JPH0746707A - 直流電動機の駆動制御装置 - Google Patents

直流電動機の駆動制御装置

Info

Publication number
JPH0746707A
JPH0746707A JP19055893A JP19055893A JPH0746707A JP H0746707 A JPH0746707 A JP H0746707A JP 19055893 A JP19055893 A JP 19055893A JP 19055893 A JP19055893 A JP 19055893A JP H0746707 A JPH0746707 A JP H0746707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
regenerative
motor
time
contactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19055893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3344011B2 (ja
Inventor
Ryohei Fujita
良平 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP19055893A priority Critical patent/JP3344011B2/ja
Publication of JPH0746707A publication Critical patent/JPH0746707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344011B2 publication Critical patent/JP3344011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P3/00Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters
    • H02P3/06Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter
    • H02P3/08Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter for stopping or slowing a dc motor
    • H02P3/10Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters for stopping or slowing an individual dynamo-electric motor or dynamo-electric converter for stopping or slowing a dc motor by reversal of supply connections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回生制動からプラギング制動への移行にタイム
ラグが生じず、良好な制動フィーリングを得ることが可
能な直流電動機の駆動制御装置を簡単な構成によって提
供する。 【構成】制御回路12は、回生制動からプラギング制動
への移行時において、メイントランジスタ6を極短時間
(数μsec 程度)だけオンさせ、そのオン時の接続点A
の電位を検出する。そして、制御回路12は、接続点A
の電位に基づいて回生用コンタクタ2が完全に投入され
ているかどうかを判定する(メイントランジスタ6のオ
ン時の接続点Aの電位が、グランド電位であれば回生用
コンタクタ2は未投入であり、電圧VB であれば回生用
コンタクタ2は完全に投入されている)。制御回路12
は、回生用コンタクタ2が完全に投入されたと判定した
ら、メイントランジスタ6のチョッパ制御を開始して電
動機3にプラギング制動をかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流電動機の駆動制御装
置に係り、詳しくは、回生制動とプラギング制動とを併
用する直流電動機の駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バッテリフォークリフト等のバ
ッテリ式電気車に用いられる直流電動機では、省電力の
ために回生制動が採用されている。しかしながら、回生
制動だけでは電動機の低速時に十分な制動トルクが得ら
れないため、プラギング(逆相)制動が併用されてい
る。
【0003】図3に、バッテリ式電気車の走行用駆動輪
の駆動に用いられる直流電動機の一般的な駆動制御回路
を示す。バッテリ1のプラス・マイナスの各端子間に
は、回生用コンタクタ2,直流直巻電動機3の電機子3
a,前進用コンタクタ4,後進用コンタクタ5,直流直
巻電動機3の界磁コイル3b,メイントランジスタ6が
直列に接続されている。また、前進および後進用コンタ
クタ4,5とバッテリ1のプラス端子との間には、各フ
ライホイールダイオード7,8が接続されている。そし
て、バッテリ1のマイナス端子は接地され、そのマイナ
ス端子と回生用コンタクタ2との間には回生用ダイオー
ド9が接続されている。さらに、バッテリ1のプラス端
子と前進および後進用コンタクタ4,5との間には、回
生用トランジスタ10と回生用レジスタ11とが直列に
接続されている。
