JPH0616059U - 捺印具 - Google Patents
捺印具Info
- Publication number
- JPH0616059U JPH0616059U JP5859492U JP5859492U JPH0616059U JP H0616059 U JPH0616059 U JP H0616059U JP 5859492 U JP5859492 U JP 5859492U JP 5859492 U JP5859492 U JP 5859492U JP H0616059 U JPH0616059 U JP H0616059U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 平面に突部3を突設し、両側面にガイドリブ
4を張設した印面キャップコマ5を枠体1の両端部近傍
に設け、枠体1の溝6とガイドリブ4でスライド可能に
し、一対の印面キャップコマ5の間に下面に印字体6を
有し反対面に凹部8を有し、両側面にはガイドリブ4
を、平面に突部3と嵌着する穴7を有する印字コマ2を
2個以上配し、印字コマ2の間に間部印字コマ16を配
設し、間部印字コマ16の平面に穴7を設け、更に、間
部印字コマ16の両側面には、突起14とガイドリブ4
を設け、両端には印字体10を保持し、穴7を設けた面
に屈折部20を設け屈折固定可能にしたことを特徴とす
る捺印具である。 【効果】 枠体1の下方端面17より出没した印面キャ
ップコマ5および印字コマ2を固定出来、捺印しやす
く、更に、印面も被捺印物に対し平行位置に固定しやす
く鮮明な印影を得られる。
4を張設した印面キャップコマ5を枠体1の両端部近傍
に設け、枠体1の溝6とガイドリブ4でスライド可能に
し、一対の印面キャップコマ5の間に下面に印字体6を
有し反対面に凹部8を有し、両側面にはガイドリブ4
を、平面に突部3と嵌着する穴7を有する印字コマ2を
2個以上配し、印字コマ2の間に間部印字コマ16を配
設し、間部印字コマ16の平面に穴7を設け、更に、間
部印字コマ16の両側面には、突起14とガイドリブ4
を設け、両端には印字体10を保持し、穴7を設けた面
に屈折部20を設け屈折固定可能にしたことを特徴とす
る捺印具である。 【効果】 枠体1の下方端面17より出没した印面キャ
ップコマ5および印字コマ2を固定出来、捺印しやす
く、更に、印面も被捺印物に対し平行位置に固定しやす
く鮮明な印影を得られる。
Description
【0001】
本考案は、多種の印面を有する小型印字体を収納し、携帯に便利で印面の自由 選択を可能にした捺印具に関するものである。
【0002】
従来、この種の小型の印面は柄が取り付けてあり、各種の印面を必要とすると きは、柄付きの捺印具を多数準備する必要があった。 そこで、こうした多数の印面を準備し一つに収納するには、回転方式の(イ)実 開昭60−164044号や、平板方式の(ロ)実開平4−7163号等がある 。 (イ)の回転方式すなわち無端印字体方式は、異なった多数の印面を準備可能と なるが捺印具の外観が大きく成るとともに、無端印字体の捺印しようとする印面 を被捺印物に対し正確な平行位置に固定できず、鮮明な印影を得難いものとなっ ている。 また、(ロ)の平板方式すなわち平ゴム方式は、ある程度異なった印面を準備出 来している。しかし、平ゴムを捺印しようとする時印面の固定はされておらず、 更に、平ゴムを引き出し最後部を使用するには印字体部分が多く露呈することと なり取り扱い、及び捺印に際し手や他の物を汚す結果となっている。
【0003】
従来の欠点は前述の通り、捺印時に被捺印物に対し平行位置に正確に固定でき ないため鮮明な印影を得難く、更に、平ゴムなど捺印しようとする印面以外の他 の印面により手などを汚す点にある。 よって、印字コマの下方に印字体を設け、各印字コマに屈折部を設けて連結及 び屈折可能とし印面不使用時には、常に印面を下方印字コマにより覆い隠すよう にして、被捺印物に対し、平行位置に正確に印面を固定出来、更に、常に不使用 時の印面を覆い隠すことが出来る捺印具を提供するものである。
【0004】
