JPH0616129B2 - レーザーユニット - Google Patents

レーザーユニット

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JPH0616129B2
JPH0616129B2 JP62331556A JP33155687A JPH0616129B2 JP H0616129 B2 JPH0616129 B2 JP H0616129B2 JP 62331556 A JP62331556 A JP 62331556A JP 33155687 A JP33155687 A JP 33155687A JP H0616129 B2 JPH0616129 B2 JP H0616129B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばデジタル信号により画像を形成する
デジタル複写機、レーザービームプリンタ、CDプレイ
ヤ等に適用されるレーザーユニットに関する。
(従来の技術) 従来、この種のレーザーユニットとしては、たとえば第
7図に示すようなものがある。すなわち、レーザーユニ
ット100は、組付部材101を介して半導体レーザー
チップ102とコリメータレンズ103とを所定のギャ
ップG′でもって一体に組付けることによって構成され
ている。組付部材101は、レーザーチップ102を保
持するチップ基台104を備えたケーシングであるキャ
ン105と、キャン105をレーザー基板106との間
で保持する第1ホルダ107と、コリメータレンズ10
3を保持するコリメータ鏡筒108と、第1ホルダ10
7に固定されてコリメータ鏡筒108を保持する円筒状
の筒状部材である第2ホルダ109とから構成されてい
る。そして、これらの各構成部材は金属製としてレーザ
ー駆動時の発熱を効率よく放熱するようになっていた。
一方、環境温度変化やレーザー駆動力のレーザーチップ
102の発熱により、組付部材101の各構成部材が熱
膨張すると、レーザーチップ102とコリメータレンズ
103間のギャップG′が変動して、コリメータレンズ
103を通過後のレーザービームの形状が変化してしま
う。その結果レーザービームプリンタ等のレーザービー
ムにより感光体上に潜像を形成する装置においては、感
光体に照射されるビーム形状が変化してしまって所望の
画像が得られなかった。そこで、従来から、組付部材1
01のうちギャップG′を拡げる方向に熱膨張する第
1,第2ホルダ107,109と、ギャップG′を狭め
る方向に熱膨張するチップ基台104とコリメータ鏡筒
108との熱膨張差でもって、温度変化によるギャップ
G′の変化分を吸収するように組付部材101の各構成
部の材質や形状等を設定していた(たとえば特開昭55
−43577号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら斯かる従来技術の場合には、第1,第2ホ
ルダ107,109、コリメータ鏡筒108およびチッ
プ基台104は、その線膨張係数が材料特有の物性値に
よって特定値に定まっているので、温度変化によるギャ
ップG′の変化分を吸収するためにはその形状、寸法を
適宜選択することになる。しかし各構成部材の形状、寸
法は材料コストや使用箇所のスペース等に制約されるの
で、上記ギャップG′の温度変化分をある程度までしか
吸収することができず、許容できる温度変化エリアが狭
かった。そのため、高精度を要求される装置に使用する
場合には、ヒータやペルチェ素子等の温調手段を用いて
組付部材の温度を制御する必要があった。このようなヒ
ータやペルチェ素子を用いるとなると、取付スペースが
必要となって装置の大型化を招くと共に、コストも嵩む
という問題が生じる。
また従来は、第2ホルダ109はAlの冷間鍛造によ
り、第1ホルダ107はAlプレスにより、コリメータ
鏡筒108は鉄製となっているが、各部材はレーザーチ
ップ102とコリメータレンズ103との光軸合せやレ
ーザーチップ102とコリメータレンズ103間のギャ
ップG′を高精度に設定する必要から各部材の合せ面等