【0004】回生用コンタクタ2は励磁コイル2aと接
点2bとから構成され、その投入(図示実線)・離落
(図示破線)は、制御回路12によって励磁コイル2a
への通電が制御されることでなされている。
【0005】各トランジスタ6,10のベースは制御回
路12内に設けられた各ドライブ回路12a,12bに
接続されている。その各ドライブ回路12a,12b
は、同じく制御回路12内に設けられたCPU12cに
よって制御されている。すなわち、制御回路12により
(より詳しくは、CPU12cによって制御される各ド
ライブ回路12a,12bにより)、各トランジスタ
6,10のオン・オフが制御されている。
【0006】電動機3は電気車の走行用駆動輪(図示
略)を駆動するようになっている。そして、前進および
後進用コンタクタ4,5の相補的な切り換え動作に基づ
いて、界磁コイル3bに流れる界磁電流の方向が変わ
り、電動機3が正逆転することにより、電気車が前後進
するようになっている。尚、前進および後進用コンタク
タ4,5の投入・離落は、制御回路12によって各コン
タクタ4,5の励磁コイル(図示略)への通電が制御さ
れることでなされている。
【0007】また、電気車の車速の制御は、メイントラ
ンジスタ6のチョッパ制御によって行われている。すな
わち、制御回路12によってメイントランジスタ6のオ
ン・オフが制御され、そのメイントランジスタ6のスイ
ッチング動作に従ってバッテリ1から電動機3に電流が
供給されることにより、電動機3の回転速度すなわち電
気車の車速が制御される。
【0008】いま、スイッチバックすることにより、前
進および後進用コンタクタ4,5が前進位置(図示破
線)から後進位置(図示実線)に切り換わったとする。 (1) このとき、制御回路12は、回生制動の可否をチェ
ックし、回生制動が可能であると判断した場合、励磁コ
イル2aへの通電を制御して回生用コンタクタ2を離落
(図示破線)させると共に、各トランジスタ6,10を
オンさせる。
【0009】すると、バッテリ1のプラス端子から、回
生用トランジスタ10,回生用レジスタ11,後進用コ
ンタクタ5,界磁コイル3b,前進用コンタクタ4,メ
イントランジスタ6を経由して、バッテリ1のマイナス
端子へ予備励磁電流I1 が流れる。界磁コイル3bに予
備励磁電流I1 が流れると、電機子3aには図示の矢印
VA 方向に起電力VA が発生する。
【0010】(2) 電機子3aに発生した起電力VA があ
る値以上になると、回生ダイオード9に予備励磁電流I
2 が流れはじめる。この予備励磁電流I2 によって界磁
コイル3bに流れる界磁電流(予備励磁電流I1,I2 の
和)が増加し、起電力VA が増加する。すると、起電力
VA の増加に伴って予備励磁電流I2 はさらに増加する
ことになる。
【0011】(3) これが繰り返されて、予備励磁電流I
2 がある程度以上大きくなった時点で、制御回路12は
回生用トランジスタ10をオフさせる。すると、予備励
磁電流I1 は流れなくなるが、予備励磁電流I2 は流れ
続けようとする。
【0012】(4) この状態で、制御回路12はメイント
ランジスタ6をオフさせる。すると、界磁コイル3bか
らメイントランジスタ6のコレクタへ流れ込んでいた予
備励磁電流I2 は、フライホイールダイオード8へと流
れだす。すなわち、電機子3aの起電力VA と界磁コイ
ル3bのインダクタンスで蓄えられた磁気エネルギーと
により、電機子3aの前進および後進用コンタクタ4,
5側から、後進用コンタクタ5,界磁コイル3b,前進
用コンタクタ4,フライホイールダイオード8,バッテ
リ1,回生用ダイオード9を経由して、電機子3aの回
生用コンタクタ2側へ回生電流が流れる。従って、電動
機3によって発電された電力がバッテリ1に回生するた
めバッテリは充電され、電動機3にはその電力分の制動
(すなわち、回生制動)がかかる。
【0013】(5) この後、制御回路12はメイントラン
ジスタ6をチョッパ制御する。すると、メイントランジ
スタ6のスイッチング動作によって上記(3)(4)の動作が
繰り返され、電動機3には所望の回生制動がかかって回
転速度が低下する。
【0014】電動機3の回転速度が低くなると電機子3
aの起電力VA が低下し、バッテリ1への回生電流(回
生電力)が小さくなるため、回生制動の制動トルクは極
端に落ちてしまう。そして、電機子3aの起電力VA が
バッテリ1の電圧VB より低くなると回生電流は流れな
くなり、回生制動はかからなくなる。すなわち、電動機
3の回転速度が低くなると回生制動だけでは十分な制動
トルクが得られなくなる。そこで、電動機3の回転速度
がある程度まで低下した時点で、回生制動からプラギン
グ制動に移行させて、十分な制動トルクを得られるよう
にしている。実際には、電動機3の回転速度ではなくメ
イントランジスタ6の通流率を検出し、その通流率が設
定値(一般に、70〜100%)になったとき、制御回
路12は、回生制動では十分な制動トルクが得られない
と判断して、回生制動からプラギング制動に切り換え
る。
【0015】すなわち、制御回路12は、メイントラン
ジスタ6をオフさせた後に、励磁コイル2aへの通電を
制御して回生用コンタクタ2を投入(図示実線)させる
(尚、回生用トランジスタ10は引き続きオフ)。
【0016】(6) すると、電機子3aの起電力VA によ
り、電機子3aの前進および後進用コンタクタ4,5側
から、フライホイールダイオード7,回生用コンタクタ
2を経由して、電機子3aの回生用コンタクタ2側へ電
流が流れる。
