JPH06160547A - 時計の曜日板 - Google Patents

時計の曜日板

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Publication number
JPH06160547A
JPH06160547A JP32846592A JP32846592A JPH06160547A JP H06160547 A JPH06160547 A JP H06160547A JP 32846592 A JP32846592 A JP 32846592A JP 32846592 A JP32846592 A JP 32846592A JP H06160547 A JPH06160547 A JP H06160547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate body
day
plate
star wheel
week
Prior art date
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Pending
Application number
JP32846592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Ishimura
明俊 石村
Masaru Shimura
勝 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority to JP32846592A priority Critical patent/JPH06160547A/ja
Publication of JPH06160547A publication Critical patent/JPH06160547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な方法で、板体と星車相互の回転及び軸
方向の抜けを防止した時計の曜日板を提供する。 【構成】 曜日等を表示する印刷が施されてなる円盤状
の板体と歯を有する星車とか嵌合・固定された時計の曜
日板において、前記板体の中心には非円形の嵌合穴を設
け、前記星車には、前記板体の非円形の嵌合穴と同一形
状の、突起を有する非円形の嵌合部を形成し、この星車
の嵌合部に前記板体の嵌合穴を嵌合せしめた後、前記突
起を加締めることにより、前記板体と前記星車とを固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計の曜日板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック製の一体に成形され
た曜日板が製造されているが、厚さや剛性などの問題点
があり、板体と星車を加締めてなる金属製曜日板も依然
として重視されている。
【0003】図5は従来の曜日板を示す断面図である。
11は板体であり、図6に示すように上面に曜日を表示
する曜日印刷12が施されており、中心には後述する星
車と嵌合するための円形の嵌合穴13が形成されてい
る。14は星車であり、図7及び図8に示すように、中
心に貫通穴15を有し、外周部には14枚の歯16を有
する。又、板体11の嵌合穴13と嵌合するための突起
17を有する円形の嵌合部18を有しており、この嵌合
部18の突起17を加締めることにより、板体11を星
車14に固定している。
【0004】しかしながら、突起17の大きさは加締め
た後の高さに影響し、しいては時計の厚さにも影響する
ため、特に薄型の時計が要求される昨今、突起17は極
力小さくする必要があり、板体11から突出する高さは
せいぜい70〜80μという非常に小さいものである。
(加締めた後の板体11から突出する高さは40〜50
μm)そのため加締めた後の強度は弱く、軸方向の抜け
に対しては問題ないが、回転に対しては十分な強度を保
つことが難しかった。
【0005】その対策として従来は、図5のC部の部分
拡大図である図9に示すように、加締めた後、セメダイ
ン3000等の流動性のある接着剤19を流し込んで固
定し、回転防止の対策としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
板体11と星車14とを加締めた後、接着剤19を加締
め部の板体11と星車14との間に流し込む作業は、自
動化が難しく、手作業で一個一個流し込む位置を確認し
ながら作業するため、非常に手間がかかり、コスト高の
大きな原因となっていた。又、加締め部が非常に小さい
ため、加締め部以外のところにも接着剤が付着する場合
が多く、それを拭き取る必要もあり、これも非常に手間
のかかるものであった。本発明は上記課題を解決し、簡
単な方法で板体と星車との軸方向の抜け及び回転を防止
した時計の曜日板を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、曜日等を表示
する印刷が施されてなる円盤状の板体と歯を有する星車
とが嵌合・固定された時計の曜日板に於いて、前記板体
の中心に非円形の嵌合穴を設け、前記星車には前記板体
の多角形の嵌合穴と同一形状の、突起を有する非円形の
嵌合部を形成し、前記板体と前記星車とを嵌合せしめた
後、前記突起を加締めることにより板体と星車とを固定
したことを特徴とする時計の曜日板である。
【0008】
【作用】本発明によれば、板体の中心に設けた多角形,
小判状,Dの字状等の非円形の嵌合穴と星車に形成した
前記嵌合穴と同一形状で突起を有する非円形の嵌合部と
により嵌合されているので、板体と星車相互の回転が防
止できる。又突起を加締めることにより、軸方向の抜け
の防止も可能となる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例を示す曜日板の断面図であ
る。図1において、1は板体であり、図2に示すように
上面に曜日を表示する曜日印刷2が施されており、又中
心には後述する星車と嵌合するための正多角形の嵌合穴