を高精度に加工する必要がある。そのため冷間鍛造後や
プレス加工後に、旋盤等による後処理加工が必要となり
加工が面倒であるという問題があった。またアルミダイ
キャスト製品とすることも考えられるが、その場合には
抜きテーパを大きくとる必要があり、その分加工形状等
も制約されると共に、寸法の精度出しが困難になるとい
う問題が生じる。またアルミダイキャストによる成形品
は、その表面精度が粗く、たとえばレーザーチップ10
2とコリメータレンズ103との光軸合せをする場合、
その合せ面がダイキャスト鋳造のままの地肌では光軸調
整を高精度に行なえないという問題も生じる。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、温度変化に
よるレーザーチップとコリメータレンズ間のギャップの
変化をより効率的に吸収し得るようにして、温調手段を
用いなくとも許容できる温度変化エリアを大きく設定で
き、しかも組付部材を容易かつ高精度に加工し得るレー
ザーユニットを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、半導体
レーザーチップと、コリメータレンズと、該コリメータ
レンズを保持するコリメータ鏡筒と、該コリメータ鏡筒
が内周側に嵌合される円筒状の筒状部材と、を有するレ
ーザーユニットにおいて、前記コリメータ鏡筒を、樹脂
素材にその線膨張係数が前記樹脂素材の線膨張係数より
も小さい磁性フィラを添加した樹脂部により構成すると
共に、前記筒状部材を亜鉛ダイキャスト製として成るこ
とを特徴とする。
(作 用) 而して樹脂部の線膨張係数は、樹脂素材にその線膨張係
数が樹脂素材の線膨張係数よりも小さい磁性フィラを添
加することによって変えることができる。したがってコ
リメータ鏡筒以外の各構成部の形状、材質等とは無関係
に樹脂部の線膨張係数を変えるだけで各構成部の熱膨張
差に対応させて半導体レーザーチップとコリメータレン
ズとのギャップの温度変化による変化量を許容範囲内に
収めることができる。
また樹脂部のコリメータ鏡筒に磁性を持たせることがで
きるので、光軸方向の調整を磁石を用い同鏡筒を吸着さ
せる方法により容易に行える。
更に筒状部材を亜鉛ダイキャスト製としたので、高精度
に成形することができ、後加工をすることなくレーザー
チップとコリメータレンズとを高精度に組付けることが
可能となる。
(実施例) 以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本
発明の一実施例に係るレーザーユニットを示す第1図乃
至第4図において、1はレーザーユニット全体を示して
いる。このレーザーユニット1は組付部材2によって半
導体レーザーチップ3とコリメータレンズ4とが所定の
ギャップGを設けて一体に組付けられている。
組付部材2は、概略レーザーチップ3を備えたレーザー
素子5をレーザー基板6との間で保持する第1ホルダ7
と、コリメータレンズ4を保持するコリメータ鏡筒8
と、第1ホルダ7とコリメータ鏡筒8とを連結する第2
ホルダ9とから構成されている。
上記レーザーチップ3は銅等の熱伝導率の高い金属製の
基台10先端に保持され、断面ハット形状のケーシング
であるキャン11内に収納されたレーザー素子5として
ユニット化されている。キャン11の先端面にはレーザ
ービーム出射用の開口部11aが設けられており、この
開口部11aはカバーガラス11bによって覆われてい
る。一方キャン11の基端部には半径方向外方に向って
環状のフランジ部11cが張り出している。
一方、第1ホルダ7はその中央にレーザー素子5のキャ
ン11を挿通する孔7aが穿設された亜鉛ダイキャスト
製の板状部材で、レーザー素子5を光軸に対して直角に
保持してレーザーチップ3から出射されるレーザービー
ムの出射角度を光軸方向に位置決めするようになってい
る。すなわち第1ホルダ7の孔7aのレーザー基板6側
の開口部にレーザー素子5のキャン11のフランジ部1
1cが嵌合する基準段部12が設けられ、この段部12
にフランジ部11cを突き当ててレーザー素子5の取付
