JPH06160826A - フィルム液晶装置の実装構造 - Google Patents

フィルム液晶装置の実装構造

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Publication number
JPH06160826A
JPH06160826A JP4362147A JP36214792A JPH06160826A JP H06160826 A JPH06160826 A JP H06160826A JP 4362147 A JP4362147 A JP 4362147A JP 36214792 A JP36214792 A JP 36214792A JP H06160826 A JPH06160826 A JP H06160826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal device
film liquid
housing
constitution
Prior art date
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Pending
Application number
JP4362147A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sakurazawa
正 桜沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4362147A priority Critical patent/JPH06160826A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム液晶構造のフレキシブル性を利用し
た実装構造とすることにより構造を簡素化する。 【構成】 ハウジング1に開口部2を形成し、開口部2
にフィルム液晶装置3を収納する。フィルム液晶装置3
の下フレキシブル基板4を外側に延出して、弾性片9,
10を形成する。弾性片9,10を湾曲させて弾性を付
与し、開口部2内でのフィルム液晶装置3の位置決めを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子腕時計や電子計算機
などの電子機器にフィルム液晶装置を実装する構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】フィルム液晶装置はガラス基板からなる
液晶装置に比べて薄いところから、薄形性を要求される
電子機器に使用されている。図4はガラス基板からなる
液晶装置を電子機器に実装した従来構造を示し、フィル
ム液晶装置に対しては、この構造がそのまま適用され
る。プラスチック等の弾性材により形成された電子機器
のハウジング70に開口部71が形成され、この開口部
71内にガラス基板からなる液晶装置80が収納されて
いる。液晶装置80はその一側に接続端子81が列設さ
れており、この接続端子81に対して、インターコネク
タなどの接続部材(図示省略)が接触して、その導通が
行われる。このため液晶装置80を開口部71内に正確
に位置決めする必要がある。この位置決めは液晶装置8
0の直交する2側面82,83を基準面とし、これらの
基準面82,83をハウジング70の内面に押し付ける
ことで行われる。
【0003】かかる位置決めを行うため、ハウジング7
0における開口部71に対向した部分にばね部72,7
3が一体的に形成されている。そして、ばね部72によ
り液晶装置80の基準面82がハウジング70の内面
に、ばね部73により液晶装置80の基準面83がハウ
ジングの内面に、それぞれ押し付けられて、その位置決
めが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の実装構造では、
液晶装置80の位置決めを行うためのばね部72,73
をハウジング70に形成する必要があり、ハウジング7
0の構造が複雑となっている。このため、ハウジングの
成形が面倒で不良品の発生率が多いと共に、その成形用
金型の製造も面倒となっている。また、ばね部をハウジ
ングと別体とすることも考えられるが、この場合には部
品点数が増えると共に、ハウジングへのばね部の装着が
必要となる煩雑さがある。一方、フィルム液晶装置はガ
ラス基板からなる液晶装置80と異なり、フレキシブル
性を有している特性があり、ガラス基板からなる液晶装
置80を実装する図4の構造をそのまま適用すること自
体、無意味であり、その特性を活かした独自の実装構造
を開発する必要がある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、フレキシブルというフィルム液晶装置の
特性を利用した実装構造を提供することにより、構造の
簡素化、部品点数の削減を可能とすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の実装構造は、開口部が形成されたハウジングと、こ
のハウジングの開口部内に配置されるフィルム液晶装置
とを備え、前記フィルム液晶装置における一方の基板の
少なくとも一側部に他方の基板の端部よりも延びる弾性
片が形成され、この弾性片が前記ハウジングの内面に弾
性的に当接してフィルム液晶装置の他側部がハウジング
に押し付けられることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例により具体的
に説明する。なお、各実施例において、同一の要素は同
一の符号を付して対応させることにより、重複する説明
を省略する。
【0008】図1および図2は本発明の第1実施例を示
し、図示しない機器ケース内部に収納されるプラスチッ
ク、その他の材質による電子機器のハウジング1が形成
されている。ハウジング1の所定部位には開口部2が形
成され、この開口部2内にフィルム液晶装置3が収納さ
れている。フィルム液晶装置3は外形が矩形状に成形さ
れており、ハウジング1の開口部2はこのフィルム液晶
装置3よりも幾分、大きな矩形状に成形されている。
【0009】フィルム液晶装置3は下フレキシブル基板
4と上フレキシブル基板5とが積層され、内部に液晶材
(図示せず)が封入された構造となっており、上フレキ
シブル基板5の表示面に対向するハウジング1には表示
用開口部2aが形成されている。また、上フレキシブル
基板5の一側の下面には接続端子6が列状にパターン形
成されている。フィルム液晶装置3はこの接続端子6が
形成された側の側面7およびこの側面7と直交する右側
の側面8が基準面となっており、これらの基準面7,8
がハウジング1の内面に当接することで、その位置決め
が行われる。図2において、14はインターコネクタで
あり、上フレキシブル基板5の接続端子6に一端面に接
