JPH0616004B2 - 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法 - Google Patents

駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法

Info

Publication number
JPH0616004B2
JPH0616004B2 JP1178393A JP17839389A JPH0616004B2 JP H0616004 B2 JPH0616004 B2 JP H0616004B2 JP 1178393 A JP1178393 A JP 1178393A JP 17839389 A JP17839389 A JP 17839389A JP H0616004 B2 JPH0616004 B2 JP H0616004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
drive wheel
driven
speed sensor
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1178393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0342544A (ja
Inventor
正明 尾崎
陽 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16047717&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0616004(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1178393A priority Critical patent/JPH0616004B2/ja
Priority to GB9015079A priority patent/GB2236407B/en
Priority to CA002020749A priority patent/CA2020749C/en
Priority to US07/551,240 priority patent/US5058423A/en
Priority to DE4021985A priority patent/DE4021985C2/de
Publication of JPH0342544A publication Critical patent/JPH0342544A/ja
Priority to US07/744,038 priority patent/US5115678A/en
Publication of JPH0616004B2 publication Critical patent/JPH0616004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/28Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for testing brakes
    • G01L5/282Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for testing brakes the vehicle wheels cooperating with rotatable rolls
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/06Steering behaviour; Rolling behaviour
    • G01M17/065Steering behaviour; Rolling behaviour the vehicle wheels co-operating with rotatable rolls

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載される制御装置の検査方法に関
し、特に駆動輪スリップ制御装置の検査方法に関する。
(従来の技術) 一般に、車両の発進時あるいは加速度に駆動輪の駆動が
タイヤと路面との摩擦力[タイヤと路面との摩擦係数×
車両重量の駆動輪への荷重(車両荷重)]を超えると、
駆動輪はスリップする。
この駆動輪のスリップを制御する駆動輪スリップ制御装
置として、本出願人が既に提案しているもの(例えば特
願昭63−310588,310589)によれば、以下のような制御
が行われる。
1) 左右の駆動輪速度、左右の従動輪速度及びステアリ
ングハンドルの転舵角を検出し、 2) これらの検出値に基づいて、駆動輪のスリップ度合
を表わすパラメータ(以下「スリップ値」という)を算
出し、 3) スリップ値が大きい(スリップ度合が大きい)ほど
エンジン出力をより低減すべく、エンジンの複数の気筒
のうち燃料供給を遮断する気筒の数を増加させる。
尚、上記1)で転舵角を検出するのは、転舵角と左右の
従動輪速度とに基づいて、車両の旋回運動制御(例えば
前輪駆動車の旋回運動中におけるアンダーステアリング
傾向の改善等を行う目的で、エンジン出力を低減させる
制御であり、広い意味で駆動輪スリップ制御に含まれ
る)を行うためである。
一方、駆動輪スリップ制御装置の検査装置としては、車
両の全ての車輪(4輪)を、各々が独立に回転するドラ
ムローラ(このローラの等価慣性重量は小さくしてあ
り、氷結路等に相当する)上に載置し、車両のアクセル
ぺダルを踏込んだ場合に、左右の駆動輪の車輪速度が所
定時間内に上限速度を超えたとき、当該車両の駆動輪ス
リップ制御装置が正常に作動していないと判別するよう
にしたものが従来提案されている(実開昭63−84544号
公報)。
(発明が解決しようとする課題) 上記検査装置によれば、駆動輪スリップ制御装置が作動
したか否かといった程度の非常に大きな判定をすること
ができるが、本出願人の提案するような、きめ細い制御
を行う駆動輪スリップ制御装置において、種々の制御が
設計通りに正しく行われているか否かを判定することは
できない。即ち、例えば左右の駆動輪速度、左右の従動
輪速度及びステアリングハンドルの転舵角に基づいて、
スリップ値が正しく算出されているか否か、あるいはそ
のスリップ値に応じてフュエルカット等が正しく行われ
ているか否かといったことの判定は、上記提案の検査装
置では行うことができない。
また上記提案の検査装置に取り込むデータは、車輪速度
のみであるため、不良が発生した場合に制御装置のどこ
が不良であるかを判定することもできない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、比較的
複雑なきめ細い制御を行駆動輪スリップ制御装置の制御
動作が設計通りで正しく行われているか否かを確実に判
定するとともに、当該制御装置が不良と判定された場合
には、不良個所を容易に発見することができる駆動輪ス
リップ制御装置の機能検査方法を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、車両の駆動輪を駆動
する原動機と、前記駆動輪の回転速度を検出する駆動輪
速度センサと、前記車両の従動輪の回転速度を検出する
従動輪速度セサと、前記駆動輪速度センサ及び従動輪速
