JPH0615899U - プレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置 - Google Patents

プレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置

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JPH0615899U
JPH0615899U JP5435092U JP5435092U JPH0615899U JP H0615899 U JPH0615899 U JP H0615899U JP 5435092 U JP5435092 U JP 5435092U JP 5435092 U JP5435092 U JP 5435092U JP H0615899 U JPH0615899 U JP H0615899U
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JP
Japan
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solenoid
current
valve
press machine
drive control
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JP5435092U
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Inventor
信秀 前田
詔三 今西
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Aida Engineering Ltd
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Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイムラグを最小としかつ消費電力を小さくす
る。 【構成】プレス機械の運転に係る所定のタイミングでソ
レノイド(2)を駆動制御してその弁(3)の開放また
は閉鎖を行うプレス機械で使用される電磁弁(1)の駆
動制御装置において、ソレノイド(2)の駆動制御開始
時(t1)から所定時間(T1)が経過するまでの間だ
け、ソレノイド(2)に急速に立上りかつ通常ホールド
電流(In)よりも大きな立上電流(I)を流す立上電
流印加手段〔5H,10(20)〕を設けた構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
付帯装置を含むプレス機械には、クラッチ・ブレーキをON/OFF動作させ たり、材料供給装置のレリース動作を行わせたりするために、多数の電磁弁が利 用されている。
【0003】 図5において、かかる電磁弁1(ソレノイド2,弁3)の駆動制御装置6は、 プレス機械(図示省略)の運転に係る所定のタイミングで発生された駆動信号S (ON/OFF)が入力(ON)されたときに、電源装置5から駆動電源Vを印 加して、ソレノイド2に電流(I)を流して弁3を開放または閉鎖するものと形 成されている。
【0004】 すなわち、図6(B)に示す如く、駆動制御開始時である時刻t1において駆 動信号S(ON)が入力されると、電源装置5から駆動電源Vを印加してソレノ イド2へ電流Iを流す。一方、時刻t4において駆動信号SがOFFとなると、 駆動電源Vを遮断する。
【0005】 ここに、ソレノイド2に通電される電流Iは、消費電力の軽減を勘案しつつ、 図6(C)に示す駆動電源Vを印加し弁3のスプールやポペットを所定位置に移 動させて弁3を開放または閉鎖し、かつその状態をホールドするに必要な値とし て選定されている。このようにして選択された電流Iが図6(B)に示すところ のいわゆるホールド電流Inpである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ソレノイド2はインダクタンス負荷であるから、時刻t1において 駆動電源Vを印加すると、その電流Iは図6(A)に示すカーブで立上る。しか も、スプールやポペットの静的摩擦力は当然にして動的摩擦力よりも大きい。
【0007】 したがって、ソレノイド2に流れる電流値Iがある値(Inp)以上にならな いと、弁3は開放(閉鎖)できない。すなわち、弁3を開放(閉鎖)するまでに タイムラグ△Tpが生ずる。 ここに、例えば1000spmを越えるような高速プレス機械では、従来の通 常的タイムラグ△Tpも許され難くなって来た。
【0008】 また、いかに慎重にホールド電流Inpの大きさを決定しても、振動や経時的 劣化等により電磁弁1の摩擦抵抗力が大きくなると、弁3を開放(閉鎖)できな くなってしまう場合がある。例えば、クラッチ・ブレーキの電磁弁の場合は、機 械を停止できなくなってしまう虞れもある。
