JPH06160374A - 被測定物の連続測定装置 - Google Patents

被測定物の連続測定装置

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JPH06160374A
JPH06160374A JP19419191A JP19419191A JPH06160374A JP H06160374 A JPH06160374 A JP H06160374A JP 19419191 A JP19419191 A JP 19419191A JP 19419191 A JP19419191 A JP 19419191A JP H06160374 A JPH06160374 A JP H06160374A
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OUMI DORIYOUKOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物の空洞状態を、連続的に測定でき、
しかも被測定物の搬送を安定よく、簡単な構成で行え、
その上搬送経路からの排出も容易に行えるようにする。 【構成】 トレー本体20を搬送装置1により浮上可能
に搬送できるようにして、このトレー本体20に被測定
物を載置する載置体21を傾動可能に設ける。前記搬送
装置1の搬送経路に、重量測定部4と体積測定部5とを
備えた空洞状態測定装置6を設けて、前記トレー20に
載置して搬送する被測定物を搬送しながら測定できるよ
うにし、測定後の被測定物を前記載置体21の傾動によ
り排出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば果実や根菜など
被測定物の体積、重量、比重量を連続的に測定し、空洞
状態や品質を連続的に判定し、判定結果に応じて排出で
きるようにした連続測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば西瓜などの果実を破壊する
ことなく、その空洞状態を測定又は判別する場合、打音
や音波により判別したり、電気抵抗を検出して測定した
りする方法が知られているが、何れの場合も充分な判別
精度が得られない問題があった。そこで、先に被測定物
の重量と体積とを求め、これら重量と体積から被測定物
の比重量を求めて、この比重量から被測定物の空洞状
態、つまり空洞の有無とその程度を破壊することなく測
定するようにした測定装置を提案した。(特願平2−1
39060号) この測定装置は、歪ゲージを用いた重量センサにより被
測定物の重量を測定すると共に、被測定物を覆う大きさ
の静電容量測定カバ−を用い、このカバ−内に被測定物
を介入させて、前記カバ−と該カバ−内に介入する被測
定物を載置する導電体との間に高周波電圧を印加して前
記カバ−と被測定物との隙間の静電容量を静電容量計で
測定し、この静電容量をもとに前記被測定物の体積を測
定して、これら重量と体積とにより比重量を演算し、前
記被測定物の空洞状態を測定するようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、先に提案した測
定装置の実施例では、被測定物を個別に搬入してその空
洞状態を測定し、測定後は個別に搬出するようにしてい
るため、搬入・搬出の手間が煩雑となり、その作業性が
悪い問題があるし、また、搬入・搬出をロボット等によ
り機械的に行うようにする場合には、構造が複雑となる
問題があった。又一方、被測定物を吸盤により真空吸着
したり、又はロボットアームにより圧着したりして搬送
するようにし、この搬送過程に前記測定装置を設けて、
空洞状態を測定するようにしたものも提案(特願平2−
407252号)しているが、被測定物を吸着又は圧着
して搬送する場合、被測定物が例えばリンゴのように比
較的硬く、重量も比較的軽いものにおいては問題ない
が、西瓜のように重量があり、また、比較的壊れ易いも
のに於いては吸着又は圧着の管理が難しく、実用性にお
いて多少の難点もあり、また、吸着又は圧着させて搬送
するための複雑な装置が必要となり、全体としてコスト
高となる問題があった。
【0004】本発明の目的は、被測定物の空洞状態や品
