JPH06158538A - 産業資材織物用合成繊維 - Google Patents

産業資材織物用合成繊維

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JPH06158538A
JPH06158538A JP31335192A JP31335192A JPH06158538A JP H06158538 A JPH06158538 A JP H06158538A JP 31335192 A JP31335192 A JP 31335192A JP 31335192 A JP31335192 A JP 31335192A JP H06158538 A JPH06158538 A JP H06158538A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルト、ダック、帆布等の特に産業資
材高密度織物用として好適な合成繊維を提供すること。 【構成】 常温で液状を呈し分子量が550〜750の
脂肪族一価エステル化合物(A)を主体成分とし、平均
分子量が1000以上のポリオキシアルキレングリコー
ル(B)を1〜10重量%含有する油剤が、繊維重量に
対して0.3〜1重量%付着しており、且つ該油剤の水
中脱落率が30〜60%である合成繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業資材織物用合成繊維
に関する。さらに詳しくは、シートベルト、ダック、帆
布等の産業資材用高密度織物に適し、品位に優れ且つ強
力低下のない織物を得ることのできる合成繊維に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルをはじめとする合成繊維
は、その優れた力学的特性を生かして各種分野に使用さ
れているが、特に産業資材用途においては、強力の向上
に加えて、原糸毛羽の減少及び熱収縮率の低減を同時に
満足することが強く望まれている。
【0003】かかる目的を達成せんと、従来より各種繊
維用処理剤を付与する方法が提案されている。例えば、
タイヤコード等の撚糸を施して使用される分野において
は撚糸により強力が低下することから、多価アルコール
とヒドロキシモノカルボン酸とからのエステルにアルキ
レンオキシドを付加させたものとマレイン酸とのエステ
ル化合物を含有する油剤を付与する方法が提案されてい
る(特開昭59―223368号公報等)。しかし、か
かる方法で得られる繊維は、シートベルト等の高密度織
物に適用した場合、製織時に毛羽が発生する、あるい
は、染色工程で油剤が脱落して使用中に強力が低下する
といった問題があった。また、特開平2―175966
号公報には長鎖の分岐鎖を有する脂肪族アルコールと脂
肪酸とからなるモノエステル化合物とエチレンオキサイ
ド付加ノニオン活性剤とを含有する油剤を付与し、光に
よる強力劣化を防止する方法が提案されている。しか
し、かかる方法で得られる繊維は、繊維強力の利用率が
低くて、撚糸したり高密度織物となした場合、特にさら
に液浴加工を施した場合に強力低下が起り、また使用中
にも繊維間摩擦等により強力の低下が進むといった問題
がある。
【0004】このように、従来提案されている産業資材
織物用合成繊維で、前記要求特性を全て満足し、しかも
製糸時の工程安定性も良好なものは従来知られていなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記背景に
鑑みなされたもので、その目的は、製糸工程や製織工程
等においては毛羽(単糸切れ)等の発生が少なく、且つ
精練、染色等の液浴加工が施されても使用時の強力低下
が少ない、シートベルトをはじめとする強力が重視され
る産業資材織物用合成繊維を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、高密度織物、特に
シートベルト用においては、製品となるまでに染色工程
や樹脂加工工程等の液浴加工工程を通過するため、たと
え製糸までの工程安定性が良好であっても、かかる液浴
加工工程で油剤が脱落するようなものであっては、繊維
強力の利用率が低下して織物としての強力が低下するこ
と、また使用時の繊維間摩擦も大きく繊維が摩耗して強
力が劣化することを見い出した。本発明者らは、かかる
知見を基にさらに検討した結果、特定の平滑成分とポリ
オキシアルキレングリコールとを組み合わせた油剤であ
って、油剤の水中脱落率が特定範囲内にある繊維は、前
記要求特性を同時に満足させ得ることを知り本発明に到
達した。
【0007】すなわち、本発明は、 1. 常温で液状を呈する分子量が550〜750の脂
肪族一価エステル化合物(A)を主体成分とし、平均分
子量が1000以上のポリオキシアルキレングリコール
(B)を1〜10重量%含有する油剤が、繊維重量に対
して0.3〜1重量%付着している合成繊維であって、