【0017】(7) この状態で、制御回路12はメイント
ランジスタ6をオンさせる。すると、バッテリ1のプラ
ス端子から、回生用コンタクタ2,電機子3a,後進用
コンタクタ5,界磁コイル3b,前進用コンタクタ4,
メイントランジスタ6を経由して、バッテリ1のマイナ
ス端子へ電流が流れる。つまり、界磁コイル3bには電
動機3を逆転させる方向の界磁電流が流れるため、電動
機3は逆転しようとし、電動機3にはその分だけの制動
(すなわち、プラギング制動)がかかる。
【0018】この後、制御回路12はメイントランジス
タ6をチョッパ制御する。すると、メイントランジスタ
6のスイッチング動作によって、オフ時には上記(6) の
動作が、オン時には上記(7) の動作が行われるため、電
動機3には所望のプラギング制動がかかって回転速度が
低下する。そして、電動機3は一旦停止した後に逆転す
るため、電気車はスイッチバックする。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラギング
制動を行う際に注意しなければならないのは、回生用コ
ンタクタ2が完全に投入された後に、メイントランジス
タ6をオンさせることである。なぜなら、メイントラン
ジスタ6をオンさせた後に、回生用コンタクタ2が投入
されると、大きな突入電流が流れ、回生用コンタクタ2
の接点2bが傷むからである。また、その突入電流によ
ってプラギング制動の制動トルクが急激に大きくなり、
電気車に制動ショックが発生するからである。
【0020】ところが、回生用コンタクタ2の投入は励
磁コイル2aの温度によって左右され、制御回路12に
よって励磁コイル2aへの通電が制御されてから接点2
bが完全に閉じるまでの時間(以下、投入時間という)
には数10msecのばらつきがある。
【0021】従って、メイントランジスタ6をオンさせ
る際には、その投入時間のばらつきを勘案しなければな
らない。そこで、従来は、まず、実験によって投入時間
の最長値を求め、それに所定の安全率をかけた時間(以
下、設定時間という)を算出し、その設定時間を制御回
路12内に設けたメモリに記憶させていた。そして、制
御回路12は、励磁コイル2aへの通電を制御してから
設定時間が経過するまで待ち、設定時間経過にメイント
ランジスタ6をオンさせてチョッパ制御を行うようにし
ていた。
【0022】しかしながら、設定時間は前記問題(接点
2bの傷み、電気車の制動ショック)を避ける必要から
長めに設定されているため、回生用コンタクタ2が完全
に投入された後の設定時間の残り時間分だけが無駄にな
っていた。すなわち、その設定時間の残り時間には回生
制動もプラギング制動も行われないため、その残り時間
が長ければ長い程(すなわち、投入時間が短かければ短
い程)、制動がかからない時間が長くなり、制動フィー
リングが悪化することになる。
【0023】このように、従来は、回生制動からプラギ
ング制動へ移行する際、設定時間だけ待ってからメイン
トランジスタ6をチョッパ制御するために、当該制動動
作の移行にタイムラグが生じ、制動フィーリングが悪化
するという問題があった。
【0024】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、回生制動からプラギン
グ制動への移行にタイムラグが生じず、良好な制動フィ
ーリングを得ることが可能な直流電動機の駆動制御装置
を、簡単な構成によって提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、直流電動機と、その直流電動機の励磁コイ
ルの配線を切り換えてその励磁方向を切り換える切り換
え手段と、直流電源から直流電動機に供給される電流を
チョッパ制御するスイッチング素子と、直流電源のプラ
ス端子と直流電動機の界磁コイルとの間に接続される回
生用コンタクタとを備え、回生制動とプラギング制動と
を併用するようにした直流電動機の駆動制御装置におい
て、回生制動からプラギング制動へ移行する際に、スイ
ッチング素子を短時間だけオンさせ、そのオン時に、回
生用コンタクタの直流電動機側の端子電圧を検出し、そ
の端子電圧に基づいて回生用コンタクタが完全に投入さ
れているかどうかを判定し、完全に投入されたと判定し
たら、スイッチング素子のチョッパ制御を開始して直流
電動機にプラギング制動をかける制御手段を設けたこと
をその要旨とする。
【0026】
【作用】従って、本発明によれば、回生制動からプラギ
ング制動へ移行する際に、スイッチング素子を短時間だ
けオンさせ、そのオン時に、回生用コンタクタの直流電
動機側の端子電圧を検出する。このとき、回生用コンタ
クタが完全に投入されていれば、その端子電圧は直流電
源の電源電圧になる。また、回生用コンタクタが未投入
であれば、その端子電圧は直流電源のマイナス端子の電
圧(直流電源のマイナス端子が接地されていればグラン
ド電位)になる。そのため、当該端子電圧から、回生用
コンタクタが完全に投入されているかどうかを判定する
ことができる。そして、回生用コンタクタが完全に投入
されたら、スイッチング素子のチョッパ制御を開始して
直流電動機にプラギング制動をかける。
【0027】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1お
よび図2に従って説明する。図1に、本実施例の直流電
動機の駆動制御回路を示す。
【0028】尚、本実施例において、図3に示した従来
例と異なるのは、回生用コンタクタ2と電機子3aとの