質を、該被測定物が例えば西瓜のように大きく、かつ、
重いものであっても、連続的に測定でき、しかも、被測
定物を吸着又は圧着させて搬送する場合に比較して安定
よく搬送できながら構造も簡単にでき、その上測定に応
じた被測定物の排出も良好に行える測定装置を提供する
点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定物を搬
送する搬送装置1と、該搬送装置1に対し浮上可能に搬
送されるトレー本体20及び該トレー本体20に対し傾
動可能とした前記被測定物の載置体21をもつ多数のト
レー3とを備えると共に、前記搬送装置1による前記被
測定物の搬送経路に、前記トレー3を浮上させて前記被
測定物の重量を測定する重量測定部4と、前記被測定物
の体積を測定する体積測定部5とをもつ空洞状態測定位
置6及び前記トレー3の載置体21を傾動させて、該載
置体21に載置する被測定物を前記トレー3から排出す
る排出装置7とを設けたのである。
【0006】
【作用】被測定物は、トレー3に載置された状態で搬送
装置1の駆動で搬送されるのであるから、前記被測定物
が西瓜のように重量物であっても安定よく搬送できる
し、また、前記トレー3は、前記搬送装置1に対し浮上
可能としたトレー本体20と、このトレー本体20に対
し傾動可能とした載置本体21とにより構成しているか
ら、搬送経路での重量測定部4による重量測定が容易に
行えるし、また、空洞状態を測定した後被測定物を搬送
経路から排出する場合、前記載置体21を傾動させるだ
けで容易に排出することができ、空洞状態の測定結果に
応じた排出を良好に行うことができるのである。
【0007】従って、被測定物が西瓜のような重量物で
あっても、安定よく搬送できてその空洞状態を連続的に
測定でき、また、測定後の被測定物の排出も連続的に、
かつ、容易にできて、その作業性を向上できるのであ
る。
【0008】
【実施例】図1に示した実施例は、被測定物の搬入位置
から搬出位置に至る長さをもつ搬送装置1を配設し、こ
の搬送装置1に、一定間隔を置いて多数の金属製搬送枠
体2・・・・を設け、これら搬送枠体2に後記する合成樹脂
製トレー3をそれぞれ設置すると共に、前記搬送装置1
による搬送経路に、重量測定部4と体積測定部5とを備
えた空洞状態測定装置6と排出装置7とを設けたもので
ある。
【0009】前記搬送装置1は、図1に示したように、
長さ方向一端側に、モ−タ10と連動する駆動スプロケ
ット11とを配設してこれらスプロケット11,12間
に、無端状のリングチェン13を架設して成るチェンコ
ンベアを用い、このチェンコンベアを一対、図2,3及
び図5に示したように、所定間隔を置いて平行状に配設
して構成するのである。
【0010】そして、前記各チェンコンベアにおけるチ
ェン13,13のリンクピン14a,14aには多数の
扁平載置面をもったブラケット14,14を取付けてお
り、これらブラケット14,14に前記各搬送枠体2を
一定間隔を置いて載置すると共に、これら各搬送枠体2
の搬送方向前後におけるほゞ中央部を前記ブラケット1
4,14の一つに固定して、前記各搬送枠体2を、強制
搬送可能で、かつ、前記リンクピン14a,14aを中
心に前後に傾動可能とし、前記搬送枠体2の前記各スプ
ロケット11,12での転回を可能にしており、また、
前記搬送枠体2の前後と前記チェン13,13との間に
はスプリング15,15を設けて、前記搬送枠体2を、
該搬送枠体2を枢着した前記ブラケット14,14の前
後に位置するブラケット14,14の扁平載置面に押圧
している。
【0011】また、前記搬送枠体2は、図2乃至図4に
示したように、搬送方向に延び、上部に傾斜段部16
a,17aをもった一対の側枠体16,17と、これら
側枠体16,17の前後部間に架設する前枠体18及び
後枠体19とにより平面方形枠状に形成するのであっ
て、前記前後枠体18,19は図2に示したように、門
形とし、その脚部を前記側枠体16,17の前後端面に
ボルト止めにより固定すると共に、前記脚部の上部に連
続する橋絡部18a,19aは、所定の幅をもち、図2
に示したように後記するトレー3の前後を覆うことがで
きるようにしている。