該繊維上の油剤の水中脱落率が30〜60%であること
を特徴とする産業資材織物用合成繊維。
【0008】2. ポリオキシアルキレングリコール
(B)が平均分子量9000以上のエチレンオキサイド
・プロピレンオキサイド共重合体であり、油剤中の該共
重合体含有量が4〜10重量%である上記1記載の産業
資材織物用合成繊維。
【0009】3. ポリオキシアルキレングリコール
(B)が平均分子量1000〜7000のオキシテトラ
メチレン単位/オキシエチレン単位共重合体であり、油
剤中の該共重合体含有量が1〜10重量%である上記1
記載の産業資材織物用合成繊維、である。
【0010】本発明の対象とする合成繊維は、従来産業
資材織物用として用いられているものであれば特に制限
されず、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ア
ラミド繊維等をあげることができ、特にポリエチレンテ
レフタレート繊維が好適である。
【0011】本発明で用いられる油剤の主体成分である
脂肪族1価エステル化合物(A)とは、1価の高級アル
コールと1価又は2価の脂肪族カルボン酸とから得られ
るエステル化合物であって、その分子量が550〜75
0好ましくは600〜700であって、常温で液状を呈
す必要がある。かかるエステル化合物としては、例えば
炭素数20〜34の高級アルコールと炭素数16〜18
の高級脂肪酸又はアジピン酸、セバシン酸、チオジプロ
ピオン酸等の2価カルボン酸とのエステル化合物、具体
的にはイソエイコシルステアレート、イソペンタコシル
パルミテート、イソペンタコシルオレート、イソペンタ
コシルエルシネート等のモノエステル、及びジイソステ
アリルチオジプロピオネート、ジオレイルアジペート、
ジイソステアリルセバケート等のジエステルを例示する
ことができる。
【0012】ここで、分子量が550未満の脂肪族一価
アルコールエステルを用いた場合には、製糸時あるいは
後加工時に施される熱により揮散し易く、発煙が生じて
作業環境汚染の要因となるだけでなく、熱ローラー、糸
導等にタールを形成して単糸切れや製品汚染等の要因と
もなるため好ましくない。一方、分子量が750を越え
るかもしくは常温で固体状になる脂肪族一価アルコール
エステルを用いた場合、並びにヤシ油、ナタネ油等のト
リグリセライドもしくはトリメチロールプロパントリラ
ウレート、ペンタエリスリトールトリラウレート等の多
価アルコールエステル化合物を用いた場合には、製糸時
及び製織時に走行糸と糸導ガイドとの摩擦が増大して単
糸切れが発生するようになり好ましくない。
【0013】かかる脂肪族一価エステル(A)は、1種
もくしは2種以上組み合わせて油剤の主体成分として用
いる。すなわち、油剤成分中の構成比率を少なくとも5
0%以上好ましくは50〜85%、特に55〜75%と
する必要があり、かくすることにより糸の走行摩擦を低
下することができ毛羽の発生が少なくなる。
【0014】本発明で用いられる油剤のもう一つの必須
成分であるポリオキシアルキレングリコールは、油剤の
油膜強度を高め、糸に耐摩耗性、耐擦過性を付与するも
のである。これらの特性向上の効果により、製糸・製織
過程での毛羽発生が抑制され、品位の良好な織物が効率
よく得られることが初めて見い出されたのである。かか
る油膜強度向上より糸の耐摩耗性を向上することは、従
来硬化ヒマシ油の高重合物、多価アルコールの多価エス
テル等を添加する方法が提案されているが、これらの方
法ではある程度の効果は得られるものの、産業資材織物
に要求される程度の効果を得るためには量的に多くする
必要がある。このため、逆に繊維間摩擦が低下しすぎ、
原糸のパッケージの捲姿が不安定なものとなり、操業性
の低下や後加工工程での原糸の解舒性不良等の問題を引
き起こすことになる。
【0015】本発明者らは、かかる問題について鋭意研
究した結果、パッケージの捲姿は比較的低荷重下でうけ
る繊維間静摩擦との相関があり、一方産業資材織物が使
用時にうける摩耗は高荷重下での繊維間摩擦と相関する
ことを見い出した。そして後者の摩擦の低減効果が大き
く且つ前者の摩擦はあまり低減させない油剤成分につい
て検討した結果、ある程度の分子量をもつポリオキシア
ルキレングリコールを特定量配合することが有効である
ことを見い出したのである。
【0016】すなわち、ポリオキシアルキレングリコー
ル(B)は、平均分子量が1000以上であり、油剤中
の含有量が1〜10重量であることが大切である。添加
量が1重量%未満の場合には、油膜強度向上の効果は不
充分であり、一方10重量%を越える場合には、油剤の
粘度増加により走行糸条の動摩擦係数が増大して毛羽が
発生し易くなり、静摩擦係数は逆に低下してパッケージ
の捲姿が悪化し易くなるので好ましくない。さらに、糊
付けして製織する場合、糊皮膜を軟化せしめて糊付効果
を低減したり、糊落ちを引き起こして製織効率を低下せ
しめるといつた問題もある。また平均分子量が1000