度センサの検出信号に基づいて前記原動機の出力を制御
する制御信号を出力する制御手段とを有する駆動輪スリ
ップ制御装置の機能検査方法において、車輪を回転自在
に指示する支持手段上に前記駆動輪を載置し、前記駆動
輪を前記原動機で駆動し、前記従動輪速度センサの検出
信号に替えて、該検出信号の擬似信号を前記制御手段に
供給し、少なくとも前記制御手段から出力される制御信
号を含む所定の監視用信号を前駆駆動輪スリップ制御装
置から取り出し、該監視用信号が予め設定された許容範
囲内にあるか否かを判定するようにしたり、車両の駆動
輪を駆動する原動機と、前記駆動輪の回転速度を検出す
る駆動輪速度センサと、前記車両の従動輪の回転速度を
検出する従動輪速度センサと、前記車両のステアリング
ハンドルの転舵角を検出する転舵角と、前記駆動輪速度
センサ及び従動輪速度センサの検出信号と前記転舵角セ
ンサの検出信号とに基づいて前記原動機の出力を制御す
る制御信号を出力する制御手段とを有する駆動輪スリッ
プ制御装置の機能検査方法において、車輪を回転自在に
支持する支持手段上に前記駆動輪を載置し、前記駆動輪
を前記原動機で駆動し、前記従動輪速度センサの検出信
号に替えて、該検出信号の擬似信号を前記制御手段に供
給し、前記ステアリングハンドルを転舵し、少なくとも
前記制御手段から出力される制御信号を含む所定の監視
用信号を前記駆動輪スリップ制御装置から取り出し、該
監視用信号が予め設定された許容範囲内にあるか否かを
判定するようにしたものである。
また、前記従動輪速度センサの検出信号の擬似信号を用
いることに替えて、車輪を回転自在に支持するとともに
該車輪を回転駆動することができる第2の支持手段上に
前記従動輪を載置し、この第2の支持手段によって従動
輪を回転駆動するようにしてもよい。
また、前記所定の監視用信号は前記駆動輪速度センサ、
従動輪速度センサ、及び転舵角センサの検出信号を含む
ことが望ましい。
更に、前記所定の監視用信号は前記原動機の運転状態を
表わす信号を含むことが望ましい。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係る車両検査装置の
全体構成及び被検査車両を示す図である。被検査車両1
は自動変速機4を備え、エンジン(原動機)5により左右
の前輪2FL,2FRが駆動される前輪駆動車である。左右
の駆動輪2FL,2FRにはそれぞれ駆動輪速度センサ
FL,9FRが設けられ、左右の従動輪(後輪)2RL
RRにはそれぞれ従動輪速度センサ9RL,9RRが設けら
れている。これらの車輪速度センサ9FL,9FR,9RL
RRは、その検出信号と駆動輪スリップ検出用の電子コ
ントロールユニット(以下「TCS−ECU」という)
8に供給する。TCS−ECU8には更にステアリング
ハンドル3の転舵角を検出する転舵角センサ10が接続
されており、その検出信号がTCS−ECU8に供給さ
れる。この転舵角センサ10は中立点を零度として右転
舵で正の角度(+1゜,+2゜,…)、左転舵で角の角
度(−1゜,−2゜,…)という絶対角度を出力するセ
ンサである。
車両1は更にエンジン5の燃料供給制御及び点火時期制
御を行うエンジン制御用電子コントロールユニット(以
下「ENG−ECU」という)7と、自動変速機4のギ
ア選択制御、ロックアップ制御等を行う自動変速制御用
電子コントロールユニット(以下「EAT−ECU」と
いう)6とを有し、ENG−ECU7、EAT−ECU
6、及びTCS−ECU8は相互に接続されている。ま
た、これらのECU6〜8には、後述する検査のための
信号出力端子が設けられている。
第5図は、上記車両1の駆動輪スリップ制御装置として
の機能を有する部分の一構成例を示す図であり、第1図
に示した構成要素に対応するものには同一の符号を付し
てある。
エンジン5の吸気管12の途中にはスロットルボディ1
3が設けられ、その内部にはスロットル弁13′が配さ
れている。スロットル弁13′にはスロットル弁開度
(θTH)センサ14が連結されており、当該スロットル
弁13の開度に応じた電気信号を出力しENG−ECU
7に供給する。
燃料噴射弁16はエンジン5とスロットル弁13′との
間且つ吸気管12の図示しない吸気弁の少し上流側に各
気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポ
ンプに接続されていると共にENG−ECU7に電気的
に接続されて当該ENG−ECU7からの信号により燃
料噴射の開弁時間が制御される。
エンジン5の各気筒の点火プラグ26は、ENG−EC
U7に電気的に接続されており、ENG−ECU7によ
り点火時期θIGが制御される。
一方、スロットル弁13′の直ぐ下流には管17を介し
て吸気管内絶対圧(PBA)センサ18が設けられており、
この絶対圧センサ18により電気信号に変換された絶対
圧信号は前記ENG−ECU7に供給される。また、そ
の下流には吸気温(TA)センサ1aが取付けられてお
り、吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力して
ENG−ECU7に供給する。
エンジン5の本体に装着されたエンジン水温(Tw)セ
ンサ20はサーミスタ等から成り、エンジン水温(冷却
水温)Twを検出して対応する温度信号を出力してEN
G−ECU7に供給する。エンジン回転数(Ne)セン
サ21及び気筒判別(CYL)センサ22はエンジン5
の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付けら
れている。エンジン回転数センサ21はエンジン5のク
ランク軸の所定角度回転毎に所定のクランク角度位置で
パルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力し、
気筒判別センサ22は特定の気筒の所定のクランク角度
位置で信号パルスを出力するものであり、これらの各信
号パルスはENG−ECU7に供給される。
三元触媒24はエンジン5の排気管23に配置されてお
り、排気ガス中のHC,CO,NOx等の成分の浄化を
行う。排気ガス濃度検出器としてのO2センサ25は排
気管23の三元触媒24の上流側に装着されており、排
気ガス中の酸素濃度を検出してその検出値に応じた信号
を出力しENG−ECU7に供給する。
ENG−ECU7は各種センサ及びTSC−ECU8か
らの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに
修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等
の機能を有する入力回路7a、中央演算処理回路(以下
「CPU」という)7b、CPU7bで実行される各種
演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶手段7
c、前記燃料噴射弁16及び点火プラグ26に駆動信号
を供給する出力回路7d等から構成される。
CPU7bは上述の各種エンジンパラメータ信号に基づ
いて、O2センサ25による理論空燃比へのフィードバ
ック制御運転領域やオープンループ制御運転領域等の種
々のエンジン運転状態を判別するとともに、エンジン運
