JPH0587852A - 感光ドラムの表面電位測定用プローブ - Google Patents

感光ドラムの表面電位測定用プローブ

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JPH0587852A
JPH0587852A JP19849391A JP19849391A JPH0587852A JP H0587852 A JPH0587852 A JP H0587852A JP 19849391 A JP19849391 A JP 19849391A JP 19849391 A JP19849391 A JP 19849391A JP H0587852 A JPH0587852 A JP H0587852A
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JP
Japan
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probe
photosensitive drum
detection
measuring
conductive
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JP19849391A
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Inventor
Nenko Nozaki
年功 野崎
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JIENTETSUKU KK
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JIENTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光ドラムの表面電位測定用プローブにおい
て、プローブの検出範囲中、感光ドラムの周方向に広が
る検出範囲を所定の範囲で遮蔽することで、ドラムの径
に依存することなく、いかなる径のドラムに対しても、
感光ドラム上の表面電位の正確な測定ができる。 【構成】 導電性ケースの内部に検出電極を内蔵し、該
検出電極に対向する対向壁面部に検出孔を設けた感光ド
ラムの表面電位測定用プローブにおいて、前記検出孔に
よって規定される検出範囲中、感光ドラムの周方向に広
がる検出範囲を所定の範囲で遮蔽する導電性遮蔽部材を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機用感光ドラム
(円筒状の感光体)の表面に分布する電位を測定する表
面電位測定器に装着されるプローブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の表面電位測定用プローブは、いわ
ゆるチョッパ式のものあるいは振動容量型と称されるも
のなどがあるが、これらはいずれも被測定面と検出電極
との間に容量結合により検出電極上に誘起される電荷の
変動に基づき、その表面電位を検出するものである。
【0003】チョッパ式と称されているものでは、図
7、図8に示すように、帯電した感光ドラム4から放射
される電気力線が入射するための検出孔2を持つ導電性
のケース1と、ケース1内に入ってくる電気力線を切る
チョッパ部7と、この電気力線を受けて交流信号を取り
出すための検出電極8とから構成され、またチョッパ部
7には駆動用の圧電セラミック9を接着した音叉10を
使用しており、音叉10の先端部にあるチョッパ部7で
電気力線が切られる。検出電極8は基板11に固定さ
れ、チョッパ部7および基板11は、検出孔2を有する
ケース1に収容されている。さらに基板11には音叉1
0の駆動用端子12、出力端子13および接地端子14
が取り付けられ、駆動用端子12と圧電セラミック9と
の間は配線15が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のプローブでは、比較的径の大きい感光ドラムの測定
には支障がないが、感光ドラムの径が直径20mm〜1
0mm程の小さい径の場合、感光ドラムの周方向に広が
る検出範囲がドラムの径よりも広くなるため、感光ドラ
ム以外の例えば、イオンを含んだ気流などを検出してし
まい、正確な測定ができないという問題があった。これ
は、プローブの検出範囲が検出孔の大きさや被測定物と
の距離によって規定され、検出孔の面積よりも大きな広
がりを持つことによるものである。
【0005】これを解決するためには、検出孔を小さく
して測定面に極めて近付ける必要があるが、検出孔を小
さくすると、検出電極の出力が小さくなり感度が悪く、
また測定面に極めて近付けると、空気放電を起こすおそ
れがある。
【0006】本発明は、感光ドラムの径が小さい場合、
従来のプローブでは正確な測定ができないという問題点