【0012】又、以上の如く構成する前記搬送枠体2に
設置するトレー3は、前記搬送枠体2に対し浮上可能に
設置し、前記側枠体16,17の段部16a,17aに
係合して前記搬送枠体2と共に搬送されるようにするの
であって、トレー本体20と、このトレー本体20に対
し傾動可能とした被測定物の載置体21とにより構成す
るのである。
【0013】前記トレー本体20は、前記側枠体16,
17に設ける段部16a,17aの間隔より広い幅方向
長さをもち、その長さ方向両側における裏部には、図2
に示したように前記段部16a,17aに係合する傾斜
段部20a,20aを設けると共に、長さ方向ほゞ中央
部には後記する体積測定部5の導電体51が突入できる
挿通孔22を設け、また、この挿通孔22を挟んで両側
の裏部には、搬送方向に延び、その前後両端部が前記前
後枠体18,19の橋絡部18a,19aの下方をくゞ
って前後方向外方に位置する干渉脚23,24、つま
り、後記する重量測定部4の重量測定ベルト41と干渉
して、前記トレー本体20を、前記搬送装置1に対し浮
上させ、前記測定ベルト41と共にトレー本体20を移
動させる干渉脚23,24を配設するのである。尚、前
記橋絡部18a,19aの下面により、前記干渉脚部2
3,24の上動を規制する規制部を構成しており、ま
た、前記橋絡部18a,19aの下面にはクッションゴ
ム25を付設している。
【0014】また、前記載置体21は、一対の円形ロッ
ド26,27を1組とし、これらロッド26,27を前
記挿通孔22の直径によりやゝ大きい間隔を置いて搬送
方向と直交する方向に2組配置し、これらロッド26,
27の長さ方向両端部に連結体28,29を連結して平
面形状を図4のように矩形枠形に構造するのであって、
前記連結体28,29の一方28を、前記トレー本体2
0に枢支ピン30により回動可能に支持して前記載置体
21の全体を、前記枢支ピン30を中心に前記トレー本
体20に対し傾動可能とし、また、前記連結体28,2
9の他方29には、後記する排出装置7の傾動操作体7
1に案内されて前記載置体21を傾動させる3本の傾動
操作ピン31を突設しており、前記連結体29と前記ト
レー本体20との間には、前記載置体21をトレー本体
20に押しつけるスプリング32を介装している。
【0015】また、前記各組のロッド29,27には、
前記挿通孔22に向かう傾斜した載置面をもった載置片
33,34を設けると共に、前記トレー本体20の上面
で、該トレー本体20に設ける挿通孔22の一側には一
つの載置片35を揺動可能に支持している。
【0016】この載置片35は図5,6に拡大して示し
たように、前記トレー本体20の上面に固定する支持体
35aと、横断面形状が門形で、上面に傾斜する載置面
をもち、前記支持体35aにピン35bを介して揺動可
能に枢支され、揺動時載置面が案内面となる載置片本体
35cとから成り、この載置片本体35cの前部即ち、
挿通孔22側に位置する前部には、前記載置片本体35
cが図5のように載置位置に位置するように付勢するバ
ランスウェィト35dを設けている。
【0017】従って、前記被測定物は前記各載置片3
3,34,35により前記挿通孔22の上方に載置され
ると共に、前記載置体21を傾動したとき前記載置片3
5の載置片本体35cが揺動し、該載置片本体35cの
載置面が案内面となって前記被測定物が排出されるので
ある。
【0018】尚、前記載置体21が復動すれば、前記載
置片本体35cは前記バランスウェイト35dの作用で
載置位置に復帰することになる。
【0019】また、図2,3において、36aは前記ト
レー本体20の側板36に設ける前記載置体21のガイ
ド片であって、前記ロッド26,27の遊端側に設ける
補強片37の外側部位に設けている。
【0020】しかして、以上の構成において、前記トレ
ー3を前記搬送枠体2にセットし、斯くセットしたトレ
ー3の載置体21に被測定物を載置して前記搬送装置1
を駆動することにより、前記被測定物は前記搬送枠体2
の移動に伴い前記トレー3に載置された状態で搬入側か
ら搬出側へ搬送されるのであり、また、前記載置体21
を傾動させることにより前記載置片33,34,35上
に載置した被測定物は前記載置体21のロッド26,2