転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC信号パ
ルスに同期する燃料噴射弁16の燃料噴射時間TOUT
演算する。
OUT=Ti×K1×KTCS+K2 …(1) ここに、Tiは燃料噴射弁16の噴射時間TOUTの基準値
であり、エンジン回転数Neと吸気管内絶対圧PBAに応
じて決定される。
TCSは、駆動輪の過剰スリップ状態を検出したとき
に、後述するように値1.0より小さい値に設定されるリ
ーン化補正係数であり、上記駆動輪の過剰スリップ状態
以外のときには値1.0に設定される。
1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じて
演算される他の補正係数及び補正変数であり、エンジン
運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の諸特
性の最適化が図られるような所定値に決定される。
CPU5bは、更にエンジン回転数Neと吸気管内絶対
圧PBAとに応じた点火時期θIGの決定を行う。
CPU5bは上述のようにして算出、決定した結果に基
づいて、燃料噴射弁16及び点火プラグ26を駆動する
信号を、出力回路5dを介して出力する。
TCS−ECU8は、検出した左右の駆動輪速度WFL
FR、左右の従動輪速度WRL,WRR、及び転舵角δに基
づいて駆動輪のスリップ状態を示すパラメータとしてス
リップ値DUTYを、以下のようにして算出し、ENG
−ECU7に供給する。
左右の駆動輪速度WFL,WFRの平均値(以下単に
「駆動輪速度」という)Vwを算出する。
左右の従動輪速度WRL,WRRの平均値(以下「車体
速度」という)Vvを算出する。
車体速度Vvに基づいて、基準駆動輪速度Vrefを
算出する。ここに、基準駆動輪速度Vrefは駆動輪スリ
ップがほとんどなく、且つ車両1が直進している状態に
おける従動輪速度と駆動輪速度との関係に基づいて決定
されるものである。
左右の従動輪速度WRL,WRRの差△Vrに基づいて
ヨーレート(車両1の回頭速度)Yを算出する。
車体速度Vvと転舵角δとに基づいて基準ヨーレー
ト(運転者がハンドルを切ることによって意図している
旋回運動のヨーレート)Ybを算出する。
ヨーレートY、基準ヨーレートYb、車体速度V
v、及び転舵角δに基づいて補正項KBを算出し、前記
基準駆動輪速度Vrefを補正項KBで補正する。
補正後の基準駆動輪速度V′refと、駆動輪速度V
wとに基づいてスリップ値DUTYを算出する。このス
リップ値DUTYは、その値が大きいほど駆動輪のスリ
ップ度合が大きいことを示すものである。
上述のようにして算出されるスリップ値DUTYは、基
本的には車両1のハンドルを切らないときのスリップ状
態、即ち前記補正項KB=0であって、駆動輪速度Vw
と基準駆動輪速度Vrefとの関係に基づいて検知される
スリップ状態を示し、更に車両1のステアリングハンド
ルを切った場合(運転者が旋回運動を意図した場合)の
スリップ状態が、補正項KBとして加味されている。し
たがって例えば、ハンドルを左方向へある角度δだけ
切った場合には、左右の従動輪速度WRL,WRRはそれぞ
れ20km/h、30km/hとなるべきところが、検出し
た左右の従動輪速度WRL,WRRがともに25km/hであ
ったとすると、車両1はハンドルを切っているにもかか
わらず直進していることになり、車両1がスリップ状態
にあることが検知されるのである。このような状態が検
知されたときには、基準駆動輪速度Vrefが補正項KB
によって減算補正され、駆動輪速度Vwと補正された基
準駆動輪速度V′ref(=Vref−KB)との差(=Vw
−V′ref)は(Vw−Vref)より大きくなり、その結
果スリップ値DUTYもより大きな値となる。
尚、上記数値例は説明のために例示したものであって実
際に上述のような状態が発生するとは限らない。
ENG−ECU7は、スリップ値DUTYに基づいてエ
ンジン5に供給する混合気の空燃比リーン化又はフュエ
ルカットを行うことによるエンジン出力制御(以下「ト
ラクション制御」という)を行う。このトラション制御
は、具体的には、以下のようにして行われる。
エンジン回転数Ne及び吸気管内絶対圧PBAに応じ
て設定されるエンジン運転領域(例えば第6図に示すZ
ONE1〜4)毎に所定しきい値TCFCLVL0〜6を設定
する。
これらの所定しきい値TCFCLVL0〜6と、スリップ
値DUTYとの大小関係に応じて、例えば第7図に示す
ようにトラクション制御レベル(以下「TCレベル」と
いう)LVLN〜LVL6を決定する。例えば、スリップ値D
UTYがTCFCLVL2とTCFCLVL3との間にあるときには、
TCレベルLVL2となる。尚、TCFCLVLMIN及びTCFCLVLMA
Xは、それぞれスリップ値DUTYの最小値及び最大値
である。
TCレベルに応じて例えば第8図に示すように、角
気筒毎に空燃比のリーン化又はフュエルカット行う。第
8図は、6気筒エンジンの場合を示し、同図中L及びF
/Cはそれぞれ空燃比リーン化及びフュエルカツトを意
味する。例えばTCレベルがLVL3のときには、気筒対
応番号M=1,3,5の気筒はフュエルカットを行い、
気筒対応番号M=2,4,6の気筒は空燃比リーン化を
行う。空燃比リーン化は、前記式(1)の補正係数K
TCSを値1.0より小さい値に設定することにより行う。
における空燃比のリーン化に伴い、第9図に示す
ようにエンジン回転数Neに応じた点火時期制御を行
う。即ち、エンジン回転数Neが1,500rpm<Ne<2,00
0rpmの領域では点火系の絶縁破壊を防止するため点火時
期を進角側に補正し、2,000rpm<Ne<7,000rpmの領域
ではノッキングを防止するため点火時期を遅角側に補正
する。
エンジン回転数Ne、エンジン冷却水温Tw、吸気
温TA、スロットル弁開度θTH等が所定範囲にないとき
には、上記トラクション制御を行わない。また、トラク
ション制御を行うことによって駆動輪の過剰スリップ状
態が解消したときには、エンジンの各気筒への燃料供給
を直ちにもとにもどすのではなく、エンジン出力が徐々
に増加するように制御する。
尚、上述した車両1のTCS−ECU8及びENG−E
CU7を含む駆動輪スリップ制御装置の詳細は、本願出
願人による前記特願昭63−310588号及び特願昭63−3105
89号に記載されている。
第1図にもどり、自動変速機4を制御するEAT−EC
U6は、自動変速機4のギヤ比を変更する際のシヨック
を低減するために、該変更時にENG−ECU7に対し
て点火時期θIGを遅角させるべく、遅角指示信号を出力
する。ENG−ECU7は、前記トランクション制御と
EAT−ECU6からの遅角指示信号とが重複する場合
には、トラクション制御に伴う点火時期制御の方を優先
して実行する。
上述したような機能を有する被検査車両1は、その左右
の駆動輪2FL,2FRがそれぞれ回転自在な一対の指示ロ
ーラ30aL,30bL及び30aR,30bRに載置され、第
2図に示すように固定装置46により固定される。
第3図は一対の支持ローラ30a,30bを含む支持ロ
ーラ組立要部の斜視図である。一対のガイドレール51
a,51bの上には、フローティングテーブル52がこ
れらのガイドレール51a,51bに沿って図のY方向
