JPH06158742A - 高熱伝導性壁を備えた建物 - Google Patents

高熱伝導性壁を備えた建物

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Publication number
JPH06158742A
JPH06158742A JP31212592A JP31212592A JPH06158742A JP H06158742 A JPH06158742 A JP H06158742A JP 31212592 A JP31212592 A JP 31212592A JP 31212592 A JP31212592 A JP 31212592A JP H06158742 A JPH06158742 A JP H06158742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
section
walls
room
rooms
Prior art date
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Pending
Application number
JP31212592A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tsuzuki
誠 都筑
Shoichiro Tsutsumi
正一郎 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP31212592A priority Critical patent/JPH06158742A/ja
Publication of JPH06158742A publication Critical patent/JPH06158742A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 南側の部屋であっても採光窓を設けるたとが
でき、北側の部屋の室温の上昇が期待できるを使用した
高熱伝導性壁を備えた建物を提供すること 【構成】 建物内の部屋21、22、11、12の壁が
高熱伝導性壁1で構成され、高熱伝導性壁1の一部は屋
根3上の太陽光の当たる箇所に露出されていることを特
徴とする高熱伝導性壁を備えた建物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高熱伝導性壁を備えた
建物に関し、太陽光を利用して室温を上昇させることを
狙いとしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の室温を太陽光を利用して
上昇させるものして、例えば、図3に示すように、建物
の南面の太陽光の当たる箇所に集蓄熱壁10(Trom
bewall)を設け、集蓄熱壁10の上に設けた送風
機15により太陽光により加熱された集蓄熱壁1の周囲
に空気を流通循環させて室温を上昇させるものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに集蓄熱壁10を建物の南面に設ける場合には、集蓄
熱壁10を設けた部屋の南面を集蓄熱壁10が覆う結
果、集蓄熱壁10を設けた部屋には採光窓を設け難い上
に、室温の上昇が期待できるのは集蓄熱壁10を設けた
南側の部屋のみのであり、北側の部屋の室温上昇は全く
期待できない。
【0004】本発明は、従来の太陽光利用の室温上昇手
段におけるこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記の問題を解決し、南
側の部屋であっても採光窓を設けるたとができ、北側の
部屋の室温の上昇が期待できるを使用した高熱伝導性壁
を備えた建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明高熱伝導性壁を備えた建物においては、建
物内の部屋の壁が高熱伝導性壁で構成され、高熱伝導性
壁の一部は屋根上の太陽光の当たる箇所に露出されてい
ることを特徴とするものである。
【0006】本発明において、高熱伝導性壁としては、
熱伝導性のよい鉄、アルミニュウム、銅、或いは、これ
らの合金からなる金属で製された壁を使用すればよく、
特に熱伝導率の高い銅、或いは、これらの合金からなる
ものを使用するのが最も望ましい。
【0007】
【作用】本発明高熱伝導性壁を備えた建物においては、
建物内の部屋の壁が高熱伝導性壁で構成され、高熱伝導
性壁の一部は屋根上の太陽光の当たる箇所に露出されて
いるので、屋根上に露出された高熱伝導性壁の部分によ
り太陽光を吸収し、その熱を高熱伝導性壁からの部屋に
放熱することにより部屋の室温を上昇させることがで
き、北側の部屋の壁を高熱伝導性壁で構成することによ
り、北側の部屋でも室温を上昇することができる。
【0008】又、本発明においては、高熱伝導性壁は部
屋の南面に設けるものではないので部屋の南面に窓を設
けるのに何ら支障がない。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0010】図1、図2は本発明高熱伝導性壁を備えた
建物の一例を示す断面図であり、図1は冬季の昼間の状
態を示し、図2は夏期の昼間及び冬季の夜間の状態を示
している。
【0011】これらの図において、図1において、1は
銅製の高熱伝導性壁であり、この壁1は建物の中央部に
設けられ,2階においては、南側の部屋21と北側の部
屋22の境目を貫通しており、1階においては、南側の
部屋11と北側の部屋12の境目を貫通している。
【0012】壁1の上端部14は屋根3の棟の上方に突
出している。
【0013】4は屋根3の棟に設けられた鉄筋コンクリ
ート製の被覆壁であり、被覆壁4は壁1の上端部14の
北側を覆う北側部41、壁1の上端部14の西側を覆う
西側部42、壁1の上端部14の東側を覆う図示しない
東側部及び壁1の上端部14の北方上方を覆う天板部4
3からなる。被覆壁4の北側部41、西側部42、東側
部及び天板部43の内面には、反射面が設けられ、壁1
の上端部14の南面には、冬季の太陽光が当たり、その
南面を除く各面からの放熱を防止するようになってい
る。
【0014】図2において、44は被覆壁4の南側の開
口部を覆う蓋壁であり、夏期の昼間及び冬季の夜間に蓋
壁44を取り付けることにより、夏期においては、太陽
光が壁1の上端部14に当たるのを防止し、冬季におい
ては、壁1の上端部14からの放熱を防止するようにな
っている。
【0015】尚、蓋壁44は、被覆壁4の南側の開口部
に開閉自在に取付けられ、昼間は、室温が一定温度に上
昇する場合に、又、夜間は、室温が一定温度に降下する
場合に温度センサーの作動により自動的に蓋壁44が閉
じられるようになっていることが望ましい。
【0016】又、5は下方の部屋の下方に設けられたコ
ンクリート基礎である。
【0017】〔実施例の作用〕図1に示すように、冬季
の昼間は、太陽光が壁1の上端部14に当たり、その熱
が壁1の下方に伝導され、壁1と接する2階の部屋2
1、22及び1階の部屋11、12の室温を上昇させ
る。
【0018】夏期の昼間及び冬季の夜間は、蓋壁44に
より被覆壁4の南側の開口部を閉じることにより、夏期
においては、太陽光が壁1の上端部14に当たるのを防
止し、冬季においては、壁1の上端部14からの放熱を
防止する。
【0019】
【発明の効果】本発明高熱伝導性壁を備えた建物におい
ては、屋根上に露出された高熱伝導性壁の部分により太
陽光を吸収し、その熱を高熱伝導性壁からの部屋に放熱
することにより部屋の室温を上昇させることができるの
で、北側の部屋の壁を高熱伝導性壁で構成することによ
り、北側の部屋でも室温を上昇することができ、快適性
を向上できる。
【0020】又、本発明においては、高熱伝導性壁は部
屋の南面に設けるものではないので部屋の南面に採光窓
を設けるのに何ら支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明高熱伝導性壁を備えた建物の一例を示す
断面図。
【図2】本発明高熱伝導性壁を備えた建物の一例を示す
断面図。
【図3】従来の太陽光利用の建物例を示す説明図。
【符号の説明】
1 高熱伝導性壁 21、22、11、12 部屋 3 屋根 4 被覆壁 5 コンクリート基礎

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の部屋の壁が高熱伝導性壁で構成
    され、高熱伝導性壁の一部は屋根上の太陽光の当たる箇
    所に露出されていることを特徴とする高熱伝導性壁を備
    えた建物。
JP31212592A 1992-11-20 1992-11-20 高熱伝導性壁を備えた建物 Pending JPH06158742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31212592A JPH06158742A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 高熱伝導性壁を備えた建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31212592A JPH06158742A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 高熱伝導性壁を備えた建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06158742A true JPH06158742A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18025554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31212592A Pending JPH06158742A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 高熱伝導性壁を備えた建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06158742A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063200A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Shiraiwa Komusho:Kk 建物空調システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009063200A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Shiraiwa Komusho:Kk 建物空調システム

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