JPS59204773A - 表面電位計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は表面電位計に係り、さらに詳しくは複写機等の
感光体表面等の被測定体の電位を測定する表面電位計に
関するものである。

従来技術 一般に電子複写機などに使用される光導電物質を使用し
た感光体は、経時変化等による感度シフトが生じ易い。

そこでこの感度シフトを補償するために感光体表面電位
を制御する手段を付加して表面電位を常時一定範囲内に
設定しておく方法が知られている。

このためには感光体表面の電位を測定する表面電位計が
用いられている。

表面電位計としては、被測定体とそれに対向して配置さ
れた電位測定電極との間に生じる電界を断続的に遮蔽す
ることにより、被測定体表面と測定電極の差電圧に比例
した振幅を持つ交流信号を測定電極に誘起させ、これに
より表面電位を知る構造のものが提案されている。

このような表面電位計は、電位測定電極回路及び測定電
極と被測定体との間を断続的に遮蔽するチョップ手段か
ら構成されており、両者は外部電界、ノイズを防止する
ため金属製のシールドによって覆われている・ この金属製のシールドには、感光体の被測定部に対して
対向して配置された電位測定用の測定窓が形成されてお
り、この測定窓を通して感光体の電位が測定される。

チヨ・ンプ手段としては直流モータを使用するものも提
案されているが、小型で、簡単に作成できるという面か
ら圧電素子を使用したものが提案されている。

圧電素子を用いた表面電位計においては、被測定体の表
面電位を十分な振幅を有する交流信号として取り出すた
めには入力段において高いインピーダンスにする必要が
ある。

しかし、高湿度環境下では表面電位計側に組み込まれた
プリント基板のインピーダンスが低下し、基板へのリー
クが増大するためゲイン特性が劣化するという欠点があ
った。

目　　　的 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、高湿度環境下でもゲイン特性の劣化が生じ
ないように構成した表面電位計を提供することを目的と
している。

さらに、本発明は組立て工程を簡略化できる表面電位計
を提供することを目的としている。

実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明の一実施例を説明するもので、図におい
て符号１は複写機の感光体等の被測定体を示し、これと
対向して表面電位計２が配置されている。表面電位計２
は外部シールド筆体３とその内側に位置する内部シール
ド筐体４とを備えており、外部シールド筐体３には電界
を導く測定窓３ａが形成さｔ信。

この測定窓３ａの内側で内部シールド位体４側に設けら
れた測定電極５と対応した位置に後述するチョップ手段
である振動子の平板部６ａ、６ａが配置されている。

チョップ手段である振動子６は第ジ図及び第３図に示す
ように、Ｕ字状に形成された音叉としての構造を有し、
その自由端側には平板部６ａがそれぞれ設けられており
、両者は測定＠、極５の前面と平行に配置されている。

振動子６の基端側であるＵ字状の屈曲部の」二部には圧
電素子７が固定されている。これら圧電素子７と取付基
板１０側に固定されたリードピン８．９との間はリード
線により接続されている。

リードピン８．９は図示していないプリント基板側に接
続され、圧電素子７への駆動信号を供給する。

また、振動子６の基端側にはピン６ｂが突設されており
、このピン６ｂも取付基板１０側に埋め込まれて図示し
ていないプリント基板のアースパターンに接°続される
。

このような構造を有するチョップ手段としての振動子は
圧電素子７の厚み方向に電流を供給すると、面方向の歪
みを発生するため振動子の平板部６ａ、６ａは第１図及
び第２図中接近する方向へ所定の周波数で振動する。

この結果、測定電極５に加わる電界の総面積が変動し、
電気力線が直角に切られ、測定電極５に交流信号が誘起
される。

ところで、測定電極５に誘起された交流信号は内部シー
ルド筐体４内に収容されている増幅回路を構成するＦＥ
Ｔ　（電界効果トランジスタ）１１とバイアス抵抗を兼
ねた検出抵抗１２によりインピーダンス変換されて出力
される。

ところで、信号源である測定電極５と増幅回路側とは微
小な容量を介する交流結合であるため、検出抵抗１２の
抵抗値として数１０ＭΩ程度の値が必要である。

このような高抵抗を用いると高湿度環境下では鯰表面電
位計のプリント基板のインピーダンスが吸湿により低下
し、信号のパターン間でリークが増大し、回路のゲイン
特性が劣化する。

そこで、本発明においては電源とアース間に抵抗１３を
挿入した。

この抵抗１３は抵抗値が比較的小さく、常時通電させる
ことにより発熱し、入力端近傍のプリント基板を加熱し
、吸湿を防止することができる。

本実施例は以上のように構成されているため、吸湿防止
抵抗１３の存在により、プリント基板の吸湿を防止し、
プリント基板のインピーダンスを低下させず、回路のゲ
イン特性の劣化を防止できる。

効　　果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、吸湿
防止部材を設けた構造を採用しているため、高湿度環境
下においても、入力インピーダンスの低下を防止でき、
表面電位計のゲイン特性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

１図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は概
略構成図、第２図及び第３図はチョップ手段の正面図及
び平面図である。 １・・・被測定体　　　　５・・・測定電極６・・・振
動子　　　　　７・・・圧電素子１３・・・抵抗

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被測定体の電位を測定する表面電位計において、
   吸湿防止部材を設けたことを特徴とする表面電位計。
2. （２）前記吸湿防止部材が発熱抵抗であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の表面電位計。