JPH06161726A - ツールデータ再利用装置 - Google Patents

ツールデータ再利用装置

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JPH06161726A
JPH06161726A JP4311722A JP31172292A JPH06161726A JP H06161726 A JPH06161726 A JP H06161726A JP 4311722 A JP4311722 A JP 4311722A JP 31172292 A JP31172292 A JP 31172292A JP H06161726 A JPH06161726 A JP H06161726A
Authority
JP
Japan
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data
tool
case
objects
diagram
Prior art date
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Application number
JP4311722A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Tejima
文彰 手島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ツールを越えて種々のレベルのツールデータ
を再利用できるようにし、これにより再利用の範囲を拡
大して仕様書の作成効率の向上を図る。 【構成】 オブジェクト作成手段10により、CASE
ツール1からデータを取出してダイヤグラムと構成要素
とを別のオブジェクトとしてオブジェクト群を作成して
データベース40に登録し、この登録されたオブジェク
ト群の各オブジェクトに対しそれぞれオブジェクト管理
手段30により各オブジェクトを識別するための識別情
報を付与する。そして、オブジェクト検索手段50によ
りデータベース40からオブジェクトを検索して一覧表
示し、この表示されたオブジェクトに対しユーザ入力部
60から再利用の指定が行なわれた場合に、CASEデ
ータ作成手段70により上記指定されたオブジェクトを
データベース40から取出してCASEデータを作成
し、このCASEデータをCASEツール2に登録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシステムの分析
・設計作業において、図形要素などを含んだ高度な文書
からなる仕様書をCASEツールを使用して作成する際
に、過去の仕様書を再利用して各種の形式的な仕様書を
作成するために使用されるツールデータ再利用装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、システムの分析・設計工程におい
て、その仕様書をCASE(computeraided software e
ngineering )ツールを使用して作成する際に、過去の
仕様書を再利用して作成することが提案されている。C
ASEツールを使用して作成した仕様書は一般にCAS
Eデータと呼ばれ、このCASEデータはダイヤグラム
や構造化言語により記載された文書のことを指す。な
お、以下では上記仕様やダイヤグラムという用語をCA
SEデータと同じ意味で使用する。
【0003】ところで、CASEデータを再利用する技
術は、例えば次のような技術に利用可能である。 (1) 部品化技術(Popkin) 部品化のためにCASEデータを再利用する手順として
は、先ずダイヤグラムを編集中に1以上のシンボルを指
定してこれらを部品として登録する。このとき、シンボ
ルには部品が一意に識別できるようにするために名前を
付す。次に、ダイヤグラムを作成するときに、もし利用
可能な部品が見付かればその部品をインポートする。か
くして、ダイヤグラムは再利用される。
【0004】 (2) リポジトリ技術(IRDSやAD/Cycle) CASEツールがリポジトリの提供するインタフェース
・ライブラリを利用してデータの入出力を行なうことに
よって、複数の異なるCASEツール間でデータのやり
取りを行なうことが可能になる。このとき、CASEデ
ータを再利用するためには、次のような手順で行なわれ
る。すなわち、先ずリポジトリにはどのようなダイヤグ
ラムが存在するのかを検索する。そして、利用できそう
なダイヤグラムを見付け、このダイヤグラムをベースと
して新しいダイヤグラムを作成する。このとき、作成さ
れたダイヤグラムには、実際にはベース・ダイヤグラム
との差分だけを持っているものと、コピーすることによ
り作成されたものとがある。かくして、ダイヤグラムは
再利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
より考えられている再利用技術には、次のような解決す
べき課題があった。すなわち、CASEデータの再利用
