JPH0616194A - 空輸機用座席脚構造 - Google Patents

空輸機用座席脚構造

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JPH0616194A
JPH0616194A JP4349514A JP34951492A JPH0616194A JP H0616194 A JPH0616194 A JP H0616194A JP 4349514 A JP4349514 A JP 4349514A JP 34951492 A JP34951492 A JP 34951492A JP H0616194 A JPH0616194 A JP H0616194A
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JP
Japan
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leg
seat
rear leg
energy
aircraft
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Application number
JP4349514A
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English (en)
Inventor
Bernard Vallee
バレ ベルナール
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Safran Seats SA
Original Assignee
Societe Industrielle et Commerciale de Materiel Aeronautique SICMA Aero Seat SA
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Publication date
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Publication of JPH0616194A publication Critical patent/JPH0616194A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D25/00Emergency apparatus or devices, not otherwise provided for
    • B64D25/02Supports or holding means for living bodies
    • B64D25/04Seat modifications

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Special Chairs (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空輸機の座席用脚構造において、
空輸機の地上への墜落時の衝撃エネルギーを相当吸収
し、特に乗客を急激に投げ出すような座席の回転を発生
させないような、構造を備えた座席を作ることを目的と
する。 【構成】 脚構造はエネルギー吸収装置13を具備し、
後脚8の上部35に連結し、継手10より下方に向って
離れており、さらに、この後脚8と該構造1は、この構
造1が変形されるとき、上記後脚8が前方に屈曲変形さ
れるように構成され、その理論的もしくはその現実の屈
曲回転軸37は、後脚8の座席骨組2の連接軸12の初
期の平常位置にほぼ垂直である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空輸機の座席のため、
特に定期航空機のための脚アセンブリーを形成する構造
であって、エネルギー吸収装置を具備し、かつ動応力に
耐える構造に関する。本発明はまた上記のような構造を
そなえた座席に関する。
【0002】
【従来の技術】空輸によってもたらされる一般的問題は
輸送人員、特に乗客の安全を確保することである。特
に、航空機の地上への墜落のような事故に際して、輸送
人員の生存を可能にする様々な要素を改善することに努
力が傾けられた。衝撃に際し、座席の変形と動きの程度
は、座席の脚アセンブリーにより決定されるので、こう
した座席の脚アセンブリーは輸送人員の生存に非常に大
きな重要性を有していることは周知である。
【0003】定期航空機の乗客用として知られている座
席の大部分は、変形しない合成材の固定脚を有してい
る。民間航空規格(FAR)は、現在まで、こうした座
席に、最大静荷重試験を科していた。(上方には4.2
g、前方に9g、側方に3g、下方に7.2g、後方に
1.5g。gは地上における加速値である)しかしなが
ら、上記の規格は不充分で現実を反映していないことが
判明している。すなわち、実施された試験によれば、上
記の規格を満たしている座席が実際の墜落条件下におい
て、弱く不充分な強度しか示していない。
【0004】そのため、FAA(連邦航空局)は座席に
関してより厳格な静的試験を科すことに加えて、地上へ
の墜落という現実をよりよく反映している動的試験を科
すことを提案した。この提案は、アメリカの文書NPR
M86−11に記されており、連邦政府官報Vol.5
1,No.137/17,1986年7月,P25982
〜P25989に示されている。特にこの文書の259
88ページの右欄の25562(b)節に動的試験の条
件が明記されている。
【0005】この提案によれば、座席は、斜め10度に
置かれた場合、13.4m/sの衝撃速度の長手方向の
衝撃に耐えなければならず、これは0.09秒間におけ
る16gの減速に相当し、さらに30度の傾斜の垂直方
向の衝撃に対し、10.7m/sの衝撃速度、すなわち
0.08秒間に14gの減速に相当する衝撃に耐えなけ
ればならない。
【0006】上記の条件に相当する特許EP−0 05
3 012及び特許VS−4 375 300には、乗
客の足元により大きな空間を与えるため、逆L字型の後
脚を有する航空機用座席の構造が記されている。しか
し、このような構造にはエネルギー吸収装置が備わって
いないため、上記の試験に耐えることができない。一方
こうした特許に記されている強度条件は、上に述べた静