3が形成されている。
【0010】4は星車であり、図3及び図4に示すよう
に、中心に貫通穴5を有し、外周部には14枚の歯6を
有する。又、板体1の正多角形の嵌合穴3と嵌合するた
めの、この正多角形の嵌合穴3と同一形状の、突起7を
有する嵌合部8を有しており、この嵌合部8の突起7を
加締めることにより、板体1を星車4に固定している。
【0011】又、本実施例においては、板体1は70μ
の厚さのアルミニウム板をアルマイトした後、外形及び
多角形の嵌合穴3をプレス抜きし、その後曜日印刷2を
施したものであり、星車4は、JIS 3141冷間圧
延鋼板(SPCC)を使用し、順送型にて、先ずコイニ
ングにより突起7を有する嵌合部8を形成し、次に抜き
型により中心の貫通穴5を抜き、最後に歯6を抜くこと
により形成したものである。
【0012】尚、本実施例においては、板体1に曜日印
刷2を施したものを使用したが、板体1と星車4とを嵌
合・加締めた後、板体1の上面に曜日印刷2を施すこと
により、星車4の歯6と曜日印刷2との位置が調整で
き、精度の良い曜日板を得ることが出きる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、板体に非円形特に正多角形の嵌合穴を設け、星車
に、板体の嵌合穴と同一形状をした、突起を有する正多
角形の嵌合部を形成し、突起を加締めることにより板体
と星車とを固定したので、軸方向の抜きに対しては、突
起の加締め力で防止でき、回転に対しては、板体の正多
角形の嵌合穴と星車の正多角形の嵌合部で防止できるた
め、従来のように回転を防止するための接着剤の流し込
みが不要となり、余分に付着した接着剤を拭き取るとい
う作業もなくなり、更には加締めだけで完成するので、
自動化も容易となるため、非常に安価な時計の曜日板を
提供できるものである。
【0014】又嵌合穴及び嵌合部とも正多角形とするこ
とにより、突起を加締める時、板体に均一な加締め力が
加わるため、板体の変形もなくなるものである。更に
は、正多角形とすることにより、板体と星車との嵌合
時、嵌合方向の位置合わせが必要なく、嵌合も容易にな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の時計の曜日板の断面図であ
る。
【図2】図1の板体の平面図である。
【図3】図1の星車の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来例の時計の曜日板の断面図である。
【図6】図5の板体の平面図である。
【図7】図5の星車の平面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図5のC部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 板体 2 曜日印刷 3 正多角形の嵌合穴 4 星車 5 貫通穴 6 歯 7 突起 8 正多角形の嵌合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曜日等を表示する印刷が施されてなる円
    盤状の板体と歯を有する星車とが嵌合・固定された時計
    の曜日板に於いて、前記板体の中心には非円形の嵌合穴
    を設け、前記星車には、前記板体の嵌合穴と同一形状
    の、突起を有する非円形の嵌合部を形成し、前記板体を
    前記星車に嵌合せしめた後、前記突起を加締めることに
    より、前記板体と前記星車とを固定したことを特徴とす
    る時計の曜日板。
  2. 【請求項2】 前記非円形の嵌合穴は正多角形であり、
    前記非円形の嵌合部は正多角形であることを特徴とする
    請求項1記載の時計の曜日板。
JP32846592A 1992-09-25 1992-11-13 時計の曜日板 Pending JPH06160547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32846592A JPH06160547A (ja) 1992-09-25 1992-11-13 時計の曜日板

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28071992 1992-09-25
JP4-280719 1992-09-25
JP32846592A JPH06160547A (ja) 1992-09-25 1992-11-13 時計の曜日板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06160547A true JPH06160547A (ja) 1994-06-07

Family

ID=26553896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32846592A Pending JPH06160547A (ja) 1992-09-25 1992-11-13 時計の曜日板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06160547A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010260049A (ja) * 2009-05-06 2010-11-18 Hosokawa Alpine Ag プロセス工学的な装置
CN111694255A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 天津海鸥表业集团有限公司 一种手表多层轮片与轮轴同步旋转机构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010260049A (ja) * 2009-05-06 2010-11-18 Hosokawa Alpine Ag プロセス工学的な装置
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