JPH0616060B2 - 表面電位計 - Google Patents
表面電位計Info
- Publication number
- JPH0616060B2 JPH0616060B2 JP58228382A JP22838283A JPH0616060B2 JP H0616060 B2 JPH0616060 B2 JP H0616060B2 JP 58228382 A JP58228382 A JP 58228382A JP 22838283 A JP22838283 A JP 22838283A JP H0616060 B2 JPH0616060 B2 JP H0616060B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- measured
- measurement
- electrode
- surface electrometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は被測定体の表面電位を測定する表面電位計に係
り、さらに詳しくは、複写機等の感光体表面の電位を検
知し、交流信号として取り出す表面電位計に関するもの
である。
り、さらに詳しくは、複写機等の感光体表面の電位を検
知し、交流信号として取り出す表面電位計に関するもの
である。
一般に、電子複写機等に使用される光導電物質を使用し
た感光体は、経時変化等による感度シフトが生じ易く、
感光体表面電位を制御する手段を付加して表面電位を常
時一定範囲内に設定することが望ましい。そのため、感
光体表面電位を測定する表面電位計が必要である。
た感光体は、経時変化等による感度シフトが生じ易く、
感光体表面電位を制御する手段を付加して表面電位を常
時一定範囲内に設定することが望ましい。そのため、感
光体表面電位を測定する表面電位計が必要である。
表面電位計としては、被測定体とそれに正対した電位測
定電極との間に生じる電界を断続的に遮蔽することで、
被測定体表面と測定電極の差電圧に比例した振幅を持つ
交流信号を測定電極に誘起させ、測定するものが知られ
ている。
定電極との間に生じる電界を断続的に遮蔽することで、
被測定体表面と測定電極の差電圧に比例した振幅を持つ
交流信号を測定電極に誘起させ、測定するものが知られ
ている。
上記のような表面電位計は、電位測定電極と測定回路
部、及び測定電極と被測定体間を断続的に遮蔽するチョ
ップ部から構成される。両者は外部電界の影響、ノイズ
を防止するため、金属のシールドにおゝわれている。こ
の金属シールドには感光体の被測定部と対向した位置
に、電位測定の測定窓が形成されており、この測定窓を
通して感光体の電位が測定される。チョップ部は直流モ
ータを使用するもの(特開昭54−6447号公報)がある
が、小型・簡単に作成できることで電圧素子を使用する
ものが提案されている。
部、及び測定電極と被測定体間を断続的に遮蔽するチョ
ップ部から構成される。両者は外部電界の影響、ノイズ
を防止するため、金属のシールドにおゝわれている。こ
の金属シールドには感光体の被測定部と対向した位置
に、電位測定の測定窓が形成されており、この測定窓を
通して感光体の電位が測定される。チョップ部は直流モ
ータを使用するもの(特開昭54−6447号公報)がある
が、小型・簡単に作成できることで電圧素子を使用する
ものが提案されている。
しかし一般に、測定電極に誘起される交流信号は非常に
微小であり測定電極付近、特に測定電極前面に帯電物質
が付着し、又は測定電極前面付近が帯電すると、大きな
測定誤差要因となる。
微小であり測定電極付近、特に測定電極前面に帯電物質
が付着し、又は測定電極前面付近が帯電すると、大きな
測定誤差要因となる。
本発明の目的は電極前面付近のインピーダンスを下げ、
帯電物質が付着してもその影響を緩和し又は、測定電極
前面付近が帯電しないような構造の表面電位計を提供す
ることにある。
帯電物質が付着してもその影響を緩和し又は、測定電極
前面付近が帯電しないような構造の表面電位計を提供す
ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は検知面付近の表面電
位計基板の、少なくとも被測定体の検知面と対向する端
面を導電化処理したことを特徴とする表面電位計を提供
するものである。
位計基板の、少なくとも被測定体の検知面と対向する端
面を導電化処理したことを特徴とする表面電位計を提供