応力値にしか相当しない。さまざまな下構えが継手を用
いずに座席の骨組み及び床面に固定され、これによっ
て、脚アセンブリーのいかなる総体的変形もさまたげら
れる。
【0007】たとえ座席が、フランス特許2 004
769もしくはアメリカの文書 DOT/FAA/CT
−85/25(マーク・R・キャノンとリチャード・E
・ジンマーマン)「座席試験結果、大型輸送航空機、制
御された衝撃の実例」、(アメリカ合衆国運輸省連邦航
空局)によって示されているように、たとえ座席がエネ
ルギー緩衝装置を備えている場合でも、現在知られてい
るいかなる座席も、こうした動的試験に耐えることがで
きない。さらに、こうしたよく知られている座席は、衝
撃のために変形する時、あまりにも大きな位置移動と脚
の変形を示すため乗客にとって危険である。
【0008】また、地上への墜落の結果生ずる衝撃を緩
和させるため、飛行機やヘリコプターのパイロット席に
エネルギー吸収装置を備えることも可能であるのは、周
知のことである。しかしながら、このような装置を備え
た座席は公共空輸には高価すぎるし、重すぎるので、用
いることができず、定期航空機に対する応用には不向き
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一般
的目的は、既知の座席の不都合を回避し、かつ一方で
は、空輸機の地上への墜落時の衝撃エネルギーを相当程
度吸収し、乗客が危険もしくは致命的な減速値をこうむ
らないようにし、同時に他方では、空輸機の地上への墜
落に関して、座席の脚の変形を生じさせないか、もしく
はほとんど生じさせず、特に乗客を急激に投げ出すよう
な座席の回転を発生させないような、構造を備えた座席
を作ることである。
【0010】特に、本発明の目的は、脚アセンブリーを
形成する構造を実現し、さらに、公共空輸機における乗
客の座席として利用されるものとして、FAAによって
提案され上に記したアメリカの文書NPRM86−11
に記載されているような動的試験を満足させる構造を有
する座席を実現させることである。より詳細に述べれ
ば、本発明の目的は上記の動的応力に耐えるばかりでな
く、従来の技術に比してより大きな静的応力、すなわ
ち、上方に4.5g、側方に4.5gの応力に耐える脚
アセンブリーを形成する構造と座席を設計することであ
る。また本発明の目的は同時に、従来の技術に比してこ
のような座席をより重くさせないことであり、許容可能
な快適性(足元や荷物などのための空間)を最少のスペ
ースで得られるようにしながらも、公共空輸機の客室内
に、その座席を組み込ませることである。さらに本発明
の目的は、上に述べた新らしい規格と必要条件に合致さ
せるために、公共空輸機にすでに装備されている座席の
脚アセンブリーを形成する構造に代わり得る座席の脚ア
センブリーを形成する構造を提案することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方では定着
された状態で前方脚部の少なくとも1つの前方定着部及
び後方脚部の少なくとも1つの後方定着部により航空機
の固定構造(特に床)に結びつけられ、又他方では前方
連接部及び後方連接部により座席の骨組に結びつけられ
た(特に水平横方向旋回軸を中心にして骨組みにヒンジ
留めされた)航空輸送機の座席(特に定期航空機の客
席)のための脚を形成する構造において、後方脚部と前
方脚部の間に延びるエネルギー吸収装置が含まれている
こと、及び後方脚部は前方に向けられた凸状部をもつ弓
形をしており、座席の骨組みとの関係において水平横方
向の旋回軸を中心として旋回できるような形で座席の骨
組の後部にヒンジ留めされた形でその上端で結びつけら
れていること、ならびにこの後方脚部及び構造は、構造
が変形したとき、その理論的もしくは現実の屈曲回転軸
は、座席骨組みとの後方脚部の連結軸の初期位置にほぼ
垂直になることを特徴とする構造を提案する。
【0012】この曲げ回転軸は固定構造から上向きに離
隔されている。なお、前方脚部は通常の位置において、
少なくともその前方定着部からほぼ垂直に(特に航空機
の床に対し垂直に)延び、前方定着部はこの定着部の水
平横方向旋回軸を中心にしてその通常の位置から前方へ
と前方脚部が旋回できるようにする連結部を有してい
る。
【0013】エネルギー吸収装置の全体的形状及び連結
ゾーンは、固定構造との関係におけるエネルギー吸収装
置の方向性の構造の変形に際してほぼ同じにとどまるよ
うなものである。エネルギー吸収装置は、ゼロでない一
定の与えられた最小値F0 と一定の与えられた最大値F
1 の間に含まれるその軸に沿って方向づけられた応力値
について突き当たることなく活動状態にあるように寸法
決定されている。
【0014】本発明は同様に、骨組みを有する航空輸送
機の座席用の脚を形成する構造において、前方脚部の下
部前方定着部及び後方脚部の下部後方定着部により航空
機の固定構造上に定着された状態でとりつけられてお
り、座席の骨組みはそれが上に取りつけられている前方
脚部と後方脚部によって支持されており、前方脚部は航
空機の固定構造上でその下部前方定着部から垂直方向上
向きに延びているような構造であって、前方及び後方脚
部は、水平横方向旋回軸を中心に各々旋回できるような
形でその上端部で座席の骨組みにヒンジ留めされている
こと、上部後方連接部からは距離をおいてではあるが後
方脚部の上部部分と下部前方定着部の間に延びるエネル
ギー吸収装置を含んでいること、及び、航空機の固定構
造に対する下部後方定着部を中心とした後方脚部の前方
への旋回を妨げる手段を含むことを特徴とする構造をも
提案している。
【0015】本発明は同様に、座席を形成する骨組みを
含む、航空輸送機の座席用の脚を形成する構造におい
て、下部前方定着部によって航空機の床に定着されこの
前方定着部から上方に航空機の床に対して垂直に延びる
前方脚部が含まれ、この前方定着部は水平横方向旋回軸
を有しこの軸を中心にこの前方脚部が前方へと旋回で
き、この前方脚部は水平横方向軸を含む上部前方連接部
により座席の骨組みの前方横方向梁にヒンジ留めされこ
の水平横方向軸を中心にして前方脚部と横方向梁は互い
との関係において旋回できること、;又、下部後方定着
部の付近での前方への後方脚部の旋回をことごとく妨げ
る手段を含む下部後方定着部により航空機の床に定着さ