に摺動自在に設けられ、ガイドレール51a,51bは
図のX方向(Y方向と直交する方向)に延びるガイドレ
ール(図示せず)に沿って摺動自在に設けられた中間支
持体(図示せず)上に固着されている。従って、フロー
ティングテーブル52はX方向及びY方向に移動可能で
ある。
フローティングテーブル52の中心位置には回転軸受5
3を介して回転軸54が設けられている。回転軸54は
フローティングテーブル52の中心位置を決定してお
り、上下方向には移動しないが回転軸受53を介してフ
ローティングテーブル52と相対的に回転自在である。
中心軸54の上端部は大略U形状をした支持ローラ組立
体55が一体的に固着されている。支持ローラ組立体5
5は底部壁とその両側から上方向に直立する一対の側壁
とを有しており、対向する一対の側壁間に一対の支持ロ
ーラ30a,30bが互いにX方向に所定距離離隔され
且つ互いに並設されて回転自在に支承されている。これ
らの一対の支持ローラ30a,30b上には被検査車両
1の対応する車輪2が回転自在に載置される。
一方の支持ローラ30aはモータを内蔵しており、該モ
ータにより支持ローラ30aは駆動回転され、従って支
持ローラ30a,30b上に載置される車輪2は支持ロ
ーラ30a,30bとの摩擦接触により駆動回転され
る。第4図は、支持ローラ30a内にモータを内蔵した
構成を示しており、支持ローラ30aは、円筒301と、
該円筒301内に支持フレーム304を介して該円筒301と
一体的に固着して設けたコイル302と、該コイル302内に
離隔して設けた電機子303とを有している。尚、第2図
においても、支持ローラ30aの内部に電機子303を示
してある。従って、この構成の場合には、電機子303は
固定して設けられており、コイル302及びそれと一体的
な円筒301が駆動回転される。
尚、支持ローラを駆動回転させる手段は、支持ローラと
別体に設けてもよく、また駆動回転させる支持ローラは
30aに限らず、30b又は30a,30b双方を駆動
回転させてもよい。
第1図にもどり、被検査車両1の自動変速機4及びエン
ジン5には、それぞれの作動状態を検出するためのセン
サ群31a,31bが取付けられる。自動変速機用セン
サ群31aには、例えば自動変速機の油圧を検出する油
圧センサ、油温を検出する油温センサ等が含まれる。ま
た、エンジン用センサ群31bには、例えばエンジン回
転数センサ、吸気圧センサ、エンジン冷却水温センサ、
吸気温センサ、排気ガス浄化装置の触媒温度センサ、エ
ンジンオイル温度センサ、各気筒毎の空燃比を検出する
空燃比センサ等が含まれる。これらのセンサは、自動変
速機4又はエンジン5の比較的着脱容易な箇所(例え
ば、エンジン回転数センサであれば点火器駆動信号用ワ
イヤ、エンジンオイル温センサであればオイルのレベル
ゲージといった箇所)又はセンサ用に設けた分岐等に取
付けられる。
センサ群31a,31bの検出信号は、前置増幅器32
を介してアナライジングレコーダ36に入力される。
被検査車両1のEAT−ECU6、ENG−ECU7及
びTCS−ECU8の検査用信号出力端子は、それぞれ
モニタ33,34,35を介してアナライジングレコー
ダ36に接続される。EAT−ECU6からは自動変速
機4に対して出力される制御信号が、またTCS−EC
U8からは、前記スリップ置DUTYを表わす信号がそ
れぞれアナライジングレコーダ36に入力される。EN
G−ECU7からは、エンジン運転状態を検出する各種
センサ(第5図参照)の出力信号と、エンジン5の燃料
噴射弁及び点火プラグの駆動信号とがアナライジングレ
コーダ36に入力される。
尚、上記各ECU6〜8の出力信号及びセンサ出力信号
は、これらの信号を転送するためのワイヤハーネスのカ
プラ間にアタッチメントを接続して取り出すようにして
もよい。
また左右の駆動輪速度センサ9FL,9FR及びステアリン
グハンドル3の転舵角センサ10と、TCS−ECU8
とを接続するワイヤをアタッチメント43により分岐さ
せ、これらのセンサ9FL,9FR,10の検出信号を前置
増幅器39を介してデータレコーダ40に入力する。デ
ータレコーダ40は、入力された各センサ9FL,9FR
10の検出信号を記録し、必要に応じて記録したデータ
をコンピュータ38に供給する。
TCS−ECU8には、パルス発生器41が接続されて
おり、パルス発生器41は左右の従動輪速度センサ
RL,9RRの検出信号の擬似信号としてのパルス信号を
TCS−ECU8に供給する。従って、パルス発生器4
1から出力されるパルス信号の周波数を可変することに
より、左右の従動輪速度を任意に設定することができ
る。また、支持ローラ30aL,30aRにはモータ駆動装
置42が接続され、車両1の駆動輪2FL,2FRに走行抵
抗を発生させる。
TCS−ECU8に接続されるモニタ35及びアナライ
ジングレコーダ36はデータ記録装置(例えばフロッピ
ーディスク装置)を有し、検査中のデータを例えばフロ
ッピーディスク37に記録する。フロッピーディスク3
7に記憶された検査データはコンピュータ38により、
データレコーダ40のデータとともに解析される。尚、
モニタ35のデータ記録装置は、TCS−ECU8の出
力信号の解析のみを行うときに使用され、通常はアナラ
イジングレコーダ36によって記録されたデータに基づ
いて解析が行われる。また、アナライジングレコーダ3
6による検査データとデータレコーダ40による検査デ
ータとの同期をとる必要がある場合には、アナライジン
グレコーダ36に入力される信号のいずれか1つをデー
タレコーダ40にも入力するようにしている。
上述のように構成される検査装置は、基本的には1)被
検査車両1の各種走行モードの擬似的な実現、及び2)
その各種走行モードにおける車両1各部の動作チェック
を行うものである。
車両1の走行モードの擬似的実現は、例えば以下のよう
にして行う。
ステアリングハンドル3の転舵角δ=0゜一定(直
進走行)として、検査員又はアクチュエータによりアク
セルペダルを操作して、駆動輪2FL,2FRを回転させ
る。
パルス発生器41から従動輪速度センサ出力の擬似
信号をTCS−ECU8に入力する。
上記,において、駆動輪速度WFL,WFRと、従
動論速度WRL,WRRに対応する擬似信号の周波数との相
対的な関係を変更することにより、種々の駆動輪スリッ
プ状態を実現する。
更に、支持ローラ30aL,30aRに内蔵されたモー
タにより駆動輪に走行抵抗を発生させ、登坂路走行、降
坂路走行等における駆動輪スリップ状態を実現する。
更に、ステアリングハンドル3を検査員又はアクチ
ュエータにより操作して転舵角を変更し、上記〜を
行うことにより、旋回走行における種々のスリップ状態
を実現する。
上述のようにして実現される各種走行モードにおける各
部動作チェックは、最終的にコンピュータ38に取り込
まれる検査データが各走行モード毎に予め設定された許
容範囲内にあるか否かにより行い、具体的には各セン
サの動作が正常か否かのチェック、各ECUの動作が
正常か否かのチェック、自動変速機及びエンジンが各
ECUからの制御信号通りに動作しているか否かのチェ
ックを行う。
上述のように車両1の搭載された駆動輪スリップ制御装
置の検査を行うことにより、 各種センサ、特に左右の駆動輪速度センサ9FL,9
FR及び転舵角センサ10が正常であるか否か、 左右の駆動輪速度WFL,WFR、左右の従動輪速度W