7及び前記載置片35における前記載置片本体35cに
案内されて転動しながら排出させ得るのである。
【0021】次に以上の如く搬送する被測定物の搬送経
路に設ける空洞状態測定装置6を説明する。この装置6
は、重量測定部4と、体積測定部5とから成るもので、
前記重量測定部4は、図1に概略的に示したようにギャ
ードモ−タ(図示せず)により駆動される重量測定ベル
ト41を、サポート42を介してロードセル(図示せ
ず)をもった計量機43に支持して成るもので、前記重
量測定ベルト41の搬送上面を、前記搬送装置1により
搬送される前記トレー本体20の干渉脚23,24の下
面搬送位置よりやゝ高くして、搬送されてきた前部トレ
ー本体20の干渉脚23,24が前記ベルト41上に乗
り上がり、前記搬送装置1に対し浮上した状態で前記ベ
ルト41により搬送装置1と同期状に搬送させながら、
この搬送過程で前記計量機43により被測定物の重量が
測定されるようになっている。
【0022】尚、この場合トレー3は搬送枠体2と分離
されて搬送されるが、前記ベルト41は搬送装置1と同
期して駆動されているから、重量測定後は再び前記搬送
枠体2に係合し、該搬送枠体2により搬送されることに
なる。
【0023】又、前記体積測定部5は、導電ゴムなどか
ら成る導電体51と、被測定物を覆う大きさをもち、導
電材料から成る静電容量測定カバ−とから構成するもの
で、次のように被測定物を搬送しながら測定できるよう
に構成している。即ち、図7に示したように、前記搬送
装置1のチェン13,13間に、3本のガイドレール5
3,54,55を突設した基体56を設けて、この基体
56に搬送方向と同方向で、かつ、搬送装置1の搬送速
度V0 と同速V1 に移動する第1搬送チェン57と、搬
送方向と逆方向で、かつ、前記搬送速度V0 の2倍速V
2 で移動する第2搬送チェン58とを設け、前記第1搬
送チェン57には2個の第1送り体57aを、また、前
記第2搬送チェン58には1個の第2送り体58aを設
けている。また、前記ガイドレール53,54,55の
うち、中央のガイドレール53にはベース部材59を該
ガイドレール53に沿って移動可能に支持し、このベー
ス部材59に、昇降装置60を介して、上端部に前記導
電体51を取付けた測定体61を上下動可能に支持する
のである。そして、前記ベース部材59には前記送り体
57a,58aに係合する係合片59a,59bを取付
け、前記第1送り体57aの係合片59aへの係合によ
り前記ベース部材59を搬送方向と同方向(図8矢印A
方向)に同速で移動させ、また、前記第2送り体58a
の係合片59bへの係合により前記ベース部材59を搬
送方向と逆方向(図8矢印B方向)に2倍速で移動させ
るようにすると共に、前記第1送り体57aが前記係合
片59aに係合してベース部材59が搬送方向に移動す
るときには、前記導電体51が昇降装置60により上動
させ、前記トレー本体20の挿通孔22を介して前記載
置体21に載置する被測定物Wに接触させるのであり、
前記第1送り体57aとの係合が外れて係合片59bが
前記第2送り体58aに係合するとき、前記導電体51
は下動するように成すのである。
【0024】尚、前記第1及び第2搬送チェン57,5
8は、前記モ−タ10に連動させるのであって、これら
各チェン57,58の駆動と前記昇降装置60の駆動と
は、前記搬送装置1の搬入側に設ける搬送体検出スイッ
チSWによる搬送枠体2の検出と搬送装置1の搬送速度
0 及び搬送枠体2のピッチをもとにタイミングを合わ
せて行うのである。
【0025】従って、搬送枠体2で搬送された被測定物
Wが、前記体積測定部5における前記カバ−52に侵入
しようとするとき、前記ベース部材59が前記搬送枠体
2の搬送に同調し、同速V0 =V1 で移動すると同時に
前記昇降装置60が駆動して前記導電体51を上昇さ
せ、前記被測定物Wと接触するのである。
【0026】そして、この接触により前記導電体51と
前記カバ−52との間に高周波電圧が印加され、後記す
るように前記被測定物Wの体積が測定されるのである。
【0027】そして、前記搬送枠体2により搬送される
前記被測定物Wが前記カバ−52を出るとき、前記第1