するものである。
以下、附図を参照しつつ本発明を詳細に説明する。第1
図は、組立完成状態の表面電位計の実施例の被検知面画
か見た断面図で、図において、1は外部シールド、2は
内部シールド、3は測定電極、4は基板、5は振動子、
6は検知体としての圧電素子、7は電圧チョッパを支え
る基台である。外部シールドには、測定電極に対応する
位置に測定窓が形成されており、測定窓を通して、図に
対して手前に配置される被測定体との間に生じた電界が
シールオ内に入り測定電極に到達するが、外部シールド
1内の他の部位には外部シールド1がネジ止めにより、
基板に取り付けられ、基板のアースパターンと接触して
いるため影響を及ぼさない。
図は、組立完成状態の表面電位計の実施例の被検知面画
か見た断面図で、図において、1は外部シールド、2は
内部シールド、3は測定電極、4は基板、5は振動子、
6は検知体としての圧電素子、7は電圧チョッパを支え
る基台である。外部シールドには、測定電極に対応する
位置に測定窓が形成されており、測定窓を通して、図に
対して手前に配置される被測定体との間に生じた電界が
シールオ内に入り測定電極に到達するが、外部シールド
1内の他の部位には外部シールド1がネジ止めにより、
基板に取り付けられ、基板のアースパターンと接触して
いるため影響を及ぼさない。
さらに内部シールド2が測定電極3、及び測定回路をお
ゝう。これはチョップ部の圧電素子6の駆動信号に比
し、測定電極3に誘起された交流電位信号が微小すぎる
ため、外部シールド1で外来の電界、ノイズは抑制でき
ても、圧電振動子の駆動信号の電位信号への影響は抑制
めきないため、内部シールド2により、上記影響の抑制
が可能となる。
ゝう。これはチョップ部の圧電素子6の駆動信号に比
し、測定電極3に誘起された交流電位信号が微小すぎる
ため、外部シールド1で外来の電界、ノイズは抑制でき
ても、圧電振動子の駆動信号の電位信号への影響は抑制
めきないため、内部シールド2により、上記影響の抑制
が可能となる。
第2図はチョップ部だけを取り出した正面図で、第3図
は上面図である。振動子は第2図で5のように二股に分
かれており、各々支点側に圧電素子6が導電性接着剤で
接着されている。圧電振動子5の支点はピン状になって
第3図のように基台7に埋め込まれ、第2図に示すよう
に下方に折曲げられ、外部に露出している。またリード
ピン8,9も第2図のように基台7に埋め込まれ、同図
において下方に折曲げられ基台から外部に露出してい
る。圧電素子からのリード線10,10は第2図のようにリ
ードピン8,9にそれぞれハンダ付けされる。また振動
子5のリードピンはアースされる。圧電素子6は厚み方
向すなわち第2図で上下方向に電圧を印加すると、面方
向の歪を発生する。そのため厚電素子の歪により、振動
子の各辺は第2図で上下方向の振動を起こす。振動子5
の各自由端は第1図で測定電極3と平行になって電極3
を遮蔽できるような形状になっている。振動子5自体は
アースされて電極3の直前で振動するため、被測定体か
ら測定窓を通して電極3に電界がかゝる総面積が変動
し、振動子5の振動周波数と同じ周波数で、被測定体と
電極3間の電位差に比例した振幅をもつ交流信号が電極
3に誘起される。
は上面図である。振動子は第2図で5のように二股に分
かれており、各々支点側に圧電素子6が導電性接着剤で
接着されている。圧電振動子5の支点はピン状になって
第3図のように基台7に埋め込まれ、第2図に示すよう
に下方に折曲げられ、外部に露出している。またリード
ピン8,9も第2図のように基台7に埋め込まれ、同図
において下方に折曲げられ基台から外部に露出してい
る。圧電素子からのリード線10,10は第2図のようにリ
ードピン8,9にそれぞれハンダ付けされる。また振動
子5のリードピンはアースされる。圧電素子6は厚み方
向すなわち第2図で上下方向に電圧を印加すると、面方
向の歪を発生する。そのため厚電素子の歪により、振動
子の各辺は第2図で上下方向の振動を起こす。振動子5
の各自由端は第1図で測定電極3と平行になって電極3
を遮蔽できるような形状になっている。振動子5自体は
アースされて電極3の直前で振動するため、被測定体か
ら測定窓を通して電極3に電界がかゝる総面積が変動
し、振動子5の振動周波数と同じ周波数で、被測定体と
電極3間の電位差に比例した振幅をもつ交流信号が電極
3に誘起される。
このチョップ部は、例えば第3図のA−A′間で基台7
