JP3275467B2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP3275467B2
JP3275467B2 JP20337993A JP20337993A JP3275467B2 JP 3275467 B2 JP3275467 B2 JP 3275467B2 JP 20337993 A JP20337993 A JP 20337993A JP 20337993 A JP20337993 A JP 20337993A JP 3275467 B2 JP3275467 B2 JP 3275467B2
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理 小野
弘 中村
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ミノルタ株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリン
タ、デジタル複写機等の画像形成装置に具備される光源
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタ、デジタル
複写機等の画像形成装置に組み込まれているプリントヘ
ッドは、低コスト化を図るため、構成部材をユニット化
したり、樹脂で構成するという工夫がなされている。こ
の一環として、光源装置も、光源としてのレーザダイオ
ード(以下、LDと記す。)と、このLDからのレーザ
光を平行光にするコリメータレンズとをユニット化した
ものが提供されている。この光源装置の一例を図4に示
す。光源装置100は、LD101と、LD101を保
持するレーザホルダ102(以下、LDホルダ102と
記す。)と、コリメータレンズ103と、コリメータレ
ンズ103を保持する鏡筒104と、LDホルダ102
及び鏡筒104を保持する保持部材105とを備えてお
り、各々の部材101〜105はネジsまたは接着剤g
によって光軸方向とは垂直な保持面A〜Dにて結合さ
れ、ユニット化されている。
【0003】一般に、コリメータレンズ103の焦点深
度は数μmと非常に小さいため、LD101とコリメー
タレンズ103との距離設定には極めて高い精度が要求
される。一方、LD101の発熱による光源装置100
自体の温度上昇により、LDホルダ102、鏡筒104
及び、保持部材105が熱膨張して前記距離が変化す
る。この距離が変化すると、レーザ光が良好に平行光に
されないという弊害がある。この弊害を解決するため
に、光源装置100は、次式(1)の条件を満足するよ
うに設計されている。
【0004】(L1×α1−L2×α2−L3×α3−k)×t<
コリメータレンズの焦点深度 (1) 但し、L1:保持
面Aと保持面Dとの距離(mm) L2:保持面Cと保持面Dとの距離(mm) L3:保持面Aと保持面Bとの距離(mm) α1:保持部材105の光軸方向の線膨張係数(1/de
g.) α2:鏡筒104の光軸方向の線膨張係数(1/deg.) α3:LDホルダ102の光軸方向の線膨張係数(1/d
eg.) k:レンズ103の焦点距離の熱変動係数(mm/deg.) t:光源装置100の温度変動量(deg.) である。ここで、LDホルダ102、鏡筒104及び、
保持部材105の材料としては、加工精度が高く、線膨
張係数の低いアルミニウム等の金属が使用されている。
尚、光源装置においても、更なる低コスト化のために、
構成部材を加工が容易な樹脂で構成することが望まれて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LDホ
ルダ102、鏡筒104及び、保持部材105に使用す
る材料を樹脂として選定し、上記条件式(1)を満たす
ようにその寸法を設定しても、実際には上記条件式
(1)を満たさないことがある。これは、樹脂製の部材
は一般に射出成形によって加工されるが、この射出成形
時に加工歪みが生じて線膨張係数に異方性が発生してお
り、計算によって求めた膨張量と、実際の膨張量が異な
るからである。従って、光源装置100の樹脂化は非常
に困難であり、そのため低コスト化が達成できないとい
う問題点があった。又、線膨張係数の比較的小さいガラ
ス繊維混入樹脂をその材料として用いる場合であって
も、繊維の方向(光軸方向に沿って繊維が向いているか
どうか)によって線膨張係数に異方性が生じたり、繊維
の混入量のムラによって膨張量が異なる等の問題があ
り、実用化はされていない。