送り体57aの係合片59aとの係合が外れ、第2送り
体58aが係合片59bに係合するのであって、前記ベ
ース部材59は、搬送枠体2の搬送速度V0 の2倍速V
2 で前記カバ−52の入口側にクイックターンするので
ある。
【0028】また、前記ベース部材59には、その一側
方に補助ガイド体62を設けて、中央位置の前記ガイド
レール53とその一側方に位置する一つの側方ガイドレ
ール54とで移動を案内しており、また、前記測定体6
1には前記導電体51に給電する給電線63を接続し、
この給電線63の電源側を中央に位置する前記ガイドレ
ール53の他側方に設けた側方ガイドレール55の一端
側に固定して、その途中を前記側方ガイドレール55に
沿わせるようにしている。
【0029】また一方、前記カバ−52は、導電材料に
より形成して前記搬送装置1の外側において固定するの
であって、搬送方向に沿って所定長さをもつ一対の側面
52a,52bと上面52cとをもっていて、搬送装置
1で搬送される被測定体を所定長さにわたって、その三
面から取囲むように配設するのである。
【0030】そして、前記給電線63を介して電源に接
続する前記導電体51を主電極とし、前記カバ−52を
アース電極として、このカバ−52に静電容量計64を
接続するのである。
【0031】しかして、前記導電体51に高周波電圧を
印加することにより、前記カバ−52内に侵入し、該カ
バ−52内の容積をその大きさ(体積)に応じて占有す
る被測定物Wと、前記カバ−52とこの被測定物Wとの
空隙との静電容量が静電容量計64により測定されるの
であり、この静電容量により前記被測定物Wの体積を求
められるのである。
【0032】また、前記空洞状態測定装置6は、前記重
量測定部4からの重量情報と、前記体積測定部5からの
体積情報とをもとに比重量を演算する比重量演算部8を
備え、この比重量演算部8に前記計量機43の出力側
と、前記静電容量計46の出力側とを接続して、前記体
積測定部5で体積を測定した被測定物Wの比重量を、重
量測定部4で測定した重量情報をもとにその都度演算
し、この比重量からその空洞状態を測定するのである。
そして、この測定結果は、表示部を介して表示する他、
この測定結果を次に説明する排出装置7,7の作動装置
75に出力し、測定結果に応じて前記作動装置75を動
作制御し、等級別に排出するように成すのである。
【0033】尚、前記カバ−52には、図7に示したよ
うにその前後に、被測定物の方向に向かう内向きひれ5
2dを前記側面52a,52b及び上面52cに連続し
て設けることにより、前記カバ−52の補強をすると共
に、測定精度を向上できるようにしている。また、同じ
く図7に示したように、前記カバ−3の搬送経路の下部
には、前記カバ−52の下方開口部を覆うような金属板
65を固定状に設けており、この金属板65によっても
測定精度を向上できるようにしている。
【0034】尚、前記金属板65は前記干渉脚23,2
4に対し所定間隔を置いて下方に配置されている。
【0035】また、前記したように前記搬送枠体2の前
後枠体18,19に、前記トレー3の前後を覆うような
高さをもつ橋絡部18a,19aを設けることによって
も測定精度を向上できるのであって、以上の各構成、つ
まり、前記内向きひれ52d、金属板65及び前後枠体
18,19の橋絡部18a,19aの各構成を組合わせ
ることにより体積測定の誤差をより小さくでき高精度の
体積測定が可能となるのである。この場合、前記橋絡部
18a,19aは、図1のように前記カバ−3の前後長
さに近い間隔に設けるのが好ましい。
【0036】次に、前記排出装置7を図9に基づいて説
明する。
【0037】この排出装置7は、前記搬送装置1の搬出
側に複数設け、前記空洞状態測定装置6による測定結果
をもとに動作して、被測定物を等級別に選別して搬出ケ
ース等に排出できるようにするもので、前記載置体21
に設ける傾動操作ピン31の移動軌跡より高い位置にピ
ン案内面71aをもった傾動操作体71と、前記ピン3
1の移動軌跡より低い退避位置と、この退避位置から前
記移動軌跡を横断し、前記ピン31を前記操作体71の
ピン案内面71aに案内する動作位置とに移動する制御
体73とから構成している。
