JPH06158185A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
焼結鉱の製造方法Info
- Publication number
- JPH06158185A JPH06158185A JP31357492A JP31357492A JPH06158185A JP H06158185 A JPH06158185 A JP H06158185A JP 31357492 A JP31357492 A JP 31357492A JP 31357492 A JP31357492 A JP 31357492A JP H06158185 A JPH06158185 A JP H06158185A
- Authority
- JP
- Japan
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- coke
- scrap
- raw material
- sintering
- iron scrap
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製鉄用原料製造焼結プロセスにおいて熱源の
コークスを低減し、コークスの燃焼に由来するCO2 と
NO2 発生の抑制と、生産性を向上する。 【構成】 (1)焼結原料に薄片鉄スクラップを添加
し、これを焼結パレットに装入し充填層を形成した後、
充填表層に点火し下方への空気の吸引により焼結する方
法。 (2)薄片鉄スクラップの径あるいは最長片が50mm
以下のスクラップを添加すること、あるいは径又は最長
片が50mm以下の薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片
鉄スクラップの全重量に対し、1〜50%添加するこ
と、あるいは径又は最長片が15mm以下の薄片鉄スク
ラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重量に対し、
1〜70%添加することを特徴とする前記(1)記載の
焼結鉱の製造方法。
コークスを低減し、コークスの燃焼に由来するCO2 と
NO2 発生の抑制と、生産性を向上する。 【構成】 (1)焼結原料に薄片鉄スクラップを添加
し、これを焼結パレットに装入し充填層を形成した後、
充填表層に点火し下方への空気の吸引により焼結する方
法。 (2)薄片鉄スクラップの径あるいは最長片が50mm
以下のスクラップを添加すること、あるいは径又は最長
片が50mm以下の薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片
鉄スクラップの全重量に対し、1〜50%添加するこ
と、あるいは径又は最長片が15mm以下の薄片鉄スク
ラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重量に対し、
1〜70%添加することを特徴とする前記(1)記載の
焼結鉱の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等で溶銑を製造す
るに際して原料となる焼結鉱の製造方法に関する。
るに際して原料となる焼結鉱の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の焼結鉱の製造プロセスの概略工程
図の例を図2に示す。
図の例を図2に示す。
【0003】主原料の鉱石は鉱石ホッパー9、副原料で
ある石灰石は石灰石ホッパー8、燃料であるコークスは
コークスホッパー6、返鉱は返鉱ホッパー7からそれぞ
れ所定量切り出し、これをミキサー10で水分を例えば
6.8%添加し調湿造粒し、焼結原料としている。
ある石灰石は石灰石ホッパー8、燃料であるコークスは
コークスホッパー6、返鉱は返鉱ホッパー7からそれぞ
れ所定量切り出し、これをミキサー10で水分を例えば
6.8%添加し調湿造粒し、焼結原料としている。
【0004】コークス3.8%含有した焼結原料1はサ
ージホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から
切り出し、シュート4を介してパレット12に装入して
充填層5を形成する。この充填層の層厚は550mmで
ある。
ージホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から
切り出し、シュート4を介してパレット12に装入して
充填層5を形成する。この充填層の層厚は550mmで
ある。
【0005】充填層5の表層部分のコークスに点火炉1
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結している。
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結している。
【0006】またコークスより安価な無煙炭をコークス
代替として使用する方法がある。
代替として使用する方法がある。
【0007】あるいは特開昭61−99635にはコー
クスを乾燥し、コークスの水分を低下して、コークス量
を低減する方法が提案されている。
クスを乾燥し、コークスの水分を低下して、コークス量
を低減する方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来方法によると熱源
としてコークスを使用しているため、コークスの燃焼に