FL,WRR及び転舵角δに基づいてTCS−ECU8で算
出された前記スリップ置DUTYが正しい値であるか否
か、 スリップ値DUTYに基づいたエンジン5の気筒毎
の空燃比リーン化又はフュエルカット(第8図参照)の
決定及び点火時期の決定は、ENG−ECU7において
正しく行われているか否か、 ENG−ECU7からの制御信号に対し、エンジン
5は正しく動作しているか否か、 を種々の走行モードにおいて総合的に判定することがで
きる。従って、駆動輪スリップ制御装置が正常に作動し
ていない場合に、その原因がセンサにあるのか、ECU
にあるのか、あるいはエンジン5(又はエンジン5とE
CUとを接続するワイヤ)にあるのかを即座に判定する
ことができる。
上述した実施例では、支持ローラ30a,30bは、第
3図に示すように回転軸54を中心として水平方向に回
転自在とし、車両1の旋回走行状態を擬似的に実現しう
る構造としたが、このような水平方向の回転機能を削除
して直進走行状態のみ実現可能としてもよい。その場合
には、第10図に示すように左右の支持ローラを一体と
したものを使用することもできる。
第11図は、本発明の第2の実施例に係る検査装置の全
体構成を示す図であり、第1図に示した第1の実施例と
異なる点のみ、以下に説明する。
本実施例では、車両1の従動輪2RL、2RRを載置する支
持ローラ4aL,44bL及び44aR,44bRが設けられて
いる。これらの支持ローラ44a,44b及びこれらを
含む支持ローラ組立は、第3図に示す支持ローラ組立と
同一の構造を有するものである。支持ローラ44aR,4
4aLには、モータ駆動装置45が接続され、車両1の従
動輪2RL,2RRはそれぞれ任意の回転速度で回転駆動さ
れる。従って、第1の実施例におけるパルス発生器41
は使用しない。
また、従動輪速度センサ9RL,9RRとTCS−ECU8
とを接続するワイヤをアタッチメント43により分岐さ
せ、これらのセンサ9RL,9RRの検出信号を前置増幅器
39を介してデータレコーダ40に入力する。
前述した第1の実施例においては、従動輪2RL,2RR
実際に回転させることなく、従動輪速度センサの検出信
号の擬似信号を発生するパルス発生器41を使用した
が、本実施例においては、従動輪2RL,2RRも支持ロー
ラ44a,44b上に載置して、モータを内蔵する支持
ローラ44aL,44aRによって従動輪2RL,2RRを実際
に回転駆動するようにしている。従って、従動輪速度セ
ンサ9RL,9RRによって従動輪速度WRL,WRRが検出さ
れるので、その検出信号をデータレコーダ40に入力す
るようにしている。
上述の点以外は、第1の実施例と異なるところはなく、
従って第1の実施例と同様の検査が可能であり、更に従
動輪速度センサ9RL,9RRの動作チェックも同時に行う
ことができる。
尚、本実施例においても、旋回走行状態での検査を行わ
ない場合には、各支持ローラ組立の水平方向の回転機能
を削除してもよく、また前輪を載置する支持ローラ30
a,30bと後輪を載置する支持ローラ44a,44b
とをともに第10図に示すような一体化したものを用い
るようにしてもよい。
また、上述した実施例では、駆動輪に対して走行抵抗を
行えるために支持ローラ30aにモータを内蔵するよう
にしたが、これに限るものではなく、例えばモータを使
用することなく、支持ローラ30a又は30bに機械的
な抵抗を与えるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように、本願請求項1乃至4の機能検査方
法によれば、少なくとも原動機を制御する制御信号が許
容範囲内にあるか否かが判定されるので、例えばエンジ
ンの複数の気筒のうち、燃料供給を遮断すべき気筒が正
しく指示されているか等の確認をすることができ、制御
手段又は制御手段に検出信号を供給するセンサの故障を
検出することができる。
更に、請求項3又は4の機能検査方法によれば、ステア
リングハンドルの転舵角に応じた原動機の出力制御を行
う駆動輪スリップ制御装置の機能検査を行うことができ
る。
更に、請求項5乃至7の機能検査方法によれば、制御信
号に異常がある場合に、その異常が制御手段の故障によ
るものか、センサの故障によるものか等を判定すること
ができる。
更に、請求項8の機能検査方法によれば、制御手段から
出力される制御信号が正常であっても、原動機あるいは
制御手段と原動機とを接続するワイヤ等に異常があって
原動機が正常に作動しないような故障を検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る車両検査装置の全
体構成及び被検査車両を示す図、第2図は被検査車両の
固定方法を示す図、第3図は支持ローラ組立の斜視図、
第4図は支持ローラの内部構造を示す図、第5図は被検
査車両の駆動輪スリップ制御装置の全体構成図、第6図
は吸気管内絶対圧(PBA)とエンジン回転数(Ne)と
に応じたエンジン運転領域を示す図、第7図はスリップ
値DUTYとトラクシヨン制御レベル(LVLN〜LVL6)と
の関係を示す図、第8図はトラクシヨン制御レベルと空
燃比リーン化又はフュエルカットを行う気筒との関係を
示す図、第9図は空燃比リーン化制御時における点火時
期の補正例を示す図、第10図は支持ローラの変形例を
示す図、第11図は本発明の第2の実施例に係る車両検
査装置の全体構成及び被検査車両を示す図である。 1……車両(被検査車両)、2FL,2FR……駆動輪、2
RL,2RR……従動輪、3……ステアリングハンドル、5
……内燃エンジン(原動機)、6……自動変速制御用電
子コントロールユニット(EAT−ECU)、7……エ
ンジン制御用電子コントロールユニット(ENG−EC
U)、8……駆動輪スリップ検出用電子コントロールユ
ニット(TCS−ECU)、9FL,9FR……駆動輪速度
センサ、9RL,9RR……従動輪速度センサ、10……転
舵角センサ、30a,30b……支持ローラ(支持手
段)、31a,31b……センサ群、33,34,35
……モニタ、36……アナライジングレコーダ、38…
…コンピュータ、40……データレコーダ、41……パ
ルス発生器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の駆動輪を駆動する原動機と、前記駆
    動輪の回転速度を検出する駆動輪速度センサと、前記車
    両の従動輪の回転速度を検出する従動輪速度センサと、
    前記駆動輪速度センサ及び従動輪速度センサの検出信号
    に基づいて前記原動機の出力を制御する制御信号を出力
    する制御手段とを有する駆動輪スリップ制御装置の機能
    検査方法において、車輪を回転自在に支持する支持手段
    上に前記駆動輪を載置し、前記駆動輪を前記原動機で駆
    動し、前記従動輪速度センサの検出信号に替えて、該検
    出信号の擬似信号を前記制御手段に供給し、少なくとも
    前記制御手段から出力される制御信号を含む所定の監視
    用信号を前記駆動輪スリップ制御装置から取り出し、該
    監視用信号が予め設定された許容範囲内にあるか否かを
    判定することを特徴とする駆動輪スリップ制御装置の機
    能検査方法。
  2. 【請求項2】車両の駆動輪を駆動する原動機と、前記駆