はCASEツールの実現方法と密接に絡み合っているた
め、CASEデータ再利用装置だけを独立に作成するこ
とが難しい。このため、CASEデータの再利用は、C
ASEツールの一つの機能として実現されることが多
い。したがって、ユーザの資産(部品やベース・ダイヤ
グラム)を特定のCASEツールでしか使用することが
できず、この結果データに互換性のないCASEツール
間では、CASEツールを越えた再利用を行なうことが
できなかった。すなわち、仕様を再利用することが可能
なCASEツールが限られていた。
【0006】また、従来の技術では、特定の単位でしか
CASEデータを再利用することができなかった。例え
ば、部品化技術の場合には、恣意的に決められる部品と
いう単位でしか再利用することができない。またリポジ
トリ技術では、ダイヤグラム単位でしか再利用すること
ができない。
【0007】さらに、開発者の分析および設計作業を支
援して開発者の発想を豊かにさせるためには、例えば
「機能名」や「ハードウエア名」などから必要な仕様を
検索できるようにする必要がある。しかしながら、上記
従来の技術では部品名やダイヤグラム名でしかCASE
データを検索することができないため、検索手段が乏し
く有効性が低かった。また、部品化技術の場合には、通
常の仕様とは別に部品を登録しなければならないため、
開発者の負担が大きかった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、部品を新たに用意する必
要がなく、かつデータ互換性がなかったりリポジトリ方
式が異なっているツール間でも、ツールを越えて種々の
レベルのツールデータを再利用できるようにし、これに
より再利用の範囲を拡大して仕様書の作成効率を向上さ
せることができるツールデータ再利用装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、オブジェクト作成手段により、オープンア
ーキテクチャを採用しているツールからツールデータを
取り出して、ダイヤグラムとその構成要素とを互いに別
のオブジェクトとしてオブジェクト群を作成し、この作
成されたオブジェクト群をオブジェクト登録手段により
オブジェクト・データベースに登録するとともに、上記
オブジェクトデータベースに登録されたオブジェクト群
の各オブジェクトに対し、それぞれオブジェクト管理手
段により各オブジェクトを識別するための識別情報を付
与している。そして、オブジェクト検索手段により、上
記オブジェクト・データベースからオブジェクトを検索
して例えば一覧表示し、この表示されたオブジェクトに
対し所定の指定が行なわれた場合に、ツールデータ作成
手段により上記指定されたオブジェクトを上記オブジェ
クト・データベースから取り出してツールデータを作成
し、このツールデータを上記ツールに登録するようにし
たものである。
【0010】
【作用】この結果本発明によれば、ツールデータは、ダ
イヤグラムとその構成要素とが互いに別のオブジェクト
になるようにオブジェクト群に分解され、ツールに対し
独立して一括管理されることになる。このため、データ
に互換性がなかったり、リポジトリ方式が異なっている
複数のツール間においても、ツールを越えて種々のレベ
ルのオブジェクト、つまりツールデータを再利用するこ
とが可能となる。また部品を新たに用意する必要もなく
なる。すなわち、本発明によりユーザの資産を共有化す
ることが可能となり、これにより仕様書の作成効率を高
めることができる。
【0011】また、本発明によれば、ダイヤグラムや部
品だけでなくその構成要素についてもオブジェクトとし
て個々に登録管理される。このため、ダイヤグラムや部
品およびその構成要素を各々個々に検索することが可能
となる。したがって、開発者は過去の事例を簡単に調べ
ることができ、これによりシステムの分析および設計を
進める上での指針を簡単かつ明確に得ることが可能とな
る。すなわち、比較的経験の少ない開発者であっても、
品質の高いシステムを開発することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係わるツールデータ
再利用装置の機能構成を示すブロック図である。
【0013】本実施例のツールデータ再利用装置は、オ
ブジェクト作成手段10と、オブジェクト登録手段20
と、オブジェクト管理手段30と、オブジェクト・デー
タベース40と、オブジェクト検索手段50と、ユーザ
入力部60と、CASEデータ作成手段70とを備えて
いる。
【0014】オブジェクト作成手段10は、複数のCA
SEツール1〜Nに一対一に対応して設けられた複数の
CASEツール用オブジェクト作成部11〜1nを有し
ている。これらのCASEツール用オブジェクト作成部
11〜1nは、各々対応するCASEツール1〜Nから
CASEデータを取り出し、ダイヤグラムとその構成要
素とがそれぞれ別々のオブジェクトとなるようにオブジ
ェクト群を作成する。またオブジェクト作成手段10