れ前方に向いた凸状部をもつブラケットの形をした後方
脚部も含まれており、この後方脚部は、水平横方向軸を
含む上部後方連接部により座席の骨組みの後方軸方向梁
にヒンジ留めされこの軸を中心にしてこの後方脚部と後
方横方向梁は互いとの関係において旋回できること;さ
らに、座席の骨組みの横方向梁とのこの後方脚部の上部
連接部から距離を置いているものの後方脚部の上部部分
にその上部後方端部でヒンジ留めされた形で取りつけら
れているエネルギー吸収装置も含まれ、このエネルギー
吸収装置は前方脚部の下部前方定着部の近くにその端部
でしっかりと固定されていることを特徴とする構造にも
関する。本発明による座席には、該空輸機の固定構造、
特にこの空輸機の床面の連結レールにおいてしっかりと
構造を連接することができる、本発明による脚アセンブ
リーを形成する構造が含まれる。
【0016】本発明にもとずく脚アセンブリーを形成す
る構造を少なくとも1つ具備している本発明にもとずく
座席は、該空輸機の地上への墜落に際して、強い強度を
有し、最大減速方向に応じて衝撃エネルギーの大部分を
吸収する。さらに、本発明に基づく脚アセンブリーを形
成する構造の動きに際し座席の座はほぼ元のままに保持
され常客は座席内に座ったままでいられる。さらに、本
発明によって軽く快適な座席がえられ(座席下のスペー
スは空けられている)、また通常の使用条件においてか
さばらず、完全に安定していて、剛性の脚アセンブリー
を得ることができる。本発明に基づく座席は厳しい動的
試験及静的試験、特に上記の試験に合格し得る。
【0017】
【実施例】添付図面に示されているいくつかの実施例に
関する以下の説明には本発明のその他の特性や利点が記
載されている。本発明は、空輸機の座席用の脚アセンブ
リー(据え付け部)を形成する構造1である。図面にお
いて、通常の使用位置における該構造は線で示され、該
空輸機の地上への墜落によって生じるような衝撃ののち
に移転した位置における構造は、一点鎖線によって示さ
れる。座席自体は図面に表示されていない。「前」及び
「後」という用語は、座席については従来通りの定義
で、乗客が座っている時、前方に向いているということ
である。座席の脚アセンブリーを形成する構造は、該空
輸機の固定構造3、即ち通常この空輸機の床3に連結さ
れる。空輸機が地上に停止している時、床3は通常ほぼ
水平であるので、水平方向とは床3に平行な方向として
定義され、垂直方向とは下方を正の方向として床面3に
垂直な方向である。横手方向に水平な方向とは、右を正
の方向として、背もたれに平行な水平方向で(図の面に
垂直な方向)、又長手方向に水平な方向とは、前方を正
の方向として横手方向に水平な方向に対して垂直な方向
であり、前、後の方向を含むものである(図面の平面に
含まれる)。この後はすべて、「水平」及び「垂直」と
いう用語は相対的なものであり、通常の物理的概念、も
しくは、上に定義された該空輸機にもちいられる局所的
方向を示す。
【0018】この座席には、該座席の座と背もたれを定
め、クッションと付属の装備類を、支持する骨組2が含
まれる。本発明は、空輸機の座席、特に定期航空機の乗
客の座席の為の脚アセンブリーを、形成する構造であっ
て、一方では少なくとも1つの前方脚部5(以下、前脚
5と呼ぶ)の前方定着部(前アンカー)4によって、お
よび、少なくとも1つの後方脚部8(以下、後脚)の後
方定着部(後アンカー7)によって、空輸機の固定構造
3、特に床面3に埋め込まれて、連結されており、他方
では、上部前継手9と上部後継手10とによって、座席
の骨組2に接合され、特に横手方向に水平な回転軸1
1,12、を中心として骨組2に連接される脚アセンブ
リーを形成する構造で、該構造1,2、はその他、前ア
ンカー4の周辺又は該アンカー4に連結している、少な
くとも1つの特殊エネルギー吸収装置13を具備し、こ
のエネルギー吸収装置13は、後脚8の上部35に連結
しているが、継手10より下方に向って離れていること
を特徴とし、さらに、この構造には固定構造3に対し
て、後アンカー7を中心とした後脚8の前方に向う回転
を制限するか、もしくは、妨げる手段23が具備されて
いることを特徴とする空輸機の座席のための脚アセンブ
リーを形成する構造を提案する。
【0019】本発明は、又、一方では少なくとも1つの
前脚5の全部アンカー4によって、および、少なくとも
1つの後脚8の後部アンカー7によって、空輸機の固定
構造3、特に床面3に埋め込まれ連結されており、他方
では、上部前継手9と上部後継手10によって座席の骨
組に接合され、特に横手方向に水平な回転軸11,12
を中心として、骨組2に連接される、空輸装置の座席、
特に定期航空機の乗客の座席のための脚アセンブリーを
形成する構造であって、該後脚8は、弓形をなし、その
凸面は前方に張り出し、上記骨組2に対して横方向に水
平な回転軸12を中心として回転しえるように、座席骨
組2の後部に連接しているその上部先端14によって接
合されていることを特徴とし、さらに、この後脚8と該
構造1は、この構造1が変形されるとき、上記後脚8が
前方に屈曲変形されるように構成され、その理論的もし
くはその現実の屈曲回転軸37は、後脚8の座席骨組2
の連接軸12の初期の平常位置にほぼ垂直であることを
特徴とする脚アセンブリーを形成する構造を提案する。
後部後脚8は、理論的もしくは現実の屈曲回転軸37
が、固定構造3より上方にへだたっているように構成さ
れる。
【0020】以下に示すように、この屈曲回転軸37
は、後脚8が、屈曲して弾性によるかまた可塑性によっ
て変形する場合、理論的なものであり、また、この構造
的屈曲より生じる回転軸に相当し、一方、後脚8が、互
いに連接されている2つの部分35,36より成る場
合、現実的なものである。エネルギー吸収装置13は、
後脚8の最大屈曲帯25の上にある後脚8の上部35に
結合され、さらにこの後脚8が平常位置にある場合、最
っとも突出している後脚8の部分24に結合している。
【0021】本発明に従えば、構造1へのエネルギー吸
収装置13の2つの連結部18,24によって、墜落に
際して当該航空機が地上と接触した時、想定される減速
方向に少なくとも近い方向がとられる。実際上この想定
される減速方向は、航空機が真の水平に対して、特に3
0°だけ、前方下向きに傾斜しているため、真の垂直方