【0038】前記傾動操作体71は前記搬送装置1の一
側に固定されており、また、前記制御体72はその一側
方を支持体73にピン74を介して揺動可能に支持する
と共に、中間部には前記退避位置と作動位置とに揺動さ
せる主として油圧シリンダから成る作動装置75を設
け、また、他側方には前記制御体72を退避位置に付勢
するスプリング76を設けている。
【0039】しかして、前記作動装置75は、前記空洞
状態測定装置6の測定結果に基づいて選択的に動作する
ように成すのであって、前記作動装置75の動作で制御
体72が動作位置に移動すると前記傾動操作ピン31が
前記制御体72を介して傾動操作体71のピン案内面7
1aに案内されるのであって、この結果、前記載置体2
1が揺動し、この載置体21に載置する被測定物が排出
されるのであり、また、前記作動装置75の非動作時に
は、前記ピン31は制御体72に干渉することなく通過
することになり、この排出装置7からの排出は行われな
い。
【0040】次に以上の如く構成する連続測定装置の作
用を説明する。
【0041】前記トレー3を搬送枠体2にセットした状
態で、前記トレー3の載置体21上に被測定物Wを載置
し、前記搬送枠体2の搬送と共に載置した状態で搬送す
るのである。
【0042】前記トレー3のセット及び被測定物Wの載
置は手動により行ってもよいが、トレー用搬送装置及び
被測定物用搬送装置とを組合わせて機械的に行うように
してもよい。
【0043】そして、以上の如くトレー3に載置された
被測定物Wは、搬送されながら先ず重量測定部4におい
て、載置した状態が維持されて、トレーごと重量測定が
行われる。尚、前記トレー本体20及び載置体21は何
れも合成樹脂により形成するのであって、重量測定の負
担になることはない。
【0044】この重量測定は、前記搬送装置1の搬入側
に設ける搬送枠検出スイッチSWの動作をもとに運転操
作盤に設けるコントローラの記憶部に記憶されるのであ
る。
【0045】また、以上の如く重量測定が終了した後、
前記トレー3が再び搬送枠体2に係合してこの搬送枠体
2と共に搬送され、体積測定部5で体積測定が行われ
る。
【0046】この体積測定は、前記スイッチSWの動作
をもとに、搬送枠体2の搬送速度とピッチとに合わせて
前記第1及び第2搬送チェン57,58と昇降装置60
とを駆動し、搬送枠体2により搬送しながら導電体51
に高周波電圧を印加することにより行うのであって、測
定された体積情報と、先に測定して記憶した重量情報と
から前記比重量演算部8で被測定物Wの比重量を演算
し、その空洞状態を測定するのである。
【0047】そして、以上の如く空洞状態が測定された
被測定物Wは、前記トレー3に載置されたまゝ搬送さ
れ、前記空洞状態の測定結果に基づいて、複数の排出装
置7,7の一つから搬送経路外に前記した制御体72の
動作により排出されるのである。
【0048】以上のように、被測定物Wは搬入側から排
出されるまで前記トレ−3に載置した状態で搬送されな
がらその重量及び体積測定が行われるのであるから、吸
着搬送のような大がかりな搬送装置を用いることなく簡
単な搬送装置で安定よく搬送でき、従って、西瓜などの
重量物であっても、簡単な構成で連続的な測定が可能と
なるのである。
【0049】しかも、前記トレー3に載置して搬送され
る被測定物Wは、前記トレー3に設ける載置体21を傾
動させることにより載置している状態から排出できるの
であって、搬送経路からの排出も容易に出来るのであ
る。
【0050】また、以上説明した実施例では、前記カバ
−52に内向きひれ52dを設けると共に、搬送経路下
部には金属板65を配設し、しかも、搬送枠体2の前後
枠体18,19にトレー3を覆う高さの架設部18a,
19aを設けているから、前記体積測定部5での体積測
定は高精度に出来るのである。
【0051】尚、以上の実施例では、前記載置体21を
4本のロッド26,27を用いて枠形に形成しているか
ら、被測定物の排出を容易に行えるのであるが、その
他、全体を樋状に形成し、その中央部に前記挿通孔22
に連続する挿通孔を穿設して構成するようにしてもよ
い。また、前記排出装置7の制御体72は揺動可能な構
成としたが、上下方向に移動するように構成してもよ