由来するCO2 とNO2 が発生し環境面から好ましくな
いこと、また焼結原料の粒度が小さく、このため充填層
の密度が大きくなり通気が阻害されるため、焼結時間が
長くなり生産性が低下することなどの問題がある。
としてコークスを使用しているため、コークスの燃焼に
由来するCO2 とNO2 が発生し環境面から好ましくな
いこと、また焼結原料の粒度が小さく、このため充填層
の密度が大きくなり通気が阻害されるため、焼結時間が
長くなり生産性が低下することなどの問題がある。
【0009】また無煙炭をコークスの代替として使用す
る方法ではCO2 の発生が抑制できず、また埋蔵量がす
くなく、量の確保が困難などの問題を残している。
る方法ではCO2 の発生が抑制できず、また埋蔵量がす
くなく、量の確保が困難などの問題を残している。
【0010】また特開昭61−99635の方法ではコ
ークス量の低減に限界があり、したがってCO2 とNO
2 の発生も抑制できず、生産性の向上も小さいなどの問
題を残している。
ークス量の低減に限界があり、したがってCO2 とNO
2 の発生も抑制できず、生産性の向上も小さいなどの問
題を残している。
【0011】本発明は上記問題を解決し、熱源のコーク
スを低減し、コークスの燃焼に由来するCO2 発生とN
O2 発生の抑制と、充填層の通気を改善し生産性を向上
する燃焼鉱の製造方法を提供することを目的とする。
スを低減し、コークスの燃焼に由来するCO2 発生とN
O2 発生の抑制と、充填層の通気を改善し生産性を向上
する燃焼鉱の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、焼結層内にお
いて薄片鉄スクラップ(単にスクラップと呼ぶ)が酸化
発熱し焼結層の温度を上昇させるので、このスクラップ
の酸化発熱に応じて、熱源のコークスを大幅に低減でき
ること、コークスが低減できるのでコークスの焼結に由
来するCO2 の発生とNO2 の発生が減少すること、ま
た充填層の充填密度が小さくなるため、充填層の通気性
が改善し焼結時間が短くなること、さらにスクラップが
流動化し、スクラップの溶融物が焼結原料の焼結体の結
合剤となり、焼結体の強度を大きくし歩留(5mm以上
の成品塊の収率)が低下しないことにより生産性が向上
すること、を知見したことによりなされたものである。
いて薄片鉄スクラップ(単にスクラップと呼ぶ)が酸化
発熱し焼結層の温度を上昇させるので、このスクラップ
の酸化発熱に応じて、熱源のコークスを大幅に低減でき
ること、コークスが低減できるのでコークスの焼結に由
来するCO2 の発生とNO2 の発生が減少すること、ま
た充填層の充填密度が小さくなるため、充填層の通気性
が改善し焼結時間が短くなること、さらにスクラップが
流動化し、スクラップの溶融物が焼結原料の焼結体の結
合剤となり、焼結体の強度を大きくし歩留(5mm以上
の成品塊の収率)が低下しないことにより生産性が向上
すること、を知見したことによりなされたものである。
【0013】即ち、本発明の特徴とするところは、 (1)下方吸引式焼結機において、焼結原料に薄片鉄ス
クラップを添加し、これを焼結パレットに装入して充填
層を形成した後、充填層表層に点火し焼結することを特
徴とする焼結鉱の製造方法。
クラップを添加し、これを焼結パレットに装入して充填
層を形成した後、充填層表層に点火し焼結することを特
徴とする焼結鉱の製造方法。
【0014】(2)薄片鉄スクラップの径あるいは最長
片が50mm以下であることを特徴とする前記(1)記
載の焼結鉱の製造方法。
片が50mm以下であることを特徴とする前記(1)記
載の焼結鉱の製造方法。
【0015】(3)径あるいは最長片が50mm以下の
薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重
量に対し、1〜50%添加することを特徴とする前記
(1)記載の焼結鉱の製造方法。
薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重
量に対し、1〜50%添加することを特徴とする前記
(1)記載の焼結鉱の製造方法。
【0016】(4)径あるいは最長片が15mm以下の
薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重
量に対し、1〜70%添加することを特徴とする前記
(1)記載の焼結鉱の製造方法。
薄片鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重
量に対し、1〜70%添加することを特徴とする前記
(1)記載の焼結鉱の製造方法。
【0017】にある。
【0018】
【本発明の作用】以下、本発明の詳細について説明す
る。
る。
【0019】スクラップとしては飲食料缶、廃車鉄板、
廃電気器具、製鉄所内発生細片鉄などの産業用廃棄物の
細断物である。
廃電気器具、製鉄所内発生細片鉄などの産業用廃棄物の
細断物である。
【0020】スクラップの大きさとしては、厚みが3m
m以下、最長片が50mm以下の薄片鉄が伝熱の面から
好ましく、スクラップを細断して得られる。
m以下、最長片が50mm以下の薄片鉄が伝熱の面から
好ましく、スクラップを細断して得られる。
【0021】また最長片が50mm以上のスクラップで
も圧縮して球状あるいは角形にしてもよい。球状あるい