向に近い方向に通常相当する。したがって座席が、前方
下向きに約30°傾斜している場合、エネルギー吸収装
置13によって、もっとも垂直に近い方向にさせること
になり、これが本発明にもとづく構造1の場合である。
【0022】さらに、新規定によって定められた異なる
2種類の動的試験にできるだけ答えるため(一方では座
席が水平である場合、16gの長手方向の減速。他方、
前方下向きへの30°の座席傾斜に対しては、14gの
垂直減速)、吸収装置13によって受けられる応力及び
これによって吸収される応力は、上記2種類の試験で同
一であることが望ましい。したがって、本発明によれ
ば、構造1におけるエネルギー吸収装置13の2つの連
結部18,24は、座席が水平である時の16gの横方
向の減速及び、座席が30°だけ前方下向きに傾いてい
る時の14gの垂直方向減速より生じるこの方向に対す
る各応力は、それぞれほぼ同じであるように、ある一定
の方向を定める。傾斜によって与えられた理論的最適地
は水平面に対して37°のオーダの角度αをなす連接部
18,24によって、定められた方向である。
【0023】本発明にもとづく構造1の一般的形状、特
に後脚8の形状および構造1にあるエネルギー吸収装置
13の連続帯18,24、は固定構造3に対する吸収装
置13の方向が構造1の変形に際してほぼ同一になり、
特に37°のオーダの角度αを形成するように定める図
1,2に示されているようなこうした一般的形状およ
び、上に述べられている本発明の特性によって当初の位
置が最適の吸収を可能にし、座席の座りごこちが、後部
と同様前部においても座席の下方にむかう垂直方向最小
移動を以って座席位置が維持されるので、思いもかけな
い妥協を実現できる。さらにエネルギー吸収装置13の
強度は正確に決定することができる。
【0024】このようにして、本発明にもとづく脚アセ
ンブリーを形成する構造1は、航空機の地上への墜落に
際し、統計的にもっともひんぱんで、もっとも大きい衝
撃方向の大量のエネルギーを吸収し得る。本発明にもと
づき、前アンカー4には、該前アンカー4の横手方向の
水平回転軸6を中心として、前脚5を平常位置より前方
に回転させる継手を有する。さらに前脚5は、平常位置
において(すなわち事故条件外の条件において)前部ア
ンカー4より、少なくともほぼ垂直に、特に航空機の床
3に垂直にのびている。したがって乗客のみの荷重では
平常使用時において構造1を変形させることはなく、ま
たエネルギー吸収装置13を活性化させることもない
か、もしくはほとんどない。一方、本発明にもとづく脚
アセンブリーを形成する構造1は、航空機が用いられ、
飛行している通常の条件においては、完全に剛性で安定
している。
【0025】本発明による構造1には、前脚5および後
脚8よりなる一対の脚によって、後脚8と前部アンカー
4との間に唯一のエネルギー吸収装置13が具備される
ことが望ましい。3つの席を有する1座席のような座席
のための脚アセンブリーを形成する構造1には、前脚5
と後脚8の同様な対が少なくとも2つ含まれることが通
常で、この対は、横に並んでいて、各対の前脚5は後脚
8と長手方向に向かいあっている。本明細書において
は、一対の脚のみを表示し、説明することとする。構造
1は床3と座席本体(すなわちその骨組み2、その座、
その背もたれなど)は構造1に接続され、床3と座席間
に設置されている該構造1によって床3からはなれて支
持されている。
【0026】エネルギー吸収装置13は、軸17にした
がって、おたがいに滑動し得るような、2つの部材1
5,16より成り、滑動には機械的エネルギーの消散
(可塑性変形・摩擦など)をともない、また減速吸収時
にエネルギー吸収装置13の軸17にしたがった全長の
減少をともなう。2つの部材15,16、が互いに滑動
し合う軸17は少なくとも該構造が変型をこうむらない
平常位置にあるとき、航空機の水平面に対して、30°
以上、60°以下、特に約37°の角度αを成し、その
結果エネルギー吸収装条件は、規定NPRM86−11
に定められた2つの動的試験に対して、同一である。好
ましくはエネルギー吸収装置13は、剛性のロッド15
を有し、その一方の先端20は残りの構造1に、特にし
っかりと前部アンカー4に接続されるか、または軸26
の周りで後脚8に連接され、さらに他の先端21は細く
なっており、プラスチック合成材もしくはそれと同等の
もののブロック16内に一部入りこみ、その結果、ロッ
ド15のこの細い先端21はブロック16に対する軸1
5のある数値の圧力によって、これを構成する物質を切
ってブロック16内に入りこむことができる。ブロック
16はまた、構造1に連結しているロッド15の先端2
0に面している構造1の残りの部分に連結している。こ
のようにして、ロッド15が下部前アンカー4に連結し
ている場合、ブロック16は後脚8に連結している。反
対にロッド15が後脚8に連結している場合ブロック1
6は下部前アンカーに連結している。
【0027】圧縮タイプのエネルギー吸収装置13を用
いれば、このエネルギー吸収装置が止め具にまでいたる
ような、強い事故にあった場合、牽引タイプの装置は完
全にひきのばされた場合、容易に破壊されることがある
のに対し、より大きな安全性を座席に与えることができ
る。その上圧縮タイプの装置13は、かさばらず、前脚
と後脚間の適当な傾斜にもとづいて、挿入できることが
利点で、費用も小額ですみ、容易にかつ正確にとりつけ
られて、強度もまた大きい。
【0028】本発明によれば、後脚8は弓形をしてお
り、その凸面は前方に張り出し、その上部先端14によ
って、座席の骨組2に、特に後部横ばり33に、すなわ
ち座席の背もたれと座の接続部の下に、該骨組2に対し
て横手方向に水平な回転軸22を中心として回転し得る
ように連接されて、結合される。さらにエネルギー吸収
装置13は後脚8の最大曲率帯25の上に位置する部分
24において、後脚8に連結されている。それは、後脚
8へのエネルギー吸収装置の連結帯24が最大曲率帯2
5の上部に位置するとき、衝撃時において、より良い緩
衝率を確認できたからである。さらに衝撃に際して座席
後部が下方に押しつぶされないために、エネルギー吸収
装置13はあまり傾斜度が少なくなることを避けなけれ
ばならない。これは、角度αが30°を超える必要のあ
る2次的理由である。エネルギー吸収装置13は横手方