触し、他端面がハウジング1に取り付けられる回路基板
20上の接続電極(図示省略)に接触することにより、
フィルム液晶装置3と回路基板20との電気的接続を行
う。
【0010】このような構成に加えて、フィルム液晶装
置3における下フレキシブル基板4は基準面7と反対側
の端部が上フレキシブル基板5の端部よりも部分的に外
方に延びていると共に、この延設部分が上方に湾曲され
ることにより弾力を有した弾性片9となっている。この
弾性片9はフィルム液晶装置3の長手方向に沿って適宜
間隔で2箇所に形成されている。また、基準面8と反対
側の下フレキシブル基板4の端部も上フレキシブル基板
5の端部よりも部分的に延設されると共に、上方に湾曲
されており、これにより弾力を有した弾性片10となっ
ている。
【0011】このようなフィルム液晶装置3の弾性片
9,10に対応したハウジング1の内面には外側に向か
って凹んだ凹部11,12がそれぞれ形成されている。
これらの凹部11,12は弾性片9,10が進入して、
その先端部が係合するものである。
【0012】上記構成において、フィルム液晶装置3を
ハウジング1の開口部2内に落とし込むと、弾性片9お
よび10がハウジング1の対応した内面に当接して湾曲
し、これにより、弾性が付与される。従って、弾性片9
の弾力により、フィルム液晶装置3はその基準面7がハ
ウジング1の対応した内面に当接すると共に、弾性片1
0の弾力により、その基準面8がハウジング1の対応し
た内面に当接する。これによりフィルム液晶装置3を開
口部2内の所定位置に確実に位置決めすることができ
る。
【0013】また、このフィルム液晶装置3の落とし込
み時には、弾性片9,10が対応した凹部11,12内
に進入し、その先端部分が凹部11,12と係合する。
これによりフィルム液晶装置3がハウジング1の底面に
弾性的に押し付けられるため、フィルム液晶装置3を確
実に固定することができる。
【0014】このような本実施例では、フィルム液晶装
置3自体のフレキシブル性を利用して位置決めを行うた
め、フィルム液晶装置独自の実装構造とすることができ
る。また、位置決めのためのばね部や弾性片をハウジン
グ1に形成したり、装着する必要がないため、ハウジン
グを簡単な構造とすることができ、その製造が簡単とな
ると共に、部品点数が削減され、組み立ても容易とな
る。
【0015】図3は本発明の第2実施例を示す。この実
施例では、フィルム液晶装置3の下フレキシブル基板4
を上方から押圧する保持部材15がハウジング1に設け
られている。フィルム液晶装置3はハウジング1の開口
部2内に落とし込まれた後、保持部材15によりハウジ
ング1の底面に押し付けられて固定される。これにより
フィルム液晶装置3の脱落を防止することができる。従
って、フィルム液晶装置3の固定を行う凹部11,12
(図2参照)をハウジング1の内面に形成する必要がな
くなり、ハウジング1をさらに簡単な構造とすることが
でき、その成形も容易となるメリットがある。
【0016】なお上記実施例では弾性片9,10を下フ
レキシブル基板4に形成したが、本発明では上フレキシ
ブル基板5に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のとおり本発明はフィルム液晶装置
が有したフレキシブル性を利用してハウジングへの位置
決めを行うため、構造を簡単とすることができると共
に、実装も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図。
【図2】図1におけるII-II 線断面図。
【図3】第2実施例の断面図。
【図4】従来の実装構造を示す平面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 開口部 3 フィルム液晶装置 9 弾性片 10 弾性片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が形成されたハウジングと、この
    ハウジングの開口部内に配置されるフィルム液晶装置と
    を備え、前記フィルム液晶装置における一方の基板の少
    なくとも一側部に他方の基板の端部よりも延びる弾性片
    が形成され、この弾性片が前記ハウジングの内面に弾性
    的に当接して、フィルム液晶装置の他側部がハウジング
    に押し付けられることを特徴とするフィルム液晶装置の
    実装構造。
JP4362147A 1992-11-18 1992-11-18 フィルム液晶装置の実装構造 Pending JPH06160826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4362147A JPH06160826A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 フィルム液晶装置の実装構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4362147A JPH06160826A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 フィルム液晶装置の実装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06160826A true JPH06160826A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18476064

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4362147A Pending JPH06160826A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 フィルム液晶装置の実装構造

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JP (1) JPH06160826A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095901A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Samsung Electronics Co Ltd 曲面ディスプレイ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014095901A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Samsung Electronics Co Ltd 曲面ディスプレイ装置

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