を分割しておき、振動子5、リードピン8,9を第3図
では下方より7aに挿入し、第2図で見て下方に折曲げ、
第3図において7bを上方より接着することで形成され
る。このような構成ならば、従来のようにチョップ部を
ネジ止めし、リードピンを手ハンダによりハンダ付けし
ていた作業を、他のトランジスタ、抵抗等と共にチョッ
プ部を基板4上に搭載し、ハンダ槽に通すだけで一度に
チョップ部の基板への固着、プリントパターンへの接続
が行なえる。
を分割しておき、振動子5、リードピン8,9を第3図
では下方より7aに挿入し、第2図で見て下方に折曲げ、
第3図において7bを上方より接着することで形成され
る。このような構成ならば、従来のようにチョップ部を
ネジ止めし、リードピンを手ハンダによりハンダ付けし
ていた作業を、他のトランジスタ、抵抗等と共にチョッ
プ部を基板4上に搭載し、ハンダ槽に通すだけで一度に
チョップ部の基板への固着、プリントパターンへの接続
が行なえる。
この表面電位計の切断平面図の第4図において、外部シ
ールド1は、測定電極3が被測定部と対向した位置にお
いて電位測定窓1′を有し、基板4に形成された検知回
路11は、内部シールド2によって遮蔽されている。ここ
に、測定電極3と被測定体(この図において下方に位置
する)との間に形成された電界を断続的に遮蔽する位置
に振動子5を含むチョップ部が配設される。
ールド1は、測定電極3が被測定部と対向した位置にお
いて電位測定窓1′を有し、基板4に形成された検知回
路11は、内部シールド2によって遮蔽されている。ここ
に、測定電極3と被測定体(この図において下方に位置
する)との間に形成された電界を断続的に遮蔽する位置
に振動子5を含むチョップ部が配設される。
上記構造の表面電位計において、基板4には、一般にガ
ラス、エポキシ、ベークライト等の材料が用いられる
が、基板製造及び加工上で基板端部に基板の繊維が露出
することがある。基板は絶縁性物質であるため、露出し
た部位は帯電しやすく、また帯電するとその電荷は逃げ
にくい。その結果測定電極との間に電界が生じ、振動子
にて断続するため大きな測定誤差が生じる。
ラス、エポキシ、ベークライト等の材料が用いられる
が、基板製造及び加工上で基板端部に基板の繊維が露出
することがある。基板は絶縁性物質であるため、露出し
た部位は帯電しやすく、また帯電するとその電荷は逃げ
にくい。その結果測定電極との間に電界が生じ、振動子
にて断続するため大きな測定誤差が生じる。
この不具合を解消するために、本実施例では、第5図に
示すように測定電極前面付近の表面電位計基板4の被測
定体の検知面に対向する端面の一部分(基板端部遮蔽部
分)12を低インピーダンスにするため、スルーホール
処理、又は導電性塗料の塗布、又は導電性材料で遮蔽部
材を作成し、基板製造後、当該装置にこれを嵌装する。
示すように測定電極前面付近の表面電位計基板4の被測
定体の検知面に対向する端面の一部分(基板端部遮蔽部
分)12を低インピーダンスにするため、スルーホール
処理、又は導電性塗料の塗布、又は導電性材料で遮蔽部
材を作成し、基板製造後、当該装置にこれを嵌装する。
以上の如く構成することにより、検知体の測定電極の被
測定体に対向する前面付近への帯電物質の付着、又は測
定電極前面付近の帯電が避けられ、表面電位の測定誤差
発生の解消に顕著な効果を奏する。
測定体に対向する前面付近への帯電物質の付着、又は測
定電極前面付近の帯電が避けられ、表面電位の測定誤差
発生の解消に顕著な効果を奏する。
本発明は、上述したように帯電部(測定部付近におけ
る)に導電化(アース又は誘導剤供給、付与を施こすこ
とで、測定誤差を大幅に減少できたものである。
る)に導電化(アース又は誘導剤供給、付与を施こすこ
とで、測定誤差を大幅に減少できたものである。
すなわち、本発明では、少なくとも被測定体と対向する
検知面付近の基板端部が導電化処理されることにより、
基板端部が帯電されることを防止することができるた
め、基板端部と測定電極との間の電界の発生自体をなく
すことができる結果、測定誤差の発生を根本的に抑える
ことができる。
検知面付近の基板端部が導電化処理されることにより、
基板端部が帯電されることを防止することができるた
め、基板端部と測定電極との間の電界の発生自体をなく
すことができる結果、測定誤差の発生を根本的に抑える
ことができる。
第1図は、組立完成状態の既知の表面電位計の被測定体
側から見た断面図、第2図は、第1図の電位計のチョッ
