JPH0224974Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0224974Y2 JPH0224974Y2 JP1985061561U JP6156185U JPH0224974Y2 JP H0224974 Y2 JPH0224974 Y2 JP H0224974Y2 JP 1985061561 U JP1985061561 U JP 1985061561U JP 6156185 U JP6156185 U JP 6156185U JP H0224974 Y2 JPH0224974 Y2 JP H0224974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- bolt
- fitting hole
- threaded portion
- periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ボルトに脱落を防止した状態で組み
込まれる座金に関する。
込まれる座金に関する。
従来の技術
従来、ボルトに座金を脱落しない状態で組み込
む最も一般的な方法は、第5図に示すように、ね
じ部を加工する前に頭部2を成形したボルト素材
1の軸部3の首下に座金5を組み込んでおき、し
かるのち軸部3にねじ部4を転造加工し、該ねじ
部4で座金5を係止保持させて脱落を防止するも
のである。
む最も一般的な方法は、第5図に示すように、ね
じ部を加工する前に頭部2を成形したボルト素材
1の軸部3の首下に座金5を組み込んでおき、し
かるのち軸部3にねじ部4を転造加工し、該ねじ
部4で座金5を係止保持させて脱落を防止するも
のである。
考案が解決しようとする問題点
しかしこのような座金の組込み方法は、ボルト
又は座金の一方に焼入れその他の処理を施す場合
には、他方にもその影響が及びので採用できず、
また、ボルトの締付け座面から完全ねじ山までの
寸法Uが増大し、ねじ部4の有効長さが減少する
という問題があつた。特に、第5図Cのように、
皿ばね座金6に組み込んだ場合、ねじ無し部分の
寸法Uが著しく増大し、ねじの締付け強度を低下
させる不都合があつた。
又は座金の一方に焼入れその他の処理を施す場合
には、他方にもその影響が及びので採用できず、
また、ボルトの締付け座面から完全ねじ山までの
寸法Uが増大し、ねじ部4の有効長さが減少する
という問題があつた。特に、第5図Cのように、
皿ばね座金6に組み込んだ場合、ねじ無し部分の
寸法Uが著しく増大し、ねじの締付け強度を低下
させる不都合があつた。
問題点を解決するための手段
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
ので、上述のように組み込み方法を用いず、座金
に簡単な加工を施すことにより、普通のボルトに
嵌合して少し加圧するだけで、脱落を防止した状
態でボルトの首下に組み込むことができる座金を
提供するものである。
ので、上述のように組み込み方法を用いず、座金
に簡単な加工を施すことにより、普通のボルトに
嵌合して少し加圧するだけで、脱落を防止した状
態でボルトの首下に組み込むことができる座金を
提供するものである。
実施例
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。座金10は普通の座金と同様に金属板で構成
され、これを組み込むボルト15のねじ部16の
外径dより少し大径の嵌合穴11を有している。
る。座金10は普通の座金と同様に金属板で構成
され、これを組み込むボルト15のねじ部16の
外径dより少し大径の嵌合穴11を有している。
13は嵌合穴11の周縁12に適当間隔をおい
て配設した係止爪である。該係止爪13は、嵌合
穴11の打抜き加工と同時に周縁12から半径方
向へ延びる切欠き部14を周方向へ適当間隔をお
いて設けることにより、切欠き部14の間に座金
本体と一体に形成され、周縁12より立ち上がつ
て半径方向へ延びている。そして、係止爪13の
先端縁13aは平面からみて嵌合穴11の周縁1
2とほぼ同一円上に位置し、ボルト15のねじ部
16を嵌合穴11に挿入する際に、係止爪13が
ねじ部16に干渉しないうに構成されている。
て配設した係止爪である。該係止爪13は、嵌合
穴11の打抜き加工と同時に周縁12から半径方
向へ延びる切欠き部14を周方向へ適当間隔をお
いて設けることにより、切欠き部14の間に座金
本体と一体に形成され、周縁12より立ち上がつ
て半径方向へ延びている。そして、係止爪13の
先端縁13aは平面からみて嵌合穴11の周縁1
2とほぼ同一円上に位置し、ボルト15のねじ部
16を嵌合穴11に挿入する際に、係止爪13が
ねじ部16に干渉しないうに構成されている。
次に、ボルト15の首下に座金10を嵌挿した
のち、第3図のように、座金10を受台22で支
持し、加圧パンチ21でボルト15を加圧して係
止爪13を嵌合穴11の周縁12側に折り曲げる
と、係止爪13の先端縁13aが中心側へ突出し
てねじ部16のねじ山に係止され、座金10はボ
ルト15に脱落を防止した状態で組み込まれる。
のち、第3図のように、座金10を受台22で支
持し、加圧パンチ21でボルト15を加圧して係
止爪13を嵌合穴11の周縁12側に折り曲げる
と、係止爪13の先端縁13aが中心側へ突出し
てねじ部16のねじ山に係止され、座金10はボ
ルト15に脱落を防止した状態で組み込まれる。
考案の効果
上述のように本考案の座金は、ボルトのねじ部
を挿通する嵌合穴の周縁部分に、該周縁より立ち
上がつて半径方向へ延びる複数の係止爪を設ける
だけの簡単な手段でありながら、座金をボルトの
首下に脱落を防止した状態に組み込むことがで
き、その実用上の効果はきわめて大きい。
を挿通する嵌合穴の周縁部分に、該周縁より立ち
上がつて半径方向へ延びる複数の係止爪を設ける
だけの簡単な手段でありながら、座金をボルトの
首下に脱落を防止した状態に組み込むことがで
き、その実用上の効果はきわめて大きい。
第1図は本考案に係る座金の平面図、第2図は
第1図の2−2線に沿う断面図、第3図は組込み
工程の一部縦断正面図、第4図は組込み状態を示
す要部拡大断面図、第5図は従来例の説明図であ
る。 10……座金、11……嵌合穴、12……周
縁、13……係止爪、13a……先端部、14…
切欠き部。
第1図の2−2線に沿う断面図、第3図は組込み
工程の一部縦断正面図、第4図は組込み状態を示
す要部拡大断面図、第5図は従来例の説明図であ
る。 10……座金、11……嵌合穴、12……周
縁、13……係止爪、13a……先端部、14…
切欠き部。
Claims (1)
- ボルトのねじ部が挿通する嵌合穴を有する座金
であつて、前記嵌合穴の周縁部分に、該周縁より
立ち上がつて半径方向に延びる複数の係止爪が設
けられ、該係止爪は、その先端縁が平面からみて
前記嵌合穴の周縁とほぼ同一円上に位置し、か
つ、前記座金を前記ボルトの首下に嵌合した状態
で前記係止爪を周縁側に折り曲げたとき、前記先
端縁が中心側へ突出して前記ねじ部に係止される
ようになつていることを特徴とするボルトに組み
込む座金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985061561U JPH0224974Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985061561U JPH0224974Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61177215U JPS61177215U (ja) | 1986-11-05 |
JPH0224974Y2 true JPH0224974Y2 (ja) | 1990-07-10 |
Family
ID=30589952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985061561U Expired JPH0224974Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224974Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55161117U (ja) * | 1979-05-07 | 1980-11-19 |
-
1985
- 1985-04-24 JP JP1985061561U patent/JPH0224974Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61177215U (ja) | 1986-11-05 |
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