    動輪の回転速度を検出する駆動輪速度センサと、前記車
    両の従動輪の回転速度を検出する従動輪速度センサと、
    前記駆動輪速度センサ及び従動輪速度センサの検出信号
    に基づいて前記原動機の出力を制御する制御信号を出力
    する制御手段とを有する駆動輪スリップ制御装置の機能
    検査方法において、車輪を回転自在に支持する第1の支
    持手段上に前記駆動輪を載置し、車輪を回転自在に支持
    するとともに該車輪を回転駆動することができる第2の
    支持手段上に前記従動輪を載置し、前記駆動輪を前記原
    動機で駆動し、前記従動輪を前記第2の支持手段により
    回転駆動し、少なくとも前記制御手段から出力される制
    御信号を含む所定の監視用信号を前記駆動輪スリップ制
    御装置から取り出し、該監視用信号が予め設定された許
    容範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする駆動
    輪スリップ制御装置の機能検査方法。
  3. 【請求項3】車両の駆動輪を駆動する原動機と、前記駆
    動輪の回転速度を検出する駆動輪速度センサと、前記車
    両の従動輪の回転速度を検出する従動輪速度センサと、
    前記車両のステアリングハンドルの転舵角を検出する転
    舵角センサと、前記駆動輪速度センサ及び従動輪速度セ
    ンサの検出信号と前記転舵角センサの検出信号とに基づ
    いて前記原動機の出力を制御する制御信号を出力する制
    御手段とを有する駆動輪スリップ制御装置の機能検査方
    法において、車輪を回転自在に支持する支持手段上に前
    記駆動輪を載置し、前記駆動輪を前記原動機で駆動し、
    前記従動輪速度センサの検出信号に替えて、該検出信号
    の擬似信号を前記制御手段に供給し、前記ステアリング
    ハンドルを転舵し、少なくとも前記制御手段から出力さ
    れる制御信号を含む所定の監視用信号を前記駆動輪スリ
    ップ制御装置から取り出し、該監視用信号が予め設定さ
    れた許容範囲内にあるか否かを判定することを特徴とす
    る駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法。
  4. 【請求項4】車両の駆動輪を駆動する原動機と、前記駆
    動輪の回転速度を検出する駆動輪速度センサと、前記車
    両の従動輪の回転速度を検出する従動輪速度センサと、
    前記車両のステアリングハンドルの転舵角を検出する転
    舵角センサと、前記駆動輪速度センサ及び従動輪速度セ
    ンサの検出信号と前記転舵角センサの検出信号とに基づ
    いて前記原動機の出力を制御する制御信号を出力する制
    御手段とを有する駆動輪スリップ制御装置の機能検査方
    法において、車輪を回転自在に支持する第1の支持手段
    上に前記駆動輪を載置し、車輪を回転自在に支持すると
    ともに該車輪を回転駆動することができる第2の支持手
    段上に前記従動輪を載置し、前記駆動輪を前記原動機で
    駆動し、前記従動輪を前記第2の支持手段により回転駆
    動し、前記ステアリングハンドルを転舵し、少なくとも
    前記制御手段から出力される制御信号を含む所定の監視
    用信号を前記駆動輪スリップ制御装置から取り出し、該
    監視用信号が予め設定された許容範囲内にあるか否かを
    判定することを特徴とする駆動輪スリップ制御装置の機
    能検査方法。
  5. 【請求項5】前記所定の監視用信号は、前記従動輪速度
    センサの検出信号を含むことを特徴とする請求項2又は
    4記載の駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法。
  6. 【請求項6】前記所定の監視用信号は、前記転舵角セン
    サの検出信号を含むことを特徴とする請求項3又は4記
    載の駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法。
  7. 【請求項7】前記所定の監視用信号は、前記駆動輪速度
    センサの検出信号を含むことを特徴とする請求項1乃至
    6記載の駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法。
  8. 【請求項8】前記所定の監視用信号は、前記原動機の運
    転状態を表わす信号を含むことを特徴とする請求項1乃
    至7記載の駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法。
JP1178393A 1989-07-11 1989-07-11 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法 Expired - Lifetime JPH0616004B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1178393A JPH0616004B2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法
GB9015079A GB2236407B (en) 1989-07-11 1990-07-09 Method of checking the functioning of a driving wheel slip control system
CA002020749A CA2020749C (en) 1989-07-11 1990-07-09 Method of checking the functioning of a driving wheel slip control system
US07/551,240 US5058423A (en) 1989-07-11 1990-07-10 Method of checking the functioning of a driving wheel slip control system
DE4021985A DE4021985C2 (de) 1989-07-11 1990-07-11 Verfahren zum Prüfen der Funktion eines Antriebsrad-Schlupfsteuersystems
US07/744,038 US5115678A (en) 1989-07-11 1991-08-12 Method of checking the function of a driving wheel slip control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1178393A JPH0616004B2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0342544A JPH0342544A (ja) 1991-02-22