は、上記CASEツールごとのオブジェクト作成部11
〜1nばかりでなく、ダイヤグラムの種別ごとに別々の
オブジェクト作成部を有している。これらのオブジェク
ト作成部が必要となる理由は、オープンアーキテクチャ
を採用しているCASEツールであっても、リポジトリ
方式を採用しているものもあれば、また内部のデータ構
造を公開しているものやインタフェースライブラリを提
供するものなどもあり、CASEデータに対するアクセ
ス方法がCASEツールごとに異なっているためであ
る。
【0015】オブジェクト登録手段20は、上記オブジ
ェクト作成手段10により作成されたオブジェクト群を
オブジェクト・データベース40に登録する。このオブ
ジェクト群の登録を行なう際には、登録しようとするオ
ブジェクトが既にオブジェクト・データベース40に存
在しているか否かをチェックする。そして、もし存在す
ればそのオブジェクトをオブジェクト・データベース4
0に登録せずに、既存のオブジェクトに置き換えて登録
する。すべてのオブジェクトは、後述するオブジェクト
IDによって区別されるが、オブジェクトが同一である
か否かはそのオブジェクトが属するクラス名と、そのオ
ブジェクトの名称により判断される。
【0016】オブジェクト管理手段30は、オブジェク
ト登録手段20によりオブジェクト・データベース40
に登録されたオブジェクト群に対しそれぞれオブジェク
トIDを発番し、オブジェクトが一意に識別できるよう
にするとともに、オブジェクト間の関係を保持する。オ
ブジェクト・データベース40ではダイヤグラムも各構
成要素もすべて一つのオブジェクトとして扱われるが、
構成要素がプリミティブなオブジェクトであるのに対
し、ダイヤグラムは複合オブジェクトである点で異な
る。
【0017】オブジェクト検索手段50は、オブジェク
ト検索部に加えて、検索結果表示部51と、入力受付部
52と、ダイヤグラム変換部53と、ダイヤグラム表示
部54とを有している。入力受付部52は、ユーザ入力
部60による検索指示などの入力信号を取り込む。オブ
ジェクト検索部は、上記ユーザ入力部60により入力さ
れた検索指示などに従ってオブジェクト・データベース
40から再利用できそうなオブジェクトを検索する。検
索結果表示部51は、上記検索されたオブジェクトをデ
ィスプレイに一覧表示する。ダイヤグラム変換部53
は、上記ユーザ入力部52により入力された指示に従っ
て、ダイヤグラムの変換処理を実行する。ダイヤグラム
表示部54は、上記検索されたダイヤグラムの構成要素
をディスプレイに表示する。
【0018】CASEデータ作成手段70は、複数のC
ASEツール1〜Nに一対一に対応して設けられた複数
のCASEツール用データ作成部71〜7nを有してい
る。これらのCASEツール用データ作成部71〜7n
は、上記オブジェクト検索手段50により検索されたオ
ブジェクトのうち、ユーザ入力部60から指示された再
利用可能なオブジェクトをオブジェクト・データベース
40から取り出してCASEデータを作成する。そし
て、この作成されたCASEデータを対応するCASE
ツール1〜Nに登録する。またCASEデータ作成手段
70は、上記CASEツールごとのCASEデータ作成
部71〜7nばかりでなく、ダイヤグラムの種別ごとに
別々のCASEデータ作成部も有している。
【0019】いまCASEツールとして、オープンアー
キテクチャを採用し、データフロー・ダイヤグラムのみ
をサポートしている2つのCASEツールを考える。こ
れらのCASEツールは、ダイヤグラムのCASEデー
タをそれぞれ別々のファイルとして管理しており、その
ファイル名によりデータフロー・ダイヤグラムが表わし
ているシステムの名称、ダイヤグラムの親子関係の情
報、およびダイヤグラムの種別の情報などが分かるよう
になっている。
【0020】ファイル名の規則は、システム名#階層情
報.拡張子により表わされる。ここで、システム名は英
数字により構成される。また階層情報は、第0階層(コ
ンテキスト・ダイヤグラム)ならば“0”、第1階層な
らば“1”にそれぞれ設定され、さらに第1階層のプロ
セス2を詳細化したものであれば、“1.2”に設定さ
れる。また、拡張子はデータフロー・ダイヤグラムなら
ば、“dfd”に設定される。
【0021】また、外部との入出力ファシリティとして
は、次のようなインタフェース・ライブラリを提供して
いる。すなわち、先ずデータフロー・ダイヤグラムの読
み込みは、次のように行なわれる。
【0022】 dfd_load(files,entity,mode) char *files; /*パス名*/ struct Entity *entity;/*構成要素情報リスト*/ int mode; /*one,all*/ そして、ディレクトリ名とファイル名とからなるパス名
を指定すると、その指定されたファイルのデータフロー
・ダイヤグラムの構成要素の情報が“Entity”の
リストとして返される。
【0023】次に、データフロー・ダイヤグラムの書き