を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の感光ドラムの表
面電位測定用プローブは、以下の構成からなる。すなわ
ち、導電性ケースの内部に検出電極を内蔵し、該検出電
極に対向する対向壁面部に検出孔を設けた感光ドラムの
表面電位測定用プローブにおいて、前記検出孔によって
規定される検出範囲中、感光ドラムの周方向に広がる検
出範囲を所定の範囲で遮蔽する導電性遮蔽部材を設けた
ことを特徴とする感光ドラムの表面電位測定用プローブ
である。
【0008】また具体的には、検出孔の両側に所定の長
さおよび高さを有する一対の導電性板状部材を立設した
感光ドラムの表面電位測定用プローブであり、さらに検
出孔の周辺部に検出孔を囲繞する所定の高さを有する囲
繞壁であって、該囲繞壁の上面部が、感光ドラムの周方
向に対向するように湾曲状に形成された導電性囲繞壁状
部材を立設した感光ドラムの表面電位測定用プローブで
ある。
【0009】
【作用】本発明の作用を図面に基づいて説明すれば、図
5は従来の表面電位測定用プローブで感光ドラムを測定
する場合を示した模式図である。検出範囲17は検出電
極8の大きさおよび感光ドラム4との距離を一定にした
場合、検出孔2の大きさによって規定され、図示した電
気力線16の検出範囲17でも分かるとおり、検出孔2
の面積よりも大きなものとなる。したがって、感光ドラ
ム4の径が小さいときには、感光ドラム4の周方向の検
出範囲17が広すぎて、イオンを含んだ気流などを検出
してしまうことになる。
【0010】図6は、本発明表面電位測定用プローブの
場合である。感光ドラム4の周方向の検出範囲17は、
検出孔2の両側に設けた導電性遮蔽部材3によって、一
部の電気力線16が遮蔽されるので、感光ドラム4の径
よりも小さい範囲とすることができる。なお、感光ドラ
ム4の軸線方向においては、十分な長さの測定面があ
り、検出範囲17を限定する必要はほとんどない。
【0011】すなわち感光ドラム4の周方向について、
想定される最小径の感光ドラム4の検出範囲をその径よ
りも小さく限定することができれば、ドラム4の径に依
存することなく、いかなる径のドラム4に対しても、感
光ドラム4上の表面電位の正確な測定が可能となる。ま
た、径の大きなものについては、検出範囲を予め確定で
きる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下説明す
る。図1は本発明表面電位測定用プローブAの斜視図、
図2はプローブAで感光ドラムを測定する状態を示す図
である。1は導電性ケースであり、金属により形成され
ている。このケース1の形状は図示したものに限らず、
例えば円筒状のものでもよい。2は検出孔であり、長方
形の貫通孔で、ケース1内の検出電極8に対向するよう
にケース1の対向壁面部に設けられ、静電気を検出する
ためのものである。なお検出範囲は、他の条件が一定の
場合、すなわち検出電極8の大きさ(チョッパ部を介在
する場合、チョッパ部の大きさ)及び感光ドラム4との
距離を一定にした場合、この検出孔2の面積により規定
される。3は導電性遮蔽部材であって、検出孔2によっ
て規定される検出範囲中、感光ドラム4の周方向に広が
る検出範囲を所定の範囲で遮蔽することができるもので
ある。図示したものは検出孔3の両側に立設され、一部
電気力線を遮蔽することができる程度の長さおよび高さ
を有している一対の導電性板状部材である。なお、導電
性遮蔽部材3は従来のプローブの検出孔を有する対向壁
面部にハンダ付け等によって取り付ければよい。
【0013】図9は本発明プローブAの効果を実験した
実験装置Cの概要を示す図である。実験装置Cは、中央
に幅1.1mmの帯状帯電面18(800V)を有する水
平状の基板であって、この基板上を横方向にプローブを
一定の速度で走査させ、検出電極に生じた電圧を測定す
るものである。なお、基板は帯状帯電面18以外はすべ
てシールドされている。本実験に使用したプローブは、
全長40mm、幅10mmの直方体で、検出孔は長辺が
4mm、短辺が2mmの長方形、検出孔2から帯状帯電
面18までの距離が4mmの設定である。また、導電性
板状部材3は長さが19mm、高さが3mmのものを使
用した。図12は導電性板状部材3を設けない場合の測
定結果を示す特性図、図13は本発明プローブAの場合
である。この測定結果が示すように本発明プローブAの
導電性遮蔽部材3によって検出範囲が限定されたことが
分かる。
【0014】図3および図4は本発明の他の実施例プロ
ーブBを示したものである。5は検出孔2の周辺部に立
設され、前記検出孔2を囲繞する所定の高さを有する囲
繞壁であって、囲繞壁の上面部6は、感光ドラム4表面
の周方向に等距離で且対向するように湾曲状に形成され
た導電性囲繞壁状部材である。このプローブbは、縦、
横両方向の検出範囲を一定の範囲で遮蔽することができ