JPH0616004B2 true JPH0616004B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=16047717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1178393A Expired - Lifetime JPH0616004B2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5058423A (ja)
JP (1) JPH0616004B2 (ja)
CA (1) CA2020749C (ja)
DE (1) DE4021985C2 (ja)
GB (1) GB2236407B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255237A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社堀場製作所 台上試験装置及び台上試験方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4106704C5 (de) * 1991-03-02 2009-12-17 Wabco Gmbh Einrichtung und Verfahren zur Fehlererkennung und -anzeige
JP2777944B2 (ja) * 1992-02-28 1998-07-23 本田技研工業株式会社 自動車の各種制御機能の検査方法
GB2284271B (en) * 1992-02-28 1995-11-22 Honda Motor Co Ltd Inspecting steering interrelated control functions of a motor vehicle
JP2777945B2 (ja) * 1992-02-29 1998-07-23 本田技研工業株式会社 自動車のステアリング連動制御機能の検査方法
US5402676A (en) * 1992-02-28 1995-04-04 Honda Giken Kogyo Kabushiki Method and apparatus for inspecting various running control functions of a motorcar
US6542077B2 (en) 1993-06-08 2003-04-01 Raymond Anthony Joao Monitoring apparatus for a vehicle and/or a premises
US7397363B2 (en) 1993-06-08 2008-07-08 Raymond Anthony Joao Control and/or monitoring apparatus and method
US5917405A (en) 1993-06-08 1999-06-29 Joao; Raymond Anthony Control apparatus and methods for vehicles
DE4332457C2 (de) * 1993-09-23 2000-10-26 Bayerische Motoren Werke Ag Verfahren zur Unterscheidung eines Rollenprüfstandsbetriebes auf einem Einachs-Rollenprüfstand von einem Betrieb eines Kraftfahrzeugs auf einem Straßenbelag mit extrem niedrigem Reibwert
US6587046B2 (en) 1996-03-27 2003-07-01 Raymond Anthony Joao Monitoring apparatus and method
US7253731B2 (en) 2001-01-23 2007-08-07 Raymond Anthony Joao Apparatus and method for providing shipment information
US10011247B2 (en) 1996-03-27 2018-07-03 Gtj Ventures, Llc Control, monitoring and/or security apparatus and method
US10152876B2 (en) 1996-03-27 2018-12-11 Gtj Ventures, Llc Control, monitoring, and/or security apparatus and method
US7277010B2 (en) 1996-03-27 2007-10-02 Raymond Anthony Joao Monitoring apparatus and method
JP3348397B2 (ja) 1997-07-17 2002-11-20 本田技研工業株式会社 車両の旋回制御機構の検査方法
US9075136B1 (en) 1998-03-04 2015-07-07 Gtj Ventures, Llc Vehicle operator and/or occupant information apparatus and method
EP1163134A1 (de) * 1999-03-17 2001-12-19 Continental Teves AG & Co. oHG Verfahren zum bestimmen von kenngrössen
DE10102523A1 (de) 2001-01-20 2002-08-01 Jungheinrich Ag Verfahren zur Beeinflussung des Drehmoments an mindestens einem Antriebsrad eines Flurförderzeugs
JP3457287B2 (ja) * 2001-03-15 2003-10-14 本田技研工業株式会社 車両の片流れ量計測方法
US10562492B2 (en) 2002-05-01 2020-02-18 Gtj Ventures, Llc Control, monitoring and/or security apparatus and method
US20040000191A1 (en) * 2002-07-01 2004-01-01 Yona Ben-David System for testing vehicle road dynamic, safety systems and calibration of the tester system
DE102006024606A1 (de) * 2006-05-26 2007-11-29 Bayerische Motoren Werke Ag Verfahren zur Funktionsprüfung eines Steuergeräts für ein Kraftfahrzeug
DE102009051971B4 (de) 2009-11-04 2012-04-05 Werner Podszun Prüfvorrichtung und Prüfverfahren für Fahrdynamikassistenzsysteme
US10546441B2 (en) 2013-06-04 2020-01-28 Raymond Anthony Joao Control, monitoring, and/or security, apparatus and method for premises, vehicles, and/or articles