角度を位置決めしている。そしてレーザー素子5とレー
ザー基板6との間にフランジ部11cを段部12に圧接
するためのスプリングワッシャ13が介装されている。
また、第2ホルダ9は筒状部材で、第1ホルダ7と同様
の亜鉛ダイキャスト製で、上記コリメータ鏡筒8が内周
側に嵌合される円筒状の鏡筒保持部91と、上記第1ホ
ルダ7に固定するための固定フランジ部92とから構成
されている。この第2ホルダ9を光軸に対して直交方向
に移動させることにより、レーザーチップ3から出射さ
れるビームの発光中心軸とコリメータレンズ4の光軸の
軸ずれを調整するようになっている。
この第1ホルダ7と第2ホルダ9およびレーザー基板6
の組付けは、第4図に示すようにビス14,15を用い
てなされている。まず第1ホルダ7に設けた第1ねじ孔
14aにレーザー基板6側からビス14をねじ込むこと
によりレーザー基板6と第1ホルダ7とを締結する。一
方、第2ホルダ9に設けたねじ孔15aに、第1ホルダ
7の第1ねじ孔14aとは別個に設けた挿通孔15bを
介してレーザー基板6側からビス15をねじ込むことに
より、第2ホルダ9を第1ホルダ7に対して締付固定す
るようになっている。ここで軸ずれの調整は第1ホルダ
7に設けた挿通孔15bとビス15との隙間分によって
調整可能としている。さらにこのレーザーユニットの組
付はビス17を用いてレーザー基板6側から取付部材1
8に締付固定される。
一方、コリメータ鏡筒8は樹脂素材に線膨張係数を変化
させるための磁性フィラFを添加した樹脂材料により成
形され、本発明の樹脂部を構成している。このコリメー
タ鏡筒8は上記第2ホルダ9の鏡筒保持部91に軸方向
に摺動可能に嵌合され、鏡筒保持部91の先端部近傍に
穿設された接着用穴81を介して流し込まれる接着剤に
より、第2ホルダ9に対して接着固定される。コリメー
タ鏡筒8の長さは鏡筒保持部91の長さよりも若干長
く、レーザー素子5と対面する側の端部円周は厚肉のレ
ンズ固定部82になっていて、このレンズ固定部82に
コリメータレンズ4が嵌着固定されている。而してコリ
メータレンズ4とレーザー素子5のレーザーチップ3と
のギャップGは、コリメータ鏡筒8を軸方向に動かすこ
とにより調整され、調整した後にコリメータ鏡筒8を第
1ホルダ7に接着固定するものである。
ここで、コリメータレンズ4とレーザーチップ3とのギ
ャップGは温度変化により上記した組付部材2の各構成
部、本実施例では、チップ基台10、第1ホルダ7、第
2ホルダ9およびコリメータ鏡筒8の熱膨張差によって
変化する。すなわち、第1,第2ホルダ7,9はギャッ
プGを拡げる方向に熱膨張し、チップ基台10とコリメ
ータ鏡筒8はギャップGを狭める方向に熱膨張し、この
熱膨張差がギャップGの変化分として現われる。
第2図には、各構成部分の熱膨張状態を模式的に示して
いる。ギャップGの変化に影響するのは第1ホルダ7の
基準段部12が基準面となり、この基準段部12から第
2ホルダ9の取付面までの寸法lと、第2ホルダ9の
取付面から接着穴81までの寸法lと、コリメータ鏡
筒8の接着穴81からレーザー側端面までの長さl
と、チップ基台10の上記基準面からレーザーチップ
3までの長さlである。そして所定の温度変化に対応
する各部の熱膨張量をΔl,Δl,Δl,Δl
とすると、ギャップGの変化量Δxは、Δx=(Δl
+Δl)−(Δl+Δl)と表わされることにな
る。
そして上記した樹脂部としてのコリメータ鏡筒8の線膨
張係数αを、使用温度範囲を考慮して、Δxがコリメ
ータレンズ4の焦点探度内におさまるような熱膨張量Δ
となるように選択する。
コリメータ鏡筒8の樹脂部材としては、非晶性のポリエ
ーテルサルホン(芳香族サルホン系樹脂)(以下PES
と略記する)や、結晶性のポリフェニレンサルファイド
(以下PPSと略記する)、その他線膨張係数の大きい
各種の樹脂材料が用いられる。このうち、PES等の非
晶性樹脂の場合には、温度上昇に対する物性の劣化が少
ないために、急激な温度変化や、苛酷な使用条件にも耐
えることができる利点がある。
一方、磁性フィラFとしては、その線膨張係数が樹脂素