コ字状の枠体1の内部にスライド可能な印字コマ2を有する捺印具において、 平面に突部3を突設し、両側面にガイドリブ4を張設した印面キャップコマ5を 枠体1の両端部近傍の内部に設け、前記枠体1の内面に設けられた溝6と前記ガ イドリブ4とでスライド可能にし、一対の前記印面キャップコマ5の間には、下 面に印字体10を有し反対面には次の印面を覆い隠す凹部8を有し、両側面には ガイドリブ4を、更に、平面に前記突部3と嵌着する穴7を有する印字コマ2を 少なくとも2個以上配し、前記印字コマ2の間には間部印字コマ16を配設し、 間部印字コマ16の平面には、前記突部3と嵌着する穴7を設け、更に、前記間 部印字コマ16の両側面には、前記枠体1の内面に設けられた窪み9と印字コマ 2の出没を規制する突起14とガイドリブ4を設け、両端には印字体10を保持 し前記穴7を設けた面に屈折部20を設けた印字コマ2並びに印面キャップコマ 5を屈折固定可能にしたことを特徴とする捺印具である。
【0005】
送り部15を指等により下方に送り出すと印面キャップコマ5のみが枠体1の 下方端面より出没することになる。 更に、第1の印字コマ2を前記下方端面17より出没させ、第1の印字コマ2と 第2の印字コマ2の間を屈折させ、枠体1より露呈した印面キャップコマ5の平 面に設けた突部3と枠体1より露呈した第2の印字コマ2の露呈面に設けた穴7 とが嵌着固定され、第2の印字コマ2に設けられた印面11を被捺印物に対して 平行に固定出来ることとなる。 また、この時屈折された印面キャップコマ5は、第一の印字コマ2の下部に設 けられた印面を常に覆い隠しているため、捺印時に手や他のものを汚すことはな い。 更に、他の異なった印面を選択し露呈しようとするならば、上記と同様な動作を 行ない印面を露呈することとなる。 こうして、次々に異なった印面を露呈出来る。 次に、栓体18側の印面を捺印したい時には、栓体18を取り外し枠体1の下 方端面17と嵌着すると印面キャップコマ5が押し出され、枠体1の上方端面と 印面キャップコマ5の端面とが同一位置となり、更に間部印字コマ16の送り部 15に押圧力を作用させると印面キャップコマ5が枠体1の端面より露呈して屈 折可能となり、印字コマ2に保持された印字体の印面を端面より露呈することと なる。 こうして、次々に印字コマ2に保持された印面を露呈することになる。
【0006】
本考案の実施例を第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第7図 第8図より詳細に説明する。 1は、コ字形の枠体であり、内部に溝6と印字コマ2の位置決め用窪み9を数 個設けている。 ここで、枠体1は、プラスチックが好ましいが金属であってもよい。 金属であれば、溝6や窪み9を設けたプラスチック成形品を枠体1内部に固定す ることとなる。 2は、六面体の印字コマであり、下面に印字体10を保持し、反対面には次の 印面を覆い隠す凹部8を設け、両側面には、枠体1の溝6とスライド可能とする ガイドリブ4を張設し、平面には印面キャップコマ5の平面に設けられた突部3 と嵌着する穴7を設けている。 前記印字コマ2は、少なくとも2個以上枠体1の内部に配設されている。 第1印字コマ2の下方には、前記の印面キャップコマ5を配し、印面キャップコ マ5は、第1印字コマ2の下面に保持される印面11を覆い隠くし、平面には突 部3が設けられている。 こうした、印面キャップコマ5は、前記枠体1の両端部にそれぞれ設けられてい る。 ここで平面とは、コ字形の枠体1の開口面12側を示し、底面とはコ字形の枠体 1の閉塞面13側を示す。
【0007】 次に、第1印字コマ2の上方には、間部印字コマ16を配設しており、印面キャ ップコマ5と間部印字コマ16の間には印字コマ2が幾つ存在してもよい。 16は、間部印字コマであり、両端部に印字体を保持しており、前記枠体1の 下方端面17より出没する印字コマ2を規制する突起14とガイドリブ4を両側 面に設け、更に、平面には印面キャップコマ5の平面に設けられた突部3と嵌合 固定する穴7が数箇所設けられている。 こうして、前記枠体1の下方端面17より順に並んだ、第1の印面キャップコマ 5、第1印字コマ2及び間部印字コマ16、第2の印字コマ2、第2の印面キャ ップコマ5は、印面キャップコマ5の突部3、印字コマ2の穴7、間部印字コマ 16の穴7を同一面とし、この面にコマ数に対応して屈折部20を有する平板1 9を嵌着している。 