向に水平な回転軸26を中心として、後脚8に対して回
転し得るように、後脚8に連接される。
【0029】後脚8の後部横ばり33への継手は、構造
1の上部の骨組2への後継手10を構成する。一方エネ
ルギー吸収装置13は、前部アンカー4の周辺かまた
は、該アンカー4にしっかりと連結され、横方向に水平
な軸を中心とした回転の可能性はない(第3図参照)。
構造1の運動学と寸法に関しては、その変形時にエネル
ギー吸収装置13は、ほぼ同一の軸17にとどまってい
て、前部アンカー4を中心として回転することなく、例
え回転しても無視し得る程度である。しかしながら、異
なる種類の実施例においては、それが必要と判明すれ
ば、横方向に水平な回転軸をとりつけることができる。
【0030】本発明によれば、手段23は、固定構造3
に位置する後部アンカー7を中心とした後脚8の下部3
6の前方にむかう回転を制限したり、妨げたりする。し
たがって、本発明にもとづく構造1は、いかなる横方向
への水平回転軸をも必要としない下部前アンカー7を中
心とした後脚8の前方への回転の結果、変形し得ない。
実際上、図に示されているように、後部アンカー7は軸
22を中心とした上記アンカー7の回転によって、後部
アンカー7を固定構造3のレールに2重に連結される機
能を特に有する、横手方向に水平な回転軸22を有す
る。したがって、軸22は、構造1の固定構造3への取
りつけに役立つ。この場合、後脚8の前方への回転を限
定したり、さまたげたりする手段23は、後脚8の下端
31の傾斜部23よりなる止め具によって構成され、上
記の後脚8は、固定構造3と一体になっている固定部材
19、特に強化用の下ばり19の表面27に面して協働
している。図面では、傾斜部23は、後脚の下端31よ
り、ほぼ水平方向に前方に延長され、桁19の後端30
の上部表面に面しているその下面と協働している。
【0031】前方へむかって回転し得ない後脚8は、連
接されている2つの部分によって構成されるか、また
は、後に記されるように、構造1自体が減速1の結果変
形される場合、構造的変形をこうむる。後脚8の前部に
向かって張り出している凸部を有する弓形の全体的形状
は、前記の特性と共に、優れた利点を持っている。本発
明によれば、後脚8と前部アンカー4間に延びているエ
ネルギー吸収装置13は、ゼロではない所定の最小値F
0 と所定の最大値F1 間の、軸17に従って方向付けら
れた応力地に対し、作動状態であるよう、すなわち止め
具にまで至らずに活性をとどめているよう、寸法を定め
られる。最小値F0 はゼロではないので、構造1は、事
故を定義する最小臨界値より低い減速値では、変形し得
ない。
【0032】かくして、軸17に従ってエネルギー吸収
装置13が受ける、ゼロからF0 までの平常応力に対し
て、エネルギー吸収装置13は作動されず、変形もせ
ず、構造1も強固なまま、変形されない。F0 からF1
までの間、該装置13は作動状態で、止め具に至ること
なく、衝撃エネルギーを吸収する。F1 を超えると、エ
ネルギー吸収装置13は止め具に至り、これが受けるす
べてのエネルギーをもはや全て吸収することはできな
い。実際上、例えば、F0 は9gの床面3長手方向減速
に相当し、F1 は床面3の長手方向減速20gに相当す
る。
【0033】図1と図2には、本発明の異なる実施例2
つが、示されている。図1に示されている、最初の実施
例においては、後脚8は、通常の使用条件において、ほ
ぼ動かず、変形しないで、剛性のままでとどまるか、乗
客とその座席が受ける減速が、事故状況に相当する、一
定の数値を越え、構造1を変形させる時、可塑的に、特
にその曲率の減少方向に、変形するように、又その結
果、さらに該構造1のこうした変形に後脚8の弾性変形
エネルギーの消散がともない、次に可塑性変形エネルギ
ーの消散がともなうように、当該航空機の固定構造3お
よび座席の骨組み2に連結される。
【0034】後脚8は、エネルギー吸収装置13におい
て、エネルギーの消散を発生させる応力がひきおこされ
る、座席とその乗客がこうむる減速によって(すなわち
0より高い数値で)、特に曲率の減少方向に可塑性変
形が生じはじめるように、さらにむしろ該装置13が、
止め具にまでいたらない減速によって(F1よりも低い
応力に対して)、可塑性変形が開始されるように、寸法
が定められる。その結果、後脚8の可塑性変形によって
生じるエネルギーの消散は、エネルギー吸収装置13に
おいてすでにエネルギーの消散を発生させている減速の
ために、ひきおこされはじめる。こうした2つの消散
は、衝撃エネルギーを吸収するため、それぞれおたがい
に加えられる。より少ない減速に対しては、後脚8は少
ししか変形せず、特に弾性領域においてはまったく変形
されない。一方、前脚5および骨組み2、特に構造1が
連結している桁および/または横ばり32,33は、構
造1において機械的破壊をひきおこさない減速の範囲内
で、変形されないで剛性のままであるか、弾性変形のみ
をこうむるように、寸法を定められている。
【0035】さまざまな要素の寸法ぎめは、よく知られ
た構造計算の方法によって、用いられる材質とこれがこ
うむる応力に応じ、その形状および厚の分布を基本的に
決定することにある。構造1の寸法ぎめは、各乗客に対
して、77.11kg(170ポンド)の重量を考慮して
行われる。例えば、長手方向の減速9gより、14gも
しくは16gまで、弾性の範囲内においては変形は少な
く、エネルギー吸収装置13は作動状態であるが、止め
具にはいたっていない。14gもしくは16gより大き
い長手方向の減速、たとえば20gまででは、エネルギ
ー吸収装置13は作動中であるが、後脚8もまた、可塑
性変形によって多大なエネルギーを消散する。20gを
超える長手方向の減速では、機械的破壊がおこることも
ある。垂直方向の減速のために同じような段階が決定さ
れ得、その結果構造1が定められる。エネルギー吸収装
置13の最適な傾斜は、軸17にしたがって、ともに最
小応力F0 を発生させる長手方向の臨界減速と垂直方向
の臨界減速との関係によって条件づけられ、そしてそれ
は、当該装置13の真の特性である。後脚8は、ほぼ1
5g特に14gおよび16gの長手方向減速に相当する
減速によって変形されるよう寸法を定められている。
【0036】図2に示されている第2の実施例において
は、後脚8は、固定部分36によって後部アンカー7よ