い。
【0052】又、排出装置7は2個設けたが、3個以上
でもよいし、1個でもよい。この場合搬送装置1の搬送
終端を1つの排出部とするのである。
【0053】又、前記傾動操作ピン31は円形状に形成
し、その外周面を前記制御体72及びピン案内面71a
に接触させて前記載置体21の傾動を制御したが、その
他前記ピン31に転動可能なローラを設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上のように被測定物をトレー
3の載置体21に載置して搬送し、前記トレー3に載置
したまゝ搬送経路で重量及び体積を測定して空洞状態を
測定できるようにしたから、被測定物が西瓜のように大
形で重いものであっても連続的に測定でき、その作業性
を向上できるのであり、しかも、以上の如くトレー3に
載置して搬送するのであるから、被測定物を吸着したり
圧着させて搬送する場合に比較して安定よく搬送できな
がら、その構成も簡単にでき、その上、前記トレー3に
は傾動可能な載置体21を設けて、この載置体21の傾
動により、前記トレー3に載置する被測定物を排出でき
るから、以上のように載置した状態で連続的な測定がで
きながら、その排出も容易に行えるのであって、空洞状
態の測定結果に応じて被測定物の排出を良好に行うこと
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す全体側面図。
【図2】搬送枠にトレーをセットした状態の搬送方向後
方からみた正面図。
【図3】搬送枠から前後枠を省略し、載置体の作動を説
明する図2に対応する正面図。
【図4】搬送枠にトレーをセットした状態の平面図。
【図5】トレー本体に設ける載置片の拡大側面図。
【図6】図5に示した載置片を背部からみた拡大背面
図。
【図7】体積測定部を搬送方向後方からみた正面図。
【図8】体積測定部における第1及ぶ第2搬送チェンと
導電体のベース部材との関係を示す説明図。
【図9】図1における排出装置を拡大した一部切欠側面
図。
【符号の説明】
1 搬送装置 3 トレー 4 重量測定部 5 体積測定部 6 空洞状態測定装置 7 排出装置 20 トレー本体 21 載置体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 岩夫 滋賀県大津市中央3丁目1番33号 近江度 量衡株式会社内 (72)発明者 加藤 宏郎 京都市左京区下鴨北園町93の4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を搬送する搬送装置1と、該搬
    送装置1に対し浮上可能に搬送されるトレー本体20及
    び該トレー本体20に対し傾動可能とした前記被測定物
    の載置体21をもつ多数のトレー3とを備えると共に、
    前記搬送装置1による前記被測定物の搬送経路に、前記
    トレー3を浮上させて前記被測定物の重量を測定する重
    量測定部4と、前記被測定物の体積を測定する体積測定
    部5とをもつ空洞状態測定装置6及び前記トレー3の載
    置体21を傾動させて、該載置体21に載置する被測定
    物を前記トレー3から排出する排出装置7とを備えてい
    ることを特徴とする被測定物の連続測定装置。
JP19419191A 1991-08-02 1991-08-02 被測定物の連続測定装置 Expired - Lifetime JP3218352B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100314538B1 (ko) * 1999-06-12 2001-11-30 정경원 과일선별기
CN111458465A (zh) * 2019-03-12 2020-07-28 青岛聚思信息科技有限公司 一种检测全面的食品检测设备

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KR100314538B1 (ko) * 1999-06-12 2001-11-30 정경원 과일선별기
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