るので、感光ドラム以外の被測定物についても利用で
き、検出範囲を予め確定することができる。上述の導電
性板状部材の場合、それ自体が微細な形状であり、測定
器に実装する際、取り付けに十分な注意が必要となる
が、本実施例のプローブBにおいては、上述のように囲
繞壁の形状としたので、容易に変形しないものとするこ
とができる。なお、導電性囲繞壁状部材の取り付けにつ
いては、ハンダ付けによってもできるが、バインダー
(図示しない)等を介して取り外し自在に取着してもよ
い。この場合、従来のプローブに簡単に取り付けること
ができる。
【0015】なお、プローブ内部の構造及びプローブが
装着される表面電位測定器については従来例と同様なの
で省略する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり、表面電位測定
用プローブの検出孔によって規定される検出範囲中、感
光ドラムの周方向に広がる検出範囲を所定の範囲で遮蔽
する導電性遮蔽部材を設けたので、感光ドラムの周方向
について、検出範囲を一定の範囲で限定することができ
るので、ドラムの径に依存することなく、いかなる径の
ドラムに対しても、感光ドラム上の表面電位の正確な測
定ができるという効果が得られる。
【0017】また、本発明の構造は、上述のように従来
のプローブに、感光ドラムの周方向に広がる検出範囲を
所定の範囲で遮蔽する導電性遮蔽部材を設けただけとい
う、極めて簡単な手段で、予め適正な検出範囲を確定す
ることができるので、感光ドラムの径の大きさごとにプ
ローブを用意する必要がなく、表面電位計が安価に製作
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明表面電位測定用プローブを示す斜視図で
ある。
【図2】プローブAで感光ドラムを測定する状態を示す
側面図(図2のa)および正面図(図2のb)である。
【図3】本発明の他の実施例の表面電位測定用プローブ
を示す斜視図である。
【図4】プローブBで感光ドラムを測定する状態を示す
側面図(図4のa)および正面図(図4のb)である。
【図5】従来のプローブで感光ドラムを測定する場合の
円周方向の検出範囲を示す模式図である。
【図6】本発明プローブで感光ドラムを測定する場合の
円周方向の検出範囲を示す模式図である。
【図7】従来のプローブの横断面図である。
【図8】従来のプローブの縦断面図である。
【図9】実験装置を示す概略図である。
【図10】プローブAの実験を示す概略図である。
【図11】実験装置の平面を示す概略図である。
【図12】従来のプローブの測定値を示す特性図であ
る。
【図13】本発明プローブの測定値を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
A、B プローブ 11 基板 1 導電性ケース 12 駆動用端子 2 検出孔 13 出力端子 3 導電性遮蔽板状部材 14 接地端子 4 感光ドラム 15 配線 5 導電性囲繞壁状部材 16 電気力線 6 上面部 17 検出範囲 7 チョッパ部 C 実験装置 8 検出電極 18 帯状帯電面 9 圧電セラミック 10 音叉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性ケースの内部に検出電極を内蔵
    し、該検出電極に対向する対向壁面部に検出孔を設けた
    感光ドラムの表面電位測定用プローブにおいて、前記検
    出孔によって規定される検出範囲中、感光ドラムの周方
    向に広がる検出範囲を所定の範囲で遮蔽する導電性遮蔽
    部材を設けたことを特徴とする感光ドラムの表面電位測
    定用プローブ。
  2. 【請求項2】 前記導電性遮蔽部材が、前記検出孔の両
    側に立設した所定の長さおよび高さを有する一対の導電
    性板状部材としたことを特徴とする請求項1記載の感光
    ドラムの表面電位測定用プローブ。
  3. 【請求項3】 前記導電性遮蔽部材が、前記検出孔の周
    辺部に立設され、前記検出孔を囲繞する所定の高さを有
    する囲繞壁であって、該囲繞壁の上面部が、感光ドラム
    の周方向に対向するように湾曲状に形成された導電性囲
    繞壁状部材としたことを特徴とする請求項1記載の感光
    ドラムの表面電位測定用プローブ。
JP19849391A 1991-07-12 1991-07-12 感光ドラムの表面電位測定用プローブ Pending JPH0587852A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000147035A (ja) * 1998-11-10 2000-05-26 Xerox Corp 静電電圧計及び出力信号の増加方法
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