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3872720A (en) * 1974-01-14 1975-03-25 Wagner Electric Corp Assembly line method for testing anti-skid installations
JPS566134A (en) * 1979-06-28 1981-01-22 Nissan Motor Co Ltd Diagnostic unit of controller for car
JPS57144441A (en) * 1981-03-04 1982-09-07 Nissan Motor Co Ltd Diagnosis device for automobile
DE3127302C2 (de) * 1981-07-10 1983-09-15 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart "Einrichtung zur Vortriebsregelung an Kraftfahrzeugen"
GB2125577B (en) * 1982-08-16 1986-09-24 Nissan Motor Self monitoring system
US4567756A (en) * 1984-03-23 1986-02-04 Colborn Nicol S Electronic engine control systems analyzer
JPS61142360A (ja) * 1984-12-14 1986-06-30 Honda Motor Co Ltd 電子制御式燃料噴射装置における電子制御ユニツトの入、出力信号チエツカ
DE3537452C2 (de) * 1985-10-22 1996-06-13 Bosch Gmbh Robert Antriebsschlupfregelsystem
JPS6384544A (ja) * 1986-09-30 1988-04-15 株式会社東芝 磁気共鳴映像装置
DE3644139A1 (de) * 1986-12-23 1988-07-07 Daimler Benz Ag Verfahren zur ueberwachung von funktionen eines die bodenhaftung von raedern eines kraftfahrzeuges sicherstellenden elektromechanischen regelsystems
DE3718421A1 (de) * 1987-06-02 1988-12-15 Teves Gmbh Alfred Schaltungsanordnung fuer bremsanlagen mit blockierschutz- und/oder antriebsschlupf-regelung
JPH02157440A (ja) * 1988-12-07 1990-06-18 Honda Motor Co Ltd 駆動輪スリップ制御装置
JPH02157439A (ja) * 1988-12-07 1990-06-18 Honda Motor Co Ltd 駆動輪スリップ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255237A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社堀場製作所 台上試験装置及び台上試験方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5115678A (en) 1992-05-26
DE4021985A1 (de) 1991-01-24
JPH0342544A (ja) 1991-02-22
GB2236407B (en) 1993-07-14
DE4021985C2 (de) 1994-05-19
GB9015079D0 (en) 1990-08-29
CA2020749C (en) 1994-04-05
GB2236407A (en) 1991-04-03
US5058423A (en) 1991-10-22
CA2020749A1 (en) 1991-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0616004B2 (ja) 駆動輪スリップ制御装置の機能検査方法
US6173569B1 (en) Catalyst deterioration detecting apparatus for internal combustion engine
JP2827719B2 (ja) O2 センサの故障判定方法
US5158059A (en) Method of detecting abnormality in an internal combustion engine
US5485374A (en) Combustion-conditon diagnostic system and method for a multicylinder engine
US5035220A (en) Fuel controller for an internal combustion engine
JPH081165B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御方法及び装置
BRPI0620180A2 (pt) dispositivo de identificação de falha de ignição de motor de combustão interna, veìculo e método de identificação de falha de ignição de motor
JP2007120334A (ja) 車両駆動システムの異常診断装置
JPH10280998A (ja) 内燃機関の失火状態判定装置
US7295913B2 (en) Engine control apparatus for motorcycle and motorcycle
JPH1144246A (ja) エンジンの異常診断装置
JPH04209950A (ja) 内燃機関の失火検出装置
KR100188741B1 (ko) 가변 흡기 시스템의 고장 진단 장치 및 그 방법
JPH08218853A (ja) 排気浄化触媒の劣化診断装置
JPS61135945A (ja) 車両の加速スリツプ制御装置
JP2001289111A (ja) エンジンの失火検出装置
TWI773188B (zh) 跨坐型車輛
JPH09303191A (ja) 内燃機関用吸気温センサの異常診断装置
JP4420157B2 (ja) 自動二輪車の制御装置
JP3075001B2 (ja) 内燃機関の触媒劣化診断装置
JP3492721B2 (ja) エンジンの燃焼制御装置
JPH02157440A (ja) 駆動輪スリップ制御装置
JPS6116136A (ja) 車両の加速スリツプ防止装置
JP2896600B2 (ja) 電動パワーステアリング装置