未満の場合には、該剤の凝集力が不充分で、油膜強度向
上効果が不充分となり本発明の目的は達成できなくな
る。
【0017】好ましく用いられるポリオキシアルキレン
グリコールとしては、例えば側鎖としてアルキル基を有
するエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合
体、側鎖を有さないエチレンオキサイド・テトラヒドロ
フラン共重合体(エチレンオキシ単位・テトラメチレン
オキシ単位からなる共重合体)等をあげることができ、
これらの末端水酸基は、アルキル基、アリール基、アシ
ル基等で封鎖されていてもよく、また未封鎖のままでも
よい。これらのなかでエチレンオキサイド・プロピレン
オキサイド共重合体を用いる場合には、平均分子量が9
000以上のもの、特に共重合比が20/80〜80/
20(EO/PO重量比)の共重合体で分子量が900
0〜30000のものを4〜10重量%用いることが望
ましく、一方エチレンオキサイド・テトラヒドロフラン
共重合体を用いる場合には、共重合比が20/80〜8
0/20(重量比)で平均分子量が1000〜7000
のものを1〜10重量%、特に1〜5重量%用いること
が望ましい。なかでも側鎖を有さないエチレンオキサイ
ド・テトラヒドロフラン共重合体を用いる場合には、油
膜強度向上の効果が大きいためと推定され、製糸・製織
時の毛羽、断糸の抑制効果が極めて大きく、また織物使
用時の強力劣化も小さいので好ましい。
【0018】なお、ポリオキシアルキレングリコールの
平均分子量の上限は特に限定するものでないが、あまり
に大きい場合には油剤の粘度が増大して走行糸条の動摩
擦を高めてしまう傾向があり、また油剤エマルジョンの
安定性も低下してスカムとして堆積し易くなるので、用
いるポリオキシアルキレングリコールに応じて適宜変更
することが望ましい。
【0019】本発明においては、上述の成分を含有する
油剤が付着した本発明の合成繊維は、さらに該繊維の油
剤脱落性(水中脱落率)が30〜60%の範囲内に設定
されている必要がある。なおここでいう水中脱落率は、
約3gの綛とした試料を20℃に調整した水1リットル
に浸し、450rpmの速度で1分間撹拌処理して処理
前後の減量率から求めた脱落率である。水中脱落率が6
0%を越える場合には、染色加工後の製品織物中に残存
する油剤の量が少なくなり、織物の力学的特性が低下す
るのみならず使用時の力学的特性の低下も大きくなるた
め好ましくない。一方30%未満の場合には、残存油剤
が染色加工に悪影響を及ぼして染着斑をひき起すばかり
でなく、染色加工後に樹脂加工を施すような用途には、
樹脂の織物への均一付着性、付着力等が低下するため好
ましくない。
【0020】なお、上記水中脱落率を30〜60%の範
囲となす方法については特に制限するものではないが、
通常多用されているHLB10〜14のノニオン系乳化
剤に変えて、例えばHLBが6〜10と比較的低い乳化
剤を用いることによって容易に調節することができる。
【0021】以上に述べたように、本発明で用いられる
油剤は上記成分を含有し、且つ水中脱落率が30〜60
%範囲内にあることを必須の要件とするものであるが、
本発明の目的を損わない範囲内で他の油剤成分を配合し
てよい。例えば、油剤の繊維への均一付着性を高めた
り、あるいは、染色特の染液の泡立ちを抑制する為に、
微量のシリコーン系又はフッ素系などの表面張力低下剤
を添加することも可能である。
【0022】本発明の繊維は、上記油剤が繊維重量に対
して、0.3〜1重量%付着していることが必要であ
る。0.3重量%未満の場合には前記繊維の摩擦特性が
改善されず、製糸、製織工程での単糸切れ、糸切れのも
ととなったり、織物の力学特性を引き出すことができな
くなる。一方、1重量%を越える場合には、前記本発明
の効果が飽和に達してそれ以上の改善効果が得られなく
なるばかりか、染色工程での織物中の油剤の残存量が過
剰となり、染着斑や樹脂加工斑等の各種トラブルが多発
するようになるので好ましくない。
【0023】なお、本発明で油剤を付着せしめる方法
は、通常一般公知の方法をそのまま採用することができ
る。例えばストレート(原油もしくは溶剤稀釈など非含
水)油剤又はエマルジョン(水での乳化)油剤を、ロー
ラー給油、計量ノズル給油、スプレー、浸漬法などの給
油方法により、紡出糸条が固化した時点以降、いづれの
時点でもよいが通常は引取りローラーより前の時点で糸
条に付与される。
【0024】
【発明の作用効果】本発明の合成繊維には、分子量が5
50〜750といった範囲内にある脂肪族1価アルコー
ルエステルからなる平滑剤を主体成分とする油剤が付着
しているので、走行糸と糸導等との摩擦抵抗が低減さ
れ、製糸及び製織時の単糸切れ、毛羽発生が極めて少な
くなる。また上記油剤には、さらに平均分子量が100
0以上のポリオキシアルキレングリコールが配合されて
おり、該化合物は線状の分子構造を有していながら極性
