JPH0615889U - チップドレッサ用カッタ - Google Patents

チップドレッサ用カッタ

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JPH0615889U
JPH0615889U JP5232892U JP5232892U JPH0615889U JP H0615889 U JPH0615889 U JP H0615889U JP 5232892 U JP5232892 U JP 5232892U JP 5232892 U JP5232892 U JP 5232892U JP H0615889 U JPH0615889 U JP H0615889U
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JP
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cutter
cutting edge
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holder
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博之 木▲崎▼
一雄 新井
豊治 山田
秀昭 内川
潔 鈴木
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッタホルダの回転方向の如何に係わらず使
用できると共に、上下1対の電極チップを同時整形する
際の上下のカッタに共用できる、汎用性の有る安価なカ
ッタを提供する。 【構成】 カッタ本体31に、カッタホルダ4の回転中
心に合致する中心点0から一方にのびる主切刃34と、
中心点0から他方にのびる、主切刃34に対し鏡面対称
の副切刃35とを形成する。カッタホルダ4の正転時は
主切刃34により、又逆転時は副切刃35によりチップ
先端部が切削される。主副の切刃34、35を、両者の
すくい面36同士と逃げ面37同士とが夫々面一になる
ように形成でき、カッタの加工が容易になる。又、すく
い面36の基部に前方に張り出すブレーカ部38を形成
し、チップから削り出された切屑がブレーカ部38に当
たって細かく折られ、切屑がスムーズに排出されるよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、抵抗溶接機の電極チップを整形するチップドレッサ用のカッタに関 する。
【0002】
【従来の技術】
チップドレッサは、ドレッサ本体に回動自在に支持させたカッタホルダにカッ タを保持させ、カッタホルダと一体にカッタを回転させて、該カッタによりこれ に突き合てる電極チップの先端部を切削整形すべく構成されている。 従来、この種のカッタとして、実開昭63-127786号公報に見られるように、カ ッタホルダの直径方向に長手の1枚の板材で構成されるカッタ本体に、カッタホ ルダの回転中心に合致する中心点からカッタ本体の長手方向一方と他方とにのび る、中心点に関し点対称の一対の切刃を形成し、両切刃でチップ先端部を切削す るようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のものでは、カッタ本体の長手方向一方の半部の一側面を切削加工して一 方の切刃のすくい面と、長手方向他方の半部の他側面を切削加工して他方の切刃 のすくい面とを形成し、且つ一方と他方の切刃の夫々の逃げ面を互に逆向きの逃 げ角を付けて形成する必要があり、カッタの製造コストが高くなる。 又、カッタホルダの回転方向に合わせた専用のカッタを製造する必要があり、 更にカッタホルダに上下1対のカッタを取付けて、溶接ガン等の上下1対の電極 チップを同時整形するような場合、上のカッタと下のカッタとを互に鏡面対称に する必要があって、上下のカッタを別々に製造せざるを得なくなる。 本考案は、以上の点に鑑み、カッタホルダの回転方向に関係なく使用できると 共に上下のカッタに共用できるようにした、安価なカッタを提供することをその 目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本案カッタは、カッタホルダの直径方向に長手の1枚 の板材で構成されるカッタ本体に、カッタホルダの回転中心に合致する中心点か らカッタ本体の長手方向一方にのびる、電極チップを切削する主切刃と、中心点 からカッタ本体の長手方向他方にのびる、主切刃に対し鏡面対称の副切刃とを形 成すると共に、面一に形成される主副両切刃のすくい面の基部に該すくい面の前 方に張り出すブレーカ部を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
主切刃をそのすくい面がカッタホルダの正転方向を向くように形成すれば、主 切刃に対し鏡面対称の副切刃のすくい面がカッタホルダの逆転方向を向き、かく てカッタホルダの正転時は主切刃により、又逆転時は副切刃により夫々チップ先 端部が切削される。 カッタホルダに上下1対のカッタを取付けて上下1対の電極チップを同時整形 する場合、上下のカッタとして本案カッタを共用すれば、上下一方のカッタの主 切刃で一方の電極チップが切削されるとき、他方のカッタの副切刃で他方の電極 チップが切削される。 又、主切刃と副切刃とが互に鏡面対称であるため、両切刃のすくい面同士と逃 げ両同士とが夫々連続した面一な面となり、カッタの加工が容易になる。 更に、主副両切刃のすくい面の基部に前方に張り出すブレーカ部を形成するた め、電極チップから削り出される切屑がブレーカ部に当たって細かく折られ、切 屑がスムーズに排出される。
【0006】
【実施例】
図1を参照して、1は握り部2に取付けた枠筐状のドレッサ本体を示し、該ド レッサ本体1内に、カッタ3を保持するカッタホルダ4を回転自在に支持すると 共に、握り部2に組付けたモータ5に連結される駆動ギア6を収納し、カッタホ ルダ4の外周に駆動ギア6に噛合するギア4aを形成して、モータ5により駆動 ギア6を介してカッタホルダ4を正逆転し得るようにし、ドレッサ本体1の上面 に取付けたチップガイドプレート7を通して電極チップWをカッタ3に突き合て 、カッタホルダ4の回転に伴う該カッタ3の回転でチップ先端部を切削するよう にした。図中4bはカッタホルダ4に形成した切屑の排出穴である。
