JPS6320627Y2 - - Google Patents

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JPS6320627Y2
JPS6320627Y2 JP1983183743U JP18374383U JPS6320627Y2 JP S6320627 Y2 JPS6320627 Y2 JP S6320627Y2 JP 1983183743 U JP1983183743 U JP 1983183743U JP 18374383 U JP18374383 U JP 18374383U JP S6320627 Y2 JPS6320627 Y2 JP S6320627Y2
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JP
Japan
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crawler
guide rod
driven roller
guide
support mechanism
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JP1983183743U
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JPS6091584U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、主としてコンバイン、ハーベスタ等
の移動農機におけるクローラ走行装置のクローラ
外れ防止装置に係るものである。
〔従来技術〕
この種の移動農機におけるクローラ走行装置に
あつては、第2図に示すようにクローラ2の内周
幅方向中央に案内溝10が設けられており、この
クローラ2は、案内溝10を中心とする一方側が
圃場の畦などの凸部イに乗り上げると、案内溝1
0を中心とする他方側が下降するので、転輪9に
よる左右の案内支持が一方側のみとなる。このク
ローラ2の傾斜状態で移動農機を旋回した際に
は、クローラ2の傾斜状態にさらに旋回側圧が作
用するため、従動転輪8部においては第3図に示
すように従動転輪8の中心からクローラ2が一方
に片寄り、従動転輪8とクローラ2の案内溝10
との芯ずれが発生するので、従動転輪8の外径が
内周に突出しているクローラ2の案内金具11上
に乗り上げ、このままでクローラ2が駆動される
ことによつて、クローラ2が張り過ぎにより切損
したり、クローラ支持装置から外れるという欠点
があつた。
このクローラ2の外れ現象は、作業時間の経過
によつてクローラ2が伸びてたるみが大きくなる
程多発する傾向にある。
そこで、クローラ走行装置には、従来よりクロ
ーラ2の伸張時にクローラ2の伸びに応して従動
転輪8位置を移動させてクローラ2の緊張度合を
調整することができる調整装置12が設けられて
いるが、一般の農家にあつては事前の調整を怠り
がちであり、またこの調整装置12による調整の
みでは、クローラ2がクローラ支持装置から外れ
るという欠点を解消することができないという問
題点があつた。
また、実開昭52−14646号公報のように、各転
輪の軸に基端が枢支された複数のガイドシユー
を、2列の案内突起間に位置させると共に、その
自由端を隣接する転輪の近傍位置まで沿設したク
ローラのガイド装置は公知であるが、このものは
クローラの従動転輪4近傍側を左右振れ防止状態
に規制できないという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案されたものであつて、多少のク
ローラの伸びにも対応してクローラの外れを防止
することができるクローラ走行装置のクローラ外
れ防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案のクローラ走行装置
のクローラ外れ防止装置は、クローラ支持機構に
巻掛したクローラ接地部内側に、クローラに設け
た案内溝を案内する前後方向の案内ガイド杆を設
け、前記案内ガイド杆の一端をクローラ支持機構
に枢支すると共に他端を従動転輪近傍に延設し、
案内ガイド杆の他端に枢支連結した上下方向の案
内杆を、従動転輪近傍のクローラ支持機構に設け
た上下方向の摺動部に該案内ガイド杆の左右横振
れを規制するよう上下動自在に嵌入したことを特
徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例に示す図面について説
明する。
第1図はコンバインの外観を示す側面図であつ
て、このコンバイン1は、左右のクローラ支持機
構3に巻掛された左右のクローラ2による走行装
置5が装備されており、このクローラ走行装置5
の上方の機台4には、刈取脱穀装置6が装備され
ている。
前記クローラ支持機構3は、前後方向に配設さ
れたフレーム13と、このフレーム13に対して
前後方向に摺動可能な移動フレーム14により回
動自在に支架される従動転輪8と、フレーム13
の下方に固定され複数個の転輪9…を支架するる
前後方向の転輪フレーム15と、これらの左右の
各フレーム13および15を横方向に一体的に連
結する複数個のステー16と、前記従動転輪8と