のエーテル結合を有していて凝集性は良好なためと推定
され、油剤の粘性を向上させることなく繊維上に付着し
ている油膜が強化される。その結果、高接圧下での潤滑
性が著しく向上し、繊維・繊維間摩擦による織物の強力
劣化が抑制される。また該油剤の水中脱落率が30〜6
0%の範囲内にあるので、通常精練することなく染色さ
れる産業資材用織物の分野においても、染色斑を引き起
こすことなく、且つ繊維間の拘束力が軽減できる。その
結果異常な応力集中を抑制できるので、織物の強力をよ
り理想値に近づけることが可能となり、また、繊維間の
耐摩耗性も向上するので、その使用時の強力保持性も向
上し、その耐久力が著しく向上するのである。
【0025】かかる特徴を有する本発明の合成繊維は、
産業資材織物用繊維に適しており、特にシートベルトの
ように染色加工や樹脂加工が施される高強力、耐摩耗性
高密度織物用として適した繊維である。すなわち、製織
時に受ける糸導ガイド類との擦過による織物品位性能の
低下が少なく、又染色加工を経た製品織物中の繊維間の
耐摩耗性が向上しているので力学特性及びその耐久性の
優れた織物が得られるのである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述す
る。なお、各評価項目は下記表1に従った。
【0027】
【表1】
【0028】
【実施例1】固有粘度[η]が0.93のポリエチレン
テレフタレートを溶融吐出して、120フィラメントの
糸条となし、この糸条の固化後オイリングローラーを介
して、表2に示す油剤エマルジョンを油剤純分にして、
糸重量に対して0.5重量%となるように付与し、更に
引取り延伸熱セットして、1260d/120fの延伸
糸を得た。
【0029】次いで得られた原糸360本を経糸とし、
緯糸として500デニール/96フィラメントのポリエ
ステル糸を用い、織密度19本/インチで51mm巾の
シートベルト用生機となした。この生機に下記処方のパ
ッド染色剤を付与し、温度250℃染色時間1分間の条
件で染色した。 Dianix―Blue 三菱化成(株)製:100g/リットル Disper TL 明成化学(株)製: 1g/リットル アルギン酸Na :0.5g/リットル 酢酸(PH4に調整) :0.1ml/リットル 水 :残 水洗後、ポリエステル系ウレタン樹脂の水分散液ポンテ
ィック1620(日本ライヒホールド(株)製;10重
量%)に浸漬し、絞ったのち温度180℃で2分間熱処
理を施し、49mm巾のシートベルト製品を得た。この
時の評価結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】
【実施例2】実施例1において、実験 No.4の油剤組成
物でもって油剤付着量をかえた他は同様の実験を行っ
た。この時の結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】
【実施例3】実験 No.4において、表4のように水中油
剤脱落率を調整した油剤を付与した他は同様の実験を行
った。この時の結果を表4に示す。
【0034】
【表4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で液状を呈する分子量が550〜7
    50の脂肪族一価エステル化合物(A)を主体成分と
    し、平均分子量が1000以上のポリオキシアルキレン
    グリコール(B)を1〜10重量%含有する油剤が、繊
    維重量に対して0.3〜1重量%付着している合成繊維
    であって、該繊維上の油剤の水中脱落率が30〜60%
    であることを特徴とする産業資材織物用合成繊維。
  2. 【請求項2】 ポリオキシアルキレングリコール(B)
    が平均分子量9000以上のエチレンオキサイド・プロ
    ピレンオキサイド共重合体であり、油剤中の該共重合体
    含有量が4〜10重量%である請求項1記載の産業資材
    織物用合成繊維。
  3. 【請求項3】 ポリオキシアルキレングリコール(B)
    が平均分子量1000〜7000のオキシテトラメチレ
    ン単位・オキシエチレン単位共重合体であり、油剤中の
    該共重合体含有量が1〜10重量%である請求項1記載
    の産業資材織物用合成繊維。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7579047B2 (en) 2003-05-20 2009-08-25 Milliken & Company Lubricant and soil release finish for textured yarns, methods using same and fabrics produced therefrom

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