込みは、次のように行なわれる。 dfd_save(files,entity,mode) char *files; /*パス名*/ struct Entity *entity;/*構成要素情報リスト*/ int mode; /*新規,追加*/ そして、ディレクトリ名とファイル名とからなるパス名
と、そのデータフロー・ダイヤグラムの構成要素の情報
を“Entity”のリストとして与えると、指定され
たファイルにデータフロー・ダイヤグラムのデータが作
成される。
【0024】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。なお、ここでは先に述べたように2つのC
ASEツール1,2に対してCASEデータ再生装置を
構成している場合で、CASEツール1で作成したデー
タフロー・ダイヤグラムのプロセス(下位にデータフロ
ー・ダイヤグラムを持つ)をCASEツール2で再利用
する場合を例にとって説明する。
【0025】先ずデータフロー・ダイヤグラムを作成す
る際には、CASEツール1を使用して、例えば図3に
示すようなデータフロー・ダイヤグラムを作成する。続
いて図2のステップ2aに示すごとく、CASEツール
1からデータを取り出してオブジェクトを作成する。す
なわち、先ずユーザはCASEデータを取り出したいC
ASEツール名と、ディレクトリ名と、ファイル名とか
らなるパス名をユーザ入力部60によりキー入力する。
なお、ワイルドカードを使用して、任意のディレクトリ
の下にあるすべてのファイルを一度にオブジェクトに変
換することも可能である。
【0026】ここでは、上記データフロー・ダイヤグラ
ムをオブジェクトに変換したいので、以下の2つのファ
イル名を直接指定する。すなわち、CASEツール名と
しては CASEツール名1 を指定し、またパス名としては ./System1#1.dfd ./System1#1.2.dfd を指定する。
【0027】これによって、CASEツール1からは、
カレント・ディレクトリにある “System1#1.dfd” “System1#1.2.dfd” の2つのデータフロー・ダイヤグラムが、オブジェクト
作成手段10の対応するCASEツール1用オブジェク
ト作成部11に読み出される。そして、このオブジェク
ト作成部11において、上記2つのデータフロー・ダイ
ヤグラムはオブジェクトにそれぞれ変換される。このオ
ブジェクトへの変換は、具体的には例えば先のインタフ
ェース・ライブラリを使用して、図3のように作成され
たデータフロー・ダイヤグラムのCASEデータを取り
出し、“Entity”のリスト中に書かれたデータを
順次上記したデータ・スキーマで定義されるオブジェク
トに変換することにより行なわれる。この結果、例えば
図4(a)〜(c)に示されるオブジェクト群が作成さ
れる。
【0028】そうしてオブジェクト作成手段10におい
てオブジェクト群が作成されると、この作成されたオブ
ジェクト群は、図2のステップ2bにおいてオブジェク
ト登録手段20によりデータベース40に登録される。
このとき上記オブジェクト群は、例えば図5に示すよう
なデータ・スキーマのオブジェクト・データベース40
に登録される。ここで、上記データ・スキーマは次のこ
とを表現している。
【0029】すなわち、先ずクラスには“データフロー
・ダイヤグラム”クラスと、“プロセス”クラスと、
“データフロー”クラスとの3つがあり、このうち“デ
ータフロー・ダイヤグラム”クラスは、複数の“データ
プロセス”クラスと、“データフロー”クラスとから構
成される。そして、“プロセス”クラスと、“データフ
ロー”クラスとは互いにN対N(多対多)で“接続して
いる”という関係を有する。
【0030】なお、上記各クラスのデータ構造は次のよ
うに構成されている。 “データフロー・ダイヤグラム”クラス ID:オブジェクトID型 ダイヤグラム名:文字列型 構成プロセス名:オブジェクトID形のリスト 構成データフロー名:オブジェクトID形のリスト “プロセス”クラス ID:オブジェクトID型 プロセス名:文字列型 識別子:数値型 下位ダイヤグラム名:オブジェクトID型 接続元:オブジェクトID型のリスト 接続先:オブジェクトID型のリスト “データフロー”クラス ID:オブジェクトID型 データフロー名:文字列型 接続元:オブジェクトID型のリスト 接続先:オブジェクトID型のリスト
【0031】一方、以上のようにオブジェクト・データ
ベース40に登録されたオブジェクトは、図2のステッ
プ2cにおいて、オブジェクト検索手段50により次の
ように検索される。すなわち、ユーザがユーザ入力部6
0を操作して、先ずオブジェクト・データベース40に
はどのようなクラスがあるのかを問い合わせると、オブ
ジェクト検索手段50によりディスプレイには データフロー・ダイヤグラム プロセス データフロー のように各クラス名が表示される。
【0032】次に、ユーザが例えば“プロセス”クラス
にどのようなオブジェクトが存在するのかをユーザ入力
