JPH0615774Y2 - クローラ走行装置の緊張力調整装置 - Google Patents

クローラ走行装置の緊張力調整装置

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JPH0615774Y2
JPH0615774Y2 JP11095188U JP11095188U JPH0615774Y2 JP H0615774 Y2 JPH0615774 Y2 JP H0615774Y2 JP 11095188 U JP11095188 U JP 11095188U JP 11095188 U JP11095188 U JP 11095188U JP H0615774 Y2 JPH0615774 Y2 JP H0615774Y2
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JP
Japan
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screw shaft
movable frame
female screw
crawler traveling
tension adjusting
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JP11095188U
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雅也 水本
卓二 瀬川
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クローラ緊張用輪体を支持する可動フレーム
が、トラックフレームに前後動自在に支持され、その可
動フレームを移動操作する張力調節用ネジ軸が、前記ト
ラックフレームに支持した雌ネジ部材に螺合されたクロ
ーラ走行装置の緊張力調整装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のクローラ走行装置の緊張力調整装置にお
いては実開昭61-3179号公報に開示されている如く、雌
ネジ部材がトラックフレームに溶接等にて止着され、ネ
ジ軸が可動フレームに連結止着されるようになってい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
ネジ軸と雌ネジ部材との螺合部には、クローラ緊張に伴
う反力が作用するため、ネジ軸や雌ネジ部材は、使用に
伴い損傷することがあり、交換を要することがある。
このような場合に従来の構造ではネジ軸と可動フレーム
との連結を外し、ネジ軸を雌ネジ部材から外れるまで回
転操作することにより、ネジ軸を外す。そして、雌ネジ
部材をトラックフレームから外すことになる。しかしな
がら、ネジ軸と可動フレームとの連結を外すこと、並び
に、雌ネジ部材をトラックフレームから外すことが手間
の掛る作業となるため、ネジ軸や雌ネジ部材の交換作業
を迅速に行ない難い不利があった。
本考案の目的は、上述した従来欠点を解消する点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案によるクローラ走行装
置の緊張力調整装置は、前記雌ネジ部材が、前記トラッ
クフレームに設けたホルダーに、ネジ軸軸芯周りでの回
転不能で且つ前記可動フレームから離れる側への移動が
不能な状態に挿抜自在に嵌着され、前記ネジ軸が、前記
可動フレームのボルト受け部に対して、それから離れる
側に移動自在に接当されていることを特徴とする。
〔作用〕
すなわち、ネジ軸および雌ネジ部材を取外す際におい
て、ネジ軸が可動フレームのボルト受け部に単に接当す
るものであるから、ネジ軸と可動フレームとの連結を外
す手間が不要となり、又、雌ネジ部材がトラックフレー
ムのホルダーに挿抜自在に嵌着されるものであるから、
雌ネジ部材をホルダーから簡単に抜き取ることができ
る。
つまり、ネジ軸や雌ネジ部材を取外す際における手間の
掛る面倒な作業を無くすことができる。
〔考案の効果〕
従って、交換等のためにネジ軸や雌ネジ部材を取外すこ
とを、従来構造のような手間の掛る面倒な作業を要する
ことなく、容易迅速に行なえるものとなり、もって、メ
ンテナンス作業面で有利なクローラ走行装置の緊張力調
整装置を得るに至った。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はコンバインに装着されるクローラ走行装置(1)
を示している。このクローラ走行装置(1)は、後端の駆
動スプロケット(2)、前端の緊張用輪体(3)及びそれらの
間に前後に並設させる6個の接地輪体(R)夫々に亘って
無端状ゴムクローラベルト(5)を巻回するとともに、前
記クローラベルト(5)に所定ピッチで形成された係合孔
(6)に前機スプロケット(2)の駆動歯が咬合い、もって、
ゴムクローラベルト(5)が前記各輪体(3),(R)に案内され
て回動駆動するよう構成されている。
又。前記クローラベルト(5)には、隣り合う係合孔の間
に芯金(8)が埋設され、それら芯金(8)の夫々に、前記ク
ローラベルト(5)の内方側に突出する左右一対の脱輪防
止用の突起(9)が連設されている。
前記接地輪体(R)は、第3図に示すように前記左右一対
の突起(9)夫々の横外方側に位置するベルト部分を案内
するように構成されるものであって、中央側の4個のも
のを上下揺動自在な外転輪(4)に構成し、その前後2個
づつを夫々単一の揺動部材(21),(21)で支承してある。
前記揺動部材(21)は側面視形状くの字状に形成される部
材であって、その屈曲部が、トラックフレーム(7)の左
右に対向して配設される一対の取付ブラケット(22)に枢
支されている。もって、揺動部材(21)は天秤揺動自在に