材の熱樹脂係数より小さいものが好ましく用いられ、含
有率を高めることによって全体の線膨張係数が小さくな
るように変化させている。本実施例にあっては、樹脂素
材にPESを用い磁性フィラFとしてフェライト粉末等
の磁性フィラを添加してコリメータ鏡筒8に磁性を持た
せている。
上記構成のレーザーユニットにあっては、ある範囲の温
度変化Δtに対応する第1,第2ホルダ7,9の熱膨張
量Δl,Δlの和からチップ基台10の熱膨張量Δ
を差し引いた残りの熱膨張差を吸収するように、線
膨張係数αを選択し、この線膨張係数αとなるよう
に磁性フィラFの含有率を変化させる。このようにすれ
ば、温度変化に対してギャップGの変化量Δxをコリメ
ータレンズ4の焦点探度内に収めることができギャップ
Gの精度を確保することができる。したがってギャップ
G精度を確保するためのペルチェ素子やヒータ等の温調
素子は不要となる。またコリメータ鏡筒8に磁性を持た
せているので、コリメータ鏡筒8の光軸方向の調整を磁
石を用いコリメータ鏡筒8を吸着させる方法により容易
に行うことができる。
ここで、第1,第2ホルダ7,9を亜鉛ダイキャスト
製、チップ基台10を銅製、コリメータ鏡筒8をPES
とフェライト粉末の複合材料とした場合の実験データを
示す。
亜鉛製の第1,第2ホルダ7,9の線膨張係数をα
α、コリメータ鏡筒8の線膨張係数をα、チップ基
台10の線膨張係数をαとすると、ギャップGの変化
量Δxは Δx={(α+α)−(α+α
)}Δt で示される。そして各部の寸法等を、 l=1.7mm,l=9.3mm,l=6.8mm,l=2.55m
m,α,α=2.74×10-5〔1/℃〕,α=3.8×
10-5〔1/℃〕,α=1.65×10-5〔1/℃〕,Δ
t=40゜とすると、 Δx={2.74×(1.7+9.3)−(3.8×6.8+1.65×2.55)}
×10-5×40=0.000037〔mm〕=0.037〔μm〕となる。
通常ギャップ変化量(Δx)に対する許容値は2〔μ
m〕程度であり、所定のビーム形状を得られる。
これに対して、第7図に示した従来例の場合には、第
1,第2ホルダ7,9がアルミニウムダイキャスト製、
チップ基台10が銅製、コリメータ銅筒8が鉄製で、そ
れぞれの線膨張係数α′〜α′は α′,α′=2.39×10−5〔1/℃〕 α′=1.17×10-5〔1/℃〕 α′=1.65×10-5〔1/℃〕となる。
ここで各部の寸法l〜lを同一としてΔxを計算す
ると Δx={2.39×(1.7+9.3)-(1.17×6.8+1.65+2.55)}
×40=0.0057〔mm〕=5.7〔μm〕 となり、許容値の±2〔μm〕を越えてしまう。
この場合に許容値内に収めようとすると、線膨張係数は
一定なので、各部の寸法関係で調整しなければならず、
設計自由度が制約され、また各部に使用する材質も制約
されてしまう。また寸法関係で調整できない場合には許
容温度範囲は小さくせざるを得ず、温度範囲を越える場
合には温調の必要が生じる。
これに対して、本発明によれば、樹脂部のコリメータ鏡
筒8の線膨張係数αを変化させることにより、ギャッ
プGの変化量Δxを許容値内に収めることができるの
で、第1,第2ホルダ7,9等の形状、寸法を自由に設
定でき、また材料選択の自由度が格段に向上する。さら
に許容温度範囲Δtについても拡大することができ、温
調制御の必要もなくなる。
また、本実施例の場合には、ギャップGを狭める方向に
熱膨張するコリメータ鏡筒8とチップ基台10の寸法
(l+l)が、ギャップGを拡げる方向に熱膨張す
る第1,第2ホルダ7,9の寸法(l+l)より小
さいので、ギャップGは温度上昇によって拡がり勝手と
なる。したがってコリメータ鏡筒8を線膨張係数の大き
い樹脂部とすることがギャップGの変化分を吸収する効
率が最も高い。また、他の構成部についての材料は金属
に限定されず、第2ホルダ9を樹脂等により成形しても
よい。ただ、本実施例の場合にはコリメータ鏡筒8が第
2ホルダ9に保持されているので、コリメータ鏡筒8の
線膨張係数は第2ホルダ9の線膨張係数より高くする必