り離れている横方向の水平回転軸37を中心として通常
位置より前方にむかって回転し得るように、一方では骨
組み2に連接され、他方では、後脚8の下部の固定部分
36に連接されている上部分枝35を含む上部分枝35
の回転軸37は、後部アンカー7より上方に離れ、固定
構造3より特に、105mmほどの高さhだけ高くなって
いる。上部分枝35の回転軸37は、上部分枝35の平
常位置において、骨組み2への上部分枝35の継手10
に垂直であるか、この継手10の垂直面の前面にあるよ
うに、特に距離dだけ、例えば135mm程度後部アンカ
ー7から前方に離れている。むしろ、回転軸37は、後
脚8の後部直線部分36の先端36にあって、上部の部
分35は、曲率がもっとも高い後脚8の部分25を含ん
でいる。
【0037】むしろ、後脚8の固定部分38は、一方で
は、後部アンカー7に、他方では、回転軸37を通じ
て、上部分枝35に連結されている下部分枝36よりな
り、この2つの分枝35と36は、通常位置において、
連続して延長され、前方にむかってはり出している凸面
を有する弓形の後脚8を定めている。下部分枝36は直
線的であり、それがとりつけられている後部アンカー7
より、前方の高い方に延長して、その上部自由端46に
回転軸37を支えている。上部分枝35は、前方にむか
ってはりだしている凸面を有する弓状で、この自由下端
45がとりつけられている回転軸37より、上記の下部
分枝36に続いている。
【0038】この第2の実施例においては、脚アセンブ
リーを構成する構造1の変形に関して、いくつかのこと
なる応力例があり得る。第1の応用例では、後脚8は、
可塑性変形を生じないよう、すなわちF1 より大きなあ
る減速値よりのみで、エネルギー吸収装置13のみが減
速エネルギーを吸収できるように寸法を定められてい
る。したがって、継手37は、エネルギー吸収装置13
のあらゆる変形過程を通じて、下部固定分枝36に対
し、上部可動分枝35の回転を可能にするように設計さ
れている。
【0039】第2の応用例においては、後脚8は、曲率
の最っも大きい後脚8の部分に相当する上部屈曲可動分
枝35が、F0 以上でF1 以下の減速値によって可塑性
変形を行い得るように、寸法を定められる。その結果、
エネルギーの吸収はこのために設置された特殊装置13
によって、また可塑性の範囲において、後脚8の屈曲分
枝35の変形によって、なされ得る上部分枝35の前方
にむかって行われる回転を限定する止め具を形成する手
段は、軸37を中心とした上部分枝35の回転行程によ
って後脚8は、変形されなければならず、エネルギーの
吸収に参加して、そののちにおいても上部分枝35の回
転を生じさせないように、とりつけることができる。
【0040】第2の実施例のうち、前に記した2つの応
用例においては、回転軸37の近くに、2つの分枝3
5,36、の間に挿入される補助的エネルギー吸収装置
をとりつけることができる。例えば、上部分枝35の前
部下端45にはナイフ状の部分がとりつけられていた
り、細くけずられて、その先端がナイフ状にされていた
りして、布や合成スポンジの帯の様なひきさかれ得る物
質を引きさいて、後脚8の下部固定分枝36の上部自由
端46の該当する溝内に入りこめるようになっている。
この場合、第2の応用例と組み合わせて、該構造1には
3つのエネルギー吸収帯が含まれる。すなわち、後脚8
と前部アンカー4との間にはさまれている特殊装置1
3、可塑性変形が行われる後脚8の上部可動分枝35、
および後脚8の2つの分枝35,36、にはさまれてい
るエネルギー吸収装置である。
【0041】好ましくは平常の位置より後脚8の上部分
枝35の後方にむかって、行われるいかなる回転をもさ
またげる止め具を形成する手段38、が取りつけられる
こともある。例えばその手段38は、第2図に示されて
いるように止め具を形成するため、分枝35,36の2
つの先端部分よりなり、軸37の後部で協働している。
【0042】また、少ない減速の結果でも生ずる前方へ
の軸37を中心とした上部分枝35の時ならむ回転をさ
ける装置をとりつけることもでき、これは例えば、上部
分枝35の下端43に対して、前部止め具を形成する固
定分枝36の先端46と一体となっている可塑性の突起
39よりなっている。こうした突起39は、強力な減速
では破壊されるか折れるかするが、特に乗客の重量下で
生じるような弱い減速に対しては耐えることができる。
この第2の実施例において後脚8の上部先端14の長手
方向移動距離D′はより大きく、該先端14の垂直方向
の移動に対してはより小さく、またエネルギー吸収装置
13の遊動幅においてはより小さい。その結果、主とし
て、利点として構造1の変形時に、座席の座はよりよく
保たれ、エネルギーを吸収する可能性はより長時間にな
る。
【0043】構造1の強度を改善させるために示されて
いる2つの実用例で、その他にたとえ座席と脚がうける
減速が、事故の条件に相当していたとしても、おたがい
に変わらない距離を2つのアンカー4,7に保たせるた
め、前脚5の前アンカー4および後脚8の後アンカー7
に直接結合されているモノブロックキャストの下ばり1
9を取りつけられる。
【0044】構造1の床面に対するアンカー4,7は、
それ自体知られているように、該航空機のレールと協働
する1つまたは、2重の突起によって構成されている。
好ましくは前アンカー4は一本であることがあり、一方
後部アンカー7は、このアンカー7がひきぬかれること
によって働く場合、レール上でよりよく応力を配分する
ため2重になっている。
【0045】図3に示されている前部アンカー4は、該
航空機の固定構造3のレールに固定されている突起を含
み、さらに、前脚5の下端に一部入りこむため、下ばり
19を通って、上方にのび、この前脚5の下部回転軸6
と協働している。突起40は、固定構造3に対して保持
している回転軸6と一体になっている。軸6を中心とし
て前脚5の前方に回転させるため、長手方向のリブが、
突起40と向かいあって、前脚5の前部下端部分41に
配されている。時ならぬ回転をさけるため可塑性の止め
装置をこのリブにとりつけることもできる。この止め装
置は、激しい減速の場合破壊される。
【0046】異なる応用例においては、前脚5の下方の
前部41はリブがきられてなく、このようなリブは存在