枢支されている。
又、その揺動部材(21)の両端部に夫々外転輪(4)が支承
されている。
尚、前記駆動用転輪(2)には、第4図に示すように、そ
の周方向に沿って所定間隔おきに突起(10),(10)が横向
きに突設され、その突起(10),(10)が前記芯金突起(9),
(9)の根元部分に接当するように構成されている。
次にクローラ走行装置(1)の緊張力調整装置について説
明する。
第1図及び第2図(イ),(ロ)に示すように、前記緊張力調
整装置は、前記緊張用輪体(3)をその後端に枢支した可
動フレーム(12)を、トラックフレーム(7)の上面に形成
した摺動支持部(13)に、前後方向にのみスライド自在に
挿通支持するとともに、この可動フレーム(12)をトラッ
クフレーム(7)に螺進前後動自在に支持した張力調節用
ネジ軸(14)により、前後移動してクローラベルト(5)の
張力を調節するよう構成されている。
詳述すると、前記可動フレーム(12)を後向きに開口した
中空部材で構成し、この可動フレーム(12)の前方位置の
トラックフレーム(7)上面に、角パイプ状のホルダー(1
5)を該フレーム(7)に一体的に固定し、このホルダー(1
5)の可動フレーム(12)側の開口部に、前記張力調節用ネ
ジ軸(14)が挿通螺合する雌ネジ部材(16)を、ネジ軸軸芯
周りでの回転不能で且つ前記可動フレーム(12)から離れ
る側への移動が不能な状態に挿抜自在に嵌着している。
つまり、この雌ネジ部材(16)には、緊張したクローラベ
ルト(5)から張力調節用ネジ軸(14)に加えられる反力が
作用することになり、その反力を前記ホルダー(15)で受
止め保持するように構成されている。
一方、前記可動フレーム(12)の張力調節用ネジ軸(14)に
臨む後端開口部(17)に、前記ネジ軸(14)の先端が接当す
るボルト受け部(18)を、抜差自在に嵌着してある。ちな
みに、ネジ軸(14)はボルト受け部(18)に対して、それか
ら離れる側に移動自在に接当される。このとき、前記ネ
ジ軸(14)の軸芯と、可動フレーム(12)の中心線及び緊張
用輪体(3)の輪中心夫々が同一水平線上に位置するよう
配置され、緊張用輪体(3)に対するクローラベルト(5)の
緊張反力が各部材に圧縮方向にのみ作用するように構成
している。
交換等のためにネジ軸(14)や雌ネジ部材(16)を取外す際
において、ネジ軸(14)を雌ネジ部材(16)から外れるまで
回動操作し、そののち、雌ネジ部材(16)をホルダー(15)
から抜き取る手順で行なってもよいが、可動フレーム(1
2)内の空間やホルダー(15)内の空間を利用しながら、次
の手順で行なうこともできる。
すなわち、前記ボルト受け部(18)を可動フレーム(12)の
開口部から抜き出せる位置までネジ軸(14)を螺退させ
て、ボルト受け部(18)を抜き外す。そして雌ネジ部材(1
6)をトラックフレーム(7)に設けたホルダー(15)から抜
く外す。もって前記ネジ軸(14)と雌ネジ部材(16)とを両
者が螺合した状態のままトラックフレーム(7)から取り
外すことが可能となる。このとき、第2図(イ)に示すよ
うにネジ軸(14)の先端部が上位になるようにネジ軸(14)
を傾斜姿勢にして抜き外すようにしてもよい。また第2
図(ロ)に示すように一旦ネジ軸(14)を可動フレーム(12)
の中間部位に位置させてネジ軸(14)の後端部が上位にな
るようにネジ軸(14)を傾斜姿勢にしてもよい。
ちなみに、このような手順によれば、ネジ軸(14)の回動
操作量を小さくできるものであり、ネジ軸(14)と雌ネジ
部材(16)との嵌合部が変形損傷していて、ネジ軸(14)を
回転操作し難い場合等において有用である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るクローラ走行装置の緊張力調整装置
の実施例を示し、第1図はクローラ走行装置の側面図、
第2図(イ),(ロ)はネジ軸の取外し状態を示す説明図、第
3図は接地転輪の断面図、第4図は駆動用輪体の断面図
である。 (3)……クローラ緊張用輪体、(7)……トラックフレー
ム、(12)……可動フレーム、(14)……張力調節用ネジ
軸、(15)……ホルダー、(16)……雌ネジ部材、(18)……
ボルト受け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラ緊張用輪体(3)を支持する可動フ
    レーム(12)が、トラックフレーム(7)に前後動自在に支
    持され、その可動フレーム(12)を移動操作する張力調節
    用ネジ軸(14)が、前記トラックフレーム(7)に支持した
    雌ネジ部材(16)に螺合されたクローラ走行装置の緊張力
    調整装置であって、前記雌ネジ部材(16)が、前記トラッ
    クフレーム(7)に設けたホルダー(15)に、ネジ軸軸芯周
    りでの回転不能で且つ前記可動フレーム(12)から離れる
    側への移動が不能な状態に挿抜自在に嵌着され、前記ネ
    ジ軸(14)が、前記可動フレーム(12)のボルト受け部(18)
    に対して、それから離れる側に移動自在に接当されてい
    るクローラ走行装置の緊張力調整装置。
JP11095188U 1988-08-24 1988-08-24 クローラ走行装置の緊張力調整装置 Expired - Lifetime JPH0615774Y2 (ja)

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JPH0232486U JPH0232486U (ja) 1990-02-28
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