は角形の大きさは、径あるいは最長片として50mm以
下の塊が伝熱の面から好ましい。
も圧縮して球状あるいは角形にしてもよい。球状あるい
は角形の大きさは、径あるいは最長片として50mm以
下の塊が伝熱の面から好ましい。
【0022】スクラップの配合比率(スクラップ/スク
ラップ+焼結原料)の上限はスクラップの大きさにより
異なる。
ラップ+焼結原料)の上限はスクラップの大きさにより
異なる。
【0023】スクラップが小さく最長片が15mmまで
のスクラップ、径あるいは最長片が10mm程度の塊
は、最大70%まで配合できる。これはスクラップが小
さいため、充填層の充填密度がそれほど大きくならず、
固体間は伝熱し焼結が進行するためである。
のスクラップ、径あるいは最長片が10mm程度の塊
は、最大70%まで配合できる。これはスクラップが小
さいため、充填層の充填密度がそれほど大きくならず、
固体間は伝熱し焼結が進行するためである。
【0024】スクラップが大きく、最長片が500mm
に近い大きいスクラップ、また径あるいは最長片として
50mmに近い塊は最大50%までの配合に止める必要
がある。
に近い大きいスクラップ、また径あるいは最長片として
50mmに近い塊は最大50%までの配合に止める必要
がある。
【0025】これは大きいスクラップの配合比率を大き
くすると、充填層の充填密度が小さくなりすぎ、固体間
は伝熱せず失火し焼結が進行しないためである。
くすると、充填層の充填密度が小さくなりすぎ、固体間
は伝熱せず失火し焼結が進行しないためである。
【0026】また、スクラップ配合比率の下限はスクラ
ップの大きさによらず1%である。これは1%未満では
酸化発熱による発熱量が不十分であること、充填層の充
填密度が十分に小さくならないこと、スクラップの流動
効果が十分に得られず焼結体の強度向上が得られないこ
とによるためである。
ップの大きさによらず1%である。これは1%未満では
酸化発熱による発熱量が不十分であること、充填層の充
填密度が十分に小さくならないこと、スクラップの流動
効果が十分に得られず焼結体の強度向上が得られないこ
とによるためである。
【0027】
【実施例】以下、図1により本発明を好ましい実施例に
則して説明する。比較例は図2の方法により実施した。
則して説明する。比較例は図2の方法により実施した。
【0028】実施例−1 図2の従来方法と同じように原料ホッパーから切り出し
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
【0029】厚みが0.1mm〜5mm,大きさが最長
片5〜10mmのスクラップを、スクラップホッパー2
1から配合比率70%になるように切り出し、ミキサー
10で焼結原料と混合した。
片5〜10mmのスクラップを、スクラップホッパー2
1から配合比率70%になるように切り出し、ミキサー
10で焼結原料と混合した。
【0030】スクラップを含有した焼結原料1はサージ
ホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り
出しシュート4を介してパレット12に装入して充填層
5を550mm形成した。
ホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り
出しシュート4を介してパレット12に装入して充填層
5を550mm形成した。
【0031】コークスはコークスとクラップを含有した
焼結原料1の全重量に対し、1.3%とした。これは従
来方法の3.8%より2.5%少なくなっている。
焼結原料1の全重量に対し、1.3%とした。これは従
来方法の3.8%より2.5%少なくなっている。
【0032】充填層5の表層部分のコークスに点火炉1
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
【0033】このコークス低減によりCO2 の発生が6
3%,NO2 の発生が61%減少した。また焼結時間が
短くなったことにより、生産性が45.2t/d/m2
と従来方法の生産性32.4t/d/m2 より12.8
t/d/m2 向上した。
3%,NO2 の発生が61%減少した。また焼結時間が
短くなったことにより、生産性が45.2t/d/m2
と従来方法の生産性32.4t/d/m2 より12.8
t/d/m2 向上した。
【0034】実施例−2 図2の従来方法と同じように原料ホッパーから切り出し
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
【0035】厚みが0.1mm〜2mmのスクラップを
圧縮して径が15〜30mmの大きさの塊にしたスクラ
ップをスクラップホッパー21から配合比率20%にな
るように切り出し、ミキサー10で焼結原料と混合し
た。
圧縮して径が15〜30mmの大きさの塊にしたスクラ
ップをスクラップホッパー21から配合比率20%にな
るように切り出し、ミキサー10で焼結原料と混合し
た。
【0036】スクラップを含有した焼結原料1はサージ
ホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り
出しシュート4を介してパレット12に装入して充填層
5を550mm形成した。
ホッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り
出しシュート4を介してパレット12に装入して充填層