【0009】 本考案の目的は、電力消費量の軽減と電源装置の小容量化を図りつつ最小的な タイムラグで確実かつ円滑に電流弁を開閉駆動制御することのできるプレス機械 で使用される電磁弁駆動制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るプレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置は、プレス機械の 運転に係る所定のタイミングでソレノイドを駆動制御してその弁の開放または閉 鎖を行うプレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置において、前記ソレノイ ドの駆動制御開始時から所定時間が経過するまでの間だけ、前記ソレノイドに急 速に立上がりかつ通常ホールド電流よりも大きな立上電流を流す立上電流通電手 段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成による本考案では、プレス機械から所定のタイミングで駆動信号が入 力されると、立上電流通電手段は、所定時間だけソレノイドに急速に立上がりか つ通常ホールド電流よりも大きな立上電流を流す。したがって、弁を最小的なタ イムラグで開閉できる。摩擦抵抗力が大きくとも確実に開閉できる。 そして、所定時間が通過すると、立上電流通電手段からの大きな立上電流は遮 断され、これに代って小さな通常ホールド電流に切替えられる。 よって、電磁弁を開閉するまでのタイムラグを最小とすることができるととも に、確実に開閉でき全体として消費電力を軽減できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例) この第1実施例は、図1に示す如く、立上電流通電手段を高圧電源装置5Hと 切替制御回路10とから構成している。
【0013】 高圧電源装置5Hは、低圧電源装置5Lから出力される駆動電源Vlよりも高 圧な駆動電源Vhを出力可能とされている。例えば、図2(C)に示すようにV h=2・Vlとされている。 つまり、この第1実施例では、電磁弁1のソレノイド2のコイル(インダクタ ンス)が一定であることから、所定時間T1(t1〜t2)の間だけ高圧電圧( Vh)を印加してソレノイド2に通電する電流Iを同(A)に示す如く急峻に立 上げることによってタイムラグ△T1を小さくするものと形成されている。
【0014】 また、所定時間T1だけ高圧電圧(Vh)を印加することによりソレノイド2 に流れる最大電流Imaxをホールド電流Inより大きくし、弁3のステック等 があったとしても確実に開閉できるように形成している。
【0015】 因みに、低圧電源装置5Lの出力電圧(Vl)は、従来例(図5)の電源装置 5の出力電圧(V)よりも低い。図2(C)に示す時刻t2以降のホールド時に おける電磁弁1(2)の負荷が小さいからである。ここに、一段と電力消費の軽 減を図れる。
【0016】 次に、切替制御回路10は、図1に示す如く、リレー12R,13R,14R を含むリレー回路11と、補助接点13a,14b、13b,14a、12aと の接続回路とからなる。
【0017】 駆動信号SがONとなると、リレー12R,13RはともにONとされ、それ らの補助接点12a,13aはともに電路を閉成する。この際におけるリレー1 4RはOFFである。そして、図2(C)に示す所定時間T1(t1〜t2)が 経過すると、リレー13RはOFFとなり今度は補助接点13bが電路を閉成す るとともに、リレー14RがONとなり補助接点14aは電路を開成する。 なお、リレー12Rは、図2(C)に示す時刻t4で駆動信号SがOFFとな ったときにOFFとなる。
【0018】 かかる構成による第1実施例では、図2(C)に示す時刻t1となって駆動信 号SがONとなると、図1のリレー12R,13RはともにONとなり、かつリ レー14RはOFFのままである。したがって、補助接点13a,14b,12 aが電路を閉成するので、ソレノイド2には高圧電源装置5Hから高圧の駆動電 源Vhが印加される。すると、ソレノイド2に流れる電流Iが図2(A)に示す ように急激に立上るので、タイムラグ△T1を最小的として弁3を急速に開(閉 )できる。弁3にステック等があったとしても、ソレノイド2に流れる電流Iを 最大電流Imaxまで増大できるから、一時的に発生された強い力で弁3を確実 に開(閉)できる。
【0019】 所定時間T1が経過して、同(C)に示す時刻t2となると、リレー回路11 中のリレー13RがOFFとなりかつリレー14RがONとなる。 したがって、今度は補助接点13b,14aが電路を閉成するので、ソレノイ ド2には低圧電源装置5Lから低圧の駆動電源Vlが印加される。この際、弁3 は既に開(閉)済となっているから、通電すべき電流Iはその状態をホールドす るだけに必要な小さなホールド電流Inでよい。よって、低圧(Vl)に切替え ても、弁3の開(閉)状態を安定してホールドできかつ電力消費が少ない。
【0020】 しかして、この第1実施例によれば、高圧電源装置5Hと切替制御回路10と から形成した立上電流通電手段を設け、ソレノイド2の駆動制御開始時(t1) から所定時間T1が経過するまでの間だけ、急速に立上りホールド電流Inより も大きな立上電流(Imax)を流す構成とされているので、タイムラグ△T1 を最小的として電磁弁1を高速かつ確実に開閉駆動制御できる。
【0021】 また、駆動電源を駆動制御開始時(t1)に高圧(Vh)を印加しかつ所定時 間T1の経過後に低圧(Vl)に自動切替えするものと形成されているので、電 磁弁1の高速かつ確実な開閉を保障しながら消費電力を軽減できる。
【0022】 さらに、低圧駆動電源Vlは、従来の駆動電源Vよりも低圧とされているので 、この点からも一段と節電できる。
【0023】 なお、図2(D)に示す如く、直接的に電流Iを時刻(t1)において高く、 その後に徐々に低くするように形成してもよい。
【0024】 (第2実施例) この第2実施例は、図3に示すように、立上電流通電手段を電流可変制御回路 20から形成している。 すなわち、電流可変制御回路20は、コンバータ21とチョッパー回路22と からなり、交流電源ACを1次入力電源として直流駆動型電磁弁1(2)を駆動 する。