【0006】又、LD101は、静電気に非常に弱いと
いう問題点を有しており、例えば、人に帯電した静電気
によっても容易に破壊される。この静電破壊の対策とし
ても、少なくともLDホルダ102を絶縁性を有する樹
脂で構成することが望まれている。
【0007】
【目的】本発明は、上記の問題点を鑑み、光源装置の温
度変化に係わらず、レーザ光を良好に射出できる光源装
置を提供することを目的とする。又、製造コストが低い
光源装置を提供することを別の目的とする。更に、レー
ザダイオードの静電破壊を防止することのできる光源装
置を提供することを別の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、光源としてのレーザダイオードと、該
レーザダイオードからのレーザ光を収束させるコリメー
タレンズと、前記コリメータレンズを含むレンズユニッ
トを保持する保持部材と、前記レーザダイオードを保持
し、前記レーザダイオードの前記コリメータレンズに対
する位置決めを行うレーザホルダと、を備えた光源装置
において、前記レーザホルダは、前記レーザダイオード
のフランジのレーザー射出側の面を保持する保持面と、
前記保持部材のレーザー射出側と反対側の面に結合され
て、前記コリメータレンズに対する位置決めを行う位置
決め面とを有し、前記保持面と前記位置決め面とがレー
ザ光の光軸方向に対して垂直な同一の平面内に形成され
ていることを特徴とする。
【0009】使用する材料としては、ポリカーボネイト
等の樹脂、ガラス繊維混入樹脂等を選択可能である。こ
れらの材料は、アルミニウム等の金属に比べ、線膨張係
数が高いが、絶縁性を有する。
【0010】
【作用】本発明に係る光源装置によると、前記保持面と
前記位置決め面とがレーザ光の光軸方向に対して垂直な
同一の平面内に形成されており、これらの面を有するレ
ーザホルダが熱によって膨張しても前記両保持面は同一
平面内にある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1、図2及び図3は、本発明の一実施例の構成
を示す図である。光源装置10は、概略、レーザユニッ
トaと、レンズユニットbと、両ユニットa,bを保持
する保持部材4とから構成されている(図2参照)。
【0012】まず、レーザユニットaは、光源としての
LD1と、絶縁性を有する樹脂(例えば、ポリカーボネ
イト、線膨張係数 2.0×10-4(1/deg.))を射出成形す
ることによって成形されたLDホルダ2とから構成され
ている。LD1は、そのフランジのレーザー射出側の面
がLDホルダ2に形成された保持面2−1に保持された
状態で、接着剤g1によって固定されている。また、L
Dホルダ2は、保持部材4のレーザー射出側と反対側の
面でネジs2によって位置決め面2−2にて結合されて
いると共に、ネジs1によって回路基板3と結合されて
いる。ここで、保持面2−1と位置決め面2−2とは、
レーザ光の光軸方向に関して垂直な同一平面A内に形成
されている。
【0013】一方、レンズユニットbは、コリメータレ
ンズ5及びスリット6を内蔵した鏡筒7から構成されて
おり、鏡筒7は保持部材4の内筒面に嵌合されている。
コリメータレンズ5は、鏡筒7に対して位置決め面7−
1に位置決めされた後、接着剤g2にて固定されてい
る。又、鏡筒7は、LD1の発光面とコリメータレンズ
5との距離がコリメータレンズ5の焦点距離となるよう
に位置調整された後、接着剤g3によって保持部材4の
端部4−1にて固定されている。
【0014】また、保持部材4は、光学ハウジング8に
形成された嵌合穴81に嵌合され、ネジs3によって光
学ハウジング8に接合されている。尚、図中Bは保持部
材の端部4−1を含む平面、Cは鏡筒の位置決め面7−
1を含む平面であり、平面A−B間の距離はL1(mm)で
あり、平面B−C間の距離はL2(mm)である。
【0015】上記の如く構成された光源装置10の温度
変化による光軸方向の膨張について平面Aを基準として
説明する。まず、LDホルダ2のうち、平面Aより光軸
方向上流側(図中右側)の部分20は、図3中右方向へ
膨張し、一方、下流側の部分21は左方向に膨張する。
しかし、LDホルダ2に形成された保持面2−1及び位
置決め面2−2は、部分20,21が熱膨張しても平面
Aから全く移動することはない。即ち、LDホルダ2の
熱膨張は、樹脂のような線膨張係数が高い材料を用いた
場合であっても、LD1とコリメータレンズ5との距離
変動に全く影響しない。従って、保持部材4及び鏡筒7