5を550mm形成した。
【0037】コークスはコークスとクラップを含有した
焼結原料1の全重量に対し、2.8%とした。これは従
来方法の3.8%より1.0%少なくなっている。
焼結原料1の全重量に対し、2.8%とした。これは従
来方法の3.8%より1.0%少なくなっている。
【0038】充填層5の表層部分のコークスに点火炉1
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
【0039】コークス低減によりCO2 の発生が22
%,NO2 の発生が20%減少した。また焼結時間が短
くなったことにより、生産性が39.8t/d/m2 と
従来方法の生産性32.4t/d/m2 より7.4t/
d/m2 向上した。
%,NO2 の発生が20%減少した。また焼結時間が短
くなったことにより、生産性が39.8t/d/m2 と
従来方法の生産性32.4t/d/m2 より7.4t/
d/m2 向上した。
【0040】実施例−3 図2の従来方法と同じように原料ホッパーから切り出し
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
【0041】コークスホッパー6から切り出すコークス
量は従来方法の3.8%より1.8%少ない2.0%で
ある。
量は従来方法の3.8%より1.8%少ない2.0%で
ある。
【0042】厚みが0.1mm〜1.5mm,大きさが
最長片30〜50mm角のスクラップをスクラップホッ
パー21から配合比率40%になるように切り出し、ミ
キサー10で焼結原料と混合した。
最長片30〜50mm角のスクラップをスクラップホッ
パー21から配合比率40%になるように切り出し、ミ
キサー10で焼結原料と混合した。
【0043】スクラップ含有した焼結原料1はサージホ
ッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り出
しシュート4を介してパレット12に装入して充填層5
を550mm形成した。
ッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り出
しシュート4を介してパレット12に装入して充填層5
を550mm形成した。
【0044】コークスはコークスとクラップを含有した
焼結原料1の全重量に対し、2.0%とした。これは従
来方法の3.8%より1.8%少なくなっている。
焼結原料1の全重量に対し、2.0%とした。これは従
来方法の3.8%より1.8%少なくなっている。
【0045】充填層5の表層部分のコークスに点火炉1
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
【0046】コークス低減によりCO2 の発生が45
%,NO2 の発生が43%減少した。また焼結時間が短
くなったことにより生産性が41.7t/d/m2 と従
来方法の生産性32.4t/d/m2 より9.3t/d
/m2 向上した。
%,NO2 の発生が43%減少した。また焼結時間が短
くなったことにより生産性が41.7t/d/m2 と従
来方法の生産性32.4t/d/m2 より9.3t/d
/m2 向上した。
【0047】実施例−4 図2の従来方法と同じように原料ホッパーから切り出し
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
た原料をミキサー10で水分を6.8%添加し調湿造粒
した。
【0048】厚みが0.5mm〜1.5mmのスクラッ
プを圧縮して角材状の最長片が5〜10mmの大きさに
した塊のスクラップをスクラップホッパー21から配合
比率20%になるように切り出し、ミキサー10で焼結
原料と混合した。
プを圧縮して角材状の最長片が5〜10mmの大きさに
した塊のスクラップをスクラップホッパー21から配合
比率20%になるように切り出し、ミキサー10で焼結
原料と混合した。
【0049】スクラップ含有した焼結原料1はサージホ
ッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り出
しシュート4を介してパレット12に装入して充填層5
を550mm形成した。
ッパー2に一旦装入し、ドラムフィーダー3から切り出
しシュート4を介してパレット12に装入して充填層5
を550mm形成した。
【0050】コークスはコークスとクラップを含有した
焼結原料1の全重量に対し、1.6%とした。これは従
来方法の3.8%より2.1%少なくなっている。
焼結原料1の全重量に対し、1.6%とした。これは従
来方法の3.8%より2.1%少なくなっている。
【0051】充填層5の表面部分のコークスに点火炉1
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
1で点火して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃
焼させ、この燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を
焼結した。
【0052】スクラップの酸化発熱により焼結層の温度
は上昇し、焼結原料のコークスが2.1%減少した。こ
のコークス低減によりCO2 の発生が53%、NO2 の
発生が51%減少した。また焼結時間が短くなり、生産
性が43.6t/d/m2 と従来方法の生産性32.4