しない。しかし、突起は回転軸6のもとで弱くされてい
るか、またはその部分が可塑的にされている。エネルギ
ー吸収装置13は、前部アンカーに面しているはり19
の前端に下方の前端を通じて連結部18において連結さ
れている。このため、ねじ40には、エネルギー吸収装
置13にとりつけられているねじタップ43と協働し
て、当該ねじが通るはり19に通されている。
【0047】通常の位置において、ほぼ433mmの各ア
ンカー4,7間の距離および、床面3に対する上部後継
手の約307mmの高さh1 に対する後脚8への当該装置
13の連結点24は、ほぼ213mmの高さh2 であり、
ほぼ207mmの距離D1 だけ、後部アンカー7の前方に
むかって進んでおり、さらに右より上方にむかった約6
1mmの距離D2 において最大曲率の後点25と曲率の中
心Cとが交わっている。エネルギー吸収装置13の遊動
幅Dは第1の実施例では、約55mmであり、第2の実施
例では約47mmである。上方の後継手10の長手方向遊
動幅D′は第1の実施例ではほぼ50mmで、第2の実施
例では約80mmである。
【0048】
【発明の効果】本発明による脚アセンブリーを形成する
構造1は、非常に経済的に、かつ従来の変形不可能な構
造に用いられていた部品とほぼ同様な標準部品を用い
て、作ることができる。変形不可能な構造で知られてい
る快適性や安全性に必要なその他の部品は本発明にもと
づく構造1にも採用できる(荷物用の周囲をかこった
棚、足置きなど)。
【0049】本発明にもとづく、空輸機、特に定期航空
機の乗客用座席は、本発明にもとづく構造1よりなる脚
アセンブリーを具備していることを特徴とする。航空機
の床3に座席の正確な埋め込みを確保するため、図示さ
れているように、各座席に何対かの前・後脚5,8がと
りつけられる。こうした対になっている前・後脚5・8
が互いに連結し、座席の脚アセンブリーを強固にするた
め、座席下の荷物用棚をなすように、横方向に何本かの
バーをとりつけることができる。
【0050】2つまたは3つの座を有する1つの座席に
対して、2対の前・後脚5・8で充分である。好ましく
は本発明によれば、座席においては、前継手9は該構造
1を座席を前部横ばり32に結合し、また後継手10は
該構造1を座席の後部横ばりに結合する。
【0051】エネルギー吸収装置13において、また後
脚8の可塑性変形によって、エネルギーの消散を衝撃時
におこさせる該構造1の変形は、一点鎖線によって図に
示されている。前方への該構造1の回転によって生じる
変形は地上への航空機墜落による典型的な変形である。
座席の座は、ほぼ水平にとどまったままであり、当初そ
れが占めた位置に近いところにとどまる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に基づく脚アセンブリー
を形成する構造の側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に基づく脚アセンブリー
を形成する構造の側面図である。
【図3】本発明に基づく脚アセンブリーを形成する構造
の前部アンカー長手方向鉛直面による部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1…脚アセンブリを形成する構造 2…骨組 3…固定構造(床) 4…前部アンカー 5…前脚 7…後部アンカー 8…後脚 13…エネルギー吸収装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方では定着された状態で前方脚部の少
    なくとも1つの前方定着部により、又後方脚部の少なく
    とも1つの後方定着部により夫々、航空機の固定構造に
    結びつけられ、又他方では前方連接部及び後方連接部に
    より座席の骨組みに結びつけられている空輸機の座席脚
    構造において、後方脚部と前方脚部の間にはエネルギー
    吸収装置が設けられ、上記脚構造が変形したとき、後方
    脚部が前方に屈曲変形するように、後方脚部は弓形を成
    し、その凸面は、前方に突き出しており、その理論的も
    しくは現実の屈曲回転軸は、後方定着部から遠く、座席
    骨組みとの後方脚部連結軸の初期平常位置にほぼ垂直で
    あることを特徴とする座席脚構造。
  2. 【請求項2】 後方脚部は、理論上、または現実の屈曲
    回転軸が上に向かって航空機の固定構造から離隔される
    ような形で構成されていることを特徴とする、請求項1
    に記載の構造。
  3. 【請求項3】 航空機の固定構造に対する下部後方定着
    部を中心にした後方脚部の前方への旋回を妨げる手段が
    含まれていることを特徴とする、請求項1又は2のいず
    れか1項に記載の構造。
  4. 【請求項4】 前方脚部の下部前方定着部及び後方脚部
    の下部後方定着部により航空機の固定構造上に定着され
    た状態でとりつけられており、座席の骨組みは構造が上
    にとりつけられている前方及び後方脚部によって支持さ
    れ、前方脚部は航空機の固定構造上の下部前方定着部か
    ら垂直方向上向きに延びていること、前方及び後方脚部
    は水平方向及び横方向の旋回軸を中心にして各々旋回で
    きるような形で座席の骨組みその上端でヒンジ留めされ
    ており、前方定着部は、前方脚部がこの前方定着部の横
    方向水平旋回軸を中心にしてその通常の位置から前方に
    向かって旋回できるようにする連接部を含んでいるこ
    と、後方脚部の上部部分と下部前方定着部の間、ただし
    上部後方連接部からは距離を置いて延びているエネルギ
    ー吸収装置が含まれていることを特徴とする、請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の構造。
  5. 【請求項5】 エネルギー吸収装置が後方脚部の最大湾
    曲ゾーンより上で後方脚部の上部部分に取りつけられて
    いる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造。
  6. 【請求項6】 エネルギー吸収装置が通常の位置で最も
    前方にある後方脚部ゾーンに取りつけられている、請求
    項1乃至5のいずれか1項に記載の構造。