【0007】 カッタ3は、図2乃至図5に示すように、カッタホルダ4の直径方向に長手の 1枚の板材から成るカッタ本体31で構成されており、カッタホルダ4の上面に カッタ本体31の両端下部と後記する舌片部32とを受入れる凹溝4cを形成し て、カッタ3を該凹溝4cによりカッタ本体31の前面がカッタホルダ4の所定 の直径線に沿うように位置決めし、カッタ本体31の背面中央部に突設した舌片 部32の取付穴33に挿通される締付ボルト8によってカッタ3をカッタホルダ 4に固定するようにした。 カッタ本体31には、カッタホルダ4の回転中心に合致する中心点0からカッ タ本体31の長手方向一方にのびる主切刃34と、中心点0からカッタ本体31 の長手方向他方にのびる、主切刃34に対し鏡面対称の副切刃35とが形成され ている。主副の切刃34、35のすくい面36は、前記直径線上に合致する面一 な面に形成されており、主副の切刃34、35の逃げ面37もカッタ本体31の 上面に後下りに傾斜する逃げ角を付けることで面一に形成されている。又、各切 刃34、35の外端部分に、電極チップWの先端周縁部を切削する立上り部34 a、35aを形成した。 カッタホルダ4の正転方向を図4の時計方向とすると、その正転時は主切刃3 4によってチップ先端部が切削され、この際、副切刃35はチップ先端部をしご いてその表面を平滑にする機能を発揮する。主切刃34が摩耗して切れ味が悪く なったときは、カッタホルダ4を逆転させ、副切刃35によってチップ先端部を 切削する。
【0008】 ところで、チップ先端部の切削によりチップからは切屑が削り出されるが、切 屑が長くなると排出穴4b内で詰まったりカッタホルダ4上に切屑が溜り易くな る。そこで、本実施例では、カッタ本体31の前面に、主副両切刃34、35の すくい面36の基部に位置させて該すくい面36の前方に張り出すブレーカ部3 8を形成した。これによれば削り出された切屑は該ブレーカ部38に当たって細 かく折られ、排出穴4b内を通して切屑がスムーズに排出される。尚、ブレーカ 部38は、カッタ本体31を前面側から削り込んですくい面36を形成する際の 削り残し跡で形成されており、更に本実施例では、カッタ本体31の前面の下部 中央部分に切欠き39を形成すると共に、カッタ本体31の前面のブレーカ部3 8の下方部分をアンダカット形状に削り込み、切屑の排出性を一層向上させた。 又、図6に示す如く、カッタホルダ4の上下に夫々カッタ3、3を取付けて1 対の電極チップW、Wを同時に整形する場合、上下のカッタとして上記カッタを 共用すれば、一方のカッタ3の主切刃と他方のカッタ3の副切刃とで各電極チッ プWを切削できる。
【0009】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、カッタホルダの正逆転の何 れにも使用できると共に、1対の電極チップを同時整形する際の上下のカッタに 共用できる汎用性の有るカッタが得られ、而もカッタの加工が容易になってコス トダウンを図ることができ、更に、電極チップから削り出される切屑をブレーカ 部により細かく折ってスムーズに排出でき、切削性が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案カッタを具備するチップドレッサの一例
の截断側面図
【図2】 図1のII-II線から見たカッタの正面図
【図3】 そのカッタの平面図
【図4】 図2のIV-IV線截断面図
【図5】 そのカッタの斜視図
【図6】 本案カッタを上下1対に取付けたチップドレ
ッサの截断側面図
【符号の説明】
3 カッタ 31 カッタ本体 34 主
切り刃 35 副切刃 36 すくい面 38
ブレーカ部 4 カッタホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 内川 秀昭 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)考案者 鈴木 潔 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗溶接機の電極チップを整形するチッ
    プドレッサ内のカッタホルダに保持されるカッタであっ
    て、カッタホルダの直径方向に長手の1枚の板材で構成
    されるカッタ本体に、カッタホルダの回転中心に合致す
    る中心点からカッタ本体の長手方向一方にのびる、電極
    チップを切削する主切刃と、中心点からカッタ本体の長
    手方向他方にのびる、主切刃に対し鏡面対称の副切刃と
    を形成すると共に、面一に形成される主副両切刃のすく
    い面の基部に該すくい面の前方に張り出すブレーカ部を
    形成したことを特徴とするチップドレッサ用カッタ。
JP5232892U 1992-07-24 1992-07-24 チップドレッサ用カッタ Expired - Lifetime JP2534774Y2 (ja)

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JP5232892U JP2534774Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 チップドレッサ用カッタ

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JP5232892U JP2534774Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 チップドレッサ用カッタ

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Publication Number Publication Date
JPH0615889U true JPH0615889U (ja) 1994-03-01
JP2534774Y2 JP2534774Y2 (ja) 1997-05-07

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