プ部のみを取り出した正面図、第3図は、第2図のチョ
ップ部の上面図、第4図は、前記表面電位計の切断平面
図、第5図は、本発明による遮蔽処理を施された表面電
位計の外部シールドを除去した状態の測定電極近傍の斜
視図を示す。 1……外部ホールド、1′……測定窓 2……内部シールド、3……測定電極 4……基板、5……振動子 6……圧電素子、7……基台 8……リードピン、9……リードピン 10……リード線、11……検知回路 12……基板端部遮蔽部分
側から見た断面図、第2図は、第1図の電位計のチョッ
プ部のみを取り出した正面図、第3図は、第2図のチョ
ップ部の上面図、第4図は、前記表面電位計の切断平面
図、第5図は、本発明による遮蔽処理を施された表面電
位計の外部シールドを除去した状態の測定電極近傍の斜
視図を示す。 1……外部ホールド、1′……測定窓 2……内部シールド、3……測定電極 4……基板、5……振動子 6……圧電素子、7……基台 8……リードピン、9……リードピン 10……リード線、11……検知回路 12……基板端部遮蔽部分
Claims (4)
- 【請求項1】被測定体と正対する検知面を有する検知体
と、前記検知面と前記被測定体間に形成された電界を断
続的に遮断する振動子を含む表面電位計において、前記
検知体を担持する基板の、少なくとも被測定体と対向す
る前記検知面付近の端部が、導電化処理されることを特
徴とする表面電位計。 - 【請求項2】前記導電化処理される基板端部が、スルー
ホール処理される特許請求の範囲第1項記載の表面電位
計。 - 【請求項3】前記導電化処理される基板端部が、導電性
塗料で塗布される特許請求の範囲第1項記載の表面電位
計。 - 【請求項4】前記導電化処理される基板端部が、導電性
物質の遮蔽部材を嵌装される特許請求の範囲第1項記載
の表面電位計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58228382A JPH0616060B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 表面電位計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58228382A JPH0616060B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 表面電位計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60120264A JPS60120264A (ja) | 1985-06-27 |
JPH0616060B2 true JPH0616060B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=16875588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58228382A Expired - Lifetime JPH0616060B2 (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 表面電位計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616060B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3108728B1 (fr) * | 2020-03-26 | 2022-04-22 | Office National Detudes Rech Aerospatiales | Detecteur de champ electrique |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6310534U (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 |
-
1983
- 1983-12-05 JP JP58228382A patent/JPH0616060B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60120264A (ja) | 1985-06-27 |
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