要があるため、コリメータ鏡筒8を樹脂部とすることが
一番好ましい。
また、本実施例のようにコリメータ鏡筒8を樹脂素材と
しておけば、その断熱性によってコリメータレンズ4の
結露を防止することができる。さらにチップ基台10お
よび第1,第2ホルダ7,9を熱伝導率のよい金属製と
しておくことにより、レーザーの放熱性を高めることが
できる。したがってレーザー駆動時の発熱による組付部
材の温度上昇を抑えることができ、より一層ギャップG
の変化を抑えることができる。また、レーザー自体の発
熱による特性変化等も可及的に抑えることができ、レー
ザーの品質向上を図ることができる。
また、本実施例では第1,第2ホルダ7,9を亜鉛ダイ
キャスト製としたので、加工精度に優れ、後加工の必要
もなく、加工コストを大幅に下げることができる。
第5図および第6図は、本発明のレーザーユニット1を
適用した画像形成装置の一例を示すものであり、図にお
いて20は第1光学系、21は第2光学系であるレーザ
ースキャナユニット、22は感光体ドラムである。
第1光学系20は原稿台23上に載置された原稿を照明
するランプ24と、ミラー25,26,27と、レンズ
28と、ミラー29,30,31とを有しており、原稿
からの反射光をミラー25,26,27を介し、レンズ
28を通過させ、さらにミラー29,30,31を介し
て感光体ドラム22上に導く。
第2光学系21は第6図に示すようにレーザーユニット
1と、シリンドリカルレンズ32aと、モータ32と、
モータ32に直結され矢印G方向に回転するポリゴンミ
ラー33と、トーリックレンズ(fθレンズ)34を有
しており、レーザーユニット1から出射されたレーザー
ビームをポリゴンミラー33で走査して、fθレンズ3
4を介して感光体ドラム22上に導く。
上記構成において第2光学系であるレーザースキャナユ
ニット21の働きと構成について説明すると、先ず第1
にはコンピュータやワードプロセッサー等の出力に接続
することによってユニット21を潜像形成手段として機
能させ、第1光学系20によって形成される画像との合
成画像を形成する用い方がある。また、第2には画像の
先端部の余白形成や、転写紙と次の転写紙の間に対応す
る感光体ドラム22上の領域の不要な電荷の消却を行な
う用い方がある。さらに、第3にはデジタイザー等の座
標入力手段と組合せて第1光学系20によって形成され
る原稿画像の不要部分を消却するマスキング機能やトリ
ミング機能を果すために用いる場合がある。さらにま
た、第4には第1光学系20の光路の一部を遮断してそ
の部分に日付やページ等の原稿画像に記されていない情
報を付加するアドオン機能を用いる場合もある。
レーザースキャナユニット21は第5図に示すように支
持板35の下面に図示しない固定ビスにより吊り下げ固
定されている。また、本実施例においてはレーザービー
ムを感光体ドラム22上に導くミラー39も支持板35
の下面に吊り下げ固定されている。従って、レーザース
キャナユニット21の位置調整に際しては感光体ドラム
22の母線方向対して上記第1光学系1の光路Bを平行
に設定すると共に、レーザースキャナユニット21の主
走査方向を母線方向に平行に設定するようにミラー39
の位置を調整して行なわれる。
本発明のレーザーユニット1を、このような画像形成装
置に適用した場合には、温度変化に対してレーザービー
ムの形状は変化せず、使用温度環境に拘わらず常に良好
な画像品質を確保することができる。また、温度制御用
の素子を組み込むスペースも不要となり、さらに装置内
取付スペースに合わせてレーザーユニット1の形状、寸
法を選択することができるので、スペース効率が高まっ
て装置の小型化を図ることができる。
尚、画像形成装置に限定されるものではなく、その他C
Dプレイヤ等の各種装置に適用することができることは
もちろんである。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用から成るもので、コリメ
ータ鏡筒を、樹脂素材にその線膨張係数が前記樹脂素材
の線膨張係数よりも小さい磁性フィラを添加した樹脂部