t/d/m2 より11.2t/d/m2 向上した。
は上昇し、焼結原料のコークスが2.1%減少した。こ
のコークス低減によりCO2 の発生が53%、NO2 の
発生が51%減少した。また焼結時間が短くなり、生産
性が43.6t/d/m2 と従来方法の生産性32.4
t/d/m2 より11.2t/d/m2 向上した。
【0053】
【本発明の効果】本発明によれば、スクラップの酸化発
熱により、焼結層の温度が上昇しコークスが減少でき
る。コークス低減により実施例に示すように、CO2 の
発生が22%〜63%、NO2 の発生が20%〜61%
減少した。また焼結時間が短くなったことにより従来方
法の生産性に対して7.4t/d/m2 〜12.8t/
d/m2 と従来方法より20%〜40%弱向上した。
熱により、焼結層の温度が上昇しコークスが減少でき
る。コークス低減により実施例に示すように、CO2 の
発生が22%〜63%、NO2 の発生が20%〜61%
減少した。また焼結時間が短くなったことにより従来方
法の生産性に対して7.4t/d/m2 〜12.8t/
d/m2 と従来方法より20%〜40%弱向上した。
【図1】本発明を実施するための実施例を示す工程図。
【図2】従来方法の概略工程を示す図。
1…焼結原料 2…サージホッパー 3…ドラムフィーダー 4…シュート 5…充填層 6…コークスホッパー 7…返鉱ホッパー 8…石灰石ホッパー 9…鉱石ホッパー 10…ミキサー 11…点火炉 12…パレット 21…スクラップホッパー
Claims (4)
- 【請求項1】 下方吸引式焼結機において、焼結原料に
薄片鉄スクラップを添加し、これを焼結パレットに装入
して充填層を形成した後、充填層表層に点火し焼結する
ことを特徴とする焼結鉱の製造方法。 - 【請求項2】 薄片鉄スクラップの径あるいは最長片が
50mm以下であることを特徴とする請求項1記載の焼
結鉱の製造方法。 - 【請求項3】 径あるいは最長片が50mm以下の薄片
鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重量に
対し、1〜50%添加することを特徴とする請求項1記
載の焼結鉱の製造方法。 - 【請求項4】 径あるいは最長片が15mm以下の薄片
鉄スクラップを焼結原料と薄片鉄スクラップの全重量に
対し、1〜70%添加することを特徴とする請求項1記
載の焼結鉱の製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31357492A JPH06158185A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 焼結鉱の製造方法 |
PCT/JP1993/001230 WO1994005817A1 (en) | 1992-08-31 | 1993-08-31 | Method for producing sintered ore |
CN93117245A CN1034285C (zh) | 1992-08-31 | 1993-08-31 | 烧结矿的制造方法及由其制造的烧结矿 |
DE69332973T DE69332973T2 (de) | 1992-08-31 | 1993-08-31 | Verfahren zur herstellung von gesinterterm erz |
US08/232,179 US5520719A (en) | 1992-08-31 | 1993-08-31 | Process for producing sintered iron ore product |
EP93919598A EP0614993B1 (en) | 1992-08-31 | 1993-08-31 | Method for producing sintered ore |
KR94701436A KR0121541B1 (en) | 1992-08-31 | 1994-04-29 | Method of producing sintered ore |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31357492A JPH06158185A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 焼結鉱の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158185A true JPH06158185A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18042954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31357492A Pending JPH06158185A (ja) | 1992-08-31 | 1992-11-24 | 焼結鉱の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06158185A (ja) |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP31357492A patent/JPH06158185A/ja active Pending
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