接続点Aの電位が、制御回路12によって検出されてい
る点だけである。従って、図1において、図3に示した
従来例と同じ部材については符号を等しくしてその詳細
な説明を省略する。
【0029】制御回路12は、回生制動からプラギング
制動への移行時において、メイントランジスタ6を極短
時間(数μsec 程度)だけオンさせ、そのオン時の接続
点Aの電位を検出する。そして、制御回路12は、接続
点Aの電位に基づいて回生用コンタクタ2が完全に投入
されているかどうかを判定し、完全に投入されたと判定
したら、メイントランジスタ6のチョッパ制御を開始し
て電動機3にプラギング制動をかける。
【0030】図2に、回生制動からプラギング制動への
移行時における接続点Aの電位を示す。回生制動中にメ
イントランジスタ6がオフすると、前記したように、電
機子3aの起電力VA と界磁コイル3bのインダクタン
スで蓄えられた磁気エネルギーとにより回生電流が流れ
る。その回生電流の経路は、電機子3aの前進および後
進用コンタクタ4,5側から、後進用コンタクタ5,界
磁コイル3b,前進用コンタクタ4,フライホイールダ
イオード8,バッテリ1,回生用ダイオード9を経由し
て、電機子3aの回生用コンタクタ2側(すなわち、接
続点A)へ至るものである。ここで、バッテリ1のマイ
ナス端子は接地されている。そのため、回生制動中にメ
イントランジスタ6がオフしたとき、接続点Aの電位は
グランド電位(0V)になる。
【0031】一方、回生制動中にメイントランジスタ6
がオンすると、電機子3aの起電力VA により、電機子
3aの前進および後進用コンタクタ4,5側から、界磁
コイル3b,メイントランジスタ6,回生用ダイオード
9を経由して、電機子3aの回生用コンタクタ2側(す
なわち、接続点A)へ電流が流れる。従って、回生制動
中にメイントランジスタ6がオンしたときも、接続点A
の電位はグランド電位になる。
【0032】電動機3の回転速度が低くなると、前記し
たように、電機子3aの起電力VAがバッテリ1の電圧
VB より低下して回生電流が流れなくなり、回生不能に
なって回生制動がかからなくなる。
【0033】このとき、メイントランジスタ6がオフす
ると、電機子3aは閉回路を構成せず、この駆動制御回
路中には電流が流れなくなる。しかしながら、電機子3
aには、回生制動中より低下しているとはいえ、起電力
VA が発生している。また、この駆動制御回路中には、
抵抗等の図示していない部材が複数個接続されているた
め、電機子3aとその部材とが閉回路を構成する場合が
ある。そのため、回生不能時にメイントランジスタ6が
オフしたとき、接続点Aの電位は定まらないことにな
る。
【0034】一方、メイントランジスタ6がオンしたと
きには、前記回生制動中の場合と同様に、電機子3aの
起電力VA による電流が流れ、接続点Aの電位はグラン
ド電位になる。
【0035】それに対して、プラギング制動中は回生用
コンタクタ2が投入されているため、接続点Aは回生用
コンタクタ2を介してバッテイ1のプラス端子に接続さ
れることになる。そのため、接続点Aの電位は、メイン
トランジスタ6のオン・オフに関係なく、バッテリ1の
電圧VB と等しくなる。
【0036】このように、メイントランジスタ6のオン
時の接続点Aの電位を検出することにより、回生制動か
らプラギング制動への移行時における動作状態(すなわ
ち、回生制動中→回生不能→プラギング制動中)を検出
することができ、回生用コンタクタ2が完全に投入され
ているかどうかを判定することができる。つまり、メイ
ントランジスタ6のオン時の接続点Aの電位が、グラン
ド電位であれば回生用コンタクタ2は未投入であり、電
圧VB であれば回生用コンタクタ2は完全に投入されて
いる。
【0037】尚、接続点Aの電位を検出する際にメイン
トランジスタ6をオンさせるのは、前記したように、回
生不能時にメイントランジスタ6をオフさせたとき、接
続点Aの電位が不定になる(つまり、バッテリ1の電圧
VB と等しくなることもありえる)ためである。
【0038】但し、メイントランジスタ6をオンさせた
後に、回生用コンタクタ2が投入されると、大きな突入
電流が流れ、前記問題(接点2bの痛み、電気車の制動
ショック)が生じる。従って、メイントランジスタ6を
オンさせておく時間は、突入電流を避けるために、でき
るだけ短くしなければならない。そこで、制御回路12
は、接続点Aの電位検出に要するだけの極短時間(数μ
sec 程度)だけメイントランジスタ6をオンさせるよう
にしている。より具体的には、制御回路12は、回生用
コンタクタ2を投入するため励磁コイル2aの通電を制
御してから接続点Aで電圧VB が検出されるまで、メイ
ントランジスタ6を極短時間(数μsec程度)だけオン
させるのを数msec 間隔で繰り返す。
【0039】このように、本実施例においては、回生制
動からプラギング制動へ移行する際に、接続点Aの電位
を検出することによって回生用コンタクタ2が完全に投
入されたかどうかを判定している。そして、回生用コン
タクタ2が完全に投入されたと判定されたら、メイント
ランジスタ6をチョッパ制御させて電動機3にプラギン
グ制動をかけている。
【0040】従って、本実施例では、従来例のように回
生制動からプラギング制動へ移行する際に設定時間だけ
待つことがなく、速やかにプラギング制動へ移行するこ
とができる。そのため、制動動作の移行にタイムラグが
生じず、良好な制動フィーリングを得ることができる。
【0041】また、本実施例は、図1に示す従来例の接
