作業機用部品管理装置
JP2018163462A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 トヨタ自動車株式会社 作業指示システム

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