部60により問い合わせると、オブジェクト検索手段5
0によりディスプレイには B D F a c e のようにオブジェクト名が表示される。
【0033】そして、いま仮に“D”というオブジェク
トが再利用できそうなので、ユーザがその内容について
ユーザ入力部60により問い合わせたとする。そうする
と、オブジェクト検索手段50により、先ず上記オブジ
ェクト“D”について下位のダイヤグラムが存在するか
否かが判定される。そして、下位のダイヤグラムが存在
する場合には、オブジェクト検索手段50によりオブジ
ェクト・データベース40から必要なオブジェクトが取
り出されて、図3の “System1#1.2.dfd” の内容がグラフィカルにディスプレイに表示される。
【0034】そうして、再利用可能なオブジェクトが見
付かると、次に図2のステップ2dにおいて、CASE
データ作成手段70によりCASEデータの作成が行な
われる。すなわち、CASEデータ作成手段70では、
先ず上記再利用可能なオブジェクトがCASEツール2
にインポートされる。このとき、CASEツール2は必
ずしも起動している必要はない。この状態で、ユーザが
ユーザ入力部60により、インポートしたいCASEツ
ール名 CASEツール名2 と、システム名、階層、および拡張子からなるパス名 ./System2#1.3.dfd とをそれぞれ入力し、さらに必要に応じて再利用しよう
とするプロセス名 4 を入力したとする。これらは、カレント・ディレクトリ
の“System2#1.3.dfd”ファイルに、プ
ロセス“D”をプロセス番号“4”としてインポートす
る旨を示している。
【0035】そうすると、CASEツール2用のCAS
Eデータ作成部72では、オブジェクト・データベース
40から上記指定されたオブジェクトが取り出され、こ
のオブジェクトに関連するオブジェクトが順番に上述し
た“Entity”のデータ構造に変換される。そして
この変換処理が終了すると、CASEデータ作成部72
では、上記“Entity”のデータと、ユーザから先
に入力されたパス名とを基に、上述したインタフェース
・ライブラリを使用して、CASEツール2にプロセス
“D”を“System2#1.3.dfd”に追加モ
ードで登録するための処理が行なわれる。このとき、プ
ロセス“D”の下位ダイヤグラムも、“System2
#1.3.4.dfd”として同時にインポートされ
る。
【0036】かくして、CASEツール1で作成したデ
ータフロー・ダイヤグラムのプロセスおよび下位のデー
タフロー・ダイヤグラムは、他のCASEツール2で再
利用される。また、ダイヤグラム全体についても、同様
の方法により再利用することが可能となる。
【0037】以上のように本実施例では、オブジェクト
作成手段10により、CASEツール1からツールデー
タを取り出して、ダイヤグラムとその構成要素とを互い
に別のオブジェクトとしてオブジェクト群を作成し、こ
の作成されたオブジェクト群をオブジェクト登録手段2
0によりオブジェクト・データベース40に登録すると
ともに、このオブジェクト・データベース40に登録さ
れたオブジェクト群の各オブジェクトに対し、それぞれ
オブジェクト管理手段30により各オブジェクトを識別
するための識別情報を付与している。そして、オブジェ
クト検索手段50により、上記オブジェクト・データベ
ース40からオブジェクトを検索してディスプレイに一
覧表示し、この表示されたオブジェクトに対しユーザ入
力部60から再利用の指定が行なわれた場合に、CAS
Eデータ作成手段70により上記指定されたオブジェク
トを上記オブジェクト・データベース40から取り出し
てCASEデータを作成し、このCASEデータを別の
CASEツール2に登録するようにしている。
【0038】したがって本実施例であれば、データに互
換性がなかったり、リポジトリ方式が異なっている複数
のCASEツール1,2間においても、CASEツール
を越えて種々のレベルのオブジェクトを再利用すること
ができる。また部品を新たに用意する必要もなくなる。
すなわち、本実施例により、ユーザはCASEツール1
のCASEデータをCASEツール2における仕様書の
作成のために再利用することができ、これにより仕様書
の作成効率を高めることができる。
【0039】また、本実施例であれば、ダイヤグラムや
部品だけでなくその構成要素についてもオブジェクトと
して個々に登録管理される。このため、ダイヤグラムや
部品およびその構成要素を各々個々に検索することがで
きる。したがって、ユーザは過去の事例を簡単に調べる
ことができ、これによりシステムの分析および設計を進
める上での指針を簡単かつ明確に得ることが可能とな
る。すなわち、比較的経験の少ない開発者であっても、
品質の高いシステムを開発することが可能となる。
【0040】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えばオブジェクト作成手段によるオブジ