続点Aと制御回路12とを接続するだけであって、従来
例と回路構成がほとんど異ならないため、簡単に実施す
ることができる。また、制御回路12に上記の検出・判
定動作を行わせるには、CPU12cのプログラムを変
更するだけでよいため、従来の制御回路12をそのまま
用いることができ、従来品の改造にも容易に対処するこ
とができる。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)電気車に限らず、回生制動とプラギング制動とを併
用する直流電動機を使用する機器に利用する。
【0043】2)直巻電動機3を分巻電動機や複巻電動
機に置き換える。 3)バッテリ1を適宜な直流電源に置き換える。 4)CPU12cをシーケンサに置き換える。
【0044】5)各トランジスタ6,10をサイリス等
の他のスイッチング素子に置き換える。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、回
生制動からプラギング制動への移行にタイムラグが生じ
ず、良好な制動フィーリングを得ることが可能な直流電
動機の駆動制御装置を、簡単な構成によって提供するこ
とができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の直流電動機の駆
動制御回路である。
【図2】回生制動からプラギング制動への移行時におけ
る図1の接続点Aの電位を示す図表である。
【図3】従来例の直流電動機の駆動制御回路である。
【符号の説明】
1…直流電源としてのバッテリ、2…回生用コンタク
タ、3…直流電動機、3a…界磁コイル、3b…励磁コ
イル、4…切り換え手段としての前進用コンタクタ、5
…切り換え手段としての後進用コンタクタ、6…スイッ
チング素子としてのメイントランジスタ、12…制御手
段としての制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電動機と、 その直流電動機の励磁コイルの配線を切り換えてその励
    磁方向を切り換える切り換え手段と、 直流電源から直流電動機に供給される電流をチョッパ制
    御するスイッチング素子と、 直流電源のプラス端子と直流電動機の界磁コイルとの間
    に接続される回生用コンタクタとを備え、回生制動とプ
    ラギング制動とを併用するようにした直流電動機の駆動
    制御装置において、 回生制動からプラギング制動へ移行する際に、スイッチ
    ング素子を短時間だけオンさせ、そのオン時に、回生用
    コンタクタの直流電動機側の端子電圧を検出し、その端
    子電圧に基づいて回生用コンタクタが完全に投入されて
    いるかどうかを判定し、完全に投入されたと判定した
    ら、スイッチング素子のチョッパ制御を開始して直流電
    動機にプラギング制動をかける制御手段を設けたことを
    特徴とする直流電動機の駆動制御装置。
JP19055893A 1993-07-30 1993-07-30 直流電動機の駆動制御装置 Expired - Lifetime JP3344011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19055893A JP3344011B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 直流電動機の駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19055893A JP3344011B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 直流電動機の駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0746707A true JPH0746707A (ja) 1995-02-14
JP3344011B2 JP3344011B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=16260073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19055893A Expired - Lifetime JP3344011B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 直流電動機の駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344011B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041294A1 (de) * 1999-01-07 2000-07-13 Metabowerke Gmbh & Co. Netzbremseinrichtung für ein elektrohandwerkzeug
US6213571B1 (en) 1998-10-28 2001-04-10 Hitachi, Ltd. Control apparatus for an electric vehicle and a method therefor
US20140071578A1 (en) * 2012-09-10 2014-03-13 Caterpillar Global Mining Llc Braking system contactor control and/or monitoring system and method