対となる駆動輪7等から構成されており、この外
周に噛合歯を有する駆動輪7はクローラ2に噛合
してエンジンによつて駆動される動力伝動系のミ
ツシヨンケースにより駆動されるようになつてい
る。
また、従動転輪8を支架する移動フレーム14
は、調整装置12のボルト12aにより前後方向
に位置調節固定自在となつている。そして、クロ
ーラ支持機構3に巻掛したクローラ2の接地部内
側に、クローラ2に設けた案内溝10を案内する
前後方向の案内ガイド杆20を設けるようになつ
ており、この案内ガイド杆20は、前端に設けた
横方向のピン18をクローラ支持機構3に開口し
た前後方向の長孔17に挿入することによつて、
案内ガイド杆20の前端がクローラ支持機構3
に、前記ピン18を中心として回動自在に枢支さ
れ、さらに複数の転輪9下方を通り案内溝10に
沿つて最後部の転輪9よりも後方で従動転輪8近
傍まで延設され、案内ガイド杆20の後端にピン
19により枢支連結された上下方向の案内杆21
を、最後部の転輪9と従動転輪8との間のクロー
ラ支持機構3に設けた上下方向の摺動部22に、
前後は多少遊動自在なるも左右の横振れが規制さ
れて上下動し得るように摺動自在に嵌入されてい
る。
したがつて、クローラ2の案内溝10を案内す
る案内ガイド杆20は、前端のピン18を中心と
して後端側の案内杆21が従動転輪8近傍に位置
する上下方向の摺動部22に左右横振れ防止状態
に支持され、クローラ2の上下動にその自重で追
随することにより、第6図に示すように、クロー
ラ2の案内溝10を中心とする一方が凹部イに乗
上げた時にも、従動転輪8近傍に延設された案内
ガイド杆20が従動転輪8近傍に位置する上下方
向の摺動部22によつて左右横振れ防止状態に支
持され、クローラ2の従動転輪8側が左右横振れ
防止状態に規制されているので、従来のように従
動転輪8とクローラ2の案内溝10との芯がずれ
て従動転輪8の外径が突出している案内金具11
上に乗り上げるようなことを確実に防止し、クロ
ーラ2の外れやクローラ2の切損を防止できると
同時に、さらにクローラ2に伸びが生じた場合等
に凸部イに乗り上げクローラ2の接地部が浮いて
転輪9よりも下方に離れてたるんでも、第7図の
ように横振れ防止の案内杆21がクローラ2の伸
張に応じて下降追従し、これと一体連結の案内ガ
イド杆20がクローラ2を緊張状態にすると共
に、従動転輪8近傍に位置する案内杆21による
横振れを規制してクローラ外れを防止することが
できる。
なお、自重により上下動してクローラ2に追従
している案内ガイド杆20と案内杆21とは、自
重によることなくバネにより案内溝10に附勢追
従するようにしてもよい。
次に第二実施例として示す第8図〜第11図に
ついて説明する。
この実施例においては、クローラ2の案内溝1
0を案内する前後方向の案内ガイド杆6を、従動
転輪8と最後部の転輪9との間に設けるようにし
たものである。この案内ガイド杆6に固定した左
右の支持杆23をクローラ支持機構3を構成する
従動転輪8の支持軸22aにより枢支するように
したものであつて、案内ガイド杆6の前後方向の
長さは、最小限二個の案内金具11を案内するよ
うになつており、先の実施例と同様の効果を奏す
ることができる。
特に、第10図および第11図に示すように、
クローラ2が伸張した場合で、クローラ2の従動
転輪8側が凸部ロから飛出して乗りかかるような
時には、飛出部分のクローラ2が下方にたるむの
で、横振れがあるとすぐにクローラ外れるが生ず
るが、案内ガイド杆6によりクローラ2の従動転
輪8近傍側を緊張すると共に横振れを規制してク
ローラ2の外れを防止する。また、この状態で第
11図のようにクローラ2がさらに傾斜した時で
も、クローラ2の案内溝10を案内と同時に緊張
することにより、効果的にクローラ2の外れを防
止することができる。
次に第三実施例として示す第12図〜第13図
について説明する。
この実施例においては、第4図に示した案内ガ
イド杆20の後方を二股状に延長し、この左右の
延長杆25,25をクローラ2の両端を挾む構造
とすることにより、クローラ2に泥土とともに付
着してクローラ2とともに回動する草・藁24等
のクローラ2の側方にはみ出しているものを、こ
の左右の延長杆25,25によつて係止してクロ
ーラ2から離脱させ、下方に落下させるようにし
たものである。このように案内ガイド杆6を利用
してクローラ2に付着してクローラ2とともに回
動する草・藁24等を除去してステー16等にか
らみつくのを防止することもできるのである。
これを要するに、本考案によるクローラ走行装
置のクローラ外れ防止装置は、クローラ支持機構
に巻掛したクローラ接地部内側に、クローラに設
けた案内溝を案内する前後方向の案内ガイド杆を
設け、前記案内ガイド杆の一端をクローラ支持機
構に枢支すると共に他端を従動転輪近傍に延設
し、案内ガイド杆の他端に枢支連結した上下方向
の案内杆を、従動転輪近傍のクローラ支持機構に
設けた上下方向の摺動部に該案内ガイド杆の左右
横振れを規制するよう上下動自在に嵌入してなる
が故に、一端が枢支された案内ガイド杆にあつて
も、この案内ガイド杆の従動転輪近傍に延設され
た他端を、従動転輪近接に位置する上下方向の摺