ェクトの作成手順や、オブジェクト管理手段によるオブ
ジェクトの管理方法、オブジェクト検索手段の構成およ
び検索手順、ツールデータ作成手段による作成手順、ツ
ールの種類および構成等についても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、オブジェ
クト作成手段により、オープンアーキテクチャを採用し
ているツールからツールデータを取り出して、ダイヤグ
ラムとその構成要素とを互いに別のオブジェクトとして
オブジェクト群を作成し、この作成されたオブジェクト
群をオブジェクト登録手段によりオブジェクトデータベ
ースに登録するとともに、上記オブジェクトデータベー
スに登録されたオブジェクト群の各オブジェクトに対
し、それぞれオブジェクト管理手段により各オブジェク
トを識別するための識別情報を付与している。そして、
オブジェクト検索手段により、上記オブジェクトデータ
ベースからオブジェクトを検索して例えば一覧表示し、
この表示されたオブジェクトに対し所定の指定が行なわ
れた場合に、ツールデータ作成手段により上記指定され
たオブジェクトを上記オブジェクトデータベースから取
り出してツールデータを作成し、このツールデータを上
記ツールに登録するようにしたものである。
【0042】したがって本発明によれば、部品を新たに
用意する必要がなく、かつデータ互換性がなかったりリ
ポジトリ方式が異なっているツール間でも、ツールを越
えて種々のレベルのツールデータを再利用することがで
き、これにより再利用の範囲を拡大して仕様書の作成効
率を向上させることができるツールデータ再利用装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるCASEデータ再利
用装置の機能構成を示すブロック図。
【図2】CASEデータを再利用するための手順を示す
フローチャート。
【図3】CASEツールに登録されているデータフロー
・ダイヤグラムの記述例を示す図。
【図4】オブジェクト作成手段により作成されるオブジ
ェクト群の構成の一例を示す図。
【図5】オブジェクト・データベースにおけるデータス
キーマの一例を示す図。
【符号の説明】
10…オブジェクト作成手段 11〜1n…CASEツール用オブジェクト作成部 20…オブジェクト登録手段 30…オブジェクト管理手段 40…オブジェクト・データベース 50…オブジェクト検索手段 51…検索結果表示部 52…入力受付部 53…ダイヤグラム変換部 54…ダイヤグラム表示部 60…ユーザ入力部 70…CASEデータ作成部 71〜7n…CASEツール用データ作成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オープンアーキテクチャを採用している
    ツールからツールデータを取り出して、ダイヤグラムと
    その構成要素とをそれぞれ別のオブジェクトとしてオブ
    ジェクト群を作成するためのオブジェクト作成手段と、 このオブジェクト作成手段により作成されたオブジェク
    ト群をオブジェクト・データベースに登録するためのオ
    ブジェクト登録手段と、 このオブジェクト登録手段により登録されたオブジェク
    ト群の各オブジェクトに対し、それぞれこれらのオブジ
    ェクトを識別するための識別情報を付与するオブジェク
    ト管理手段と、 前記オブジェクト・データベースからオブジェクトを検
    索して表示するためのオブジェクト検索手段と、 このオブジェクト検索手段により表示されたオブジェク
    トに対し所定の指定が行なわれた場合に、この指定され
    たオブジェクトを前記オブジェクト・データベースから
    取り出してツールデータを作成し、このツールデータを
    ツールに登録するためのツールデータ作成手段とを具備
    したことを特徴とするツールデータ再利用装置。
JP4311722A 1992-11-20 1992-11-20 ツールデータ再利用装置 Pending JPH06161726A (ja)

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JP4311722A JPH06161726A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 ツールデータ再利用装置

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JP (1) JPH06161726A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764989A (en) * 1996-02-29 1998-06-09 Supercede, Inc. Interactive software development system
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