EP3142219A1 (en) * 2015-09-14 2017-03-15 Chervon (HK) Limited Power tool and control circuit thereof
JP2017184574A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社豊田自動織機 車両用走行モータの制御装置
JP2017184573A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社豊田自動織機 車両用走行モータの制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6213571B1 (en) 1998-10-28 2001-04-10 Hitachi, Ltd. Control apparatus for an electric vehicle and a method therefor
WO2000041294A1 (de) * 1999-01-07 2000-07-13 Metabowerke Gmbh & Co. Netzbremseinrichtung für ein elektrohandwerkzeug
US6448727B1 (en) 1999-01-07 2002-09-10 Metabowerke Gmbh Mains braking device for a line-powered power tool
US20140071578A1 (en) * 2012-09-10 2014-03-13 Caterpillar Global Mining Llc Braking system contactor control and/or monitoring system and method
US9056551B2 (en) * 2012-09-10 2015-06-16 Caterpillar Global Mining Llc Braking system contactor control and/or monitoring system and method
EP3142219A1 (en) * 2015-09-14 2017-03-15 Chervon (HK) Limited Power tool and control circuit thereof
JP2017184574A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社豊田自動織機 車両用走行モータの制御装置
JP2017184573A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社豊田自動織機 車両用走行モータの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3344011B2 (ja) 2002-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4479080A (en) Electrical braking control for DC motors
US4124812A (en) Braking control apparatus for an electric motor operated vehicle
US4388573A (en) Electric vehicle control device
JPH0865809A (ja) 電動車両のモータ制御装置
JP3394197B2 (ja) 電気車の制御装置及び制御方法
JPH08322106A (ja) モータの制御方法
JPH08340604A (ja) 電気推進車両の回生制動方法および電力制御システム
JP3344011B2 (ja) 直流電動機の駆動制御装置
JPH0368636B2 (ja)
KR0152301B1 (ko) 산업용 자동차의 브레이크 회생 제동 제어방법
JPH04145808A (ja) 電気自動車の省エネルギー装置
JP3669049B2 (ja) 直流電動機の駆動制御装置
JP3432966B2 (ja) 電動車椅子用制御装置
TWI653167B (zh) 電動載具主動式再生制動控制系統
RU2352052C2 (ru) Реверсивный электропривод постоянного тока с двигателем последовательного возбуждения (варианты)
JPH11299013A (ja) 電気車両におけるコンタクタ駆動装置、電気車両用制御装置及び電気式フォークリフト
JPH06101881B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
JPH10310398A (ja) バッテリー車両の回生制動装置
JPH0514484B2 (ja)
JP2000324605A (ja) 直流電動車両の制動制御装置
JPS5980104A (ja) 電気車の速度制御装置
JPS6211123Y2 (ja)
JP2814851B2 (ja) 電動産業車両の走行制御装置
JPS601801B2 (ja) 電気車制御装置
JPS5944841B2 (ja) 電気車のプラツギング検出方法および検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term