動部に、左右横振れが規制された状態で上下動さ
せることにより、クローラの従動転輪近傍を左右
横振れ防止状態に規制することができる。このた
め一方が凹部に乗り上げてクローラが傾斜した時
でも、案内ガイド杆の他端側によつてクローラの
従動転輪近傍側を左右横振れ防止状態に支持で
き、従来のように従動転輪とクローラ側の案内溝
との芯ずれ発生によるクローラ外れや、クローラ
の折損を確実に防止できると共に、さらにクロー
ラが作業時間の経過に伴つて伸張した時でも、従
動転輪近傍に位置する案内杆がクローラのたるみ
に追従して案内規制を行なうので、クローラを緊
張状態にすることができ、これにより調整装置の
調整を怠ることにより多発するクローラ外れも効
果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第2図〜第3図はクローラを断面して示す従来
例の作用説明図、第1図はコンバインの外観を示
す側面図、第4図はクローラ走行装置の側面図、
第5図は第4図のA−A線矢視断面図、第6図お
よび第7図はクローラを断面して示す作用説明
図。第8図〜第11図は本考案の第二実施例を示
すものであつて、第8図はクローラ走行装置の側
面図、第9図a,b,cは第二実施例の要部を分
解して示す斜視図、第10図はクローラ走行装置
の側面を示す作用説明図、第11図はクローラを
断面して示す作用説明図、第12図〜第13図は
本考案の第三実施例を示すものであつて、第12
図はクローラ走行装置の側面図、第13図は第1
2図のB−B線矢視断面図である。 2……クローラ、3……クローラ支持機構、5
……クローラ走行装置、10……案内溝、20…
…案内ガイド杆、21……案内杆、22……摺動
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クローラ支持機構に巻掛したクローラ接地部内
    側に、クローラに設けた案内溝を案内する案内ガ
    イド杆を設け、前記案内ガイド杆の一端をクロー
    ラ支持機構に枢支すると共に他端を従動転輪近傍
    に延設し、案内ガイド杆の他端に枢支連結した上
    下方向の案内杆を、従動転輪近傍のクローラ支持
    機構に設けた上下方向の摺動部に該案内ガイド杆
    の左右横振れを規制するよう上下動自在に嵌入し
    たことを特徴とするクローラ走行装置のクローラ
    外れ防止装置。
JP18374383U 1983-11-30 1983-11-30 クロ−ラ走行装置のクロ−ラ外れ防止装置 Granted JPS6091584U (ja)

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JP18374383U JPS6091584U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 クロ−ラ走行装置のクロ−ラ外れ防止装置

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JP18374383U JPS6091584U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 クロ−ラ走行装置のクロ−ラ外れ防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS6091584U JPS6091584U (ja) 1985-06-22
JPS6320627Y2 true JPS6320627Y2 (ja) 1988-06-08

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ID=30397591

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JP18374383U Granted JPS6091584U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 クロ−ラ走行装置のクロ−ラ外れ防止装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2584583Y2 (ja) * 1992-07-14 1998-11-05 株式会社クボタ クローラ走行装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214646B2 (ja) * 1972-12-06 1977-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214646U (ja) * 1975-07-18 1977-02-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214646B2 (ja) * 1972-12-06 1977-04-23

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JPS6091584U (ja) 1985-06-22

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