の熱膨張のみがLD1とコリメータレンズ5との距離を
変化させる要因となるが、保持部材4及び鏡筒7の膨張
量をコリメータレンズの焦点深度内に押さえればよい。
即ち、上記距離L1,L2を次式を満足するように設定すれ
ばよい。
【0016】(L1×α1−L2×α2−k)t<コリメータ
レンズの焦点深度(mm) 但し、α1:保持部材4の線膨張率(1/mm・deg.) α2:鏡筒7の線膨張率(1/mm・deg.) k:コリメータレンズ5の焦点距離の熱変動係数(mm/
deg.) t:光源装置10の温度変動量(deg.) である。
【0017】上式で規定される条件を満足すように設定
すれば、LD1とコリメータレンズ5との距離の変化を
コリメータレンズの焦点深度内に収めることができ、光
源装置10の温度変化に係わらず、レーザ光を良好にコ
リメートすることができる。
【0018】以上、LDホルダ2に形成された保持面2
−1及び位置決め面2−2を同一平面となるように構成
すればよい旨を説明したが、LDホルダ2の成形時の誤
差によって、前記両面に光軸方向に関してズレが生じる
恐れがある。しかし、そのような場合であっても、LD
ホルダ2の材料として線膨張係数が 2.0×10~4(1/de
g.)のポリカーボネイトを選定した例をとって説明する
と、そのズレ量が 0.2(mm)程度であれば、20(deg.)
の温度変化があった場合でも、LDホルダ2の熱膨張に
よるLD1のズレ量は1(μm)以下であり、無視でき
るほど小さい。
【0019】
【0020】
【0021】
【効果】以上の説明で明らかなように、本発明に係る光
源装置によれば、前記保持面と前記位置決め面とがレー
ザ光の光軸方向に対して垂直な同一の平面内に形成され
ており、これらの面が形成されたレーザホルダが熱によ
って膨張しても前記両保持面は同一平面内にあるため、
レーザホルダの熱膨張はレーザダイオードとコリメータ
レンズとの距離変動に影響しない。従って、光源装置の
温度変化に係わらず、レーザ光を良好に平行光にできる
光源装置を提供することができる。更に、レーザホルダ
の熱膨張はレーザダイオードとコリメータレンズとの距
離変動に影響しないため、レーザホルダに使用する材料
として線膨張係数の高い樹脂を使用できるようになる。
樹脂は加工が容易であるため光源装置の低コスト化が図
れ、又、絶縁性を有するためレーザダイオードの静電破
壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の光源装置1の構成を示す斜視分解図で
ある。
【図3】LDホルダ2の構成を示す断面図である。
【図4】従来技術の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1:レーザダイオード(LD) 2:LDホルダ4:保持部材 5:コリメータレンズ 7:鏡筒 10:光源装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源としてのレーザダイオードと、該レ
    ーザダイオードからのレーザ光を収束させるコリメータ
    レンズと、前記コリメータレンズを含むレンズユニット
    を保持する保持部材と、前記レーザダイオードを保持
    し、前記レーザダイオードの前記コリメータレンズに対
    する位置決めを行うレーザホルダと、を備えた光源装置
    において、 前記レーザホルダは、前記レーザダイオードのフランジ
    のレーザー射出側の面を保持する保持面と、前記保持部
    のレーザー射出側と反対側の面に結合されて、前記コ
    リメータレンズに対する位置決めを行う位置決め面とを
    有し、前記保持面と前記位置決め面とがレーザ光の光軸
    方向に対して垂直な同一の平面内に形成されていること
    を特徴とする光源装置。
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KR100385166B1 (ko) * 2000-10-09 2003-05-22 삼성테크윈 주식회사 레이저 다이오드를 채용한 광학계
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JP4860227B2 (ja) * 2005-10-04 2012-01-25 浜松ホトニクス株式会社 半導体レーザ装置

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