  7. 【請求項7】 エネルギー吸収装置が、水平横方向旋回
    軸を中心に旋回できるような形で後方脚部にヒンジ留め
    されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構
    造。
  8. 【請求項8】 エネルギー吸収装置が水平横方向軸を中
    心にして旋回する可能性無く前方定着部にしっかりと固
    定されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    構造。
  9. 【請求項9】 エネルギー吸収装置は脚を形成する当該
    構造に対する2つの固定ゾーンの間に取りつけられてお
    り、これら2つの固定ゾーンは、座席が水平な状態での
    16gの長手方向減速及び座席が下方及び前方に30度
    だけ傾いている状態での14gの垂直方向減速の結果と
    してのその方向での予想応力が類似のものとなるような
    形で向けられた1つの方向を規定している、請求項1乃
    至8のいずれか1項に記載の構造。
  10. 【請求項10】 前記方向が水平線と約37°の角度α
    を成す、請求項9に記載の構造。
  11. 【請求項11】 全体的形状、後方脚部の形状及びエネ
    ルギー吸収装置の固定ゾーンの形状は、航空機の固定構
    造との関係におけるエネルギー吸収装置の方向性が脚を
    形成する構造の変形に際しほぼ同じにとどまるようなも
    のである、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の構
    造。
  12. 【請求項12】 航空機の固定構造に対する後方脚部の
    下部後方定着部が水平横方向旋回軸を有し、後方脚部の
    前方への旋回を妨げる手段が航空機の固定構造と一体化
    された固定縦材に対抗して連動する後方脚部の下端部の
    傾斜路で形成されたストッパから成ることを特徴とす
    る、請求項3及び請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の構造。
  13. 【請求項13】 後方脚部と前方定着部の間に延びるエ
    ネルギー吸収装置が、ゼロでない一定の与えられた最小
    値F0 と一定の与えられた最大値F1 の間に含まれるそ
    の軸に沿って方向づけされた応力値について突き当たる
    ことなく活動状態にあるように寸法決定されている、請
    求項4及び請求項1乃至12のいずれか1項に記載の構
    造。
  14. 【請求項14】 F0 が9gの長手方向減速に相応し、
    1 は20gの長手方向減速に相応することを特徴とす
    る、請求項13に記載の構造。
  15. 【請求項15】 後方脚部は剛性でしかも、通常の使用
    条件下ではほぼ不動かつ変形不能にとどまるものの、座
    席及び乗客が受ける減速が事故状況に相応する規定の値
    を超え脚を形成する構造に変形応力を加える場合には、
    特にその曲率の減少方向への曲げについて塑性的に変形
    するような形で、特に厚みに関し寸法決定されており、
    そのためこの構造のこの変形は後方脚部のまずは弾性変
    形次に塑性変形のエネルギーの散逸を伴ってのみ起こる
    ようになっている、請求乃至14のいずれか1項に記載
    の構造。
  16. 【請求項16】 後方脚部は、エネルギー吸収装置内の
    エネルギーの散逸をひさ起こす座席及びその乗客が受け
    る減速から、特に曲率減少方向での曲げに関し、塑性的
    に変形し始めるような形で寸法決定されており、前方脚
    部及び骨組、特に脚を形成する構造と連動する横方向梁
    及び縦材は、構造内で機械的破断をひき起こさない減速
    の範囲内で剛性にとどまるか又は弾性的にのみ変形する
    ように寸法決定されていることを特徴とする、請求項1
    5に記載の構造。
  17. 【請求項17】 後方脚部は、約15g特に14g又は
    16gの長手方向減速に相応する減速から変形するよう
    寸法決定されている、請求項16に記載の構造。
  18. 【請求項18】 後方脚部は、航空機の固定構造と一体
    化された下部固定部分と水平横方向旋回軸を中心として
    この下部固定部分及び骨組みにヒンジ留めされた上部分
    岐で構成されている、請求項1乃至17のいずれか1項
    に記載の構造。
  19. 【請求項19】 下部固定部分は、それが上に取りつけ
    られている後部定着部から上方及び前方に延びその上部
    自由端において上部分岐の旋回軸を支持している直線の
    下部分岐で構成されている、請求項18に記載の構造。
  20. 【請求項20】 上部分岐の旋回軸が後方定着部から上
    向きに離隔され固定構造物との関係においてさらに高く
    なっている、請求項19のいずれか1項に記載の構造。
  21. 【請求項21】 上部分岐の旋回軸は後方定着部から前
    方に向かって、上部分岐の通常の位置でそれが骨組みに
    対する上部分岐の上部連接部の垂直線より前にくるよう
    な距離dだけ離隔されている、請求項19又は20のい
    ずれか1項に記載の構造。
  22. 【請求項22】 上部分岐は前方に向いた凸状部をもつ
    ブラケットの形をしており、上部分岐の下端部が上にと
    りつけられている旋回軸から下部分岐を連続的に延長し
    ている、請求項19乃至21のいずれか1項に記載の構
    造。
  23. 【請求項23】 通常の位置からの後方脚部の上部分岐
    の後方へのあらゆる旋回を妨げるストッパを形成する手
    段が含まれていることを特徴とする、請求項19乃至2
    2のいずれか1項に記載の構造。
  24. 【請求項24】 下部固定部分との関係におけるその旋
    回軸を中心にした上部分岐の前方に向かっての旋回の際
    にエネルギーを吸収するため下部固定部分と上部分岐の
    間にはさまれたエネルギー吸収装置が含まれている、請
    求項19乃至23のいずれか1項に記載の構造。
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