平板19には、印面キャップコマ5の突部3と印字コマ2の穴7に対応する様に 孔21と送り部15が設けられている。 この送り部15は、前記間部印字コマ16に設けてもよく、印字コマ2、印面キ ャップコマ5及び間部印字コマ16のスライド移動を行ない易く出来ればよい。 前記屈折部20により、印面キャップコマ5、印字コマ2を穴7の面に向かい屈 折可能とし、前記突部3と穴7により嵌着し印面11を前記枠体1の下方端面1 7より露呈し固定する。 この屈折部20は、前記の様なくびれを有する平板19や蝶番構造等屈折可能で あればその方法は問はない。 18は、栓体であり、クリップを有し枠体1の上方端面に嵌着される。 ここで、印面キャップコマ5の凹部8の内部にインキを含浸したインキ吸蔵体、 印字コマ2の凹部8の内部にもインキを含浸したインキ吸蔵体を設けてもよく、 これは適宜選択できる。 また、印面キャップコマ5と間部印字コマ16の間に印字コマ2が2個以上存在 する場合、前記穴7は印字コマ2の奇数番目にのみ設けられていても十分である 。 この時印字コマ2は、穴7を設けた印字コマ2aと穴7を設けない印字コマ2b が必要となる。 印字コマ2bを使用するかしないかは、適宜選択できる。
【0008】 材質について、枠体1は前記した通りであり、印面キャップコマ5、印字コマ 2、間部印字コマ16は、プラスチック部品が好ましい。 又、印字体10については、ゴム印字体または多孔質印字体等である。
【0009】 これらの捺印具を使用するには、送り部15に下方に押圧力を掛け印面キャッ プコマ5及び印字コマ2を下方にスライド移動させる。 すると、間部印字コマ16の左右両側に設けられた突起14と窪み9の1つの当 接がはずれ、次の窪み9に突起14が当接し、枠体1の下方端面17より印面キ ャップ5が出没する。 出没した印面キャップコマ5は、突部3側に屈折部20により屈折出来、印字コ マ2の下面に保持された印面11を露呈する。 屈折された印面キャップコマ5は、前記印面キャップコマ5に設けられた突部3 と、印字コマ2に設けられた穴7、もしくは第2の実施例の枠体1aに設けられ た孔21aにより固定嵌合され、捺印しやすい状態となる。 次に、上記と同様に枠体1より第1の印字コマ2を出没させ屈折し、次の印面を 露呈する。 すると、前の印字コマ2に保持された印字体10はその前に配設された印面キャ ップコマ5と再び嵌着し、印面11を覆い隠し、次の印字コマ2の印面11を捺 印するとき第1の印字コマの印面で手や服などを汚すことはない。 こうして、次々に異なった印面を露呈できる。 また、本考案は、枠体1の下方端面17の反対側にも印字コマ2を配しているた め、栓体を下方端面17に嵌着させ上方端面22より、上記と同様な方法で印面 を露呈できる。
【0010】 本考案の第2の実施例を第9図より詳細に説明する。 1aは、コ字形の枠体であり、内部に溝6と枠体1aの下方端面17aより印 字コマ2の出没位置決める窪み9を設けており、閉塞面13aには印面キャップ コマ5aの一対の突部3aと嵌合固定する孔21aを設けている。 この時、コ字形の枠体1aの閉塞面13aに設けた孔21aに相対するように印 字コマ2の穴7aが前記枠体1aの内部に配設されている。
【0011】
以上の様な構成なので以下の効果が得られるものである。 印字体を印字コマ2の下面に保持して不使用時には、常に印面を覆い隠す構 成としたため捺印しようとする印面を露呈すると前の印面を覆い隠すため手や服 を汚すことはない。 印字コマ2に屈折部20を設けて屈折可能とし、印面キャップコマ5または 印字コマ2に突部3を設け、枠体1に孔21aまたは印字コマ2に穴7を設け嵌 合可能としたことによって、枠体1の下方端面17より出没した印面キャップコ マ5および印字コマ2を固定出来、捺印に際し、捺印しやすく、更に、印面も被 捺印物に対し平行位置に固定しやすく鮮明な印影を得られる。
【図1】本考案第1の実施例の全体斜視図
【図2】本考案第1の実施例の平板の斜視図
【図3】本考案第1の実施例の印字コマの斜視図
【図4】本考案第1の実施例の印面キャップコマの斜視