として物性値である線膨張係数を変えることができるよ
うにしたので、各構成部分の形状、材質等とは無関係に
樹脂部の線膨張係数を変えるだけで各構成部の熱膨張差
に対応させて半導体レーザーチップとコリメータレンズ
とのギャップの温度変化による変化量を許容範囲内に収
めることができ、温度変化に拘わらず高精度のビーム形
状を得ることができる。また、このように物性値である
線膨張係数を変化できるようにしたので、各構成部の形
状、寸法の制約は無くなり設計自由度が増大する。さら
に各構成部の形状、寸法等の制約は無くなるので、許容
し得る温度変化エリアを大きくとることができる。さら
にまたビーム形状を高精度に保つためにペルチェ素子等
による温調制御が不要となって省スペースを図ることが
できると共にコスト低減を図ることができる。
また筒状部材を亜鉛ダイキャスト製としたので、高精度
に成形することができ、従来のように後加工することな
くレーザーチップとコリメータレンズとを高精度に組付
けることができ、コスト低減を図ることができる等の種
々の効果が得られる。更にコリメータ鏡筒に磁性を持た
せることができるので、光軸方向の調整を磁石を用い同
鏡筒を吸着させる方法により容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るレーザーユニットの縦
断面図、第2図は第1図の装置の各構成部の熱膨張の状
態を示した模式的構成図、第3図は第1図の装置の側面
図、第4図は第1図の装置の概略分解斜視図、第5図は
第1図のレーザーユニットが適用された画像形成装置の
概略構成図、第6図は第5図の装置のレーザースキャナ
ユニットの平面図、第7図は従来のレーザーユニットの
断面図である。 符号の説明 1……レーザーユニット、2……組付部材 3……レーザーチップ、4……コリメータレンズ 5……レーザー素子、7……第1ホルダ 8……コリメータ鏡筒(樹脂部) 9……第2ホルダ(筒状部材)、10……チップ基台 12……基準段部、G……ギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザーチップと、コリメータレン
    ズと、該コリメータレンズを保持するコリメータ鏡筒
    と、該コリメータ鏡筒が内周側に嵌合される円筒状の筒
    状部材と、を有するレーザーユニットにおいて、 前記コリメータ鏡筒を、樹脂素材にその線膨張係数が前
    記樹脂素材の線膨張係数よりも小さい磁性フィラを添加
    した樹脂部により構成すると共に、前記筒状部材を亜鉛
    ダイキャスト製として成ることを特徴とするレーザーユ
    ニット。
JP62331556A 1987-12-02 1987-12-26 レーザーユニット Expired - Fee Related JPH0616129B2 (ja)

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US07/277,545 US4918702A (en) 1987-12-02 1988-11-29 Laser unit
DE88120001T DE3884767T2 (de) 1987-12-02 1988-11-30 Laserelement.
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Publications (2)

Publication Number Publication Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543577A (en) * 1978-09-21 1980-03-27 Canon Inc Light source device
JPS6132809A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Konishiroku Photo Ind Co Ltd レンズ鏡胴

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