【0025】 コンバータ21は、駆動信号SがONとなると、交流電源ACを交直変換して 直流電源を生成する。また、チョッパー回路22は、このようにして入力された 直流電源をチョッパリング制御する。このチョッパリング制御は、電流相当設定 電圧信号(Vref.HまたはVref.L)と、電流検出器23で検出された 実際通電電流相当のフィードバック信号Fvとを比較して行われる。基本的には 、図4に示す時刻t3以後の定電流制御を行うものと形成されている。
【0026】 図3に示す信号切替回路25は、駆動信号SがONとなったときから所定時間 T1が経過する迄の間(時刻t1〜t2)は、第1設定器26からの高圧設定電 圧信号Vref.Hをチョッパー回路22へ基準信号(参照信号)として入力し 、時刻t2以後は第2設定器27からの低圧設定電圧信号Vref.Lに切替え るものである。
【0027】 かかる構成の第2実施例では、駆動信号Sが図4に示す時刻t1においてON となると、高圧設定電圧信号Vref.Hを基準信号としてチョッパー回路22 が働く。したがって、ソレノイド2に流れる電流Iは、図4に示すように急速に 立上りタイムラグ△T2を最小的として弁3を開(閉)することができる。また 、通電電流Iはホールド電流Inよりも大きい最大電流Inまで立上げられるか ら、弁3を確実に開(閉)できる。
【0028】 そして所定時間T1が経過する時刻t2になると、チョッパー回路22へは低 圧設定電圧信号Vref.Lが切替え入力される。したがって、ソレノイド2に 流れる電流Iは減衰される。かくして、時刻t3以降は、低圧設定電圧信号Vr ef.Lを基準信号としてチョッパリング制御される。ソレノイド2に流れる電 流Iは、小さなホールド電流Inに一定にコントロールされる。
【0029】 しかして、この第2実施例によれば、第1実施例の場合と同様な作用効果を奏 する他、さらにソレノイド2に流れる電流Iを急激に立上げられるので、タイム ラグ△T2を一段と小さくできる。また、最大電流Inの大きさも高圧設定電圧 信号Vref.Hの設定値によって簡単に調整できる。
【0030】 なお電磁弁1(2,3)が交流駆動型の場合には、上記チョッパー回路22に 代えてインバータを用いればよい。
【0031】
【考案の効果】
本考案によれば、ソレノイドの駆動制御開始時から所定時間が経過するまでの 間だけ、ソレノイドに急激に立上りかつ通常ホールド電流よりも大きな立上電流 を流す立上電流通電手段を設けているので、タイムラグを最小的として電磁弁を 高速かつ確実に開閉駆動制御できかつ全体として消費電力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す回路図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図3】本考案の第2実施例を示す回路図である。
【図4】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図5】従来例を示す全体構成図である。
【図6】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 ソレノイド 3 弁 5 電源装置 5H 高圧電源装置(立上電流通電手段) 5L 低圧電源装置 6 駆動制御装置 10 切替制御回路(立上電流通電手段) 11 リレー回路 12R,13R,14R リレー 12a,13a,14a,14b 補助接点 20 電流可変制御回路(立上電流通電手段) 21 コンバータ 22 チョッパー回路 23 電流検出器 25 信号切替回路 26 第1設定器 27 第2設定器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の運転に係る所定のタイミン
    グでソレノイドを駆動制御してその弁の開放または閉鎖
    を行うプレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置に
    おいて、 前記ソレノイドの駆動制御開始時から所定時間が経過す
    るまでの間だけ、前記ソレノイドに急速に立上がりかつ
    通常ホールド電流よりも大きな立上電流を流す立上電流
    通電手段を設けたことを特徴とするプレス機械で使用さ
    れる電磁弁の駆動制御装置。
JP5435092U 1992-08-04 1992-08-04 プレス機械で使用される電磁弁の駆動制御装置 Pending JPH0615899U (ja)

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JP (1) JPH0615899U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213325U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
WO2003027583A1 (fr) * 2001-09-26 2003-04-03 Daikin Industries, Ltd. Dispositif de commande d'electrovalve et climatiseur comprenant un tel dispositif

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JPS5213325U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
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