図
図
【図5】本考案第1の実施例の間部印字コマの斜視図
【図6】本考案第1の実施例の枠体の破断斜視図
【図7】本考案第1の実施例の使用状態破断斜視図
【図8】本考案第1の実施例の使用状態側面図
【図9】本考案第2の実施例の破断斜視図
1 枠体 2 印字コマ 3 突部 4 ガイドリブ 5 印面キャップコマ 6 溝 7 穴 8 凹部 9 窪み 10 印字体 11 印面 12 開口面 13 閉塞面 14 突起 15 送り部 16 間部印字コマ 17 下方端面 18 栓体 19 平板 20 屈折部 21 孔 22 上方端面
Claims (3)
- 【請求項1】コ字状の枠体1の内部にスライド可能な印
字コマ2を有する捺印具において、平面に突部3を突設
し、両側面にガイドリブ4を張設した印面キャップコマ
5を枠体1の両端部近傍の内部に設け、前記枠体1の内
面に設けられた溝6と前記ガイドリブ4とでスライド可
能にし、一対の前記印面キャップコマ5の間には、下面
に印字体10を有し反対面には次の印面を覆い隠す凹部
8を有し、両側面にはガイドリブ4を、更に、平面に前
記突部3と嵌着する穴7を有する印字コマ2を少なくと
も2個以上配し、前記印字コマ2の間には間部印字コマ
16を配設し、間部印字コマ16の平面には、前記突部
3と嵌着する穴7を設け、更に、前記間部印字コマ16
の両側面には、前記枠体1の内面に設けられた窪み9と
印字コマ2の出没を規制する突起14とガイドリブ4を
設け、両端には印字体10を保持し前記穴7を設けた面
に屈折部20を設けた印字コマ2並びに印面キャップコ
マ5を屈折固定可能にしたことを特徴とする捺印具。 - 【請求項2】印面キャップコマ5の突部3と各印字コマ
2の穴7を並べた同一平面に対応して、孔21を穿設
し、前記各印字コマ2に対応して屈折部20を設けた平
板19を嵌着させて屈折部20とした請求項1の記載の
捺印具。 - 【請求項3】印面キャップコマ5または印字コマ2に設
けられた突部3と嵌着する、枠体1の閉塞面13に孔2
1aを設けた請求項1または請求項2の記載の捺印具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5859492U JP2579536Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 捺印具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5859492U JP2579536Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 捺印具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616059U true JPH0616059U (ja) | 1994-03-01 |
JP2579536Y2 JP2579536Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13088823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5859492U Expired - Fee Related JP2579536Y2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 捺印具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579536Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP5859492U patent/JP2579536Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579536Y2 (ja) | 1998-08-27 |
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Legal Events
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